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2020年春~シュペー家の庭園 ブログトップ
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元貴族の城の庭園 [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、先日の2時間半ほどの小さな旅の話を連載中。

昨日のノスリのすぐそばには、実はこんなお城が立っていた。
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立派なお堀もある。
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ハイイロガンが優雅に泳いでいた。
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なんて素敵なところなの…
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ここはSchloss Heltorf(ヘルトルフ城)というお城で、11世紀ごろから城があったらしい。ずっとHeltorf家(その名前がTroisdorfに替わったときもあった)のものであったのが、16世紀に婚姻によってvon Scheid genannt Weschpfennig家という長い名前の家のものとなり、その孫娘が17世紀にSpee家と結婚して以来そのSpee家の所領となったらしい。Spee(シュペー)家というのはケルンの大司教家である。城は今もそのSpee家のもので、中には入れない。
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貴族制度が廃止されたドイツだけど、たまたま元貴族に生まれてこの城持ちになるなんて、凄い運命よね…同じ元貴族の末裔でも、貧乏で何もないうちのドイツ人の母親とは雲泥の差だねぇ…どうしてこっちに生まれなかったのかな…そうしたら人生ぜんぜん違ったのにな…というのは、めぎではなく他ならぬうちのドイツ人の言葉。実は城の中庭に柔軟体操か何かをしている若い女の子の姿が見えて、うちのドイツ人は、きっとあの子はここの家の孫なんだろう、いいな~ととても羨ましがっていた。

これは館の前からまっすぐに伸びる並木道。ここ、まっすぐまっすぐひたすらまっすぐ行くと、デュッセルドルフのど真ん中に着く。
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場所はこちら。



さて、城の横に54ヘクタールもの広大なヘルトルフ公園がある。18世紀末~19世紀初頭にイギリス庭園として整えられたようだ。普段は5月1日から10月31日まで土日祝日の10時から18時までのみ開放されていて、入り口はここではなく赤線で示されている一駅向こうのところ。ここには書かれていないが、入場料は3ユーロとのこと。
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しかし、コロナ騒ぎのため4月より、Spee家がこの公園を毎日朝8時から無料で開放し始めたのだ。しかもこの門からも入れるようにしてくれている。つまり、ご自由に散歩してくださいとのこと…レストランもカフェも劇場も映画館も美術館も動物園もショッピングセンターもデパートもホテルも何もかも閉鎖され、ただ散歩だけが許されたドイツ市民のために。なんて素晴らしいの!どこもかしこも閉鎖されていく中で、ここは反対に開放してくれたのだ。しかも無料で。
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春の芽吹きの勢いを楽しんでね、また全てがおさまるだろうという希望を捨てないでね、どうぞご健康で、神のご加護がありますように、とのこと。
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うちのドイツ人は仕事でこの辺りに来てここが開放されていることを知って、めぎをここに連れてきたかったのだ。菜の花畑も並木道も鉄道も、実はつけたし(と言うか前菜、でも前菜でおなかいっぱいになっちゃうのはめぎの常)。

さて、中に入りましょ。めぎたちより先にワンちゃんの散歩の人が入っていた。
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朝の光でどこもかしこも素敵…
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そして、そこには楽園のような景色が広がっていた…
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つづく
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イギリス沼 [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、デュッセルドルフ郊外の貴族の庭園を散策中。

この池は、イギリス沼、という名前。
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オオバンが振り返ってくれた。
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そして挨拶してくれた…これはほぼ上の写真のように撮ったののトリミングなのだが、このトリミング耐性、素晴らしい…APS-Cセンサーとは思えない。技術の進化ってすごいな。
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このとき8時半ごろ。光がまだ朝の感じで明るすぎず、美しい透明な感じが楽しめた。
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それにしても水、綺麗ねえ~
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こんな庭園をお持ちのSpee家がめぎも羨ましい…
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外から見えていたレンガ造りの城は玄関口に過ぎず、その後ろに白い立派な懐古主義風の館があって、そこが住まいらしい。さらにネオゴシックの図書館(一番左)までお持ち。真ん中奥(白い小さな建物の後ろ)に小さな礼拝堂もある。調べたところ、そこで毎週日曜にミサが行われているようだし、キリスト昇天の日に特別なお祭りもしているようだ。
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光の向こうに自転車とか車とかも見えた。眩しいわ~
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Spee家は元ケルンの大司教家と昨日書いたが、つまりカトリックの大司教家(その家からローマ教皇が選ばれるお家柄)ということで、それはつまり桁違いのお金持ち。今でもここ以外に7つの似たような所領と城を持っていて、現在の資産は、煉瓦工場などのいくつかの工場、砂利採掘場、住宅建設業、金融業等をも含め10億ユーロとのこと。昨日皆様がコメントくださったようにもちろん維持が大変かもしれないが、それも桁違いのお話。

こちらは庭園の中。これはPulverhäuschenとのことなので、その昔狩猟用の火薬を置いていたところだと思う。
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場所は、この地図の右下の小さな池のところ。この地図はこの公園のHPから。
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そうか、ここは狩猟につかったのね。野鳥がいっぱいいる景色、昔からってことね。
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美に浸る [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、デュッセルドルフ郊外の貴族の庭園を散策中。

地図で見ると小さな池なんだけど、こうして見ると広々~
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↑これは懐かしの1インチセンサーのニコンV3での撮影。写り、全く持って悪くない。でもPCで拡大するとやっぱり細かいところが潰れてて、くっきりのAPS-CのZ50との差を感じる…でもZ50には望遠ズームをつけていて、ミラーレスを外でレンズ交換したくないのでV3をサブに持ち出したのだった。あ、青空の中の黒っぽいのは全部虫。また虫が飛ぶ季節になるわねえ。

ここからはZ50での写真。この通り、ブログに載せる分には上のV3と画質に大差ない。でも、大きく拡大すると細かい写りの差が大きいので、望遠用と広角用に2つZ50が欲しいなあなんて思ってしまう。誘惑が大きいけど、今のところなんとか買わずに踏みとどまっている。まあそんなことはともかく、こうして倒れていたり切られていたりする木もちゃんと景観になっていて素敵。
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池の中の島にいるエジプトガン。いいお住まいね。
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それにしてもこれ、興味深いわね~
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ラクウショウという植物の気根ではないかと聞いたのだが…
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不思議な形よね~
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こうして見ると、どこか魔法の国というか、この世ではないような気がしてくる。
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それに対し、こちらも綺麗だけどちゃんとこの世のものという気がする。映り込みと光が美しくて何枚も撮った。同じような写真ばかりになるので3枚にしたが、全部載せたいと思うほど。
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私って、どれがいいか写真をちゃんと選べないのよね。ここに載せなかった写真の方がいい写りだったような気が今でもするし…選ぶの、難しい。

リンゴの花が咲いていた。デュッセルドルフの街中よりちょっと涼しく、季節の歩みが少し遅い気がする。
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後ろ髪を引かれる [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、デュッセルドルフ郊外の貴族の庭園を散策中。

今日も最初は1インチのV3での写真から。昨日までお話していた池の向こうには魅力的な森が広がっていた。
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ここからはAPS-CのZ50で望遠ズーム。
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花もいっぱい咲いているみたいだな~ここ、シャクナゲで有名なところ。ドイツで2番目に古いのだとか。
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しかし!うちのドイツ人がそろそろ帰る時間になったと言う…彼はこの日、10時にオンラインミーティングがあって、それまでには帰らなきゃ、と。前日にここに連れてきてくれる話になったときに、朝7時半にうちを出て8時にそこに着くが、オンラインミーティングを11時に延期しておいた方がいいか?と聞かれ、めぎはどんなところか全く知らなかったので、見るのにどのぐらい時間のかかるところ?と尋ねると、30分ぐらい、と言うので、それなら写真を撮る時間を入れても9時半までゆっくり堪能して10時に間に合うだろう、と踏んだのだが…いえいえ、全然時間足りなかったわ!!!
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だって、先日お見せしたこの地図の、右下の小さな池のところの周りしか見てないのよ…うちのドイツ人はもとからこの池の周りぐらいしか見るつもりはなかったらしいのだが、それにしたって…この地図はこの公園のHPから。
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ああん…さようなら…
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ええん…
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おんおんおん…
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で、また電車の見えるところに戻り…
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ノスリさんに見送られ…
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急ぎつつも…
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白い菜の花を見つけては撮り…
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電車が通れば撮った。
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というわけで、以上でこの日の全2時間半の小旅行は終了、帰宅。日を改めて再び庭園へ繰り出したのだが、その話はまたそのうちに。
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再び貴族の庭園へ [2020年春~シュペー家の庭園]

今日からまた、あの貴族の私有地である庭園のお話を。コロナ危機ということで何もかもが閉まる中、反対に市民の散歩に使ってちょうだいと無料で開放してくれた庭園である。最初に訪ねたときのお話はこちらから。

とても気に入ったのだがあまりにも大きくて、一回目には全く見切れなかった庭園。せっかく開いているので、一週間後再び訪ねてみることにした。しかし行こうと思った日は雨。どうする?でもザーザーぶりではないし、頑張っていってみようか…ということでやってきたら、一週間で池はすっかり様変わりしていた。
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藻ですっかり覆われてしまったのだ。
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鴨さんたちにはご馳走のよう。
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島の上にはあのエジプトガンがまだいた。
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ちょうど雨がやんでくれて、しっとりとしたたたずまいを堪能。
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あちらが図書館(左)と住居(右奥)。
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あ、知らない鳥さん…鴨かな、雁かな。それとも置物かな…
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いや、本物の鳥さんだった。
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先日のコメントで、こんな広大な敷地を7か所も継いでいられるドイツの相続税について多く質問があったが、めぎはまだドイツで相続したことが無いのでハッキリ言えばよくわからない。だからネットで調べた限り&うちのドイツ人に聞いた限りで言えば、まず、ドイツは相続税のある国である。スイスやオーストリアには無いのだが、ドイツには7%~30%の相続税がある。基礎控除額は41000ユーロで、4700万円ぐらい。しかしこの貴族の相続はそんな基礎控除額とは桁違いで、参考にはならない。
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日本がどうなのかはよくわからないが、その相続する不動産が歴史的文化的価値を持っていたりすると、それも控除されるようだ。宗教施設や慈善団体系のものも控除。そして、工場とか会社とかの事業の場合、5年だったか10年だったか継続して操業して従業員の雇用をし続けることを条件に控除。ここが最も大きいかも。ここの家の場合、そんな大きな事業をやっているわけではないが、例えばこの庭園の場合は林業を営んでいて、材木を売ったりクリスマスツリーの生木を売ったりする。敷地内にカトリックの礼拝堂もある。図書館もネオゴシック式の建物だ。そんなわけで、相続税を払わずに済んでいるのではないかと推測する。それに、ひょっとしたらスイスやオーストリアに口座を持ってるとか、この家がどうなのかは全く分からないが、お金持ちはいくらでもいろいろな手立てがありそうな気がする…
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これはトリミング。
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さて、雨が上がっているうちに少し歩きましょ…今日は映り込みは全く無理ね…それにしても一週間で池が藻で埋め尽くされるなんてね。
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鍵の向こうとこちら [2020年春~シュペー家の庭園]

2020年5月13日、2021年8月にウィーンで開かれる予定だったある国際学会が2022年8月に延期されたという連絡が来た…今年の夏の学会ではなく、来年夏の学会が早くも再来年へ。それも、ちょうど今、オーストリアとドイツの国境をこの6月に開けるとかいう話があるのにだ。この秋のミュンヘンのオクトーバーフェストが4月早々に中止を決定したのもそうだけど、このコロナ、秋どころか来年夏にも収まっているという見通しではないってことよね…

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。
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素敵な橋…
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そこから図書館と母屋の渡り廊下(?つなぎ?)が見えた。
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ズームアップ。
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トリミング。中の電気スイッチとコンセントが写っていた。
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しっとりした感じ、いいわねえ。
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鍵がつけたまま、扉が開いたまま。
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誰か忘れて行っちゃったのかな。近くには人は見当たらず、音も声も聞こえなかったけど。

貴族の本丸(とでも言うのかな)とめぎたちがいる庭園を隔てる小川。
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もうすぐ咲きそうな花や…
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道端にいっぱい生える花。
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撮るものいっぱいで足がなかなか進まないわ…
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ブレさんたち [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。
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↑これ、手前の枝にピントを合わせたのだけど、なんだかピンボケ写真みたいに見えるわねえ。

この半透明に見えるシャクナゲが美しい。
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こちらの濃い黄色のは、終わっているのが垂れ下がっているのも風情があるなあ。
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そして、とっても魅力的なこの分かれ道。
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場所は、この地図の右下の小さな池のところから少し北へ行ったところの白文字のGoldfischteiche(訳すと金魚池)という辺り。この細長い池はきっと金魚がいるのね。この地図はこの公園のHPから。めぎたちは今回上の写真の橋を渡らず(下の地図上のGoldfischteicheの文字の真ん中ぐらいのschの上を通る道を行かず)、下の地図の右端の川沿いを北へ歩いて行った(地図上では道の上に数本木が描かれている)。
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ちょっと歩いて、Goldfischteicheの最後のche辺りの池と川に挟まれた道のところ(道の上に描かれた木の最後のところ)まできた。さっきの石の橋のところからはほんの少し。わぁ、池への映り込みが素敵。ちょっとこれでは分かりにくいけど、向こうにマロニエの白い花が鈴なりに咲いていた。
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…と、ふと後ろから視線を感じ、川の向こうを見ると、あら!
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Bulleさんたち…Bulleというのは雄牛、または種牛。めぎをジーッと見てくれたブレちゃん♡(これはトリミング。)
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もう片方のブレさんはすぐにあっち見ちゃったけど。
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さらにもうお一方は全く関心を持ってくれなかったけど。
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実際の距離はこのぐらい。望遠ズーム、楽しい♪
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しかし雨が降ってきちゃったわ…
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あれもこれも [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。
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ここはシャクナゲの綺麗なところ。
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なんでもこの庭園はドイツで2番目に古いシャクナゲ庭園なのだとか。
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ところでめぎは先日からずっと「シャクナゲ」と書いているが、それはドイツではシャクナゲもツツジもアザレアも含めてRhododendren(Rhododendronの複数形)と呼ぶから。で、それをツツジと訳すべきかシャクナゲと訳すべきか…と迷ったのだが、めぎの個人的な20年前までの記憶の中の馴染みのツツジと比べて花が大きいのが多いのでというざっくりな理由で(えへへ)、ハッキリ言えばかなり大雑把に適当に「シャクナゲ」を採用。お花に詳しい皆さまはいやこれはツツジ、いやこれはアザレア、これは西洋シャクナゲ等々とすぐにお気づきと思うが(皆様教えてくださってありがとうございます!)、そんなわけでめぎのブログでの「シャクナゲ」という言葉はツツジもアザレアも全部ひっくるめ(ごめんなさーい!)。訳を諦めてRhododendrenと書いた方がよかったかもね。

小道のどこまでもシャクナゲが続く感じ…
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しかしここでうちのドイツ人ストップが。何しろ雨だし、結構寒かったのだ。めぎはかなり厚着をしてきたのだが、うちのドイツ人はそれほどでもなかったようだったし、これ以上行って雨脚が強くなったら結構大変だし、仕方がないわねぇ…
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綺麗なのにな…
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このとき、上から4枚目の道を行けばぐるりと回ってまた元の小さな石橋のところに戻るということを知らなかったので(地図を印刷して持っていこうと思っていたのを忘れたのだ)、引き返すことに。

しかしあれもこれも目に入るものを撮らずにはいられないめぎ。
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だって、何もかも素敵なのだもの。
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うちのドイツ人はちょっと行っては待っていてくれるけど、でも寒そう…ごめんよ…しかしねぇちゃんと厚着してきてよね…
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雨の日って、晴れの日より緑が綺麗に写る。いつか雨の日に完全防備で写したいな。
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この日の話はあと一回つづく。
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再び後ろ髪をひかれながら [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。
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綺麗なシャクナゲだな~
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注:昨日も書いたように、ここでの「シャクナゲ」はRhododendrenをめぎが訳したもので、シャクナゲとツツジとアザレアの総称。RhododendrenはRhododendronの複数形。このRhododendrenを総称として訳すなら、日本語ではシャクナゲはツツジ科なのでツツジと訳すべきかもしれない。しかし、めぎの知っているツツジはここにあるRhododendrenより若干花が小さめな印象なのだ(しかしそれがツツジだったのかサツキだったのかも実はめぎにはよくわかっていない)。さらに悩ましいことに、ドイツ語のWikipediaでRhododendrenの有名な庭園として挙げられている根津神社のツツジには、ドイツ語でAzalea-Festivalと書かれている。つまり、ドイツ語的には根津のツツジはアザレアなのである…こうなると、もうめぎにはお手上げだ。どう訳してよいか全然わからないので、西洋シャクナゲのイメージで「シャクナゲ」と。そして、これを何度シャクヤクと打ち間違えて直したかわからず、花の名前、めぎには鬼門…

木々も魅力的…
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古株さんが多くて。
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雨のシャクナゲも素敵。
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向こうにもシャクナゲが見える…
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ああ残念…
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こんなの撮っている場合ではないんだけど。でも可愛くて。
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新緑の木霊のようなところだった。
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門を出ると、来た時には無かった車が駐車していた。ガラスへの映り込みに森を感じてパチリ。
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これで2回目の庭園の話はおしまい。ここまで、実は4月のお話。この後さらに2回行った…ここはコロナ危機の期間限定で無料で毎日公開されていて、危機が過ぎ去れば閉鎖されてしまう。いや正確には、通常に戻っても土日祝日のみ有料で10月まで公開されるのだが、人がいっぱいの土日には行きたくない。危機が続いても10月で終わりかも知れないし、いつまで平日が開いているかはコロナ次第…というわけで、都合がつく限り毎週1回空いている平日早朝に訪れることにしたのだ。3回目と4回目の写真は膨大で、しばらくこの話続きそう…3回目の話をこのまま続けていこうと思う。
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3回目のここ [2020年春~シュペー家の庭園]

今日から3回目の貴族の私有地の庭園の散策のお話を。すっかりシリーズ化しそうなので、カテゴリーも作成。
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広大なこの公園に通い出したのはこの日の2週間前のこと。1回目は地図の右下の小さな池の周りを一周しただけ、2回目はその小さな池のところから川に沿ってちょっと北上し、細長い池のような運河のようなところまで。つまり、まだこの広大な庭園の10分の1も見ていない。この地図はこの公園のHPから。
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3回目の今回は、地図の左にある赤い字のところにある入口から入った。この公園の正式な入口は実はそこで、今まで2回使った入口はコロナ危機の期間限定でぜひどうぞと特別に開けていたところ…「いた」と過去形で書いたのは、5月中旬からその特別な入口が封鎖されてしまったから。予想を超えてたくさんの人が押し寄せて、近くの住宅街に車を止めて付近の住民に迷惑が掛かっているので、やむなく閉鎖したとのこと。正規の駐車場は赤い字のところにあるのだ。

この日は5月初めでまだ閉鎖される前の訪問なのだが、めぎたちはたまたま正規の駐車場のところの門から入ったのだった。すでに2回も特別な門から入ったので、こっち側から入ってみようと。そこは鬱蒼とした森が広がっていた。
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毎回のことだが、朝8時の開門とともに一番乗りで誰もいない庭園に入場(仕事でもないのに朝6時半には起きて7時半に家を出て車で20分ほど走ってここへ。駐車場も誰もいなくて門に一番近いところにほぼ横付け。でも何よりも素晴らしいのは、この54ヘクタールの庭園に誰もいなくて、めぎたちの二人占めになること♪)。差し込む光が眩しい。
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木材があちこちに積まれていた。
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掲示には、生死にかかわるからこの上によじ登るな、親は子供を捕まえているように、と書かれている。木材に直接書かれた蛍光ピンクの文字、なんだろう。シュッツさん予約の木材なのかなあ。しかしAutoって、この場合どういう意味なのかなあ。BRもなんだかわからないなあ。
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ここはParkという名がついているので公園とか庭園とか訳しているが、ここの持ち主はこのParkで林業を営んでいるので、この庭園の木々も木材として出荷されるのだろう。

木々の影も素敵だった。
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そしてそこに、例のRhododendren(シャクナゲとツツジとアザレアの総称)が。
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わ~綺麗~~~!ここは、上の地図でZum Paradies(パラダイスへ)という表示がなされている辺り…まさにパラダイスのような美しさだったのだが、この写真ではその綺麗さも驚きも伝わらない…がっくり…
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この日は5月の初め頃。ちょうど見頃だった。
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向こうに魅惑的な世界が開けていそう…行ってみましょ。
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この日の話、かなり長くつづく。
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楽園みたいなところ [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。
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わ~
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わ~わ~
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わ~わ~わ~
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ここは地図の左の赤い文字の入り口のところからまっすぐ進んで2つ目の角まで来たところ。この地図はこの公園のHPから。
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まさにパラダイスのようなところだった。そのパラダイス加減がめぎの写真では伝わらなくて残念なのだが。花の美しさも素晴らしいのだが、この株が山のように大きいのだ。大きいと聞いて想像する次元を超えた大きさに圧倒された。ここに写っている白いのは、この100倍ぐらいかなあ…300倍ぐらいかなあ…そのぐらいの大きさ。
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Rhododendren(シャクナゲとツツジとアザレアの総称)ばかりではなく、緑も美しい。
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父なる国を神が守ってくれますように…(ドイツ語で母国は「父なる国」という。日本語とまるっきり違うイメージね。)1990年ドイツ統一の日のモニュメント。
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めぎたちはここで右に曲がったように記憶している。しばらく歩くとこんなのもあった。
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いろんな種類のRhododendrenが植えられているので、もう終わり近そうなのも。
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なんて素敵な散歩道…
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美しさに酔い痴れる [2020年春~シュペー家の庭園]

昨日の父なる国の話に反応がいっぱいあったので、ちょっとご紹介。ちなみにVaterland(父なる国、祖国)はラテン語のPatriaを訳したもので、11世紀からある言葉。英語にもfatherlandがあり、そちらはもともとの祖先の国という意味で使うようだ。

その他ドイツ語で「父」(Vater, ファーターと読む)を使う言葉
Vaterhaus 生家、生まれ育った家
Vaterlandsliebe 祖国愛、愛国心
Vaterstadt 生まれ故郷の町

ドイツ語で「母」(Mutter, ムッターと読む)を使う言葉
Mutterhaus 親会社、本社、本店(ちなみに子会社はTochterfirmaで「娘」という言葉を使う)
Mutterland 原産地、(植民地に対する)本国
Muttersprache 母語
Muttersprachler ネイティブスピーカー

日本語とマッチするのは「母語」だけだわね~

それから「海」には3つ単語があって…
・Seeは女性名詞(陸に対しての海という意味、男性名詞のSeeは湖という意味)
・Meerは中性名詞(大陸を分け隔てている海洋という意味、普通は地中海とか黒海みたいな南方の海をMeerと呼び、北海とかバルト海のような北方の海はSeeという)
・Ozeanは男性名詞(大西洋のような世界規模の大洋のことを指す)

最後に「大地」はErdeで、女性名詞。しかもErdeには地球という意味もある。


さて、現在、貴族の私有地の庭園を散策中。
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花というより、光の美しさに酔い痴れる。
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きっとレフ板とか使えばもっとよかったのだろうと思う…キットレンズではなくF値のいい単焦点を使ったらもっとよかったかもしれない。でも、この安いキットレンズでここまで撮れるということにもめぎはすごく感動した。
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ここはこの地図の真ん中左のぐるぐる道が曲がっているところのどこか。この地図はこの公園のHPから。
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花以外にも心奪われるものがたくさん。
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可愛いわね~
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広くて、どこを見ても素敵で、どこまで進んでも素敵で、撮るもの多くて足が進まない。
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シャクナゲの山は日陰だったが、その中でほんの少し日が当たっている部分が素敵だった。
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Parkという名だけど公園と呼ぶのをちょっとためらうのは、ベンチがほとんどないことかな…市民の憩いの場として存在するわけではないのだ。ひたすら小道が続くだけ。
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ふと振り返ると、それもまた撮りたくなり、ホント足が進まない。
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↑上の写真はAPS-Cセンサーの一眼レフD5600にキットレンズの広角ズームで、下の写真はAPS-CセンサーのミラーレスZ50にキットレンズの望遠ズームで。
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この2台セットで出かけるのがベストかな、と思う今日この頃。もう1台、単焦点専用のが欲しいかなと思ったりもするが、そこまでやると重いし、めぎレベルではやりすぎかなとも思う…外でレンズを付け替えないで歩くとなると、何か妥協しなきゃねえ。
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美しい園で思うこと [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。
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庭園と訳しているけれど、林業も営んでいる場所。だから林もいっぱい。森って感じ。
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その傍らに大きなアリの巣発見。森の大きさから比べるとほんの小さな巣に見えるけど、かなり大きなアリの巣。
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入り口付近を撮ったのをさらにトリミング。日本語でヤマアリというらしい。一瞬たりともじっとしていないので、ピントを合わせるのが難しかった。
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この綺麗な大地の下には何億もの小さな生物がいるのよね…
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見えていないだけで、葉っぱにも潜んでいるのかもしれないわね…
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そう考えると、ここは誰の敷地とか、ここは何人の領土とか、ホントちっぽけなことに思えてくる。
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ここの持ち主は、コロナ危機に苦しむ人々に喜びを、とここを無料で開放した。その懐の深さに心から感謝する。よく考えれば、そう簡単にできることではないのだ。この持ち主には何の得にもならないのだから。それどころか、この美しい自然が破壊される可能性だってある。
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それなのに開放できたのは、ここの持ち主がただ所有地として持っているのではなくここの美しさを認識していて、人々がこれを見ればきっと喜ぶだろうと想像できたからに他ならない。そこにめぎは大きな価値を感じる。コロナ危機下では閉鎖するのが普通で、もともと閉まっていたのを開けるというのは真逆の行為。大きな意思がなければできないことだ。そして、少なくともこのドイツでは、この自宅隔離の時期に庭園を開けるとは何事だ、自粛しろ、というような批判は全くなく、非常に明るいニュースとして取り上げられた。そして、めぎのような外国人にももちろん開放されていて、外国人コロナを持ち込むな、などと罵声を浴びることもない。
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このまたとないチャンスに感謝しながら、一枚でも多く撮らずにはいられない。ここでの散歩は現在、うちのドイツ人とめぎにとって週に一度楽園に行くかのような喜びの時間になっている。
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そして、自分には何ができるのだろうと省みる。今のところめぎにできるのは、このような信頼と友愛の行為をみなさんにお伝えすることぐらい…めぎの故郷もそうあってほしいなと願いながら。
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ずいぶん歩いてきたのに [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。
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ただ歩くだけで楽しい世界なのに、写真を撮り歩くとなると上のように撮ったり下のように撮ったりするから全く進まない。
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あ、サクランボ…4月初め頃には綺麗な桜も見られたってことね。
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ずいぶん歩いてきたのだが、こんな標識に出くわした…これ、めぎが今歩いてきた道の方向を指して、あっちが出口って。ええええ、ここから戻った方が出口が近いってこと?マジですか…
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地図で見ると、ちょうど真ん中ちょっと下あたりの、Sieben Hügel(7つの丘)と書かれた小道から出てきたところ。そんな丘だった気は全然しないけどな…ずっと平坦だったような…この地図はこの公園のHPから。
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そのあたりは鬱蒼とした林が続き…
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シダがいっぱいあった。
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この木材は何に使うのかしらねえ。何かを作ったりするのかな。それとも薪になっちゃうのかな。
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高い木が多いのでシャクナゲに日が当たっているところが少ない。そういうのを見つけてはパシャ。
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あ、そうそう、パシャって書いたけど、Z50はミラーレスだから音はしない。いや、正確に言うと、音は消している。静かに撮れるという意味で、ミラーレスはすごくいいと感じる。この静けさを楽しむうちのドイツ人を邪魔せずに済むからだ。鳥なども驚かさずに済むし。
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太古からありそうな木…なんとも形容しがたい存在感があった。
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分かれ道 [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。
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森の合間合間の空間が光でまばゆく…
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美しいシャクナゲがあちこちに。あ、これが日本語でシャクナゲなのかツツジなのかアザレアなのかはたまた全く別の名前なのかはめぎは全く分からないけど。ドイツ語でどれもRhododendrenというのをシャクナゲと訳しているだけね。
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古そうな木を切り倒して積み上げられているのもあった。つまりこんなに広いということである。
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昨日もお見せしたが、地図で見るとちょうど真ん中ちょっと下あたりのSieben Hügel(7つの丘)と書かれた小道から出てきたところにいる。この地図はこの公園のHPから。
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残念ながらこの日はこれで時間切れ。朝8時に入場してもう1時間経っていた。残された時間はあと30分。地図の右上の2つの池のところまで行けたらと思っていたけれど、全く無理だったわ…もう戻らなきゃ。

どどどどと音がして、庭師の人が通って行った。静かな庭園で、この音は轟のよう。
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話は逸れるが、昨日のコメントを拝読する限り、みなさんミラーレスやコンデジをお使いでもカメラのシャッター音を好んで使っていらっしゃるご様子。そうでないのはヨーロッパ暮らしのInatimyさんとめぎだけというのが面白い。それでふと思い出したのだが、ヨーロッパって、携帯やスマホのシャッター音を消せるところ。日本は消せないものね…だから、日本へ行くとそこら中からシャッター音が聞こえ、こちらでも日本から来た人と一緒に歩くとiPhoneだろうとアンドロイドだろうと常にカシャカシャパシャパシャ音が聞こえ、ああ日本だなあって感じるのだ。ミラーのある一眼レフを使っている場合を除いて日常で撮影の音を聞くことが少ないヨーロッパでは、シャッター音無しに慣れていて、撮影しているという行為を感じるために音が必要という意識が日本より少ないのかも…まあこれはめぎの想像だけど。ちなみにめぎも一眼レフのシャッター音は好きだが、ミラーレスのシャッター音はわざわざ作った音…だから、それは必要ないものとして消している。電気の無駄だしね。

さて、上の地図のSieben Hügel(7つの丘)のところは道が7つの分岐している。7つ全部は撮っていないが、その道はそれぞれこんな感じ。
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どの道も魅力的なのだが…
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めぎたちは地図上Langer Weg(長い道)と書かれた長~い道を左下の方へ歩いて行くことにした。
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自然との共生を今一度考える [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。
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ドイツで2番目に古いRhododendren(シャクナゲ、ツツジ、アザレアなど)の庭園だというここ、古いだけでなくとにかく数が多い。
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どこを歩いていてもRhododendrenに出会う。でも、高い木の下にあるためうまく光が当たっているのに出会うのは難しい。それに、光が当たっていると眩しすぎたりもするし、写すのはさらに難しい。コントラストも強いし。
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だからちらちら木漏れ日が当たっているようなのを探すのだが、背景が素敵なのを見つけるのがまた困難で。写真家ってすごいなあ。めぎはこんな程度でお茶を濁すのだが、写真家ってどこまでも追い込むものね…
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Rhododendrenばかりに目が行くが、道端の花も可愛い。
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もうすぐ咲きそうね。
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この木材はずいぶん無造作に置かれているなあ…
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草の影が映っているのが素敵と思って写したのだけど、なんだか意図が全く分からない写真になっちゃった…
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これは将来何に使われるのかなあ。
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草花から手入れされたRhododendrenや売られる木材まで、人の手のかかった庭園とは言え、自然の営みの範疇。人の生活もこの範疇に収まっているべきではなかったかとふと思う。そう思っても、世界中の国々で作られた部品を使って多国籍製品となってドイツやら日本やらで発売されているカメラや車を買い、日本へ行くというような思いっきり燃料を使って二酸化炭素をまき散らし、自分では気が付かないけど持っているかもしれない菌やらウィルスやらを持ち運ぶような行為を今後も何度か繰り返せざるを得ないめぎ自身、全くその範疇になど収まってはいられないのだが。でも、だからこそこのコロナに脅かされる運命を、めぎも背負っているというわけだ。この範疇を超えた人間への自然からの反撃なのだとしたら、それはめぎも甘んじて受け入れざるを得ない…と、ちょっと考えすぎかもしれないけど、そういうことをふと思う。

再びドドドドと音がして、庭師がやってきた。ここで働けるのって、いいなあ。
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木の学校 [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。今日は3回目の散策の最終回。

この日もそろそろ時間切れ。4月中旬に初めてここに来て以来、毎週平日の午前中時間がある日に8時の開園と同時に入り、1時間半ほどまでと時間を決めて散策している。1時間半では広大な庭園を全部は絶対に見られないし、ああもうちょっと見たい…と思う微妙な長さ(短さ)で物足りないのだが、それで切り上げればその後の仕事に体力的にも精神的にも支障が無いし、飽きずに毎週来たいと思えるし、行きたくて頑張って早起きできるのだ。それに9時を過ぎると写真撮影的に光が強すぎるようになるしね(光的には本当は7時ごろにでも来たいところだが、その時間にはまだ開いていないのだ)。
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駐車場を目指してLanger Weg(長い道)をまっすぐ歩いてくると、突き当りにたどり着く前に左に折れる(地図で言えば下に向かう)道があった。本当は右(地図上では上)に曲がるべきところだ。この地図はこの公園のHPから。
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あ、あそこの向こうに外が見えるみたい…行ってみたい…で、Zeno Wegという道を行って遠回りすることに。Zenoというのはゼノン(ギリシャの哲学者)のこと。哲学の道って感じかしら…
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辿り着いて左(地図では右)を見ると、ずっとずっと遠くに、1回目と2回目に来たときに入った門のあるところが見えた。庭師の車が止まっている。これは望遠で写したから結構近くに見えるけど、かなり遠い。
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そして、そこから庭園の外を覗いてみたら…
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おおおお将来のクリスマスツリーたち!
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ツリーになるモミの木を栽培する畑のことをドイツ語でBaumschule(バウムシューレ)という。訳すと木の学校。みんな学校に通う可愛い生徒たちみたい。

その向こうには何の畑なのかしらね…
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ずっとずっと向こうにラインタワーが見えた。めぎの住んでいるところはあの辺。
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ここからは永遠とこういう道を歩いて駐車場へ。実はここで、3カップルぐらいの人たちとすれ違った。みんな駐車場から入るとすぐここを歩いてまっすぐあのヘルトルフ城に向かうのね。建物も素敵だし、あの池も素敵だし、あそこがメインってことかな。
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緑いっぱいの中を歩く。
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外の畑で働く人たちの声が聞こえた。残念ながらマニュアルフォーカスに失敗しちゃったけど、どうやらルバーブを採り入れしているみたいだった。
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そして、出口へ。
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出てみて驚いた…こんなに車が!8時に来たときはめぎたちだけだったのに。2週間前はほとんど誰もいなかったのに。急に人が増えたというか、やっぱり緩和でみんな外出するようになったってことかな…と言っても50ヘクタール以上の敷地に車10台分(つまり20~30人)ぐらいの人しか来ていないんだけど、これを見ても、9時半過ぎまではここにいようとは思わないめぎ家なのであった。
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この後既に2回行ったので、また近いうちに続きを書くつもり。
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4回目のここ [2020年春~シュペー家の庭園]

今日から再び貴族の私有地の庭園のお話を。4月中旬から1週間に1回開園と同時に入場して1時間半滞在するというペースで通い始め、5月末までに6回訪ねたうちの4回目のこと。ここに来るようになった経緯については、始めて訪ねた日のことを書いたこちらをどうぞ。
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この日もRhododendren(シャクナゲとツツジとアザレアの総称)が眩しく輝いていた。
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ここのパラダイスのような雰囲気、うまく撮りたいな…
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この色、素敵ね。
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ドイツで2番目に古いRhododendrenの庭園だそうだが、Rhododendrenばかりではなく森林が美しい。時々木材もあるし。
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入り口からここまでを振り返ってみる。向こうに見える水色の小さな車はいつもここにあるので、庭園の門を開ける人のものか、庭園の管理の人のものか、貴族の家族のどなたかのものかなのだろう。
広い広い庭園のたったここまででいったい何枚撮ったかしら…
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今いるところは左の赤字で書かれている入り口から入ってまっすぐ進んでZum Paradies(パラダイスへ)と書かれている辺りまで来たところ。この地図はこの公園のHPから。
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ここで右に曲がる小道(地図上Silberpfadと書かれているところで、銀の小道という意味)もあって、とっても魅力的なのだが…
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この日はググっと我慢してそのお誘いに乗らず、ひたすらまっすぐ行くことにする。下の写真の左端に写っている道だ。
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でも、なかなか足が進まない…前の週までなかった木材がここに積まれていたりするものだから。
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そんなわけで、今回も長くなりそう…
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こうして撮ってああして撮って [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。コロナパンデミックの期間限定で無料で毎日開園されているのだが、緩和が進む昨今もまだそのまま無料で開いているというのが嬉しい…裏を返せば、まだまだパンデミックの最中なのだということでもあるのだが。
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市民の散歩のために開園されているのだが、めぎには散歩というより散策という言葉が合うように思う。とにかく全く足が進まない…同じところで上のように撮ったり、下のように撮ったりするからだ。
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ここでも。
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そして、こういうのを撮っていると蕊にピントを合わせるために頑張るから時間かかる。ここではさらに花の中に入り込んでいる蜂さんを撮ろうとして頑張ったからホント時間を取った。でも、どれも蜂はピンボケだった…
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ここでも10アングルぐらい撮ったかな。
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これは5月中旬に差し掛かるころの訪問で、すっかり日差しが眩しい季節になったが、ここの気温は割合涼しい。いつも朝8時に来ているからかもしれないが、コートは必ず着てきている。デュッセルドルフでは要らないかなあフリースとかカーディガン程度でいいかなあって思うのだが、ここに来るとやっぱり着てきてよかった、と感じる。
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たぶん三脚を持ってきてもOKだと思うのだが、基本は「散歩」なので身軽に手持ち。
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糸くずのようなのは、たぶん今の時期にいっぱい飛んでいるポプラの綿毛なのではと思う(蜘蛛の巣の切れ端かも知れないが)。これのついていない蕊はないと言っても過言ではないほどで、これが撮れるぐらいピントを合わせることに専ら集中している。
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ジョギングの人とすれ違った…ね、ジョギングの人もそこそこ着込んでいる。ここでジョギングする人というのは、貴族の家族なのかな。それともこのご近所さんなのかな。
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森林浴 [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。
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ほぼ森林と言ってもいいような広大な土地。広さは54ヘクタール。新宿御苑が58ヘクタールだからほぼ同じ。上野公園や代々木公園と同じ広さ。それが私有地の一つに過ぎないのだからねぇ…
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こんなに伐採しちゃったの?でもどこを?と思うほど。
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シダもいっぱい。
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どこが水平かな…と気をつけながら撮ったけど、どうかな…
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このFisch(魚)って、どういう意味(意図)で書いてあるのかな…
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Reitweg(乗馬道)をひたすらまっすぐ歩いてきて、やっと十字路までやってきた。この地図はこの公園のHPから。
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振り返ると、こんな道を歩いてきたのだ。
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左(地図上では左上の方へ向かう道)を見ると、庭師さんが仕事中。そうそう、この庭園で働いている庭師はたった一人なのだとか。彼が一手に引き受けているわけね。
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そして、ここからは名前のない小道を行く。
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さあ、池までもう少し!どんなところかしら~
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一つ目の池 [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。昨日の最後の写真のピンクのボケの正体はこのお花。
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黄色いRhododendren(シャクナゲとツツジとアザレアの総称)が咲き誇っていた。咲き終わった花と今は華のが一緒にあるのも風情に思えた。
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そして、池に到着。鴨さんたちがいた。
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なんだか秘境みたい…
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この池は地図上で言うと一番上に見えるAuslauf Weiherというところ。Auslaufは流出口のことで、Weiherは池とか沼とか。この地図はこの公園のHPから。
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このすぐ裏は庭園の外で、畑が広がっている。その向こうから風に乗ってアウトバーンや電車の音がかすかに聞こえてきた。でも、ここにいると、この世から切り離されたような気がした…
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…のだが、オオバンが凄い勢いですっ飛んできて鴨さんたちを陸に上がらせて、その騒ぎで我に返った。
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向こうの木の上にはヤドリギがいっぱい。
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向こうの方にも行ってみましょ。
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水辺の景色 [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。昨日の一つ目の池から川というか運河のようなところに沿って歩く。
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立派な木だなぁ…
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映り込みが美しかった。
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木の背が高くて、なかなか入りきらない。
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桐の木と思われるのがあった。今年、花を全く見なかったなぁ…桐の木はめぎ家の近くにもあるのだが、今年も去年も花を咲かせなかった。桐って毎年は咲かない植物なのかしら。
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しばらく行くと、この川のような運河のようなのを渡れるようになっていた。
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地図の上にある2つの池の間の道ね。この地図はこの公園のHPから。
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色々な木の葉っぱと、水のきらめきが美しくて撮ったのだけど、なんだかよくわからない写真になっちゃった…
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この日、映り込みが美しくていっぱい撮った。
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光も美しくて、透かしていっぱい撮った。
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そして2つ目の池に到着。
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2つ目の池 [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。2つ目の池に到達したところ。
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おとぎの国みたい…
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地図で言うと、右上のEinlauf Weiherというところ。Einlaufは流入で、Weiherは池とか沼とか。この地図はこの公園のHPから。
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時間が止まっているかのようだった。
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所々に見えるRhododendren(シャクナゲとツツジとアザレアの総称)が素敵。
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今が盛りと美しく咲いていて、夢中で撮った。
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もっと背景とか一緒に入り込む花の位置や数など、工夫すべきなんだろうけど。
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ああ、美しかったなあ…写真をまとめながら、今も溜息が漏れる。
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夢のような池を見て、この日は大満足。
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そろそろ時間切れ。この日は平日で、朝一にここに来たが、仕事いっぱい控えてて10時には帰りつきたいのだ…
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この日の話はあと一回。
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帰り道の美しい花たち [2020年春~シュペー家の庭園]

今日は貴族の私有地の庭園の4回目の訪問の話の最終回。5月中旬に差し掛かったある平日の朝のこと。
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再び森と材木の道を歩いて出口へ向かう。
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途中に咲き始めていたHolunderという花。花をシロップにしたり、実をジュースにしたりする。日本語でセイヨウニワトコというらしい。いい匂い。
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眩しい光が美しかったところ。
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そして、入り口近くまで戻ってきた。
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この近くのRhododendren(シャクナゲとツツジとアザレアの総称)が素晴らしかったので、最後の撮影。蜂さんもいっぱいいたなあ。
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どれもRAWで撮ってはいるのだが、現像していない。ブログに載せているのは撮って出しばかり。勿体ないなあと思うけど、時間なくて。多分上の写真などはRAWから暗部を持ち上げてみるとちゃんと写っているのだろうが、こう影になっているのもめぎとしては悪くない気がする。深い森と隣り合わせのRhododendrenというイメージで。

黄色い葉っぱの木と青空が美しかった。
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開園の8時に入って9時半頃にはもうここを出る。いつもここに来る日は午後から授業の日で、そういう日は午前中フリーなのがドイツの働き方のいいところ。それでも10時には帰宅して、色々準備したい。だから、もしここが6時開園だったら6時に来ると思う。8時にはもう光が強すぎるしね。冬だったら、8時ではまだ夜が明けていないから、もう少し遅く来るかな…真っ暗な庭園で夜明けの様子を写すのも面白そうだけど。ちなみにドイツの学校は8時始業なので、8時に間に合うように来るのはそれほど苦ではない。

この水色の車はいつもここにあるのでここの管理人のものだと思う。その裏に小さな駐車場があるのだが、この日はめぎ家の車以外にもう1台だけだった。こんなに美しくRhododendrenが咲いているのに、それを無料で見られるのに、勿体ないなあ…
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…とこのときは思っていたが、ほとんど誰もいないのは早朝だったからのようで、この数日後の午後うちのドイツ人がこの近くに仕事で来た時には、駐車場から車が溢れて外の道までずらりと車が並んでいたという。4月には開いていた地図の右下にある城の近くの門が閉ざされたのは、その直後の5月15日のこと。きっと凄い数の車が押し寄せていたのね。その頃から緩和がどんどん進んだからかもしれないが。そんなわけで、早起きする価値は十二分にあるのだ…めぎ家はいつもほとんど54ヘクタールを二人占めなのだから。地図を見ると上の方にもう一つ入り口があるのが分かるが、そこは庭師専用で一般客は入れないところ。この地図はこの公園のHPから。
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以上で4回目の訪問の話はめでたく終了。ここまでもう7回も行った…だからまた近々5回目の話を始める予定。
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5回目のここ [2020年春~シュペー家の庭園]

今日からまた貴族の私有地の庭園のお話を。5回目の訪問の話に入る。

5回目の訪問は5月21日。この日ドイツではキリスト昇天の日で祝日だった。いつも平日に出向いていたのだが、その週は他の日に都合がつかず、朝なら祝日でも空いているのではないか、というか祝日はみんなゆっくり寝たくて人がいないんじゃないかなどと考えて、行ってみようということに。しかし、いつものように8時ちょっと前に着いたのだが、既に駐車場にはこんなに車があった…
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こんなに、と言ってもめぎ家以外にせいぜい5台で、多く見積もっても54ヘクタールに15人程度しかいないのだが、いつも誰もいないところに来てたので、かなりびっくり。やっぱり祝日は混むのね(当たり前だわね)…そんなわけで、先客がすでにいた。
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この日朝から人が多かったのは、祝日なのもそうだけど、Rhododendren(シャクナゲとツツジとアザレアの総称)がちょうど咲き乱れていたからかもしれない。その前の週に満開を迎えたと感じていたけれど、一週間経ってもまだまだ満開という感じだった。
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よく見ると終わっているのもあるのだが、それは4月に既に咲いていた種類ので…
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ほとんどは今が最盛期。
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光が強すぎる気もしたが…
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お花は本当に素晴らしかった。
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この日は右上のEinlauf Weiher(訳すと流入沼という感じ)を目指す。前回見た2つ目の池で、前回はその池に流れ込む小川を渡って庭園の端っこ、つまり北側から池を眺める形で歩いたのだが、この日は池の南側、川が流れ込む付近に到達して行き止まりになっている道のところへ行ってみようと。この地図はこの公園のHPから。
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で、地図で言うと、左の赤い文字の入り口から入ってまっすぐ右へ進み、でもひたすらまっすぐは前の週に行ったので、ちょっと遠回りすることにして最初に右へ折れる道Silberpfad(銀の小道)へと進んだ。
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ちょっと枯れた色合いの芝生にRhododendrenがいっぱい咲いていて、カラスがいた。この頃、ずっと雨が降らなくて、芝生はどこもからからに乾いていた。
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それでもRhododendrenは綺麗に咲いている。水が少なくてもよく咲くのかな。思えば庭園で水遣りをしているようには全く見えない。ちょっと不思議…
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今回も長く続く。
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小道を行く [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。5回目の訪問のときのこと。

入り口近くからSilberpfadという小道を歩いてきて、最初の交差点にやってきた。右へ曲がってずっとあっちへ歩いて行くと、3回目に来た時の最後に歩いたクリスマスツリーの畑に沿った道に出る。
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地図で見ると、上の写真の道は下へ向かっていく道(Zeno Weg)。この地図はこの公園のHPから。
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めぎたちはそこでGr. August Wegに進んだ。Gr. が何の意味なのか不明だが、Graf(伯爵)かな。だとすると「伯爵アウグストの道」。19世紀のSpee家にAugustという人がいたようなので、その人のことかも。ここはその道のちょっとぐねっと右に折れているところ。
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この色、珍しいわねえ。Rhododendren(シャクナゲとツツジとアザレアの総称)はピンクや紫や白というイメージがめぎにはあって、オレンジ色や黄色は珍しく感じる。
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Rhododendrenは綺麗に咲いているのだが、芝生は枯れかけている。昨日も書いたが、今年ここまで雨が少なくて、この夏も異常に暑くて水不足かというニュースが出ていた。(しかしここ10日間ぐらい雨模様で寒くて、あの気候の変動と水不足への心配の話はなんだったのかしらと思うほど。まあまだまだ夏はこれからだけど。)
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そしてこの十字架のところまで来た。上の地図にも十字架が描かれている。この辺りには以前も来たが、この十字架をよく見ていなかったので近づいて撮って見ると…
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2009年に亡くなったここの貴族Spee家のマクシミリアンさんの記念碑のようだった。
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そのすぐ近くにはベンチもあった。ここ、なんだかお墓みたいね(ドイツのお墓にはよくベンチがあるのだ)。でもうちのドイツ人に、Spee家のお墓は別なところに立派なのがあるはずだ、と言われてしまった。ちなみにこの庭園、54ヘクタールもあるのにベンチは2つしか見つけていない。その1つがこれ。
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今いるところはこの地図の真ん中の丸いところ。
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その十字架とベンチのところから、まっすぐ(地図上の右の方へ)は行かず…
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また下の方のPastoren Weg(司祭の道、または羊飼いの道)の方にも行かず、左へ(地図では上の方へ)曲がった。少し行くとまた十字路があって、十字架の先の道からここへやってくる道と…
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森の方(左の方)へ続く道とに分かれていた。
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めぎたちはそのどちらにも行かず、Sieben-Hügel(7つの丘)と書かれている方向へまっすぐ進んだ。そこも以前に来たことのある道で、今やこの庭園はめぎ家にとって新しい発見の場所ではなく勝手知ったる場所と化してきていた…
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次々と変わる景色 [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。5回目の訪問のこと。

最初に、昨日の記事へのコメントを読んで気が付いたことを少し。まずここにベンチが少ない話だが、新宿御苑などと違ってここはあくまで普通は閉ざされている私有地なので、来園者へのサービスなどは全く考えられていない。ここは持ち主の庭および畑(林業としての森林)であって、だから例えばここにはトイレもないし、売店もない(自販機ももちろんないが、ドイツにはもともとほとんど自販機がない)。また、近くにコンビニもカフェもレストランも何のお店もなく、広い畑の中に庭園があるという感じ。で、例えばここで他の公園のようにシートを広げてお弁当を食べるとか、芝生で遊ぶとか日向ぼっこするとか、そういうことがOKなのかどうかもよくわからないが、見たことがない(早朝にしか来たことがないからかもしれないが)。でもたぶん、人の家の庭が散歩のために開かれたという位置づけなので、多くは散歩・ジョギング・サイクリングにしか使われていないと思う。やっぱり長居ができるような環境じゃないしね(何時間もいるならトイレが欲しいわよね…)。
それから芝生の育ち具合であるが、この日(5月21日)の頃はとにかく雨が降らず乾いていた頃で、芝生はほとんど枯れていた。6月2週目に行った時には、その枯れたところから雑草が伸び始めていた。それは、ここ数日雨が降ったことによると思う。ここで庭園の管理というか植物の世話をする仕事をしている人はホームページによると一人だけで、たぶん芝生の雑草取りは大型車でやっているものと思われる。どのぐらいの頻度かはわからないが、ライン河川敷とか街の芝生とかの様子を見て想像するに、たぶん2か月に1回ぐらいじゃないかな…

さて、今歩いているのは…
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地図のちょうど真ん中あたり、薄緑色のところにあるうねうねとした小道をSieben-Hügel(7つの丘)に向かって歩いているところ。この地図はこの公園のHPから。
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この日は5月21日で、Rhododendren(シャクナゲとツツジとアザレアの総称)が満開状態に綺麗に咲いてい時期だったのだが、種類によってはまだ蕾のものもあった。次の週やその次の来週にも花が見られるってことね。
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この道にあった桜の木にはサクランボがちらほらと。
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こんなのが付いた枝が落ちていた。これ、何かなあ。
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そして、Sieben-Hügelを抜けてLanger Wegやその他の道との交差点のところまでやってきた。
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ここからEinlauf Weiher(流入沼)という右上の池までどうやって行くか議論。この日は、Rhododendron Dreieck(シャクナゲの三角形)というところの地図上左側の道を行くことにした。
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シャクナゲの花が散っている…
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そのあたりは結構な大木があって、その倒木もあって、ちょっと原生林っぽい雰囲気。もちろんただの森だけど。
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振り返るとこの紫がかった赤色が鮮やかだった。
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折れちゃったらしい木の横から枝が生えてきている。自然って逞しいわねえ。
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森の中の星 [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。5回目の訪問のこと。

8時に庭園に入って、54ヘクタールの庭園の真ん中辺りにあるRhododendren(シャクナゲとツツジとアザレアの総称)の三角形地帯に到達したのは8時半ごろだった。
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今いるのは地図の真ん中ちょっと右の三角形のところ。この地図はこの公園のHPから。
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ここはこの色のシャクナゲが鬱蒼と生えていた。
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高い木の中に生えていて、薄暗くて、若葉と花がちょっと星のように見えた。
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ね、星のような気がしない?
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ホント綺麗だったな~
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宇宙に入り込んだかのようだった。
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三角形の頂点、Verloher Wegとの交差点の辺りにあったピンクの花も可愛かった。
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Verloherという単語はなく、たぶんLoheと関係があると思うのだが、それはものすごく熱い炎のことで、恐らくこの敷地内に鍜治場があったのではと思う。というのも、このVerloher Wegを左へ行くとAurea-Anlageというところがあって、そのAureaがたぶん黄金という意味だから。Anlageは施設とか工場、Wegは道。
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それと関係があるわけではないと思うが、赤い葉っぱの木が生えていた。
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光が綺麗だった。
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この日の目標地点は庭園右上にある池(Einlauf Weiher=流入沼)。そこまであともうちょっと。
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池と丘と盆栽 [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。5回目の訪問のこと。

シャクナゲがいっぱいの三角地帯を超えて…
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こんなところを歩いて…
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池に到達!
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今いるのは地図の右上のEinlauf Weiher(流入沼)という名前の池の手前(左下)。この地図はこの公園のHPから。
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この日も池への映り込みが美しかった。
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地図上行き止まりになっている小道は、上り坂になっていて…
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その行き止まりはあそこ。
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聖フーベルトゥスの記念碑のようだ。聖フーベルトゥスとは、7~8世紀にリエージュの司教だった人。その生涯を知りたい方は、英語のこちらをどうぞ。簡単に言えば、主に狩りの守護聖人。
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ちょっと小高い丘のようなところだけど、周りに色々生えてて池は見下ろせなかった。
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だから代わりにこのRhododendrenを撮っていたら、蜂さんがやってきた。
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池の畔のあの木の様子を見て、うちのドイツ人が盆栽みたいと言った。ホントね。ちょっとあの盆栽のところに行ってみましょ。
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池から出口まで [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。5回目の訪問のお話は今日が最終回。

庭園の一番奥にある池。
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↑上の写真の木の葉っぱの映り込みが素敵だった。
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ここだけ時間が止まっているかのようだった。
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今いるのは地図の右上のEinlauf Weiher(流入沼)という名前の池の南側(地図上では池の下のところ)。この地図はこの公園のHPから。
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この日は5月21日で、ドイツでは祝日だった。だから駐車場に開園と同時の時間にめぎ家以外に5台ぐらい止まっていたのだが、この54ヘクタールの庭園内ではほとんど誰にも会わずにここまで来た。祝日だから庭師さんは仕事お休みであのブルドーザーにも会わなかったし、本当に静かだった。
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鴨の親子連れがいた。
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そんな静かな時間が突然遮られた。犬を連れた子供たちと母親がキャッキャと大声で話しながらやってきたのだ。楽しそうだけど、秘境的雰囲気はあっという間に消え去った。
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で、これで退散。
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帰り道ではサイクリングの人やら犬の散歩の人やらいろいろとすれ違った。みんなこれからここで過ごすのだろう。入り口にかなり近いところのこの写真を撮ったのは9時15分頃。
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この一週間ほど前に大きな材木が積まれていたここでは、何やら仕事をした跡があった。この木は薪になるってことかな。
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実はこの材木のところにもたくさん人がいて、ソーシャルディスタンスをとって大声で話していた。ソーシャルディスタンスって、聞こえにくくて声が大きくなっちゃうのよね。
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そして駐車場を見て、びっくり!
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小さな駐車場は既にいっぱいで、その近くの空き地にも順次車が止まっていた。そして、その駐車場を誘導する係員もいた…なんとまあ。これじゃあ無料で開放されているのもいつまでのことか…ちょっと心配になっちゃったわ…
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