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2022年春 ウィーン~シュプロン ブログトップ
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まずはお土産を見ながら旅を振り返る [2022年春 ウィーン~シュプロン]

今日からイースター休暇中の今年の春旅のお話を。

まずはいつものめぎの恒例として、お土産の写真から。
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今回のめぎ家の旅は、この結果から言えばワイン購入の旅と言っても過言ではない。上の写真は種類を全部並べただけで、いくつかは数本買っているから持ち帰ったのは実はこの3倍ぐらい。

特にこの小さなワイン農家で3箱18本+1本を購入し、1本お土産にいただいた。全部でこの5種類。
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で、一番上の写真の左右に写っている6種類8本のワインも含め、全部で28本を購入して来たのだった。車の旅だからこそできること。それ以外にもうちにはフランスやイタリアから取り寄せたワインがまだ20本ぐらいあって、めぎ家はしばらくお酒を買わなくてよい状態に。写真をよく見れば分かるように、コルクのワインは1種類であって、そんなに高いものではない。しかしそんなに安いものでもない。スーパーやデパートに出回る大きな工場生産品でもない。何にお金をかけるなら、日々の普段飲みとしてちょっといいワインを楽しめるように、買った場所のことを思い出して懐かしく語らいながら飲めるように、名の知られていない小さなワイン農家を応援できるように、そんなつもりで。

それ以外のお土産と言えば、これら。
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↑右の2袋はハンガリーのスーパーで適当に選んで買ったスープ。緑色の袋はオーストリアのレバー団子スープ。左端の赤い袋はオーストリアのフリッターテンスープ(クレープのような薄いパンケーキを細かく切ったものを麺のように入れてあるスープ)用の乾燥フリッターテン。下の左はオーストリアのアプリコットジャム、その隣の白い瓶詰はオーストリア・ドイツ語でKrenといい、ドイツのドイツ語だとMeerrettichといい、摺り下ろした西洋ワサビ。最後に、太いソーセージのように見えるものは、グーラッシュザフトと呼ばれるもので、訳すとグーラッシュジュースなのだが、グーラッシュのスープだけが入っていて、ジャガイモ団子にかけて食べるらしい。

で、帰宅した次の日の夜は、簡単にジャガイモ団子グーラッシュジュースかけとなった。なかなかに美味しかった。
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また、こんなインスタントも見つけて買ってきて…
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うちのドイツ人に作ってもらった。
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これはカイザーシュマルンというオーストリアとドイツのバイエルン地方のデザートで、簡単に言えばパンケーキをこんな風にちぎったみたいに焼いて食べるもの。中にはうちのドイツ人がエキストラに入れてくれたレーズンとプルーン。インスタントにしては美味しかった♪
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さて、めぎ家は今回ハンガリーにまで足を延ばしたので、ほんのちょこっとハンガリーのコインも。
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ユーロじゃないところに行ったのは久しぶり。と言っても、国境の街だったからかどこでもユーロで支払えて、おつりがハンガリーのお金、という感じだった。だから両替もしなかったし、銀行でお金をおろしたりもしなかった。
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最後に、今回のメインのお土産。メインの旅行先はウィーン。何をしに行ったかと言えば、オペラとコンサートを見に。というか、本当のことを言えば、あるコンサートを見るためにウィーンに行くことにし(そのコンサートがパリやロンドンだったら行先は違っていたのだ)、その前後に見たい演目を探してオペラを見、それにくっつけてワイン農家を訪ね、ハンガリーにまで足を延ばした、というわけである。
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このコンサートがなければこの旅行はしなかっただろう。チケットを取ったときにはそんなつもりでは全くなかったが、戦争の影響をもろに受け、たぶん、一生に一度味わえるか否か、というような究極のコンサートだった。行って良かった。
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その話は追々に。めぎの心の整理がついてから。
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2022年春旅ダイジェスト① [2022年春 ウィーン~シュプロン]

今日からこの春の旅について書き始めようと思うが、まずは全体をダイジェストで。

旅はまず、驚きの冬景色から始まった。これは4月9日、ドイツのアウトバーンから見た景色。
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400㎞近く走って途中で寄った街も冬景色。
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こんなところでお昼を食べて…(ドイツは3月末ごろからコロナ対策の3Gという規則(3つの証明すなわちワクチン接種済み証明または感染治癒証明または検査陰性証明を提示して食事できる等々)が撤廃されたところで、レストランに誰でも入れるし、マスクも義務ではなくなった。しかし、多くがテーブルに座っているとき以外、例えばトイレに立つときなどマスクをしていた。)
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場所はこちら。



さらに300㎞ぐらい走ってこの日の宿泊地に到着。
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泊まったのはノイブルク・アム・インというオーストリアとの国境の街の古城。数年前にザルツブルクから帰るときにここを見つけ、いつか泊まってみたいと思っていたところ。古城といっても素泊まりで、朝食もないし支払いもチェックインも全てネットで済ませる仕組みで誰にも会っていない。
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場所はこちら。



それから次の日にまた300㎞ぐらい走ってウィーン入りし、3年ぐらい前に来た時と同じグラーベン(ウィーンの中心の大通)を見下ろすペンションに宿泊。宿はチェックインの際に3Gをチェックされ、廊下や朝食会場のバイキングを取るときなどはマスク義務だった。今回の旅の中でこのホテル内の規則とその徹底ぶりが一番厳しかった。初日は雨時々晴れ。ここには3泊。
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場所はこちら。



次の日には晴れていたが、寒かった…
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その後はずっと晴れて、徐々に暖かくなった。
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ウィーンで何をしたかと言えば、昨日も書いたように一日目はオペラを見に行って楽しみ(オペラ座の中は3G規則はなかったがFFP2マスク義務)…
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二日目はコンサートを見に行った(コンサートホールの中もFFP2マスク義務)。これは、戦争の影響を受けてとてもとてもとても切ないコンサートとなった。このことに関してはどう書いていいか分からないほど切ないのだが、昨日も書いたように、追々に。
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三日目はのんびりとカフェハウスに行ったりして過ごした。ウィーンでは、美術館の中はFFP2マスク義務だったが、カフェやレストランは3G証明が要求されたりしなかったりまちまちだった。なんでもオーストリアは3G規則もマスク着用義務も撤廃したのだが、ウィーンだけは独自に規則を継続していたらしい。でもそれも、ちょうどイースターの頃から撤廃することになっているらしかった(「らしい」とお茶を濁しているのは、そう聞いただけであって、実際どういう規則なのかめぎ自身では確認していないため)。
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ウィーンの街を歩いていると結構活気が戻ってきていて、団体旅行も見かけたし、レストランやカフェも時間帯によっては賑わっていたが、いないのはアジア人と、ムスリムの人と、ロシア人。アメリカ人もいなかったように思う(聞こえてきた英語はブリティッシュだったから)。コロナの影響か、めぎたちの行きたかった馴染みの店も一つ閉まっていた。

つづく。
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2022年春旅ダイジェスト② [2022年春 ウィーン~シュプロン]

今日は春旅の後半のダイジェストを。

旅の5日目は、ウィーンを出てブルゲンラントへ。ブルゲンラントとはオーストリアのウィーンより南東の地方の名前で、知られざるワインの名産地。
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80㎞ほど走ってあるワイン農家へ。数年前ブルゲンラントに来てワインがとても美味しかったので、今回はここで予め目星をつけておいたワイン農家を訪ねて3箱(1箱には6本)4種類購入。
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それからすぐにハンガリーに入り、これまた数年前に見たエスターハーズィの夏の離宮を訪ね…
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場所はこちら。



同じく数年前たまたま通りかかった村で11月1日の諸聖人の日のために豪華に飾り付けてられていたお墓を見たのだが、今回は春の花でいっぱいになっているのを再び撮影。
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そして、数年前のそのとき通り抜けて、ここ素敵~と思っていたシュプロンという街に2泊。ブルゲンラントのワイン農家からここまで50㎞ぐらいだった。
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場所はこちら。



つまりめぎたちは今回、数年前とほぼ同じことを繰り返しているのである。ウィーンにはめぎももう25年来何度も来ていて(数えてみたら今回9回目だった…意外と少ないわね…うちのドイツ人は半世紀来何度目かもう分からない)来る度オペラを何度も見ているが、前回ウィーンにオペラを見に来てグラーベンに泊まったのは2019年の春で(その話はこちらから)、ウィーンからブルゲンラントとエスターハーズィとノイジードラーゼー湖の辺りをウロウロしたのは2017年だった(その話はこちらから)。過去のブログを見ると、マスクなんてどこにもないしアジア人観光客もいっぱいで、別の世界の話みたい…とは言え、今回のオーストリアでもウィーン以外はマスク着用義務も3G規則も無かったし、ハンガリーに至ってはもうすべて撤廃されてコロナが存在しないかのようだった。

次の日も近くの湖を見たり…
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場所はこの辺。



その辺にいたコオノトリを写したり…
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ある歴史的な場所を訪ねたりした。ここは初めての場所。
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場所はこちら。



こうして6泊の旅を楽しんで、7日目は1000㎞を一気に帰宅。雨になったオーストリアを後にし…
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晴れのドイツへ。木々が春の色で美しかった。
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10時間かけて、デュッセルドルフに到着。
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行きにストップオーバーしたように、帰りも以前は1000㎞もあったら予め途中泊を計画してホテルを予約したりもしたのだが、帰りって600㎞ぐらい走ると、うちのドイツ人があと(たったの!)400㎞だからどうしてもうちまで帰りたいと言い出し、車の中からホテルをキャンセルするということをこれまで何度も繰り返したのだ。それで、数年前から途中泊を手配するのをやめてしまった。泊まりたくなったらその時点で宿を見つければいいのだ。で、今回も1000㎞走り抜いたというわけである。いつかはそれもできなくなるのではと思うが、できる間はね…つ・か・れ・た~無事に帰りついてホントなにより。
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