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2018年夏 北イタリア ブログトップ
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イタリア土産 [2018年夏 北イタリア]

今日からイタリア旅行のお話を。

バイロイトとザルツブルクでも写真をいっぱい撮ったのだけど、ザルツブルクの話は行く前にも一昨年のと去年のを相次いで書いていたのでなんだか食傷気味だし、オペラやコンサートの話はあまりにもたくさん見たのでもはやお腹いっぱいで書く気分になれず、まずは単純に旅行して楽しんだイタリアの話から始めようと思う。目にも心にも目新しくて楽しかったし。

と言っても今日はまずお土産の話から。今回の旅でめぎ家がお土産に買ったのは3つのみ。1つはザルツブルクで買った岩塩で、それはうちのドイツ人の従妹にプレゼントするため(従妹はつい最近引越したのだが、ドイツでは引越した家を最初に訪ねるときには塩とパンを持っていく風習なので、せっかくだからザルツブルクのにしようと思ったのだ)。もう1つはプロセコで、プロセコの産地のワイン農家の宿に泊まったので、そこで一本思い出に(これは大晦日のカウントダウンのときにでも飲もうと思っている)。そしてもう1つ、あるものをイタリアはトリエステのこのお店で購入。
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散歩して偶然通りがかって、そうそうあれが欲しかったんだよね、ここで買っちゃおうか、と入ったところ。
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なんてことのないキッチン用品の雑貨屋さん。
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まあ、なんてことのないと言っても、イタリアならではのも並んでいるけれど。
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そこで買ってきたのはエスプレッソマシーン。
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実は2年ほど前、それまで20年以上使っていたのが壊れてしまい、間に合わせにドイツのスーパーで10ユーロくらいのを買ったのだった(それが奥に写っている)。それで事は足りていたのだけど、一回り大きすぎるし(それより小さいのだと小さすぎたのでその大きさのを買うしかなかったのだ)、なんとなくイタリアで買いたくて、機会を待っていたのだった。ちょうどよい大きさのを購入でき嬉しい。
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説明書に書いてあるとおり、まずは水を入れる部分にもエスプレッソの粉を入れて沸騰させエスプレッソを作り、そのまま12時間なじませておき、すすいで次の日から本格的に使用開始。これまで使っていたのはまたいつか壊れたときのために綺麗に洗って仕舞い込んだ。
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まあ出来上がりのラッテ・マキアートの味は特に変化ないのだけど、お土産を使うのは楽しい。
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というのも、買ったお店やそのご主人とのやり取りをいろいろと思い出して。めぎはイタリア語は音楽用語しか出来ないが、うちのドイツ人が多少できるので、そしてお店のご主人が多少英語ができたので、ちょっと話が弾んだのだ。このエスプレッソマシーンは絶対に洗剤をつけて洗ってはいけないし、食洗機にかけてもいけないよ、スーパーの安いのはダメダメ、美味しくないよ、とご主人は力説していた。
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そんなトリエステの話から始めようと思う。

撮影: D600 + 58mm(F1.4), Huawei p20 pro


♪ P.S. ♪

うちのドイツ人はバイロイト3日間のあと一旦帰宅して1週間自宅で過ごしたのでそうでもないが、めぎは2週間半も家を開けていたし、その前も10日間ほど妹がうちに滞在していて普段と全く異なる生活をしていたので、約一ヶ月、どこか別の世界にいたかのよう。帰宅して2日経っても未だなんだかペースが掴めない感じ。
ドイツの学校の夏休みは6週間あって、そのうち最初の1週間はめぎは大学の仕事があったが、その後5週間はまるまる休み。夏休み後は年度始めなので休みの最後2日間は教師には出勤の義務があって職員会議や研修などがあるのだが、それまでまだ10日間お休み中。日本だったら会社員はもちろん学校教師も夏休みが10日間あるかないかで、10日もあったら海外旅行という人もいるだろうし、帰省したり国内旅行する人も多いだろうと思う。めぎの方は5週間も休みがあったので、その最後の10日間は、休みが終わっていくカウントダウンという感じで何となく物悲しい。この感覚の差は凄いなあと思う。めぎだってかつては日本で3連休でも喜んで思いっきり旅にでかけたりしていたのに、郷に入ってすっかり変わってしまったな・・・
それはそうと、約1ヶ月に及ぶ長い間、皆様のブログを訪問したりコメントをしたりする時間がほとんど取れなかった。1ヶ月も妹と過ごすことができるのは人生でこれが最後かもしれないと思ったし、もうかれこれ30年ほど別々に住んでいる妹とは、妹と言えどもすっかり生活パターンも習慣も物の考え方も趣味嗜好も異なり、家族でありながら新たに知り合うという感じもあってなかなかにスリリングな時間で、夜には心身ともに疲れ切っていたのだった。そんな留守中にも訪問・コメントくださった皆様に心から感謝。
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ザルツブルクからトリエステへ [2018年夏 北イタリア]

現在、夏の北イタリア旅行記を連載中。

この夏はドイツもオーストリアも暑かった。6月終わりから8月前初めにかけて連日35℃前後となり、エアコンのないドイツでは逃げ場がなく自宅でもホテルでも劇場でも死ぬ思いをした。10日間過ごしたザルツブルクでは宿にエアコンがあったので、朝と夕方以降以外はほとんど外に出ず宿で過ごしていた。それが、ザルツブルクを発つという日になって朝から雨となり、一気に気温が下がって朝は15℃くらいのようだった。毎年ザルツブルクを発つときはいつも寂しい気分になったものだったが、今年はどんよりと雲のかかるザルツブルクを心置きなく出発することができた。
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今回はザルツブルクからドイツへは向かわず南下。スロヴェニアに入ると青空が覗き始め・・・
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更に走ってイタリアへ。
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そしてイタリアのトリエステに到着。この間妹は後部座席で爆睡してて、出発はどんより暗く冷たい雨の降るオーストリアで、起きたら突然灼熱の明るいイタリアだった、という感じだったらしい。
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また30℃の世界へやってきたわ~
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ザルツブルクから北イタリアへ行くことにしたのは、妹が歌の研修会に参加する街へ送っていくためだったのだが、そこに直接行かずに数日寄り道して小さな旅を楽しむことにしためぎたち。トリエステに向かったのは、どこへ行くかという話を妹とメールでやり取りしていたときに、トリエステに寄ってみたいと妹が書いてきたからだった。

泊まった宿はこちら。トリエステの見どころが徒歩圏内の港に面したアパルトメント。一泊なのにアパルトメントに泊まる必要はないのだが、値段と場所でここに決めた。中を写すのを忘れたので、興味のある方はリンク先の写真をどうぞ。めぎたちが泊まったのはStudioという部屋。

到着してまずは1時間半ほど一休みし、夕方5時になってから散歩に行くことにしたのだが、妹は疲れがどっと出て体が重くて起きられないということで夕飯までそのまま休んでもらうことにして、めぎとうちのドイツ人だけで出かけた。昨日ご紹介したエスプレッソマシーンを買ったのはその散歩のとき。
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この散歩は20mm単焦点一本で。暑いかと思って軽めのレンズにしたのだが、夕方5時には暑さも峠を越し、湖風で結構気持ちが良かった。
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実はトリエステにはうちのドイツ人の父方の叔母が住んでいるという。うちのドイツ人の父親の非常に年の離れた異母妹で、うちのドイツ人が子供の頃まだ少女だった彼女に仲良く遊んでもらったそうなのだが、その後異母兄妹は仲違いをし、兄の方(=うちのドイツ人の父親)はもう亡くなってしまったので仲直りもできないまま。今回うちのドイツ人が連絡をとってみたものの、叔母からは父親への憎しみの返事がきただけで甥に会ってみたいとは思わなかったようだ。残念だけど、ここに叔母が住んでいるんだなあ、彼女はイタリアに移り住んで50年くらい経つはずだけど、どんな人生だったのかなあ、幸せだと良いね、と言い合いながら歩いた。住所的にはこの近くのはずなのだ。
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ここはモブログでも載せたところ。スマホ撮影の写真のモブログはこちら。フルサイズに20mm単焦点で撮ったのが下の写真(ブログ用にサイズを落としてある)。比べてみると、写り、ずいぶん違うわねえ・・・スマホのAI機能って凄いなと実感。めぎの下手な腕ではせっかくのフルサイズと高いレンズの性能が活かしきれず、なんだかカメラとレンズに申し訳ない気分。
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撮影: Huawei p20 pro, Nikon D600 + 70-200mm(F4)/ 20mm(F1.8)
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バールでビール [2018年夏 北イタリア]

現在、夏の北イタリア旅行記を連載中。

午後6時になってもまだ日が高いヨーロッパ。イタリアはドイツより緯度が低くて日没が早いなあという印象だったけど、それでも夜はまだまだ明るい。
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日差しが強くて、露出が難しかった。
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若者たちが楽しそうに歩いていた。
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6時も過ぎたし、喉も乾いたし、ということで・・・
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ビールのお時間に♪ 残念ながらドイツのビールだったけど。
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置いてある砂糖の量が半端ない。イタリアは朝から一日に何度もバールでエスプレッソに砂糖を入れてグイッと飲む人たちの国だものね。
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そして夜にもバールでお酒を片手に語り合う国。いいなあバール文化。
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イタリアでバールに入るのは、イタリアに来るたびにめぎたちの楽しみにしていることの一つ。このとき妹が一緒に来られず残念。
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インテリアが面白い店だった。
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撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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