日本からの来客とザルツブルクへ! [2024年5月 ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭]
今日からぼちぼち先日の来客とのザルツブルクでのお話を。
来客というのはめぎの小学校3~4年生の時の担任の先生とその奥様。去年(2023年)7月初めに札幌で一泊訪問した恩師である(その話はこちらから数回にかけて書いている)。ぜひザルツブルク音楽祭へご一緒に、という話に本当に乗ってくださり、半年前にチケットを予約し、奥様は99歳のご両親の介護の都合をつけて来てくださった。まずデュッセルドルフにおいでになり、めぎ家へ2回夕食にご招待し、めぎの授業も1つ見ていただき(今回は人に見せることも全く前提にせず何も特別な準備をしていない授業で分かってはいたのだが、いっぱいアドバイスを頂いた。ドイツの場合、研究授業という制度もなければ親御さんの授業参観もなく、もうこの歳になると誰かに授業を批評していただく機会もないので、とても参考になった)、3泊ほど過ごした後で一緒にザルツブルクへ。
到着日は曇り時々雨だった。
ザルツブルク空港は、こんな風に降りて徒歩で空港の建物へ行く小さな空港。
写していないが、空港から市街地までのバスの中から虹が見えた。せっかくここまで来たのに雨でお気の毒と思っていたが、虹に迎えられたような気がした、という奥様の言葉が印象に残った。
飛行機は2時間遅れだったし、先生方のホテルのチェックインとめぎのアパルトメントへのチェックインに時間を要し、乾杯できたのは夜8時を過ぎていた。
食べる前に写真を撮るのを忘れてこんな状況だが、3人で別々の料理を頼み、お皿ももらってみんなで分けて食べた。めぎはツヴィーベルブラーテンという豚の首筋部分の肉を焼いて玉ねぎを炒めたのをのせた料理(付け合わせはインゲンとパスタ)、左奥の先生はフィアカーグーラッシュという牛肉のグーラッシュ(白く丸いのはパンで作ったクヌーデル団子)、右奥の奥様はウィーン風仔牛のシュニッツェル(黄色っぽいのはレモン、小さいガラスの器に入った赤いのはクランベリー)。この写真はスマホでフラッシュを使って撮ったもの。フラッシュは好きではないがとても暗かったので。
先生方にとってはヨーロッパ滞在4日目で、時差もあるのにとてもお元気で、話もあれこれ弾み、みんなで美味しく全部頂いた。最後にデザートのザルツブルガーノッケルン(ザルツブルクの山々をイメージした形のスフレのようなもの)も3人で完食。赤いのはラズベリーソース。これはフラッシュ無しで撮ったが、やっぱり色がよくわからないわね。
この日まではめぎが小学生の時やその後の日本にいた時代の思い出話が多かった。それ以外の話題としては、うちのドイツ人のことやうちでお出しした料理のことぐらいかな。それに対し、この次の日から音楽祭を訪問し、一公演終えるごとに新たな話題が付け加わっていった。恩師と会うというのは普通、昔を懐かしむため、または昔の疑問点を解決するために会うのだと思うが、今回のこの旅行を通じ、新たな関係を結び、新たな考えに触れ、新たな思い出が増えていったというのが非常に面白い経験だったように思う。めぎは恩師を「ああ昔と同じだ~懐かしいな!」と感じながらお話していたが、それと同時に、初めて会った人のように「そうか、先生ってこういう風に考えるこういう人だったんだ」と新しく知った点が大いにあった。その反対も恐らく然りだろう。子どもだった以前と違ってめぎもたくさんの経験を積んでかつての恩師の約倍も歳を取っているわけだし、いい大人同士で一週間もこんなに密に過ごしたのだから、当然のことだろう。うまく描けるかどうかわからないが、これから一緒に見た音楽祭の内容に触れながら、先生との触れ合いのことを書いて行こうと思う。
来客というのはめぎの小学校3~4年生の時の担任の先生とその奥様。去年(2023年)7月初めに札幌で一泊訪問した恩師である(その話はこちらから数回にかけて書いている)。ぜひザルツブルク音楽祭へご一緒に、という話に本当に乗ってくださり、半年前にチケットを予約し、奥様は99歳のご両親の介護の都合をつけて来てくださった。まずデュッセルドルフにおいでになり、めぎ家へ2回夕食にご招待し、めぎの授業も1つ見ていただき(今回は人に見せることも全く前提にせず何も特別な準備をしていない授業で分かってはいたのだが、いっぱいアドバイスを頂いた。ドイツの場合、研究授業という制度もなければ親御さんの授業参観もなく、もうこの歳になると誰かに授業を批評していただく機会もないので、とても参考になった)、3泊ほど過ごした後で一緒にザルツブルクへ。
到着日は曇り時々雨だった。
ザルツブルク空港は、こんな風に降りて徒歩で空港の建物へ行く小さな空港。
写していないが、空港から市街地までのバスの中から虹が見えた。せっかくここまで来たのに雨でお気の毒と思っていたが、虹に迎えられたような気がした、という奥様の言葉が印象に残った。
飛行機は2時間遅れだったし、先生方のホテルのチェックインとめぎのアパルトメントへのチェックインに時間を要し、乾杯できたのは夜8時を過ぎていた。
食べる前に写真を撮るのを忘れてこんな状況だが、3人で別々の料理を頼み、お皿ももらってみんなで分けて食べた。めぎはツヴィーベルブラーテンという豚の首筋部分の肉を焼いて玉ねぎを炒めたのをのせた料理(付け合わせはインゲンとパスタ)、左奥の先生はフィアカーグーラッシュという牛肉のグーラッシュ(白く丸いのはパンで作ったクヌーデル団子)、右奥の奥様はウィーン風仔牛のシュニッツェル(黄色っぽいのはレモン、小さいガラスの器に入った赤いのはクランベリー)。この写真はスマホでフラッシュを使って撮ったもの。フラッシュは好きではないがとても暗かったので。
先生方にとってはヨーロッパ滞在4日目で、時差もあるのにとてもお元気で、話もあれこれ弾み、みんなで美味しく全部頂いた。最後にデザートのザルツブルガーノッケルン(ザルツブルクの山々をイメージした形のスフレのようなもの)も3人で完食。赤いのはラズベリーソース。これはフラッシュ無しで撮ったが、やっぱり色がよくわからないわね。
この日まではめぎが小学生の時やその後の日本にいた時代の思い出話が多かった。それ以外の話題としては、うちのドイツ人のことやうちでお出しした料理のことぐらいかな。それに対し、この次の日から音楽祭を訪問し、一公演終えるごとに新たな話題が付け加わっていった。恩師と会うというのは普通、昔を懐かしむため、または昔の疑問点を解決するために会うのだと思うが、今回のこの旅行を通じ、新たな関係を結び、新たな考えに触れ、新たな思い出が増えていったというのが非常に面白い経験だったように思う。めぎは恩師を「ああ昔と同じだ~懐かしいな!」と感じながらお話していたが、それと同時に、初めて会った人のように「そうか、先生ってこういう風に考えるこういう人だったんだ」と新しく知った点が大いにあった。その反対も恐らく然りだろう。子どもだった以前と違ってめぎもたくさんの経験を積んでかつての恩師の約倍も歳を取っているわけだし、いい大人同士で一週間もこんなに密に過ごしたのだから、当然のことだろう。うまく描けるかどうかわからないが、これから一緒に見た音楽祭の内容に触れながら、先生との触れ合いのことを書いて行こうと思う。
2日目の朝 [2024年5月 ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭]
今日は2024年5月のザルツブルク2日目のお話を。
小学校時代の恩師ご夫妻をお招きしてのザルツブルク。泊まっているのは、めぎはいつものアパルトメントで、恩師ご夫妻はホテル。朝はゆっくり朝食を召し上がるとのことで、めぎもこの日の朝はその前日までのバタバタの疲れを取って音楽祭に備えるためにゆっくりするはずが、朝5時半過ぎ、ゴミ収集車の音で目が覚めた。
その後ろを清掃車も追いかけていく。
やっと静かになったかな…もう車が一台止まっている。この通りは歩行者天国だが、朝の11時まではこの通りで仕事をしている人や搬入などの車が入れることになっている。
いつも泊まっていた部屋はこの通り側ではなく反対側に面した部屋なのだが、今回はこの部屋を提供された。ちょうどこの春改装したところで、新しい部屋をめぎに見せたかったのかもしれない。オーナーは別荘に行ってて留守だったのだが、電話で「部屋はどう?気に入った?」と聞かれた。とってもきれいな仕上がりで快適だったが、最も気に入ったのは、この通りをそれほど上階からではなく、でもそこそこ上から眺められることかな。もっと上階の部屋にも泊まったことがあるが、こうやって窓から撮るには、このぐらいの高さの方が人の雰囲気も分かりやすくていいように思う。ただ、どうも斜めになっちゃって。写すとき、一応グリッド線を表示させてまっすぐにしたはずなのだが、斜めから見てやっているからよく見えなくて。
また大きな音がすると思ったら、今度は通りのゴミ箱のゴミ収集の車だった。
そして6時20分頃には搬入の車もやってきた。
そろそろ人通りも。
で、めぎも出かけることにした。このとき7時13分。
恩師のホテルのフロントの人、朝食は7時からって言ってたな…今頃恩師ご夫妻は美味しい朝食を食べ始めているのかな。ちなみにそのホテルの朝食は一人34.8ユーロもする。宿泊客がチェックイン時に滞在中毎朝食べる予約をすると割引されて27ユーロぐらいになると言ってたが、とにかく、今の為替レートで言えば約5千円もする朝食だということ。先生方は5泊するので、朝食だけで二人で5万円。普通の相場は13~15ユーロぐらいではないかと思うが、お泊りのホテルはそこそこの老舗だからまあそんなところかな。後で伺ったら、そのお値段を出すだけのことがある素晴らしい朝食だったとのことで、普通の相場のよりずっと品数やサービスが違うようだった。景色も抜群だったようだし。めぎはアパルトメントなので、そして前の晩は買い物に行ける時間帯に到着できなかったので冷蔵庫にはまだ何もなく、宿に備え付きのエスプレッソコーヒーと紅茶を飲んだだけだ。だからまずは買い出しに行かねば。後回しにすると音楽祭で行けなくなっちゃう。
というわけで、まずはスーパーの方角へ。
つづく。
小学校時代の恩師ご夫妻をお招きしてのザルツブルク。泊まっているのは、めぎはいつものアパルトメントで、恩師ご夫妻はホテル。朝はゆっくり朝食を召し上がるとのことで、めぎもこの日の朝はその前日までのバタバタの疲れを取って音楽祭に備えるためにゆっくりするはずが、朝5時半過ぎ、ゴミ収集車の音で目が覚めた。
その後ろを清掃車も追いかけていく。
やっと静かになったかな…もう車が一台止まっている。この通りは歩行者天国だが、朝の11時まではこの通りで仕事をしている人や搬入などの車が入れることになっている。
いつも泊まっていた部屋はこの通り側ではなく反対側に面した部屋なのだが、今回はこの部屋を提供された。ちょうどこの春改装したところで、新しい部屋をめぎに見せたかったのかもしれない。オーナーは別荘に行ってて留守だったのだが、電話で「部屋はどう?気に入った?」と聞かれた。とってもきれいな仕上がりで快適だったが、最も気に入ったのは、この通りをそれほど上階からではなく、でもそこそこ上から眺められることかな。もっと上階の部屋にも泊まったことがあるが、こうやって窓から撮るには、このぐらいの高さの方が人の雰囲気も分かりやすくていいように思う。ただ、どうも斜めになっちゃって。写すとき、一応グリッド線を表示させてまっすぐにしたはずなのだが、斜めから見てやっているからよく見えなくて。
また大きな音がすると思ったら、今度は通りのゴミ箱のゴミ収集の車だった。
そして6時20分頃には搬入の車もやってきた。
そろそろ人通りも。
で、めぎも出かけることにした。このとき7時13分。
恩師のホテルのフロントの人、朝食は7時からって言ってたな…今頃恩師ご夫妻は美味しい朝食を食べ始めているのかな。ちなみにそのホテルの朝食は一人34.8ユーロもする。宿泊客がチェックイン時に滞在中毎朝食べる予約をすると割引されて27ユーロぐらいになると言ってたが、とにかく、今の為替レートで言えば約5千円もする朝食だということ。先生方は5泊するので、朝食だけで二人で5万円。普通の相場は13~15ユーロぐらいではないかと思うが、お泊りのホテルはそこそこの老舗だからまあそんなところかな。後で伺ったら、そのお値段を出すだけのことがある素晴らしい朝食だったとのことで、普通の相場のよりずっと品数やサービスが違うようだった。景色も抜群だったようだし。めぎはアパルトメントなので、そして前の晩は買い物に行ける時間帯に到着できなかったので冷蔵庫にはまだ何もなく、宿に備え付きのエスプレッソコーヒーと紅茶を飲んだだけだ。だからまずは買い出しに行かねば。後回しにすると音楽祭で行けなくなっちゃう。
というわけで、まずはスーパーの方角へ。
つづく。
ザルツァハ河を見る [2024年5月 ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭]
今日は2024年5月のザルツブルクのお話を。
めぎの泊まっているアパルトメントから2分ほど歩いて、スーパーのある川沿いの通りまでやってきた。ここにはバス停もある。
この通りを渡るとすぐザルツァハ河。
今いるところはここ。めぎのアパルトメントはこの川の下側、Sternbräuと書かれているところのすぐ下あたり。
今年も鍵の影を試行錯誤。
橋の上から見えるザルツブルク旧市街。もうちょっと川の向こう側の方まで渡ると、川沿いの建物と奥の山の上の要塞との間の教会の塔なども見えるようになり、町の高低の重なりがもっと美しく撮れるのだが。時間がなかったわけではないので、あともうちょっと橋を渡ればよかったな。でもこのときちょっと気が急いていて、あともうちょっとを端折ってここで撮影してお茶を濁してしまった。
ヨーロッパの大河はたいてい濁っている。それは、公害で汚いのではなく、川の長さによる成分の違い。この直前にかなり雨が降ったので、この日はかなり泥が混ざっていた。
川向こうには堂々たるホテル・ザッハー。一泊500ユーロ以上(部屋料金なので、1人でも2人でも一室500ユーロ)。朝食は一人55ユーロ。
川沿いを歩いて次の橋を渡り切ったところ(左奥の山のふもと)まで行くと、めぎの小学校時代の恩師ご夫妻が泊まっているホテル・シュタインがある。ここは一泊一室200ユーロ以上から。音楽祭の時期は300ユーロ以上。朝食は先日も書いた通り一人35ユーロぐらい。
どちらのホテルも町の見える側の部屋は結構な料金となる。ザッハーが一泊1000ユーロ、シュタインが500ユーロ以上という感じかな。シュタインの朝食会場は屋上で、眺めが素晴らしかったそうだ。一回ぐらいは朝食会場に訪ねていって一緒にその絶景を眺めながら朝ご飯を食べようかなと当初は思ったりもしていたが、毎晩夜中までおしゃべりが弾み、朝は別行動とした。めぎのアパルトメントはベッドルームが2部屋あったので、同じ部屋に一緒に泊まるという案も計画時にはあったのだが、めぎの宿の方が音楽祭会場に圧倒的に近いし夜もおしゃべりの後すぐに部屋で眠れるという大いなるメリットがあるものの、恩師ご夫妻にはきっとめぎと離れて水入らずで過ごす時間も大切だったのではと思うし、朝にそれぞれがゆっくり好きなように過ごせるというこのつかず離れずの距離感が非常によかったように思う。
この日の朝7時半ごろはちょうど天気がよく、こうして眺めや影が楽しめてよかった。今のうちに写しておかないと、天気もどうなるか分からないし、たぶん忙しくてもうこっちには来られないだろうから。この限られた時間に素晴らしいお天気になって、ザルツブルクの神様ありがとうと言う気分。いや、あの清掃車などの騒音、つまり早くから働いている人たちがめぎを起こしてくれてありがとうと言うべきかな。
さて、まだ7時台だけど、この日は土曜日でこのあと2日間祝日になってしまうので、色々買っておかないと食べるものがないということになる。音楽祭の期間中はレストランに行く時間もないほど公演でいっぱいだから昼と夜はアパルトメントに食料を揃えて恩師夫妻をお招きして一緒に食べるつもりだったし、ザルツブルクのスーパーは日曜日と祝日もお昼頃数時間だけ開くが、その時間帯は音楽祭に行っていてたぶん買う時間がないかも。で、めぎはこれで切り上げてスーパーに寄り、まずはワインや水などを買ってアパルトメントに戻った。
スーパーの場所はこちら。
めぎの泊まっているアパルトメントから2分ほど歩いて、スーパーのある川沿いの通りまでやってきた。ここにはバス停もある。
この通りを渡るとすぐザルツァハ河。
今いるところはここ。めぎのアパルトメントはこの川の下側、Sternbräuと書かれているところのすぐ下あたり。
今年も鍵の影を試行錯誤。
橋の上から見えるザルツブルク旧市街。もうちょっと川の向こう側の方まで渡ると、川沿いの建物と奥の山の上の要塞との間の教会の塔なども見えるようになり、町の高低の重なりがもっと美しく撮れるのだが。時間がなかったわけではないので、あともうちょっと橋を渡ればよかったな。でもこのときちょっと気が急いていて、あともうちょっとを端折ってここで撮影してお茶を濁してしまった。
ヨーロッパの大河はたいてい濁っている。それは、公害で汚いのではなく、川の長さによる成分の違い。この直前にかなり雨が降ったので、この日はかなり泥が混ざっていた。
川向こうには堂々たるホテル・ザッハー。一泊500ユーロ以上(部屋料金なので、1人でも2人でも一室500ユーロ)。朝食は一人55ユーロ。
川沿いを歩いて次の橋を渡り切ったところ(左奥の山のふもと)まで行くと、めぎの小学校時代の恩師ご夫妻が泊まっているホテル・シュタインがある。ここは一泊一室200ユーロ以上から。音楽祭の時期は300ユーロ以上。朝食は先日も書いた通り一人35ユーロぐらい。
どちらのホテルも町の見える側の部屋は結構な料金となる。ザッハーが一泊1000ユーロ、シュタインが500ユーロ以上という感じかな。シュタインの朝食会場は屋上で、眺めが素晴らしかったそうだ。一回ぐらいは朝食会場に訪ねていって一緒にその絶景を眺めながら朝ご飯を食べようかなと当初は思ったりもしていたが、毎晩夜中までおしゃべりが弾み、朝は別行動とした。めぎのアパルトメントはベッドルームが2部屋あったので、同じ部屋に一緒に泊まるという案も計画時にはあったのだが、めぎの宿の方が音楽祭会場に圧倒的に近いし夜もおしゃべりの後すぐに部屋で眠れるという大いなるメリットがあるものの、恩師ご夫妻にはきっとめぎと離れて水入らずで過ごす時間も大切だったのではと思うし、朝にそれぞれがゆっくり好きなように過ごせるというこのつかず離れずの距離感が非常によかったように思う。
この日の朝7時半ごろはちょうど天気がよく、こうして眺めや影が楽しめてよかった。今のうちに写しておかないと、天気もどうなるか分からないし、たぶん忙しくてもうこっちには来られないだろうから。この限られた時間に素晴らしいお天気になって、ザルツブルクの神様ありがとうと言う気分。いや、あの清掃車などの騒音、つまり早くから働いている人たちがめぎを起こしてくれてありがとうと言うべきかな。
さて、まだ7時台だけど、この日は土曜日でこのあと2日間祝日になってしまうので、色々買っておかないと食べるものがないということになる。音楽祭の期間中はレストランに行く時間もないほど公演でいっぱいだから昼と夜はアパルトメントに食料を揃えて恩師夫妻をお招きして一緒に食べるつもりだったし、ザルツブルクのスーパーは日曜日と祝日もお昼頃数時間だけ開くが、その時間帯は音楽祭に行っていてたぶん買う時間がないかも。で、めぎはこれで切り上げてスーパーに寄り、まずはワインや水などを買ってアパルトメントに戻った。
スーパーの場所はこちら。