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アンダルシア紀行 ~セビリアの家のつくり~ [アンダルシア]

夏には40度にもなるというセビリアでは、中庭のある家が目に付いた。床が大理石で、ひんやり感じられるようになっている。中庭に沿って二階にも通路があり、窓が開けっ放しになっている。風通しをよくしているのだろう。壁にはよくタイルが貼られている。それが、見た目に涼しげであった。

ここは私たちが泊まったホテル・シモン。19世紀には貴族の邸宅だったということで、インテリアがとても豪華だ。





私たちが泊まった部屋。ここも床は大理石。

食堂にもタイルがいっぱい貼られている。

もう一つ、セビリアで泊まった一泊二人で39ユーロのホテル・ピカソ。

こちらも一階から上を見上げると吹き抜けになっている。

二階はやはり、吹き抜けの部分に沿って廊下になっていて窓が開かれている。

下を見下ろすとこんな感じ。


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アンダルシア紀行 ~セビリアの塔~ [アンダルシア]

写真を振り返ってみると、色々な形の塔が写っていたので、一挙ご紹介。

まずはホテルのバルコニーから見えたヒラルダの塔の先端のヒラルダの部分。ヒラルダとは、風見、という意味で、このてっぺんのブロンズ像は4メートル、1288キロもあるそうだが、ちゃんと風見の役割を果たしているという。手前に見えるのはスペイン国旗とアンダルシア州旗。

それ以外は、散歩しながら目に付いた景色を写したもの。したがって、その建物がなんなのかは分からない。



塔のようなファサードも。



下の写真の右側は市庁舎。その左側にもなんてことのない普通の建物の顔をして塔付の赤い建物がある。


こうして何枚も見てくるとおなかいっぱいになってくる。スペインはドイツと違って、色鮮やかな印象だ。



塔のようなファサードの後ろにもう一つ塔が見える。


最後にもう一回、アルカサル(イスラムの宮殿)の庭から見たヒラルダの塔を。


♪ 余談 ♪
アンダルシアは、ドイツ語でアンダルーズィエンという。セビリアはドイツ語読みしたらゼビーリャ、になるし、現地の人はセビージャというそうだ。アルカサルはドイツ語読みしたらアルカツァールになるし、現地ではたぶんアルカサールに近いような感じだった。しかもその「サ」は英語のthのような発音だ。今回の旅は、日本語読みとドイツ語読みとスペイン語読みの入り混じった面白いもので、我々はいろんな地名をいろんな読み方で楽しんだ。知らない外国語になると聞いた音をどうしてもカタカナ化してしまう日本人と、聞き取りながら頭の中でアルファベット化できるドイツ人とでは、順応力・習得力が全く違った。


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アンダルシア紀行 ~セビリアのカテドラル~ [アンダルシア]

本日はセビリアの象徴、カテドラルをご紹介。

他のアングルからも撮影。





このカテドラルに入るには、なんと8ユーロくらい掛かるようだったが、私たちは早朝のミサに紛れ込み、無料でカテドラルが本来の使用目的で使われているのを堪能した。ミサの言葉がラテン語なのかスペイン語なのかも分からない私であったが、後ろの席に座ってしばし敬虔な静かな気持ちになった。

ちなみに私は、よく旅行先の教会のミサに行く。キリスト教徒ではないが、ミサには誰でも参加できる。オルガンの音や賛美歌も聴けるし、言葉が分からなくてもミサはお勧めである。最後の聖餐の儀式(パンと葡萄酒を信徒に分かつ儀式)のときにのみ、そっと席を立って脇によけるようにしている。プロテスタントのうちのドイツ人も、カトリックのミサではいつもそうしているので、恐らくそれで良いのだろう。

撮影もOK。邪魔にならないよう、フラッシュを使わなかったので、時々ボケているが・・・



このカテドラルは非常に広い。奥行き116メートル、幅76メートル。幅広いのは、モスクの跡地に建てられているからだとか。





中には、コロンブスの墓がある。ほう、コロンブスか~と感動。王様たちに担がれているコロンブスってすごい。


下のは、どういうモチーフなんだろう・・・


♪ おまけ ♪

一番上の写真は、ちょうど日本人団体観光客が写真スポットとして案内されていたところに遭遇し、その中にうちのドイツ人が紛れ込んで、同じアングルで撮ったもの。同じ場所へ同じ時間に相次いで二つのツアーがやってきていて、どちらのガイドさんも「近づくと全体が入りませんから、ここで写真を撮ってくださいね~」と25人くらいの人たちを案内していた。早朝の光を浴びて柔らかな色のカテドラル。ポイントを抑えていて、さすがだ。

日本語を聞いて嬉しくなった私は、観光客の皆さんを思い出に撮影。


みなさん、どうぞお気をつけて~


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アンダルシア紀行 ~カテドラルの夜景~ [アンダルシア]

本日ももう一回カテドラルについて。

なにしろ数日に渡ってセビリアにいたので、カテドラルを異なる時間に何度も写したのである。何度見てもその精巧さに感嘆。どうぞおつきあいを。



ヒラルダの塔の風見が、ちゃんと動いているのが分かる。下の写真はほぼ同じ角度から別々の日に撮ったもの。



夜になるとライトアップする。光が優しい色で、なかなかに美しい。





♪ おまけ ♪

昨日もご紹介したコロンブスのお墓。それを担いでいるのは、当時スペインを構成していたレオン、カスティーリャ、ナバーラ、アラゴンの4人の国王。ちょっと憂いに満ちた国王の顔が美しい。

うちのドイツ人は、手前のものにピントを合わせ、尚且つバックもボケずに写す方法を何とかマスターしたいと頑張って色々試したようだが、どうもうまくいかなかったようである。国王の持っている十字架を使って、いろいろなアングルで写真を撮っていた。


靴まで撮っていたとは・・・


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アンダルシア紀行 ~ハモン(生ハム)~ [アンダルシア]

本日のテーマはこちら。

別な角度から見ると・・・

もうきっとお分かりのことだろう。全体像はこちら。

この一つはこんな風に置かれ・・・

こんな風に切られ・・・

そしてこんな風に出される。そう、これはスペインのハモン、生ハムである!!

タパスならパンの上に乗って出てくる。

私がとても気に入って何度か足を運んだバル(居酒屋とでも訳すのだろうか)。


スーパーでもこんな風に・・・ちょうど安売りしていたようだ。結構お値段の差が・・・


スーパーの量り売りで買ってきて、同じくスーパーで買った安いワイン(一本2ユーロくらい)をホテルの適当なグラスに入れて部屋でも乾杯!嗚呼、美味♪



スペインの生ハムは、乾燥した気候を生かして塩漬け豚を乾かしただけ。それに対しドイツでは、燻製にする。従って、においが全く違う。スペインのフレッシュな生ハムは、同じヨーロッパでも、ドイツから行くと特別なものだった。

♪ おまけ ♪
ハモンこと生ハム以外にも、スペインではサラミみたいなのやら別のハムやら充実している。

下はチョリソー・ピカンテ。かなりこってりしていて、そこそこ辛い。味はいいのだが、夜遅くに頼んでしまった私は、その脂っこさのため食べるのに結構苦労した。

こちらはあっさりしたロモ。ひれ肉の部分である。

その他にもいくつか食べたのだが、残念ながら写真なし。名前も忘れてしまった・・・まさに一期一会かも。

スーパーのハム売り場は素晴らしい品揃え。

生ハムは小さな塊でも売られている。白いのは骨。なんに使うのかは不明。スープの出汁にするのだろうか??それとも・・・食べる・・・?

お肉の単位は大きい。

最後の一枚は、レストランの冷蔵庫。ここでお肉を見て指定して焼いてもらうことができるようだった。あまり肉に興味が湧かなくて食べなかったけれど、今見ると結構美味しそう・・・


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アンダルシア紀行 ~タパス等の食事とスーパー~ [アンダルシア]

今回の旅行ではバル(居酒屋)に行って赤ワインを飲みながらタパスをよく食べた。ちょっとずつ色々食べられるところがいい。日本の居酒屋を思い出す。

今回の旅の中で私が一番気に入ったのがこちら。

これは、タコのオリーブオイル&塩漬けと、熟成してものすごく臭いチーズ。チーズをかじかじしながら赤ワインをちびちび。至福。とは言えチーズはどこのバルにでもあるのだが、このタコのオリーブオイル漬けは私が探した限りでは他のバルでは見つけられなかった。美味しくて、行くたびお代わりも。タコを食べ終わってからもこのオリーブオイルにパンを浸して舐めるように食べきった。ああ、もう一度食べたい・・・

その他のタパスたち。


アンチョビも食べたが写真を撮るのをうっかり忘れてしまった。海の幸がたくさん食べられるところがなんとも嬉しい。しかも、塩味であぶってオリーブオイルとレモンだけで食べるのは、なかなかさっぱりした味付けのないドイツから来ると感激!!

そのオリーブオイルは、ドイツで売られているのより濃度が濃い感じ。それをどばどば使うスペインらしく、スーパーでの売られ方もこんな大きな単位。

もっと大きな樽みたいなのも、別のところで見かけた。日本のお醤油の一升瓶売りのような感覚だろうか。いっぱい使うんだろうなあ、と想像できる。

海が近いのでこんな豪快な料理も。


下のスープは、魚介類を長時間とろ火で煮込んで出汁をとった魚介のスープ。

スーパーには海の幸が無造作に売られている。いいなあ・・・(ため息・・・どうして私はドイツ語を勉強してしまったのかしら・・・人生、間違ったわ・・・)



下のはタラの塩漬けの干したもの。これを料理するとどんな風なのか、タパスで試してみようと思っていたのだけど、機会なく終わってしまった。

お惣菜売り場。

ワインもこのとおりいっぱい。せいぜい2ユーロから7ユーロ程度のお値段。私には十分美味しい。

こうして見ると日本のスーパーとあまり変わらないかな・・・?


♪ おまけ ♪
甘いものが嫌いな私は、喫茶店に入ってもコーヒーしか頼まないことが多いが、二回ほど甘味と一緒にお茶をした。

こちらはちょっとフランス風。クッキーはそこそこの甘みでOK。エクレアは甘かったが何とか食べられた。しかし蜂蜜にどっぷり浸されたこの四角いものは・・・

ドイツもそうだが、フランスでもベルギーでも、そしてここセビリアの喫茶店でも、持ち込み自由である。コーヒーを頼んで、近くのパン屋でクロワッサンを買ってきて食べる、なんてことはパリでもブリュッセルでもOK、まったくもって差し支えない。セビリアにはチュロスという下のような形状の甘いお菓子が売られてて、それを買ってきて喫茶店のコーヒーで一休み。ワッフルのような雰囲気の味を想像していただければいいかもしれない。これはとても美味しくて、心地よい風に当たりながらいい雰囲気だった。


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アンダルシア紀行 ~オリーブ畑~ [アンダルシア]

まだまだセビリアの写真はいっぱいあるのだけど、昨日までのセビリアの賑やかで食傷気味の雰囲気からひとまず離れ、ドライブへGO!

セビリア中央駅のEuropcarでレンタカー。今回は鉄道を全く使わない旅だったのだけど、中央駅の様子を撮影。(私の影付♪)

中央駅の前がこんな空き地になっているとは・・・ヨーロッパの古い町は、駅が市街地から離れていてその辺りはイマイチな地域であるもことも多いのだけど、この空き地には流石にびっくり。

中の様子。




中央駅の横には大きな駐車場があって、レンタカーもそこに停められている。駅でレンタルの手続きをしたら、自分でそこから車を見つけて勝手に出発するシステム。

私たちの車はこちら。今回も予算が無いため小さい車。可愛いでしょ。


さて、アウトバーンに乗ると、制限速度は120キロ。

ちなみにドイツでは制限速度はなくて、いくら出してもよい。だから、140~160は普通である。180くらいになると私にはちょっと怖い。でも、200出している人も結構いる。そんな中、100という制限速度が表示されていることがたまにあり、それは車線が一本少なくなるとか、大きな街のインターがあるとか、そういうときにしかない。
したがって、スペインの120キロ制限と言うのはちょっとのろのろ運転のイメージ。でも、たまたまこの日は強風がすごかったので、時々スリルを味わった。

車窓からの景色に私は感動。窓ガラスを通しての写真であるが、まあまあなのをいくつかご紹介。






オリーブ畑を生まれて初めて見て感動する私に、ドイツ人は何度か撮影の機会を作ってくれた。




オリーブの木を堪能した私はすこぶるゴキゲン。で、次の質問。

こんなにたくさんのオリーブをどうやって収穫するの?
奴隷を使ったんだよ。

そっか・・・

ヨーロッパの歴史の一面を思う。

撮影した場所のひとつは、コルドバからマラガに向けて南下していた途中。その後分岐してグラナダへ向かった。

スペインは広い・・・(そして、電線が結構多い。)


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アンダルシア紀行 ~コルドバのメスキータ~ [アンダルシア]

本日はコルドバのメスキータ。

上の写真の右側がメスキータである。メスキータとは、スペイン語でイスラムのモスクのこと。もちろんキリスト教徒の手で改装した跡があるが、すっかりカテドラルになってしまっているセルビアのと違って、ここのはずいぶんイスラム色が残っている。

外壁の模様。

塀の中に入るとこんな感じ。



オレンジの庭では剪定が行われていた。

尖塔がそびえている。

外側を見ただけで疲れてしまった我々はバルにて一休み。しかしそこで協議したところ、ぜひ中を見たいということで二人の意見が一致。一休みして美味しいハモンで力をつけて、いざ往かん!入場料は一人8ユーロ。ひるむな。

中に入ると暗い。入口がキリスト教徒によって塞がれてしまったそうだ。しかし意外と明るく写っている。Nikon一眼レフの性能は素晴らしい。




子供たちも見学。

模様が興味深い。



何か剥がされてしまったのだろうか・・・?

ところどころにあるキリスト教の祭壇や、天井近くのステンドグラス等が、ミスマッチで滑稽な印象だ。キリスト教による改装は、頑張って付け足しました、という感じで、イスラム文化が圧倒的な力を見せつけている。ローマがギリシア時代の遺跡を土台にしてすっかりキリスト教化してしまったのと比べると、この改装は中途半端、ただちょこちょこっとくっつけただけだ。いかにイスラム勢力が強かったかを思い知らされる。この建物に、どうしてもキリスト教の祭壇やらステンドグラスやらをつけずにいられなかった人たちの奮闘振りがなんだかおかしい。ちなみに以下の写真は全て私がコンパクトカメラで写したもの。ステンドグラスがイマイチ綺麗に写らなかったのが残念だ。




出口のところに以下のものが。新ローマ法王ベネディクト16世も既にここに来ているらしい。

グアダルキビル河の対岸から見たメスキータ。


♪ おまけ ♪

先日の日本の航空機事故、ドイツでも興味を持って報道された。怪我人が出なくて何よりである。ちょうどその衝撃の着陸の様子をドイツ語で見ることのできるサイトを見つけたのでご紹介。

こちら ↓
http://www.rp-online.de/public/article/aktuelles/panorama/ausland/katastrophe/416999

ここのVIDEOというところのNotlandung云々というところをクリックすると、たぶんNHKの映像にドイツ語で説明されているのが見られる。ドイツ語の響きをぜひ一度どうぞ。高知が「コーヒ」に聞こえる。Kochiと書くと、ドイツ語ではchは「ヒ」に近い発音になるのである。

ちなみにそのまま見てると、闘牛の事故のニュースになる。闘牛はちょうどお休み中で我々は見られなかったのだが・・・こう事故のニュースを見てみると、怖いなあ・・・


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アンダルシア紀行 ~コルドバ~ [アンダルシア]

本日はコルドバの街の風景を少々。


観光客用に馬車が待機している。



働く馬に対し、美しく咲く花と気ままな鳩。



メスキータの塀の外は観光客向けの店ばかり。



しかし、たまに歴史を思わせる雰囲気が漂う。この辺りはその昔、ユダヤ人街だったところ。イスラム時代のコルドバの歴代カリフに優遇されたユダヤ人たちは、1492年、キリスト教徒のユダヤ人追放令によってここを追われたそうだ。


メスキータに入るか否か、協議したバルとそのお手洗い。


白い壁が多いが、こんなところも。

メスキータの中に入ったことで精神力を使い果たした我々は、次のドライブへ。団体観光ツアー顔負けの迅速なポイント観光。コルドバ、さらば。


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アンダルシア紀行 ~グラナダ~ [アンダルシア]

ようやくアンダルシア紀行の続きを再開。

コルドバからグラナダへ向かっていく途中で、ネヴァダ山脈が綺麗に見えた。


グラナダのハイライト、アルハンブラ宮殿へ続くゴメレス坂。小さい専用バスが何度も往復していたが、我々は徒歩でチャレンジ。

登っていくとこのような門があり・・・

このような道をさらに歩き・・・

するとこのようなものが見え・・・

こちらが入口。ここはアルハンブラ宮殿の中には入らない人のための入口なので、チケット売り場などは無い。宮殿内の見学のためには敷地の反対側に入口がある。駐車場などもそちらにあるため、観光バスで来た場合にはこの入口は使わないだろう。

入口からさらに進む。

するとこのようなところに出る。

ここからアルバイシンの丘が見える。白い街だ。


この辺りにいた猫と鳥。

敷地は非常に広い。




敷地内にホテルも2軒ある。こちらはホテル・アメリカ。

天気が悪くなり、中庭の池などに興味があった我々は光無しでは内部にはあまり惹かれず、宮殿内を見ずにここをあとにした。シャワー共同の安ペンションに泊まったため、ホテルの写真も無い。今考えれば、その安っぽい様子も撮っておけば面白かったかもしれないが。

セビリヤとコルドバですっかり街を堪能してきた我々には、その上グラナダは過剰だったようだ。一週間に3都市は多すぎる我々・・・アルハンブラを散歩したあと我々は疲れてその安ペンションで二時間昼寝をし(これも一種のシエスタ!?)、ようやく夕食へ出かける元気を取り戻したのだった。

ゴメレス坂の麓近くにあるヌエヴァ広場から見上げたアルハンブラ宮殿。

明日以降はいよいよアンダルシアの海岸へ。


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アンダルシア紀行 ~地中海~ [アンダルシア]

本日はグラナダを後にし、土砂降りの中、山間を南下して地中海の方へ。

途中の山間の白い街。土砂降りの中撮ったので、レンズに水滴がついてしまっていた。


モトリルをかすめて西へ曲がり、初めて地中海が見えた辺りにあった大きな白い街。助手席から撮影。

その大きな白い街の後ろ側。切り立った崖の上に町が建設されていることが分かる。

ちょっと晴れてきたので、一度高速を降りて海岸で一休みすることにした。

綺麗な海!


海岸線の下道をちょっとドライブ。さっき一休みした海岸を上から見下ろしたところ。

その辺りに生えていた植物。



この辺のおうちって眺めが良さそう。

マラガやネルハ、トレモリーノスなどの大きなリゾート地を避けつつ、海岸線の旅はさらに続く。下の写真でかすかに見えているのはフエンヒローラの辺り。


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アンダルシア紀行 ~白い街カサレス~ [アンダルシア]

地中海沿いを西へ進む途中、マルベーリャあたりで給油。


ドイツもそうだが、スペインも、給油は自分でし、売店で生産するシステムだ。したがって、ガソリンスタンドは閑散としている。レンタカーした車はディーゼルだった。今までヨーロッパで借りた車はいつもディーゼル。

エステポナを過ぎたところで、ちょっと地中海を離れ、岩山に建つ白い街カサレスへ。高速を降りてから20分程度。
辺りはこんな景色に一変する。


この日は非常に風の強い日で、風力発電の風車がぐるんぐるんまわっていた。

これはヒツジ?ヤギ?


遠くにカサレスが見えてきた。標高は435メートル。

もっと近づくと、切り立った崖の上に建っていることが分かる。

夕日を浴びて真っ白に浮かび上がるカサレス。

以下の2枚はドイツ人撮影。


横壁、意外と汚れているんだなあ・・・

♪ ところで ♪

3月31日日本時間の朝9時半過ぎ、niceが2000になりました。
みなさま、ありがとうございます!


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アンダルシア紀行 ~地中海のヨットハーバー~ [アンダルシア]

夕日に染まるカサレスをあとにして、地中海の日没を見ようと一路海岸沿いへ。

大きなホテルのある大きな街を避けて小さなヨットハーバーで泊まるところを探そうと、ソトグランデというところで高速を降りた。

ようやくジブラルタルが目の前に。


海岸で日没を見るのはとてもいい気分。

左端に写っている赤い建物が私たちが泊まったホテル。たしか三ツ星で、二人で120ユーロ。めぎ家にはお高めだが、このあたりにはホテルがほとんど無く、どこも週単位で借りるリゾートマンション。期せずして一夜、バスローブ付の高級ホテルに泊まることとなった。

中身は非常に現代的かつ機能的なホテル。快適だった。

一夜明けて、早起きして日の出を見に海岸へ。


船が見えます?

朝日を浴びて真っ赤に輝くホテル。

逆光もまた美しく感じる私。

月も出ていた。

このような豪華な朝ご飯を食べてチェックアウトすると・・・

すっかり日が高くなっていた。



以下の写真はドイツ人撮影。

まず、夕方のジブラルタル。薄暗くなってくるとデジイチの威力は素晴らしい。

ズームもくっきり。

夕焼けの色も随分異なって見える。

朝日もこんなに違う。

ワイドな視野も羨ましい。

次回はいよいよジブラルタルへ。
でもその前に、ちょっとドイツ便りを入れるかも・・・


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アンダルシア紀行 ~ジブラルタルのヨーロッパ・ポイント~ [アンダルシア]

本日より数回にわたってジブラルタルをご紹介。

ジブラルタルは、イベリア半島の最南端に位置し、スペインの突端部分にありながらイギリス領である。地中海と大西洋を結ぶジブラルタル海峡は軍事的に重要で、18世紀初頭のスペイン継承戦争の折にイギリス領となり、第二次世界大戦中はイギリス軍の主要基地であった。

31年前にうちのドイツ人がこの地を訪れたときには、ジブラルタルはイギリス軍によって閉鎖されており、立ち入ることはできなかったそうだ。しかし今は、パスポート検査があるものの、誰でも中に入ることができる。

これがジブラルタルの全景。

EU域内にもかかわらず、イギリス領に入るにはパスポート検査がある。イギリスがEUとは本当は相容れない存在であることを証明する事実である。イギリスとアイルランドは、シェンゲン条約に入っていないのである。国境がなくなりつつあるヨーロッパであるが、海を隔てたイギリスとの間には深い溝がある。

ここはスペイン側。この先にイギリスの旗が立っており、いきなり標識は英語になる。

我々はまず突端部分、ヨーロッパ・ポイントへ。

そこから望んだアフリカ。

海の色!

振り返るとジブラルタルの切り立った崖。手前にイスラムのモスクが建っているところが面白い。

この辺りに咲いていた花。

我々はこの灯台を後にし、切り立った崖の上まで登ることにした。


以下の写真はドイツ人撮影のアフリカ。


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アンダルシア紀行 ~ジブラルタルの崖の上~ [アンダルシア]

ジブラルタルのヨーロッパ・ポイントを堪能した我々は、一路、崖の上へ。

この大きな岩山は、その名もThe Rock. 崖のUpper Pointは見たところ4箇所ある。頂上へは直通ロープウェイがあるが、我々は車で行けるところまで行って、そこから徒歩で向かうことにした。

車だからと言ってタダで登れるわけではないのがジブラルタルの崖。第一関門通過時に、二人で17.50ポンドを徴収された。ユーロでも払うことができたが(26.25ユーロ)、お釣りはポンドだった。

徒歩で登り始めの道。

海を見ながら登る。この辺りにはカモメがいっぱいいた。カモメについては数日内に特集を組むつもりだ。

振り返るとアフリカ大陸が見える。

一つ目のポイントへの道は封鎖されていた。

そこで、二つ目のポイントを目指して山道に入る。

二つ目のポイントが見えてきた。

ここを越えると・・・

こんな景色が前に広がり・・・

足元を見ると足がすくむ。

この石の小屋から後ろを振り向くと、またもやアフリカ大陸。

石の小屋を出て手すりも何もない岩の階段をそろそろとちょっと降りて後ろを振り向くと、こんな景色。

頂上に向けて、道は一度少し降りる形になっていた。その途中にあったもう一つの石造りの建物。

そこから見た目的地(二つポイントがあるうちの左側)。左端の真ん中くらいにマイクロバスが数台停まっているのが見える。これは、専用のタクシーである。我々はその車のいるところまで一度降りなければ、頂上には到達できない。

続きをどうぞお楽しみに。


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アンダルシア紀行 ~ジブラルタルの頂上~ [アンダルシア]

昨日の二つ目のポイントの石の小屋からちょっと降りてくる。

下を見ると目の醒める海。

専用タクシーが通る舗装道路まで下りてきて、今歩いてきたところを見上げる。道が全然見当たらない。

これが専用タクシー。

普通は、このタクシーか、またはロープウェイを使う。


ようやく着いた頂上(標高426メートル)から見た地中海。

しつこくアフリカも振り返る。

さらに前を見ると、イベリア半島のほうへ向かった先に、我々が行かなかったもう一つのポイントがある。

町のほうを見ると、滑走路も。軍用機と、イギリスからの旅客機が発着陸するそうだ。

この辺りに咲いていた花。

この辺りにいた・・・トカゲ??

イギリスとジブラルタルの旗。


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アンダルシア紀行 ~ジブラルタルのカモメ~ [アンダルシア]

本日の主役はワタクシですの。

上手にお歌を歌っていたら、日本から来ためぎさんがワタクシを撮ってくれました。
ワタクシのお仲間は、みんなお歌が上手です。
だってワタクシたち、いつもこんな素晴らしい景色を見てるんですもの、すぐ歌いたくなりますのよ。

あっち見たりこっち見たりしているところを、めぎさんと一緒に来たドイツ人さんが撮ってくれました。


ワタクシたちは、飛ぶのもとーっても上手なの。飛んでいる様子をめぎさんもいっぱい写してくれたんだけど、遠すぎてうまくいかなかったみたい。ドイツ人さんのカメラで辛うじて何枚かお見せできます。




うふ、最後の写真はもちろんワタクシのお仲間じゃないですよ。このあたりでは、こんなお方たちもよく飛んでいますの。低空飛行がお上手です。時々、あちらさんの様子を伺ってじーっと観察しておりますの。そんなところも、ドイツ人さんが撮ってくれました。



ジブラルタルにはたくさんワタクシの仲間がいます。崖の上にもひとっ飛び。めぎさんが崖の上で日向ぼっこ中のワタクシのお仲間を撮ってくれました。みなさん、ぜひ会いにいらしてくださいね!お待ちしてまーす♪


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アンダルシア紀行 ~ジブラルタルのサル~ [アンダルシア]

本日の主役は、昨日のカモメさんに替わって、ぼくでーす!

ぼくたちはジブラルタルに、半野性的に住んでます。




ここまでは、ドイツ人さんが撮ってくれた写真でした。男前に撮れてるでしょ。

野生といっても、一応こんなエサももらうんだ。食いしん坊のめぎさんがぼくらの食事風景をしっかり写してました♪


めぎさんが撮ってくれたみたいに、車の上に載って遊んだりしてるぼくたちだけど、観光客には襲い掛かっちゃたりするんだよ。だから、僕たちにはちょっと気をつけてね。


そうそう、ジブラルタルに来たら、ぼくらもよろしくね。



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アンダルシア紀行 ~タリファ~ [アンダルシア]

長いジブラルタルのシリーズを終え、本日は、スペイン最南端の町タリファ。

タリファからは、モロッコのタンガーに向けて船が出ている。なんと45分で着くそうだ。
行ってみたいなあ・・・

港前の様子。


港の辺りから、もう一つ海に突き出たところが見えたので、そっちの方へ行ってみた。
こんな道をまっすぐその突端部分へ進んでいくと・・・

そこはスペイン軍施設だった。

この辺りは地中海と大西洋との分かれ目部分。こちらが大西洋側。

こちらが地中海側。モロッコにむけて出て行く船もかすかに見える。

その辺りに咲いていた花。

ちょっと雰囲気の不思議な浜辺だった。


以下の写真は、ドイツ人撮影。
タリファの町。

港の方。

大西洋の浜辺。


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