最も心に残った食事 [2011-2012年 マレーシア]
今日からまた授業・・・ずっとだらだら休んでいたいと思ってしまう正直な気持ちもあるが、日常が戻ることの嬉しさも。でも、毎日毎日毎日毎日曇り時々雨で、心の底まで湿った気分・・・ああ、やっぱり南国で冬休みを過ごしたかったわ。
そのようなわけで、心だけでも南国に行ってパッと晴れようと、現在一年前のペナン島旅行記を連載中。今日はとっても美味しかった食事のお話を。ここは7泊の滞在中3夜の夕食に出向いたところ。まず最初は29日、つまり滞在2日目の晩。真っ暗の左端は浜辺。
暗すぎてフラッシュ撮影。ビールのつまみは何かの貝。
ここではまず手始めに無難なものを頼んでみた。マレーシアではお馴染みのサテーという串焼きや・・・
たぶんミー・ゴレンという焼きそば。
それから適当にエビも。
これだけ食べてとっても美味しくて、お会計が全部で35リンギットくらい。つまり千円未満だったということだ・・・毎晩でもここに来たいと思ったわけ、分かるでしょ。
ここには食材が置かれてて、選ぶこともできる。次回は魚を食べてみようかな。
右端には名前の分からない巻き貝が。これがこのように元気いっぱいで、これも次回食べてみたいなあ。
ということで、後日またやってきた。
この日は大晦日。ここは屋台のような店でテーブルの予約はできないし、でも大晦日はものすごく込むとのことだったので、早めにやってきた・・・6時くらいだったかな。日没は7時半なので、まだ昼のように明るい。食材はまだ開けられてもいなくて、ビールを飲みながらゆっくりと待つ。
この日は風が強かった。
海も結構荒れていた。
ここは屋台のような食堂なので、他の店も並んでいて、そちらの方は既に食事を提供していた。観光客もいるが、地元の人たちも食事しているところ。なんでもペナン島では、地元の人も自宅で料理せず屋台で食べている人が多いという・・・それだけ安いということでもあるようだし(一食一人8~15リンギット、つまり250~400円もあれば十分おなかいっぱい食べられるということ)、大勢で集まって賑やかに食べるのが好きな民族でもあるようだ。
ビールを飲みながら人間ウォッチング・・・観光しない分、ゆっくりと時間を使って、ここにいる人たちの様子を観察していた。これもまた一つの観光の形かも。ほんの一部だけど人々の暮らしの様子を直に垣間見るという意味で。服装、話し方、食べ物、子どもの様子、男たちの様子、女たちの様子・・・なんて興味深かったことだろう。日本でもドイツでも決して見かけない光景なんだもの。この子ども、可愛かったな。
この猫を見ると、過酷な人生が伺えるわね。ずっと観察していたが、食事中のお客たちがこの猫にちょっとやったりする光景は全く見られなかった。
しばらくしてようやくここのご主人の女性がやってきて、準備。
この日のラインアップ。
この日はあの巻き貝がなかったので、こんな貝が出てきた。これもとっても美味しかった。
そして、この魚・・・揚げて甘酸っぱい餡かけになって出てきたのだが、それが感動的に美味しくて。
これでもやはりお会計は50リンギット程度、つまり1400円くらいだった。
食べているうちに日が出てきた。
この衣装が日の光を浴びてきらきらと美しかった。
大晦日の日没は、まだうねりの残る波の音と共にめぎの心の奥に滲み入った。
まだ明るいうちにここを後にした。この屋台食堂はこんな入り口から。ここを入って左側にあるのがめぎたちが食べたところ。
そうそう、あの魚、新聞の広告欄に出ていた。Pomfretというんだ・・・Wikipediaで調べてみたら、シマガツオの仲間だとか。一匹7リンギットくらいなのね。200円弱。
そして3回目は、2日の夜だった。本当は滞在最後の夜(3日)に来たかったのだけど、3日はお休みだというので。
この日はとっても凪だった。
美味しかったあの魚料理をもう一度。そして、最後にして念願のあの巻き貝も。
ところで、毎回飲んでいるTigerというビールだが、これは別料金。売っているお店も違う。アルコールが禁じられているイスラム教徒の多いこの国では、お酒がものすごく高い。ビール一本で8リンギット(約220円)くらいして、他の相場と比べるとかなり高い。あの右奥のお店でいつも買っていた。
またいつかここへ行きたいなあ・・・と思うところ。それまであの女性に頑張って営業していて欲しいと心から願っている。
♪ 今日のデュッセルドルフ ♪
1月6日、三賢者がやってきた!
ああ、クリスマス、とうとう(ようやく、いや、やっと)終わりですねえ。
ちょっと特別だった食事 [2011-2012年 マレーシア]
現在一年前の年末年始のペナン島旅行記を連載中。
今日お話ししたいのは、7泊の滞在中3回出向いたレストラン。1回目は滞在2日目のお昼。ホテルを出て浜辺をちょっと歩くとすぐに着くこんな建物。
いかにも観光客向けでバックに大きな組織があります、という雰囲気だが、試しに座ってみることにした。
華やかだけど、実はずいぶん簡単な造りのようね。
ここで食べたのはハマグリ(15リンギット)と、フカヒレスープ(35リンギット)と・・・
炒飯(15リンギット)。
昨日ご紹介したところの倍くらいの値段。観光客向け価格でしょ。ビールも1本10リンギット。2本飲んだから全部で85リンギット、さらにサービス料と税金も取られて98.60リンギット(2700円くらい)。このレシートがガイドブックに挟まっていたので、正確に分かったの。
めぎたちはいつもホテルの庭から浜辺を歩いてこのレストランへ行ったのだが、バス通りから来るとこんな建物。
高いけど美味しかったので、そしてメニューに色々あって食べたいなあと思ったものが結構あったので、このあと2回ここで夕食をとった。1回目の夕食は12月30日、うちのドイツ人の誕生日。端っこのちょっと個室みたいなところで。
ちょっと飛び出している席なので、こんな写真を撮ることができた。ここにいるのは見るからに観光客のみ。
この砂浜をこんな風に綺麗にしているとは・・・ちょっとびっくり。
お通しに出された、ピーナツを煮たもの。
そして、誕生日のメインディッシュ。
そう、これは・・・
伊勢エビの活き造り。
時価だったので予め大きさや値段を聞いてから決断して注文した。たしか200リンギットくらいだったと思う。つまり5600円程度で、ペナン島の相場からすると目の玉が飛び出るお値段だが、まあ誕生祝いということで。伊勢エビを生け簀で持っているところなんて、そして刺身で食べられるところなんて、そうそうないしね(その前に行った香港で提示された値段よりもずっと安かったというのも決め手になった)。これはとっても美味しくて、めぎたちの良い思い出になった。
それからアワビ。キュウリのサラダのようなものの塊の上にデコレーションされて出てきたかなり肉厚でちょっとねっとりとした食感。私の知るコリコリしたアワビと違うのはなぜかしら。うちのドイツ人が大好きで、喜んで食べていた。
お造りを食べ終わった後に残った殻で作ってくれた焼きそばを。
他にも何か食べたような気がするが、写真を撮ってないし、思い出せない。この日はたしか350リンギット程度(約一万円)のお会計だった。
こんな景色を見ながら食べたのだが・・・
食べ終わったらすっかり暗かった。
あの左端のちょっと出たところがめぎたちが座ったところ。
こうして夜になるとよく分かるのだが、ここは屋根にクリスマスのイルミネーションがつけられていて、中でクリスマスの歌がBGMにかかっていた。それがうちのドイツ人の気に入らなくて、大変だった・・・クリスマスのことを思い出させるこういうインチキ演出がどうにもこうにも許せないうちのドイツ人。クリスマスはあくまで宗教儀式なのであって、うわべの飾りだけ真似事するのは許せないのだろう。人工的なツリーを好まないのも、そこに魂がないからだ。日本にしろマレーシアにしろ、大多数は宗教としてクリスマスをやっている訳じゃないから当然なのだが、それなら何でクリスマスをやるの?と言いたいのだろう。
さて、なんだかんだと文句をつけつつ料理は美味しいし何と言ってもホテルから近いので、もう一度、3回目にやってきたのは滞在最終日の夜、1月3日のこと。最後の夕日を眺めながらの食事。
最後のTigerビールに・・・
焼いたエビやあのねっとりとしたアワビやフカヒレスープなどを楽しんだ。この日のお会計は170リンギット(約4700円)くらい。
7泊したうち、3夜は昨日ご紹介した屋台食堂で、2夜はこのレストランで、残りの2夜のうち1夜(滞在初日の12月28日の夜)は着いたばかりで疲れていたのでホテルのレストランで食べ(これが外で食べる5倍くらいの値段がして、レベルはファミレスだった)、もう1夜(元旦の夜)は食傷気味で近くの中華系スーパーで買ったカップ麺を部屋で食べた。
あの海の音が懐かしい。
♪ 現在のデュッセルドルフ ♪
クリスマスの飾り、片付けなきゃねえ・・・
朝食と昼食 [2011-2012年 マレーシア]
現在一年前の年末年始のペナン島旅行記を連載中。
ここは、7泊の滞在期間中毎朝美味しい朝食を食べたところ。
中にも席がいっぱいだが・・・
めぎたちはいつも外で食べた。
朝食が始まるのと同時くらいに早起きして食べに来るのは欧米人が多い。それから日本人家族がやってきて、めぎたちがゆっくり時間をかけて食べ終わってここを去る頃からアラブ人がやってくる。
めぎがよく食べたのは、美味しい麺類。毎日2種類ずつあって、日替わりだった。
それからお粥。3種類くらいあったが、いつも魚の出汁のお粥を食べた。干し魚を細かく砕いたようなのをトッピングにして、それが買って帰りたいと思ったほど美味しかった。残念ながらその魚が売っているところは見つけられなかったけど。
お魚がすごく硬いのでこうして浸して食べた。
そんなアジアな食事をしているめぎの横で、うちのドイツ人はこんな朝食をとっていた。
朝に欲しくなるものって、育ちでこうも違うのね。
朝食はバイキング。こんな広い空間に各国の食事が並んでいる。
右に見えるのがお粥コーナー。中国人もここでお粥をよそっていた。
その向こうにコックさんの並んでいるカウンターがあって、麺など茹で立てを作ってくれた。ここはオムレツを作ってくれるところ。
麺はトッピングが自由で、色々並んでいた。
その他、サラダやハムやサーモンやフルーツや・・・とたいていのものが並ぶ。焼きそばや炒飯や春巻きもあったし、本格的なカレーなども。
色々と試してみたけれど・・・
やっぱり麺が一番美味しかったな。うちのドイツ人はトマト味に煮た豆がお気に入りだった。
南国のフルーツも美味しかった。
ほら、鳥さんも♪
さて、こんな風にしっかりと朝食をとったため、お昼は部屋に毎日サービスされるクッキーのようなもので済ますことが多かった・・・6回お昼があったうちの3回がクッキーだった。後の3回のうちの1回(12月29日)は昨日ご紹介したレストランで、残りの2回は・・・まずこれは元旦のお昼。
食べたのは足繁く通った屋台食堂の一角。昼は開いていないところが多い中で、ここはいつも開いていた。
もう一回は1月2日のお昼。うちのドイツ人はこのココナッツジュースがとっても美味しかったと思い出に残っている。めぎはココナッツが好きじゃないので、レモネードのようなものを。ものすごく甘かった・・・
食事は一皿10リンギット(約280円)くらいで、十分な量だった。
ペナン島は屋台グルメの島。こういうものを手軽に楽しめる幸せが懐かしい。
♪ 今日のデュッセルドルフ ♪
もう2週間くらい太陽を見ていない。