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今年のイースター [文化の違い]

今日はめぎ家のイースターのお話を。

2019年のイースターは4月21日と22日の日・月曜日。それに先立つこと、義母からイースター用のプレゼントが送られてきていた。開けると可愛いウサギさんたち。ここ数年、彼女のコレクションから毎年少しずつお裾分けが送られてきているという感じ。
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さて、イースターの日曜日はデュッセルドルフに住むうちのドイツ人の従妹に招待されていた。まあ招待と言っても一緒に料理して一緒に食べましょ、という企画で、前回似たような企画で彼女の方が大きなラム肉を用意してくれていたので、今回はめぎ家のほうが肉を用意。彼女のリクエストでローストビーフを作ることとなっていた。それで、料理の時間も入れて少し早め、5時頃に彼女の家へ向かった。
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従妹はテーブルを可愛らしくセッティングしていた。
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イースターのお決まり、色を塗ったゆで卵とチョコレートのウサギとタマゴ。
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イースターというのはめぎがいた頃の(18年くらい前までの)日本では少なくともめぎの周辺ではほとんど名前も知られてなくて、名前は知っていてもそれっていつだっけ?と言うくらいその実態が知られてなくて、話題になると言葉は悪いが一部の欧米かぶれがタマゴやウサギを飾る変なお祭り、と揶揄されることもあったのだが、今はどうなんだろう。まあめぎも当時イースターには興味なく、ドイツに来てから徐々に知っていったものである。ドイツでもイースターは確かにキリスト教とは何ら関係のないタマゴやウサギを飾る無宗教的な(言い換えれば異教的な)イベントでもあるのだが、祝日で、キリスト教の祭日で、キリストの復活祭ということでその頃にテロなども起こりやすい極めて宗教的な祭りである。なにしろ、以前にも何度も書いていて繰り返しになるが、それに先立つ金曜日にキリストが受難に遭い、その2日後に復活したというのを信じるか否かがキリスト教徒の肝であって、その復活を祝うのがイースターなのだ。

さらに、イースターというのは春分の日の後の最初の満月のあとの日曜日、と決まっているので、毎年日付が違う。クリスマスと違って日本になかなか根づかないのはそんなことにもよるのではと思う。3月にイースターという年もある中、今年のイースターは4月中旬を過ぎてからと非常に遅くて、日曜日は25℃まで上がる夏日だった。バルコニーに座ると日差しが強くて暑すぎるほど。ハーブ寄せ植えが可愛い。
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直前に5日間ほどボルドーに休暇に行ってきたとかで、アペリティフはボルドー土産。
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冷たくて甘くて美味しかった♪
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それから従妹の母親、つまりうちのドイツ人の叔母からのイースターのプレゼントを開ける。
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従妹の息子も駆けつけて、4人でガサゴソ。叔母はめぎたちにもプレゼントを送ってきていた。
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まあチョコレートとかこんなウサギの置物とかなんだけどね。
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本音を言えばこんなの要らないんだよね~でも、いつかこういう贈り物が届かなくなる日が来るのよね。それも、そんなに遠くない将来に必ず。そのときにはこういう思い出がとっても懐かしく感じるんだろうね、などと言い合いながら最後の包みまでみんなで開けた。

それからまずは前菜を。これは従妹が作っておいてくれたもの。
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中にハーブ入りフレッシュチーズが入っている。とっても美味しかった。
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続きは明日。
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船の橋 [小旅行]

4月13日土曜日のお話は本日最終回。

昨日の場所からライン河畔を少し下ったところが今回の最終地点。車でそこまでやってきた。
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この辺りにうちのドイツ人が見たい橋があるはず・・・でも、どうもこの橋ではないようだという。まあこれも十分面白いのだけど。
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しょうもない落書きが・・・大水のときにはこの橋を閉鎖するようだ。
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この川はラインではなくヴッパー川。ヴッパーというのはあのモノレールで有名な街ヴッパータールのヴッパーで、つまりヴッパーは川の名前(タールは谷)。ヴッパータールから流れるヴッパー川はここでライン川に合流するのだ。
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ここを59番のアウトバーンが通っていく。川はこの先にラインへの合流地点がある。
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アウトバーンの下。
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こんなふうになっているのね。
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うちのドイツ人の見たい橋はここからもう少し行ったところにあるようだ。
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そこまで600mくらい。土日祝日は10時から開いていると書かれている・・・
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着いた!しかし、閉まっていた。なんでも発電機の故障らしい・・・
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これは、かつてのヴッパー川のライン川への合流地点にかかる船の橋。3艘の船がここに停泊してて、そこをつないで橋にしているそうだ。18世紀の終わり頃から橋がかかったり渡し船があったり戦争で橋が破壊されたり色々あったようだが、とにかく今は1907年の帆船(統一という名)と1924年のうなぎ漁用の船(法という名)と100年以上前の船だという貨物運搬用フラットボート(自由という名)の3艘の船が並んでここにある。この「統一と法と自由」(訳によっては統一と正義と自由・・・でもうちのドイツ人に聞いたところでは、やっぱりこれは正義ではなく憲法のことを指しているとのこと)と言う言葉は、ドイツ国歌の冒頭部分と同じ。この船をつないで新たに橋にしたのは2014年のことだとか。
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3艘並んでいる写真は撮らなかったので、Wikipediaから(Von Michael Kramer - Eigenes Werk, CC BY-SA 3.0, Link)。これだけ見ると、ただ船を三艘つないで橋にしただけで、ふーんという感じだけど、この辺りの人たちにはこれを残すためにあれこれ歴史があったようだ。
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うちのドイツ人は、いつもアウトバーンを通るときにSchiffbrücke(船の橋)という表示を見て、何だろうそれ?一度見に行ってみよう、と思っていたのだそう。覗いてみるとカフェがあるようだった。いつかここでお茶ができたらいいな。
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これでこの土曜日のお話はおしまい。土曜日の午前中の駆け足ドライブ、楽しかった。それにしても、めぎの住んでいるところの近くに、まだまだ知らないところがいっぱいあるんだなあ・・・
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レヴァークーゼンのライン河畔で [小旅行]

現在、4月13日土曜日の話を連載中。

レヴァークーゼンのバイアー(製薬会社バイエル)の社宅街を見たあとは、ライン河畔に行ってみた。
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河畔を見下ろそうと思ってこの橋に。
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ずっと行くと別の方向だけど、ちょっとだけなら上から色々と見える。あちらは電気・ガス・水道会社の給水塔があるところ。
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こちらはバイアーの工場へ向かう道路。今日の写真の一枚目で通っていた道。
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ここからライン河が見えた。あの橋、今大問題になっているところ。なんでも古くなって崩壊の危険があるとかでかけ直すこととなり(作った当時は一日あたり4万台の通行を見込んでいたが、今は予想外の12万台となり、しかも輸送トラックの通行が多かった)、今は大型ダンプなど通行禁止、普通車も60km制限になっている。2025年までにかけ直すとの計画だそうだが、計画の内容自体が何度もあれこれ変更されてて、果たして・・・?
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近くまで行ってみたくてそちらの方へ向かったが、河畔の道は通行禁止になっていた。
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工場の方を振り返る。お日様が指してくれたらなあ・・・待てば光が指したかも知れないが、望遠も持ってなかったので諦めた。
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ここに変わった風見鶏があった。アートかな?
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ライン河を見下ろす見晴らし台(バイアーが薬品を作る上で積み上げた広大な山)がこの近くにあるのだが、そこも通行止めになっていた。
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なんでも橋をかけかえると部分的にここを通ることになるとかそれはできないとか・・・調べてもよくわからないほどいろいろとあるみたい。つまり、時間かかりそうね。
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