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イースター期間中のめぎ家の食事 [食べ物・飲み物]

今日は、一週間前のイースターの頃の食事のお話を。

まず2024年3月28日、聖金曜日。聖金曜日というのはキリスト磔刑の日で、ドイツでは祝日でお休みだ。肉料理を避けてお魚を食べる日で、めぎはその前日に魚介類を買いに出かけた。うちのドイツ人の希望で、魚ではなくエビを購入。頭はついていない大きいもの。
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ガーリック焼きにするのだが、食べやすいようにいつもうちのドイツ人が半分に切る。今回もできるというのでやってもらったら、本当にできた。
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これもリハビリの一つだわね。
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10尾買ったのだが、フライパンに6尾分しか入らず、残りは次の日に回すこととした。エビをガーリック焼きにするのはいつもめぎの仕事だったので目新しくないが、この日、めぎはトルコピラフに初挑戦。小さめのフライパンで最初にお米型のパスタのようなものをオリーブオイルで炒め(写真で茶色っぽく写っている)、そこにお米(めぎ家2人分で大きめのコップ半分ぐらいの量)を入れて炒め、そこに水とバターをひとかけらと塩を入れて蓋をして弱火で煮る。時々蓋を開けてかき混ぜる。お米に火が通ったら出来上がり。これが不思議なほど上手くいって、とても美味しく平らげた。
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エビを焼く前に野菜盛り合わせ(お浸しとか胡麻和えとか浅漬けとかの盛り合わせ)の前菜を食べているのだけど、それは撮り忘れ。ワインはエスターハーズィのシャルドネ2017年。それが日本食材店で売ってて、たまたま目に入って、衝動買いしたもの。だって、エスターハーズィはめぎのお気に入りだし、オースターハーゼ(ドイツ語でイースターウサギ)と似てるのでイースターに良いかなと思って。
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土曜日は残りの4尾のエビをもう一度ガーリック焼きにし、ジャガイモをオーブン焼きにしてクレームフレイシュと塩茹で北海エビのむきエビをかけていただいた。
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そしてイースターの日曜日。本来ならその日にラム肉オーブン料理などを用意するのだが、今年は割愛。エビや北海エビと同時に買っておいたHeilbutt(ハイルブット)というオヒョウだったかカレイだったかの燻製を二人で分けた。燻製は冷たいし、撮り忘れた野菜の前菜も冷たいものだったので、先日作った牛の髄の出汁のスープを添えた。
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Heilbuttは前回載せたときにサケのような色ですねというコメントがあったので、中身も写した。外側は燻製にしたときに着いた色で、中は真っ白。これ、すっごく美味しい。
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そしてイースターの月曜日。この日はちょっと張り切って料理することにした。うちのドイツ人がラザニアが食べたいというのだ。そう言えばもとこさんのブログでほんのちょっと前にラザニアを紹介していたな…と思い出してまずは予習。



映像で予習バッチリで、それからうちのドイツ人の指示に従いながら料理。色々違いがあって、それについておしゃべりしながらの料理となり、楽しかった。まずは、ミートソースを作る材料を準備。うちのドイツ人はハーブを多用。
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めぎ家はマルクト市場で買った牛と豚の挽肉を自分でミックスする。
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作っている時の写真はない。何しろめぎが作っているので写すゆとりがないのだ。うちのドイツ人のミートソースとホワイトソースの作り方は以下の通り。
1.最初にオリーブオイルで玉ねぎのみじん切りを炒め、そのときに角砂糖を一つ入れる。
2.玉ねぎに火が通ったら、ひき肉を炒める。肉に火が通った頃にボルネオの市場で買ったものすごく辛い謎の液体(黒い蓋の瓶)を小さじ3分の1ぐらい入れ、トマトを凝縮したTomatenmarkというもの(チューブに入っているトマトピューレを凝縮したようなもの)を入れてさらに炒める。それで辛みとトマト味がしっかりつく。もとこさんが赤ワインを使っていたというのを話したら、じゃあ入れてみようっていうことになってちょこっと入れた。肉に焦げ目がつくぐらいまでしっかり炒める(旨味を出すため)。最後にニンニクのスライスも入れる。
3.トマトの缶詰を入れる。上の写真では1缶しか写っていないが、2缶入れた。それから塩胡椒、ローズマリー、タイム、ロリエを入れる。
4.そのまま弱火で煮詰める。
5.しばらく煮詰めながら、横のコンロでホワイトソースづくり。うちのドイツ人の作り方は、全て目分量で様子を見ながら継ぎ足す感じ。まずバターを入れて溶かし、そこに小麦粉を適当に入れ、混ぜてみて様子を見てもう少し小麦粉を足し、かき混ぜる。ずっと強火。色づいてきたところで冷たいままの牛乳をものすごくちょこっと入れる。じゅわーっと音を立てて牛乳が沸騰し、それを強火でかき混ぜる。混ざったらまた牛乳をちょこっと入れる。それをぶわーっとかき混ぜる。熱いところにほんのちょこっとずつ入れるので牛乳はすぐに沸騰し、だまにならない。様子を見ながら程よい硬さというか柔らかさになるところまでそれを繰り返し、最後に塩胡椒を入れて味を調える。
6.ホワイトソースが出来上がる頃にはミートソースも程よく煮詰まり、最後に味見をして塩胡椒を足し、オレガノとバジルを入れる。
7.本当はその作ったミートソースを一日そのまま寝かせておく。次の日の方が味がなじんで美味しい。でもこの日はすぐに食べたかったのでそのまま使用。ホワイトソースはいつもできたてを使用。


出来上がったホワイトソースを撮影するのを忘れたのだが、この日ミートソースが半分余ったし、もう一度食べたくなって次の週にもう一度ラザニアを作ったので、その時にホワイトソースを新たに作り、撮影。
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こうして両方のソースが出来上がって、容器に敷くことに。
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うちのドイツ人がうちにあったチーズの残りを次から次へと削ってくれた。イタリアの塩気があまりないチーズと、12か月のゴーダチーズと、パルメザン。
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ラザニアはこんなパッケージのを使用。
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ドイツのスーパーで売っている安いラザニアなのだが、これの素晴らしいことは…
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敷いてすぐにオーブンに入れられること。事前に茹でる必要もなければ、水分をしみこませるために敷いてから40分置いておく必要もない。調理時間はオーブンで20分と書かれている。
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英語。
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そんなわけで、こうして敷いたらすぐにオーブンへ。
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それから20分オーブンで焼いている間に前菜を頂いた。でも写し忘れ。出来上がったラザニアも写し忘れたので、これも2回目に写したものを。
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テーブルに並べた写真は1回目の時。
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ラザニアは本当にちゃんと柔らかくなっていた。これがとても美味しくて、うちのドイツ人はバクバク食べた。パクパクではなくバクバク。二人でここまで食べた後、さらにこの半分をお代わりしてた。これは1回目の時の撮影。
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だから、月曜日に食べたばかりなのにもう一度食べたいと言われて木曜日に2回目を作ったのだ。これは2回目のときの撮影。
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めぎとしても自分で作ったラザニアの味は格別だった。おかげでミートソースの作り方とホワイトソースの作り方の両方をマスターできたしね。予め予習できたのが頭にあったおかげですんなり理解もできたし、うちのドイツ人と色々話が弾んだので、もとこさんに大感謝。
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