マヨルカ1日目 ①パルマ [マヨルカ島]
今日からしばらく、2月20日から24日までの旅行記を。今回のめぎの行き先は、ドイツのハワイと言われる島、マヨルカ島。ここはマヨルカ島の属するスペイン・バレアレス諸島自治州の州都パルマ・デ・マヨルカ。下の写真は海沿いの広場からカテドラルと宮殿を望んだもの。
地図はこちら。
マヨルカはMallorcaと書くのだが、発音はマヨルカだったりマリョルカだったりマジョルカだったり色々。スペインだけどカタルーニャ語の方言のマヨルカ語を話すから、スペイン語(=カスティーリャ語)とは別の言語で、現地語で話されるともう、イタリア語とスペイン語がまあまあ旅行会話くらいはできて知らない単語もラテン語の知識から類推できるうちのドイツ人でも何言ってるのかさっぱり。もちろんみんなスペイン語もできるから問題はないのだけど、市場なんかではマヨルカ語を話す人たちの中で、なに言ってんのかね~と聞いているのが面白かった。
マヨルカ島旅行記は、テーマ別じゃなくて旅をした順序に従って日記風に書いてみようかな。2月20日朝5時に家を出て6時半頃の飛行機に乗り、9時頃到着してレンタカーしてパルマ市街に着いたのは10時半くらいだったかしら。光が眩しい!
マヨルカ島はヨーロッパ屈指のリゾート地。冬でも15℃まで気温が上がり、年間300日以上晴れているここは、地中海の楽園などと呼ばれている。そういう説明は、どんより暗くて長いドイツの冬を経験して初めて心底納得したもの。冬の間2ヵ月くらいここに越冬に行きたくなる気持ち、よくわかる・・・
ちょっとぶらぶら散歩すると、なかなか素敵な建物があったり。
工事中だけど、素敵ですねえ。
路地を通ってわくわく♪
ここには電線があるのだけど、それもなんだかお洒落に見える。
こういうアンテナはスペインって感じですねえ。
スペインの街ならではの並木道Las Ramblas(ラス・ランブラス)も。明るい光にハイテンションになった我々はバカップルぶりを発揮し(この言い方ってもう古い?)、ふざけてLass uns ramblasieren!(ラス・ウンス・ランブラシーレン=ランブラスしよう)なんて言い合いながら歩いてみたり。
それにしても眩しいね・・・
シーズン外してきたとは言え、カーニバル休暇はやっぱり込んでいた。そろそろパルマを脱出しましょ。
めぎは今回街にも建物にも興味がなかったので、パルマはちょっと30分くらいブラブラして美味しそうなものを探しただけ。うふ、見つけました♪
美味しかった~♡
腹ごしらえして、いざ、旅に征かむ!
マヨルカ1日目 ②久々の海♪ [マヨルカ島]
現在2月20日のマヨルカ島旅行記を継続中。
ハモン・イベリコとオリーブオイルをかけたパンとオリーブの昼食を堪能しためぎたちは、12時頃パルマをあとにして西へドライブ。2月のマヨルカ島は桜によく似たアーモンドの花がたくさん咲いているとみんなに言われてきたが、もう新緑だった・・・
しばらく走ると山の中へ。
マヨルカ島西部はSerra de Tramuntanaという険しい山脈が続く。いちばん高い山で1445メートルだからそれほど高くはないのだが、海岸からいきなり山になるという感じで標高差が激しい。なかなかのヘアピンカーブがずっと続く。
時々小さな村や民家が。
めざすはドラゴン島が望めるSant Elm(聖エルム)という町の近くの高台。
最後にはこんな所を通って・・・
着きました!
向こうに見えるのがドラゴン島。
きゃー海よ♪ 海♪ うみ~♪
降りていきたいけど、海は切り立った崖の下・・・
海、触りたい~!!
さて、そろそろ宿泊予定地へ向かいましょ。それはあの山の向こう。
マヨルカ1日目 ③海賊見張り台 [マヨルカ島]
ここはドイツのハワイ、マヨルカ島。でも、スペイン領。スペインだけどドイツって言われるところ。めぎ的には全然ドイツって気がしなかったけれど。
マヨルカ島の旅行5日間で写真を1200枚ほど撮ったのだけど、そのうちの約半分が一日目。いかに光と色に飢えていたか、お分かりいただけるだろうか。あまりにも緑が美しくてフロントガラス越しにも撮影していためぎだが、非常に汚れているのにワイパー用の水が入っていないため、ガソリンスタンドに立ち寄った。
素敵なガソリンスタンドでしょ。
お水たっぷり入れました♪
見通しよくなって、いざ出発!時々こんなお仕事車とすれ違いつつ・・・
急斜面に作られた段々畑に感心しながら走っていくと・・・
こんな塔が♪
15世紀に海賊の見張りに作られたというこの塔に、のぼってみました。
ほぉ~!!
すっごい急斜面だわ~!!!
ここは観光ポイントのようだった。自転車で回っているカップルも。こんなアップダウンの激しいところで自転車、すごいなあ・・・
このオリーブの木は何歳くらいなのかなあ。
黒猫と黄色い花も多かった。
そして、サボテンも!
さて、ここまで来ると泊まる予定の街はすぐそこ。どんなところかしら♪
♪ 昨日の記事への付け足し ♪
昨日のドラゴン島には渡ってませんが、似たような感じの半島に行きましたので3日目の話をお楽しみに(ずいぶん先になりそうですが・・・でも、くっさんが喜びそうなものがいっぱい出てきますよ♪ それを見る度くっさんやmatsuiさんを思い出してました)。
このドラゴン島は今は無人島だそうです。でも、紀元前には古代ローマ人がいっぱい住んでいて、今はお墓がたくさん残っているそうです。ドラゴン島の上に建っている建物は、灯台と廃墟です。「古い灯台」という名前ですが、1850年に建てられたかなり新しい灯台です。下の大写しの写真で見ると、今日の15世紀の塔と比べてずいぶん新しいことが分かりますね。
ドラゴン島という島の名前の由来は、この島がドラゴンの形に見えるから、という説と、この島に小さなトカゲがたくさん生息しているから、という説があります。
これらの情報は以下のガイドブックから取得しました。めぎが今回の旅行で使ったものです。
マヨルカ島の情報は日本語ではほとんど手に入りませんね。でも、「ドイツのハワイ」ですから、ドイツ語ガイドブックは山のようにあります。本屋さんに行くと、旅行ガイド売り場にマヨルカコーナーがあるくらいです。左側は図書館で借りたもので、2センチくらいの厚みがあって、詳細な説明が入ってます。アバウトな地図とドイツ語の詳細な説明とのアンバランスが面白かったですが、これ一冊で全て足りました。右側のはハイキング専用のガイドです。今回は本格的な登山靴でハイキングするつもりはなかったのですが、載っている写真が綺麗だし、絶景ポイントが分かるので購入しました。
左側の本には写真がほとんどないしあっても白黒の小さいものなので、右側の本の写真で行きたいところを考えて、左側の本で車での行き方など確認しました。どちらにもその土地の歴史や小咄なども載っていて、ドライブ中も話が弾んでなかなかよかったです。
マヨルカ1日目 ④5泊した村 [マヨルカ島]
まず、ちょっとニュースを。3月3日の昼2時頃、デュッセルドルフのすぐそばのケルンで大変なことが起きた。この歴史資料館が・・・
突然こんな風に。
ノーベル賞作家の遺稿や中世の文献など貴重な資料がこの瓦礫の下に。
この建物の下では地下鉄工事が行われていたとか。崩壊前にギシギシ音がして歴史資料館の人たちは避難していて無事だったそうなのだが、隣の建物にいた人たちが数人巻き添えになって行方不明。なんてこと。
以上の写真はライニッシェ・ポスト紙から拝借。
さて、気を取り直してマヨルカ島へ!めぎたちは、いよいよ泊まる予定の村にやってきた・・・
村の名前は、Banyalbufar(バンヤルブファール)。アラビア語に由来し、海辺の小さなワイン棚、という意味だとか。この段々畑が昔々は葡萄畑だったらしい。人口600人に満たない小さな村。
海にまで降りていけるかな・・・
うううう、まだ崖の上だわ。
波を見ていると時間を忘れちゃう。
ああ、どこか、降りられるところはないかしら・・・
ここの絶壁は、この島が石灰岩でできていることがよくわかる。
この石灰岩の上にこうして石垣を築いているらしい。
ずーーーっと上まで!
この時点で3時半頃。とりあえず一度ホテルにいって、チェックインしてからもう一度歩いて海までの道を探してみることにした。
泊まったホテルは8室しかない小さな民宿のようなところ。
シンプルな部屋と小さな窓からの眺め。
一応バスタブがあってトイレの隣にはビデもあった(ドアの陰)。
オーナーの女性は、朝食は9時からね、10時からでもいいわよ、と。さすがスペインだわ~
荷物と車を置いて出かけたのは4時過ぎ。ちょうどシエスタの時間帯で、街の中は閑散としていた。
そんなシエスタの時間に開いていたレストランはドイツ系スペイン人の経営。ここでちょっとナツメヤシの実をベーコンでくるんで焼いたものをつまんで腹ごしらえをして・・・
もう一度海へ!
マヨルカ1日目 ⑤小さな村の暮らし [マヨルカ島]
マヨルカ島旅行記は未だ第一日目。なにしろこの日に500枚以上も写真撮っちゃったものですから・・・おほほ。
世の中がシエスタから起き出した頃、めぎたちは夕刻の光を楽しみに散歩。
こんな段々畑の中に・・・
バンヤルブファールという村の名前の通り、葡萄畑が。
その他、いろいろ♪
ローズマリーの香りがむんむん。
・・・ここは??
お墓でした・・・お邪魔しました・・・
めぎはどこで眠ることになるのかな。
ここで眠っている人たちは、いつもこの景色を見て生きていたのね。
ここら辺のおうちはこうやって造られているんだ~
ふと向こうを見ると、海へ向かって階段が!
めぎの真下も海につながっていそう。行ってみましょ。
マヨルカ1日目 ⑥ようやく海へ [マヨルカ島]
地中海の海に触れるまでなんと時間がかかることでしょ。この道を行けばきっと!
うんうん、下までつながってるわ。
だんだん海面が近くなってきた♪
見上げるとすごい石灰岩。
そんなところにも花が。
あ、どうやらあの階段までぐるっと回って行けそう♪
わーい、海!
いくら見ても見飽きないめぎ。下手するとここで100枚くらい撮ってしまいそう。
鳥さんと同じ景色を見ていることが嬉しい♪
とうとうここまで来ました!
滑って落ちないように気をつけなくちゃ。
無事に辿り着きました~
わーい海だ海だ♪
太陽の光と陰。
ここはもう夜へ。
滝にうたれ、波に洗われ、今蒼い闇に入っていくこの石たちがなんだかとっても愛おしくなって、思い出に一つ拾って帰った。
マヨルカ1日目 ⑦夕陽 [マヨルカ島]
マヨルカ島旅行記の第一日目はようやく終盤へ。
まずは滝をあとにして・・・
ふと見上げると、ヤギ??
この子たち、どこへ行くつもりなんでしょ?
めぎはここをずっと上から下へ降りてぐるっと回ってきたのね~
夕陽を浴びて黄金色になっている入り江をあとにするのはとっても残念。
でも、行き先には次の黄金が!
うわーうわーうわー♪
村は夕闇に入ったところも。
ずっとずっと上の頂は、まだ明るいみたい。
海、おやすみなさい。また明日ね。
お日様もまたね。
日が暮れる前にホテルへ戻ろうと段々畑をのぼっていたら・・・
ラバちゃんが♪
ラバちゃんはもくもくとご飯中。めぎもおなか空いてきたなあ・・・
さて、このような静かな小さな人気(ひとけ)のない村に大満足のめぎたちだったが、ここで一つ問題が。ここはたいした観光地でもない上に今はオフシーズンでもあるため、レストランがないのだ。いや、正確に言えば、散歩前に行ったドイツ人経営のレストランともう一つピザ屋さんがあるのだけど、スペイン料理やマヨルカ料理のレストランがないのである。それじゃせっかくスペインに来た意味がないよなあ・・・ホテルは朝食しかないし、どうしましょ。車で隣の町まで行けば美味しいマヨルカ料理の店があると言うけれど、うちのドイツ人が飲めないのも嫌だし・・・
ピザは食べたくないので、とりあえずこの晩はドイツ人経営の店へ。マヨルカワインは25ユーロ以上もしたので、12ユーロのカタルーニャワインを。
塩漬けタラのタルタル風と、おさかなスープが美味しかった。
これでようやくマヨルカ島の第一日目が終了。前日は夜中の2時まで起きて仕事を済ませ、仮眠を取って朝4時に起きて旅をして夜10時に就寝。くたくた。
マヨルカ2日目 ①市場 [マヨルカ島]
2月20日から24日までのマヨルカ島旅行記を再開。今日からようやく2日目。2日目は疲れがどっと出たので遠出をせずに近場へドライブ。まず最初に向かったのが、宿泊のバンヤルブファールから車で15分くらいのエスポルレスという町。
距離的にはそんなに遠くないのだが、カーブが多いため15分くらいかかる。エスポルレスも観光地ではないが、そこそこ大きいカテドラルや、住宅街が。
バンヤルブファールにはキオスク程度のお店があるだけで、隣町エスポルレスまで行かないとスーパーマーケットがない。この日は週に一度の市場がたつというので行ってみた。ここの市場は広場ではなくLas Ramblas(スペインの並木道)にたつ。
野菜が豊富で綺麗だなあ。
果物もいっぱい。奥に写っているオレンジはマヨルカので、とーってもジューシーで甘くて最高!
その他、梨はチーズとバッチリあって美味しかったし、黄色いプラムも甘かった。
前日夜のタラのカルパッチョが美味しかったので、原材料を購入。
タラは塩漬けになっている。これを水で戻して使うのだとか。生とは全く異なるなかなかの風味。
オリーブって、スペインで食べるとものすごく美味しい。目から鱗の美味しさ。これだけでワインが飲める。
ああ、これ、持って帰りたい・・・
マルクトの端っこにはカフェが。土曜日とは言え、午前11時からもうビールを飲んでいる人も。
ここの近くのスーパーでもワインとオリーブオイルをお買い物。めぎたちは普通のサイズのを買ったが、ここのサイズはすごい・・・
こんな花がドイツに咲くのはいつかなあ。
マヨルカ2日目 ②峠 [マヨルカ島]
マヨルカ2日目は薄曇りでパッとしない天気。その所為もあって、前日のハイテンションからどっと疲れが出てイマイチやる気のなかっためぎとうちのドイツ人。Esporlesで買い物を終えたあと、近場のPuigpunyentというところへドライブしてみることに。Puigというのは山の頂上を意味するらしかったので、見晴らしがいいかも、と。
ちょっと平坦なところにはオリーブ畑。
しかし直にこんなヘアピンカーブが延々と!
ふと見上げるとこんな絶壁だし。
峠という漢字の意味がとても頷ける地形。山を一つ越えるためにヘアピンカーブをくねくねと上り、くねくねと下る。そんな峠道をツーリングしている人たちがたくさん!
結構な坂道なんですよ~
残念ながら山の頂上に何か展望台があるわけではなく、峠を抜けるとそこは谷間の小さな村。
人の営みがそこに。
この建物は異様なほどに新しく、たぶん夏の長期滞在型バカンス客向けのホテルなんだろう。
猫ちゃんが目を拭いて欲しいって。
谷間に点在する村々から反対側へ抜ける道はなく、めぎたちはまたもと来た峠をくねくねと上ってくねくねと下って戻ったのだった。
マヨルカ2日目 ③小さな入り江 [マヨルカ島]
3月13日、nice数が4万を超えました。ありがとうございます。
今日はまたマヨルカに戻りましょ。先日ご紹介したPuigpunyentからくねくね戻ってきたら・・・
あまりのカーブ続きとめまぐるしい標高差の上下と疲れと空腹が相まって、めぎはなんと車酔い!それで、とりあえず海へ降りて休むことに。
ここはPort des Canongeという目立たない小さな入り江。
もう少し北に行けば有名なショパンとサンドのValldemossaの入り江があるけれど、観光地を避けためぎたち。避けすぎて、ホント何もない。
民家がぽつんぽつんと。
鳥さんはいっぱいいたけど。
ここの近くに小さなレストランを発見してお昼を食べたけど、タパスしか頼んでないのに一時間待たされた上にあまり美味しくなくて、めぎにおねだりする猫ちゃんだけを撮影。
ようやく車酔いが落ち着いためぎ。海はいいな~
真ん中の鳥さんは左右と別の種類だ!
澄んだ海に吸い込まれそう。
ゆっくりぼんやり。
マヨルカ2日目は11時頃ホテルを出て買い物と峠ドライブと昼食とこの海を経て、3時頃にはもうへとへと。滞在はあと3日もあるので、この日はこの後ホテルに戻ってシエスタすることに。
お昼寝から目が覚めたらもう6時だった。買ってきたもので夕飯。前の日の晩のレストランでは25ユーロもしたマヨルカワインもスーパーでは5~10ユーロ程度で手に入ったため、昼食は出先でレストランを探し、夜は家でハモン・セラーノとチーズとワインにしよう、と話し合っためぎたち。夕飯の様子はそのうちご紹介する予定。
そんなわけで、2日目はこれでお仕舞い。夕飯のあとは持参した本を読みながらホテルでまったり。3日目以降はまた元気に遠出を。では、おやすみなさーい!
マヨルカ3日目 ①北へ! [マヨルカ島]
マヨルカ3日目の朝、窓から外を見たら、海が幻想的だった。
雲の切れ間から海へ差し込む朝焼けの光。
朝を謳う鳥さん。たくさんいて、朝はとってもにぎやか。
3日目はマヨルカ島の北端まで行ってみることに。山の中を北上すると何時間かかるか分からないので、一度パルマに出てアウトバーンを利用。
まわりはアーモンドの宴の後が・・・
たまにちょこっとピンクが見えたりして。
左側(西側)にはずっと山が。こんな山の向こうにめぎは泊まっているのね。
北上してまず着いたところは、Port d'Alcudia という港町。
結構な観光地のよう。
夏はきっとリゾート地としてかなり賑わうんだろうな。
見所もあるし・・・Alcudiaという町は、古代ローマ時代からかなり栄えたらしい。
めぎたちはそこでちょこっと休憩して、目指す北端へ出発!
続きはまた明日♪
マヨルカ3日目 ②塔 [マヨルカ島]
いよいよマヨルカ最北の半島へ!
またくねくね上っていくと、こんなところへ。
この人、どんな景色を見てるのかな~と覗き込んだら、こんな景色が真下に!
ちょっと先には展望台が。
ここは人がいっぱい。
で、例によってうちのドイツ人はここへは寄りたくないと言い・・・あそこへ。
ここです♪
上っていく途中にも絶景。こんな所にホテルが。
上ってみたら、人がいなかったわけじゃないけれど・・・
古の何かを感じるところ。
ああ、飛んでいきたいですねえ・・・
ふと見ると、さっきの所には観光バスも。
この展望台まで来る人はいっぱいいるけれど、その上の塔まで上る人は少ない。でも、上の塔からの眺めは本当に気持ちいいので(風が強くて飛ばされそうでかなりスリリングでもあるが)、みなさんマヨルカにいらっしゃることがあったらぜひ。
塔の近くは軍の基地もあってそこは立ち入り禁止。人力バイクさん、がんばれ~!
ローズマリーがこの島にはいっぱい。
そして、鳥さんも。
そろそろ、北端を目指しましょ。
マヨルカ3日目 ③最北端 [マヨルカ島]
マヨルカの最北端を目指してドライブしていたら、人力にしろ動力にしろバイクがいっぱい。
こんなの、乗ってみたいなあ。
みなさん、余裕ですね・・・
こんな道をくねくねとずっと進んでいくと、ようやく最北の灯台が!
ここからの眺め。ああ、地中海!
振り返ると絶壁がいっぱい。
・・・あれ・・・?
おおお!
きゃー!くっさーん!
こんなにくねくねなのに、あっという間。彼らがどこにいるか、わかります?
これが彼らのタンデム。
彼らはたぶんめぎより10歳以上年上っぽかったが、ちょこっと休んですぐに出発していった・・・タフだなあ。
ハイキングをするのもよし、人力バイクもよし、動力バイクもよし、車ももちろんよし♪
陽射しはキツイけど、かなり風があって寒かったここ。めぎはぬくぬくと車へ♪ さあ、そろそろ帰りましょ。いっぱい寝て元気いっぱいでもう車酔いの心配もないし、帰りはアウトバーンをやめて海沿いを延々とくねくねしましょうか。
マヨルカ3日目 ④山道と畑 [マヨルカ島]
マヨルカ最北端から山道をくねくねと帰ろうとしたら、この地の営みがたくさん見えた。まず、ヒツジさんがあちこちに。
道路にも。
それから、わずかな隙間にもオリーブ畑。
でも、木と木の間は結構空いている。
こんな山に感動していたら・・・
なんと!
残念ながら迂回することに。結構平坦な地域まで戻って迂回したので、アーモンド畑も。
緑が綺麗!
よく見ると、オリーブ畑やアーモンド畑の芝生に羊がいることがよくあった。農業と牧畜を同時進行?
山の陰になっている村はずいぶん暗く見えるけれど・・・
日が当たっているととても美しい。
ここは、Deia(デイア)という村。
ここで降りて、ちょっと海まで歩くことにした。
続きはまた明日。
マヨルカ3日目 ⑤デイアの入り江 [マヨルカ島]
ここは、マヨルカの西海岸近くにあるデイアという小さな村。
そこから下へ下へと降りていくと・・・
レモンの段々畑が見えた。
夕方だったので、めぎが降りていく方はもう陰になっていた。
光と陰。
30分くらい歩いて、入り江に着いた。
手前はもう闇へ・・・
すごいところに作りましたねえ。
ああ、波っていいなあ。
波に揺られるがままのカモメさん。何を考えているのかな~
ここのレストランの魚が美味しいと聞いていたのだけど、シーズンオフで閉まっていた。
きっと夏は大賑わいなんだろう。静かな日暮れを楽しんで、さようなら。
マヨルカ3日目 ⑥日暮れ [マヨルカ島]
デイアをあとにしためぎたちは、宿泊地のバンヤルブファールへ。途中でパルマがちょこっと見えた。
太陽の最期の光って、なんて美しいんでしょ。
日没に間に合いました♪
Banyalbufar(バンヤルブファール)という村の名前は、以前にも書いたが、アラビア語に由来する「海辺の小さなワイン棚」という意味。今はオリーブやオレンジやレモンの段々畑が昔々は葡萄畑だったらしい。このどこに人口が600人もいるんでしょ。
もう一度、バンヤルブファールの場所。
以下、似たような画像ばかりだけど。
明日も晴れてくれるかな。
これでめでたく3日目がお仕舞い。あと2日間。
マヨルカ4日目 ①空から見たオリーブ畑 [マヨルカ島]
今日からマヨルカ旅行記を再開。2月20日から24日までの旅行の4日目に突入。もう一ヶ月も前のことになっちゃった・・・
4日目はマヨルカの東海岸を目指そう!と東へドライブ。マヨルカ島の西海岸は険しい山だが、真ん中から東は平地が続く。
こんな建物があちこちに。
そこでヒツジを飼いつつオリーブやアーモンドや野菜やワイン用の葡萄を作っているようだ。
あ、またツーリング合宿の人たちが!
こんな所をドライブしていた間、ずっと見えていたこれ。
なだらかな東側でぽっこり目立つここへ。またツーリングのみなさんと一緒にここへくねくね上り・・・
着きました♪ 向こうに見えている建物は修道院。昔は巡礼者を泊める宿だったとかで、今も観光目的ではなく静寂を求めて数日間泊まりたい人向けに解放しているとか。
みなさん元気で、ほんとすごいわ・・・
場所はこちら。
ここからは東海岸がもうすぐそこ。ちょっと煙ってるけど、今までの絶壁海岸とは全く違うのがお分かりいただけるかしら。普通マヨルカに行くとこういう景色の所に泊まるらしい。
ここから見下ろすと、オリーブ畑やアーモンド畑はこんな感じ。
こういう畑って、コンピューターゲームのANNOシリーズみたいな開拓シミュレーションゲームの画像とそっくり。そういうゲームでは間違っても水田風景は出てこないから、ヨーロッパって開拓と言えば葡萄畑やオリーブ畑なんだなあって改めて実感。
この山はChrist Reiというキリスト像のモニュメントが建っていたのだが・・・後ろ姿しか撮影せず。なにしろ、マヨルカも4日目になって、光にも充分慣れてきて、バシバシ写真を撮らなかったのだ。お顔をごらんになりたい方はぜひここへ。Felanitxという町(上の地図で左側にある)から車で15分くらい。
このあと海岸へ。その話はまた明日。
マヨルカ4日目 ②オフシーズンのリゾートビーチ [マヨルカ島]
とうとうやってきました~マヨルカのリゾート・ビーチへ♪
ここはCala d'Or(カラドール)というリゾート・ビーチ。うちのドイツ人が10年くらい前にマヨルカへ来たときは、一週間くらいこの辺りに泊まったのだとか。
↑この辺は同じような入り江がたくさんあって、そのどこにいたのかイマイチ定かじゃないのだが、写真や記憶と照らし合わせて、たぶんここだと思う・・・地図で見ると、ここが開発され尽くしたリゾート地だということがよく分かるなあ。
ビーチに来たと言っても、気温は10℃くらい。泳ぐどころかビーチで日光浴している人さえいないオフシーズン。めぎたちはこの右岸をちょっと歩いて行ってみることに。
しばらく行くと遊歩道はなくなって、ごろごろとした石の上を進む。
海、きれーい♪
振り返るとこんな入り江。
ずーっとずーっと向こうに、さっき行ったSantuariの山が。
岩場にもこんな花があったり。
お~虫さんが!
虫を見たのって、去年の秋以来。虫の存在を忘れていたことに自分でもびっくり。
ぐるっと回って次の入り江に行けないかなあって思っていたのだけど、ここで行き止まりだった・・・
この小さな半島の端っこにあった大きな別荘。
こんなところに泊まってずーっとずーっと海を見て過ごすような休暇を過ごす人もいるんだよなあ・・・
この島の大きさは沖縄本島の約3倍。一週間くらい滞在すれば島の全てをだいたい見尽くすことが出来るだろう。ドイツの人たちはここに2ヵ月くらい保養に訪れる人もいれば、2週間くらいゆっくり泊まってビーチでのんびりしつつたまにドライブして観光、というのがオーソドックスな過ごし方。そういう人たちのためのインフラが整っていて、シーズン中にはここはホテルもレストランも全開でにぎやかになることだろう。この辺りのリゾート地に来れば美味しいレストランも開いているんじゃないか?と思ってきてみたけれど、やっぱり気の利いたところは何処も閉まっていた。リゾート・ホテルに泊まれば毎日朝昼晩とバイキングが充実しているとも聞いていたけれど(実際うちのドイツ人は10年前にそういう旅をした)、オフシーズンに来て辺鄙な田舎の小さな村に泊まっためぎは、今回食事にはイマイチ恵まれなかった。
その代わり、こんな海を人気(ひとけ)のないところでゆっくり独り占め。このずーっと向こうにイタリアやギリシアやトルコがあるんだなあ・・・
マヨルカ4日目 ③夕方の散歩 [マヨルカ島]
東海岸のリゾート・ビーチを見ためぎは、オフ・シーズンの閑散としたリゾート地の雰囲気を堪能して満足し、うちのドイツ人は10年前の思い出をかみしめて満足し、我々はその後さくっと西海岸の宿泊地バンヤルブファールへ。東海岸にはリゾート・ビーチが数限りなくあり、鍾乳洞やら自然パークやら見所もいっぱいだけど、うちのドイツ人は10年前に見たし、観光地化されているところへは行きたくないとのことで、今回はどこにも寄らず。
で、夕方のバンヤルブファールをまたまた散歩。
ちょっと波が荒れてきている。
夕陽に照らされて、眩しいくらい。
歩いていると、飼われている動物たちが、めぎをじーっと見る。先に歩いていったうちのドイツ人には目もくれず、めぎがすごく物珍しいらしい。カメラを向けているから?小さいから?アジア人が珍しいから?日本語でよしよしと話しかけたから?
ワンちゃんまで。
だんだんと闇に入っていくバンヤルブファール。
冬にもこんなにいろんな花が咲いているのって、ほんとに羨ましい。
マヨルカ4日目 ④波と食事 [マヨルカ島]
ここは、マヨルカ1日目にぐるっと回ったバンヤルブファールの入り江。
4日目は波がかなり高かった。
迫力ある~!
そんな波を堪能しているうちに日没。
日陰になったバンヤルブファール。旅はあと1日を残すのみ。
この日もいいレストランに恵まれず・・・と言うのもせっかくリゾート・ビーチのある西海岸まで行ったのにオフ・シーズンとシエスタで気の利いたレストランはどこも閉まっていたのだ・・・ホテルで晩餐。
スーパーで買ったマヨルカワインは1本5~10ユーロ。これは確か6ユーロくらいのもの。
その他、ハモン・セラーノやサラミ、梨にマヨルカ・チーズ等々、市場で買った地元のもので夕食。温かい食事がないのはこれが3日も続くとやっぱり残念だけど、地元の生ハムやチーズは地元の果物との相性抜群で最高。美味しくてワインが進みました~♪
マヨルカ5日目 ①ソイェールの港 [マヨルカ島]
とうとうマヨルカ旅行記5日目最終日へ。最終日は近場をうろうろしてゆっくり過ごしましょ、とやってきたのがバンヤルブファールの北、Soller(ソイェール・・・これはうちのドイツ人の発音をカタカナ語化したもの。ネットで見たところソーイェルという表記が多いが、どれが正しいのか不明)という町の港。
なかなかの観光地っぽい。
うちのドイツ人は迷わずこちらへ。
例によってこんなくねくねを上っていく。
着きました~港の灯台がこんな角度に。
どんどん開発されている模様・・・
裏に回るとこんな感じ。
↑ 雲が山から発生することがよく分かりますねえ・・・
山の向こうはお天気悪いのかしら。
ここにも眺めの良さそうなレストランがあったけど、やっぱり閉まっていた・・・
桜?アーモンド?サクランボ?めぎにはほんと分からない・・・
マヨルカ5日目 ②ソイェールの町 [マヨルカ島]
せっかくここまで来たので、海岸からちょっと奥まったところにあるソイェールの町で一休み。
久々の町だなあ♪
この、カテドラルと市役所前の広場でお茶していると・・・やってきました♪
3両編成のこのレトロな列車には人が満席状態。
ソイェール、なかなかお洒落な町だった。
それからこんな景色の中をドライブし・・・
少しずつ山の中へ。
こんなトンネルを抜けると・・・
さっきまでいたソイェールの町が。
霞んでいたけど、見えてよかった。
マヨルカ5日目 ③この旅最高のくねくね [マヨルカ島]
ソイェールをあとにすると景色は一転、さらに山の中を北上すると人造湖が見えてきた。
あら、みなさんこんにちは。
この人造湖の近くに、マヨルカ最高峰のPuig Major(マホール山、1445メートル)がある。でも、そこは軍の敷地で、立ち入り禁止。
もうしばらく進むと、さらに北上するコースは通行止め。そういえば3日目に北から南下しようとしたら通行止めだったっけ。ほんとに工事してたのね。
そこから北上コースを逸れて山道をsa Calobraという海岸へ向かって左へ。それは、蛇道と呼ばれるほどものすごいヘアピンカーブで有名な地域。
バスとすれ違ったり・・・
自転車とすれ違ったり・・・
こんなところ、よくツーリングしますねえ。
この石橋が頂点なのだが・・・
そこは上から見るとこの地図のようになっていて、ネクタイの結び目、と呼ばれている。
さらにくねくねは続く。
危ないですよ~
海までずっとくねくね。ここがハイシーズンになったら相当な渋滞だろうな・・・
マヨルカ5日目 ④秘境っぽい海岸 [マヨルカ島]
くねくねをようやく抜けて、やっとsa Calobraの海岸へ。
↑ このMA2141という道路を辿っていくと、昨日のネクタイの結び目に出る。
今日も波がなかなか激しい。
ああ、人魚になって海の中を見たいなあ♪
ここはあんな山道を抜けた秘境っぽいところなのに、建物がいっぱい。
建物に沿って細い道がぐるっと回っていて、その路肩にはバス専用の駐車場がずーっとずーっと続いていた。夏にはいっぱいバスが来るのだろう。
でも、今は閑散としていて、やっぱりレストランが休業中。ガラス越しに撮影。夜はやっているのかしら・・・オレンジが美味しそう♪
やっぱりレストランにはふられたので、持ってきたピザパンを食べました♪
こんな海を見ながら。
見上げると、古い何かの跡が。
そのずっと上にも。
この入り江は、隣の入り江まで海沿いに遊歩道が建設中だった。
秘境っぽいと聞いてきたけれど、どんどん開発されているんだなあと実感。マヨルカの現実を学んで、さあそろそろ帰りましょ。またもと来たくねくね道をひたすら反対へ走り、こんな所へ戻ってきてホッと一息。
♪ おまけ ♪
美しい猫ちゃんですねえ。
このキリッとした眼差しが、カッコイイわ~♡
マヨルカ5日目 ⑤さようならマヨルカ [マヨルカ島]
マヨルカ旅行記も今日が最終回。最終日の夕方は、宿泊地バンヤルブファールで最後の散歩。
今日は上から見てみましょ。
↑ 貯水池が見えている♪
あそこから日が沈むのを見ていたんだなあ・・・
また、ずーっと見つめられてしまった♡
高いところは夕陽が長く当たっていて嬉しい。
あ、ヤギさんたち!
木の一本一本に手を入れていることが分かりますねえ。
またいつか、ここへ来ることがあるかしら・・・
これ以上上るとどんどん山へ入っていくようだったので、ここまでに。
マヨルカ、さようなら。
やったー!次の休暇前にマヨルカ旅行記を終えたわ!もう4月に入っちゃいましたねえ。みなさま、ぜひいつか5日間くらいマヨルカへ。長い長い旅行記に辛抱強くおつきあい下さったみなさまに、心から感謝。
♪ おまけ ♪
マヨルカからお土産に買ってきたワインやハモン(生ハム)やチーズや果物などはあっという間に食べちゃったのだけど、しばらく経ってからこれを懐かしく賞味。
↑ これは、マヨルカ滞在2日目に行った市場で買ったBacalao(バカラオ)=スペイン語でタラ。塩漬けになっているのを水に一晩つけて戻し、サラダに。
久々の刺身っぽい魚、美味しかった♡