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シュトラールズントというハンザ都市の煉瓦建築 [リューゲン島]

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今日から5月末のリューゲン島の旅行記を始めようと思う・・・ドイツの話だからお蔵入りするには勿体ないし、夏の休暇に出かける前に終わらせておきたくて。

リューゲン島とはドイツの北東、ポーランド国境に近いところにある島で、バルト海に位置する。バルト海と聞くとバルト三国が浮かぶ方が多いかも知れないけど、バルト三国よりはずっと南の方(ずっとマイナスを押していくと、右上にバルコ三国が表示される)。そういえば数年前にエストニアへ行った話もまだ全部は終わってないわね・・・勿体ないなあ。いつか書こうかしら。




リューゲン島に行くのはめぎの長年の夢だった。めぎはC.D.フリードリヒというドイツロマン派の画家の絵が大好きで、ドイツ中の彼の絵がある美術館をめぐったが、彼がよく題材にしたリューゲン島にはまだ行ったことがなかった。冬にハンブルクに遊びに行ったとき、友人夫婦と今年はどこに一緒に行こうかという話になり(昨年はライン河畔の古城ホテルに泊まってローレライを見に行ったし、数年前には一緒に日本へ旅をした)、2年ほど前に友人夫婦は結婚25周年を迎えてそのお祝いにリューゲン島に行って休暇を過ごしたそうで、そこにぜひ案内したいと言われてウキウキと承諾したのだった。

デュッセルドルフからリューゲン島までは遠い・・・まずハンブルクまで車で約5時間。友人宅に一泊し、そこからまた車で約3時間。しかし祝日の4連休を利用しての旅だったので、ひどい渋滞に見舞われ、実際はハンブルクまで12時間、リューゲン島の手前のシュトラールズントというハンザ都市まで5時間くらいかかった。へろへろ~~となったところで、そのシュトラールズントという町で一休み。
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これはAlter Markt(古いマーケット広場)から見た市庁舎とニコライ教会。シュトラールズントは世界遺産だが、ここはその中心部。
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市庁舎は13世紀に建てられ、この飾りファサードは14世紀に由来し、18世紀に改装されたらしい。
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教会が煉瓦造りなのは、バルト海沿岸にほとんど石がなく、石の代わりに煉瓦造りが発達したから。この辺りの特徴として、こういう風に黒い色で飾りをつける。
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その後ろにはニコライ教会。こちらも13世紀に由来し、1944年にアメリカの空襲にあったが1947年に修復されたとか。
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ファサードの裏側に入ってみる・・・
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裏側っていつも面白い。
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こんな小道が外へつながっている。
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これはたしか教会の入り口の一つだったと思う。
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ずいぶん険しい顔をしてるわねえ。
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リューゲン島へ向かう一休みで立ち寄っただけなので、教会の中には入っていない。ドイツ人たちと旅をすると、ドイツでわざわざ教会に寄ろうなどという話にはあまりならない・・・彼らにとっては教会はいつもそこにあるもので、中に入って見学するものではないのだろう。イタリアやスペインなどに行けば見学もするのだが、ドイツのには興味も湧かないらしい。それに、めぎもリューゲン島に遅くならずに到着することの方に賛成であったので。

教会の土台はFindlingという石。日本語で迷子石と言うらしい。氷河期に氷河で運ばれてきた石で、北ドイツでよく見かける。貴重な石なので、教会の土台に使われている訳である。
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その上には黒い色で模様を描いた煉瓦。
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市庁舎の通路は真新しくてちょっとお洒落な雰囲気。80年代に改装したとか。
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道路側の外壁の煉瓦の積み方はこんな風。
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こういう煉瓦の積み方に、日本のように何々積みという名前があるのか、めぎにはさっぱり分からない。13~16世紀頃にかけて発展したハンザ都市にはどこでも煉瓦造りの家が並び、それがフランドル風なのか、ハンブルク風なのか、イングランド風なのか、どれも互いに影響し合ったのか、年代によっても違うのか、ちょっと調べようとしてみたけど結局めぎには全く分からない。そのときどきのその建物を建てた職人がどこの出身だったかにもよるんじゃないかな。分かっているのは、そのときにはドイツという国もオランダという国もイギリスという国もまだなかったということだけ。支配する王朝などはあったけど、ハンザ都市はハンザ都市独自の交流があり、職人もあちこちで活躍したはずだ。

反対側から見た教会と市庁舎。ずいぶんどっしりとして重々しいわねえ。
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つづく。

撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)
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シュトラールズントの短い街歩き [リューゲン島]

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現在、5月末のリューゲン島旅行記を連載中。今日の話は昨日ご紹介したシュトラールズントというハンザ都市のその他の風景。昨日の市庁舎とニコライ教会がある古いマルクト広場という名前の広場(中央ちょっと左)から右側の方へ歩き、そこから奥の方へ。
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こんな建物のある道を歩いていくと・・・
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海洋博物館がある。
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外に船が置かれていた。
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そこから修道僧の通りという道に出て・・・(面白い煉瓦ねえ)
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ちょっとその辺をうろうろ。バルト海や北海沿岸はSanddornという実で作ったジャムやリキュールなどが有名。
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それから琥珀も有名。
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若者たちは楽しそうね。
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それからNeuer Markt(新しいマルクト広場)へ。向こうに見えるのはマリーエン教会。
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この広場に面したこの店で、ブランチをした。
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めぎが食べたのは、スモークサーモンののったオープンサンドと・・・
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イチゴのパンケーキ。
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うちのドイツ人のはStrammer Maxというもの。黒パンに細かく切ったハムかベーコンをのせ、フライパンで焼いて目玉焼きをのせたもの。たまごが3つ4つも使われていた。(追記:1つはもう食べかけ♪)
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ここシュトラールズントからリューゲン島の宿をとったSellinという町までは車で1時間近くかかる。3時に着くと宿に連絡していたので、そろそろ行かないとね~
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マリーエン教会も土台はあの迷子石。
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この教会は13~15世紀に建てられ、151メートルの尖塔で1549年から1647年まで世界一高い建物だったのだとか。落雷で尖塔が壊れたらしい。1708年に修復されたが例によって1944年に連合国軍の空襲で破壊され、1947年に修復されたのだとか。
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近くには迷子石が無造作に置かれていた。
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それから車で橋を渡り、リューゲン島へ。こんな景色を見ながら目的地へ向かった。
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撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)
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リューゲン島の町ゼリンの海岸 [リューゲン島]

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今日からまたリューゲン島のお話を。

今回の旅の宿泊地はリューゲン島のゼリンという町。バルト海に面した保養地で、ドイツやオランダの海岸のお決まりの風景がここにも広がる。
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桟橋の一部にはカフェが。
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海岸にはビーチの籠が。
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夏には避暑客で埋まるビーチ。
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この日は5月末のキリスト昇天の祝日。それは同時にドイツでは「男の日」。日本の父の日に似ているが、父に感謝することを求められる日ではなく、男たちが男同士でどんちゃか騒いで友好を深める日。
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だから、父じゃなくても男なら誰でも楽しめる日。こんな若者たちも昼から飲んで酔っぱらって大きなCDプレイヤーを抱えて大音響で音楽を掛けながらパレード中。ちなみに年取った男たちも昼から居酒屋に集まってわいわい大騒ぎ。
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まあ、それに参加せず彼女と、または家族とゆっくり過ごす人たちもいるけど。
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よく晴れて、海が美しかった。
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遠浅の海。北海やバルト海は遠浅で、あまり波の音がしない。
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こんな鳥がたくさんいた。
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上の方にゼリンの町。
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ちょっと海岸を散歩したあとで・・・
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また町へ戻った。階段のダメな方には、こんな箱形のエスカレーターもある。
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上へのぼると、ゼリンの目抜き通り。
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そこにはこんなホテルが軒を連ねている。19世紀後半から20世紀初め頃の別荘を綺麗に改装した素敵なホテル。
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いくつかは売りに出されていたが、きっとメンテナンスにお金がかかるんだろうな・・・いつもお客でいっぱいという訳でもないだろうしねえ。でも、こういう素敵な建物がいつまでも保存・使用され続ければいいな。
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せっかくこんな車の似合う石畳の道に面した素敵な建物なんだから。
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そのうちの一つの素敵なホテルのカフェで・・・
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夕食前のアペリティフを楽しんだ。
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そのホテルは友人夫婦が数年前に結婚25周年を記念して休暇を過ごした宿。とっても素敵でお勧めだとのことだけど、ちょっとお高いので今回は別のところに。

つづく。

撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)、 Nikon 1 V1 + FT1 + 40mm(F2.8)


ゼリンの桟橋の場所はこちら。


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リューゲン島での宿 [リューゲン島]

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現在、5月末のリューゲン島旅行記を連載中。

めぎたちが泊まったのは、ゼリンという町のこのホテル。
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予約した部屋は最上階で、入るとまずリビングがあって・・・
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バルコニーもあって・・・
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その広い空間から上へ階段がついていて・・・
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階段の上にはキッチンとバスルーム。
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キッチンは使わなかったけど、冷蔵庫もあって便利。何週間もの休暇を過ごすには良さそうね。
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そしてその奥に寝室が2つ。屋根裏でベッドに体を起こすと頭をごつんとやってしまうが、それ以外は極めて快適。
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ね、大人4人で過ごすのに最適でしょ。これで一泊朝食付きで171ユーロ。4人で割ると、1人一泊43ユーロほど(約6千円)。エレベーターはないので、日本から大きなスーツケースを持ってきている方にはキツイかも。

チェックインなどを行うオフィスは建物の外にあった。
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駐車場の奥に藤の花が咲いていた。屋根の下、ずいぶん錆びているわねえ。海風だからかな。
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ホテルの裏の駐車場からホテルの裏側を写した写真。別棟の右の低い屋根のところが朝食会場。
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朝食は標準的なドイツの朝食。野菜は輪切りのトマトとキュウリだけなのも極めて標準的。写ってないけどフルーツポンチとカットフルーツがあって、ビタミンはそれで摂るのが普通。チーズや生チーズが充実し、ハムもこのクラスのホテルにしてはなかなかのラインアップ。
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ヨーロッパの他の国の朝食と比べてドイツの朝食のいいところは、フレッシュオレンジジュースがあること。意外にも他の国は、美食で有名な国でもオレンジジュースはフレッシュじゃないことが多いのだ。
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日によって微妙にラインアップも違っていた。3泊したのでちょっと嬉しかった。
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日中は出かけたのだが、日の長いこの時期、夕方は昼寝したり、まだ明るい中ゆっくりとワインを飲みながらおしゃべりしたり。ちなみにワインは持ち込み。キッチン付きのアパルトメントなので、いくらでも持ち込める。グラスも色々な種類が揃ってて、さすがドイツ。
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甘いデザートワインも持ち込み♪
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キッチン付きとは言え、料理はせずに昼も夜も食べに出かけた。その話はまた明日。

撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)、Nikon 1 V1 + 10mm(F2.8)、Nikon 1 V1 + FT1 + 70-300mm(F4.5-5.6)
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リューゲン島での食事 [リューゲン島]

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現在、5月末のリューゲン島旅行記を連載中。

一日目の晩に食べに行ったところはこちら。宿から歩いて1分。
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通りにはホテルとレストランが並んでいるのだが、数あるレストランの中でもここは友人夫婦のお薦め。島に来たんだから魚を食べなきゃね~と適当に選んだのだが、たしかに非常に美味しかった・・・めぎが食べたのはクマネギ(行者ニンニクみたいな野草)味のパスタの上に鮭のムニエルがのっている料理なのだが、量はともかく鮭もパスタもとても美味しくて、完食♪
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うちのドイツ人のは魚は鱈で、下にあるのはWirsing(日本語でサボイキャベツと言うらしい)のカラシ味のソースで、絶品だったとか。
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魚料理と言っても日本風の焼き魚ら煮魚や刺身とは全く風情が違うけど、リューゲン島で和を期待する方が間違っているというもの。そして、和風の味付けこそが美味しいという固定観念に囚われなければ、様々な美味しい魚料理を味わうことができるというもの。ここの料理は、パリやローマのそこそこのレストランにも引けを取らない。

2日目のお昼はとあるところで素敵なランチをしたのだが、それに関してはまた別の機会に。夜はゼリンの町外れ、と言うか、ゼリンの駅からホテルのある海岸近くの目抜き通りまでの途中にある、非常に簡単な食堂へ。
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なかなか安めで、いかにもドイツで、さて、どんな味かは冒険だけど。
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まずは外でビールで乾杯♪
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しかしかなり寒くなり、食堂の中へ。
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ここでめぎはシュピースという串焼きバーベキューのようなものを食べたのだが、これが予期せぬ美味しさでびっくり。いや、8ユーロ程度の料理に特に期待していなかったからかも知れないが、肉は固くないし、塩加減もよく、ライスもそこそこで、非常に美味しくいただいた。
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うちのドイツ人はここで外に表示されていたアイスバインを。アイスバインとは豚足をやわらかく煮込んだ料理。こんな風に豚の皮付きで、コラーゲンたっぷり。これがまた驚きの美味しさで、リューゲン島で週単位の休暇を過ごすならここに何度も来ちゃうねえ、と話ながら完食。
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食後酒もいただいてみた。めぎが飲んだのはリューゲン島自生のSanddorn(茱萸)の実で作ったリキュール。
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この食堂のご主人がものすごい話し好きで(そしてそれにイチイチ受け答えしちゃう友人夫婦の奥さんが話を切り上げなかったため)なかなか帰れなかったことを除けば、非常にお勧めの食堂だった。

3日目の昼は、ここでパンとケーキを。宿から歩いて1分くらい。
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ここのケーキ、大きいけど甘さ控えめで美味しかった。
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そして3日目の夜。もう一度1日目の晩のレストランへ。
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この日は寒かったので外の各席には毛布が用意されていた。
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めぎたちは運良く空いた中の席に座ることができた。まずはまたビールで乾杯♪ そうそう、友人夫婦はここでアルコールフリーのビールを飲んだ。この前に部屋でワインを飲んでたからね。
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同じレストランに来るのは芸がないけど、前回興味があった別の料理も試したかったし、ここなら確実に美味しいから。めぎはここで豚フィレ肉のステーキとパスタを。3つもメダイヨンがついてきたけど、美味しくて完食。パスタはクマネギ味。
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うちのドイツ人はヒラメを。
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ナイフとフォークで本当に上手に綺麗に食べるのよねえ・・・
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中はこんなところ。一皿13~18ユーロ程度。もしもリューゲン島のゼリンに行くことがあったら、是非ここをお勧めする。日本人にも食べやすい味だと思う。
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撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)、Nikon 1 V1 + 10mm(F2.8)
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リューゲン島でハイキング [リューゲン島]

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現在、5月末のリューゲン島旅行記を連載中。

滞在2日目、めぎたちはハイキングに出かけた。
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海沿いの森の中を10㎞ほど歩くハイキング。
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場所はこちら。何度かマイナスを押すと、左ちょっと上にビンツが見えてくる。ゼリンの桟橋のところからビンツという町まで海岸沿いを歩いているのだ。ビンツはリューゲン島で一番有名な海沿いの避暑地。そこに宿泊しなかったのは、友人夫婦がゼリンの方がこじんまりとしていていい雰囲気だと言うし、うちのドイツ人もいわゆる観光地はあまり好きじゃないから。




時折こんな絶景を見ながら10㎞の道のりを歩く。
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この日、めぎはいつものD600と24-70mmレンズに加え、V1にFT1で70-300mmレンズをつけて2台体制。換算約800mmのズームはやっぱり楽しい。ずっと向こうに見えるのはリューゲン島の白亜の岩壁。
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1.5~2キロ級のカメラとレンズを2台もって10㎞山道を歩くのはなかなかの運動だったが、撮影が楽しくて♪
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あら、綺麗な虫さん♪
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向こうに船が。
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ここからしばらくV1と70-300mmレンズで。

振り返ると遠くにゼリンの桟橋が見えた。船に乗るものいいわねえ。
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海には白鳥も。
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岩壁の木の根がすごかった。
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ここからはD600で。

緑の色が美しかった。
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時々倒木も。
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苔も。
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お花も。
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つづく。

撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)、Nikon 1 V1 + FT1 + 70-300mm(F4.5-5.6)


♪祝!ドイツ優勝!!♪



メルケルさんもお祝い♪ 初戦と決勝戦に訪れて、さすが、メルケルさんはやり手の政治家だなあと関心。インタビューでの受け答えも鮮やかにうまかった。(写真はRP-Onlineから)
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グーグルもお祝い♪
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ヨギ、おめでとう!(写真はRP-Onlineから)
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めぎは、試合終了後すぐに選手たちが家族や彼女と喜びを分かち合っていたのが嬉しかった。そして、ノイアーが、直前の怪我でブラジルに来られなかったロイスの名を挙げて、チームの勝利だと言ったことも。ドイツ選手は機械のように喩えられているけれど、機械ではないのだ。12年前から、準優勝、3位、また3位と、悔しい思いを繰り返し、とうとう成し遂げた4度目の優勝。あ~~スッキリ。明日からまた2年後のEUROに向けて始まるんだわね。
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ビンツに到着 [リューゲン島]

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現在、5月末のリューゲン島旅行記を連載中。滞在2日目のハイキングの話の続き。

出発から2時間ほど歩き、下にこんな海岸が見えるところで・・・
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下へ降りてみることにした。こんなところを下る。
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もうゼリンの町は見えない。
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ビンツはもう少し。
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ズームアップ♪
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遠くに白亜の岩壁。その手前に鳥がいっぱい。
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鵜もいるわね~
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ここは白亜じゃないけど、石の綺麗なところで、いくつか拾って帰った。
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また上へ戻り、あともう少し!
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到着~~
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ビーチの籠を接写!
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どうして籠なのかと言えば、もともとは、ビーチで避暑を過ごした上流階級の人たちにとって地べたに寝転がるというのは考えられず、ドレスのまま腰掛けられるソファーの形をした籠が作られたのだと思われる。また、ドイツ北部は風が強いため、ビーチパラソルでは心許なく、風よけも兼ねていると思われる。さらに、こうして鍵をかけられるため、荷物を置いて泳ぎに行くのにも便利である。
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いつか座ってみたいと思いつつ、今回も機会がなかった。
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いい天気~~
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子どもたちがたくさんいた。
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なかなか独創的ね。
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浜辺で砂の城など築く遊びはどこの国も同じだけど、海辺と言えども海の家の屋台のような匂いもない。ちょっと日本の海が懐かしくなる。

でも、ハーゲブッテ(ローズヒップ=たぶんハマナス)の花はここにも。
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これはかつてレスキューの建物だったが、今は町の戸籍課が結婚式場として使っているそうだ。(ドイツでは教会で結婚する人が減っていて、無宗教で結婚する人は町の戸籍課の持つ結婚式場を使う。)景色がよくて面白いけど、夏は暑そうねえ。
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このあとめぎたちはちょっと素敵なレストランへランチを食べに行った。その話はまた明日。

撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)、Nikon 1 V1 + FT1 + 70-300mm(F4.5-5.6)


♪ W杯を終えて ♪

ドイツの決勝戦の暫定視聴率は何と86%だったんだって!(下の記事ではドイツ国民の約半分が見たと書かれているが・・・めぎには視聴率の計算の仕方がよく分からないが。)自宅ではなく居酒屋やパブリックビューイングで見た人も多かったので、決勝戦を何らかの形で見た人の率はもしかしたらもっと高いのかも知れない。


一夜明けた月曜日、知り合いのドイツ人5名(彼らは一般の会社員で、そのうち4名は普段サッカーを見ないし、残りの1名は普段デュッセルドルフのサッカーチームの試合しか見ない)にそのときどこで何をしていたか尋ねたら、一人は試合開始の3時間前に旧市街のビアホールへ行って席を陣取り(と言っても既にほぼ満席で立ち飲み席だったそうだが)、計6時間半もそこにいたのだとか。一人は友人宅に集まってテレビ観戦したが、試合開始2時間前にガソリンスタンドへビールを買いに行ったら、ドイツのユニホームを着た人たちの長蛇の列だったとか(日曜日にスーパーが開いていないので、ガソリンスタンド以外に買う術がない)。一人は自宅近くのキオスクが店を開けて即席のテラス席にテレビ2台設置して営業しているところへ行って、近所の人たちと約50名で観戦したのだとか。一人は奥さんと友達とイタリアンレストランへ行ったがそこにはテレビはあるのにお客が彼ら以外いなくて、ウエイターやコックさんと一緒に観戦したのだとか。そして最後の一人は、あまりにも緊張してとてもテレビを見られなくて、その間部屋の掃除をしたのだとか・・・窓ふきまでして(夜の10時頃に!)、部屋はピカピカになったとか・・・マジですか・・・

この二人が本当に嬉しそうでよかったな。10番をつけているポルディーが今回あまり出番がなかったことを考えると、ドイツの選手層の厚さがよく分かる。彼は出番が無くてもいつも明るく、チームを盛り上げ、もしかしたら誰よりも喜んではしゃいでいた。(写真はRP-Onlineから)
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ポルディーの子どももクローゼの子どももいつか選手になるのかな。
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選手の奥さんたち・・・なんて美人揃いなんでしょ・・・ヨギは奥さんたち全員と抱擁して互いに喜びを分かち合っていた。そういうのは日本ではあり得ないわねえ。
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ところで、もうずいぶん前から9月にドイツ代表の親善試合が予定されていたのだが・・・その相手はなんとアルゼンチン!しかも、デュッセルドルフでなんだって!!上記の5名にそこへ行くかと尋ねたら、チケットを買ったのは一人のみ、あとの4名は、親善試合なんて興味ないって。親善試合では例えば5対0で負けたっていいんだと。そうね、そういうことなのよね・・・ドイツはW杯前のテスト試合はずいぶん調子悪かったのに、だからメディアも世の中もヨギを批判しまくりだったのに、そんなことは優勝すれば何もかも帳消しなんだもの。
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豪華な昼食と蒸気機関車 [リューゲン島]

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現在、5月末のリューゲン島旅行記を連載中。

宿泊したゼリンという町から10㎞ほどのハイキングコースを歩いて辿り着いたビンツという町。そこはゼリンよりいっぱいホテルやレストランが並んでいるのだが、めぎたちは友人夫婦のお薦めで海沿いのこのレストランへ。
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Strandhalle(海辺のホール)というこのレストランは、100年以上からある建物だとか。レストランのリンクはこちら
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鏡がどうしてああいう風になっているのか、ちょっと気になるが。
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たしかに歴史ある建物という感じ。
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まずはお昼だけどアペリティフを。めぎは、スパークリングワインをリューゲン島の茱萸の実のリキュールで割ったという飲み物を。その他の人たちはビールだったと思う。
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お昼なので軽く食べるつもりだったが、このスープを試してみたくて、うちのドイツ人と二人で一つ頼んでみた。これ、梨とセロリのクリームスープ。美味しかった♡
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めぎが食べたメインはバルト海の鱈の下にWirsing(サボイキャベツ)のクリーム煮が敷かれてて、上にジャガイモの細切りをローズマリー風味でカリカリに揚げた物がのっているもの。
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友人夫婦はここでメダイヨンステーキを。
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最後にデザート。生チーズをニワトコの花で風味づけたムースにラズベリーのピューレがのったもの。
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いやあ、カメラ2台担いで10㎞歩いた分の運動量を遙かに超えるカロリーを摂取しましたわ。

帰りはもう10㎞歩きたくなくて、駅まで20分くらい歩き、切符を買った。
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リューゲン島の小型蒸気機関車♪ 残念ながら後ろ向きだけど。
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中で検札。
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デッキに立って撮影。
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Rasender Rolandという名前らしい。ビデオにはデジイチ持ったカップルが前に写っている。



ゼリン駅に到着。
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しばらく停まっていたので、機関車をゆっくり撮影した。
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鉄子さんじゃないけど、楽しいわねえ♪
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そして、発車の時刻になり・・・
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行っちゃった。
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撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)


♪ しつこく再びドイツ・サッカーのこと ♪

ドイツ代表たちが帰ってきた。



今回ドイツは6大会ぶり、つまり24年ぶりの4回目の優勝であったが、歴史を調べてみたら、戦後初めての1950年のW杯には出場しておらず、戦後2回目の54年に西ドイツとして初出場で優勝、その後8強に入らなかったことは一度もない。8強止まりだったのは62年と78年と94年と98年の4回のみで、あとの12回のうち1回は4位、3回は3位、4回は2位、そして残りの4回は優勝ということになる。それを考えると、優勝することがどれほど難しいかが分かる。今回いいところまで行って負けたブラジルとオランダとアルゼンチンは本当に悔しいだろうけど、ドイツもなんて長いこと何度もそういう悔しい思いをしてきたことだろう。3位決定戦の異議についての議論もあったけど、ドイツは何度も3位になって、それをバネにしたからこそ常に強いのだし、何度も決勝戦で負けてその辛酸をなめたからこそ今回の勝利がある。

強いというのは一般に嫌われがちだ。それは、負けた事実から目を背けず立ち向かう強さというのを普通は持ち合わせていないから、それができる人間に脅威を感じるからかも知れない。ドイツという国は負けた事実・・・それは第二次大戦の結果も然りなのだが・・・そこから目を背けない。その強さというのは、形と質は全く違うが、南米の食べる苦労をして必死に這い上がった選手たちの強さに匹敵するのだろうと思う。だからこそ、南米で初めて優勝できたヨーロッパの国という快挙を成し遂げられたのだろう。そして、それを率いた監督が、選手としては全く成功しなかった人間だったというのが非常に興味深い。そこに強さの秘密があったのかも知れない。
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白亜の絶壁 [リューゲン島]

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5月末のリューゲン島旅行記は本日最終回。

3日目は残念ながら曇りだった。
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所々光が差し込んでいるのだが、天気予報でも芳しくなかった。
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今日は桟橋の先端まで歩いていく。途中、鳥がいっぱい。
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船がやってきた。
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この日、めぎたちは船に乗って、昨日遠くに見えたあの白亜の絶壁を遊覧することにしたのだった。10時頃出航。ずーっとずーっと向こうに白亜の岩肌が見えているのだが、昨日の青空をバックにした真っ白さとは全く違うわね・・・
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船は途中、いくつかの港に寄ってさらに客を乗せていく。途中の港で見かけた船。
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これは第二次大戦時のイギリスのものらしい。
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これが今回の旅の鳥のベストショット。
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頑張って70-300mmレンズを持ってきてよかった♪ この日もカメラは2台体制。

さて、ようやく目指す白亜の絶壁が間近に見えてきた。
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この日はものすごく寒く、みんなこんな恰好で撮影。
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ちなみに中にも座席はあるのだが、暖かくてもガラス越しじゃ写真がねえ。
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ここはやっぱり望遠で。換算800mmだから結構迫力あるのが撮れるのだが、やっぱり天気がねえ・・・
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下に写っている人、ちっちゃいなあ・・・
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ちなみにここは、Caspar David Friedrichというドイツの19世紀初頭の画家が例えばこんな絵を描いたところとして知られる。絵はWikipediaから。
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めぎの好きな絵はこちら。絵はWikipediaから。
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日本にいたときからこの絵が好きだったけれど、この絵を本当に感じることができたのは、北海沿岸の島を旅するようになってからかも知れない。

帰りに見かけた船。
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このカップ、面白いわねえ。買えばよかったかな。
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寒い寒い船旅を終え、午後2時頃ゼリンへ帰着。桟橋にはこの日結婚式らしい人たちが。こんなに寒くて気の毒だなあ。
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それから部屋でゆっくり休み、ワインを飲みながらおしゃべりし、7時過ぎに夕飯を食べに出かけ、夜9時半頃最後の散歩に出かけた。
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リューゲン島、さようなら。
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4日目は朝食を取って帰宅の途へ。4連休の最終日でどこも渋滞し、ハンブルクまで約4時間、それからデュッセルドルフまで6時間ほどかかった。以上でリューゲン島のお話はお仕舞い。またいつかもっとゆっくり滞在できたらいいな。


撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)、Nikon 1 V1 + FT1 + 70-300mm(F4.5-5.6)


♪ サッカーのこと・・・こちらもとりあえず最終回 ♪

こんなニュースが出てたけど、そりゃそうだと思う。


W杯の経済効果が必要な国というのはたぶん世界にはまだたくさんあって、そういう国を勝たせてあげられたらいいのかも知れないね。でも、そういう国は(そういう国でなくても)、たぶん勝ったことによる利益を得るのは一般庶民じゃなくてほんの一握りの人たちなんだろうけれど。


主将ラームが言っているように、今回の勝利はほんの一人や二人のエースストライカーによるものではなく、チームでの勝利。とは言えそれぞれの個の力は素晴らしく、日本の誰かが言っているように、やっぱり個の力ももっともっと伸ばす必要があると思うが。


決勝戦前くらいから日本のメディアに今回のドイツチームは人種融合のチームだといったことが書かれていたが、それは今回に限ったことではなく、4年前も、8年前も、12年前もそうである。トルコ系やポーランドなどの東欧系はすっかり市民権を得ていて、もはや移民という意識さえない。今回も前回もドイツはグループリーグでガーナと同組だったが、ドイツのDFのジェローム・ボアテングの弟はガーナ代表として出ており、実は国を跨いだ兄弟対決であった。が、二人はベルリン出身のベルリン育ちで、U21までは弟もドイツ代表だったのだ。クローゼもポルディもオェーズィルもケディーラも、みんな「生粋の」ドイツ人ではないが、そういうことはほとんど誰も気にとめていない。そもそも「生粋」だって、ヨーロッパの長い歴史の中では民族大移動で怪しいものなのだから。(例えば、あのヒトラーは今の国境線で言えばオーストリアの生まれで、「生粋の」ドイツ人ではない。)

めぎの教えている高校生たちも、1クラスの中にロシア系、スウェーデン系、オランダ系、イタリア系、トルコ系、イラン系、アフガニスタン系、モロッコ系、中国系、タイ系、日系が混ざっている。今やドイツの都市部の学校では両親がドイツ系である生徒はせいぜい半分くらい。子どもの頃から多感な思春期までずっとそういう環境で育っているので、もはや誰も全く気にとめもしない。彼らはめぎのような外国籍の教師にも全く特別な意識はなく、そのオープンさは目を見張る。学校のみならずちょっとインターナショナルな会社ならもっと外国人が多いし、サッカーの各チームにもありとあらゆる外国籍の選手がおり、日本人選手は全く特別ではない。つまり、ドイツでは今や、見た目が外国人でもドイツ人の人が多く、その上外国籍の人も多く、どんな場でも人間としてその場で何ができるか、なんの能力があるかが全てなのだ。

そういう実態は、ネオナチのニュースばかりが伝えられる日本からは想像もできないオープンな雰囲気である。もちろん、外国人が多くなって色々な問題があることも事実だし、それで排斥の動きがあるのも事実である。しかし、それはほんの一部のことであり、大多数は外国籍と元外国籍と生粋のドイツ人が、もはやそのことを全く意識しないで共存している社会なのだ。今回のドイツチームは、そのままドイツ社会であるようなもの。特別感は全くない。かたやめぎの祖国は・・・同じ敗戦国なのに、どうしてこんなに違うのかしらね。
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