2017年のザルツブルク [ザルツブルク 2017年夏]
今日から昨年夏のザルツブルクの話を始めようと思う。数年前の春のギリシャの話が中途半端だが、夏休みになる前に去年の夏の話を少しでもしておきたいと思うからだ。ここは滞在2日目、2017年7月29日朝8時に写したモーツァルト生家。
滞在初日の28日は、電車で到着後宿に荷物をおいて馴染みのカフェに行って一休みし、すぐにオペラを見に行った。その話はいずれできたらすることとして(「めぎはいまここ」でイチイチ書いていたからもういいかなと言う気もする)、今日は滞在2日目の朝の話から。
2015年と2016年に続き、2017年の夏もめぎはザルツブルクへ行った。それだけ気に入り、どうしても毎年行きたくなるのだった。そう、今年もめぎはザルツブルクへ行く。昨年のうちに今年の宿を予約して帰宅したのだ。滞在の最大の目的はザルツブルク音楽祭なので、冬のうちからチケットを予約し、見たいものを抑えてある。次の目的が写真撮影で、だから行く前に去年の写真に目を通し、反省して次回に備えておきたい。もっと良い時間、もっと良いアングル、もっと良い設定、もっと良い被写体・・・等々と。
3年目の去年は、もう知っている街なので、ポイントを抑えて撮りたいところを撮って回った。このカフェ・トマセッリは観光客が多い上にお高いのでうちのドイツ人が全く好まない。でも写真には絶好の場所。だから、めぎ一人で滞在している間(約一週間、その後うちのドイツ人が合流)に朝食を取りに通った。まあ写真に絶好と言うならケーキを食べに行くべき場所なんだろうけど、そこがめぎの天の邪鬼なところかも。これを撮ったのは8時45分頃。
その日の気分で1階に座ったり2階に座ったりしたが、この日は下で。いつもここにある地元の新聞をゆっくり読みながら朝食。この日はあのサウンド・オブ・ミュージックのマリアのいた修道院の修道院長が新しく選出されたというニュースが載っていた。あの映画の中の修道院長の雰囲気にそっくりの人だった。
基本的に街歩きは20mm単焦点一本で。だから撮れないものもいっぱいあるが、撮れるものを楽しんで撮るというスタンスで。
ほんのちょっとの瞬間にいろんなシャッターチャンスが訪れる。ここは朝7時からやっていて、早朝に来れば空いているし、これから仕事に行く途中で寄っていくらしい地元の人の様子と、少しずつ観光客がやってくる様子が楽しめる。
こんなふうにいっぱいいっぱい撮ったのに、夏が終わると仕事に忙殺され、ほとんど現像もせずにそのままお蔵入りしていた。月日が飛ぶように過ぎる、一年があっという間という話を何度もしているけれど、その速さが今年ぐぐっと早くなった。これが歳をとるということなのかな、と切々と感じる。だから日々大事にしないとなあと思うのだけど、日々ただただこなしているだけだ・・・休みで出かけると写真撮影に没頭しているのだけど、そのうちのいくつかは記事にするどころかその写真を見ることすら出来ないままになってしまうのはなんだか本末転倒と言うか、めぎはいろんなことが追いついていない。こうしてザルツブルクの話を始めると、ギリシャの話もまた中途半端にしちゃうわけだし、そうこうしているうちにあと2週間ちょっとで夏休みになってしまってザルツブルクの話もまた中途半端になってしまうし。たいして意味のない無駄な情報を切り捨てる潔さが問われているような気もするが、まあブログだから自分の書きたいことを気の済むように、気の向くままに。
この日の朝食はこちら。これは「めぎはいまここ」にも載せたスマホ写真。一番安い朝食の一つ、クロワッサンにジャムにメランジュというオーストリアのミルクコーヒー。日によってはこれにオレンジジュースをつけてみたり、ゆで卵をつけてみたり。
朝食を食べ終わったら9時半を過ぎていた。それから早速、写そうと思っていたところへ散歩に出かけた。
つづく
撮影: D600 + 20mm(F1.8)
滞在初日の28日は、電車で到着後宿に荷物をおいて馴染みのカフェに行って一休みし、すぐにオペラを見に行った。その話はいずれできたらすることとして(「めぎはいまここ」でイチイチ書いていたからもういいかなと言う気もする)、今日は滞在2日目の朝の話から。
2015年と2016年に続き、2017年の夏もめぎはザルツブルクへ行った。それだけ気に入り、どうしても毎年行きたくなるのだった。そう、今年もめぎはザルツブルクへ行く。昨年のうちに今年の宿を予約して帰宅したのだ。滞在の最大の目的はザルツブルク音楽祭なので、冬のうちからチケットを予約し、見たいものを抑えてある。次の目的が写真撮影で、だから行く前に去年の写真に目を通し、反省して次回に備えておきたい。もっと良い時間、もっと良いアングル、もっと良い設定、もっと良い被写体・・・等々と。
3年目の去年は、もう知っている街なので、ポイントを抑えて撮りたいところを撮って回った。このカフェ・トマセッリは観光客が多い上にお高いのでうちのドイツ人が全く好まない。でも写真には絶好の場所。だから、めぎ一人で滞在している間(約一週間、その後うちのドイツ人が合流)に朝食を取りに通った。まあ写真に絶好と言うならケーキを食べに行くべき場所なんだろうけど、そこがめぎの天の邪鬼なところかも。これを撮ったのは8時45分頃。
その日の気分で1階に座ったり2階に座ったりしたが、この日は下で。いつもここにある地元の新聞をゆっくり読みながら朝食。この日はあのサウンド・オブ・ミュージックのマリアのいた修道院の修道院長が新しく選出されたというニュースが載っていた。あの映画の中の修道院長の雰囲気にそっくりの人だった。
基本的に街歩きは20mm単焦点一本で。だから撮れないものもいっぱいあるが、撮れるものを楽しんで撮るというスタンスで。
ほんのちょっとの瞬間にいろんなシャッターチャンスが訪れる。ここは朝7時からやっていて、早朝に来れば空いているし、これから仕事に行く途中で寄っていくらしい地元の人の様子と、少しずつ観光客がやってくる様子が楽しめる。
こんなふうにいっぱいいっぱい撮ったのに、夏が終わると仕事に忙殺され、ほとんど現像もせずにそのままお蔵入りしていた。月日が飛ぶように過ぎる、一年があっという間という話を何度もしているけれど、その速さが今年ぐぐっと早くなった。これが歳をとるということなのかな、と切々と感じる。だから日々大事にしないとなあと思うのだけど、日々ただただこなしているだけだ・・・休みで出かけると写真撮影に没頭しているのだけど、そのうちのいくつかは記事にするどころかその写真を見ることすら出来ないままになってしまうのはなんだか本末転倒と言うか、めぎはいろんなことが追いついていない。こうしてザルツブルクの話を始めると、ギリシャの話もまた中途半端にしちゃうわけだし、そうこうしているうちにあと2週間ちょっとで夏休みになってしまってザルツブルクの話もまた中途半端になってしまうし。たいして意味のない無駄な情報を切り捨てる潔さが問われているような気もするが、まあブログだから自分の書きたいことを気の済むように、気の向くままに。
この日の朝食はこちら。これは「めぎはいまここ」にも載せたスマホ写真。一番安い朝食の一つ、クロワッサンにジャムにメランジュというオーストリアのミルクコーヒー。日によってはこれにオレンジジュースをつけてみたり、ゆで卵をつけてみたり。
朝食を食べ終わったら9時半を過ぎていた。それから早速、写そうと思っていたところへ散歩に出かけた。
つづく
撮影: D600 + 20mm(F1.8)
ザルツブルクのあの墓地へ [ザルツブルク 2017年夏]
現在、2017年夏のザルツブルクの話を連載中。
滞在二日目の朝、朝食後やってきたのはまずここ。
まちなかにある水車と言えば粉挽き屋=パン屋。ザルツブルク最古のパン屋だとの話。
ここでパンを買ってみようと思ってきたのだった。小さめのもあって観光客にも買いやすいが、菓子パンなどはなく、それにセルフではなくパン屋のおばさんにあれを一つ、これを一つ、と頼んでとってもらって包んでもらう売り方。みんな結構大きな塊のパンを買っていく。この辺に住んでいる人が買いに来るのね。
そのすぐそばに、目指す場所の入口がある。入口のすぐ近くに座っている人がいてちょっとビックリしたが、彼はパンを食べていた。
中に入ると、そこは以前も訪れたあのお墓。
サウンド・オブ・ミュージックのトラップ一家が修道院で身を隠すお墓である。
ガチャガチャっと開けようとするあの緊迫したシーンを覚えていらっしゃる方も多いと思う。
実際に映画に出たシーンはこのお墓をモデルにスタジオに作ったところで撮ったらしいけど。
実際のお墓は緑いっぱいで・・・
光いっぱい。
このときは20mm単焦点だけで撮っていたが、次回行ったらどのレンズで撮ろうかしら。
撮影: D600 + 20mm(F1.8)
滞在二日目の朝、朝食後やってきたのはまずここ。
まちなかにある水車と言えば粉挽き屋=パン屋。ザルツブルク最古のパン屋だとの話。
ここでパンを買ってみようと思ってきたのだった。小さめのもあって観光客にも買いやすいが、菓子パンなどはなく、それにセルフではなくパン屋のおばさんにあれを一つ、これを一つ、と頼んでとってもらって包んでもらう売り方。みんな結構大きな塊のパンを買っていく。この辺に住んでいる人が買いに来るのね。
そのすぐそばに、目指す場所の入口がある。入口のすぐ近くに座っている人がいてちょっとビックリしたが、彼はパンを食べていた。
中に入ると、そこは以前も訪れたあのお墓。
サウンド・オブ・ミュージックのトラップ一家が修道院で身を隠すお墓である。
ガチャガチャっと開けようとするあの緊迫したシーンを覚えていらっしゃる方も多いと思う。
実際に映画に出たシーンはこのお墓をモデルにスタジオに作ったところで撮ったらしいけど。
実際のお墓は緑いっぱいで・・・
光いっぱい。
このときは20mm単焦点だけで撮っていたが、次回行ったらどのレンズで撮ろうかしら。
撮影: D600 + 20mm(F1.8)
礼拝堂とカタコンベ [ザルツブルク 2017年夏]
現在、2017年夏のザルツブルクの話を連載中。
昨日ご紹介した墓地の中には小さな礼拝堂がある。
Mariazeller Kapelleという名前で13世紀からあるようだが、空いていたので入ってみた。
中はなかなかに荘厳な雰囲気。
床も凄いし。
展示があったのだけど、床をあれこれ写していためぎ。
その後、今度はこの墓地に隣接する岩山の中をくり抜いて作られたカタコンベへ。
墓地や礼拝堂は入場無料だが、カタコンベだけは有料。と言っても1ユーロか2ユーロ程度だったけど。
ここは2015年に入ったことがあるのだが、そのときは1インチカメラしか持ってなくて、今回フルサイズでバシッと撮りたくて再び入ってみたのだった。
たくさんたくさん撮ったけど、2枚だけご紹介。キリスト教が迫害された頃の秘密の洞穴。
外を窓枠を撮るというのに凝って何枚も撮影。もうちょっとうまく撮りたいなあ。
岩山の中にあるというのがこれで想像していただけるかしら。
ここまでで11時を回った。朝食後9時半から1時間半も墓地と礼拝堂とカタコンベを写していたということである。
撮影: D600 + 20mm(F1.8)
昨日ご紹介した墓地の中には小さな礼拝堂がある。
Mariazeller Kapelleという名前で13世紀からあるようだが、空いていたので入ってみた。
中はなかなかに荘厳な雰囲気。
床も凄いし。
展示があったのだけど、床をあれこれ写していためぎ。
その後、今度はこの墓地に隣接する岩山の中をくり抜いて作られたカタコンベへ。
墓地や礼拝堂は入場無料だが、カタコンベだけは有料。と言っても1ユーロか2ユーロ程度だったけど。
ここは2015年に入ったことがあるのだが、そのときは1インチカメラしか持ってなくて、今回フルサイズでバシッと撮りたくて再び入ってみたのだった。
たくさんたくさん撮ったけど、2枚だけご紹介。キリスト教が迫害された頃の秘密の洞穴。
外を窓枠を撮るというのに凝って何枚も撮影。もうちょっとうまく撮りたいなあ。
岩山の中にあるというのがこれで想像していただけるかしら。
ここまでで11時を回った。朝食後9時半から1時間半も墓地と礼拝堂とカタコンベを写していたということである。
撮影: D600 + 20mm(F1.8)