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2011-2012年 マレーシア ブログトップ
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初めて見たマレーシア [2011-2012年 マレーシア]

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カテゴリーを作ったけど書く機会を逃してしまって、もう一年も経ってしまったマレーシアのペナン旅行。自分でももう記憶の彼方・・・この話はお蔵入りかなと思っていたけれど、この冬はどこにも行かなかったからもはや新しい写真がないし、撮ろうにも独りぼっちのハトさんと枯れた木と枯れたバルコニーと色のパッとしない食事しかネタがないし、春はまだまだだし、つなぎにしばらくペナンの思い出話をどうぞ。めぎも一年前の明るい写真を見ることでまだまだ昼の短い暗い日々と仕事始めの現実からちょっと逃避できそうだし♪

2011年のクリスマス3日間を過ごした香港を後にし、立派な空港を午前中に飛び立って・・・
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クアラルンプール経由でようやくペナンに着いたのは12月28日午後2時頃だったかしら。それからローカルバスに揺られて1時間以上。普通観光客はタクシーを利用するようだが、めぎたちはバスにチャレンジしたのだった。なにしろタクシーなら67リンギット(1リンギット=約28円)なのに対し、バスは4リンギット、つまり二人で8リンギットなのだ。
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窓から見えるペナン島の景色。
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香港との違いも大きいし、ドイツとはあまりにも違いすぎて、本当に異国に来たんだと実感。
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旧正月の準備中だった。2012年の正月準備だから龍。
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アラブ語に中国語に英語にマレー語の国。
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ジョージタウンという世界遺産の町をバスで通り過ぎ、冷房のきんきんに効きすぎたバスに1時間以上も揺られてすっかり冷え切った頃、目的地の辺りに到着。
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ここはペナン島の北部、この島の高級ホテルが並ぶというバトゥ・フェリンギというビーチに沿った通りのはず・・・しかし、この通りは舗装がでこぼこで、排気ガスで空気が悪く、埃っぽく、歩道もなく、運転が荒い上に交通量も多くて歩くのが結構怖い感じ。高級ホテルはどこに?
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ここの人たちはどんな暮らしをしてるのかな・・・
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次の一枚だけは、別の日にこの近くで撮った写真。
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どうやらめぎたちは降りるのが早すぎたよう。左に見えている白い建物の、またさらに向こうに見えている白と赤のしましまの建物が滞在する予定のホテル。高級ホテルと言っても見た目はこんな建物。そこまで歩くうちに汗びっしょりになる蒸し暑さ。南国に来たんだわ~
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つづく。


♪ 今日のデュッセルドルフ ♪

2013年1月3日撮影のめぎ家から見えた仕事風景。ここはアパートの並ぶ住宅街だけど、向かいの建物の一部はオフィスなのだ。ドイツでは1月2日から平常で、一般企業はこの日もまだ真っ暗な朝7時頃から電気がついて、みなさんお仕事中。
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この方は煙草休憩中。ドイツは女性の喫煙率もかなり高い。
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窓の向こうに見えるのはアドヴェントリース。1本目は減ってるけど、2本目以降は余り灯さなかったみたいね。
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ああ、めぎも来週からまた仕事だなあ・・・
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ホテルの向こう側 [2011-2012年 マレーシア]

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昨日から一年前の年末年始のペナン島旅行記を連載中。

昨日のちょっと殺伐とした車の排気ガスいっぱいのバス通りからホテルの中へ入ると、突然別世界。
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ここだけ見ると日本かも知れないし、アメリカかも知れないし、ドイツの大手のホテルかも知れないし、つまり世界中どこにでもある大手ホテルのラウンジに共通した雰囲気。こういうのはうちのドイツ人が実は嫌いなので、日本でもアメリカでもヨーロッパでもほとんど泊まったことがない。常に最大限の努力をして避けてきたタイプのホテル。
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ほら、やっぱりここにもこういうクリスマスツリーが。もう、これを見ただけで、うちのドイツ人の機嫌が悪くなることといったら・・・生粋のドイツ人の心深く根付く譲れない伝統としては、ツリーはこういう人工的なお飾りであってはいけないのだ。でもねえ、これが世界のクリスマスの現実なのよね。
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どうしてこのホテルを選んだのかと言えば、今回は冒険を楽しむのではなく、清潔なところで快適にただただゆっくりしたかったから。うちのドイツ人の希望は、一般にドイツ人がよく行くカリブやカナリアなどではなくアジアの熱帯地方で、海辺で海が見える部屋で、近くに屋台など地元の人が食べる施設があるところで、クーラーつき・・・屋台はともかく、今やアジアでこんな希望をかなえるところは大手ホテル以外になかなか見あたらない。海沿いの土地は買い取られ、新たに開発されてしまったのだろう。

そのようなわけで、絵に描いたようなリゾートホテルに泊まることとなった。ホテルのエントランスを抜けて海側に出ると、そこには(この国は宗教上アルコールは禁止なのに)宿泊客向けのオープンバーとか・・・
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部屋番号を言ってタオルを借りるシステムとか、完全に閉ざされた空間。
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椰子の木が心地よい木陰を作り・・・
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その下には日光浴スペース。
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そしてその向こうには海が広がっていて・・・
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海辺を見下ろしながら・・・
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一服できる。
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ここで寛いでいる人たちはみんな外国人。内訳は、まず、イギリス人を中心とした欧米人。数週間という単位で滞在する時間のいっぱいある老夫婦、または年末年始1週間くらい滞在する家族連れが圧倒的多数。もしかしたらシンガポールなどに駐在している欧米人家族が休暇を過ごしているのかも知れない。片方が欧米人で片方がアジア人というめぎ家のようなカップルも結構目についた。次に、アラブ人。大家族でやってきている大金持ちで、女性は目しか出していない出で立ちの本格的ムスリム。それからターバンを巻いたシーク教の人も家族連れで。そして、ちらほら日本人。若いカップルや小さな子どもを連れた家族連れで、2泊程度で次々と顔ぶれが入れ替わる。その他のアジア人はほとんど見かけなかった。そういう外国人客を相手にここだけものの値段の桁が異なり、お金を出せば出すほど至れり尽くせりのサービスが受けられ、ここを出なければ日常と完璧に隔絶できる。究極に居心地がよく、だからこそ同時に究極に居心地の悪いところ。だって、働いている人は若いマレーシア人(マレー系・インド系・華人系)で、この人たちはどのくらいの給料をもらってめぎたちの世話をしてくれているのだろう・・・と思ってしまうから。外の世界を見ると、めぎたちはここでこんなことをしてていいのか?とすぐに思ってしまうから。決して安くはないめぎが払った滞在費のほとんどは、めぎたちの世話をしてくれた従業員にではなく全く別なところへ流れていってしまうのだろうな。

めぎたちはここに12月28日から1月4日朝まで7泊した。
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その間にしたことといえば、卓球ではなく・・・
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こんな風に海辺やプールサイドで寝るか・・・
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プールと海で泳ぐかのいずれか。
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一日だけ島の東海岸を見に船で出かけただけ。世界遺産のジョージタウンでプラナカン文化を一カ所くらいは見ようと思っていたけれど、めんどくさくなって出かけず仕舞い。一日に1~2度外へ食事に出かけた以外は、ずっと文字通りリゾートホテルライフを楽しんだ。なんだかんだ言いつつ、うちのドイツ人ものびのびと羽を伸ばして毎日日光浴と海水浴とプール遊びと読書と昼寝を楽しんでいた(そのためにドイツから分厚い本を10冊くらい持ち込んでいた)。途中チェックアウトしている人々を見かけて「ああ、帰る日が自分たちにも来ること、想像したくないな~」などと言ったくらい。そう、様々な現実に目を瞑れば、ここはパラダイスのような居心地のよいところだったのだ。

めぎにとってもここはとても快適なところだった。変な言い方だが、何もしないということに全力で取り組めたから。休みが一週間あったとして、その間ずっとうちでのんびりするという手もあるが、めぎは結局休めない。目の前に教科書やら本やらあって、たとえ何もしなくとも、しなきゃならないことから気分的に逃げられないのだ。方やドイツからマレーシアまで飛ぶのは遠くてめんどくさいけれど、全く異次元のような空間に身を置いて、束の間とは言え何もかも忘れてリセットできる。これが例えば日本への帰省だとそうはいかない。会いたい人や会わなければならない人や買いたいものや買って帰らねばならないものなどでとっても楽しく充実するけれど休む暇がない。この「何もしなかった」おかげで去年は1月から春休みまで仕事に集中できたし、真冬に一度暑さと光と綺麗な色を堪能して精神的に非常に助かった。ぜひまた東南アジアのどこかへ冬の休暇を過ごしに行きたいと思う。
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つづく。


♪ 今日のデュッセルドルフ ♪

暖冬のおかげで、なでしこがなんとか生きながらえている。
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ホテルの部屋 [2011-2012年 マレーシア]

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現在、一年前の年末年始のペナン島旅行記を連載中。

7泊もするのだから、とても重要なホテルの部屋。外でのんびりするだけでなく毎日部屋で昼寝をすることも考え、できるだけ快適な部屋を探した。本当は、片方が昼寝して片方が起きているときもお互いに快適に過ごせるように2部屋欲しいところ。でも、ずっと割安で2部屋のスイートがとれるホテルの場所は、めぎが色々ネットで調べているうちに見つけた毎晩でも食べに行きたいと思った美味しそうな食堂からかなり遠く、食い気最優先のめぎとしてはそこがどうにも譲れず(だってせっかくアジアの島に行くんだから美味しい魚介が食べたいじゃない?)、1部屋だけで割高だけどこのホテルのこの部屋に落ち着いたのだった。
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フラットテレビがついていてNHK国際放送が入ったし(しかしなぜかドイツのARDやZDFは入らず)、水は毎日2本無料だし、様々なティーバックのお茶がもらえて、コーヒーも入れられて、毎日快適だった。インターネットが無料なのが嬉しかったな。うちのドイツ人はめぎのパソコンでネットをつないでドイツのラジオを聞いていた。
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バスルームも綺麗で快適。
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そして何と言っても気に入ったのは・・・
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マレーシアのお手洗いのこの設備。暑いこの国では温水シャワートイレよりこの水の設備がとても気持ちいいと思う。思えばノズルより清潔だし。
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さて、部屋にいるときに愛用したバルコニー。ここでよくお茶をした。コーヒーやジャスミンティーを入れて、毎日サービスでもらうお菓子をつまんで、それでお昼にした日も多かった。日中はやはり暑すぎて外に出る気が失せて、ここで日陰に座って風に当たりながら、たまに部屋に入ってクーラーで涼みながら、本を読んだりネットをしたり昼寝をしたり。午前中に下に降りてプールサイドでまったりしたり泳いだりし、夕方になってから散歩に行ってそのまま夕飯を食べに行ったりする毎日だった。
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バルコニーからは、真下にこういう景色と・・・
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向こうにこういう景色が見えた。
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もっとお金があればああいう広いバルコニーとリビングのあるお部屋がとれるのだけどね・・・
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でも、上を見れば切りがない。めぎ家はアラブの億万長者じゃないし、7泊もここで過ごせるだけでも本当に幸せなこと。
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さて、ここに泊まって最も印象に残っていることの一つは、早朝のこの音。
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ビーチというかガーデンというか、このホテルの外の敷地を毎朝薄明るくなるのと同時に箒で掃除しているのだ。
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箒の音、久々に聞いたなあ・・・ここでは掃除機のうるさい音を聞くことが無く、箒のささっという音だけがあちこちから鳴り響いた。あ、あそこでは朝食のテーブルの用意ができている・・・
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そして、一日中響いていた波の音。ああ、波の音を聞きながら暮らすのって、めぎ家にとって究極の贅沢。
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さらに、早朝は鳥たちが元気だった。
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ぴーちくぱーちくと様々な鳥が鳴きながら飛び回っていたのだが、まだ薄暗くてなかなか良い写真が撮れなかった。
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そんな素朴な音をこんな景色を見ながら毎朝聞いていた。
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日の出は7時半くらいだったと思う。残念ながらここは北西側を向いていて、部屋から太陽が昇るのを見ることはできなかったが。
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ちなみに部屋のドアの向こうはガラス張りの通路で、道路側が見渡せた。裏にもホテルなのかコンドミニアムなのかマンションなのか、高い建物が建っていた。日が昇るのはこの山の向こう側。
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そしてこれは昼間のバルコニーからの撮影。船が一日中たくさん出ていた。
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昼間は水上スキーやボートの音が時々うるさかったけど。でも、そんなに気になるほどでもなく。
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そして、この部屋からは夕日が楽しめた。
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実際は夕日の頃にはホテルの外の食堂にいて、そこから夕日を眺めていた日の方が多かったのだけど。
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つづく。


♪ 今日のデュッセルドルフ ♪

春の準備。これはライラック。
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これはクレマチス。
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