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北ドイツ1:ミュンスター [北ドイツの風景]

こちらはドイツ北西部。

紫色の部分が、デュッセルドルフのあるノルトライン・ヴェストファーレン州。今回の旅では、薄緑色のニーダーザクセン州を抜けてハンブルクへ、そして黄色の部分、シュレースヴィヒ・ホルシュタイン州へ。

本日ご紹介するのは、まだ紫色の州の範囲内、ミュンスター。デュッセルドルフからアウトバーンで約2時間。

デュッセルドルフより北部にあるのに、ミュンスターはバリバリのカトリックの街だ。こちらは中世の地図。

中央にあるのが大聖堂ドーム。それはこちら。

中はこんな感じ。あんまり私が好きなタイプのドームではなかった。

中世の地図の右側に写っているのは、ランベルティ教会。

ここのカフェで一休み。昼間からビールを飲んでいるおじさまたち。

めぎが食べたのはおなじみのMatjes(マティエス)。思い出しました?

そう、塩漬けのニシン。これがカフェにあるということで、北ドイツの領域に入ってきたなあ、と感じる。ミュンスターを北ドイツにカテゴライズする人は普通いないと思うけど、アウトバーンで走ってくるとこの近くは平坦だし、赤レンガ造りの建物が多くなってくるので、ああ北ドイツに来たなあ、と感じるのだ。

さて、中世の地図で全然目立たない87番の建物。ランベルティ教会の下、地図の右下にあるそれは、市庁舎。それはこちら。

ここが、ドイツの歴史としては非常に重要な17世紀前半の三十年戦争の和平条約、ウェストファリア条約が発布されたところ。その場所は「平和の間」という名で、一般公開されている。大人一人1.5ユーロくらいだった。中に入ると定期的にスピーカーでドイツ語の説明が放送されている。英語や他の言葉があるのかどうかは不明。


日本でちょうど江戸幕府が鎖国して260年間もの平和な時代が始まっていた頃に、ヨーロッパではカトリックとプロテスタントがハプスブルク家やブルボン家などもまきこみ、ドイツを中心に大戦争を行っていたと思うと非常に面白い。

めぎが気に入ったレリーフ。

この部屋には、「正義」の表象の天秤を持つ女神、ユスティティアが飾られている。近代の裁判所などの法的な場所にはドイツでは必ずこの女神がどこかに、たいていは入り口に飾られている。

歴史的なものに触れるのは今回の旅の中でこの一箇所のみ。あとはただののんびり休暇である。明日からしばらくハンブルクをご紹介。と言っても、観光名所めぐりではなく、ハンブルクの友人の住まいや生活ぶりなどが中心となる。


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笛吹 [北ドイツの風景]

イースター休暇もお仕舞い。ハワイの話も終わってないし、その前に行ったサンフランシスコも手付かずだけど、それらは後回しにしてイースター休暇の旅をご紹介。

まず、ハンブルクへの旅の途中で休憩した町、ハーメルン。
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実際の教会と、その隣の仕掛け時計で有名な結婚式の家。
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綺麗な建物がいっぱい。
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家の壁も凝っている。
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でも、なんと言ってもここで有名なのは、この人。
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この人が笛を吹いたから、ネズミが退治されただけでなく、130人もの子どもたちが消えてしまったのだ。
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それは、1284年6月26日のこと。歴史的事実なのである。と言っても、本当にネズミ捕りの笛にさらわれたのかどうかはもはや分からない。


ネズミ捕りの家はこちら。
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ここは、レストラン。
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メニューはこちら。
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せっかくなので、ハーメルンの祝日スープとやらを食べてみましょ。
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中身は、白アスパラと肉団子とにんじんとジャガイモ。結構質素だけど、これが昔はお祝い用だったのだろう。

この店には、ネズミ・キラーというハーブ・リキュールと・・・
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パンでできたネズミさんたちが売られているようだ。
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ネズミ捕りの家の横道は、音楽が禁止されている。通りの名前自体が、「舞楽禁制通」という。
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さて、さらわれないうちにハンブルクへ行きましょ。
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♪ お知らせ ♪
先程からコメント入力ができなくなりました。自分のブログにも、みなさまのブログにも。できるようになるまでniceだけでお邪魔しますね。
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エルベ河を渡る [北ドイツの風景]

そろそろハンブルクをあとにして、次の目的地へ。

まずは、ハンブルクから北西へエルベ沿いに走り、Glückstadt(グリュックシュタット)という町へ。幸せの町、運のいい町、という意味だ。
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運河の水も凍っていた・・・
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その町の先に、Wischhafen(ヴィッシュハーフェン)という対岸の町へ渡る船着き場がある。エルベを渡るには、トンネルという手もあるが、のんびり船で渡るのが好き♪
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Glückstadt




地図で見ていただければ分かるように、エルベの真ん中に中州があって、それをぐるっと回る形で反対側へ渡る。
まずはこういう風に車を乗り入れて・・・
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めぎ家の車は写っておりませぬ。


真ん中に写っているのがめぎ♪ 長いダウンジャケットを着ている。ホント、寒かった・・・
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渡し船の中ではこのソーセージを食べるのが習わしなのだとか・・・♪
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早く食べないとすぐに冷たくなっちゃう。食べているうちに指が氷のように冷たくなった・・・

エルベ河畔に見えた景色。
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河と言っても、湖みたいに広い。コンテナをたくさん積んだ大型船も行き交うエルベ河は、日本の川のイメージからは想像しにくい規模である。

ここが曲がり角。
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カモメさんたちがにぎやかだった。
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そろそろ到着。
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無事上陸し、平坦な北ドイツの道をひたすら西へ。
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冬の北ドイツ [北ドイツの風景]

ハンブルクからの帰り、だんだんと青空に!
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寒いのにこんなに緑が。
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北ドイツはほぼ平坦な道。
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時々見える小さな村。
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小さなパーキングエリアでちょっと休憩。木がいっぱい。
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木の向こう側は、広い畑。
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春になったら、向こうが見えなくなるのね。
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それまで、ひっそりと待つ木々。
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ちょっとでも日が当たるところには緑が。生命力ってすごい。
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♪ 12月13日のアドヴェンツカレンダー ♪

本日のお茶は、「健康茶」。
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これを飲むと健康に良いらしい。中身はレモングラス、ルイボス、生姜、ペパーミント、スペアミント(これはKrause Minzeというそうですよ!)、リンゴ、オレンジの皮。味はなかなか美味しく、めぎは今までのお茶の中で一番気に入った。

本の方は、冬の鬱を乗り切るために、教会へ行きましょう、と。教会で、ただ、見たり静かにしたり聞こえてくる音を聞いたり祈ったりしましょう、と。

これは、日本だったらちょっと近所のお宮さんに行く感じかしら。近くの小さなお寺や神社でちょっと静寂に包まれてリフレッシュ。師走を元気に乗り切るには、たまに一人で静かな時間をもつといいのかも知れない。
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リューズムという小さな村 [北ドイツの風景]

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今年のイースター休暇を利用して4月7日から12日まで旅をしたのは北ドイツ。今日からぼちぼちそのお話を。

まず、デュッセルドルフを出てほぼ真北、ちょっと東寄りへひたすらまっすぐ進む。それはオランダとの国境線沿い。地名もニーダーザクセン語(標準ドイツ語とはかなり違う方言)やフリース語(ドイツの少数民族語)らしくなってきて、ちょっと外国へ来たかのよう。目指した第一目的地はRysum(リューズム)という小さな村。
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Rysum




リューズムという村はエルベ川の西、エムス川の河口付近、オランダ国境付近に位置し、ドイツでは低地ドイツ語(ニーダーザクセン語)を話す地域。これは標準ドイツ語とは文法的にも発音的にもかなり異なる言語。また、フリース語はドイツの少数民族の言語で、簡単に言えば外国語。しかも、このニーダーザクセン語もフリース語も、国境を越えてオランダ北東部でも話されている言葉。従って、今回旅した地域はドイツの中でも外国的存在で、夏の休暇に訪れる場所、という位置づけ。

この辺りの特徴としては、まず、標高が低いこと。ずっと平らであること。土地が湿っていること。風が強いこと。言語のみならず気候も地形も暮らしぶりも全くもってオランダと同様なのだ。だから風車もあるし・・・
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風力発電も。
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風は相当強い。なにしろ木がこんな風に育つくらいですから・・・いつも同じ方向から風が吹くというのがよく分かる。
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そんな所に位置するリューズムは、ホントにちっちゃなちっちゃな村。お墓もすかすか。
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北ドイツはプロテスタント。質素ですねえ。
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小さい家が不思議な角度で並んでいる。この辺りには石もないので、家は煉瓦造り。
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デュッセルドルフより季節が一週間くらい遅れている印象。
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ね、水仙が今ようやく咲いたという瑞々しさ。
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リューズムそのものには観光客としては何も見るべき所はない。その周辺も、上の地図を見ていただければお分かりの通り、牧草地しか無い。地図で左側へ行けばエムス河口付近に出るが、その辺りも工場がいっぱい。そんなところにわざわざ寄ったのは、うちのドイツ人の友人が休暇用のセカンドハウスを持っているから。忙しい生活を送るその友人は、休暇になると世の中から隔絶したようなここへ来て、一人でゆっくり本を読んだり散歩したりサイクリングしたりして過ごすのだそうだ。
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庭の芝生を見ると、ここが湿地帯だということがよく分かりますねえ。
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せっかく来たので、何もないところといえども散歩へいきましょ。
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ほんの2時間程度の散歩のつもりが、この後5時間くらい歩くことに。そのお話はまた明日。
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北ドイツの田舎道 [北ドイツの風景]

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リューズムを出て北海へ注ぐエムス河口まで散歩することに。まずはMeerstraße(メーアシュトラーセ=海の道)を歩いていく。
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まわりは畑というか牧草地というか、ひろびろ~
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向こうの並木のそのまた向こうにも並木道。
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植わっていたのはこちら。
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養分にするのかな。それとも油をとるのかな。これを食べる習慣はドイツにはない。

どどどどっと働いていたのはこの車。
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こんな刃で・・・
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水分たっぷりの重い土を掘り起こしていく。
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なかなかハードなお仕事。
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掘り起こされた土にはミミズさんが。
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ミミズさん、元気~♪と感動してたら、ぐわぐわっとカモさんが突然飛び立った。
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↑ フィギュアスケートのペア演技で優勝できそう♪

ゆっくりと写真撮りながら歩いて、ようやくこの海の道を抜けると・・・
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こんな堤防にぶち当たった。
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この堤防を上ると河が見えるかな、と期待していたのだが・・・
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河口はまだまだ遠いようで・・・ここまで約40分。続きはまた明日。
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北海! [北ドイツの風景]

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今、ちょうどリューズムから1.3キロ地点まで来たところ。
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みなさん自転車でさっと走り抜けていくが、散歩では自転車が通れないところへも入っていける。昨日の堤防を上って・・・
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こんな水路をいくつも超えて・・・
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こんな花の咲いている苔の道を歩いていくと・・・
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風力発電地帯へ出た。
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ぶーんぶーんと、小さな飛行機のよう。この羽根は直径122メートルもあるそう。
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そこからも工場を迂回したりなど紆余曲折の後、ようやくエムス河口へ!
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Rysumer Hammrich





ここは、河口というべきか、既に北海というべきか、なんとも分からない部分。向こうに見えているのはオランダ。
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近いような遠いような。
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ワンちゃんが嬉しそうに遊んでいたが・・・
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あとでお風呂が大変でしょうねえ。
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こんな小さな堤防で区切られている陸と海。
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「北海」という言葉からはどうしても北のうねるような荒波を想像するけれど(昔々、冬に札幌から小樽まで汽車で走ると、波に車体がさらわれるんじゃないかと思うような飛沫が見えたものだった)、ここは波がほとんど無いってことだわね。

ここの小さなカフェで一休み。3時半にうちを出たのにもう5時半近く。外は少々寒くなってきたので・・・
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イースターの飾りがある中へ。
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ケーキと紅茶をいただきました。
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うちのドイツ人の友人は50代の女性で、デュッセルドルフとこの近くのリューズムに家を持つ。車もベンツの大型新車だし、近々オープンカーに乗り換えるとか。仕事が出来て、格好良くて、とても親切で、あったかい女性。
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地図で見ると、リューズムから左斜め下の位置まで来た我々。40分くらいここでおしゃべりしていたかしら。その後、もう少し先まで(地図で見ると少し上へ)歩いていってぐるっと右へ回ってうちへ帰る予定。その話はまた明日。
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干潟と湿原 [北ドイツの風景]

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カフェを出たのは6時過ぎだっただろうか。
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干潟にはこんな鳥さんがいっぱい。
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泥の上に所々生えている草を伝って海沿いに歩くこと1時間ほど。
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海が向こうに見えます?
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反対側には、ずーっと向こうのリューズム村とを隔てる大きな沢。
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もう少し歩けば湿原を通り越して道路に出るんじゃないか、とここまでやってきたけれど、湿原はどこまでもどこまでも。湿原から海の方へ行くと浜が無くて干潟だし、どんなに頑張ってもこの沢を横切ることは不可能だし・・・
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鳥さんたちは簡単に行けるけど。
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そんなわけで、全行程を戻ることに。あーあ。
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でもまあ、この景色を堪能できたから、いっかー♪
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ようやく大地へ戻ってきた頃には天気が持ち直してきた。
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この時点で8時半頃。
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遠くにいろんな鳥さんが見えた。
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一日目、終了。
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♪ おまけ ♪

その晩、村で一軒だけのレストランへ。
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レストランが開いているなんて、なんて幸せ♡

珍しくビールを飲み、オーナーさんお薦めのメニューに載っていない郷土料理、Snirtbra(スニアトゥブラ)と聞こえた肉料理を食べた。
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うちのドイツ人も3回くらい聞き直した料理名。ドイツ語的には全然理解できない。フリース語なのかしら。燻した豚肉(つまりドイツの生ハム)を煮込んだ料理だという説明だった。
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妹の家 [北ドイツの風景]

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木のあるところへ戻ってきた!
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4月中旬の北ドイツ。葉っぱがこんなに無かったのね。
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ここはドイツ本土だけど、北ドイツは水気がいっぱい。
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そして、真っ平ら。
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そんな北ドイツのあるところに、うちのドイツ人の妹の家がある。
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あれ?妹の家って森の中じゃなかったっけ?と思った方、そうなんです。ちょうど一年前くらいに、ご紹介したこのおうち、実はもう妹の家ではないのだ・・・実はあのとき、めぎとうちのドイツ人は、たくさんの思い出のあるその森の家にお別れに行ったの。

というのは、うちのドイツ人の妹は、去年、15年くらい一緒に暮らしてきた相方さんと別れたから。彼女がその相方さんと一緒にあの森の家を買った頃にめぎはうちのドイツ人と知り合い、廃墟だった家を修築しているところにお邪魔して、めぎもタイル張ったりする手伝い(の真似事)をしたものだった・・・新しくおうちを造っていく喜びに溢れていたあの頃。それが、こんなことになるなんて。本当に、ドイツ人というのはいつ何がどうきっかけになってすれ違っていくか分からない。
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その元相方さんと一緒に飼っていたこのワンちゃんは、お互いの子どものようだものだということで、週末は元相方さんが妹の家へ連れてきてくれている。ちょうど元相方さんがワンちゃんを引き取りにきていたところに到着しためぎたち。このワンちゃんの憂い溢れる表情が痛々しい。天真爛漫の子だったのに・・・
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しかし気を取り直して、新しい一歩を踏み出した妹を応援しましょ。妹と言ってもめぎより10歳も年上だけど。彼女はとってもあたたかく、いつもめぎを妹のように優しく迎えてくれる。
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この窓から見えるのは・・・
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こんな長閑な景色。
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こちらにはキッチンとバルコニーがあって・・・
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下には大屋さんの部屋が。
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女親一人で育ててきた娘も独立して、長年連れ添った相方と別れ、環境の激動の変化にこの長い冬の間本当にしんどそうだった妹。でも、今、自分自身だけのためにこれだけの空間をこれだけ居心地よくしているのを見て、うちのドイツ人は一安心。それにしても、田舎って、こんな広いおうちに住めるのって羨ましいなあ・・・
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妹のもてなし [北ドイツの風景]

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めぎは今、妹の家を探検中。真ん中にあるのは薪ストーブ。その左の階段の上には・・・
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屋根裏部屋が。
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夕方の光が綺麗。
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窓から外を見ると、大屋さんの渋い屋根と・・・
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無造作に積まれた薪が。
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再会を祝してワインで乾杯!この、水を入れているミルク瓶がなかなかステキ。
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妹が料理している間に・・・
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バルコニーでは日没を迎えた。
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挽肉とインゲンとブロッコリーのグラタンと、ルッコラとマッシュルームのサラダ。小鉢に入っている茶色っぽいのは、ひまわりの種を炒ってちょっと醤油で味付けたもの。香ばしくて、ちょっとアジアンテイストで美味しかった♪
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翌朝、近くを少し散策。
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その後、妹と一緒にイースターを祝いにハンブルクの父親の家へ。もう3週間も前のこと・・・この間にすっかりドイツは様変わり。ああ、長い旅行記でしたねえ。明日からまたデュッセルドルフの話をどうぞ。
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北ドイツへ [北ドイツの風景]

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みなさま、ヨーロッパの「貴族」って聞いたら、どんなイメージをお持ちかしら。
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↑こんな長閑な景色のところを白馬の引く馬車で・・・なんて、私だけ?

ドイツにはもはや皇帝や君主はいないけど、貴族出身の家系の人たちはいる。名字にvon(フォン)がつくのがその印。例えばゲーテの名前はJohann Wolfgang von Goethe(ヨハン・ヴォルフガンク・フォン・ゲーテ)といい、正式にはヨハン・ヴォルフガンクが名前、フォン・ゲーテが名字。名前を訳すと、ゲーテ家のヨハン・ヴォルフガンクさん、という感じである。言い換えれば、名前にvonが無ければ貴族ではないということ。ベートーベンがLudwig van Beethovenという名前で、vonではなくvanなのにウィーンの宮廷社会で貴族と勘違いされたことをそのままにしていたとかっていうエピソードはクラシックファンなら一度は聞いたことがあるだろう。
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ところで、先日もちらっと書いたが、5月最後の週の木曜日にうちのドイツ人の母親がザクセンから遊びに来て、週末に一緒に北ドイツの妹の家へ行ってきた。金曜日の午前中にバタバタと仕事を終わらせ、慌ただしく出発。ここはブレーメン手前のアウトバーンのパーキング。
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バックに見えているのはパーキングのトイレ。フリース着てトイレ近くのこんなベンチでタッパーに入ったお弁当を前にまず一服しているのがうちのドイツ人の母親。ええ、そうなんです。彼女は貴族。名字にvonのつく正真正銘の貴族。みなさまの貴族のイメージ、壊しちゃいました?彼女はザクセン地方の貴族の出身で、戦争や東西分裂のために何もかも失ってしまったけど、その生き様は貴族の誇りに満ちている。子供の頃に目の前で祖父がソ連兵に射殺されたというエピソードを初めとして辛酸をなめ尽くした人生だけど、常に前向きで、常に胸を張って生きている素敵な女性。

ちなみにタッパーの中身はうちのドイツ人お手製のフリカデレというドイツのハンバーグと、マルクト市場で買った鶏のスモークのスライスと、写ってないけどめぎの作ったかぶの浅漬け。グレイの水筒に入っているのはエスプレッソコーヒーで、赤い小さい方は中国茶。赤い水筒の左にちょこっと上だけ写っているペットボトルはめぎが日本から持ち帰ったお茶ので、中にはミルクが入っていて、エスプレッソとそのミルクでカフェオレにするというわけ。ドイツのアウトバーンには美味しいレストランがないので、いつもこうやって準備していく。貴族の母親も、出かけるときにはハムサンドなどをつくって持参するとか。時代が時代なら召使いが用意してくれたんでしょうけど・・・民主化や平等って、良い面もいっぱいあるけれど、味気ないこともいっぱいありますわねえ。
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遅い昼食を取った後、金曜日の午後とあってアウトバーンがブレーメンのあたりでちょっと渋滞したので下道へ。向こうに見えるのがブレーメン。
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一般道も渋滞してたけど、距離的にちょっとショートカットできたみたい。
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休憩入れて4時間近く走ってようやくアウトバーンを降りると、そこは北ドイツの風景。
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煉瓦が多いのは、北ドイツに石がないから。
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あ、ヒッチハイクしている人が。全然車止まってくれないみたいだったけど。
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さてさて、北ドイツの妹の家と言えば・・・それは、以前はここを左に曲がった方向にあったんだけど・・・長い読者の方は森の家のことを覚えていらっしゃるかしら。
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知らない方で興味のある方はカテゴリーの「北ドイツの森の生活」とその続きのお話「妹の家」をどうぞご覧になって。簡単に言えば、動物たちと一緒でとっても美しく楽しかった森の家の時代は過ぎ去り、新しい人生をスタートさせた賃貸生活を経て・・・
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去年の秋に妹はこの家と土地を購入。そうそう、去年めぎが日本へ行っていた間、うちのドイツ人はここへ引っ越しの手伝いに行ってたの。
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貴族の血を引く娘(=うちのドイツ人の妹)の暮らしのテーマは、「自然」と「自立」。そのお話は明日から。
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菜の花畑に面したテラス [北ドイツの風景]

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妹の家に入る前に、外から裏の庭の方へ。すると・・・
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菜の花!
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黄色が眩しいほど。
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ドイツでは菜の花は菜種油用に栽培されている。もうちょっと早かったら少し失敬して菜の花のお浸しができたかも知れないのにな~ドイツのスーパーやマルクトには菜の花は売られていない。あ、この菜の花畑はもちろん妹のものではない。菜の花畑と妹の敷地との間にはちょこっとした溝があった。

そんな菜の花畑を目の前にした庭にはテラスがあって・・・
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広大に開けた視界と共にお茶ができる。
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ハンブルクに住む孫娘も顔を見せ、うちのドイツ人の母親は大満足。
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隣との間には、森と呼ぶほどではないがちょっとした林が。
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うちのドイツ人の妹は2年くらい前に15年連れ添ったパートナーと別れ、大好きだった森の家を出て賃貸を借りて住み心地よく整えたものの、賃貸では落ち着かず、庭も欲しくて土地と家を購入することにしたのだとか。その際のポイントは、できるだけ自然があること。で、この家を購入したときには家は荒れ放題、外には放置された大型ゴミだらけだったとか。それを冬中かけて少しずつ片付け、ようやくここまでに。仕事しながら一人でここまで家を整えていくなんて、ドイツ女性は逞しいなあといつも感じる。

ここに植わっていた植物と共に買い取ったそうで、この春は何がどこから生えてくるのか見るのが楽しかったとか。
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このお花は鉢植え。
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こんな広大な景色が目の前にあるなんて、なんという贅沢・・・毎日仕事から帰ってきたら、目の前にこの景色。人間社会のいろんな鬱陶しい出来事をあっという間に忘れてしまいそう。
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家の中 [北ドイツの風景]

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それでは妹の家に入ってみましょ♪
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玄関はここなのだけど・・・
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ドアを開けるとびっくり!玄関じゃなくて裏口みたい・・・ここは納戸のようなところ。冷蔵庫と洗濯機がここに。
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納戸を抜けて右に入るとそこは台所。このシステムキッチンは去年の秋にうちのドイツ人が取り付けの手伝いに行って設置したんですって。
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台所を抜けて右に曲がると・・・
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廊下があって、正面のカーテンの向こうは納戸、そして左のカーテンの向こうには・・・
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バスルーム♪
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解放感溢れるバスルームですね~
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窓の向こうはこんな景色。
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さて、バスルームを出て反対側へ行くとリビングなんだけど・・・
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その前に右側にもう一部屋。
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だんだん気付いてきたと思うけど、うちのドイツ人兄妹はアジアオタク。うちのドイツ人は日本からモンゴル・中国にかけての東アジア、妹の方はインドネシアやタイなどの東南アジアが大好きなの。

リビングは小さいけど薪ストーブが♪
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ここからあの菜の花の広がる裏庭に出られるようになっている。
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リビングの一角には仕事机もあって・・・
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その後ろには本棚が。
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明日は上に行ってみましょ。
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屋根裏部屋 [北ドイツの風景]

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では、上へ行ってみましょ♪
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階段というか梯子というか、そこから見下ろしたリビング。
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なかなか急でしょ。
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上り終わるとそこは屋根裏部屋。
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窓があって気持ちがいいの。
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この窓を外から見るとこんな感じ。屋根の上の窓、こうして見ると小さいなあ。
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でもね、夜にはこんな月が見えたの!屋根裏部屋ってロマンですね~
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もう一つ窓があって・・・
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そこからは林が見える。
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一晩めぎたちが休んだ後なのでちょっと散らかってますが・・・寝心地よかったです♪
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外にはもう一つこんな小屋が建っていて・・・
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中には洗濯物が干してあったりいろんな道具が置いてあったり。
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こういう暮らしを全部一人で行っているのって、ホントすごいと思う。カレシもいて時々遊びに来たりしているようだけど、それはあくまで来客のレベル。家の修理はもちろん下のような薪ストーブの焚き付けや掃除などに至るまで、妹は全て自分で行っているのだ。それも、仕事をしながら。
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薪置き場が外にあって(それは写すの忘れちゃった!)、枝のような不揃いの薪を使っていた。煙突はこの真後ろにあって、外の真新しい煙突へとつながっていた。
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本物の火をつけると、それだけでちょっとキャンプのイメージ♪ 
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5月末で昼間は結構陽射しが強かったのだけど、夜はスーッと冷え込んできてかなり寒かった。やっぱり北ドイツは侮れない。でも、薪ストーブで暖かに。それに、火が明るくて、照明みたいな役目も果たすの・・・緯度が高いから今の季節は11時頃まで明るいのだけど、それ以降もドイツでは夜にほとんど電気照明を使わず暗くって、ストーブの火が目に眩しく感じるほど。


♪ おまけ ♪
冬にはこの他に集中暖房(お湯の循環式・・・ガスでお湯を沸かして家全体を循環する)を使っている。例えば下のは昨日の写真の一つだが、窓の下に写っている白いうねうねとしたパネルみたいなのが循環式の暖房器具。ドイツで暖房と言えば普通これで、デュッセルドルフのうちのもこれ。
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ドイツのもてなし [北ドイツの風景]

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5月末の週末は、北ドイツでも非常にいい天気だった。朝食が外に準備できるのは今年初めてだったとか。
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朝ごはんは・・・
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ザ・ドイツ♪
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↑お皿を使わずまな板みたいなのを皿代わりにするのは妹の流儀。真ん中のチーズの皿にある白い紙みたいのはヤギのチーズ。

紙ナプキンで包んで冷めないようにしているのはトースト。日本のような食パンじゃなくて、黒パンのトーストだったけど、写真撮るの忘れちゃった。
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朝食後、めぎとうちのドイツ人はおつかいに。頼まれたのはこちら。
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↑ドイツ語なんだけどふざけて北ドイツの方言で綴ってあるの♪ 一番上のバニラシュガー以外の標準ドイツ語の綴りはSahne(生クリーム)、Butter(バター)、そしてMilch(牛乳)。

戻ってきたら、母娘は日光浴中だった。
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明るい太陽と青空・・・それが北ドイツの最も素敵なおもてなしかも。
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三時のおやつは・・・
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ザクセン土産のケーキと・・・
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もう一つお土産のモスカテルというシェリー♪ これはスペインのお酒だけど、うちのドイツ人の母親の今の連れ合いが、めぎがこのお酒が大好きなのを知っててたまに送ってくれる。今回もお土産はやっぱりこれがいいね、と母親に持たせてくれた。
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そしてこの日の午後に長時間かけてことこと煮ていたのは・・・
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香味野菜で出汁をとったジャガイモとニンジンのスープ。
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夜には外が寒くなってきたのでおうちの中で夕食に。
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ジャガイモとニンジンはミキサーで細かくし、仕上げに温める程度にウィンナーを入れて出来上がり。
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素朴な夕食でしょ。でも、スープの出汁が何度もお代わりしちゃう美味しさ。これ以外はグリーンサラダとデザートのチョコレートプディングのみ。これが、ドイツのおもてなし。すっごくシンプルで、でも温かい。
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運搬橋 [北ドイツの風景]

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何度もお見せしているこの菜の花畑の向こうに・・・
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こんなのが見える。
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あそこへ行ってみましょ♪

ということでやってきたオステ川。
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結構広い川ですね~
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あ、ワンちゃん♪ 楽しそう♪
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若者たちは川を見ながら何を語り合ってるのかな・・・
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川を渡った向こうにも長閑な景色。
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うねうねした感じがステキ~
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7年くらい前、この川でカヌー遊びをしたことがあって、そのときの楽しかった思い出をちょっと振り返ったり。あの時カヌーを貸してくれた人は妹と別れてしまったのでめぎたちはもう会えないし、あの頃一緒だった子どもももうここにはいないし、月日はあっという間に流れていったなあ・・・

場所はこちら。




あ、あそこに。(地図で見ると右側に。)
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橋って感じじゃないけど、なんのために立っているのかしら・・・
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小さな村もありますねえ。あそこへ行ってみましょ。
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ほぉ~~!
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これ、ここに人が乗って、向こうに渡れるようになってるんですって。
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なんかすてき~♪
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建てられたのは1909年で、今も現役なんですって。ドイツ語でSchwebefähre(シュヴェーベフェーレ)と言って、訳すと「宙に浮かんだフェリー」。日本語だと運搬橋と訳されているみたい。夏(復活祭前のキリスト受難の日から10月31日まで)は一時間に一回、大人1.5ユーロ(165円くらい)。特別にお願いすると一回10ユーロ(1100円くらい)。冬は申込が必要。それにしてもずいぶん安いですねえ。10ユーロ払ってお願いしたくなっちゃうわ。
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この運搬橋のWikipediaの説明の画像が可愛いの♪
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向こう側に渡ってみたかったなあ・・・
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オステ川のウナギ [北ドイツの風景]

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昨日ご紹介した運搬橋の袂に・・・
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お洒落なレストランがある。
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ちょっとこちゃこちゃしているインテリアが面白い。
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このレストランの昔を知ることのできる写真があったりして・・・
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結構大きな船の通る川だと言うことが分かる。
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この模型、欲しい~~!
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このサカナさんも欲しい~~~!
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いろんな運搬橋があるのね。
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さて、ここでは義母がめぎたちを招待くださって・・・
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みんなここならではの魚料理(魚のフライ)を頼んだのだが、これはめぎの食べたハンブルク風ウナギのスープ。
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白いのはジャガイモ団子=ニョッキみたいな感じのもの。
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ウナギのスープはコンソメ味で、中にドライフルーツが入ってるの!不思議な味だけど妙に美味しい。
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このウナギさんはこのオステ川で捕れたんですって。
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ごちそうさま♪
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散歩へ [北ドイツの風景]

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今日からまた5月末の北ドイツのお話を。妹の家を出て、ちょっと散歩に行きましょ。
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北ドイツはオランダと同じく平らなところ。
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オランダのように風車もいっぱいある。妹の家の近くには、古い壊れた風車が。羽がついてたら素敵でしょうに、勿体ないなあ。
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家の前の道はこんな感じ。なかなかの田舎でしょ。
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隣はちょっとした林付きの空き地で、買い手募集中。
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1509㎡で1万ユーロ、つまり111万円くらいで売られているとのことだった。数ヶ月前なら125万円、数年前なら160万円くらいだったのになあ・・・
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こんな景色を見ながらの生活をしてみたい方、今のユーロ安のうちに是非。お買い得ですよ~♪
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細い田舎道をちょっと歩いていくと、綺麗なお花を生け垣にしているおうちがあった。
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通りの反対側にはもーきちさんたちが。
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少し歩いていくと、馬さんたちも。
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5月末の北ドイツは、こんな花が咲き・・・
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ライラックがこれから満開になるところだった。
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続く♪
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川の風景 [北ドイツの風景]

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本日はこの記事がアップされて少しした頃にドイツの3戦目があって、みなさんが起きてこの記事を読む頃には結果が出ているのだけど、勝っても負けてもめぎはいっぱいいっぱいだと予想されるので、試合については数日後に落ち着いてから書く予定。この記事は、日曜日の予約投稿。(追記:ドイツ勝ちました!あ~疲れる試合だった・・・)

北ドイツは真っ平らで、あちこちにこんな水路が造られている。
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なかなか趣のある家が並んでいるでしょ。
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この辺りでは薪ストーブが主流らしく、どのおうちにも薪置き場があった。
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こんな川もあって・・・
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緑の堤防が作られていた。右に見えている水色の旗は、ハンブルクのサッカーチームHSVの旗。
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緑をよく見るとこんなお花も♪
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川の方に行ってみると、船着き場が。
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川へ高くつきだしている部分にものぼってみたが・・・
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かなりギシギシして怖かった。
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こうして見るとたいした高さじゃないんだけどねえ・・・
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5月末の北ドイツの花。今頃はどうなってるかしら。
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堤防の上の放牧 [北ドイツの風景]

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昨日ご紹介した川の向こう側は、牧草地。
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川にはこんな緑の堤防があって、こんな階段が作られていた。
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この緑の堤防に、どうしてこんな柵があるのでしょ?
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ほら、昨日の写真にも。b7.jpg


それは・・・
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ええ、そうなんです♪
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あ、集団行動が苦手なのもいますね~♪
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彼らはもくもくと食べ進み・・・
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どんどんどんどん近づいてきて・・・
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めぎを珍しそうに眺めた後・・・
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ぷいっと行ってしまった。
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羊は坂の多いところに、牛は平らなところに、ちゃんと棲み分けてるのね。
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ずいぶん遠いところから、めぎをガン見していた・・・あの足の短いのは動物?人間?なんて考えていたのかな。
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夕方の色 [北ドイツの風景]

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昼間の散歩が楽しかったので、夕方にもちょっと出かけてみた。
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あ、あのガン見の牛さん!?
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どこどこどこってめぎの方へ寄ってきた!!
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他の牛さんも~!
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隔てがこの細い紐と浅い水路だけだから、ちょっと怖いわ~~
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牛さんたちはまだ若い子ども達で、きっと好奇心いっぱいだったんだろうな。

この畑には何が植えられているのかしら。
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夕方の青の中に埋もれていく村。
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こんな広い空の下でのびのびするのは、なんて気持ちがいいんでしょ。
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川のあたりも昼とはまた違った素敵な雰囲気。
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こんな木の姿も印象的だった。
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さて、そろそろ帰りましょ。
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夕闇に埋もれていく・・・
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牛さんたちがめぎの帰りを待っていた。
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おやすみ♪
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北ドイツ・・・またね [北ドイツの風景]

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ちょっと間が空いちゃったが、そろそろ北ドイツとお別れいたしましょ。
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綺麗だったな~
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こんな苗床も面白いね~
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ここは鳥さんたちがいっぱいで、とても楽しかった♪
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軒下ではクロウタちゃんが卵を温めてたの。
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元気に生まれてますように・・・
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こんな鳥さんに狙われませんように・・・・
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最後に、ここの雰囲気をとったビデオをどうぞ。ドイツ語の話し声も入ってますけど、めぎの置かれた状況を感じていただくのにちょうどいいかしら。



うちのドイツ人の母親も歌っております・・・



妹のうちにはまた来ることが何度もあるだろう。そのときにはどんな景色になっているかしら。またね。
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行こう行こう!もーきちさんと北ドイツへ♪ [北ドイツの風景]

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記事数が1515になったので、ちょっとタイトルを考えたんですけどイマイチですわね。

ある日、もーきちさんをハンブルクへお連れしましたの。ここはエルベ河。
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倉庫街など散歩して・・・
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ヨットやボートの浮かぶアルスター湖を見ながら・・・
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湖畔のカフェ・レストランで昼ビール♪ アルスターヴァッサー(訳すとアルスター湖の水)という名前で、ピルスのビールとスプライトで割ったもの。
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もーきちさんは、パルメザンチーズのサラダよりうちのドイツ人の食べているお肉メニューに興味津々。
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ヨットにも乗ってみたかったね~
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それから北ドイツの田舎の方へも旅してきましたの。ほら、もーきちさんの故郷よ。
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親戚のもーもーさんもいるでしょう?
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さらに、うちのドイツ人の妹の家を訪問。ほう、これがあの菜の花畑の秋の姿なのね。
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紫陽花も頑張ってますねえ。
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もーきちさんは現在探検中♪
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あ、ビール見つけた♪
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おお!びっくり!!こんにちは~おじゃましてますぅ~~
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・・・と探検してたら、うちのドイツ人の妹とそのカレシさんがもーきちさんとすっかり仲良くなっちゃって。
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いろんなことして遊びましたの♪
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家庭菜園で穫れた黄色いズッキーニとジャガイモでお昼を料理してくれました~
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胡瓜と二十日大根もここの庭で穫れたもの。
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白っぽいのは北海のヒラメのムニエルだったかオーブン焼きだったか・・・
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ビールもいっぱい飲んで楽しかったな~~みんなで記念撮影♪
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もーきちさん、北ドイツを訪ねてくれてどうもありがとう。これからもどうぞよい旅を!
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盛夏~初秋の北ドイツ [北ドイツの風景]

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今日からまたしばらく北ドイツのお話を。

北ドイツへ行ったのは8月中旬のこと。もう一ヶ月半も前・・・あの頃は日本からドイツに戻ったばかりで、日本の真夏の蒸し暑さが恋しくて、涼しくて清々しいドイツの良さをなかなか感じられなかった。でも、もっと寒くてどんどん暗くなってきた今、あの頃の暖かさと明るさがものすごく懐かしい。
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ドイツのリンゴの木は機械化に合わせてこんなに丈が短い。ちゃんとした木に育ててもらえないドイツのリンゴ。言い換えれば、ドイツのリンゴは機械で採り入れされる。つまり、傷には全く拘らない。袋がけなども全くせず、下から銀色で照らして色づきよくするわけでもなく、大きさや形もまちまち。
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すっかり工場生産みたいなリンゴだけど、それでもドイツには現在1500種類ものリンゴがあるんですって・・・そのうち出回っているのは30~40種だとか。生産量は日本の倍くらい。ドイツではリンゴは普通に食べるほかジュース、ムース(このムースというのはフランスの生クリームを泡状にしたMousseではなく、ドイツ語のMusのこと。煮て潰して作るもので、ビューレというか、摺り下ろしリンゴみたい。うちのドイツ人はリンゴの他に黒砂糖やクローブやラム酒やレーズンなどを入れていた)、アップルビネガーなどに加工される。ドイツの人のリンゴ消費量はすごくて、キロ単位で買ってきてケーキやタルトにするほか、毎日おやつや朝ご飯・昼ご飯代わりに皮ごと食べる。

北ドイツは真っ平ら。平坦な道を走り続けると・・・
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こんな集団とすれ違ったり。
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こんな青空の下、涼しい北ドイツでサイクリング、気持ちいいでしょうねえ。ここを飛ぶ飛行機も気持ちいいでしょうねえ。
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北ドイツならではの建物がこちら。
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茅葺きに木組みに煉瓦。
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伝統的には地面より壁が少しずつ突き出ている。
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新しいのはあちこち違うけど、雰囲気は似せて作ってるから違和感がない。
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走っていたら、日本の旗を掲げている家があった・・・日本の方が住んでいるのかな~それとも日本贔屓のドイツの方なのかな~♪
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さて、ハンブルクから1時間半くらい走ったところで、あんなに素晴らしかった青空が・・・!
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この後すぐに雨がぱらついた。
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天気が変わりやすいのも北ドイツの特徴。この日は雨と晴れが何度も繰り返していた。天気が崩れると、なんだか秋の景色みたいね。
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北ドイツと言っても、ここはドイツの一番北のシュレースヴィヒ・ホルシュタイン州ではなく、ニーダーザクセン州。でも、ホルシュタインさんたちがいっぱい。
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明日は妹のうちの様子を。
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菜の花のその後 [北ドイツの風景]

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ここは北ドイツのうちのドイツ人の妹の家。
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↑このテラスから見える景色は・・・
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あれれれ・・・
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5月にはこんなんだったのに!(そのときをもっとご覧になりたい方はこちらをどうぞ)
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あの菜の花は今頃は菜種油になってどこかのお家で使われてるのかな・・・
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菜の花はなくなったけど、ここは実りがいっぱいだった。こんなに大きなズッキーニに・・・
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たくさん生えていた二十日大根に・・・
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残念ながら色づきまでもう少しのトマトなど。
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ここで穫れた野菜もいただいたが・・・
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こんなおやつもいただいた♪
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以前には納戸に無かった物・・・それは、缶ビール。妹のカレシが一緒に住み始めたから。
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高校の同級生だけど、50近くなるまで一度もつきあったことの無かったという二人。これからの人生をいいパートナーとして末永くやっていけるといいね。

田舎の家は庭が広々としていて・・・
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とっても長閑。
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食事の後は散歩に行ったりして、戻ってきたら7時過ぎ。雨が降ったので、こんな大きなナメクジさんたちがたくさん庭を散歩していた。これ、長さがだいたい10センチくらい。
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暮れかけた土曜日の夜の静寂に、突然このトラクターのどどどどど~という轟音が!
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夜半までトラクターの作業は続いた・・・
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そして次の日。
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向こうの運搬橋が見えやすくなったわねえ。
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こうして畑は次の作物の準備に入っていった。ここにはまた菜の花が植えられるのかしら。それとも麦?それともトウモロコシ?菜の花だったらいいな~
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北ドイツの田舎の散歩 [北ドイツの風景]

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10月1日はめぎがデュッセルドルフに住み始めた日。それから丸8年が過ぎ、今日から9年目。なんだ、まだ8年しか経ってないのね。なんだかもう20年くらいいるような気分なのに。

現在、8月中旬の北ドイツの旅の話を連載中。昨日のズッキーニはスライスしてジャガイモのスライスと交互に挟んでグラタンになった。いっぱい食べておなかいっぱいになって、ちょっとお散歩へ。
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いろんな植物を色々観察しながらてくてく。
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ちょっと曇っていたのが・・・
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陽射しが!
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こう見ると美味しそうだけど、ドイツのトウモロコシはたいてい飼料用か燃料用で、人間が食べるためではない。
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トウモロコシ畑の向こうには、5月に来たときは牛や馬が見えたのだけど、今はトウモロコシの背が高くって何も見えない。風に乗ってもーもー聞こえてきてはいたけれど。
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北ドイツならではの植物の一つはこちら。
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ドイツ語でHagebutte(ハーゲブッテ)、英語でローズヒップ。
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あ、まだお花も咲いてる♪
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花はハマナスの一種で、実はトマトのようなリンゴのような。ローズヒップティーになったりジャムになったり。
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このハーゲブッテの木というか藪で生け垣を作るのがめぎの夢。いつか、本当にいつか、庭付きの家に住むことができたらきっと。

それから、ここには、たぶんMirabelle(ミラベル)というプラムの一種じゃないかと思われるこんな真っ赤な実も!
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普通ミラベルは黄色いんだけどな~赤い色、とっても綺麗ね。

下にいっぱい落ちていたので・・・
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ちょっと食べてみた・・・美味しかった♪
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思えば、9年前はハーゲブッテもミラベルも知らなかった。北ドイツといえばErikaというヒースのことをよく聞いたけれど、北ドイツ特有の植物であるハーゲブッテやSanddorn(グミ)の話をしてくれた人は誰もいなかったな。
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北ドイツの運河沿い [北ドイツの風景]

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現在、8月中旬の北ドイツ旅行記を連載中。今日は妹のうちから車で30分ほど走って海へ行くところ。

こんな運河沿いを走っていく。
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まわりの野原には牛たちが放牧されていて、長閑な雰囲気。
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どうしてこのもーもーさんたちはこんなにかたまってるのかしら。
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ちょっと小高くなっているところの向こうは海のはず。
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幻想的な空に思わず車を止めてもらって撮影。
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平らな土地でのサイクリング、気持ちよさそう。
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そうして目的地に到着。Medem(メーデム)というところ。
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ここにはこんな小さな港があって・・・
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自転車の方もいっぱい見かけた。
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海辺とは思えないほどの青々とした野原が広がっていて・・・
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その間をまっすぐ海へ。(この写真は海の近くから陸の方を振り返って写したものだけど。)
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天気も崩れがちだったし、海辺は寒いんじゃないかと予想していたけど、みなさん軽装で海を楽しんでいたようね。
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Medem(メーデム)はこちら。



北ドイツの話は明日が最終回。
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北海の干潟 [北ドイツの風景]

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本日はドイツ統一の日。あれから20年も経ったのね・・・いつまで統一税を払い続けるのかな。めぎの教える高校生たちはもはやベルリンの壁も知らない世代。ドイツ人の彼らよりも、外国人のめぎの方が20周年にしみじみしてたり。高校生的には、祝日なんだけど日曜日だからなんのメリットもない。ドイツには振り替え休日のシステムもないので、月曜日は平常通りだし。

20周年の統一記念行事のことよりもめぎが興味深く聞いたニュース・・・それは、本日、ドイツが第一次世界大戦後の戦争賠償金の利子の最後の支払いを行うという話。第二次じゃなくて、第一次世界大戦の賠償金の話ですよ~しかも、利子!ドイツにとって今日2010年10月3日は、戦後92年も経ってようやく第一次世界大戦が終わる日。フランスやイギリスが当時ヴェルサイユで如何にドイツに対して多額の賠償金を強いたか、そして92年間もそれを忘れることなく払わせ続けたか、さらにそしてドイツが統一後如何に律儀に東ドイツの分まで背負ってそれを払い続けたか、めぎは今日色々考えちゃいましたわ。

さて、長い間飛び飛びで書いてきた8月中旬の北ドイツ旅行記は本日が最終回。ここは北海沿岸。
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どこまでもどこまでも続くように見える海岸。
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北ドイツやオランダの特徴は、海抜差がほとんど無いこと。海岸はこのようにずっと干潟が続くところが多い。
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潮の干満によってできる砂の模様。ひたひたと海に浸かり、ひたひたと潮が引いていく。それを毎日毎日ひたすら繰り返している地球。この静かな干潟から感じる空恐ろしいほどの定期性。この砂は意外に硬く、この上を歩いてもこの形が崩れないほど。ちょっと竹踏みしているような感覚になる。
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陸地を振り返ってみたりして。ずいぶん歩いてきたなあ。
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ずーっと向こうには・・・
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あんな大きな船が!あの辺りはすごく深いってことね。
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しかし足元は細い貝が吐き出した砂のあとがいっぱい。この下に、いっぱいいっぱい生命が生きているのね。
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前を歩いていくうちのドイツ人と妹。彼らは脚が長くて、同じ脚の回転数で歩いたらどんどん行っちゃう。同じ距離を歩いたら、めぎの方が倍の運動量だと思うわ。
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だんだん海の水気が少しずつ多くなってきて地面がぬるっとしてきたところを滑って転ばないように気をつけながらひたすら歩いていくと・・・
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ようやく波打ち際までやって来た!
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静かに見えるけど、風の強いところ。遮る物も何もないしね。
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今ちょうど干潮を越した頃。少しずつ少しずつ海が近づいてきていた。
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お!ワンちゃんが!
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楽しそうだね~~♪
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海辺では鳥さんも楽しく散歩した模様。
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カニさんも顔を覗かせていた。
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こんな真っ平らな浜辺の向こうに、あんな大型船が通れるほどの深さがあるとは、なんと不思議なこと・・・
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↑子ども達、嬉しそうね♪

帰る頃には上にフリース着てもちょうどよく感じるほど。北ドイツの夏、8月中旬には終わりかけていた。
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義妹の家の前 [北ドイツの風景]

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昨日のタコへのコメントについて、まず、あのタコはは生きていない。それから、ドイツの人たちは普通タコを全く食べない。タコとイカの違いも普通分からないほど、馴染みがない。スーパーにはタコどころか魚も加工品(スモークサーモンとか冷凍のムニエルとか)しか売られていない国。非常に限られた一部のスーパーに鮮魚コーナーがあるが、そこにタコがあることは稀。だからめぎたちは「ギリシャ系の店」へ買いに行っているのだ。それはギリシャ系の卸売店。そういう特別なところにしかタコはない。

今日から6月11~13日の北ドイツのお話を。行きがけに昼休憩に寄ったブレーメンの話は後回しとし、まずはメインの義妹の家でのお話から。

うちのドイツ人の妹の家には去年の5月末と8月中旬に訪ね、ブログでも紹介したが、特に印象深かったのは何と言ってもあの菜の花の景色(それをご覧になっていない方はこちらをどうぞ)。今年はいったいどうなっているかしら・・・
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あら・・・?
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今年は麦畑!
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菜の花の真っ黄色な鮮やかさが目に突き刺さってくるあの驚きにはやっぱり及ばないけれど、麦畑もなかなか素敵♡
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たぶん、小麦だと思うんだけど。
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光の加減によって色々な表情を見せてくれた。
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風が強くて雲が流れるときもあれば・・・
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こんなに真っ暗になって雷が轟いて滝のような雨が降ったり・・・
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その後びっくりするような虹が架かったり・・・
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虹の端っこの部分を見たのって、初めて。
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薄暗くなった頃に野生のシカがひょっこり顔を出してくれたり・・・
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トリミング。
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こんな綺麗な月が見えたりした。
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向こうに見える運搬橋には今回も縁がなかったけど・・・
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義妹と同居を始めたカレシさんと色々話したり、義妹の娘とそのカレシが駆けつけて一緒にバーベキューをしたり、ハンブルクからうちのドイツ人の父親と奥さんも駆けつけてにぎやかな時間を過ごしたり・・・
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散歩に行ったり、ただただ静かに座って緑や鳥たちを眺めて過ごしたりしたのだった。
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特別なことは何もないけど、都会であくせくして過ごすめぎにはこの自然に囲まれた野性的な生活はとっても特別。その雰囲気を少しずつ、なんとかうまくお伝えしていけたらいいな。
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テラス [北ドイツの風景]

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昨日から6月11~13日の北ドイツのお話を連載中。ここは義妹の家の入り口付近。外の道路から入ってきたら、駐車スペースが5台分くらいあって、降りて家を眺めたところ。
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家の入り口、可愛らしく飾ってますわね~
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この入り口から入らず、家の横を向こうの方に通り抜けると・・・
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こんなところへ出てくる。開いているドアは、居間からテラスへの入り口。
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麦畑の緑が広がる真っ平らな景色の中で・・・
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この家は非常に色とりどりで鮮やか。
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綺麗に色んな植物が育てられていた。
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写真を撮った時間はバラバラで順序不同。これは夕方6時半くらい。夕陽の光はやさしくてとても綺麗だった。
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ドイツの6月は一番美しい季節。みなさんこの時期に是非鬱陶しい梅雨を抜け出して訪ねてきていただきたい・・・といつも願うのだけど、この時期に日本からきてくれる人ってほとんどいないのよね。
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ね、綺麗でしょ♪
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ここで最高に嬉しかったのが、生モロッコミントティー。うちのバルコニーにもあるけど、ここのはその比じゃないの。
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だって・・・ほら、こんなにぼーぼーに生えてるの!お茶入れ放題飲み放題♪
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やっぱり庭っていいわねえ。

めぎぃぃぃぃぃ、どうしてもーきちさんもマウスもエレファントも連れてきてくれなかったのぉぉぉぉぉ・・・ぼく、一緒に遊びたかったのにぃぃぃぃ・・・
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こうして見ていると、ふとメルヘンという言葉を思い出した。ドイツ語のメルヘンはもともとは「小さなお話」という意味だけど、童話と訳すのはちょっと語弊があるほど怖ろしさを秘めている。「本当は怖いグリム童話」という本がそういえばあったけど、メルヘンはまさしくその通り。こういう美しい、可愛い、お伽噺の世界のようなところだけど、冬は厳しいし、このときだって6月の中旬なのに夜は湯たんぽとフリース必需品だったし、雷雨や強風や鋭い陽射しのそのダイナミックさと言ったら・・・だからこそ、この一瞬の輝きが殊の外美しいのだけど。
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ほら、美しさのすぐ後ろに罠があるでしょう♪
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ここに住むことはめぎもやっぱり考えられないけれど(何と言っても寒すぎる!夏くらいはフリースと湯たんぽから解放されたい)、一週間くらいここで何もしない休暇を過ごしたいなあとは思う。座っていると鳥の囀りが美しく、目の前を餌をいっぱい集めてヒナの元へ運んでいく鳥たちが行ったり来たり。その様子を何時間も飽きずにただただ眺めていためぎだった。
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