マヨルカ1日目 ①パルマ [マヨルカ島]

今日からしばらく、2月20日から24日までの旅行記を。今回のめぎの行き先は、ドイツのハワイと言われる島、マヨルカ島。ここはマヨルカ島の属するスペイン・バレアレス諸島自治州の州都パルマ・デ・マヨルカ。下の写真は海沿いの広場からカテドラルと宮殿を望んだもの。

地図はこちら。
マヨルカはMallorcaと書くのだが、発音はマヨルカだったりマリョルカだったりマジョルカだったり色々。スペインだけどカタルーニャ語の方言のマヨルカ語を話すから、スペイン語(=カスティーリャ語)とは別の言語で、現地語で話されるともう、イタリア語とスペイン語がまあまあ旅行会話くらいはできて知らない単語もラテン語の知識から類推できるうちのドイツ人でも何言ってるのかさっぱり。もちろんみんなスペイン語もできるから問題はないのだけど、市場なんかではマヨルカ語を話す人たちの中で、なに言ってんのかね~と聞いているのが面白かった。
マヨルカ島旅行記は、テーマ別じゃなくて旅をした順序に従って日記風に書いてみようかな。2月20日朝5時に家を出て6時半頃の飛行機に乗り、9時頃到着してレンタカーしてパルマ市街に着いたのは10時半くらいだったかしら。光が眩しい!

マヨルカ島はヨーロッパ屈指のリゾート地。冬でも15℃まで気温が上がり、年間300日以上晴れているここは、地中海の楽園などと呼ばれている。そういう説明は、どんより暗くて長いドイツの冬を経験して初めて心底納得したもの。冬の間2ヵ月くらいここに越冬に行きたくなる気持ち、よくわかる・・・
ちょっとぶらぶら散歩すると、なかなか素敵な建物があったり。


工事中だけど、素敵ですねえ。


路地を通ってわくわく♪



ここには電線があるのだけど、それもなんだかお洒落に見える。

こういうアンテナはスペインって感じですねえ。

スペインの街ならではの並木道Las Ramblas(ラス・ランブラス)も。明るい光にハイテンションになった我々はバカップルぶりを発揮し(この言い方ってもう古い?)、ふざけてLass uns ramblasieren!(ラス・ウンス・ランブラシーレン=ランブラスしよう)なんて言い合いながら歩いてみたり。

それにしても眩しいね・・・

シーズン外してきたとは言え、カーニバル休暇はやっぱり込んでいた。そろそろパルマを脱出しましょ。


めぎは今回街にも建物にも興味がなかったので、パルマはちょっと30分くらいブラブラして美味しそうなものを探しただけ。うふ、見つけました♪

美味しかった~♡


腹ごしらえして、いざ、旅に征かむ!
マヨルカ1日目 ②久々の海♪ [マヨルカ島]

現在2月20日のマヨルカ島旅行記を継続中。
ハモン・イベリコとオリーブオイルをかけたパンとオリーブの昼食を堪能しためぎたちは、12時頃パルマをあとにして西へドライブ。2月のマヨルカ島は桜によく似たアーモンドの花がたくさん咲いているとみんなに言われてきたが、もう新緑だった・・・

しばらく走ると山の中へ。

マヨルカ島西部はSerra de Tramuntanaという険しい山脈が続く。いちばん高い山で1445メートルだからそれほど高くはないのだが、海岸からいきなり山になるという感じで標高差が激しい。なかなかのヘアピンカーブがずっと続く。

時々小さな村や民家が。


めざすはドラゴン島が望めるSant Elm(聖エルム)という町の近くの高台。
最後にはこんな所を通って・・・

着きました!

向こうに見えるのがドラゴン島。

きゃー海よ♪ 海♪ うみ~♪



降りていきたいけど、海は切り立った崖の下・・・

海、触りたい~!!

さて、そろそろ宿泊予定地へ向かいましょ。それはあの山の向こう。

マヨルカ1日目 ③海賊見張り台 [マヨルカ島]

ここはドイツのハワイ、マヨルカ島。でも、スペイン領。スペインだけどドイツって言われるところ。めぎ的には全然ドイツって気がしなかったけれど。
マヨルカ島の旅行5日間で写真を1200枚ほど撮ったのだけど、そのうちの約半分が一日目。いかに光と色に飢えていたか、お分かりいただけるだろうか。あまりにも緑が美しくてフロントガラス越しにも撮影していためぎだが、非常に汚れているのにワイパー用の水が入っていないため、ガソリンスタンドに立ち寄った。

素敵なガソリンスタンドでしょ。


お水たっぷり入れました♪

見通しよくなって、いざ出発!時々こんなお仕事車とすれ違いつつ・・・

急斜面に作られた段々畑に感心しながら走っていくと・・・

こんな塔が♪

15世紀に海賊の見張りに作られたというこの塔に、のぼってみました。


ほぉ~!!

すっごい急斜面だわ~!!!

ここは観光ポイントのようだった。自転車で回っているカップルも。こんなアップダウンの激しいところで自転車、すごいなあ・・・


このオリーブの木は何歳くらいなのかなあ。

黒猫と黄色い花も多かった。


そして、サボテンも!

さて、ここまで来ると泊まる予定の街はすぐそこ。どんなところかしら♪

♪ 昨日の記事への付け足し ♪
昨日のドラゴン島には渡ってませんが、似たような感じの半島に行きましたので3日目の話をお楽しみに(ずいぶん先になりそうですが・・・でも、くっさんが喜びそうなものがいっぱい出てきますよ♪ それを見る度くっさんやmatsuiさんを思い出してました)。
このドラゴン島は今は無人島だそうです。でも、紀元前には古代ローマ人がいっぱい住んでいて、今はお墓がたくさん残っているそうです。ドラゴン島の上に建っている建物は、灯台と廃墟です。「古い灯台」という名前ですが、1850年に建てられたかなり新しい灯台です。下の大写しの写真で見ると、今日の15世紀の塔と比べてずいぶん新しいことが分かりますね。
ドラゴン島という島の名前の由来は、この島がドラゴンの形に見えるから、という説と、この島に小さなトカゲがたくさん生息しているから、という説があります。


これらの情報は以下のガイドブックから取得しました。めぎが今回の旅行で使ったものです。

マヨルカ島の情報は日本語ではほとんど手に入りませんね。でも、「ドイツのハワイ」ですから、ドイツ語ガイドブックは山のようにあります。本屋さんに行くと、旅行ガイド売り場にマヨルカコーナーがあるくらいです。左側は図書館で借りたもので、2センチくらいの厚みがあって、詳細な説明が入ってます。アバウトな地図とドイツ語の詳細な説明とのアンバランスが面白かったですが、これ一冊で全て足りました。右側のはハイキング専用のガイドです。今回は本格的な登山靴でハイキングするつもりはなかったのですが、載っている写真が綺麗だし、絶景ポイントが分かるので購入しました。


左側の本には写真がほとんどないしあっても白黒の小さいものなので、右側の本の写真で行きたいところを考えて、左側の本で車での行き方など確認しました。どちらにもその土地の歴史や小咄なども載っていて、ドライブ中も話が弾んでなかなかよかったです。