アール渓谷 [アール川河畔の葡萄棚]
ここ数日にわたって天気のよいデュッセルドルフ。日曜日にうちにこもっているなんて勿体ない!それで、あるものがとても見たくなって、車で一時間少々走って遠足に。
着いたところはAltenahr(アルテンアール)と言う町。ライン支流のアール川沿いの町だ。
そこで、こんな遊歩道に入る。
上にはこんなものが見えている。
遊歩道はこんな道。
この日は陽射しがきつくて登っていると汗ばんだが、日陰の部分は凍っていた。空気は結構冷たい。
さあ、もう少し。
古い城跡。12世紀に建てられ、18世紀にケルンによって滅ぼされたのだそうだ。
上から見るとアルテンアールはこんな町。
これがアール川。
さて、めぎがぜひ見たかったものはこちら。
そう、これ♪
続きは明日。
葡萄畑 [アール川河畔の葡萄棚]
めぎが見たかったもの。
それは、Weinberg、すなわち葡萄畑。
葡萄畑のことを、ドイツ語ではWeinberg(葡萄山)という。畑という意味のドイツ語を使わない。葡萄畑は山の斜面にあるからなのだろう。Weingarten(葡萄庭)という言い方もあるが、普通はWeinbergだ。
こんな遊歩道ができている。
この日は天気がよくて、葡萄畑をハイキングしている人がいっぱいいた。
枯れた葡萄畑は、典型的なドイツの冬の景色という感じがする。
と言っても、ドイツでは基本的に赤ワインは出来ない。寒すぎるのだ。でも、ここで生産されるワインの70%が赤ワイン。量は少ないが上質のが出来る、と宣伝されている。この辺りがドイツ、いやヨーロッパの赤ワイン生産の北限だ。
一年間、時々見に来て、葡萄の育つ様子を観察できたらいいなと思っている。
昨日お見せした城跡はあんな遠く。
さて、葡萄畑ハイキングでおなかが空いたので、町に戻ろう。
アルテンアールの町は、ワインを売り物にしてすっかり観光地化されている。
可愛らしいワイン屋さんやレストランや居酒屋が軒を並べている。
ワインは毎日あなたを輝かせます・・・わたし、毎日飲んでいるんだけどなあ・・・
ここが可愛いな、と思ったが・・・
ハイキングシューズではいるのはちょっと・・・という雰囲気だし、うちのドイツ人は運転でお酒飲めないので、またの機会に。
ちなみにこのからくり時計は2ユーロ入れて鳴らす仕組み。
めぎたちがお昼を食べたのはこちら。
光がとても暖かだったので、ダウンジャケットを着ながら外で食事。
めぎが食べたのはHolzfäller Steak(木こりのステーキ)といって、豚肉のステーキ。うちのドイツ人が食べたのは、牛レバーのステーキ。見た目はほとんど同じだった。
最初は、お酒の飲めない運転手につきあって紅茶を頼んだのだが、ワインを運んでいるお姉さんをみて・・・
1グラスだけ追加注文♪
赤ワインが70%とのことだったが、まわりの人がみんな白ワインを飲んでいたので白に。
美味しかった♪
この結晶みたいのはドイツ語でWeinsäure(ヴァインゾイレ)といい、辞書には酒石酸と書かれているが、一般的に日本語でなんて言うのだろう??
アール川 [アール川河畔の葡萄棚]
アルテンアールの町は、とっても可愛かった。
ワインの町であり・・・
キリスト教の町でもある。
こんな小さな町だけど、こんな立派な教会がある。
素朴な十字架と・・・
新しい十字架。
近くの別の山の頂にも十字架。
さて、めぎたちはアール川をライン川の方へ下っていった。その途中にも小さな村が点在している。この橋が素敵だなあと思って一休み。
古そうですねえ。
小さな村にもキリスト教。
川を守ってもらっているのですね。
葡萄がいつまでも美味しく穫れますように。
♪ おまけ ♪
この植物、何て言うんでしょうか?
ちょっと触ると・・・
うわぁ~ぎゃあ゛~!!!!
葡萄畑その後 [アール川河畔の葡萄棚]
2月中旬に見に行ってからもう一ヶ月。ずいぶん暖かくなったから、芽が出たかしら・・・と思ってここへ。
アール川の水量が今日は結構あるなあ・・・
そう、ここは、アール川沿いの葡萄棚。
芽は・・・出てなかった・・・
枝が2本上にのびているタイプと、針金に沿わせているタイプとがある。種類が違うのかしら。
ちなみに、2月中旬はこんなだった。枝が数本出ている。この一ヶ月の間に剪定したのだろう。
お仕事車の人に聞こうと思ったけど、ただハローとにっこり笑って通り過ぎていってしまった・・・
土曜日に仕事がないって、幸せだなあ・・・日曜日だった前回とは全然違って、ほとんど人がいなかった。この人たちは唯一すれ違ったハイキング中の老夫婦。最近、こういうストックを持ってハイキングをするのが流行っている。スポーツの一種らしい。
葡萄の芽は出ていなかったけど、今回は綺麗な彩りがちらほら。
また来ますね~
♪ おまけ ♪
これ、すっごく憧れた・・・♪
アールヴァイラー [アール川河畔の葡萄棚]
ワイン畑に囲まれたこの街は、他の小さな町と違ってちょっと観光客向けの雰囲気。
中世に由来する城壁や塔が残っている。
この塔の向こう側に、Ahrweilerの街がある。
街の中心は教会。ちょうど、イースター市が立っていた。
クリスマス市の小屋が使い回されていることが伺える。
でも、飾りはしっかりイースター。
電灯にもウサギの飾り。
街を散歩すると、あちこちにイースターの飾りが!
土曜日のお昼時で、非常に多くの人が教会前のマルクト広場に集まっていた。
移動式のメリーゴーランドも。
ここでめぎたちもお昼。ダウンジャケットを着たまま外で食事♪
めぎが食べたのは牛肉の薄切りのロール巻き。赤ワインのソース。ここは赤ワインが有名だけど、今回も白ワインが飲みたくなっためぎ。
うちのドイツ人は、Ochse(オクセ)という去勢した雄牛を茹でたもの。運転手なので飲み物はコーヒーを。
♪ おまけ ♪
昨日の最後の写真の馬車をもう少しハッキリどうぞ。
こんなの、欲しいなあ・・・
あの芽は [アール川河畔の葡萄棚]
そう、ここはアール川。
前回こんな芽だったものが・・・
こんなに!
なにかしら。次回が楽しみ♪
でも、肝心の葡萄の芽は・・・
ほんのちょこっと!
それもそのはず。この一ヶ月、冬のように寒い日が続いたので、前回咲き始めたばかりだったこの花がまだ咲いていた!!
5月を楽しみにしましょ。
その後めぎたちは日帰り小旅行。ここはアールヴァイラーのCalvarienberg修道院。
修道院が建っている丘をカルワリオ(ゴルゴタ)の丘に見立てて、イエスが十字架を背負って丘に登り、磔にされた話がこのように描かれている。
修道院の中にピエタ像があるのだろう。
ずっと下の方から続いているのが分かる。
向こうに見えるのが、一ヶ月前に行ったアールヴァイラーの町。あそこでまたお昼にしましょ。
アールヴァイラーでまたもや昼ワイン♪ [アール川河畔の葡萄棚]
ここをくぐるとアールヴァイラーの町。
アールヴァイラーは、Ahrweilerと書くが、アーヴァイラーと聞こえる。
そう、ここ。イースター市はもう片付けられて平常の姿になっている。
ここはホントに可愛い町。
今日はここでお昼にしましょ。
例によって、めぎだけワイン。今日はこの地方の赤ワインにした。葡萄はSpätburgunder。
辛口で、フルーティーな軽い感じ。
せっかくだからこの地方ならではのものを食べよう!ということで、葡萄棚のエスカルゴ。
これが美味!カタツムリさん、ごめんね。
めぎが食べたのは鱒。Forelle Müllerin といい、鱒を塩味で焼いたもの。
うちのドイツ人が食べたのは、Pfälzer Saumagenといい、プファルツ地方の料理。豚の胃袋に肉や香辛料を詰めたソーセージのようなもので、焼いて食べる。
これが、ドイツのコール元首相の大好物。彼は各国首脳を招いた晩餐会でこの料理をよく使ったという。
アールヴァイラー・ワインが想像以上に美味しかったので、スーパーで物色。
だいたい6ユーロから10ユーロくらい。
この地方の特産物も並んでいた。
5月の葡萄棚 [アール川河畔の葡萄棚]
お天気もいいし、そろそろあの子たちを見に行きましょ♪
ここはいつもの定位置。
左に黄色く見えるのは菜の花畑。
アール川は今日も綺麗。
新緑が眩しい。
いつもの撮影ポイントへ。
あんまり青々としていないなあ・・・まだちょっと早かったかしら??
と思ったら、おおおお!
あら、こちらはちょっと色が違う。別な種類なのかな。
こちらもちょっと違うし。
前にも書いたけれど、葡萄畑はドイツ語でWeinberg、つまり、葡萄山。葡萄棚と綺麗に訳されているけれど、急斜面に作られた葡萄畑はまさしく山という感じ。きっと、これから暑くなって、作業が大変なんでしょうねえ。
次回はたぶん6月。どれほど成長するか楽しみだ。
アール谷 [アール川河畔の葡萄棚]
右側にはアール川。
左側には葡萄棚。
そんな道を、バイクや自転車が走っていく。すっかり暖かくなって、ツーリング日和なのだろう。
ちょっとした建物が美しい。
タンポポは綿毛になって・・・
次々と別の花が咲いてきている。
葡萄棚を作っている石の上に根を生やしている植物たち。
さて、この芽は・・・3月、4月と経て・・・
5月の今、とうとう正体が明らかに!
Pfingstroseだったのね!これはシャクヤク?ボタン?
葡萄の花 [アール川河畔の葡萄棚]
今日は羊がいっぱいいる。
アール川も濁ってる。
あの赤の芍薬はすっかり終わっていた・・・
葡萄は緑ふさふさ。上に束ねられている。
よーく見ると・・・
ほとんど蕾だったけど、ほら!!!
きゃー♡ 葡萄の花だ♪
ああ、美しいですねえ。ちっちゃいちっちゃいお花。これが美味しい葡萄になるのね。
あ、束ねられていないのもある。
まだ、伸び続けているのね。
雨の葡萄棚も、なかなかの風情だった。
昨日のヨーロッパ選手権の話に、ドイツ戦の話を追記した。もしよかったらどうぞ。
アールの景色 [アール川河畔の葡萄棚]
新しい畑も。
谷の底は小さなアールの村。
ちっちゃな教会なのかな。
薪置き場なのかな・・・
道路も川もうねうねとしている。
垣根になっている葡萄も。
葡萄以外にも色々な花が。
アール川の向こう側は鬱蒼とした森。
よく見ると、蕗みたいな葉っぱが。これは、たぶん、ルバーブじゃないかなあ・・・
で~んでんむ~しむし♪ [アール川河畔の葡萄棚]
雨もしとしと。
この急斜面は、こんな石垣で支えられている。
ふとよく見ると・・・
おおおお!?
かなりおっきい~!
・・・と感動してたら、その辺にいっぱい!
これ、集めたら、エスカルゴ・・・ああ、でも、こんな角をゆらゆら見せられたら、可哀想で食べられないわ・・・
2ヶ月くらい前に、このすぐ近くで「葡萄棚のエスカルゴ」という料理を食べためぎ。
きゃー☆ごめんね~!!
次回ここへ来られるのは7月中旬の予定。きっと、すっかり様子が変わっているだろうなあ。
アルテンアールでの食事 [アール川河畔の葡萄棚]
2月にここへ初めて来たときに立ち寄った店だ。
雨がしとしと降っていたけど、店の中はなんだかむしむししていたので、大きな傘の下で食事。
いつものごとく、めぎだけワイン。今日は、ワインショーレ。ワインを炭酸水で割ったもの。
食べたのは、牛レバーステーキ。
上に乗っているパイナップルみたいなのは、リンゴを焼いたもの。
食べてたら、雀さんがたくさんよってきた。
試しにジャガイモをやったら、みんなで飛びついて取り合っていた。
・・・と、そこへ、どどどどどって音が!
ほぉ~♪
そういえば、アール河畔でも。ちょっと焦ったのでボケちゃったけど。
雨の葡萄棚に、心が洗われていくような気がした。またね。
アルテンアールの葡萄棚 [アール川河畔の葡萄棚]
そう、ここは、アール川。
ここへ前回来たのは、6月。7月も8月もずっと来られなくて、8月末になってようやく。
芍薬が終わったあとも、綺麗にしてますねえ。
さて・・・葡萄ちゃんは・・・??
きゃあ♡
ああ、すっかり成長しちゃって・・・まるで木みたい。
どうもここには数種類あるようですねえ。
この日は夏に逆戻り?と思うくらい、あたたかだった。たぶん、今年最後の半袖でのハイキングになるんじゃないかな・・・作業中のおじさんもタオルで汗を一拭き。
アール川の水が清々しく見えた。
川沿いの花が、秋を告げている。
アルテンアールの夏の景色 [アール川河畔の葡萄棚]
ワインセラーやレストラン、カフェ、そして、ホテルがたくさん。これは、黒十字ホテル、という名前。
早朝にアルテンアールへ出かけためぎたちは、郵便局ホテル、というところで朝ご飯♪
好みの違う我々。うちのドイツ人は朝食には絶対サラミ、めぎは昼夜問わず生ハムが一番。
このホテル、昔は郵便馬車の停車場だったらしい。窓ガラスに黒十字ホテルが映っている。
その黒十字は、めぎの後ろに。
黒十字からの眺めはとてもいいですよ~きっといい写真撮れますよ~と郵便局ホテルのカフェのお姉さん(このお姉さんはカメラ好きで、めぎのカメラを見てD50ですか?などと聞いてきた♪)が勧めるので、それじゃそこに登ってみましょ。
こんな道を歩きます・・・
ああ、秋の気配。
着きました!
黒十字というのは、ドイツ騎士団の紋章。ドイツ騎士団というのは、カトリックの修道会。12世紀後半に由来する。
眺めはまた明日。
アルテンアールの街並み [アール川河畔の葡萄棚]
あそこは、2月にここへ初めて来たときに登ったところ。
今日も人がいっぱいいますねえ。
この日はちょっと霧模様。ハッキリ写そうと色々試みたけど制覇できず。
下にはトンネル♪ トンネル見るとわくわくするめぎ♪
谷の底にある小さな可愛い町。
2月にはこれが、剣山みたいでしたねえ。
2月のここの様子をご覧になりたい方は、カテゴリーの「アール川河畔の葡萄棚」をどうぞ。
あ、さっきめぎたちが朝ご飯食べたところ。
ここ♪
この週末はとても天気がよくて、ドライブの人や・・・
ツーリングの人もたくさん。
あ、もうホンの一瞬あとでシャッター切ってたら、赤い電車がもうちょっと顔を見せてたはずなのに・・・
さあ、そろそろアルテンアールでちょっとお買い物して帰りましょ。それはまた明日。
ところで、めぎは写真撮影が大好きだけど、カメラにはそんなに詳しくない。一眼レフはまだまだ入門者で、現在めぎが使っているカメラはD40X。最近使っているレンズはVR18-200。以前使ってたのは18-70と70-300で、付け替えが面倒なのでうちのドイツ人のを借りている次第。彼はD50を持っているが、最近大きなコンデジを譲り受け、その性能を少しずつ確かめながら遊んでいる。
アルテンアールでお買い物♪ [アール川河畔の葡萄棚]
毎年、秋のはじめのこの時期からイースターまで出ているというこのお店。
魅力的な物が並んでますわ♪
リンゴも大胆に。
でも、何と言っても、これ。これですよ~♪
きゃー♡ 今年はどんな味かしら・・・
これは、毎年お馴染みのFederweißer(フェーダーヴァイサー)という飲み物。葡萄を摘み取ってワインを作る工程の最初の部分。葡萄の糖分が一生懸命発酵している最中で、まだとても甘い。甘みがすっかり発酵してしまうと、透き通ってヌーボーになる。
甘くて美味しいからうっかり葡萄ジュースみたいなノリでいっぱい飲むと、アルコール度はこれでも10%以上であっという間にるんるん気分(古い・・・)。それに、お通じもかなりよくなってしまうとか。
白い羽根ちゃん。今年は一本2.8ユーロ。一年ぶりの再会。今年もよろしくね♡
一本3.5ユーロの赤い羽根ちゃんもあったんですが・・・写真撮り忘れ。甘くて濃くて美味しかったです~♪
ワイン用の葡萄は美味しいか [アール川河畔の葡萄棚]
9月最後の週末、この夏2ヶ月間日本から研究調査に来ていた友人をここへご案内。
雲一つない秋晴れ♪
そう、ちょっと秋が深まってきたここへ。
アール川はいつも綺麗。
秋ですねえ。
そして、ここにも、秋の色が。
まだ、穫り入れられてはいなかった。
今年のこの実の付き方は、専門的に見るとどうなんだろう・・・
これはまだ黒くなっていないのか、それともこういう色の葡萄なのか??
天高く馬肥ゆる秋。ワイン用の葡萄って、どういう味なんでしょ。美味しいのかな。
・・と思ったら、露店で売られていた。なかなかの甘み。すごくジューシー。葡萄汁が皮の中にいっぱい。とーーっても美味しい!目から鱗の美味しさ。
しかしうちのドイツ人は、食用としては美味しくない、と。こんなにいっぱいどうしましょ~
剣山のようだった葡萄畑から一年間楽しませてくれて、ありがとう。
アルテンアールのワイン祭り [アール川河畔の葡萄棚]
ぞろぞろぞろぞろ。
ツーリングもいっぱい。
レストランやカフェも満員状態。
ウエイターのおじさんの指揮にあわせて人々が合唱し・・・
それにあわせて手前の4人が踊っていた。
そんな喧噪を後にして森を散歩すると・・・
ぎょぎょっ!!
おおおお!
ほぉ~~♪
まだまだ緑いっぱいとは言え・・・
秋も深まっている気配。
紅葉の時期にもう一度来られたらいいのだけど、スケジュール的にきつそうだなあ・・・
♪ お知らせ ♪
めぎは明日から仕事と休暇を兼ねて留守にします。また休暇?と言われそうですが、そうですねえ、仕事が70%、休暇が30%といったところでしょうか。留守中、みなさまのブログへの訪問やコメントのお返事をお休みします。もしよろしかったら、「めぎはいまここ」をお楽しみくださいね!
アールワイン [アール川河畔の葡萄棚]
そう、この場所は、アール河畔の葡萄棚。
わぁ~~♪
わわぁ~~~♪♪
時々赤いのがあるのは、どうしてなのかしら。
綺麗だけど、病気?
それともこれだけ種類が違うとか?
被写体としては綺麗ね~♪
たっぷり楽しんだあと、いつものここでお土産を。
リンゴも美味しそうだったなあ・・・
買ってきたのはワイン用の葡萄♪ そのまま食べてもすっごく美味しい♡
それからもちろん白い羽ちゃんと・・・(とっても美味♡)
赤いざわざわちゃんを堪能し・・・(めちゃくちゃ美味♡)
そして、アールワインも。
正直なところ、めぎはアールワインはそれほど好きではない。太陽の味が足りないのだ。めぎはスペインやイタリアのお日様の味で殴られたような、かっこーん!とした感じのするワインが好き。アールワインはお日様の光が弱い分繊細な良さがあるけれど、こればっかりは好きずきですね。
とは言え、一年に一回くらいアールワインを飲むのも悪くない。ドイツの赤ワインの北限の味、堪能いたしました♪
羽の季節 [アール川河畔の葡萄棚]
昨日の記事数1515のことだけど、2006年8月2日にこのブログを始めて、いつから毎日書き続けているんだっけ、と調べてみたら、2006年9月24日から。それが2010年8月3日に日本の群馬県四万温泉で電波が届かず一日途切れちゃったけど。しかしまあ、よくこんなにずっと書き続けてますわねえ・・・この熱心さをもう少し仕事の方へ向ければもっと成果が上がるのかも知れないわねえ・・・ま、そうそう理屈通りに行かないのが人生ってことかしら。いや、ただのfaulだってことかな。(faulが分からない方は富士山のお話をどうぞ。)
さて、北ドイツのお話は数日後から始めることとし、今日はもっとアクチュアルな昨日のお話を。タイトル見ただけでその理由がお分かりの方もいらっしゃるかも。
この写真を見ただけで、もうどこだかお分かりの方もきっといらっしゃるわね。
ええ、ここはアール河畔の葡萄棚。
アール河畔に毎月通ってレポートお伝えしたのも、もう2年前のことなのね。そのお話は左のカテゴリー「アール川河畔の葡萄棚」シリーズをどうぞ。
今年も葡萄ちゃんが綺麗に実っていた。
こう写すとあまり感じないのだけど・・・
実はかなりの急斜面。
うねうねが美しい♪
あ、採り入れしてるのかしら。
足元はこんな感じ。坂でじゃりじゃり滑って、大変な作業だろうな。
こう青々としているけれど・・・
まだ伸びてもいるようだけど・・・
時々紅葉も~!
向こうに見えるのは・・・
2008年2月に初めてここへ来たときに登ったところ。
アール河畔の小さな村には、ペンションなどもある。みなさん、いつかここで休暇はいかが?
葡萄の様子を楽しんだあとはいつものレストランで・・・
赤い羽ちゃん♪
今年も羽ちゃんの季節がやって参りましたわ~♪♪ あ、羽ちゃんが分からない方はこちらをどうぞ。簡単に言えば、ワインになる前の発酵中の飲み物のこと。赤いのはこのアール河畔ではFederroter(赤い羽)とネーミングされていた。
ちなみにうちのドイツ人は運転手なんでカフェオレを。めぎが食べたのはグーラシュで、うちのドイツ人のはStrammer Max(シュトランマー・マックス)という名の料理。訳すと力強いマックスくん。ハムと卵で力つけるのね。
ブランチ楽しんだあとは、いつものこの直売所で・・・
羽ちゃんと葡萄ちゃんを買って帰りましたの♪ らんらん♪ らんらんらん♪♪
美味しいワインになりますように。
秋の気配 [アール川河畔の葡萄棚]
ここは昨日ご紹介したアール川のあたり。
ずいぶん深い緑・・・そのずっと向こうに見える白いボールみたいなのは軍のレーダーじゃないかという話だけどよく分からない。その向こうの山はSiebegebirge(ズィーベンゲビルゲ=七つの山々)という。
9月11日(土)は久しぶりに20℃を超えた。今年最後かも知れない。日曜日には天気がまたすっかり崩れ、雨が降ったり止んだり、気温も17℃程度だった。今週はずっとそんな感じが続くらしい・・・
このところ雨がちだったからか、芝生がこんなに育っている。
美味しい?
花が咲くのもあとどのくらいの間かしら。
ドイツは今、実りの時期。昨日の葡萄もだけど、アール河畔には野生のホップが。
ホップってこんなの。お花みたいなこれは毬花といって、この部分がビールの原料として使われる。
アール川はこのところの雨で水嵩が増してて・・・
水も濁っていた。
ね、河岸の草が呑み込まれていたのが伺えるでしょ。
そして、葡萄棚の近くにはこんな秋の気配。
あら、桃の木だわ。珍しい~!
せっかくなった実なのに、きちんと熟さないうちに落ちてしまうのが多いようだけど。
ここは葡萄の北限なわけだし、きっと桃にもかなり厳しい気候なんだろうな。
そんなアール川の葡萄棚近くにあるアルテンアールという町は、ハイキングやツーリングなどで大賑わい。車もいっぱい来るし、その合間に仕事車も通るから、お昼過ぎにはかなりの渋滞。
こんな可愛いおうちが並ぶアルテンアール。ドイツにお住まいのみなさん、紅葉の時期にでもぜひ。アウトバーン61号線でKreuz Meckenheimで降りると近い。その出口にはAltenahrという表示も出ているからきっと分かるだろう。
久々の日帰りドライブ [アール川河畔の葡萄棚]
今日からしばらくこの土曜日の日帰りドライブのお話を。
デュッセルドルフからアウトバーンを飛ばして約45分。ボンのちょっと南の辺りで下道へ。
めぎ家って休みにはいつもどこかへ出かけているイメージが強いと思うけど(ブログでは旅の話が多いし、長期休暇や3~4連休などの時にはたしかによく遠くへ出かけているが)、実は普通の週末に出かけることってほとんど無い。土曜日も日曜日もひたすらうちに籠もっている。土曜日に買い物に行かずにすむように金曜日に全て買い込んでいるほどだ(日曜日にはドイツでは店が開いていないので買い物できない)。普通の週末に出かけたのは、4月に借りたレンズのお試し撮影に水の城へ出かけて以来のこと。ドライブ、久々だね~とめぎもうちのドイツ人もウキウキハイテンション。
この辺りには綺麗な緑が広がる・・・その所々に同じくらいの背丈のモミの木があるところは、Baumschuleという。直訳すると山の学校という意味だが、これは植木やクリスマスツリー用として育てているところ。
これは学校というより幼稚園って感じね~
これは小学校かな。
程なく最初の目的地へ。9時15分にデュッセルドルフを出発し、10時過ぎにここに到着。
↑上の写真を見て、あ、ここ、知ってる・・・と思った方は、めぎのブログの非常に古い読者の方。以前何度か訪れたところだが、ここ4年間ほど足を向けていなかった。久々に行ってみようか、と本当は一週間前に予定していたのだが、天気がイマイチだったし、めぎもうちのドイツ人も調子が今一つで、一週間延期。でもそのおかげで素晴らしい好天と暖かさに恵まれた。この週末、その前の一週間がウソのように暖かくなったのだ。
ちょっと分かりにくいが、朝露がキラキラ・・・朝露じゃなくて、前の日の雨かも知れないが。
あ、猫ちゃん♪
この日、ちょっと撮影したいものがあって、久々にカメラとレンズをいっぱい持ち出した。次の一枚は、D40xに70-300mmレンズをつけて、換算450mmで撮影。しばらくD40xを使っていなかったので、すっかり忘れちゃって勝手が分からずどうも色合いがイマイチだが。
D40xはかつてあんなにめぎの手に馴染んで、考えなくても手が勝手に動いて色々設定できたのに、D600に慣れた今、こんなにもたつくとは・・・かなりショック。
写していたのはこの駐車場から。ちょっと現実に戻るでしょ。
このあと、このすぐ近くの本当の目的地へ。
つづく。
撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)、D40x + 70-300mm(F4.5-5.6)
アルテンアールという村 [アール川河畔の葡萄棚]
現在、土曜日の日帰りドライブの話を連載中。
この日の第2の目的地はこちら。
まずはカフェオレを。
めぎたちはここでブランチをするつもりだった。と言ってもパンにハムやチーズに卵料理といった朝食ブランチではなく、温かい料理を食べたいと思っていたのだが、温かい食事は11時からだという・・・このとき10時半。あらら、どうする?コーヒー飲んで次の目的地に行ってからまた来る?でも、30分じゃコーヒーと移動と撮影を終わらせるには慌ただしすぎるし、遅くなると、ここ、混んじゃうわよねえ・・・
で、めぎ家はここで30分のんびり待つことに決定。どれどれ、それじゃ・・・
やっぱりこれでしょ♪
↑知らない方のために念のため書くが、これはFederroter(赤い羽根)またはroter Sauser(赤いざわざわ)という飲み物。発酵中のワインである。まだ葡萄ジュースのような甘い、でもアルコール発生中で刻一刻と味の変わっていく、つまりこのグラスの中で酵母が一生懸命ワイン製造中の生きた飲み物である。
こんな可愛い街並みを見ながら午前中から赤い羽ちゃん♪ あ、でも、飲んだのはめぎだけで、運転手のうちのドイツ人はコーヒーのみ。
すぐそばにはオクトーバーフェストの音楽隊が準備中。土曜日のこの日、今から夜にかけてこの町も大賑わいになるのだろう。
こんな可愛いこの町はアルテンアールといい、アール河畔の小さな村。ヨーロッパの赤ワイン生産地の北限といわれているところで、知る人ぞ知るアールワインを作っている。そこに葡萄の芽の出る前からほぼ月に一回通って葡萄ができるまでを定点撮影し続けたのは2008年のこと。その話については左のバーの「アール河畔の葡萄棚」シリーズをどうぞ。その後2009年と2010年の秋に訪ねたが、それ以来ここへは足が途絶えていた。久々に来ると、ちょっと新鮮で、ちょっと懐かしくて、なかなか楽しい。
しかしこのあと、この近くの喫茶店が大音響で懐メロ流行歌をかけ、うちのドイツ人はむっつりと機嫌を悪くしていった・・・おなかも空いたので、我慢も利かない。
やっと11時を過ぎ、食事にありついた。うちのドイツ人が食べたのは、Schweinskopfsülze(豚の頭の煮こごり)。
めぎが食べたのは牛レバーのソテー。
どちらもなかなか美味しくて大満足。不快な音楽も途中から音量が下がり、うちのドイツ人の機嫌も少々持ち直し。
食事が終わる頃、秋の飾りをつけた女性たちが現れた。早くもハイキングをしてきたのかしら。
こちらはバイクで乗り付けたご夫婦。ここはツーリングのバイク集団やスポーツカーのパーティーがよく通っていくところ。
11時40分、テラス席は既にいっぱい。先に食べることにしてやっぱりよかったね。
日もすっかり高くなり・・・
気温も上昇中。
それからめぎ家はまた車でちょっと移動。こんなトンネルの見える岩の下を通過し・・・
こんな古い橋の下を通過し、本日の3つめの目的地へ。
つづく
撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)
葡萄山 [アール川河畔の葡萄棚]
現在、先週土曜日の日帰りドライブの話を連載中。
ここはアール川。
その河畔に添って走る「赤ワイン通り」という道から山の方へ、その名も「山道」という通りがある。めぎたちが2008年に定点観察していたのはこの通り。
2008年にここに始めてきたときは、最初にあそこへ登って上から眺めたのだったわね。
今回はそこへは行かずにまっすぐ葡萄畑へ。まず迎えてくれたのは綺麗に紅葉した野葡萄。
いい色ね~
その近くに紅葉した葡萄もあったが・・・
ほとんどは緑色だった。
以前これらが使われているところも見たことがあったが、今日は葡萄農家の方もお休みしてオクトーバーフェストを祝っているのかな。
葡萄は綺麗に色づいていた。ときどき酸っぱいような、腐る寸前というか、熟れ熟れになった葡萄の臭いが立ちこめていた。
ドイツ語で葡萄棚はWeinberg(葡萄山)と呼ぶ。それは、斜面に葡萄畑が作られているから。かなり急な斜面。綺麗な水と、スレート石の水はけのよい地面と、日光の当たる斜面・・・それがドイツの葡萄山のポイント。
一部、新しい苗も。
育つとこんな風に。
この葡萄山にはうねうねと農道が走っているのだが、本来はきっと葡萄農家の人が作業に使っているのだろうが、同時にハイキングコースになっている。
上にも人が。
先日知り合いのドイツ人が、休暇を取ってアルテンアールにハイキングに行ったと話していた。一週間ガストホーフ(ドイツのペンションのようなところ)に泊まって、今日はあそこへ、明日はあちらへ、と日々ハイキングして夜はワインを飲んで、という日々を繰り返したのだそう。
めぎ家はハイキングせずここまで。うちのドイツ人はのんびりひなたぼっこしてここの静寂を愉しみ(ようやくご機嫌復活!)・・・
めぎはゆっくり撮影を愉しんだ。
つづく。
撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)
羽根ちゃん購入 [アール川河畔の葡萄棚]
土曜日のお話は本日最終回。
楽しく撮影を終え、そろそろ帰りましょ。あら、あんな高いところに十字架がある・・・あれは白十字ね。そういえばずいぶん前に黒十字には上ったことがあったなあ。ここはカトリックの町で、十字架があちこちに。
赤ワイン通りは車やバイクやツーリングで次から次へと賑やか。この日はとっても暖かくなり、自転車の人は暑そうね。
アール川、またね。
葡萄山、またね。
それから車でアルテンアールの町へ戻って町を突っ切った。
ハイキング中の女性たち。みんな綿入りの上着を持っている。前日までダウンジャケットでもOKなほど寒く、この週末はぽかぽか。装備が難しいわねえ。
こういうペンションに泊まってハイキングするのも楽しそうね。
そうこうするうちに、めぎ家のこの日の最後の目的地に到着。
ジャガイモがこんな単位で売ってますわ。
蜂蜜やコンポートやジャムや石なども。
そしてアールワインに、何種類もの林檎。
めぎの目的は、もちろん羽根ちゃん。白い羽根と赤い羽根を2本ずつお買い上げ♪ 羽根は発酵中なので簡単な緩いキャップのみで栓をしておらず(無理に栓をすると発酵が進んで爆発する)、横にすると漏れるため、こんなバケツに入れて売ってくれた。4本で12ユーロくらいだったと思う。
今年は葡萄の穫り入れがいつもより早いそうで、馴染みのワイン屋さんでは羽根ちゃん販売がもう終わってしまった。いつもだったら10月中旬まではあったはずなのに。あ~なんだか飲み足りない~と言いつつ、今冷蔵庫に4本も保管中だけど♪ 大事に飲みたいけど、味が変わっちゃわないうちに飲み切らなきゃいけないし、羽根ちゃんは難しいわ~
ここで、なんだか妙に欲しくなって、りんごも1袋買っちゃった・・・4キロ入りが5.5ユーロ。大量の林檎、食べきれるかな。コンポートにしようかな。
こうして9月末にしては思いの外ぽかぽか陽気だったこの週末のお出かけはお仕舞い。12時40分頃アルテンアールをあとにし、13時半頃デュッセルドルフに到着。短いお出かけだったけど、いい気分転換になったし、短いからこそあまり疲れずにもすんだ。午前中はアウトバーンもすいすい走れるし、ほんと、早起きは三文の得ね。まあ、早起きと言っても9時過ぎの出発だけど。
さて、本日は10月3日、ドイツ統一の日。祝日である。そして本日よりめぎは2週間秋休み。と言っても来週から大学の冬学期が始まるのでまるまる休みではないが、いつもよりずいぶん時間の余裕があるのはたしか。まずはちょっとのんびりゆっくりぼんやりしましょ・・・採点抱えたままだけど。この、学期途中で長期休みがあるドイツのシステム、気が休まらないのよねえ。
撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)
久々にアルテンアールへ [アール川河畔の葡萄棚]
でも、あまりにも久しぶりなのでどの木を撮っていたのか忘れちゃって、なんだか中途半端。
ここはアルテンアールという小さな町。村と言った方がいいかもしれないほどの小さな町。
前回ここに来たのは2014年秋のこと。3年ぶりなのね~ここに一年間毎月のように通ってブログを書いたのは2008年のこと。10年も経ったのね~!そのお話はこちらから。簡単に説明すると、アルテンアールはアール川沿いの葡萄畑の地域の小さな町。この辺りはドイツの赤ワイン生産北限の地域で、アールワインというのはワイン愛好家にはそれなりに知られた繊細なワインらしい。太陽の強い日差しを浴びたスペインなどの野性的な素朴なワインが好きなめぎは繊細なアールワインを特には好まないが、2008年に毎月通ってぶどうの育つ様子を見るのはとても楽しかった。今回は久々に実ったぶどうを見に来たのである。
この日、朝は曇りだが昼前頃から少しずつ晴れてくるとの予報。うちを9時に出て10時にここに着き、まずは朝食をいただいてその後葡萄畑を見に行こうという計画。で、かつていつも食事をしたここにまずやってきた。
↑あの女の子はめぎが前回来たときにはまだ生まれていなかったのかもしれないんだよな・・・2008年には親御さんもまだ出会っていなかったかも。そう思うと、めぎってなんとまあもうずいぶん長くドイツに居るんだなあって思ったり。
で、以前のごとく、めぎは赤いざわざわを・・・あ!以前と違うシックなグラス!めぎは以前の古いいかにもドイツワインというフランケンワイングラスが良かったんだけどなあ・・・ここもちょっとずつ変わってきてるのね。
赤いざわざわというのはRoter Sauserという飲み物で、絞ったぶどうジュースを赤ワインにするために発酵させている途中の飲み物。9月から10月くらいだけしか飲めない期間限定の味覚。美味しさは以前と同じ。アルコール度はまだあまりなくぶどうジュースのようだが、発酵途中のざわざわした感じが面白い口当たり。
ツーリングがいっぱい通るのも以前と同じ。これはオランダからのグループ(このあとに8台くらい続いてた)。黄色いナンバーはオランダ。
今回めぎが食べたのはグーラシュスープで、うちのドイツ人はハムエッグ。赤いざわざわを飲んでいるのはめぎだけで、運転手のうちのドイツ人はコーヒーを。
食べているうちにちょっと晴れてきた!さて、お腹も満たされたし、葡萄畑(右奥に見えている山)の方へ行ってみましょ♪
撮影: D600 + 58mm(F1.4)
ぶどうの収穫 [アール川河畔の葡萄棚]
今日も昨日に引き続きアルテンアールのお話を。
これはアール川。
以前ぶどうの定点観察撮影をした場所へ行くと、ちょうど家族総出で収穫中だった。写真撮ってもいいですか~ああいいよいいよ~~
美人のお姉ちゃんも撮っていって~~
弟くんも撮らせてね~
・・・と忙しそうな彼らに挨拶し、ぶどう畑の中を少し歩く。ここは変わってないな~
この景色も変わってないな~
ここのぶどう畑は谷底のアール川の片側斜面いっぱいに広がっていて、ドイツ語で「ぶどう山」という。ドイツのぶどう畑はたいてい斜面で、だからぶどう畑ではなくぶどう山という言葉なのだが、ここのぶどう山は他の地方に増して急斜面。
めぎたちを追い抜いていった自転車のおじさんが、ふと止まってスマホでぶどうの写真を撮っていた。地元の人っぽいけど、こんなところを自転車でって凄いなあ。結構な上りなんだけど。電動式なのかな。
この道はぶどう山の中だけど、公道。誰でも通れる。散歩をしている人もいるし、ハイキングしている人やウォーキングしている人もいる。ぶどう畑の中を歩ける気楽さが素敵。
そして、ぶどうさんもお変わりなく!
撮影: D600 + 58mm(F1.4)/ 105mm(F2.8)micro
収穫風景 その2 [アール川河畔の葡萄棚]
この葡萄は巨峰のような味で、そのまま食べても巨峰みたいに甘くて美味しいのだが、皮が厚く、ドイツ的には食用に向かない(ドイツ人はぶどうを皮ごと種ごと食べるので)。皮と種は食べない日本人にも、種がしっかり複数あるので、今時はもはやたぶん食用に向かない。しかし、本当に甘くて美味しい。くどいようだが、日本の巨峰並みに甘い。フルーツとして成立するというか、ドイツでよく売っているフルーツとしてのぶどうよりずっと美味しいくらい。しかも、ちゃんと生きているぶどうという味である。なんというか、日本の巨峰はとても美味しいけれど、品種改良を重ねてもはや種を育てる機能を失った実の人工的な味がするのに対し、ワイン用のぶどうは生殖機能を備えた生きたぶどうという味なのだ。
ぶどう山の区画はスレートを重ねて段が作られていて、雨が降るとここにトカゲがいたりカタツムリがいたりする。めぎがあれこれぶどうを撮っている間、実はうちのドイツ人はカタツムリを探していた・・・彼はこの日の晩にエスカルゴ料理を作ろう!と張り切っていたのだが、見つかるのはなぜか空の殻ばかり。もう鳥さんがご賞味に預かってしまったのね。いやはや、めぎとしてはでんでん虫さんを自分で料理するのはなんだか可愛そうな気がしていたので(海の巻き貝やアサリなどは全然気にせず食べるのにね)、ちょっと内心ホッとしたり。うちのドイツ人はいたく残念がっていたけれど。
ひとしきり写真を撮ってそろそろ戻りましょ、と山を降りると、あの収穫中の家族はもうずいぶん高いところに進んでいた。
道端には1トン入りの箱がいくつも置かれてて・・・
その幾つかはもうこんなにぶどうが入っていた。
これがまずはあの赤いざわざわになって、それからワインになるのね~~
めぎたちはこれでぶどう山をお暇し、いつものあの道端のお店に赤いざわざわと白い羽を買いに行った。白い羽というのは白ワインになる前の発酵中のぶどうジュース。
リンゴやカボチャはいつものマルクト市場で買うのでここでは買わなかったけど、なんだか魅力的だったな~
面白い形のカボチャがこんなかごに入って1ユーロで売っていた。あ、そうそう、カボチャはドイツでは10~11月にインテリアとして飾るもので、特にハロウィン用というわけではない。ハロウィンはドイツでは基本的に祝わないしね。
以上でめぎの今年のぶどうとの戯れはお仕舞い。1記事に写真5~6枚までというつもりが、どんどん枠をはみ出しちゃったな・・・
撮影: D600 + 105mm(F2.8)micro
久々のワイン畑 [アール川河畔の葡萄棚]
ホント久々・・・
残念ながら曇りだったけど、時折差し込む光が美しかった。
ワイン用のぶどうはまだまだ若かった。
このときに持ち出したのはAPS-CセンサーのD5600に一年ほど前に知人から頂いたフルサイズ用のシグマのマクロレンズ150mm(F2.8)と、フルサイズのD600に58mm(F1.4)をつけた2セット。最初の3枚はフルサイズの58mmの写真で、4枚目のぶどうのアップからはマクロレンズ。35mm換算で225mmの単焦点マクロレンズはオートフォーカスが壊れているのでマニュアルで操作。むずかし・・・
ここなんて6~7枚撮ったのだけど、どれもピントの位置が違った。全部川に合わせていたはずなんだけど。
デュッセルで見かけない可愛い鳥さんがいたので頑張ってみたけど、どれもピントが合ってなかったわ・・・
ここも、川面の映り込みを撮っていたはずなんだけどな・・・
さて、ここのワインはワインの北限地帯。
アール川の水とこのスレートの土で育つ。
繊細な味で、強い太陽の味が好きなめぎ好みではないけれど、景色は素敵。
夏の勢いを感じる蔓。
あちこちに生えている花も可愛かった。
さて、最後の3枚はまたフルサイズに58mm単焦点の写真。
F1.4だけど絞って撮っている。絞るとセンサーのゴミが目立つが、ここならまあそれもわからないし。
最後に、座れないベンチ。ここに生えている植物は触ると被れてしまうのだ。
こんな何気ないドイツの風景に案内されたお嬢さん。何を感じたかな。この一週間前の週末には一緒に留学してきた友人と一日はデュッセルドルフを見て回り、もう一日は電車でケルンとブリュールとボンへ行ってきた。この次の日には語学学校のエクスカーションでアムステルダムへ行ってきた。一ヶ月に体験すること、見聞きするもの、膨大だわね。