ホテルの香港空港送迎 [2011-2012年 香港]
いつの間にか記事数が2千を超えていた・・・ブログを始めて約5年半。毎日毎日ずいぶん書いたなあ。
今日からこの年末年始の旅行記を始めようと思う。旅の大まかな日程は以下の通り。
12月24日: デュッセルドルフ出発、モスクワ経由
12月25日~27日: 香港滞在
12月28日: 香港からマレーシアのペナン島へ移動
12月29日~1月3日: ペナン島滞在
1月4日: ペナン島から香港へ移動途中、クアラルンプール観光
1月5日~6日: 香港滞在
1月7日: 香港出発、モスクワ経由、夜に帰宅のはずが飛行機遅延のためモスクワトランジット一泊
1月8日: デュッセルドルフ帰宅
今回の旅のテーマは、高級ホテル快適のんびり滞在&B級グルメ堪能の旅。旅行の全費用の半分以上がホテル代、4分の1が旅費、後の4分の1弱が食費と現地での買い物や観光代。綺麗なホテルでサービスも抜群でゆっくり優雅に過ごす反面、それで予算をほぼ使い果たすため、飛行機はエコノミー、しかもチープな格安のモスクワ経由、香港からペナン島への移動もリッチなキャセイではなくマレーシア航空を使用(実はもっと安い現地の格安航空会社もあったけど、それに気づいたのはマレーシア航空を予約した後だった)、現地での移動もタクシーを極力使わず20円とか50円とかで移動できる現地の普通バス等を使用、食事は現地の屋台や食堂で。基本的に観光はせず、一日ホテルで過ごし、食事にだけ外へ出かける日々。これで現地の生活感を垣間見つつ、部屋ではゆったりくつろげる。昨年の相次ぐ家族の不幸などで非常に疲れていためぎたちには、快適で安心感のあるホテル滞在は非常に心地よかったし、アジアの魚介料理に飢えていためぎにはB級グルメで毎日費用を気にせずおなかいっぱいアジアの味を堪能できるのは天国のようだった。
そんな話は追い追いにするとして、今日の話は旅の最終日、1月7日の香港出発のこと。なにしろ、12月のクリスマス頃のことはもう記憶の彼方・・・今週から仕事にも復帰し写真をじっくり見て思い出す時間もないので、まずは記憶のはっきりした最後の写真から。と言っても、あの衝撃のモスクワ一泊のおかげでこの記憶ももはや遠い昔という気もするのだが。
旅の最後に香港で3泊したホテルはペニンシュラ香港。ここはとんでもなく高い。もちろん正規料金ではなくお試しプランみたいな位置づけのを早めに予約して、眺めのよいタワーでも広いスイートでもなく古い本館の一般客室に泊まったのだが、それでも2週間のホテル代のうちこのペニンシュラ3泊分が約半分のウエイトを占める。うちのドイツ人へのクリスマス・誕生日プレゼントのこのホテル滞在の中で、プレゼントの目玉としていたのがこの車での空港・ホテル送迎。香港には他にもペニンシュラと同等クラスのリッチで立派なホテルがあるけれど、この車に乗れることが何よりもの決め手だった。
クアラルンプールから香港に到着したときは夜だったし、雨でもあったし、かなり疲れてもいたので、一眼レフカメラは鞄の奥に仕舞ったままで撮影しなかった。まあ帰りの明るいときに撮影すればいいや、と思ったからでもある。ちなみに空港へ迎えに来てもらった場合、飛行機を降りたところに宿泊客の名前を持ったスタッフが待機している。その人が手荷物も持ってくれてパスポート検査の場所まで誘導してくれて、入国手続きをしている間にスーツケースを引き取っていてくれる。入国したら次のスタッフにバトンタッチし、そのスタッフが荷物を運びながら車の待つ場所まで案内してくれる。車に乗る直前にトイレもあるし、タバコも吸わせてくれる(これがうちのドイツ人にとっては最も重要なところ♪)。そしてスーツケースが車のトランクに積まれ、ここまですべてサービスが終了したサインをさせられ、ドライバーにバトンタッチされる。空港からホテルまでは約30分。車の中にはミネラルウォーターもあるし、音楽を聴くか否かとか聞かれるし、車内の温度がちょうどいいかも聞かれるし、ドライバーは綺麗なイギリス英語を話し(香港だから当たり前だけど)、話し上手で色々と質問したことに楽しく答えてくれるし、快適であっという間。
外側はクラシックだけど中身は最新式。10年に一度買い換えるのだとか。
自分で温度調節することも可能。
話し好きで次から次へと説明してくれて途切れることがないドライバーのおじさま♪
うちのドイツ人はあまりの快適さに靴まで脱いじゃった。この広々さを二度も体験したので、ドイツに戻ってデュッセルドルフ空港から自宅までタクシーに乗ったとき、大きなベンツのタクシーが狭く感じたほど。
30分はあっという間に過ぎ去って、香港空港に到着。
さようなら。豪華で楽しい思い出をありがとう。
めぎたちはホテル宿泊にこの送迎がついたパックプランで予約したのだが、この送迎を正規料金で頼むと片道1500H$(約1万5千円)。往復だと3万円!今のユーロ安だと300ユーロ!!!!(めぎの一ヶ月の家賃にほぼ相当する。)とても払えませんわ~でも、払う価値があると大きく頷けるほど快適で気持ちよいことは確か。うちのドイツ人は大喜び&大満足。プレゼントし甲斐もあったというもの。こんなゴージャスな旅の締めくくりだったので、この後のモスクワ軟禁一泊とのギャップが可笑しくてたまらない。モスクワのビザなしトランジットホテルの顛末をまだお読みでない方は、是非こちらをどうぞ。
モスクワ行き、遅れておりますわ・・・見つかりました?その他の行き先も、漢字、どの程度読めます?
答えはこちら。
さて、大幅に遅れているらしいけれど、めぎ家はもうすることもないので出国してしまうことに。
中国の漢字って微妙に日本と違ってて、こういうのをたくさん見ていると、漢字の書き方を学生たちにそんなに厳しく教えなくてもいいかな、などという気がしてくる・・・だって、ここは出る、ここは出ない、ここははねる、ここははらう、などとうるさく教えているけれど、同じ漢字のはずなのに中国では微妙に違うし、でも読めるんだもの。また、漢字からはちょっと話が飛ぶが、香港の英語はイギリス英語だけどやっぱり発音が微妙に違ってて、綺麗なイギリス英語を話すうちのドイツ人の英語が香港人に分かってもらえなかったり、彼らの話す英語がうちのドイツ人にはなかなか聞き取れなかったりした。かえって、日本のカタカナ英語に近いめぎの方が、彼らの話す単語の発音をよく聞き取ったりした。それは非常に面白い経験だった。英語だって世界中でこんなに発音が違ってるのに英語というカテゴリーにくくれるのだもの、しかもそれを堂々と人々が話して使って通用しているのだもの、漢字もまあ外国ではそこそこ書ければいいということにしてもいいんじゃないかしら、などと思ってしまっためぎだった。教師失格かも知れないが、教える相手にあわせたフレキシブルな対応というのも教師には必要な気がする。それでももちろんこれからも授業では日本の漢字を正確に教えるつもりだけど、そういう今までとは違った見方・考え方を自分の中に持つことができたという意味で、初めての中国・漢字文化圏訪問は非常に有意義であった。
さて、話は空港に戻り、アエロフロートは遅延のために待たされる乗客に朝食代として一人45H$(約450円)の食券をくれた。時間もたっぷりあるので、せっかくだからと出発ロビーのこちらへ。
最後の飲茶♪
お茶は、この籠の3種類の中から選ばせてくれて、茶葉を入れてくれる。最後の選んだのはオーソドックスにジャスミンティー。
こうして最後の香港B級グルメを楽しんだめぎ家だった。
それから最後に残った香港ドルで萬中さんお奨めの亀ゼリーを探し(言われたお店のじゃないけど亀ゼリーをゲット!)、搭乗ゲート近くで一時間くらい待ったかな。お隣は羽田行きだった。
明日はさらに時間を遡る予定。
♪ おまけ ♪
これ、どこ行きか分かります?
答えは明日。
ペニンシュラ香港のザ・ロビー [2011-2012年 香港]
現在年末年始の旅行記を連載中。今日は香港で最後に泊まったホテルのお話。
ここはペニンシュラ香港。
入り口の右側には阿形の獅子。
狛犬や獅子をじっくり見るようになったのは、ナツパパさんの影響♪
こちらは左側。こちらも阿形。
ちょっと痛そうですわね・・・あ、タオル?雑巾?
そんなエントランスを入ると、こんなゴージャスな空間が。
ザ・ロビー!
めぎが泊まったプランでは、このザ・ロビーでのペニンシュラ・トラディショナル・ブレックファストという朝食がついていた。それはジュースか果物かシリアル、卵料理かパンケーキ、トーストかマフィンかクロワッサン、そしてコーヒーか紅茶かカフェラテか・・・と選ぶかなりオーソドックスなアメリカン・ブレックファスト。
でもね、この朝食が、正直なところあまり美味しくなかったの。卵料理、特にスクランブルエッグは工場生産のような味だったし、クロワッサンは油べたべただったし、付け合わせのジャガイモは味がなかったし、ベーコンは塩が利きすぎだし、トマトはハーブが利きすぎ。しかも、人通りは多いし、すかすかするし、あまり居心地がよくない。だから、このザ・ロビーであの有名なアフタヌーンティーをいただくか否か、ずいぶん迷った。うちのドイツ人はかつて当時のパートナーとここでアフタヌーンティーをしたロマンティックな思い出があって、そのときは二人とも大満足だったんだけど・・・とのことで、旅の最終日、もう特にすることもないし、出かけるのもかったるいし、ということでやっぱりここでアフタヌーンティーをいただくことにした。
ずいぶん並んでいるけれど、宿泊客は予約することができる。一般客は予約を受け付けていないのだとか。部屋番号を言うと、こちらへどうぞ、と案内された・・・並んでいる方、ごめんね。
色々普通のメニューもあるけれど、オーソドックスにアフタヌーンティーをいただきましょ。お茶はもちろんペニンシュラ・オリジナル・ブレンドで。
余談だけど、ワインのリストにはなんとグリューワインが!高いわね~~(約1350円)
格式あるホテルのアフタヌーンティーにしては、意外とラフな格好をしている人が多い。
でも、よく見ると、ラフな格好をしているのは実はアジア系の人ばかり。ヨーロッパ人の男性は皆上着を着ていたし、ネクタイ率も高かった。
そして、お茶が運ばれてきて・・・
そして銀のピラミッドも♪
これが予想外に美味しかった。一つ一つ丁寧に作られていて、びっくり。朝食の不味さからは想像できないほど質が高く、大満足。ただ、甘いものが苦手のめぎには最後はしんどかったけど。これは後から運ばれてきたライチのムース。
おなかいっぱいで苦しいよ~という最後の最後に、苦手なマカロンまで出てきた・・・これはそのまま手をつけずにお仕舞いに。
それにしてもせかせかと忙しいザ・ロビー。入り口のドアが開いたり仕舞ったりしているところでお茶をするのって、落ち着かないわね。
ペニンシュラ香港のホテルライフ [2011-2012年 香港]
2日前にクイズを出しておきながら、答えを書くのを忘れてしまった・・・失礼しました!答えはサンフランシスコ。中国語(普通語)と香港語はずいぶん違うのね。香港では古い漢字を使っているので、めぎにはわかりやすかった。
現在年末年始の旅行記を連載中。今日は旅の最後に泊まったペニンシュラ香港の部屋の様子をどうぞ。昨日の記事のザ・ロビーは賑やかな喧噪の世界だが・・・
中に入るとふかふかの絨毯の所為か物音がほとんど無い。
めぎ家はここに3泊したのだが、1泊目と後の2泊で部屋を変わった。それは、最初に1泊目だけを予約し、後から次の2泊を追加して予約したためである。別の部屋を見てみたいという願望もあって、3泊同じ部屋に変更してもらうのはやめ、そのまま宿泊した。1泊目はデラックスルームというカテゴリーの部屋。本館で一番安いスーペリアルームがもう無かったので、デラックスルームを予約。送迎付きの予約だったので、あのロールスロイスで到着するとそのまま部屋に案内され、部屋でチェックインの手続き。中に入るとこんな部屋。
ちょっとずつ角度を変えて撮影。香港のベッドのキングサイズは広々としていて非常に快適。夜遅かったのですでにベッドも寝るための支度がされていて、それぞれの枕元に水も置かれていた。めぎはこの鏡台が気に入った。
もう少し回って入ってきた方向を振り返った写真。向こうに見える部屋はホワイエと呼ばれる玄関ホール。その空間にスーツケース置き場やクローゼットやセーフティーボックスなどがある。右に見えているのはテレビ台。
さらに右へ視線を移すと、立派なテレビ台。テレビの下にはDVDプレーヤー、その下の扉の奥には冷蔵庫、グラスなどが入っている。その右にはバスルームへの扉があり、一番右にはデスク。プレゼントのペニンシュラに関する本や新聞などが置かれていて、インターネットにもつなげるようになっている。
バスルームも広くて、テレビもついてるし、洗面台が向かい合わせに二つあって、大理石でできていて、非常にリッチな空間。
洗面台には・・・
こんなお土産が置かれていた。立派なケースに入った石鹸。このケース、何かに使えそう。
その他、写してないけどバスタブの他にシャワー室がある。トイレのある空間にはドアがついている(バスルームと上が吹き抜けだから音は聞こえるけど)。そういう細かいことが、いつもはこんな高級ホテルに泊まらないめぎ家には一つ一つとても楽しかった。
クアラルンプールからかなり疲れて到着しためぎ家には、このゆったりしたスペースが非常に快適だった。ああもうここから出たくないわ~という感じ。
でも、上の部屋は窓の外を見るとお隣のシェラトンホテルの壁が見える景色で、昼間にゆったりくつろげるところではない。それで、最後の2日間はもう一つグレードアップした部屋を予約した。タワーからの眺めを堪能できるほどの財力はないが、海の見える側の部屋に2泊。その部屋は・・・
上の写真に写っているこのバルコニーらしきものがあるところ。
実際はバルコニーには出られないような作りだったけど。
ベッドはキングサイズの部屋がもう空いてなかったので、ツイン。これをうちのドイツ人は成田離婚という日本語の表現に引っかけて「ペニンシュラ離婚」と呼んでいた♪
バスルームはなぜか洗面台が一つになってしまっていた・・・バスルームとは別室になったお手洗いの方に専用の洗面台がついていたからかな。部屋を移ったおかげでお土産の石鹸が倍に増えちゃった。
窓からの眺め・・・絶景というわけではないが、船の往来が見えるのは楽しかった。残念ながら最後の2日間はどんよりしていて、あまり美しくはなかったけれど。
ちょこっとだけどウエルカムフルーツもあって、お皿やナプキンも綺麗にそろえてあった。スイートだとフルーツがもっと豪華で、チョコレートなどもあるらしい。
部屋にはお茶を入れたりする設備はなく、ルームサービスを頼んで持ってきてもらう・・・それがちょっと面倒だったけど、運ばれてきたお茶はたっぷりで、とても素敵で美味しかった。
2日間、めぎたちはほとんど出かけずに(一日は昼にトラムに乗って市場をのぞきに行き、夜に夕飯を食べに出かけただけ、もう一日は午前中に1時間ほど近くのデパートへお土産を買いに行っただけ)、この部屋でこの景色を見ながらネットをしたりテレビを見たり読書したり昼寝したりしながらのんびりまったりしていたのだった。ペニンシュラには素晴らしいスパやプールもあってそこに行くことも楽しみにしていたが、ペナン島でプール三昧した後だったし香港がこの時期非常に寒かった所為もあってプールに行こうという気がおきず、結局ちらっと覗いただけで泳いだりスパに行ったりはしなかった。
テレビはドイツのテレビは映らなかったので、専らめぎがNHKを楽しんでいた。でも、ある時チャンネルをいくつか回していたら、ドイツのサッカーが!
それも、ドルトムント対シャルケ!つまり、香川対内田。いったいいつのなんの試合なのか最後までよく分からなかったが、試合結果からどうやら去年の11月末のブンデスリーガだったようだ。中国語でときどき選手の名前が聞こえてきて、その発音が非常に面白い。
サッカーって、こういう風に書くのね~
こんな風に香港での最後の日々を過ごし、最終日はアフタヌーンティーでおなかいっぱいで食欲もわかず、もう外に食べに行く元気もなくなって、ルームサービスでこんなお寿司をちょこっとだけ食べて(これだけで2千円くらいしたけれど!)、豪華なホテルライフの幕を閉じたのだった。
香港のYMCA [2011-2012年 香港]
現在年末年始の旅行記を連載中。
昨日までお伝えしたペニンシュラは本当に豪華で素敵で快適で素晴らしかったけど、実はめぎとしてはペニンシュラよりずっと心に残ったホテルがある。それは、旅行の最初、12月のクリスマスの時期に連泊したところ。ペニンシュラの左隣に立っている。左側にちょこっと重なって立っている建物がそれだ。
ゴージャスな高級ホテルの隣に立つそのホテルは、なんとYMCA。でも、普通のYMCAのイメージとはずいぶん違って、ツインルームが一泊一万円くらいから(時期によって若干違う)。めぎ家はここのハーバービュールームというのを一泊一部屋1600H$(約1万6千円)で予約していた。めぎ家的には一泊の値段としては結構お高めだが、今回はホテルでゆっくりする滞在型の旅を計画していたので、窓からの景観を重視したのである。とは言え、クリスマスという時期と香港のこの立地だから、当然の価格というか、それでもずいぶんお安い・・・なにしろペニンシュラは壁に面した一番安いカテゴリーでもこの3倍なのだ。
チェックインしたら、なんでもこの日はオーバーブッキングしたそうで、なんとハーバービューのスイートにグレードアップしてくれた。16階建ての15階の角部屋。入ってみて、びっくり!
ひゃ~素晴らしいわ~~~
二部屋あるなんて、広すぎるわ~~~
香港島をほぼ端から端まで眺められるような、素晴らしい景観!
ウエルカムフルーツも、ペニンシュラより立派だった。
テレビはNHKが映るということだったけど、それはNHK Worldで、つまり英語の放送だった。案内には日本語の放送と書かれていたが、それは間違いだわね。
普通、海外旅行先でNHKが映るかどうかなんて全く気にしないわよね。でも、めぎとしては、日本のテレビがリアルタイム見られるなんて、すっごくすっごく嬉しいことなの。ドイツにも契約すればNHKの国際放送が見られるサービスがあるけれど、お高いのでめぎは加入していない。
外から見ると角部屋はこんな感じ。めぎの泊まった部屋はこの反対側の角部屋なのだけど、こんな風に丸くなっていたのは同じ。
旅の最初の香港最終日(12月27日)は非常によい天気だった。うちのドイツ人がお昼に香港人の友人に会いに出かけたため、めぎは一人でスイートルームを独占。
なんて素敵な景色。香港の特等席に座っている気分。
あそこがピークなのね。あそこへ上って百万ドルの夜景を見たいという気持ちもあったけど、あまりにもここからの景色が素晴らしくて、出かけるのをやめてしまっためぎ家だった。旅の最後に香港へ戻ってきたら上りに行こうとも話していたのだが、戻ってきたら天気は悪いし寒いしで、結局機会を逃してしまった。
でもね、こうして行き交う船を眺めたり・・・
下界の風景を眺めたりして、大満足。
上の写真の右端に写っているのは1881ヘリテージのハウレット・ハウスというホテル。10室だけのスイートのみのホテルなんですって・・・あそこは客室のバルコニーなのかしら。
アジアのクリスマスっていう感じのデコレーションね。
ここは港にもすぐ近く、非常に便利のよいところだった。
朝食のバイキングも美味しかったし、グレードアップのおかげでリビングライフも楽しめたし、こんな素晴らしい景色を堪能できて、めぎとしてはペニンシュラよりもずっと心に残るホテルとなった・・・プールもあるし、ロビーも落ち着いているし、スタッフも接客態度が非常によかった。グレードアップしなくてもこの景色が十分見られたことは間違いなく、ペニンシュラのような豪華さはもちろん無いけれど、コストパフォーマンスとしては申し分ない。
でも、この頃はまだペニンシュラを体験していなかったので、この隣に立つクリスマスのイルミネーションの建物を見ながら、旅の最後に泊まるのをとても楽しみにして眺めていたのだった。
あのロールスロイスの乗るのね~♪」と思いながら。
ペニンシュラでも後ろ側に建つタワーに泊まれば素晴らしい絶景が見られるはずだけどね・・・それは、YMCAの5倍はして、めぎ家的にはほぼ無理だわね・・・
100万ドルの夜景の中で感じたこと [2011-2012年 香港]
現在年末年始の旅行記を連載中。
昨日までのコメント中のいくつかの質問について・・・亀ゼリーはまだ食べていない。ペニンシュラの窓から見えた白い球体は、香港太空館という宇宙博物館。YMCAはユースホステルようなもので、普通は6人部屋などのドミトリーに泊まることになるのだが、香港のYMCAは普通のホテルのような部屋を用意しているところが結構多いようだ。誰でも予約できるが、お安いためか予約がいっぱいのことが多い。
そして、空港で福岡や成田という言葉を見たときの気持ち。実は、意外なほど全く揺れなかった。自分でも、日本以外のアジアへ日本に寄らずに行くというのは一つの実験だったのだけど。日本へ行くと色々とめぎなりに義務やらなにやらあるのだけど、今回はそれから完全に開放されて休暇に徹することができて大満足だった。日本って、友人に会えたり美味しい和食が食べられたり温泉があったりして本当に楽しいところなのだけど、その反面しがらみもいっぱいあるし、様々な意味で「らしさ」を求められる・・・姉らしく、娘らしく、中年の女性らしく、奥さんらしく、職業を持つ既婚女性らしく、先生らしく、外国に住んでいる日本人らしく、そしてなんといってもきちんと日本人らしく、と。この休暇は、そういうものから完全に解き放されたかったし、それに本当に成功することができたのは、敢えて日本へ行かなかったからなのだ。
今日の写真はYMCAから一歩も出られなくなった夕方から夜にかけて。だって、こんなに美しい夕焼けが見えたから。
ドイツに来てからよくドイツ人に聞かれたのが、アジアではどこの国に行ったことがあるか、どこがお奨めか、という質問。でもめぎは、日本以外のアジアに一度も足を踏み入れたことがなかった。日本にいた頃はヨーロッパにしか興味が無く、時間とお金ができればすぐにヨーロッパに飛んでいた。ドイツに住み始めてからも、長い休暇があればもちろんヨーロッパの他の国を見に行きたかったし、アジアに飛ぶなら当然日本へ行っていた。日本へ行くなら直接飛んで、できるだけ長い間日本に滞在したくて、他のアジアの国にストップオーバーしようなどとは微塵も考えなかった。
それが、他のアジアの国にも行ってみたいなあと思うようになったのは、めぎの教える学生・生徒たちのほぼ10%ほどが毎年アジア系であったからかも知れない。中国、韓国、台湾、マレーシア、タイ・・・と、毎年数人のアジア系の学生・生徒がめぎのクラスにいる。そして、たいてい、同じアジアに縁があるということでめぎにある程度の親近感を抱いているのが感じられる。彼らの多くはドイツ生まれでドイツのパスポートを持っているが、夏休みなどに片親もしくは両親の生まれ故郷を訪ねた話を聞くことも多い。彼らの故郷ってどんなところなのかな・・・と少しずつ少しずつ興味が膨らんだ10年間だった。
非常に面白かったのが、月。緯度が低いとこんなに下の方だけが見えるのね。お月様、寝ているみたい。ドイツではいつも立っているのに。
また、うちのドイツ人には中国とタイに友人がいて、そこを訪ねに行こうという案がもう数年前から何度も持ち上がっていた。実は今回も、もともとは香港からタイを訪ねようという話だった。タイ行きの便よりも香港行きの方がずっと安かったので、まずはその便を昨年の初め頃に押さえた。それから香港からタイへ安い便を探そうと思っていたところ、タイの友人の都合が悪くなり、中国の友人の都合もつかず、結局我々は二人だけでどこかで休暇を過ごすことになったのだった。
では、どこへ行くか。ずいぶん前から、めぎ家では冬に是非熱帯地方へ行きたいという願望が強かった。歳をとってくると肌が乾燥し、うちのドイツ人は毎年かなり辛そうなのだが、数年前のハワイが非常に気持ちよく、あの年は肌の乾燥にあまり悩まずに済んだという記憶もあって、真冬にはぜひ蒸し暑いところへ行きたかったのだ。
でも、ぎりぎりまで、香港からどこへ行くかは決めていなかった。そして、香港で旅行会社を訪ねてラストミニッツでどこかに行こう、と話していた。それが、冬になって義父の不幸もあって冒険する気力をすっかり無くしてしまい、直前にマレーシアのペナン島にホテルと航空券の手配をした。はっきり言えばタイでもミャンマーでもラオスでもヴェトナムでもどこでもよかったのだけど(めぎは最後までヴェトナムと迷ったのだけど)、うちのドイツ人が行ったことのない国で、二人ともビザの手続きの必要がないところを選んだのだった。
休みに入る直前に、ブログでも紹介したが大学の日本人スタッフとの鍋パーティーがあって、そこで3人もの先生方が年末年始に日本へ行くという話をした・・・でも、そのとき、不思議と心が揺れなかった。いいなあ、という気持ちがわかなかったのだ。日本には2010年夏に行ったきりなのだが、その夏に日本でやりたいことをやりきってしまったという気分。買いたいものはいっぱいあるのだが、このユーロ安ではどっちみちそれほど買い物はできない。それでも、実際に香港というきわめて日本の近くまで来てみたら、もしかしたらすごく望郷の念がわくかも、と想像していたのだが、香港空港で札幌行きの飛行機を見ても、羽田行きの飛行機を見ても、あ、ここからまっすぐ飛ぶのね、などと思っただけで、行きたいという気持ちが生まれなかった。それよりは、特に帰りには、ああもう十分、早くうちへ(ドイツへ)帰りたい、と心底思った。とうとうめぎは、ドイツと日本との間で揺れた長い長い時期を乗り越えて、本当にドイツに根付いたのかも知れない。
香港でたくさんの光を見て、アジアの勢いと活気を感じた。
この光の分だけ人の営みがあるんだな、と感慨深かった。
こういう高いビル群とネオンを見ると、日本の東京や大阪を思い出す。ドイツには全くない景色。ああ、アジアだなあ。
香港はイギリス領であった所為か、常識的な基準が日本と近くて非常に東京に似た雰囲気があったし、こういう飾り付けやビル群やネオンがとっても日本的で、まるで故郷にいるような錯覚を感じたり、日本もアジアの一員なんだという当たり前なことを実感したりする日々だった。
でも、やっぱり外国だから、しがらみがなくて、それらしさも要求されなくて、気ままに歩ける。今回は、とにかくなんの義務もなんのしがらみを感じずにただただゆっくり気ままに過ごしたかった。たぶん、それほど疲れていたのだろう。この100万ドルの夜景の中に身を置いて、何も考えずぼんやりとネオンとレーザー光線を楽しんで、無邪気に「ひょ~すごいね~」などと声を上げ、単純に楽しかった。
今日、カード支払いの明細が来て、改めてペニンシュラの額を見て、それこそ「ひょ~」という気分。
しばらくは経済して、仕事頑張らなくちゃ。
YMCAの全体像はこんな感じ。右側前方に海があって、めぎ家が泊まったのは右端の上から2つめの窓のところ(写真では真っ暗)。左側奥にペニンシュラのタワーが写っている。こうして見ると、YMCAの海側の方がペニンシュラのタワーより前方にあって、YMCAが本当に悪くない立地であることが分かる。昔はこのYMCAとペニンシュラの前はすぐに海だったそうで(うちのドイツ人が最後に香港を訪れた16~17年前はまだ海だったという記憶)、こう埋め立てられちゃって、この辺りのホテル群にとってはとっても残念な都市開発なんだろうな。
なんだかとりとめもなくなってしまったけど・・・香港のホテルの話はこれでお仕舞い。明日はちらっとデュッセルドルフの話をして、その後香港の食事編に突入する予定。
香港での食事 ~食堂編~ [2011-2012年 香港]
今日からまた年末年始の香港のお話を。ホテルでゆっくりする滞在型の旅の中で、ほとんど唯一外に出たのが食事の時。豪華ホテル暮らしの反面、食事はずいぶんお安く済んだ・・・特に切り詰めたつもりはないが、☆付きの有名なレストランではなく主に現地の食堂に通ったためだと思われる。
お昼頃到着して、最初に向かったのは尖沙咀(なかなか覚えられなかったが、Tsimshatsuiと読む)の海防道から入る市場の中の屋台のような食堂のようなところ。
中には中国人の家族連れとかがいて、そうそう、こういうところで食べてみたかったの、とお店を決めた。
漢字の知識を総動員しつつ、そこにある具材を適当に指さして食べたのがこちら。米の平たい麺に水餃子も入っている。うちのドイツ人のは写ってないが、たしか同じ麺に牛肉の筋の煮込みみたいなのが載っていた。もう覚えてないけれど、二人で400円くらいだったと思う。
この市場のさらに奥に行くと有名な牛肉団子をトッピングする麺のお店がある。めぎはあまり惹かれなかったが、食べてみたら美味しいのかも知れない。いつかまた香港に行ったら試してみようと思っている。
お昼を食べてから一度ホテルに戻って一眠りし、また夕飯を物色に。色々ぶら下がってますわ~♪
色々泳いでるし♪
すぐにでも海鮮を食べに入りたそうなうちのドイツ人を、こんな町中のツーリスト向けのお店じゃなくて明日島に行って食べようね~と受け流し、めぎが選んだお店はこちら。
メニューの漢字といくつかの写真とにらめっこして、水餃子と・・・
こんなのを選んだ。食べ過ぎ?いやあ、かなり量が多かったけど、美味しくて♪
ここも二人でせいぜい650円くらいだったと思う。見知らぬ香港人たちと相席して食べてたら、みんな食べるのが早くて、めぎの隣の人は2人も変わっちゃった。
どこに行っても、まず中国語で話しかけられ、めぎが分からないのを見るとブロークンな英語に切り替わる。そして、ささっと見渡して、こういう丸テーブルの中にすぐに二人分の席を作ってくれる。手際の良さは素晴らしい。
たしかこれも海防道に面していた記憶。黄色く光っているところの右隣の暗いところ。
こうして一日目が終わり、二日目は朝食を前日にお昼を食べたあの市場の別の店で食べてみた(この日だけホテルで朝食をつけていなかったの)。
香港で有名な、出前一丁の麺。何でも香港では、インスタントラーメンの出前一丁をお店の麺として使っているそうなのだ。お茶は、まわりの人が飲んでいたのを見て同じのを適当に出してもらったら、ミルクティーだった。あら、箸が反対に乗ってるわね・・・なかなか素敵な朝ご飯でしょ♪
ドイツ的に考えると許容範囲を超えすぎたぐちゃぐちゃと汚さだけど、これがここの仕組みの中では整然と機能していくのが非常に興味深く、うちのドイツ人が感心して見ていた。彼はこの中国の入り乱れた整然が昔から大好きなのだとか。
二日目のお昼は二人で南丫島(Nán yā dǎoと読むそうだが、英語でLamma Islandというらしい・・・丫は英語のYみたいだけど、中国の漢字)へ魚介を食べに行ったのだけど、その話はまた日を改めて。
その日の晩は、うちのドイツ人が選んだお店で鴨や豚肉などを。
残念ながら、いかにもチェーン店というかファーストフードというか、不味くはないがそれほど美味しくもない、普通っていう感じ。いつか美味しい北京ダックを北京で食べるのが夢。
三日目の朝はYMCAの美味しい朝食バイキング、昼はうちのドイツ人は香港の友人と飲茶に出かけ、めぎはYMCAの昼食バイキングへ。とっても美味しかったけどその写真は撮り忘れ。香港の前半最後の夜は、厚福街の方へ。その辺りはペニンシュラが立っている辺りとは全然違ってローカルな雰囲気で、ちょっと歌舞伎町や薄野を思い出した。
煎った栗が美味しそうだったな~買わなかったけど。
そこで入ったのはこのお店。
中は意外と広々としていて明るい。
うちのドイツ人には英語のメニューをくれたけど、それにはほんの数点しか載っていない。それで、やはりめぎが漢字とにらめっこして、これらを注文。
めぎの麺は、じつはこれ。辛くて酸っぱいとあれば、是非試してみたくって。美味しかった~♪ 小さいのが18H$と書かれてるでしょ。それが二つ上に写っているめぎの頼んだ麺。これだけ十分大きくて具も麺もたっぷり入ってて180円。香港、万歳。
こうして香港滞在前半が終了し、この次の日にペナン島へ飛んだのだった。その3日間にしたことといえば、ホテルでのんびりしていた以外は、今日ご紹介したところへ食べに行ったのと、船に乗って香港島へ渡ってまた船で戻ってきたことと(めぎが滞在したのは香港島じゃなくて、大陸側の九龍という街の突端の尖沙咀というエリアなのだ)、南丫島へ魚介を食べに行ったことだけ。明日はその南丫島のお話を。
船で南丫島へ [2011-2012年 香港]
現在年末年始の香港の話を連載中。今日から南丫島(Nán yā dǎoと読み、英語でLammaという)のお話を。
南丫島という文字を見たとき、「ナンなんとかって読むのかな」と想像していためぎは、うちのドイツ人にLamma島へ行こうと言われてもどこだか分からなかった。地図を見ながら、そんな島無いよ~と思ったら、アルファベットではLammaと書かれてる・・・どうしてなのかしら。Wikiで調べてみたら、南丫の訛った発音を英国人が使うようになったとのこと。南丫という島の名前の由来は、南の丫字の島という意味なのだとか。
ガイドブックによればこの南丫島は海鮮料理が美味しいとのことで、是非是非行きたいと思っていたので、うちのドイツ人の提案にすぐさまGoサイン♪ 次の日の昼前には尖沙咀から中環へ渡り、この波止場へ。
南丫島の船着き場は2つあるが、めぎ家は海鮮レストランが並ぶというこちらへまっすぐ向かうことにした。
船では甲板の一番後ろの席をゲット。一応屋根がついているが、屋内ではないので出航すると風が強い。ここに座っている人たちは皆、出航すると多くが屋内へ入り、もしくは持ち歩いていたダウンジャケットなどを急いで羽織っていた。
出航!
九龍と中環がどんどん遠くなっていく。これほど遠くなっても右側の香港島の海岸にはずっとずっと高層ビルが続いていたのにはびっくりしたけれど。香港って大きいのね。
そしてようやく高層ビルが途切れるポイントがやってきた。
その辺りまでくると、外海の船がたくさん見えた。
たくさんコンテナを積んだ大きな船もあるわねえ。
振り返るとここは香港島の裏側(南側)。反対側にも高層ビルと・・・
よく見ると、お墓のようね。
ここにもコンテナの大型船。
そして、ピークも見えた。ピークからは反対側の離島の風景も見えるってことね。
こうして束の間の船の旅を30分ほど楽しんで、南丫島に到着。
こんな船でやってきたの。
船着き場の左側にはこんな景色。
そして右側はこんな景色。レストランがいっぱい並んでいるわね~
でも、レストランの上には・・・なんてローカルなのかしら♪
つづく。
南丫島索罟湾 [2011-2012年 香港]
現在年末年始の香港の話を連載中。昨日から南丫島索罟湾のお話を。
南丫島(Nán yā dǎoまたはLamma)の索罟湾(Sok Kwu Wan・・・Kwuってどう読めばいいのかしらねえ)に着いて、まず寄ったのがこちらの公衆トイレ。
トイレから出てきたうちのドイツ人が心なしかうるうるした目でちょっと上気している。どうしたの?いやあ、それが、ちょっとトイレへ行ってみてよ・・・と言うので、めぎも入ってみたら、ハイドンの弦楽四重奏曲がかかっていた・・・そう、お分かりの方がもういらっしゃるはず。ドイツ国歌のメロディが流れていたのだ。もちろん香港の公衆トイレ当局はこれがドイツ国歌だと分かってかけている訳じゃないのだろう・・・ハイドンの弦楽四重奏曲をかけていて、たまたま第2楽章がちょうどうちのドイツ人がトイレに入ったときにかかっていた、ということなのだろうな。でも、遠い異国で国歌を思いがけず耳にしたときの気持ち・・・心の琴線に触れる。すっかり忘れていたのに、突然故郷への想いが熱く湧き上がる。音楽って不思議なものね。
そのお手洗い自体も、なかなか興味深い。こんな和式トイレみたいなのがあって・・・
使用後はこの桶から自分で水を汲んで流す。
さて、お手洗いを出ると、こんな細い道が続いていて、そこに魚介レストランがびっしりと建っている。そして、スゴイ呼び込みだ。でも、めぎ家はその呼び込みを吹っ切って、まずはこの通りを橋まで突っ切ってみることにした。
突っ切って向こう側へ出ると、こんなお寺が。天后宮っていうのね。
右側の阿形さんと・・・
左側の阿形さん。
お線香みたいなのがいっぱい立っている。
どんなときにどんな風にお参りするのかな。何を思ってお線香をこうしているのかな。
そこからずっとハイキングコースが続いていて、途中に田園風景や亜熱帯植物の森や展望台やビーチがあったりして、1時間半くらい歩くともう一つの波止場、榕樹湾(Yung Shue Wan)に出るらしい。その榕樹湾の方は、海鮮レストランだけじゃなくてカフェやらお土産屋さんやらがあり、香港在住の欧米人が多く住んでいるとのこと。うん、人とビルのものすごく多い香港中心部を避けてこの離島に住みたくなる気持ち、分かるわあ。
めぎ家はハイキングをせず、カフェにもお土産屋にも用はなく、魚介レストランしかないこの索罟湾に留まった。さて、元来た道を戻って食べる店を決めましょ。
あらまあ♪
わんちゃんが座っている食堂もあった。
つづく。
香港での食事 ~南丫島編~ [2011-2012年 香港]
現在年末年始の香港の話を連載中。いよいよ南丫島での食事のお話をどうぞ。
南丫島の索罟湾の海鮮レストランは、どこも海に面している。
陸側には水槽がいっぱい。
ほぉ~綺麗な色だな~~
いろんな貝もいるし・・・
ごそごそ忙しく動いているものも。
おお~元気がよいこと♪
どのレストランも、客がこの水槽を見てこれが食べたい、これをこういう風に料理して、と注文する仕組み。例えばこのイカさんは・・・
注文を受けたその場ですぐにこんな目に遭っていた・・・
いやだ~そんな目に遭いたくないっ!!
めぎたちは、真ん中あたりのこのレストランにした。どうやらツアー客もかなりいるようだった。大勢で大きな円卓を囲めたら、色々食べられていいだろうなあ。
めぎたちは二人なので、そうたくさんは食べられない。でも、是非食べてみたいものを少数精鋭で注文し、青島ビールを頼んでウキウキしながら待った。
頼んだのは、大きなエビのガーリック炒めと・・・
カニのおこわ。これ、カニにはいっぱいミソが入ってて、おこわに非常にいい出汁が出てて、絶品。
両方ともすごく美味しかった・・・そして、すごくおなかがいっぱいになった・・・エビとカニだから、我々は無口になって黙々と食べた・・・食べ終わってから、美味しいけれど食べるのが大変だからカニは今回で打ち止めにしようね、ということで一致した♪
ここのお支払いはもうよく覚えていないのだが、たしか全部で500H$(約5千円)くらいしたと思う。観光客向け価格なのか、ぼられたのか、これが相場なのか、全く分からないが、とても美味しかったことは確かである。
フェリー30分の旅 [2011-2012年 香港]
現在年末年始の香港の話を連載中。今日は、南丫島でお昼を食べたあと、香港島へ戻る話をどうぞ。
南丫島で海鮮料理を食べるという目的を果たしためぎ家は、食後すぐに港へ。運良くすぐに帰りのフェリーが来て、すぐに出港。
着いたときより少し明るくなったみたい。
この浮いているのはたぶん南丫島漁民文化村。
見学すると面白いんじゃないかな。
すぐそばに見えている香港島の裏側にはたくさんのマンションが。
山の上にもマンションらしき建物がいっぱい。
なんか、どれも同じような形・・・きっと一つのマ○アが全てを支配しているのね。
その中で、この穴の空いた建物が非常に目立っていた。
それにしても中国人は本気でポーズをとって撮影する・・・それは、老若男女問わず、本当に、文字通り、だれでも。ね、真剣でしょ。
船はこの辺りでぐるりと回る。それに伴って、この建物の見える向きもぐるりと回転。
龍の通り道、残念ながら龍が通るところはこの目では見えなかったけど(♪)、代わりにこんな船を見かけた。
こうしてどんどん南丫島が遠くなっていき・・・
香港島の表側へのポイントまで戻ってきた。
ちょうどその辺りでこんな船を見かけたり・・・
こんな人を見かけたり。
このお方はずっとずっと撮影を繰り返していた。
この船の旅、片道がたしか20H$(約200円)。約30分でこんなお安く海鮮料理までたどり着ける・・・香港って素敵♡
あ、ヘリポートもここにあるのね。いつか、ヘリも乗ってみたいな。
♪ おまけ ♪
1月20日の夜、冬休みを終えてブンデスリーガ後半戦が始まった。初戦はデュッセルドルフ近くの地方都市メンヒェングラッドバハVSあの有名なバイエルン・ミュンヘン。思い返せば秋のシーズン初戦、前年度に入れ替え戦で何とか勝ち残ったメンヒェングラッドバハがまさかバイエルンでバイエルン・ミュンヘンに勝つとは誰も思っていなかった・・・しかも、あの、バイエルンに移籍したばかりのパーフェクト・ノイアーがミスをして、その所為で負けるなんてね。
そして、その因縁の対戦、またもやノイアーのミスでグラッドバハがゴール!写真はARDから。
3対1でメンヒェングラッドバハの勝ち。バイエルン・ミュンヘンは前半戦17試合で全部で10ゴールしか失っていなかったのに、後半戦初日に3ゴールも入れられちゃうなんて、アンチ・バイエルンのうちのドイツ人はもう嬉しくて嬉しくて顔がゆるみっぱなし。
そんな中、1ゴール返したのはようやく怪我から復帰してきたシュヴァイニー。よかったね。
今日からまた土曜日のサッカーニュースの日常が始まる。今年はEURO2012もあるし、楽しみだわあ♪ でも、ノイアーを始め多くがバイエルン・ミュンヘンの選手であるドイツナショナルチーム。大丈夫かしらね。
香港での食事 ~鯉魚門編~ [2011-2012年 香港]
現在年末年始の香港の話を連載中。今日はもう一カ所、海鮮料理を楽しんだ鯉魚門のお話を。
香港に滞在したのは2週間の旅のうち最初の3日間と最後の3日間だが、この日は2回目の滞在3日間のうちの中日。うちのドイツ人の知り合いの香港人が海鮮レストランへ案内してくれるということで、待ち合わせに指定されたのが、地下鉄の油塘(Yau Tong)という駅。そこから10分くらい歩くと、こんな港に出る。
そこにこんな門が立っている。
読み方はこちら。
その門をくぐると、こんなところに出る。
この日はもう旅の終わり頃だし、人と会うので写真撮影よりおしゃべりに集中したかったということもあって、一眼レフカメラをホテルに残し、コンデジのみを持って出かけた。写りがずいぶん違うわね。
この鯉魚門も、先日の南丫島と同様に水槽がいっぱい。そして、呼び込みがスゴイ・・・でも、知り合いはその呼び込みを無視してどんどん奥へ奥へ。両側に水槽の並ぶ細い道をずんずん右へ曲がり左へ曲がり・・・そんなわけで、その道すがら写せたのはこの大きなヒトデさんだけ。ヒトデはどんな料理にするのかな。
そしてようやくたどり着いたのがこのお店。
席が決まってから、そのお店の水槽に案内されて、食べる魚介を選んだ。例えばこんな大きな巻き貝や・・・
大きなシャコさんや・・・
アワビさんや・・・
ホタテ?
こんなお魚さんも。
大きくて綺麗なエビさんもいたけど、この日までに一週間以上エビを食べまくったので、この日は取りやめた。
青島ビールで乾杯♪
この向こうを向いている彼女がうちのドイツ人の知り合いの香港人。本当は南丫島に連れて行きたかったのに、めぎたちだけで行っちゃって、すごく残念がっていた。そうね、彼女と一緒だったらあそこでももっと色々食べられたのにな。
だって、ここではこんなに色々美味しいものが食べられたんだもの・・・まず蛤のような大きな貝に・・・
ぷりぷりっとして絶品のシャコに・・・
アワビさんに・・・
春雨のようなものが乗ったホタテに・・・
巻き貝はこんな風になって出てきた。
そして、残念ながら写し忘れてしまったお魚。それがもう、びっくりする美味しさ。お魚は蒸して出てきたのだが、蒸した魚がこんなに美味しいなんて、目から鱗。でも、美味しく蒸すには、新鮮な魚を的確な温度で的確な時間蒸さなければならないそうで、それがやっぱり職人技なのだろう。
食後にはこんなデザートが出てきた。
このマンゴーはとってもとっても美味しかった。パパイヤも♪
お願いして厨房も写させていただいた。とっても忙しそう。
そしてここのお会計だが・・・それが、南丫島とほぼ同じく全部で約500H$くらい(約5千円)だったのだ・・・それはまさか嘘でしょ・・・それとも本当に?実は、この日はここに連れてきてくれた彼女をご招待するつもりだったのだが、彼女はそれにずいぶん難色を示した。香港なのだから自分がご馳走したいと言うのだ。だから、たぶん・・・めぎたちの想像だが・・・彼女がある程度こそっと支払って、残りをめぎたちに会計として渡したのではないかしら・・・(Entschuldigung, aber wir vermuten so... Vielen Dank!)それは永遠に謎だけど、とにもかくにもこのレストランはとってもとっても美味しかった。連れて行ってくれた彼女に大感謝。
店をあとにしたのは10時過ぎだったが、既に水槽の後片付けをしていた。
そしてまた右へ曲がって左へ曲がって・・・と繰り返して出てきたところ。この辺りもみんなお片付け中。
連れてきてくれた彼女は、この日お仕事だったし、次の日も仕事だった・・・めぎたちののんびり休暇におつきあいしてくれて、本当にありがとう。
こうして束の間の楽しいひとときを過ごし・・・
元来た道を戻って・・・
さようなら。本当に、またいつか是非会いましょう。
香港での話はあともうちょっとあるのだけど、明日は久々にデュッセルドルフの話をする予定。
竹の技術 [2011-2012年 香港]
今日から再び年末年始の香港のお話を。あともうちょっとだけどうぞおつきあいを。
香港でめぎが非常に興味を持ったのが、こちら。
いえ、この建物にという訳じゃなくて・・・
この技術に!
これ、すごいよね、すごいよね~
部分的にもよく使われていた。
これ、下の方はどうなっているかというと・・・
ちょっと怖いかな~うん、小心しちゃうわ!
それにしても素晴らしい技術。
この技術が生きているというだけで、中国の将来は明るいという気がしてきためぎだった。
新しいものに変えることは簡単だけど、それで失われる伝統や技術がある。中国は今の時点ではまだこの技術を大切にしているということ。それって、素晴らしいな。
これはYMCAのまわりに張られていたもの。めぎたちが泊まっていたクリスマスの頃はなかったが、旅の最後にペニンシュラに泊まったときに、ちょうど準備しているところだった。
中国にはこんなにたくさん竹があるのね。竹の育たないドイツにいると、これがすごく羨ましい・・・竹細工をもらっても、乾燥している所為で割れちゃったりするし。やっぱりその土地にはその土地にあった植物が育ち、それを生かした文化が育つということなのよね。
それにしても、中国ってすごいわね。。。
こんな高いビルだって、それで建てちゃうんだから!
香港空港から尖沙咀まで [2011-2012年 香港]
今日も昨日に続き香港の建物のお話。写真は香港空港からホテルに向かうバスの車窓から。
めぎが初めて目にした香港の景色とは・・・
このビル群!
なんでみんな同じような建物ばかりなの?
この一つ一つに営みがある・・・と思うと、なんだか空恐ろしくなる。だって、すごい数なんだもの。
バスはこんな立派な橋を通っていく。
おお!ああいう建物もあるのね。
おお!!どんどん開発中ね。
ね、高いビルは、どれも同じような形ばかり。どれも同じところが作っているのよね?国営の会社が作っているってことかしら?それとも一大マフィアが牛耳っている?
そんな中に大きなお墓もある・・・すごいなすごいな~
そしてバスはいよいよ市街地へ入り・・・
さらに色々な現実が見えた。
香港、面白い。これぞ、生きている街という気がする。
バスはその後彌敦道(Nathan Road)に入り、ひたすらまっすぐ走っていった。
そしてホテルに荷物を置いて初めて歩いた香港のど真ん中。そこには・・・こんなに室外機。
繁華街に洗濯物。
こんなど真ん中でも人が本当に暮らしている街。興味がぐんぐんわいためぎだった。
トラムに乗って北角へ [2011-2012年 香港]
実はまだ終わっていなかった香港のお話。暖かくなる前に香港のお話を最後まで終わらせておこうかな。
2週間の旅の終わり頃、2階建てのトラムに乗って北角という場所の市場へ行ってみることにした。2階席の一番前に座ってゆっくりと撮影。
ちなみにトラムはどこからどこまで乗っても2HK$、たったの20円程度。
香港らしさというか、中国らしさというか、非常に興味深い景色。
すごい人だなあ・・・
学校生徒の制服はちょっと日本っぽいわね。
途中でこんな通りが見えたり。
線路工事しているのも見えたが・・・
作業員はどこの国の人かしら。
こうして30分くらい乗って・・・
ようやく北角に到着。
家の中はどうなっているのかな。
細い路地に入っていきたかったけど、それは彼らの領域に他人がどかどかと踏み込んでいくということのような気もして、やめた。
市場はあそこね。
実はトラムで北角行きに乗ればこの市場の通りをトラムから見下ろすことができたのだけど、めぎたちが乗ったのはもっと先まで行くトラムだったので、この通りには曲がっていかなかった。
市場の通りの右側はこんな感じ。
めぎたちは左側の食料品の市場を見て歩いたのだった。
つづく。
市場の様子 [2011-2012年 香港]
今日も年末年始の香港のお話を。
昨日のトラムで着いたところは北角の市場。
ドイツでも肉屋さんはかなりグロテスクなんだけど、中国もなかなかすごいわね~
肉のすぐ横に魚が並んでいる。
魚も新鮮さをアピールしているみたい。
置き方は相当無造作で・・・
生きたままのも。
牡蠣はものすごい量。
そして、生きていると言えばこちら・・・たぶんよく見えないと思うけど、カエルさんがこの中にいっぱい入ってるの。
そして、注文を受けると一匹ずつ取り出してどん!と切っていく・・・合掌。
八百屋さんもそのすぐ隣に。
この野菜、菜の花みたいね・・・これ、香港の屋台みたいなお店で麺を食べると、よく付け合わせに出てきた。
それからピータンも売ってたし・・・
ソーセージなどの練り物も。
旧正月に向けたものも売り出され始めているようだった。
つづく。
北角の暮らし [2011-2012年 香港]
現在年末年始の香港のお話を連載中。ここは一昨日から見てきた北角の市場。
ここ、かなり魅力的だった。
このぶら下がっているものにも興味惹かれ・・・
買ってみたが・・・
これがなんなのか分からなかった。冷たかったし、うちで蒸してから食べるものなのかな。
いろんなものが、それが何なのか分かるような分からないような。
これはかなりグロテスク。
この無雑作感が面白い。
いろんな乾物が売られていたが・・・
これは本物なのかなあ。
折しもこんな記事を見つけたが、高級ホテルの高級レストランはともかく、一般庶民はフカヒレをどのくらい食べているのかな。
さて、市場を見てからそのあたりをぶらぶらと歩いてみた。
庶民はどんな生活をしているのかな。
不動産屋がいくつかあって、ずいぶんシックな都会的なマンションの部屋が紹介されていたけれど・・・
この現実からとても想像できないんだけど。
こうしてぐるっと一回りして、トラム乗り場近くでお昼ご飯に。
例によって漢字をじーっと見て解読(想像)して頼んだのがこちら。
麺がちょっと堅かった。
九龍から香港を望む [2011-2012年 香港]
現在年末年始の香港のお話を連載中。昨日までの旅行の終わり頃の話から一転、今日は到着した日のお話。
香港空港からバスで九龍まで来て、ホテルに荷物を置いて何はさておきやってきたのがここ。
九龍から香港を望む。めぎが初めて見た香港。海沿いにずーっとずーっとビルが続く。すごいなあ。
この景色を初めて見たときには想像つかなかったが、このビル群の中にあの生々しい市場や洗濯物を干した庶民の生活がいっぱいいっぱい詰まっているということ・・・それを知った後でこの景色を見ると、非常に感慨深い。
奥の方へもビルが続く。重なり合っているビルは、海の見える部屋と見えない部屋があるということ・・・テナント料がずいぶん違うんだろうな。
こういうのを見ると地震が怖い・・・とコメントがたくさんあったが、香港は、地震のほとんど無い、あっても非常に弱い地震しか起こらない、とっても恵まれた土地なのだとか。
いろんな船の行き交う海。見ているといつまでも飽きない。
ずーっと向こうには削られた山もあった。
香港島側は今も工事中。
別の日に、工事している辺りに行ってみた・・・こうやってどんどん埋め立てているのね。
こうして、以前には海沿いだったところもどんどん奥になっていく。
あの市庁舎が建てられた頃は、高いビルもなく、風景が全く異なっていたのだろうな。ちょっと札幌の時計台を思い出しためぎ。
そんな香港を望む九龍側。
ここは人がいっぱい。
夜景を見に来ると、とんでもなく人がいっぱい。これは腕の長いうちのドイツ人に手を伸ばして撮ってもらった写真。
背の高いうちのドイツ人はいいけれど、めぎには何も見えないので、船着き場の方へ行ってみた。
ほら、あそこ、すごい人でしょう。ちょっと暗くて見えにくいけど、2階にもすごい人。あそこにいたの。
でも、船着き場にはほとんど人がいなくて、夜景をゆっくり楽しめた。ちょうどクリスマスだったので、パーティークルーズの乗船中だった。
パーティークルーズには興味ないけど、ちょっと船に乗ってみたいなあ・・・と思って、フェリーに乗ってみた。
そのお話はまた明日。
香港のフェリー [2011-2012年 香港]
長い間とびとびで書いてきた年末年始の香港のお話は今日が最終回。
夜景を見ているうちにフェリーに乗りたくなっためぎたち。こんな券売機で切符を買う。
渡るのにかかる費用は普段なら2.5HK$、約25円。この日はクリスマスだったので特別料金で3HK$、約30円。(この表示は別の日に撮影。)
切符はこんなプラスチックのコイン。何度も再利用しているということなのだろう・・・これって、素晴らしいエコね。
香港にはJR東日本のスイカみたいなオクトパスカードというのがあるのだが、こんなふうにほんの2~3HK$ずつしか使わないのに50HK$の保証金込みで150HK$のカードを買うことには惹かれず(めぎ家は買い物もしないから、余ることは目に見えている)、古いコイン形式の切符を利用した。
買ってすぐにこの可愛いコインをこの改札に入れて仕舞わなきゃならないのがとっても残念だったけど。
船の中はこんな感じ。
窓のあるところと無いところがあって、無いところからは夜景の撮影し放題。
人がいっぱいの展望台にいるより、ずっと楽しい♪
レーザー光線が出ているのは、光のシンフォニーとやらがやっていたから。
船から見る香港の夜景は間近で、最高だった。
香港側に着くと・・・
九龍側にはペニンシュラ♪
これがめぎの香港到着一日目だった。香港で一番楽しかったことといえば、美味しい麺やお粥や魚介満載の食事を除けばこの素晴らしい船の旅。だって、25~30円とお安くて、100万ドルの夜景を独り占めしているかのようで。
この船の旅が気に入っためぎは、その後も地下鉄をほとんど使わずにいつも船を利用した。
船着き場の入り口はこんな感じ。これは、香港側から戻るとき。
船の中。ここは窓のない部分。寒いけど、景色を生で楽しめる。夏は気持ちいいんだろうな。いや、暑くてしんどいのかも知れないな。
外には大きなコンテナ船が通るかと思えば、こんな小さな舟も。漁師さんたちかな。
香港のビル群の中にはほとんど緑がない。でも、ビルのすぐ後ろ側は山だし、なんと言ってもこの海という自然と共に生きている街。ただ海に面しているというのではなく、海が暮らしと直結していて、潮風が香る街なのだ。香港島をぐるりと囲むこの海のおかげで非常に開放的で、あんなにビルが密集しているのに圧迫感がない。非常に不思議な魅力を秘めた街だった。
こちらは窓のある部分。
とても寒かった最後の3日間には、この窓がありがたかった。
船はかなり古い。でも、そのおかげで25円や30円で渡れるのなら、この古いのをずっと使い続けて欲しいな。
以上で香港旅行記はお仕舞い。年末年始の話は膨大なマレーシアの写真が残っているのだが・・・それに実は、去年の夏のエストニア旅行の話もまだ残っているし、秋のボーデン湖の話も。ああ、どうしましょ。