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うちのドイツ人の料理 [食べ物・飲み物]

長い長い安静期間とめぎのイースター休暇を終え、うちのドイツ人が夕食の料理に復帰。これは卵を産まなくなった牝鶏で出汁を取るところなのだが、牝鶏は圧力釜の下に沈んでて、その上に様々な香味野菜(にんにく、リーキ、ニンジン、根セロリ、パセリの根)を入れているところ。昆布もちょこっと入っている。
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前菜をめぎが用意するのは今も同じ。右上から時計回りに、ラパという菜の花に似た味の野菜のごま油炒め、トルコ系の店で買ったタコのマリネ、同じくトルコ系の店で買ったイワシの酢漬け、クマネギのお浸し。
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スープには同じ香味野菜を新しく切ってサッと火を通し、フレッシュに頂いた。作り方を教わってめぎもできるようになったけど、やっぱり作ってもらったスープっておいしいわねぇ…
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別の日には、鶏肉のトマト煮込みとバスマーティ―。これはどちらもフライパンだけでできる料理。
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このようにうちのドイツ人は、重い圧力鍋やフライパンをあらかじめ用意しておけば、コンロだけでできる料理はほぼできるようになった。

この日は焼き豚のような豚のバラ肉のローストをオーブンで。セットまではできるが、途中でオーブンから取り出してひっくり返したりまた入れたりするのはまだできないので、めぎが夕方以降に家にいる日に調理。付け合わせは、ボルネオの市場で買ってきた煮干しのような小魚と干したものすごく小さなエビのリゾット。骨によさそうな料理ねぇ。
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食べながら、治ったらまたボルネオに行きたいねぇ、次回はペナン島の方がいいかな、あそこで何なにを食べたよねぇ、あのコックさんはどうしているかな…などと話が弾んだ。もしそんな長旅が可能になったら、行けるうちに行きたいところに行っておこうねと話している。いつまたこんな風に健康上の理由で行けなくなるかもわからないし、そもそもうちのドイツ人だってあと数年で仕事納めになるのだから。

季節は進み、マルクト市場のクマネギがもうおしまいになってしまったのだが、トルコ系のお店で売っていたのでこれが最後かなと購入。蕾がたくさん混じっていたので、食卓に飾ってみた。咲くかな。
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この日の食事のために、うちのドイツ人にできないことをめぎがしたのは、バルコニーからチャイブを取ってきて細かく切ることと、西洋ワサビをすりおろすこと。
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すりおろしのような作業はまだできない。従って、包丁研ぎが全くできない。めぎ家の包丁はどれもかなりなまってしまったが、めぎがやると刃が欠けてしまう恐れがあるし、うちのドイツ人の回復を待つしかない。

西洋ワサビとチャイブを使うメニューは、再び圧力釜だけでできるターフェルシュピッツ(牛の髄で出汁を撮ったスープを使った牛肉の煮込み)。いつも同じ香味野菜を使っているが、出汁で美味しく味がついて絶品なのだ。西洋ワサビの香りで鼻がツーンとする。
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めぎが料理をしている日もまだ週の半分ぐらいあるのだが(豆腐に小麦粉をはたいてごま油で焼くとか、稲荷寿司を作るとか、様々な野菜で前菜を複数作るとか色々やっているのだが)、どれも写真を撮っていない。自分で作ったものの写真を撮るのって、忘れちゃうのよね。忙し過ぎて、出来上がったらもうさっさと食べたくて。
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