2017年の話~イン河沿いのノイブルクというところ~ [ドイツ(主に東部) 2017年夏]
突然だが、今日は2017年の夏の話を書く。というのは、2022年の春旅で、2017年に見つけたところを訪ねたからだ。
2017年の夏、ザルツブルクの滞在を終えためぎたちは、まっすぐ家には帰らず、しばらくドイツ東部の旅をした。その初日、ザルツブルクからアウトバーンではなく下道を走ってきて、国境を越えてドイツに入って、こんなところを走っていたら…

あれ?これ、なに?と。

で、ちょっと降りてみたのだった。

古城みたい…

あ、改装中。というか、荒れ果てていたのを直しているところって感じ。しかし途中で放置されている感じもするなぁ。

それなりに由緒ありそうなところね。

Wikipediaによると、ここには1050年から城があったが1319年にバイエルンとオーストリアの紛争で破壊され、その後ハプスブルク家によって再建されたようだ。それからノイブルク郡として独立し、1803年よりバイエルン州に入ったらしい。現在の地名はNeuburg am Innといい、訳すと「イン河沿いの新城」。かつて新しい城として建てられたということなのだろう。ちなみにノイブルクと言う地名はあちこちにあり、だからam Inn「イン河沿いの」と後ろに場所がくっついているのだ。同じバイエルン州にNeuburg an der Dodau(ドナウ河沿いのノイブルク)という街もある。ところで「沿い」と言う意味の前置詞anだが、イン河沿いがam(an demの省略形)となっていて、ドナウ河沿いがan derとなっているのは、インが男性名詞でドナウが女性名詞だから。demとderは英語で言えばtheの定冠詞で、名詞と格によって変化する…と書くと、大学時代のドイツ語を思い出す方も多いかしら。男性・女性・中性名詞まではまあいいとしても、前置詞のあと格によって変化するところで投げ出した方も多いかもしれないわね。
城壁の外には…

眼下にイン河。この河の向こうはオーストリア。このときはザルツブルクからここまで帰ってきたところで、ああオーストリアさようなら…という気分だった。

それにしてもこの古城、綺麗にして観光地にしようと思っているのかな。

お洒落と言えばお洒落だが、たくさんの人が見に来るほどの古城でもないように思うけど…

影が印象的だったので、今回モノクロにしてみた。なんだかパッとしないけど、でもその時そうしようと思って写したものだったことを思い出して。

ここ、今後どうなるんだようね、いつかまたここに来てみようねって、このとき話していた。

で、このとき偶然に写してあったここが、ホテルになっているのをその後知った。それで、2022年の春はウィーンに行く途中でここで一泊しようと決めたのだった。

2017年にはその後ドイツの東部でとても印象深い旅をしているのだが、その話はまたいつか。そう言って保留になっている旅行記がギリシャとかポルトガルとかいっぱいあるけど、本当にいつか追々に。
2017年の夏、ザルツブルクの滞在を終えためぎたちは、まっすぐ家には帰らず、しばらくドイツ東部の旅をした。その初日、ザルツブルクからアウトバーンではなく下道を走ってきて、国境を越えてドイツに入って、こんなところを走っていたら…
あれ?これ、なに?と。
で、ちょっと降りてみたのだった。
古城みたい…
あ、改装中。というか、荒れ果てていたのを直しているところって感じ。しかし途中で放置されている感じもするなぁ。
それなりに由緒ありそうなところね。
Wikipediaによると、ここには1050年から城があったが1319年にバイエルンとオーストリアの紛争で破壊され、その後ハプスブルク家によって再建されたようだ。それからノイブルク郡として独立し、1803年よりバイエルン州に入ったらしい。現在の地名はNeuburg am Innといい、訳すと「イン河沿いの新城」。かつて新しい城として建てられたということなのだろう。ちなみにノイブルクと言う地名はあちこちにあり、だからam Inn「イン河沿いの」と後ろに場所がくっついているのだ。同じバイエルン州にNeuburg an der Dodau(ドナウ河沿いのノイブルク)という街もある。ところで「沿い」と言う意味の前置詞anだが、イン河沿いがam(an demの省略形)となっていて、ドナウ河沿いがan derとなっているのは、インが男性名詞でドナウが女性名詞だから。demとderは英語で言えばtheの定冠詞で、名詞と格によって変化する…と書くと、大学時代のドイツ語を思い出す方も多いかしら。男性・女性・中性名詞まではまあいいとしても、前置詞のあと格によって変化するところで投げ出した方も多いかもしれないわね。
城壁の外には…
眼下にイン河。この河の向こうはオーストリア。このときはザルツブルクからここまで帰ってきたところで、ああオーストリアさようなら…という気分だった。
それにしてもこの古城、綺麗にして観光地にしようと思っているのかな。
お洒落と言えばお洒落だが、たくさんの人が見に来るほどの古城でもないように思うけど…
影が印象的だったので、今回モノクロにしてみた。なんだかパッとしないけど、でもその時そうしようと思って写したものだったことを思い出して。
ここ、今後どうなるんだようね、いつかまたここに来てみようねって、このとき話していた。
で、このとき偶然に写してあったここが、ホテルになっているのをその後知った。それで、2022年の春はウィーンに行く途中でここで一泊しようと決めたのだった。
2017年にはその後ドイツの東部でとても印象深い旅をしているのだが、その話はまたいつか。そう言って保留になっている旅行記がギリシャとかポルトガルとかいっぱいあるけど、本当にいつか追々に。
2017年夏のパッサウ [ドイツ(主に東部) 2017年夏]
今日から2017年夏のドイツ国内旅行のお話を。
2017年の夏はいつものようにザルツブルク音楽祭に行き、その後ドイツ国内を数日間旅した。それはうちのドイツ人の父方のルーツを訪ねる旅で、いくつか非常に興味ある場所だったのでいつか書こうと思いつつ、もう6年近くも経ってしまった。しかもその興味ある話に入る前に通過点の町の話がかなり長々と続くのだが、それも楽しい思い出だし、有名な観光地もあればあまり知られていない町だけど音楽愛好家としては重要な場所もあるので、順々に書いて行こうと思う。
ザルツブルクを発ってしばらくオーストリア内の田舎道を北上し、国境を越えてInnという川沿いのNeuburg(ノイブルク)という古城のところで一休みした話は、しばらく前に書いた。今日の話は、そのすぐ近くのパッサウという町で一休みした時のこと。
パッサウは「地球の歩き方」にも載っていたそこそこの観光地。ここは車を停めたところ。

場所はこちら。市役所前広場のすぐ近く。
ドナウ川沿いを先端まで行きたかったのだが、車はこれ以上乗り入れ禁止だったのでそこに置き、そこからドナウ川沿いを…

しばらく歩いて行くと…

イン川とドナウ川のぶつかる地点に出る。

看板によると…

場所はここ。

地図ではここ。
それなりに人がいて…

パッサウって観光地なんだなと思った。

でも、溢れかえるほどではなく、のどかな雰囲気。

ちょっと街を歩いてみた。
2017年の夏はいつものようにザルツブルク音楽祭に行き、その後ドイツ国内を数日間旅した。それはうちのドイツ人の父方のルーツを訪ねる旅で、いくつか非常に興味ある場所だったのでいつか書こうと思いつつ、もう6年近くも経ってしまった。しかもその興味ある話に入る前に通過点の町の話がかなり長々と続くのだが、それも楽しい思い出だし、有名な観光地もあればあまり知られていない町だけど音楽愛好家としては重要な場所もあるので、順々に書いて行こうと思う。
ザルツブルクを発ってしばらくオーストリア内の田舎道を北上し、国境を越えてInnという川沿いのNeuburg(ノイブルク)という古城のところで一休みした話は、しばらく前に書いた。今日の話は、そのすぐ近くのパッサウという町で一休みした時のこと。
パッサウは「地球の歩き方」にも載っていたそこそこの観光地。ここは車を停めたところ。
場所はこちら。市役所前広場のすぐ近く。
ドナウ川沿いを先端まで行きたかったのだが、車はこれ以上乗り入れ禁止だったのでそこに置き、そこからドナウ川沿いを…
しばらく歩いて行くと…
イン川とドナウ川のぶつかる地点に出る。
看板によると…
場所はここ。
地図ではここ。
それなりに人がいて…
パッサウって観光地なんだなと思った。
でも、溢れかえるほどではなく、のどかな雰囲気。
ちょっと街を歩いてみた。
パッサウ街歩き [ドイツ(主に東部) 2017年夏]
今日は2017年のパッサウのお話を。
パッサウとはドイツとオーストリアの国境の街。この日は夏のザルツブルク音楽祭からの帰りで、ドイツに入ったところ。あ、ここは魚屋さんみたいね。

ここは写真スタジオかしらね…

昔のカメラだけど、オートマティックなんだ…それって、かつては画期的だったんだろうなあ。

うねっている石畳。ヨーロッパの古い石畳はこれが普通なので、綺麗に揃った真っ平らな石畳を見ると、新しい街だとすぐにわかる。

見上げるとこんな景色。

あ、ギムナジウムだ…これ、運動するところではなく、ドイツ語で中高一貫校という意味。

てくてく。

てくてく。

自転車も多かった。

めぎたちもここで一休みした。何を飲んだかはもう覚えていない。
パッサウとはドイツとオーストリアの国境の街。この日は夏のザルツブルク音楽祭からの帰りで、ドイツに入ったところ。あ、ここは魚屋さんみたいね。
ここは写真スタジオかしらね…
昔のカメラだけど、オートマティックなんだ…それって、かつては画期的だったんだろうなあ。
うねっている石畳。ヨーロッパの古い石畳はこれが普通なので、綺麗に揃った真っ平らな石畳を見ると、新しい街だとすぐにわかる。
見上げるとこんな景色。
あ、ギムナジウムだ…これ、運動するところではなく、ドイツ語で中高一貫校という意味。
てくてく。
てくてく。
自転車も多かった。
めぎたちもここで一休みした。何を飲んだかはもう覚えていない。