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新型コロナウィルスのこと 2022年 ブログトップ

クリスマスの飾りを見ながら現況について考える [新型コロナウィルスのこと 2022年]

2週間以上あった冬休みも今日でお仕舞である。
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世の中は凄い数の新規感染者数と七日間指数(人口10万人当たりの7日間の感染者)の爆発で、ドイツの周り各国が日々20万人とか、指数2000とかで、ドイツの5~6万人や指数300越えとかではなんだたいしたことないじゃんという錯覚を覚えるし、どうせどこにも行かないので今どういう規則なのかももう追わずにいるほどなのだが、学校が始まる以上は学校での規則を一応抑えなければならない。
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まずは教室でも廊下でも授業中でも休み時間でもマスク着用義務(そのマスクとは医療用マスク、つまり不織布マスクかFFP2マスクで、日本でよく見かけるウレタンマスクなどはご法度)、授業中20分ごとに5分間の徹底的換気(だから冬なのでコート着用で授業)、週3回のコロナ検査。この3本柱で学校はどこよりも安全な場所になるのだとのこと。
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今までは3Gだったのだが…3Gとは、geimpft(ワクチン接種完了), genesen(コロナに感染して完治済み), getestet(コロナ検査で陰性証明済み)の過去分詞の頭文字をとってつけられた言葉…つまりワクチンを接種していれば教師も生徒も登校OKで、ワクチン接種していない教師と生徒だけが週3回検査を受けるという規則だったのだが、これからはワクチンを接種していても全員検査するとのこと。
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会社などの職場ももうずいぶん前から3Gルール。余暇の活動はたしか2Gルール(2Gとはワクチン接種しているか完治している人だけOKで検査陰性だけではダメという決まり)。さらにレストラン等ではこれから2G+という規則になって、ワクチン接種していても完治しててもさらに検査陰性証明を持っていなければダメとのこと。例外は、ブースターを終えた人(つまりブースターは検査陰性証明に代わる「+」に当たる)とのことなのだが、どうも学校はブースターは関係なく検査しなきゃいけないみたい。
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ま、学校って、対面式で授業する限り世の中でもかなり高い方の確率で感染しそうな場所なので、週3回も検査してくれるというのはある意味有難いことではあるけどね…
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検査と言っても学校で行うのはPCRではなく、セルフ抗原検査キットを教師監督の下で行うのだが、完璧とは言えずとも今までの経験ではそこそこの精度だったし、学校では朝一で検査を行うので陽性になるとすぐに外に出して家族のお迎えを校庭で待たせてPCR検査に行かせて…と、他の人との接触をかなり防げるので、週3回それが行われるのなら、確かに学校はかなり安全な場所だと言ってもいいのだろう。
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でも、オミクロンは検査キットでなかなか見つからないといううわさもある。その点、教育相さんのお話では、オミクロンにも対応した精度の良いものを学校に配布する、とのことだが、さて。今までと違う検査キットが来るのかな…?
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その他、学校に空気清浄機を設置するという話が2年前からずっとあるのだが、それは未だに棚上げ状態。めぎの学校でめぎは一か所だけそれがある教室を知っているが(他にもあるのかもしれないが未確認)、そこで授業する場合も窓を開けて換気しろとのお沙汰だったので、ハッキリ言えば意味がない。効果がないから設置しないということなのならそう言えばいいものを、そういう議論にもなっていないし、どうなっているのかしらね。ま、空気清浄機はブーンと煩くて、めぎ的にはマスクよりもうざかったので、どうでもいいけど。
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ドイツでもこれからイギリスやフランスやイタリアみたいに感染が10万とか20万とかになる可能性が非常に大きいのだが、政府としては、学校は最後の最後まで対面式を続けるつもりである。どうにもならなくなってやむなくオンライン授業に切り替えるとしても、教師にとって非常にしんどかったハイブリッド授業は避けてくれるらしい。ただ、卒業年次は何がどうなっても対面を続けるという意向で、そうなるとめぎの場合、ほぼずっと対面が続くということになる。この職業である以上、それは仕方がない。
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3Gとか2G+とかの一方で、自己隔離期間が短縮された。ブースターを終えた人は、濃厚接触でも自己隔離なし。それ以外は10日間で、何日か経ったらPCR検査をして陰性だったらさらに短縮。めぎの場合、自分が感染しない限り自己隔離は無し。
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学校に行くにあたり、めぎはバスに乗るわけだが、公共交通機関ももうずいぶん前から3Gで、証明を持っていないと乗れない(今までチェックされたことはないが、抜き打ちで検査しているらしい)。ワクチン接種は無料だからいいけど、一般の検査は有料となったので、ワクチンを打たない人は、どこかに行くにはお金を払って検査をしなければならないという訳だ(医学的にワクチン接種ができないという証明があればもちろん無料で検査できる)。それに、医療用マスク着用も義務で、不織布マスク以上のマスクをしていなければ乗れない。
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こうして事実上ワクチンを接種していない人はほぼどこにも行けないようになって、さらに検査もしたくない人は何もできないようになって、それでデモが起きて(デモという形で申請せず散歩という形で集まったりもして)暴動になったりしているのだが、自由が制限されることに抗議したくなる気持ちは分かるけど、それで暴動は慎んでほしいよなあ…ただの駄々っ子みたい…めぎだって冬休み、ブースターまで終わっててもどこにも行けなくて、どんより暗い空の下でホントうんざりした気分だったんだけど、仕方がないじゃない…
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12月以降、接種する人も再び増え(1月7日現在接種完了はドイツ人口の71.6%)、ブースターも増えた(41.6%)という。しかし、最も数値の高いブレーメン(接種完了83.8%、ブースター44%)で七日間指数が850以上となってて、ワクチン接種を進めてパンデミーを封じ込めるという当初の計画は全く不可能のようだわね。インフルエンザと同じで、ワクチンがあっても流行は防げないということなのだろう。
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ただ、ブースターをしていれば重症化する可能性がかなり低くなるとのことで、それなりに効果があるのだろうと期待している。というか、専門家のそういう話を信頼していなければやっていけない。デュッセルドルフの七日間指数は1月7日現在で512で、ドイツの平均300よりずっと多く、去年だったら絶対にロックダウンもいいところ。学校を対面化し続けられるというのは、それだけ重症化する人が減っているということであるのだろう。
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しかし、もうホントうんざりよね…こうして今年もクリスマスの飾りを戯れる冬休みを送ったが、来年こそは冬に東南アジアへ行きたいものである…でも、たぶんダメなんだろうなという気がするので、余計にうんざりしてしまう。
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なにはともあれ、健康で一年過ごしたいものである…来年もこの飾りが見られるように。
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さてさて、学校が始まる。1月は学期末(新学期ではない)。まず追試。それから成績判定と会議。同時に授業と生徒の企業研修とええと…ああ、また始まるんだわねぇ…
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日々の空 [新型コロナウィルスのこと 2022年]

この冬、ラインタワーさんはかくれんぼがお好き。
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この日は上手にお隠れに。(ここから全てスマホ撮影。)
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この日は休憩中で…
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この日は頭隠して足隠さず状態。
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その日の夜19時頃には綺麗な衣装を着て姿を見せていた。
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話は飛ぶが、今の状況を日記代わりに書き留めておく。
ドイツは一日のコロナ新規感染者数が1月19日にとうとう、というか予想通り初めて10万人を突破し、木曜日には14万人を突破し、その後週末に入って若干数値が下がっているところなのだが(ちなみに日曜日は8万5千人ほど)、生活は何も変わらない。週3回コロナ検査して、陽性の生徒は自宅療養に入り、残りはマスクをしつつ換気しつつ普通に授業をする毎日が淡々と続いている。ロックダウンなどをする話はどこからも出てないし、学校が休校になることも恐らくないだろう。そもそも、誰かが陽性でももう全く驚かない。陽性者は学校でも毎週各学年5~10人ぐらい。うちのドイツ人の仕事関係者も何人かかかったし(オミクロンでも熱はかなりしんどいようだ)、彼の仕事の中で誰かが陽性でオンライン会議キャンセルということもまだ毎日ではないが毎週のように聞く。でも、生徒の誰かが陽性でも学級閉鎖にはならない決まりになったし、ブースターを終えていれば、そしてマスクをしていれば、濃厚接触でも自己隔離しなくていい決まりになったし、喩えうちのドイツ人が陽性になってもめぎは自己隔離しなくていいという決まりだし、自分が陽性にならない限りもうほとんどどうでもいいのだ。去年とかに一日10万人ってどれほどの死の世界なんだ、とインドなどの話を読んで想像していたのとは全然異なる平常さ。そうそう、ドイツ人の半分以上がブースターを済ませたそうだが、さて、どのぐらい効果あるのかな…

この冬は、あまり寒くならないため晴れの日が少なく(ドイツでは晴れると気温が下がる)、それは鬱々とするのだが、霧が多いためあまり乾燥してなくて、肌がカサカサにならずに済んでいる。
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朝は晴れていても午後には曇ってしまうことも多い。
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これは17時半に帰れた日の撮影で、結構明るいことが分かる。目に見えて明るくなってくるのがすごく嬉しい。
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これも17時半頃。その日によってずいぶん色合いも違うのね。
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現在、学期末の最後の週に入り、めぎ的に仕事は終えたという感じ。授業と最後の成績会議はあるが、もう追試も面談もなく、やっと一息。担任とか校長とかはこれから金曜日までにかけて成績の印刷とか最後のチェックとかサインとかに追われるが、めぎのような教科の教師は成績会議までが山で、その後は雑務から解放されるのだ。
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休みなく来週から次の学期が始まってしまうので、このちょっと楽な時期に授業準備しておかなきゃね…
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スマホの写りを見ながらどんどん飛ぶ話 [新型コロナウィルスのこと 2022年]

今日の話は昨日の買い物の帰り、スマホで撮った写真の続き。
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車が多いなあと思うのだが、実際、コロナで電車やバスを避ける人が多くなって、車の台数が増えているのだろうと思う。オンラインショッピングも多くなる一方だし。ガソリン料金が上がっているようだけど、めぎ家的にはガソリン代は上がっていない…というのは、うちのドイツ人によると、12月初めにガソリンを満タンに入れたのが1月末の今も4分の1ぐらい残っているほど、出かけていないのだ。彼は車で仕事に行く上に移動が多く、以前なら2~3週間に一度はガソリンスタンドに行っていたらしいのだが、今は仕事のほとんどがホームオフィス中だし、週末にも冬休みにもどこにも出かけてないし、せいぜいちょっと遠くの魚市場に数回買い物に出かけた程度で、ガソリンが減らないのだ。

天気がいいって、素晴らしいことだなあ…先週は一日に新規感染20万人を超えたのだが、そんなこともふと忘れる清々しさ。
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今時のスマホって凄いなあ…
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めぎのスマホはXperia 5IIで、1インチセンサーでもないし型遅れだが、それでもここまで写る。これを見ると、1インチセンサーのスマホが欲しくなったりするが、1700ユーロちょっとして、それにあと150ユーロ程度上乗せすればZ6IIなどフルサイズセンサーのミラーレス中級機が買えてしまうわけで、踏みとどまっている。
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良く写ると言っても、フルサイズで撮ったような奥行きとか空気感とか雰囲気とかはなく、綺麗に写る、という感じなのだが、かつてコンデジで写していた頃と比べたら、今のスマホのようがずっと綺麗に写っているのではないかと思う。
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眩しい逆光で画面が見えなくなっちゃうと、撮るのが難しいけれど。でもそれって、ファインダーのないコンデジも同じよね。
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こう明るいと春が恋しいが、まだまだ寒い2月があるのよね…
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めぎ家の近くに住むめぎの同僚がコロナに感染して2週間休んだのだが、熱は出なかったものの、1週間は咳がひどく、次の1週間はだるさがひどかったらしい。成績会議でも、生徒の何人かがコロナ後遺症でだるくてしんどくてこの数か月ほとんど学校に来られていないという話を聞いた。過去はあんなにいい成績だったのに留年か放校かというような成績になっちゃって、なんともみんな心を痛めているがどうしようもないとか、辛い話が多かった。ブースターをしていればほとんど軽症だという話も聞くし、かかっても完治して問題なく復帰している同僚も生徒も多々いるのだが、自分がかかった場合どっちになるのかが分からないというのが、ねぇ…

春までにどこかに行けるような状況にならないかしらねえ…いや、今もブースターの終えているめぎ家はどこにでも行ってOKなのだが、やっぱりあまり移りたくないしねえ。
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ドイツのコロナの今~2022年後半から2023年初めにかけて~ [新型コロナウィルスのこと 2022年]

今日はスマホで撮った写真を見ながら、久々にコロナについての最近のお話を。この記事は2023年1月末に書いているが2022年のカテゴリーの中に入れてしまう。もし2023年にまたコロナについて書くことがあったら、新たなカテゴリーを作ってそちらに入れようと思う。

ドイツでは、2023年2月1日からコロナの特別法(条例)・特別措置がほぼ撤廃となった。
まずは1月中旬の撮影から。すっかりお馴染みとなりつつあるこのアングル。朝9時半頃の撮影。
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昨年(2022年)にも少しずつ緩和が進んでいた。もう詳しくはいつだったか思い出せないが、少なくとも昨年度のうちから(たしか去年の春から)学校ではマスク着用義務がなかったし、レストランや劇場やホテルや飛行機などのワクチン接種証明も要らなくなっていた。スーパーなどの店の中でのマスク着用義務も無くなって久しいし、店に入る人数制限ももうない。ソーシャルディスタンスは多少気をつける人がまだいるが、多くはもう気にしていない。病院や老人ホームなどに勤めている人や見舞いの人はマスク着用義務で検査陰性証明が必要、ということとなっていた。
その時の下の影。
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さらに去年の晩秋からは、コロナにかかっても自宅隔離期間は10日間から5日間に短縮となり、しかもその後の陰性証明も必要なく5日間経ったら勝手に仕事復帰してもいいような状況だった(もちろん症状があって辛かったり自主的に簡易検査して陽性だったりしたら休めるのだけど)。
次の日の撮影だが、今度は11時半頃の撮影。太陽はそんなに上がってはいないわね。
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で、学校では生徒と教員の希望者に週に一回分のコロナ簡易検査キットを無料配布していたが、使うか否かは義務では全く無かった。めぎは有難くもらい続けたが、検査するのを忘れたことさえあった。マスクは教員の希望者にはFFP2マスクが一日2枚ずつ配布されたが、するかしないかはやはり個人の勝手で、年配の教員や既往症があるらしい教員は今でもしているが、多くは去年の春以来していない。理数系の教師、それも男性教師の方が義務でなくなってからもマスク率が高かったので、統計上マスクした方がいいということの表れかなと思っていたが、今は彼らもほとんどやめてしまった。生徒はしている人もちらほらいるが、つまりちらほらというレベルである。例えば中等部のあるクラスで、13人のうちマスクは2人。高等部はほぼ0。
案の定、下の影も長い。
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そんな中、秋には生徒はとっかえひっかえ常に数人がコロナで休んでいる状況が続き、爆発的に流行ったインフルエンザと合わせてクラスの半分がお休みということもあった。そんな状況でも、もう陽性者が何人とか七日間指数がいくつとかのニュースは全く目に(耳に)しなくなっていた。ネットには出ているようだったけど、そのサイトを開くことも無くなっていた。
しかし、光は強くなってきた気がする。
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実はめぎも昨秋コロナにかかった。フランスのヴィサンブールに行った後、まずうちのドイツ人がゴホゴホ咳の出る風邪の症状に苦しみ、それが収まって数日後、急に発熱。しかし2日で収まった。もちろん数回コロナ簡易検査をしたが、いずれも陰性だった。
影が濃く感じたし。でも長いな。
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めぎの喉が痛くなったのはその数日後。おお~移ったかなと思っていたら、急に38℃以上の発熱。ガタガタ震えながら湯たんぽとともに寝たら、3時間後には解熱。その時点ではコロナ簡易検査は陰性。その2日後、陽性になった。
上も下も11時10分頃の撮影だけど、やっぱり太陽は結構低い。
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おおお~陽性だ!コロナってかかったら本当に陽性になるのね!でもホントかな~と思って別の検査キットでもう一回やってしまう辺り、きっとかかったことのある方はみなさん同じ経験があるのではと思う。
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陽性になったあとはまず学校に連絡し、自宅隔離。かかりつけの医者に連絡し、PCR検査をしてもらい、正式に陽性者としてカウントされた(しかしその時いったいデュッセルドルフで何人の陽性があったのかは確認していない)。ちなみに処方された薬はイヴ(解熱剤)と喉飴のみ。解熱剤に関しては、熱がもう無いのに?と聞いたら解熱のためではなく炎症を抑えるためにで、つまり鼻や喉に炎症があるうちは服用せよとのことだった。めぎがかかった頃はまだ10日間自宅隔離義務の頃だったのだが、もうすぐ5日間になるというニュースが駆け巡りもう5日間になったかのような感覚で、誰もきちんと10日間か5日間かをチェックしてなく、とりあえずコロナ陽性になったのでその連絡をした時点(月曜日)から5日間自動的に学校を休むこととなった。でも、当時調べた規則によると自宅隔離義務の10日間というのは陽性になってからではなく症状が出てからとのことで(法律が何度か変わっているのでいつもそうだったわけではないと思うし、5日間の隔離義務になってからはPCR検査で陽性になった日をカウントせず次の日から5日間だったと思う…その細かい変化と時期は未確認)、実はめぎ的にはPCR検査で正式に陽性になった頃にはもう5日間が過ぎようとしていた。

発熱は最初の3時間だけでその後はせいぜい37℃程度だったのだが、喉はかなり痛かった。しかし、毎日検査していたら、4日目には陽性反応の線がかなりうっすらとしてきて…
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5日目に全く線が消えてしまった。
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が、喉がやられたせいで声がひどい状況だったので、次の一週間も医者に病欠証明を出してもらった。ドイツという国は病欠証明があれば何の問題も無く休めるので、めぎは症状が収まるまでしっかり休むこととし、ゆっくり養生させてもらった。その方が後遺症が出る可能性も少ないのではと思ったので(その医学的信憑性に関してはめぎはなんとも分からないが)。と言っても調子を見つつ自宅で仕事をし、宿題や代講の先生にお願いするプリントを作成をしたり、年末までにデジタルでやっておくようにというお達しだった研修を受けたり、2週目にはズームで授業したりもしていたのだが。陽性反応はその後全く出なかった。
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そして2週間の自宅療養の後、仕事に復帰した。若干鼻水が出る症状がその後1週間以上続いたが、そのうちに忘れてしまった。一か月後にはコロナかかったっけ?というような感じに元通りだった。うちのドイツ人も、その後特に何もなく終わった。
冷え込んでライン河川敷に霜が降りていた日。これは10時45分頃の撮影。
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そのようなわけで秋の旅行と年末年始の旅行の間にコロナ罹患・完治を経験し、無事に元気にクリスマス休暇を迎えられ、旅行もできたわけである。注意深い方なら旅行を取りやめただろうと思うし、めぎももちろんそれを検討した。最終的には、もはや何の症状も無いので保険も利かないし、かなり最新の免疫ができたとポジティブに考えて行くこととしたのだ。現地で熱が出たりしたらめんどくさいな~一人で隔離されたらどうしよう、などと不安がなかったわけではないが、コロナに限らず旅行中に病気になる可能性はいつでもある、とうちのドイツ人が旅行決行を決めた。めぎとうちのドイツ人の二人の例だけで物は言い切れないが、大事に至らず運がよかったとも言えるし、50代や60代でも健康であればたいしたことなく乗り越えられるとも言える。

めぎの職場では教員も生徒も軒並みかかって、まだかかっていない人を探す方が難しいぐらいだが(マスクをし続けている教員もかかったし、していない教員がかかっていない例もある)、めぎのようにワクチン接種3回を終えただけで4回目をしないままかかってそのままになっている例が非常に多い。ドイツではもう、接種3回と罹患で国民全体に免疫ができたと考えているようだ。次によほどの変異種が出てまた重症化のリスクが高くならない限り、ワクチンもこのまま忘れられていくのかも知れない…
1月後半は雨や曇りが多く、写真を撮らなかった。これは1月末の帰宅時、19時40分頃の撮影。霧でラインタワーの上があまり見えない。
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で、ドイツは2月1日から、これまでのコロナ特別法を延長せずに期限が切れたところでおしまいとし、それによってコロナ陽性の場合の自己隔離義務が撤廃になり、最後の砦だったような公共交通機関利用時のマスク着用義務も撤廃となり、従って学校での簡易検査キット配布も打ち切りとなった。
このスマホは逆光に弱いのだが、光ギラギラ感があって面白い。
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教育省からのメールにはこう書いてあった。
Es gilt weiterhin der Grundsatz: Wer krank ist, sollte nicht die Schule besuchen.
(調子が悪いときは学校に行くな、という原則は今も変わりません。)
本当にその通りで、めぎはドイツのこういうところが好きである。調子が悪いときはキッチリ休めばいいし、気兼ねなく休めるのだ。自己隔離義務でなくても休んで養生すればいいし、そうできるのだ。
最後に週末に行ったパン屋さんの前で。このパン屋さん、ちょっと遠いのだが凄く美味しくて行く価値のあるところ。
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今でも以前と違うコロナ措置(条例)が取られているのは、1)病院や老人ホームなどの医者や職員のマスク着用義務、2)そういう場所を訪ねる人のコロナ簡易検査推奨(義務ではなく推奨)、3)コロナ陽性になった場合の自宅以外の屋内でのマスク着用推奨(つまりコロナにかかっても仕事や学校に行っていいし、マスクをしなくてもいい)、4)陽性になった人は陽性の日から5日間は病院や老人ホームなどを訪ねてはいけないし働いてもいけない、5)病院・老人ホームなどの医者・職員は、陽性になった後陰性になるまで仕事に復帰できない、である。

コロナが今後どうなっていくのかは分からないし、全く別の病気が流行る可能性もあるが、この3年間のようなことがまた起きなければいいなと願っている。でも、起きても、デジタル化とかハイブリッド授業とか色々経験したので、まあなんとかやって行けるのではと思う。今の状況ではそれよりも、戦争がこれ以上ひどくならなければいいな、電気やガスが止まったりしなければいいなと切に願う。
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