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ひらがな [仕事風景]

10月16日月曜日から冬学期が始まり、今週は第一週目。ドイツ人といえども大学への新入生は右も左も分からずなんだか可愛い。○番の建物ってどこですか?と聞かれたりする。

日本学を専攻すると、必修日本語の時間が週に5時間もある。今週から初めて日本語を習い始めた学生でも、今週中にひらがなを完全マスターする。これは水曜日提出の宿題である。


五十音をマスターするだけでなく、長音や撥音なども学ぶ。おとうさん、と書くが発音はOtoosan、となることや、せっけん、やっぱり、といった言葉をアルファベットで書くとSekken, Yappariとkk、ppとなるのに、ひらがなでは全て小さい「っ」を書くことなどの不思議は、日本人ネイティヴにはなかなか気がつかないことである。

余談だが、ドイツ人は平気で外国人に道を尋ねる。見るからに外国人の私に向かって「○○通りはどこですか」などと聞いてくるドイツ人って、最初は不思議だった。私が日本で誰かに道を聞くとしたら、日本語ができないかもしれない外国人には絶対に聞かないからだ。
でもドイツ人は、ドイツにいる以上はドイツ語ができるはず、という思考でいるらしい。外国人が非常に多い国でもあるので物珍しくもない。あるデュッセルドルフ市立の小学校では、一クラス16人のうち両親共にドイツ人の子どもは5人のみ、という例もあるという。あとはハーフだったり外国人だったりするのだ。そんな環境で育つと、ドイツ語の話せない外国人がいる、という発想が影を潜めるのかもしれない。


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学内でビール [仕事風景]

デュッセルドルフ大学構内も、秋色に染まってきている。


構内にも池があって、カモやハクチョウたちが生息しているのだが、今日はこんな鳥たちも見かけた。ちょっと遠かったのでぼけているが・・・



構内には食堂や売店がある。私がよく行く売店とその前の休憩スペースはこんな感じだ。



売店ではビールが売られている。買っている人はまだ見たことがないけれど。


そうそう、ここの空き瓶ペットボトルは、この売店に返せばお金が戻ってくる。学生たちはたいてい払い戻してもらっている。その辺に捨てられた空き瓶などを集めて換金している路上生活者みたいな人もたまに見かける。


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芸術家の卵? [仕事風景]

今日は、ドイツに生まれ育つ子どもの創造力豊かな作品をご紹介。
紅葉して落ちた葉を拾って、その葉のついている木を観察し、図鑑で日本名を探そう、という目論見だったのだが・・・。図工の時間に早変わり。
これがその作品の一つ。

子どもの創造力ってすごい、と思う。一人一人、やり方が違うことがまた非常に面白い。性格が作品に表れている。


一番小さい子ども一人だけが、図鑑に熱中して名前を調べ上げた。

これが合っているかどうかは問題ではない。間違っていてもご指摘なきよう。彼は全部見つけて大満足で帰っていった。子どもが満足することが何より重要だと思う。

これらの植物は、全て学校の庭で見つけたものである。子どもたちは、すっかり寒くなった今も新しい芽を吹いている植物に感動し、私にその写真を撮ってくれとねだった。


なんときのこも。



そして、小さな虫さんも。

一週間別の仕事でずっしり疲れた上に週末に子供相手の仕事をするのは、正直非常に辛い。しかし、疲れた身体に鞭打ってやるだけの充実感がある。


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デュッセルドルフ大学 [仕事風景]

デュッセルドルフ大学は正式名称をハインリヒ・ハイネ大学という。デュッセルドルフ生まれの詩人、ハイネの名を取ったものである。下は大学のロゴ。

大学はデュッセルドルフ市の南に位置し、かなり広い。バス停は敷地内に8つくらいあり、4箇所くらいの路面電車の停留所に囲まれている。下がその地図。

この地図は、大学内のあちこちに立っていて、行きたい建物の番号を探せるようになっている。地図をみれば分かるように、大きく二つのエリアに分かれている。上半分は病院、下半分が大学である。ちなみに左下の青い太いところはライン河。

デュッセルドルフ大学の前身は病院とその付属大学であった。そのため、今での病院の力が強い。病院エリアは公園のように綺麗である。


綺麗な散歩道が、大学エリアへと続いている。

メンザ(食堂)の建物が見えてきた。

この建物を越すと、地図上の下の大学エリアに入る。

日曜日は全く人気が無い。地面がうねっているのがよく見えた。


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この鳥は・・・? [仕事風景]

こちらはデュッセルドルフ大学。

最寄のバス停でバスを待つ学生たち。

そのすぐ近くに、こんな池がある。木の下には学生が座ってなにやら本を読んでいるようだった。

ふと見ると・・・

この鳥は・・・?いつもは見かけない鳥だ。

アップして・・・

と思ったら、さっと飛び立って・・・

行ってしまった。

こちらは夜8時半の夕焼け。

日が沈むのもとてもゆっくり。こちらは9時ごろのうちの近くの夕焼け。


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日本語作文 [仕事風景]

今日はあるドイツ人の学生の書いた日本語の作文をご紹介。

これは2学期目、つまり日本語を習い始めて1年に満たないクラスの学生の作文。デュッセルドルフ大学では、1学期目から週に5コマ10時間の日本語の必修授業があり、そのうち1コマ2時間はドイツ人講師による文法解説の授業、1コマ2時間は日本人講師による漢字と読解、残りの3コマ6時間は日本人講師による会話の授業。それを、去年の10月から2月まで、そしてこの4月から今までこなしてきた学生の書いたもの、というわけである。現在、だいたい初級の半分くらいまでが終わったレベル。課題は、大学から自宅までの道案内を書くというものだった。

(学生より掲載許可取得済み)

アップで見てみよう。


結構赤が入っている上に、「は」と「が」の使い間違いや「こうり」など添削しなかった部分も多少残っているが(別の先生が添削したものを私も目を通したのにこれらのミスを素通りしてしまった・・・反省。あまりにも内容が面白くてすっかり気をとられてしまったのであった・・・)、そこそこの作文だと感心する。自分がドイツ語を習って一年経ったとき、これほどの独作文ができただろうか?この程度の日本語作文を、彼らは毎週やっているのである。しかも、それ以外に文法のチェックの宿題もあるし、漢字も週に10~15個ずつ覚えていっているし、読解テキストも読まなきゃならないし、日々の予習もあるのだ。教えていながらこんな風に言うのはなんだけれど、よく頑張っているよなあ、と学生たちを尊敬する。それほどまでに日本語をやりたいというモチベーションはどこからくるのだろう?

この学生はいつも面白い作文を書く。今日の課題も、途中まで書いてきてつまらなくなったので、その後は創作したのだという。読みながら、私はどこまで連れて行かれるのだろう?とわくわく。毎週120人分くらいの作文や宿題を添削しているが、こういう面白い作文に出会って、学生の個性に触れることができる瞬間が、何よりも楽しい。

♪ ところで ♪
昨日(5月9日)niceが3000を超えました。いつもたくさんの方がお読みくださり、こんなにniceをいただき、ありがとうございます。お一人お一人にniceを押してくださったことに対する感謝の言葉を書くことができなくなってしまっていますが、その分できるだけ皆様のブログを訪問してコメントするように努力しております。ドイツにいながら日本の、また最近は別の大陸の方の様子を拝見し、非常に楽しく、また勉強になっております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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ほんのりあたたかな気分 [仕事風景]

今日のデュッセルドルフは、まずまずの天気。

これは朝8時半の写真。ちなみに今日のデュッセルドルフの日の出は8:10、日没は16:31だった。

8時半にはまだ朝焼けが残っている。

薄暗い感じがお伝えできているだろうか。


ところで今日、私はラブレターをもらった!

きゃー☆ どうしましょ♪

これを書いたのは今年の10月中旬に「あいうえお」から日本語を始めたドイツ人大学生。
よく勉強してますねえ、よしよし♪


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デュッセルドルフ大学 [仕事風景]

今日のデュッセルドルフは一日どんより雨も時折ザーザー降っていた。
気も滅入る暗さなので、今日は良い天気の時の写真をどうぞ♪

ここはデュッセルドルフ大学の構内にある池の一つ。

渡っていかずここに住み着いたらしいカモさんたちがいる。


こうしてみると結構綺麗ですねえ。

バス停にはいつも学生がいっぱい。


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デュッセルドルフ大学2 [仕事風景]

今日は晴れたり曇ったり雨が降ったりのデュッセルドルフ。気温は結構暖かく、5℃くらい。

これは先日ちらっとご紹介したデュッセルドルフ大学の構内。天気が悪いと印象がずいぶん違う。

場所はこちら。Universitätsstraßeという通りをはさんで南側が大学キャンパス、北側が病院と医学部。

デュッセルドルフ大学


今日は南側をご紹介。

建物は無機質だし、中もそれほど綺麗ではない。



ここはめぎがいつも通る通路。このずっとずっと奥の突き当たりを左に曲がってちょっと行ったところに職場がある。

建物の中から見た風景。

南側のキャンパスから北側へ抜けたところにメンザ(学生食堂)とカフェテリアがある。めぎは弁当持参で滅多にそこで食べないので、ご紹介はいつかまたの機会に。


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お別れ [仕事風景]

春は、お別れの季節。
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めぎは、これまで4年間勤めてきたある学校を、別の仕事が忙しくなったためこのたび退職。
もう一人、日本へ帰国するため同時に退職する同僚と一緒に、今日は生徒たちとお別れパーティー。
上の写真は生徒の一人が自分で焼いてきてくれたレモンケーキ。

さて、パーティーのメインディッシュを作りましょ。まずは、生地作り。

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メインディッシュは、帰国する先生の故郷の名物、たこ焼き♪
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まだかしら・・・




みんなの箸が交差する・・・
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この学校は、週に一回土曜日に、日本にゆかりのある子どもたちが日本語を勉強するところ。日本国籍の子どももいるが、多くは日本人とドイツ人との間に生まれた国際児。また、日本に長く住んでいたというドイツ人もいる。

土曜日に「国語」を勉強する学校はデュッセルドルフにはいくつかあるけれど、この学校の特徴は、生徒たちのほとんどが日本に「帰国」する予定が全くない子どもたちであるところ。彼らのうちは、故郷は、ここドイツであり、日本ではない。そんな彼らにとって、土曜日に友達が遊んでいるのを羨ましく思いつつ日本語を勉強しに学校に通ってくるのは、並大抵の努力ではない。

めぎはこの4年間、この子どもたちからたくさんのことを学ばせてもらった。二つの国の間で揺れる子どもたちには、日本だけで生まれ育った私には本当には決して理解しきれない、非常に深い何かがある。その心の奥の奥をちらちらっと開いてくれたみんな、どうもありがとう。とても嬉しかったよ。

お別れにいただいた品々。どうもありがとう。私はドイツにずっといるから、また会おうね。
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放課後 [仕事風景]

ドイツ暮らしの中で、私にはどうも納得がいかないことがたまにある。

これは、ある学校のある日の放課後。
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一見、非常に整頓されているように見えるが、床を見ると・・・
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そう、ドイツの学校の生徒は、床にゴミを捨てっぱなしにするのだ。これは決して、荒れている学校ではない。それどころか、デュッセルドルフで一二を争うトップレベルの学校である。

ドイツの学校では、小学校から高校まで、生徒が掃除をするということがない。掃除は、放課後に清掃業者の人が行う。だから、生徒たちは平気でゴミを下にどんどん捨てていく。鉛筆削りも、床に向かって削り捨てるほどだ。

異なる文化だから異なる考え方がある。それは私もわかっているつもりだ。でも、ゴミ箱があるのにその横に捨てるというのは・・・?
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放課後に掃除をする業者の人は、オフィスの担当になるといいけど、学校はホント汚くて嫌よ、と言っていた。仕事とは言え、気の毒に思う。
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さて、月を写してみたのだけど・・・
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三脚がないと難しいですね・・・
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デュッセルドルフ大学の春 [仕事風景]

オランダの島の旅行記の途中だが、今日は最近のデュッセルドルフの様子をどうぞ。

4月2週目から、大学の夏学期が始まった。
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こんなバス停で降りた学生たちが・・・
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大学へ向かって歩いていく。朝一番はこの道路が学生で溢れかえる。
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自転車で通学する人も多い。
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小さな滝と池のまわりは、草ぼうぼうだったのが、綺麗に刈り取られた。
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緑もだんだん増えてきて・・・
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花もあちこちに。
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まだまだ肌寒いが、学生たちは元気だ。
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青首さんも元気にストレッチ中。
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身体も頭も柔らかくして、夏学期もしっかり勉強しましょう!
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♪ おまけ ♪
バス停のところにあるこの広告、大見出しは「食べちゃダメ!」
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これは、Bild(ビルト)という写真中心の大衆紙の広告。ビルト紙は残念ながら1952年の創刊、と下に書かれている。ええ、ちょっと遅かったようですね・・・

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大学構内 [仕事風景]

こちらはデュッセルドルフ大学の早朝。
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ここのプラタナスはまだ芽が出ていない。
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まだ学生たちもまばら。
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ここはめぎがいつも朝ご飯を買うカフェテリア。
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めぎが買うのはいつも同じ。クロワッサンと・・・
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バナナかリンゴ。
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昼時には自転車がいっぱい。
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外に腰掛けられる季節。嬉しいね。
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デュッセルドルフ大学の池 [仕事風景]

デュッセルドルフ大学の構内は春がいっぱい。
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ここには、小さな滝もあって・・・
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カササギさんもお散歩してて・・・
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ちょっとじっとしてて~!

ぼくたちはうとうとしながらひなたぼっこ。
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ぼくたちはいつも仲良しこよし。邪魔しないでね♪
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初夏のデュッセルドルフ大学 [仕事風景]

花が次々と咲き誇るデュッセルドルフ大学。
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いろんな花があって、よい香り。
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プラタナスもようやく。
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この時期、トルコ系の学生の服装が爽やかな色合いになり、透けたベールになる。
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この透けたベールが、なんともセクシーだなあと感じる。髪は見せちゃダメだけど、生足はいいのね。
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引き続きデュッセルドルフ大学の初夏 [仕事風景]

今日もデュッセルドルフ大学の緑と花をどうぞ。
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いつも写している池も、緑ボーボーになってきた。
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そんな緑の中にも小さな花が。
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そして、一休みしている学生たちも。
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いつものカモの雄のカップルも木陰で涼んでいる。
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ストレッチはさらにレベルアップしている!
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♪ おまけ ♪
ドイツは夏の期間が短く、しかも真夏日が続くことがそれほどないため、一般にクーラーがない。家にも勿論無いし、電車やバスにもない。
日が照りつけている上に結構蒸し暑くなったある日の午後、バスの中はかなり暑くなり、運転手さんはなんとドアを開けて走行。
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いいのかなあ・・・???まあ、おかげで気持ちよかったけど。
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新学期 [仕事風景]

大学は新学期。
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新学期が秋って、やっぱりどうも馴染めないめぎ。
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この時期、落ち葉を掃除する人は大変。
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このところお天気がイマイチのことが多くて、写真もパッとしないなあ・・・
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こういう色づきをもっとビビッと撮りたいなあ。やっぱり一眼レフ持って仕事に行こうかしら。でも、重いしなあ。
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ここは図書館。
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みなさん、しっかり勉強してね。
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めぎもしっかり仕事しなくちゃ。
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秋深まる [仕事風景]

ここはデュッセルドルフ大学の小さな池。
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こんな木の根元には・・・
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こんなキノコがあったり♪
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実はここまでは10月23日の撮影。
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それが、11月6日には、葉っぱがずいぶんなくなってきていた・・・
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いつもの池のまわりもずいぶん黄色くなったし。
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紅葉の進み具合は植物によって全然違うなあ、と感じる。プラタナスはちょっとゆっくり。
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枯れちゃったように見えるのや・・・
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もうすぐ散ってしまいそうなのも。
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ああ、晴れの日っていいな。光っていいな。
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無機質な仕事車もあったかく見えてくる。日光ってすごい。
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大学の授業料 [仕事風景]

ここはデュッセルドルフ大学。
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なにやらこのところ学生たちが集会など開いて忙しい。
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テントも設置してるし。
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この寒いのに、キャンプなんかやったりして。
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銅像に旗なんかもたせちゃって。
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2007年から大学に授業料徴収が導入されたデュッセルドルフ大学。ドイツ国内中の大学が、順次授業料導入に踏み切っている。これは、学生がそれに反対運動をしているもの。まあ、今までタダだったので、気持ちは分かるんだけど、半期500ユーロなんだから日本と比べたら全然たいしたことないんだけど・・・


学問できないからって凍死を選びますか・・・
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みんな、休暇は一ヶ月も旅行したりしてるのになあ。まあ、そりゃあ、無料に越したことはないけど。
でも、成績のいい学生や、ホントに貧乏な学生には、授業料免除の制度があってもいいと思うなあ。

大多数の学生は、授業料導入もまあ仕方ないか、と思っている模様。
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それにしても、その授業料はどこへ行ったんだろう。給料も上がらないし、設備も変わらないし・・・
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♪ おまけ ♪

宿題についていた絵にこんな台詞が!
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ひゃ~!
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通勤風景 [仕事風景]

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めぎがいつも乗っているバスは、2台繋がっているタイプ。
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短い画像だが、走っている様子をどうぞ。



こちらのバスは、ペット連れOK。びっくりするくらい大きなワンちゃんが乗っているのをよく見かける。
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ね、大きいでしょ。でも、とってもおとなしいの。
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その他、小さい犬から大きい犬まで、ドーベルマンなんかも普通に乗っている。猫ちゃん連れは見かけないけど。猫ちゃんはきっとうちでお留守番してるのね。

最近、このあたりの公共交通機関であるラインバーン社は、こんな広告をあちこちに貼っている。
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私がラインバーンに乗るのはこれこれこういうわけだから・・・と、いろんな理由が挙げられているのだが、いつも遅れてきて、しょっちゅう運休にもなって、よくこんなことが書けるわねえ・・・と思うようなことが書かれている。ときには運転荒くて怖いし、運転手さんの機嫌も悪いこと多いし、トラムはそこのけそこのけとばかりジリジリジリンと鐘を鳴らすし、バスは降り口を開けてくれなかったりするし、ラインバーンの評判は一般的にすこぶる悪い。
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でもたしかに、車よりも公共交通機関の方が街の空気をよりいっぱい感じられる。後ろからフランス語、前からトルコ語、隣からロシア語が聞こえてきたり。乳母車の乗り降りにささっと手を貸す若者がいたり。たしかに、たとえどんな大きなスーツケース持ってても、自転車でも犬でも、2メートルもの大きなクリスマスツリーでも、2メートル以上の板でも、何を持っていても乗せてもらえるから、ラインバーンは便利よね。

でも、... weil das Leben schön ist って・・・それはいくら広告でも言い過ぎじゃありません?人生が素敵だから、命が美しいから、日常生活が楽しいから、どう訳しても言い過ぎじゃありません?

↑ うちのドイツ人によれば、このdas Lebenは人生の意味で使われているそうだ。もっと詳しく言えば、命あるものの人生、という感じだとか。そして、そのあとの「好きなものを持って行ける」の部分は、人生において好きなものを持って歩いていける、という意味なのだとか。(追記)

ランドセルや傘や乳母車や郵便配達の荷車や金魚の入ったビニール袋等々、いろんなバージョンがあるけど、書いていることはほぼ同じ。
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小学校に通う現地の子どもたちは、冠詞に悩むことなどないのよね。日本の子どもたちが「で」と「に」を間違えないのと同様に。
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それから、こんな広告も。
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ベルリンの壁崩壊からもう20年経ったなんて、信じられない。でも、考えてみると、めぎが今教えている学生の多くは、このときまだ生まれてなかったのね。ひゃあ!
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ドイツの家庭事情 [仕事風景]

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学生の作文を添削していると、ドイツの家庭の事情が見えてくる。次の作文は、去年の10月から日本語を始めた学生が1月下旬に書いたもの。
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読み始めは、お父さんは社長さんなんだ、ふむふむ・・・と思うが、途中からびっくりしませんでした?

この作文では、この学生がドイツ人じゃなくてポーランド人だということも書かれてて、外国人の多いドイツの実態が浮かび上がってくるのだが、今日触れたいのはそのことじゃなくて、両親の離婚と再婚のこと。こういう家庭が、全くもって珍しくない。100人分の作文の半分くらいが、だいたいこういう内容なのだ。

去年の暮れに、今年の10大ニュース、というのを書かせたときにも、「夏、お父さんの新しいおくさんに、弟が生まれました」がトップニュースになっていたのがあって、夏休みに20歳近く年の離れた弟に会いに特急列車で3時間くらい離れた町に住んでいる父親を訪ねた、という話を聞いた。その学生の場合、一緒に住んでいるお母さんにもカレシがいるという。クリスマスはお母さんとそのカレシと一緒に過ごし、その後冬休み中はお父さんと新しい奥さんと新しい弟と過ごしたのだとか。

統計上も、ドイツでは離婚率が40%以上とか。結婚しても、子どもがいても、ずっと一緒にいるとは全く限らないドイツ人カップル。個人の幸せを追求できるという利点がある一方で、子どもは色々大変そう。でも、みんな、口を揃えて言うのだ。自分が一番大切だって。自分が幸せじゃないと、子どもの面倒もみられないって。自分を最も大切にする国、それがドイツ。
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ところで、先日、日本のホワイトデーの風習について伝授したら、早速チョコレートプディングを作ってくれた♪
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3月14日になったらもう忘れちゃってるだろうからって。お味はちょっとビターなチョコプディング・レーズン入りに、甘さ控えめの生クリーム。うちのドイツ人はもう少し甘めが好きだけど、今回はめぎの好みにあわせてくれた模様。
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カップルでいるときは、いくつになってもラブラブなドイツ人たち。でも、ひとたび歯車がかみ合わなくなると、いくつであろうと次の人生に向けてどんどん清算していくドイツ人たち。うちのドイツ人も例外ではない。さてさて・・・こんな幸せが末永く続きますように。とりあえず、ジオラマ完成までは大丈夫かなあ。そういう小さな積み重ねが大事ですね。
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大学はあと3週間 [仕事風景]

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ここはデュッセルドルフ大学。
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大学は夏休みまであと3週間。
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あともう一息、頑張ろう!ガンさんたち、応援してね。
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子ども達もずいぶん大きくなりました!
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あんなに小さかったのにねえ。土管に潰されず大きくなっててよかった!

親にはまだまだ及ばないけど・・・
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いっぱい食べて早く大きくなあれ。
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池の周りは植物が生え放題。
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いろんな花が咲き乱れていてとっても綺麗だが・・・
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ここは去年、野バラがジャングルみたいになって咲き乱れていたところ。ああ、とっても残念。
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池はこのまま残して欲しいなあ・・・
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夕方と言えばいいのか夜と言えばいいのか [仕事風景]

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ある日、夕方から大学へ。
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一仕事終えると7時半。8時過ぎの予定だったのにちょっと早くて嬉しい♪
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まだまだ明るいですねえ。
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昼間よりは学生の姿がまばらだけど。
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夏学期って、明るくて好き♪
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夕方の光を浴びた図書館はなんだかいつもより素敵。
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池も夕方の色。7時半過ぎって、時間的には夜だけど、やっぱり夕方と呼びたい色。
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アザミさん、まだ頑張ってる。
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でも、やっぱり夜なんだわ、と思うのは、鳥さんたちがみんな寝てた事。この鳥さんは夜鷹さんで、一人で遊んでた。
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戻ってきて、8時過ぎのバス停から。
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疲れも吹き飛ぶ素敵な空。明るいって、精神衛生に本当にいいんだなあと感じる今日この頃。
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これが、冬学期になると4時過ぎには暗くなり、帰りは真夜中のような気分なんですよね・・・
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池の横の工事 [仕事風景]

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ここ2日間しつこく登場してきた大学の池のお話をもうちょっと。その池には、そこへ注ぐ滝があるのだが・・・
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・・・今、水源がストップしている!
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以前にもちらっとお伝えしたように、この池の横では目下こんな大々的な工事中。
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大きなお仕事車がいっぱい♪
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滝になるはずの水は、ホースで放水されているらしい・・・
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このホース、ここから来ているみたい。
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意外に働き者で、あっという間に掘り進んでいったこの工事、いつ何が完成するのかな・・・
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この池がなくなりませんように。
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大学は今日でお仕舞い、明日から夏休み♪
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しばらくカモさんたちともお別れ。
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元気でいてね。
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資材に潰されたりしないでね。
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夏学期 [仕事風景]

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デュッセルドルフ大学でも2ヵ月もの長い春休みを終え、4月12日から夏学期が始まった。
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暖かくなって、自転車通学もいっぱい。
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光いっぱいで、いい気持ちですね~
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なにやらこんなものも。
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「春の願い」と書かれているこの七夕の飾りみたいなのは、個人の願いじゃなくて、世界平和や健康などを祈っているらしい。誰が始めたのかな~
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若木にとってはちょっとその願いが重荷になっている様子だけど。
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さて、この建物はここまで工事が進みました!
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今ちょうどガラスを貼っているところ。
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池の緑も綺麗に刈られてる・・・
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一瞬、鳥さんたちのことを心配したけれど・・・
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あ!いた~♪
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よかった~♪
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ちょっと遠いので別なところで写した鳥さんたちを。こんなのと・・・
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こんなのがいるの。
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鳥さんたち、今後もここに住み続けてくれるといいな。
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雨のバルコニーと試験のお話 [仕事風景]

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先週は雨の多かったデュッセルドルフ。
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バルコニーも雨・雨・雨・・・
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雨がザーザー降り続くのではなく、とぎれとぎれに降る。その合間にちらっと晴れ間がのぞくこともあるが、また数十分後には雨がしとしと降っていたりする。それがドイツの天気。なんというか、どっちつかずで落ち着かない。
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さて、めぎの勤める高校では先週からずっと定期試験中。
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こちらの試験は、日本のように数日間で集中して全教科試験をするのではなく、試験期間が1ヵ月くらいに及ぶ。
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それは、試験が論述式だから。試験は一教科2時間以上、長いものでは4時間。生徒にとってストレスが大きいので、一日に一科目しか試験をしちゃいけないことになっている。そして、いつもの教室ではなく試験は講堂で行われる。試験のために講堂に入ると、ちょっと特別な改まった気分になる感じ。
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約一ヶ月の試験期間中、授業はいつも通り行われ、数日おきに試験が入る。高校では選択科目制だから、例えばフランス語の試験をやっている間は他の教科は普通に授業が行われている。この、試験期間中なのに普通の授業もあるというか、普通の授業の合間に試験が行われるというか、どっちつかずなのがドイツの天気と似ているな・・・と思うめぎ。ダラダラというイメージ。めぎの授業に来た生徒が「今日は4時間も歴史のテストがあったから・・・」と疲れ切って授業に全然集中できずにいるのを見ると、ちゃんと試験と授業を分ければいいのに、と思う。でも、試験期間として数日間みっちりというのは、ハッキリとした梅雨や真夏のないドイツ人の気質に合わないんだろうな。
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めぎの試験は学年によって2時間~3時間。それだけかけて書く論述試験を作るのも大変。採点基準を作るのも大変。採点も大変。
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論述って、いったいどんなの?と思うでしょ・・・
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ドイツ語や小学校から長い間習ってきた英語やフランス語の試験なら、予め読ませてある文学作品について解釈をその外国語で書かせたりするらしい。でも、高校に入って「あいうえお」から始めた日本語で日本の文学作品が何冊も読めるはずもないし、解釈を日本語で書けるはずもない。
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だから、授業で扱った日本文化に関するテーマについて習った文法と漢字を使って簡単なテキストを作って出題し、日本語で要約させたりそのテーマについて背景知識を日本語で説明させたり。そう、完全な日本語作文。外国語の試験は外国語で作文を書くこと。穴埋め問題などは普段の授業で扱うべきことで、定期試験で出題するべきではないとされている。日本のテストでよく出てくる英文和訳のように日本語の文章をドイツ語に訳させることは無い。訳させるとしたらドイツ語から日本語へ。できれば日本語で質問を書いてそれに日本語で答えさせる。あくまで、外国語としての日本語運用能力をテストするのであって、テキストや文章がドイツ語に訳せるかどうかはあまり重要じゃないのだ。
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そして最も大事なのは、なんらかの独創的な作文を書かせなきゃならないってことで・・・他の外国語に準じてできるだけ小論文風なものを。
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だから、問題文のテキストを手紙の形にしておいて、それに返事をするという課題にしてそのテーマへの自分の意見を書かせたり。問題文のテキストを新聞の投書やコラム風にしておいて、そこで述べられている問題提起や意見に対してドイツの状況と比べさせたり。日本語習い始めの、ひらがなと挨拶しかまだ習っていないクラスではそんなクリエイティブなことができるはずもないから、地理の問題に引っかけて日本の主な都市名をひらがなで書かせたり、「高校に入って初めて会った人に自己紹介してください」みたいなシチュエーションを与えて自由に作文させたり。自由作文といっても習った自己紹介の文言を書くだけなんだけど、翻訳などと違って本当に自分で考えてこのシチュエーションにあった挨拶を並べて書かなければならない。
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そして、提出された作文の山を前に、習った文法と漢字がちゃんと使えているかをチェックし、内容と表現とを別々に点数化する。出来不出来はもちろん千差万別だが、よくもまあこれだけ限られた文法と単語でこれだけの内容のある文章を書くなあ、と感心することがある。考えを伝えるのに難しい文法や凝った表現は必要なく、非常に初級の単語のみできちんと論理的に書けるものなのだ。
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片や自分がかつて日本で外国語を習った頃・・・英作文なんて、学校の定期試験ではほとんど出題されたことはなかったな。大学受験ならともかく(大学受験でも英語で書かれたテキストを日本語で要約しただけのような気がする・・・もう記憶の彼方だけど)学校の試験で要約や小論文を外国語で書くなんて、あり得なかったな。大学で第二外国語として取ったフランス語は、訳と文法問題しか聞かれたことなかったな。専門のドイツ語だけは独作文の試験があったけど、自由作文の試験は大学院入試でしか出題されたことはなかったわ。
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ドイツと日本とでは、外国語という学校の科目でいったい何を目指しているか、このテストの形式を見ただけでも全く違うことがわかる。ここは、意見を言えてなんぼの世界なのね。
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3学年分の解答を抱え、めぎは今アップアップ状態。生徒も大変だろうけど、教師も大変なのよ・・・
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様々な色 [仕事風景]

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昨日もちらっと書いたように、めぎの勤める高校は今、2週間の秋休みが始まったところ。金曜日、仕事を終えて外に出たときのこの光がなんと素敵だったことだろう。
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時間に追われずに済む解放感。色々秋休み中にしておかなければならないことがあるけれど、そして今週から大学の冬学期が始まっちゃうのだけど(だから遠出はできないのだけど)、しばらく学校のことから解放されるのはやっぱり嬉しい。
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生徒たちも、しばらく学校へ行かなくてもいい時間をゆっくりと満喫していることだろう。
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めぎが日本語を教えているのはドイツの学校のドイツ人の生徒たちであるわけだが、一言でドイツ人と言ってもドイツには非常に移民が多くて何々系のドイツ人というのがたくさんいる。中国系・韓国系・日系・タイ系・マレーシア系などアジア系もいるし、モロッコ系・タミール系・アルバニア系・ロシア系・ポーランド系・・・と色々な背景を背負った人たちもいるし、何と言ってもトルコ系がたくさん。
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中にはもともとの両親の国籍をそのまま保有しつつ、ドイツで生まれたり暮らしたりしてドイツの学校教育を受けている生徒もいる。ドイツの学校だからといって「私はドイツ人です」という例文がそのままじゃ使えない現実。いや、ドイツ国籍を保有していても、親や親戚の国は心の中で大きなウエイトを占めているはずだ。そして、それがドイツへの気持ちに勝るわけでもないし、でも劣るわけでもない。
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ところで、現在ヨーロッパではサッカーのユーロ2012の予選中。つまり、夏のワールドカップが終わったかと思ったら、2年後のヨーロッパ選手権に向けて予選が始まったというわけだ。今回のドイツの予選グループには、オーストリア、ベルギー、トルコ、カザフスタン、アゼルバイジャンがいて、9月に既に2試合が行われ、最初の2戦を2勝してトップに立っていたのがドイツとトルコ。この金曜日は3戦目で、ドイツとトルコが首都ベルリンで激突。単なる予選だというのに、ほら!
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試合自体は3-0でドイツの完勝。そりゃホームだし、ワールドカップで3位になったドイツだし、相手はワールドカップにも出ていなかったトルコだし・・・と、試合結果だけ聞くとたいした話じゃないのだが、ドイツは、そして中でもベルリンは、トルコ系移民のたくさん住んでいるところ。だから、ドイツチームにとってここはたしかにホーム試合(Heimspiel)のはずなのだが・・・
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現実にはスタジアムの半分がトルコ人だったとか。マスコミでも「『アウェイ』での勝利」などと書かれるほど。火が焚かれちゃうなどかなり異様な雰囲気だったが、そういう事態が起こることが予想されても敢えてトルコ系が多いベルリンで試合を開催し、首相も観戦できちゃうところが、さすがドイツだと思う。
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国歌斉唱の際にはウィーンで活躍中のトルコ人のオペラ歌手が。ホント、予選とは思えない熱気。
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ドイツ国歌を歌うドイツ代表たち。



上の映像をご覧になった方、この選手が歌っていないのにお気づきになりました?
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この選手はトルコ系3世のオェーズィル。ウェーズィルの方が発音に近いかしら。日本ではエジルと表記されているみたい。とにかくこのオェーズィルは、トルコの代表選手へのオファーを断ってドイツ代表になり、前回のワールドカップでも得点するなど大活躍し、その後ブレーメンからレアル・マドリードに移籍した今大注目の選手。ドイツではもちろん高く評価されているのだが、そしてマドリードでも相当評価されているらしいのだが、トルコからしたら祖国を捨てた男。今回の予選ではオェーズィルへのトルコ人からのブーイングがひどく、またドイツのマスコミも色々その背景を書き立てたため、彼は試合に集中するのがきっとすごく大変だったことだろう。この因縁対決の中で得点もし、でも、あまり喜びを大きく表さなかったオェーズィル。このホッとしたような、でも寂しげな表情がめぎの心にずんときた。写真はRP-Onlineからの引用。
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オェーズィルのような類い希なる能力を持って生まれた場合に限らず、人生の中で何かを捨てて何かを選択しなければならないことが必ずある。そのとき苦渋の選択をするわけだが、選択したことに責任と誇りを持って生きているとしても、捨てた方のものを忘れることはない。後悔はないけれど、捨てたものへの愛情が消えたわけではない。いろんなことを陰で表で言われるけれど、結果で示すしかない。そういう意味で、めぎはオェーズィルに非常にシンパシーを感じてて、全くもって他人事じゃない。ドイツ国籍を持つ予定のないめぎだって、ドイツ国歌にはジーンとしちゃったりするし、もしサッカーで日本とドイツが激突したら、日本の君が代にもジーンとしつつやっぱりドイツを応援すると思うもの。それは、日本が嫌いとか捨てたとかではなくて、サッカーはめぎの大事なドイツの魂の一部のようなスポーツだから。どっちも大事だし、どっちも心の中に深く深く愛憎渦巻いているのだけど、どちらかを選ばなきゃいけないことが人生には必ずある。それが家族や国や民族や文化だった場合は、本当に本当に辛い選択のはずだ。だから、捨てられたからってそれにブーイングするのって、めぎには耐えられない。
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同じようなシンパシーをポルディーにも感じているめぎ。オェーズィルとは全く違ったタイプだけど、彼もまたポーランドではなくドイツを選択した人間。いつも心の動きを全身で表現するタイプのポルディーだけど、数年前のポーランド戦で得点して喜びをあまり表さなかったときのこと、めぎは決して忘れられない。そうよね、ポルディーもオェーズィルも祖国には大事な友達や大事な親戚がいっぱいいるんだもの。でも、ドイツで生まれたり育ったりしてドイツ人であることを選んだのだもの。実際、ドイツ人なんだもの。でも、外国にルーツがあるのも事実なんだもの。そんなの、1か0かとはいかないわよね。
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上の写真はポルディーが決定的なチャンスを失敗したときの様子。ポルディーはルーカス・ポドルスキーというのだけど、誰もがポルディーと呼んでいる。彼はかなり人気が高い選手なのだが、最近調子がイマイチ。人気があると批判もすごく、そんなニュアンスを映像でどうぞ。



その瞬間のヨギー。上の映像をご覧にならなかった方のために。こうやって、悔しさを全身で表現する少年のようなヨギーがめぎは大好き♡
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このジャンプシーンを後で見せられて苦笑するヨギー。
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その様子も映像でどうぞ。カーンに、あそこでちょっと興奮なさっていたようですが?と突っ込まれているが、それも調子が悪いポルディーを敢えて起用しているヨギーに何か言わせたいからだろう。ヨギーは受け流してたけど。



カーンもずいぶん貫禄が出てきたなあ。
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つい先日、2008年のヨーロッパ選手権で2位、2010年のワールドカップでドイツ代表を3位に導いた監督としての業績を称えて、ヨギーに勲章が贈られた。ワールドカップで活躍した選手たちには銀の月桂樹とやらが贈られたとか。これはFAZからの引用。
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上の写真を見ても、生粋のドイツ人っていったい何人いるのだろう?と思いません?めぎの教えるクラスはまさにこんな感じなの。

そんなこんなとドイツの色々な実情を表すサッカー。ドイツの社会はこんな風にいろんな色がいっぱい。それぞれに美しく、切なく、哀しく、そして愛おしい。
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冬学期 [仕事風景]

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10月11日、デュッセルドルフ大学の冬学期が始まった。
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プラタナスも紅葉がちらほらと。
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久々の大学生たち。高校とはやっぱり雰囲気が違うなあ。
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めぎがここで教えるのも9年目。こんなに長く教え続けるなんて、1年目には思ってもみなかった。最初に教えた学生たちはもうとっくに修士号取っていなくなったし、その頃修士課程にいた人たちはもう博士号取ったし・・・めぎも歳取るはずだわ。

大学といえば、お馴染みの池の前で大工事が行われていたこと、覚えていらっしゃいます?まだ、完成してませんでした~!
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しかも、ちょっと滝になっていて冬にカモさんがお風呂に入っているように見えためぎのお気に入りスポットは、大きく掘り返されて新しく工事中!
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あの煉瓦が趣きあって好きだったのになあ・・・どんな風景に生まれ変わるのかしら。

工事中の様子は全てよく見える。なにしろこんな網で区切っているだけだから。
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もう一つのめぎのお気に入りスポットのここは、元通りだった♪
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池も無事でよかったわ~♪
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カモさんもバシャバシャ楽しそうだった。
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あの校舎、いったいいつになったら完成するのかしら。
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晩秋のデュッセルドルフ大学 [仕事風景]

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11月某日、朝9時ちょっと前のデュッセルドルフ大学。
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この日の朝は清々しい空気だった。
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ちょっと遅れそうで急いでいたのだけど、久々に晴れてたのでつい立ち止まって撮影。
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プラタナスの紅葉が木々の中では一番遅い。
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ずいぶん落ちちゃったね・・・
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これが落ちるといよいよ冬。学内の落ち葉は毎日清掃されている。その音がうるさくて授業中声が聞こえなかったりするけれど。
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急いでパシャパシャ撮影し、そろそろ行かなきゃ。
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朝はこんなに綺麗な青空だったのに・・・
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お昼過ぎにはどんよりと。
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なんでもこの日は夕方から嵐になるという予報で。
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たしかにその夜はなかなか風の強い嵐になり、葉っぱが一気に飛んでいったのだった。
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ところで大学と言えば・・・ゴレンジャーごっこ♪
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ゴレンジャーごっこについてはこちらをどうぞ。基本的に、事前打ち合わせ無しで当日何らかの色を着ていき、5色揃うことを目指している。上の日は緑が重なっちゃった。なにやら新しいシリーズには白レンジャーもいるそうで。

青レンジャー隊と桃レンジャー隊。偶然こんなに綺麗に別れるのも楽しくて♪
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ワルモノも登場♪
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そんなわけでゴレンジャーごっこはまだまだつづく。次回をお楽しみに。
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凍り付いた池 [仕事風景]

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今日の話は先週の大寒波の頃のこと。ここは、すっかり凍てついたデュッセルドルフ大学。
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ひゅ~~と細かい雪を伴った風が通り抜けていく。
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みんな、完全防備。帽子は必需品って感じ。
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そんな凍てついた大学の中で、いつもだったら温かい水が流れ込んで湯気が出ているこの場所も・・・
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すっかり凍っていた!
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こんな凍てついたときにあの温かい水の流れを止めるなんて!ひどいわひどいわ~~
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鳥さんたちはみんな、どこへ行ったのかしら。
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そしてその次の日、さらに雪がもくもくと。
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どんどんどんどん冷えていく。
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写真撮る手も、感覚がすぐ無くなっちゃう。
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あ、子ども連れの学生さん。頑張って~~
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デュッセルドルフ大学には託児所もあるので、子どもを預けながら勉強するお母さん学生も結構多い。

ところで池の方は、氷の上に雪が積もって真っ白に。
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そんな中、なんとクロウタちゃんが!春のような美しくも甲高い囀りではないけれど、ぴーちゅくちゅくと鳴いていた。
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カモさんも見当たらなくなったのに、クロウタちゃんはこの厳しい冬の中で頑張って生きてるのね。
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どこが池だか地面だか分からなくなったここには・・・
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氷へ立ち入り禁止、生死の危険あり、という立て札があった。
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ところで、あのゴレンジャーごっこは、なかなか揃わないばかりか・・・(いや、別の意味で揃っているとも言えるが・・・)
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あまりの寒さにみんなの心が萎えて、だんだんくすんできた。しかも、青レンジャーはワルモノみたいな色になったし、背後からワルモノが機会を伺っている!
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♪ 12月8日のアドヴェントカレンダー ♪

今日のお茶は、ローズヒップ(60%)とハイビスカス(40%)のミックスティー。
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みなさまへのアドヴェントカレンダーは、去年も同じのをご紹介したが、雪合戦ゲーム。左側の雪玉をクリックするとゲームが始まる。1ゲーム目は、←と→のキーで左右に動きながらスペースキーを押して雪玉を投げて向こうのエレファントとカモに当てるだけ。2ゲーム目と3ゲーム目は向こうからも飛んでくるので、うまく逃げながら当ててね。
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