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久々の集い [小さな出来事]

先週末のこと、めぎは久方ぶりに夕方5時過ぎにお出かけ。デュッセルドルフの南のベンラートという地区にある閑静な住宅街へ。
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もう藤の花が咲いているんだわね…こちらでは棚ではなくこういう風に壁に伝わせるのが主流。
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大きく立派な並木道。
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そして到着した家はデュッセルドルフ大学教授の家。広い広い庭付き。去年退官したのだが、その退官記念パーティーには仕事で参加できなかっためぎ。それもあって会うのはなんと5年ぶり。それでも忘れずホームパーティーにお招きくださり、大感謝。
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まずは暗くならないうちに庭を散策。一番奥には桜の木。
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サクランボが準備中。
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可愛い花がたくさん。
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今回のお気に入り。
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この日からデュッセルドルフは寒さの峠を越えて暖かめになり、バーベキューは外で頂いた。
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日本学の教授による日本人だけの集いで、久々に日本語だけで会話。めぎは以前長いこと大学の非常勤講師をしていたので、お招きいただいたのだ。ちょうどうちのドイツ人もかなり良くなってめぎも気兼ねなく出かけられるようになったところで、何の心配もなく一人でお出かけ。かつての同僚の教授と専任講師の方と久々にゆっくりおしゃべりし、懐かしく時間を過ごした。
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同時に3名の若者が招かれてて…1人は今や初めての交換留学が始まったところの初々しい20歳の女子学生、1人はかつて日本語教育の実習生としてデュッセルドルフに留学して今はプロの教師となってドイツの他の大学で客員講師をしているという27歳の女性、もう1人はかつてデュッセルドルフ大学に留学しパリやらどこだったかやらあちこちの大学を転々とし今はドイツの別の大学で修論を書いていてドイツで就職を目指しているという28歳の男性…若者たちは話が弾んでとても賑やかだった。若者同士でも20歳と27~8歳とでは経験や場数の差が大きく、歳の差をお互いに感じていたようだったが、彼らとめぎたちとではこれまたものすごいギャップ。27~8歳の一見経験豊かそうなお話も通過儀礼だなと今は分かるし、ああそうだったなぁ自分もこのぐらいの歳の頃そんな風に考えてやっていたなぁと思い出す。かつては自分もこんな風にまだ見ぬ未来に向けてそこに続いているかどうかも分からない道を探し、必要とあらば自らの手足で茨や岩ゴロゴロの中を切り開こうとしていたよなぁ…どうなるか分からないけどできると信じて頑張るのだ!というバイタリティに溢れていた頃の自分。その末にある今の自分。めぎは現在、大満足で生きている。この若者たちがめぎぐらいの歳になったら、この日をどう振り返るかしら。納得できる日々になりますように。
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このあともイカ、タコ、白身魚、焼き鳥があったのだが、お話に夢中ですっかり撮り忘れ。

飲んだワインはこちら。お知り合いのブドウ園のワインだとのこと。
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最後にアスパラの炊き込みごはん。白とグリーンと両方が入っていて、アスパラの出汁がいっぱいでとても美味しかった。6人で完食。
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暗くなってきたところで雨もぱらつき、家の中へ。その後デザートにチョコレートなどつまみながらさらにおしゃべり。若者たちはデュッセルドルフ近郊のそれぞれの町まで帰るのに間に合うように9時半頃だったかに帰宅し、めぎたちは11時半頃までゆっくりと大人の会話を…この歳になると病気と介護と親の死後の片付けやいざこざなどの話がどうしても主なテーマになってしまうのだけど…めぎなど外国暮らしで子どももいないので配偶者を亡くして80代90代になったらどうするかもきちんと考えておかなきゃなあと思う話も聞いたけど…楽しんで、タクシーで帰宅した。

たまに日本語だけのこういう集いもいいな。
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通勤途中めぎの目に入ったものをスマホで撮る [小さな出来事]

これは朝出勤時、7時15分過ぎ。もうこんなに明るい。夏時間で朝は一時間早いのに(冬時間の朝6時=夏時間の朝7時)、それでももうこんなに明るい。
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朝の影が素敵だったのでカッコよく撮れないかなあと思ったが、うーむ。
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勤務先は住宅街の中にあり、路地の緑をパチリ。この日は雨が降った直後で、水滴がきれいだなあと。この写真じゃそれは全然伝わらないけど。
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若い緑も可愛い。
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民家の庭の樹木も大きいし、街路樹も大きくて、見上げるとこんな空。
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こんなとき、やっぱりAPS-Cセンサーのコンデジを持ち歩こうかなと思ったりするのだが、持っているCoolpix Aは手振れにシビアなのでパッと撮ってチャッと仕舞えるタイプではなくちょっとじっくり落ち着いて撮る必要があるので、結局スマホでお茶を濁している。でもスマホだって適当だとすぐぶれちゃうし、やっぱりちょっとキッチリ考える必要があるのだから、コンデジを持ち歩いた方が最終的にいいのかもしれない。

そしてこれは帰り。19時半頃の撮影。
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帰りに太陽の光が見えるのがとても嬉しい。
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さて、最後に、これは最近あちこちで見かける広告なのだが…
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今から約一か月後の5月31日は「隣人の日」なのだとか。そんなのがあるのか…と思って調べてみたら、1999年にパリで初めて開催され、2004年に欧州レベルに引き上げられ、毎年5月の最終金曜日に開催され、隣人同士の交流や共同活動を通じて欧州のコミュニティを促進することを目的としているのだとか(こちらの情報)。
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↑この写真を見て、つくづく、これが今のドイツの家庭と隣人づきあいの縮図なんだろうなと思った。お年寄りが多く、子どもはたった一人。男性がエプロン(つまり料理担当)。でも子どものお父さんらしき年齢の男性はいない…たぶん離婚しているんじゃないかな。日本だったらお父さんたちはみんな仕事でしょと想像できるけど、こちらはお休みも簡単に取れるしイベントがあればちゃんと参加するのでそういうわけではない。若者はいないので、その年齢の人たちにはまだ隣人づきあいを期待してませんよというメッセージかしら。まあ彼らは今が盛りと友達付き合いで忙しいからね…と想像が膨らむ。場所はたぶん自宅の庭で(そのイベントが行われる場所の可能性もあるが)、並んでいる料理は切って並べればすむものばかりで本当にシンプル。無理をしないでちょっとつまみ程度でおしゃべりを楽しみましょうってことなのだろう。でも、そういう近所づきあい、高齢化社会にはますます大事よね。
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部屋の物を戻す作業 その2 [めぎ家改装中]

今日は再びうちの改装のお話を。

床が完成し、廊下やうちのドイツ人の部屋の物を元の場所に戻しているところ。一日では終わらず、これは前回の一週間後。友人が手伝いに来てくれるのももう3度目(ちなみにこの友人はタダ働きではなく、毎回200ユーロをお支払いしている)。半年以上リビングに3重になっていた本棚が、ようやく本来の層だけになってきた。ああ、そうだったわね、ここにブロックハウス(百科事典)があったんだったわね~めぎの事典類もここにある。しばらく見ていなかった昔の写真や小物たちも発見。
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そして順次廊下に移動し、設置していく。
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並びました~!
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あるべきものがあるべき場所にあって、感無量。
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キッチンから見た景色も元通り…いや、左隅にある本棚が新しいから前と同じではないが、向こうに本棚が見えるようになった。
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それからもう一つ、うちのドイツ人お部屋の本棚を設置するために、マイスターさんが必要のない場所に取り付けていった壁と床の間を塞ぐ桟(というのかな?)を取り外し…
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本棚を取り付ける。
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どの棚にどの本をどういう順番で並べるかをうちのドイツ人が細かく指示するのだが、そろそろめぎも友人も疲れてきてて彼の言うことを取り違えるし、彼も疲れてきているので気が短くなってよく分からない言い方をするのでますますわからなくなる。でも、なんとかめでたく設置し終えた。
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リビングの本棚もスッキリ。
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リビング自体もかなりすっきり…まだ奥にこの機会に片づけたい絵や写真などがあるのだが、それはまた追々に。左手前のソファの上にはまだうちのドイツ人の部屋に行くべき荷物があるのだが、この機会に断捨離したいとのことでそのまま。
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この日設置しきれなかったものは、このCDの棚。
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友人にはこの日もう2つ作業を手伝ってもらった。一つはめぎの部屋のカーテンの設置。カーテンを洗ったのだが、取り外すことはめぎ一人でできたのだけど、取り付けは誰かの手伝いが必要で、うちのドイツ人にはまだできなくて。
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もう一つは、バスルームに手すりを設置。うちのドイツ人のバスルームはバスタブ付きなのだが、そのバスタブの中に入ることがまだできなくて、ずっとめぎのシャワールームを使っている。でも、手すりがないので、特に出るとき(跨ぐとき)、滑って転ばないようめぎの手が必要だ。それが一人でもできるように、そしていつかめぎも足腰弱くなったらつかまる場所があるように、手すりをつけることにしたのだ。
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これでこの日の作業はおしまい。友人はお茶を飲んでめぎとおしゃべりしながら一休みして帰っていき、その間うちのドイツ人は「骨」休めをするためベッドに横になっていた。まだ一日中起きていると辛いのだ。

そして後日、めぎの時間のある時やうちのドイツ人が一人でできる作業をぼちぼちと。ある日、売った大きなタンスの代わりに新たに買ったアンティークの小さめの物入ダンスが希望の場所に設置された。
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それでやっとリビングのソファの上の物も収まるべき場所へ。かなり断捨離して、1段空いてる。
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↑この物入ダンス、eBayのオークションに出てて、300ユーロまでなら出してもいいなと思ってその金額を入れたそうなのだが、なんと22ユーロほどで落札。輸送と設置に150ユーロ、チップに20ユーロで全部で200ユーロで済んだとのこと。壊れているところもあるアンティークものだが、うちのドイツ人は大満足。

そして運びきれてなかった本も上に設置し、部屋の設置作業はほぼ終了。廊下に掛け軸もかかっているのが分かるかしら。一日にできる量は仕事もあるので限られているが、こうして少しずつ元通りにしていくのが楽しかった。
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