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1月末までオンライン授業 [新型コロナウィルスのこと 2021年]

1月6日はめぎにとってちょっと大事な日だった。それは、三賢者の日だからではなく…
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めぎの仕事が1月中どうなるかが決まる日だったから。
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去年の12月中旬に厳しいロックダウンが始まった段階で、1月5日にメルケルさんと州知事が会議をして1月の方針を決め、学校についての詳細は6日に州の教育相が決定を下す、と決まっていた。1月5日の結果としては、クリスマスと年末年始にはコロナ検査の数が少なかったのでこの間の少ない新規感染者数(一日新規が3万人を超えていたのが1万人になったりしていた…ちなみに1月6日は2万人ほど)や再生産数の数値(1月6日は7日平均で0.81)をそのまま解釈するわけにはいかないとか、イギリスで発見された変異ウィルスの実態がまだつかめていないので慎重にならざるを得ないとか、ドイツは今現在そこそこ落ち着いているとは言え7日間指数(7日間の10万人当たりの感染者数)は未だドイツ平均で127.3もあって目標の50未満には程遠いとか、そういうのが考慮されて1月31日までロックダウン延長、スーパーや薬局以外の店は引き続き閉店とか、7日間指数の200以上の地域は住まいから15㎞までしか出かけられないとか、会っていい人数は生計を共にしている家族以外は一人までとか、社員食堂も閉鎖とか、そういうことが決まった。
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しかし悩ましかったのは、1月5日の時点では学校は出来得る限り休校、あとは州が実態に応じて決定、ということになっていたことだ。めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州の教育相は、できうる限り対面授業を開始させるという方針だったので、またハイブリッド授業(オンライン授業と対面授業のコンビ)か交替授業(クラスを半分にして日替わりで授業し、自宅待機のクラスの半分には課題を与える)かのどちらかになるんだろうな、と思っていた。それは教師としてはダブルに準備する必要があってかなり辛い。でも、対面授業を何より優先とするという教育省の姿勢は1月に入っても崩れていなかったし、ひょっとしたら普通に全部対面でってことになるのかも、と思っていた。
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なにしろデュッセルドルフは7日間指数は84.7と非常に低く(50をそんなに上回っていてもこれを低く感じる…慣れって恐ろしい…ちなみに各国どのぐらいかはこちらをどうぞ。オランダ、大変!スウェーデン、あららら!イギリス、チェコなど、ひぇぇぇぇ~~~!!)、州の決めた方針から行くとマスクして換気しつつ普通に対面授業ができるはずだったのだ…
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それがコロッと180度異なって、1月31日まですべての授業をオンラインで、と決まった。卒業年次のクラスさえも例外なく、と。
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めぎはネットで教育相の記者会見をライブで見ていたのだが、PCに向かってへぇ~!?と声をあげてしまったわ…あの対面授業命だった教育相が…それはその教育相が教育熱心だからではなく支持者の多くが仕事を続けるために子供たちに学校に行ってほしいと望んでいたからなのだが、その期待を裏切ったため、親が仕事を休めるように子どもの病気等による有給休暇を特別に一人当たり10日(一人で子育てしている親、つまり母子家庭や父子家庭には20日)増やすとか言ってたなあ、そうすれば1月分は間に合うだろうって…それほどまでして、ものすごく残念がりつつも対面授業なしという決定を下したなんて。でも、どんなことがあっても卒業年次のクラスだけは対面授業を続けるはずだったのに、それすら諦めるなんて。
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つまりそれだけ実は状況が厳しいってことなんだろうな。それだけどうしても人と人とが会う機会を劇的に減らさなければならないということなのだろう。なにしろ死者の数も7日間平均で630人で、1月6日はまた千人を超えたし、毎日毎日600人とか千人とかがコロナで亡くなっていくというのは、やはりすごい状況よね…2020年の全死者数の推移も2016年から2019年までの平均と比べて年の後半になるにつれて多くなっている。赤いところが今までより多い部分。見えにくいが、2020年の1週目から48週目までの推移。この表はこちらから。
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そんなわけで、1月は自宅からオンライン授業の日々が始まることになった。明日から月曜日まではその準備だわ…教育相は遅くとも水曜日からオンライン授業を始めるようにとのことだったけど、うちの学校はどう決定するかな…オンラインでの職員会議は7日のお昼過ぎの予定。
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まあ、でもね、夏休み以降の学校運営なんて、例えばお弁当だって教室で食べることは禁止で、外に出て1.5メートル離れて食べろってことになってて、みんな校庭で立ったまま食べてて、水を飲むのだっていちいち教室を出て人と離れて飲まなければならないことになってて、授業中も20分ごとに5分間窓を戸を全開にして換気して、休み時間もずっと全開で換気して、11月以降にはコート着てストール巻いて授業してて、雨が降っても雪が降っても風が吹き込んでもそういうことで、その異常さをめぎは考えないようにしてたけど、そんな状況で冬に学校で対面授業なんて、無茶だったのよね。やっと普通に生活しながら授業ができるわ。

今日の写真は昨日の古い80-200mmF2.8直進ズームで。得意なことと不得意なことがあるみたいね、このレンズ。
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再びの雪! [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日から数日は旅行記を中断して今のお話を。色を変えて、最近のドイツのコロナのお話も。

日曜日、今年2回目の雪となった。1月25日の今日から、ドイツのロックダウンは若干の変更。
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屋根や窓への積もり具合が建物によって違ってて面白い。1月初旬に1月末までのロックダウン延長が決まったとき、1月25日に再び国と州がオンラインで会議をして2月以降の措置について決める予定だった。それが急に会議を1月19日に前倒しして、もめにもめて夜10頃になってやっとメルケルさんの記者会見が開かれて、ロックダウンの2月14日までの延長と若干の厳しめの変更が発表された。
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こんな風に屋根にも斜めに窓があるのがドイツの住宅の特徴の一つだと思う。それが施行されるのが1月25日の今日である。具体的に言えば、厳しくなるのは、公共交通機関利用時とスーパーや薬局などの店舗や医療機関の中と教会のミサなどではOPマスク(不織布マスク)またはFFP2マスク(日本ではN95マスク)の着用義務となったこと。布マスクはもうダメ。夜の外出禁止が議論されたようだが、それは見送られた。また、通勤や出張や物資の輸送のため、国境も開いている。EUの人はどこの国の人でもEU内どこでも仕事ができる決まりなので、隣の国に住んでいながらドイツに毎日出勤する人がいるのだ。
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その屋根裏が部屋として使われていることも分かる。ほらあそこ、換気している。今までのロックダウンの決まりの延長としては、例えば、会っていいのは自分の世帯以外は1人まで(つまり外部の人とは2人でしか会ってはダメ、離れて住んでいる家族も1人までしか会ってはダメ、14歳以下の子どもはこれにカウントしないが、離れて住んでいる祖父母は片方にしか会えないということ)、23時~6時のアルコール販売の禁止、不要不急の店や劇場やホテルなどは閉鎖、レストランやカフェも閉鎖、美容院や床屋も閉鎖、ホームセンターも閉鎖、パーティーや集会の禁止、学校の閉鎖(対面授業をせずオンライン授業とすること)、保育園は開園するが保育時間は一人当たり10時間ずつ減らす(例えば一週間に40時間預けていた場合は30時間となる)、子どもを預けられず働けない親のために子ども病気休暇を20時間(一人で子育てしている人には40時間)上乗せする、企業にはこれまで以上にホームオフィス化を要請する、等々。
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あの窓はものすごく古いタイプで寒さも遮断しないので、あの屋根裏はたぶん部屋としては使ってなくて、物置とかボイラー置き場とかになっているはず。実はここのところドイツの新規感染者数並びに7日間指数(10万人当たりの7日間の新規感染者数)は減少している。いつも最も多い木曜日の数で言えば、1月14日は新規が25164人(7日間指数は151)だったのが1月21日は20398人(119)、いつも数の少ない日曜日で言えば、1月17日は新規が13882人だったのが1月24日は12257人なのだ(これを書いているのは日曜日なので、もっと数の少ない月曜日の比較については割愛)。減ってきてるんだから2月15日以降は緩和してもいいんじゃない、緩和するでしょ、緩和しようよ、という声も上がっている。
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これはめぎ家の屋根。しかし、今のところメルケルさんたちは、変異種の実態がまだ掴めていないので、そして7日間指数がまだ50以下ではないので、今は緩和を考える時期にあらず、という姿勢をとっている。それに、死者の数は、一週間当たりの死者の数が例年の平均より30%ほど多いという。具体的には一週間当たり5000人以上多いということで、それがコロナでまたはコロナにもかかって亡くなった人の数とほぼ一致する。
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紫陽花に芽が出てる…今日の記事の最初に1月19日の会議はもめにもめたと書いたが、もめたのは学校や保育園のことだとの話。メルケルさんは2月も閉鎖続行を主張したのに対し、いくつかの州は対立政党の知事で、2月からは対面授業とオンラインのハイブリッド授業を主張したのだとか。今回は閉鎖と決まったがその対立政党の州ではいくつか抜け道を作って2月から多少学校の対面授業を始めるとの話。めぎの州はメルケルさんの後任になるかもしれないあのラシェット氏が知事だから、メルケルさんの意向通りにするみたいだけど。そんなこんなで、2月15日以降どうなるのかよくわからない。1月になってからめぎは所用で2回登校したが、2回目にはFFP2マスクが2枚支給された。登校した教員や職員には一日当たり2枚支給されるとのこと。マスクをくれるのはありがたいが、そのマスクをしてこの寒いのに窓を開けて換気しながら授業してください、なんてことにはなってほしくないなあ。めぎは現在のオンライン授業にものすごく満足している。
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午後には晴れてきた!だって、この暗い時期に朝夜が明ける前から登校しなくてもいいし、最後の授業の頃にはもう真っ暗なのだがそれをうちでできるのだから。もちろん、オンラインでは難しいこともあるけど…単語テストとか漢字テストとかもできないし。でもめぎは、オンラインでも十分に対面授業のように一人一人がよく見える。みんなが同じ大きさで画面に現れ、それもマスクなしで現れ、それぞれの表情が均等によく見えるのだ。ひょっとすると対面以上に…だって、対面授業ではどうしても前の席の人が大きく見えるけど、オンラインって本当に画面が均等だから。それはちょっとした発見だった。
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屋根の雪が溶けだした。いつかは対面授業が再開されるべきだし、そうなったらやるんだけど、ハイブリッドは嫌だなあ。同時に2つのことをするのって、本当に大変なんだもの。そこをちょっと考えてほしいよなあ…
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いつまでもつかなあ今度の雪。さて、1月末は半期制のドイツの学期末。今週は成績会議。これまたオンラインで。こうして今までタブーだったことが色々とオンライン化していってて、コロナが過ぎ去った後どうなるのか、ちょっと興味がわくところ。
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雪の中の色 [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日も日曜日の撮影から。

雪の積もっためぎ家のバルコニーに…
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ちらりと覗く綺麗な色!
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こちらにも♪ クロッカス、雪でも寒くてもへこたれる様子もなく、凄いな。
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この草も元気そう。
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椿も生き生き。
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モクレン、頑張って~
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現在のところドイツの厳しいロックダウンは2月14日までということになっていて、その後どうするか、水曜日にメルケルさんと州知事さんたちが集まって話し合われる予定。死者の数はそんなに劇的に少なくなった感は無いのだがそれでも一日1000人に満たないのが普通になったし、一日の新規感染者数はかつて3万人を超していたのが今は1万人を割る日も多くなり、人口10万人当たりの7日間指数もかつて200を超していたのが70程度になって(各国の7日間指数はこちらをどうぞ…ドイツは少し明るめの赤になった)目標値の50を割る日も近くなってきた感があり、再生産指数も0.95程度と1を割っていて、緩和を望む声が高まっている。懸念事項は変異種で、イースターまではロックダウンすべきという話もある。が、それでも多少の緩和は避けられないのではないかな…さて、どの程度緩和するか、学校が始まるのか、散髪できるようになるのか、2人以上と会えるようになるのか、不要不急の店が開くのか…?その中で最優先となっているのが学校で…というのは、子どもが学校に行ってくれなければ働きに行けないという人がたくさんいるし、いくらiPadが生徒たちに支給されたとはいえ家庭のブロードバンド接続状態によってはオンライン授業を受けられない、またはぶちぶち途切れてまともに話を聞けない生徒もいるし、下の学年はオンラインで授業ということ自体かなり難しいだろうし…で、めぎは散髪も人と会うのも店もどうでもいいけど、学校はかなりの確率で何らかの形で再開されるだろうから、どう決定するかかなり気になるところ。

この冬も鳥さんの餌やりを試みているのだが、どうもあまり寄りついてくれなくて。何がいけないのかしらねえ。
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そうそう、先日質問のあったコロナ禍でのドイツの葬儀だが、州によって詳細は異なるのだけど、20人まではOKというのが多いようだ。普通はお葬式の後みんなでカフェやレストランで会食するのだけど、そのカフェとレストランが現在営業禁止だから、たぶん外のお墓で埋葬して(ドイツでは埋葬そのものがお葬式)、それで解散という形をとっているんじゃないかな。

あ、つらら!
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天窓にもつらら。これはうちの中から撮影。いつも明るいバスルーム、窓に雪が積もって暗い…
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一日中暗かった。
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月曜日から学校が始まる [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日はコロナのお話を。と言っても、話はめぎに関係のあることのみで、あとのことはもう調べてもいないけど。知っている範囲で言えば、現在のところ、会っていいのは自分の世帯以外は1人まで(つまり友達3人で会うのはダメ)、バスや電車の中では医療マスク義務、旅行は自粛(どっちみちホテルやレストランは営業閉鎖中、結構多くの国で国境も閉鎖またはコロナテスト&10日間程度の隔離義務)、うちのドイツ人的に影響を受けているのはホームセンターの閉鎖で、従って床の改装もストップしたまま。
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未だロックダウン中のドイツだが、保育園と学校は2月22日から月曜日から開校することとなった。と言っても一部だけのことで、対面授業を始めることになったのは、簡単に言えば小学校と、高校の卒業年次の学年だけである。これは2月12日のスマホのスクリーンショット。この頃、寒かったのよねえ…
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言わば、小さい子どもがいて仕事ができないでいた世帯に朗報。ドイツは11月からずっとロックダウン中なのだけど、学校だけは11月も12月も普通に開校していた。でも、12月末から1月初旬にかけて一日の新規感染者数は3万人を超えたし、人口10万人当たりの七日間指数も200ぐらいになったので、医療も逼迫し、1月からは学校も閉鎖となって、保育園も預けられる時間数を削減されていた。と言ってもどちらも医療従事者などの子供を預かる機能は果たし続けたのだが、普通の仕事の親たちはホームオフィスに子どももいるという状況となっていた。小さい子どもがいては家で仕事もしにくいし、小学校の生徒がうちでオンライン授業を受けるには本人用のタブレットがなければ親のPCを使うわけで、家庭によってはホームオフィスとバッティングしたりもするし、なんとかしてくれ~という声が高かったようだ。だから、2月10日のメルケルさんと州知事たちの会議で、ロックダウンは3月7日まで延長するが、学校は一部開いてもいい、ということになって、州によって開く時期は様々だけど小学校を開講するという流れになり、めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州は2月22日からと決まったのだった。

これはめぎが比較のために作った表である。ロベルト・コッホ研究所の発表する数値を書き込んだもの。一日の感染者数が3万人を超えてこりゃ大変となった12月中旬の一週間と、クリスマスや年末年始のロックダウンで効果が出たのか一日の感染者数は若干減ったが、11~12月に感染して闘病して残念ながら亡くなってしまったらしい方々の数が一日千人を超えていた1月中旬の一週間と、やっと7日間指数が100以下となって、当時の目標値だった50に近くなってきて、そろそろ緩和してもいいんじゃない?という声が高まってきて学校開始が決まった2月中旬の一週間と、その次の週、つまりこの一週間の数値を書いてある。最後の一週間の数値を見ると、12月中旬と比べたらずっと少なくなってて、ああ頑張った甲斐があった~という感じなのだが、その前の週までの減り具合と比べると、どうも減少が停滞してしまったというか、若干多くなりつつある?という感もあって、変異種の所為なのかどうかは分からないが、こんな状況で学校始めちゃって大丈夫なのかな~という気もしないでもない。
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学校が開始すると言っても、小学校はシフト制を取り、対面授業と遠隔授業のコンビネーションで(つまり生徒を2グループに分け、例えば、グループAは2月22日の週は月水金に登校してグループBはその日はホームスクーリング、3月1日の週はそれを逆にする、という感じ)、全面的な開校とは言えない。結局は親もそのシフト制に合わせて仕事の予定を立てなければならなくて、かなりややこしいような気がする。それでも子供が学校に行ってくれてうちにいない日があるというのは凄く有難いのだろうけど。
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ドイツの小学校は4年制なので、5年生以上高1生までの生徒はまだ学校に戻れず、今後も自宅でオンライン授業が続けられる。つまりめぎ的には中学生と高1生の授業はうちでオンライン授業をするのが今後も続く。しかし、高校の卒業年次の学年も対面授業が始まることとなり、その卒業年次に高2生も含まれることから(ドイツの高校は高2と高3の成績が卒業試験の成績の一部になるので、卒業年次は2年間)、一週間に3日14時間の授業を学校で行うこととなった。しかもその授業は、感染対策でクラスを2つに分けて隣同士の教室に入れ、教師はそこを行ったり来たりして同時に授業を行うのだという。は!?という感じだ。いや、いいけどさ、やれと言うならやるけどさ、でも、こっちに今日の授業の新しい内容の導入をし、その間あっちは復習かなんかのプリントで自習しててもらい、こっちに導入した内容の課題を与えてそれじゃやっててね~とあっちに行ってプリントの答え合わせをして新しい導入をし、その間にどちらの部屋も20分に一度全面的に換気をし…というような感じで行ったり来たりして、だいたい同じような進度で終わるようにしろって…そして、あとの2日8時間+3日4時間は中学生~高1生の授業なので、自宅からオンライン。学校からだと学校のWi-Fiが心もとないので(!)自宅からしろという(つまり学校でオンラインを使うのはキャパシティ的に高2と高3の授業に使う方に振り分けたいので、それ以外の学年は学校からオンライン授業をするのは禁止)。めぎはたまたまその時間帯と高2~3生の授業の時間帯の間に空き時間が大きくあるので移動ができるが、たいていの教師は1~2時間目が高2で3時間目は中3で4時間目は高3で5時間目は(日本で言う小学校の)5年生、という風に詰まっているので、その中3と5年生の授業はオンライン授業ができず、予めプリントをサーバーにアップロードして生徒に自宅でダウンロードさせて自分でやってもらうということになる。なんとなんとなんと…(読んでいて意味が分からなかったかもしれないが、それはめぎもこの意味を分かっていないからである。)
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なんというか、政治家って、自分たちが次の選挙で当選するように(支持者に)都合よくあれこれ決めるけど、子どもたちの未来のためとかなんとかよさげな言葉を使って、本当に子どもたちにとって良いのか検証など全くしていない。メルケルさんは感染対策のため学校開校はできるだけ3月以降にって言っていたのに州は前倒しして2月22日からにしたし(ドイツは州の権限が多く、メルケルさんは方針を示すことしかできず、あとは州が決める)、なんだかなあ。教室のみならず学校の構内は医療用マスクが義務となり、食べるのは校庭に出て(つまりお弁当は寒くても雨でも校庭で)、マスクを外す場合は2メートル離れてとのこと。教師のめぎたちには一日に2枚FFP2マスク(日本のN95)を支給し、一週間に2回コロナテストをするとのこと。そう言えば、ワクチンも教師には予定(現在の予定では第3カテゴリー)より早めに接種なんて言う話も出てたけど、それは決まっていないままだ。
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めぎは2月12日にかかりつけの医者に行って、遅ればせながらインフルエンザの予防接種をした。2月22日までに、とりあえず自分を守る何かをしておきたかったのだ。まあ今年はドイツにもすっかり定着したマスクと手洗いと消毒とディスタンスのおかげでインフルも鳴りを潜めているが、一週間の寒気とその後の急激な春の陽気でひょっとすることもあるし、今までの無菌状態の暮らしから急にまた学校に行って若者たちと過ごし、もしインフルエンザに罹ってそれで抵抗力を落としたら、コロナの変異種にも無防備になりそうな気がしたのだ。まあそんなことが杞憂に終わればいいけれど。これは2月13日と2月20日のスクリーンショット。
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この一週間でマウスは、つるつるだから気をつけて~という冷凍マウスから、今年は夏の休暇も諦めなきゃいけないかもというトップニュースの下で雨降りの中傘を差してマフラーしているマウスを経て、クロッカスが咲き始めた2月中旬なのにもう真っ裸の夏仕様マウスへと様変わり。近々20℃になるかもとのよそうだ。それって、ホント夏!
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2月20日、空を見上げると飛行機雲がいっぱい。それを見ながら、不安なく飛行機に乗れるようになるのはいったいいつのことか、春も夏もどこにも行けないかもしれないのね…と思う。ドイツでは、自国でワクチンを製造しているにもかかわらずその大半はアメリカと日本に買われていき、12月末から始まった接種も2月後半で未だ472万本程度しか終わっていない。1本目と2本目を含むので、何人が終わったかはよくわからないが、それは100人当たり5.69人だそう。まだまだって感じだわねえ。
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2月20日の再生産数は1である。先週は0.8ぐらいになっていた記憶だが、再び1である。ホント、まだまだだなあという感じである。あ、そうそう、床屋さんと美容院は3月からやっと営業開始(予約客のみ)。うちのドイツ人も髪がかなり伸びてきてて、行ける日を待ちわびている。それ以外の店、ホームセンターなどは3月7日まで未だ閉鎖中。レストランもカフェも11月からずっとずっと閉鎖中。3月7日を過ぎたらさらに何かが緩和されるのか、今は全く分からないまま。七日間指数が35以下にならないと緩和しないという話だし、今やっととんでもなかった第2波が収まってきたところなのに第3波が始まったところだなんていう話も出てきたし、ロックダウンはまだまだ続きそう。しかし、こうしてとにかく言われたとおりに頑張っていつも以上に仕事をしているのに、休みになってもどこにも行けないしちょっとレストランやカフェに行くなんてことすらできないし今からイースターも夏休みもどこにも行けないだろうと言われて、なんと言ったらいいか、いつまでたってもご褒美が無いという感じで、だんだんと疲れてきている…仕事がない人と比べたらそんなのはぜいたくな悩みなのだが、ワクチンが本当に全員にいきわたるのなんて来年のことではないかとも言われているし、ホント終わりがないというのはこのことである。

2月22日からは、小学校の年齢までの子供向けの音楽の個人レッスンもOKとなるらしい。そうか、ピアノのレッスンなどもずっと禁止だったわけね。でもまだ、全面開始ではないのだわね。このポケモンはたぶん先週のカーニバルの名残ではないかと思う…今年はパレードが中止となったし、パーティーも禁止となった。来年はカーニバルを祝えるようになるかしらねえ…
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FFP2マスクのことなど [新型コロナウィルスのこと 2021年]

早くも2月が終わり。これは2月最後の金曜日のマルクト市場。暑くもないが寒くもないという感じ。
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春の苗がいっぱい売られ始めた花屋。しかしそんなことより端っこに写る人々のマスク姿が何となく目を引く。
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新規感染が一日3万人とか、死者が一日千人を超えるとか、さらに変異種が来たとか、そんな時期を経てあっという間にドイツに定着したのは、ただのマスクではなく医療用マスク。それも日本で不織布マスクと呼ばれるOPマスクだけではなく、日本でN95防護マスクと言われているFFP2マスクまでが極めて一般的に。右端に写っているちょうど通り過ぎていく女性二人の一人は不織布マスク、もう一人はFFP2マスクをかけている。
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マスクなんて見たことも無かったドイツだったのに、今はスーパーやドラッグストアで普通に手に入る。FFP2マスクも今は一枚1ユーロ程度で売られている。不織布マスクの方は一枚10~30セント程度ではないかと思う。めぎは長いことうちのドイツ人が作ってくれた布マスクに以前momoさんが送ってくださった不織布を折りたたんで入れて使い、その後学校で一人5枚支給された幅の広いしっかりとした布マスクを使用していた。しかしだんだんと新規感染者数が毎日1万人、2万人と増えていくのを見て、去年の11月ごろ自分でFFP2マスクを10枚ぐらい買ってバスの中などで使っていたところ、今年になってそのFFP2マスクが登校すれば一日2枚支給されることになった。というわけで、こんなに溜まってしまった。
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このFFP2マスクは8時間まで使用できるという話で、オーブンで80℃以上で50分ほど熱すれば再利用できるとのこと。しかし、いくら病原菌が死滅すると言われても、料理をするオーブンにマスクを入れたくはないわよね…
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または、使用後一週間乾かしてもいいそうだ。一週間分のマスクかけを用意し、曜日の場所にかけておき、月曜日にはこのマスクをつけていく、という風に乾かすといいとのこと。そして通算5回使ったら棄てろとのこと。しかし、そんな使用済みマスクを7枚もぶら下げる場所はないというか、そんな場所を家の中に作りたくもないなあ…やっちゃいけないのは、煮沸消毒したり洗濯したりUVランプを当てたり消毒液で消毒したりすることだと書かれている。
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めぎは現在の卒業年次だけの対面授業の場合、一回登校すると4~5時間授業をするのだけど、その5時間終了+帰りのバスを降りたところまでで使用済みとし、有難く惜しげなくきっぱりと捨てている。このFFP2マスク、しっかりしてて当然のごとく風通しも悪いので、5時間つけっぱなしで授業はかなりしんどい。汗をかく夏になったら一日に2~3枚使いそうな気がする。写真は道端の花壇。もうこんな花が咲いているなんて。
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60歳以上の人とリスク疾患がある人には、まず1月ごろにFFP2マスクが薬局で3枚無料配布され、その後ドイツ政府が個人宛にこんなクーポンを送ってきた。Bundesregierung、まさしくドイツ政府からの手紙である。このクーポンを薬局に持って行くと、4月15日までの間に2ユーロで6枚が2回手に入る。つまり4ユーロで12枚手に入るということである(さらに薬局の方にも何ユーロだったかお金が入るそうで、そこに何か臭う気がするのはめぎだけかしら…)。うちのドイツ人は、さらに仕事上でも支給されたので、膨大なマスク持ちとなった。
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スーパーなどの店の中や公共交通機関利用時にこのような医療用マスクの着用が義務となった時点で、既にこのFFP2マスクがかなり普及していたのだが、学校でも医療用マスク着用が義務となり、今や布マスクは15歳ぐらいまでの子どもだけのものとなった。そうやって性能の良いマスクが奨励されるのはいいことではあるが、どうしてFFP2マスクのような特殊なマスクがこんなに湯水のように配布されたり安く売られたりしているのかと言えば、大量に出回ったからで、よく見るとどれもMade in C。こんなに素早くこんなに大量に生産してこんなにたくさん輸送してきたんだなと恐れ入ってしまう。マスクにはEUの検査を通ったCEナンバーが刻印されていて、安全性は折り紙付きだ。いやはや、この短期間にお見事というか、このパワーにはもう誰も勝ち目がないのではないかという気がしてくる。かつてMade in Japanを見た欧米の人たちの気持ちもちょっとわかるような気がする。写真は道端の椿。いっぱい蕾をつけていた。
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マルクト市場では、日差しが美しく水仙の苗を照らしていた。
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もうチューリップの切り花がこんなに売られている。
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この2月の最終週は、学校の卒業年次の対面授業が始まり、バタバタだった。1つのクラスを2つの教室に分け、同じ時間に同じことをしなければならない2つの教室を行ったり来たりして、どこに何を置いたか、どこで何をしゃべったか、時々訳が分からなくなった。生徒たちにおしゃべりさせたり近づいてグループワークをさせたりしてはいけないため、一緒に学ばせたり答え合わせをさせたりするのも難しい。でも、予め答えを用意して自分で丸つけさせるなら、対面授業の意味がない。こんなことならオンライン授業の方がずっと良かった。みんなマスクもなく換気で寒かったりすることも無くリラックスして言いたいことを話せたのだ。もちろん生徒によっては家のWi-Fi事情が悪くて授業が途切れたりしていたので、対面に戻って良かったケースもあるのだが、それはほんの一部であるので、多数派の方を見れば、やっぱりオンラインの方がずっと理想的な授業らしかった。しかし、そういうこと、教育省などには全然伝わらないのよねえ…それに、卒業試験前だから、やっぱり対面であるべきのような気もするし。
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さらに緩和するかしないか、するとしたらどの分野を、しないとしたらどういうプランで今後どうやって緩和していくか、3月3日に再びメルケルさんと州知事たちとで話し合いがもたれることになっている。もうロックダウンは嫌!これ以上だと経済破綻&精神的に持ちこたえられないという雰囲気で満ちているのだが、こうしてグラフを見ると現状は厳しい。このグラフは人口10万人当たりの7日間の新規感染者数、いわゆる七日間指数のこの一年間の移り変わりだが、ドイツの場合、最初の第一波のときは最高でも50ぐらいだったのだ。めぎがザルツブルクに行っていた8月初旬は6.4であって、そのレベルではマスクをしないのも当然だった。しかしその後第2波が始まって、みんなマスクをして手洗いも消毒もするようになってからもどんどん悪化し、クリスマス頃には217.6にまでなった。そして今、一度50台まで下がったのに、その後下がりがストップ、2月26日には63.8であった。11月からこんなに長い間ロックダウンで頑張ってここまで来たのに、また右上がりとなって第3波の始まりだなんて言われている。変異種の危険を考慮すると現在のところこれが35以下にならなければ緩和できないという方針で、緩和などこの右上がり傾向の数値的にはまだまだ先のはずなのだ。ワクチン接種が進めばこれも変わっていくのかもしれないが、ドイツではまだ5%ぐらいしか接種が終わっていないのだから、来週から緩和しましょうというのは理に合わない。このグラフはこちらから。
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参考に、日経のこちらに出ていた日本の数値を見ると、こんなに低い。七日間指数は、一番多い東京だって15である。ドイツから見ると、これはもう終息宣言並みである。こんな数値ならもう誰もマスクなどしないで休暇に出かけるだろう。日本はこんな数値なのにみんなマスクして頑張っているからこそこれだけ低いのかもしれない。
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今ドイツは、イースターをみんなで食事して祝えるか、夏に休暇に行けるか、そのために今どうするか、というところに来ている。経済破綻を考慮して、または支持者の声を拾って、禁断の緩和へ向かうのか、その結果として夏休みはみんなロックダウンになるのか、岐路に立っている。こんなに緩和緩和という声も高まっている一方で、この週末からは旧市街やライン河畔や主な公園などは屋外でもマスク着用義務、立ち止まり禁止、ベンチや芝生で休むのも禁止という措置になり、緩和とはまるで反対方向へ向かってもいる。レストランやカフェなどは未だ閉鎖されたままだ。でも、半年後のことなどだれも分からない。ひょっとすると去年と同じで、マスクをしてなくとも夏だからウィルスの方が鳴りを潜めてくれて休暇に出かけられるのかもしれないし、変異種の所為でとんでもないことになっているのかもしれないし、ワクチン済みパスがあれば旅行できるということになって皆がどんどん摂取する方向へ向かうのかもしれない。ホント、全然わからない。とにかく今は、FFP2マスクをして来週の食料の買い物をし、土日も出かけず来週の仕事の準備をするだけである。
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嵐が来るのか [新型コロナウィルスのこと 2021年]

ドイツには金曜日に嵐クラウスさんが来て、土曜日に嵐ルイスさんが来たのだが、これはその合間にスーパーへ買い物に行った時の撮影。
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雲の動きが激しくて面白い。鋭い光が差したと思った矢先にすぐに陰ったり。明るい!と思ってカメラを構えたらもう光はなかったという感じ。
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ここはよく行く薬局。うちのドイツ人が抗体テストを一般に買えるようになるのはいつか、というようなことを聞きに行っていた。そんなこと聞いたって薬局の人も知らないだろうにな。
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いつも来ているところなのに、この看板に気が付かなかった…小さいけど古そうで価値ありそうなステンドグラス。真ん中には、緊急時の対応についてはショーウィンドウの掲示を見てね、と書かれている。
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緩和の進むドイツだが、今週は一日の新規感染者数も七日間指数(人口10万人当たりの7日間の感染者数)も上がった。死者数も、増えてはいないが減りは横ばいだ。七日間指数が70台になり、しかも結構な勢いで上がってきているのが怖い。表には記入していないが、再生産数も1.11となり、まだ増えるということである。このままいくと、3週間後のイースターの頃にはまた新規感染者数が一日3万人を超えるだろうという見込みがロベルト・コッホ研究所から発表された。
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↑これを見ると、表の真ん中の2月中旬に七日間指数が57となるまでは順調だった。このまま下がっていくんだろう的な雰囲気が高まり、もうそろそろ学校を始めてもいいだろう、店も開けてもいいだろう、となって行ったのだ。しかし、蓋を開ければ、その後下げ止まり、じわじわと上がり始め、今や第3波が始まったとまで言われている。そう、ドイツはここまでが第2波だったのだ。第2波では一日の新規感染者数が3万人&死者が1千人ちょっと~七日間指数が約200で収まったが、第3波では下手すると七日間指数が500になるかもとのこと。同時にワクチン接種が進んでいくので数値の解釈も変動していくのだろうが、変異種の勢いはかなりの模様。こんな上り調子の時期に、ちょうどこの月曜日から学校で全ての学年の対面授業を始めることとなっていて、クラスを半分にしての交替授業だとは言え、人々の往来がかなり通常に戻る。というのは、子どもが学校に行けば親が仕事に戻るからだ。来週から生徒全員に無料のコロナ検査が週1回実施されるらしいが、いや、教員として毎週毎週コロナ検査を受けた立場から言わせてもらうと、コロナ検査なんかしたってただの気休めに過ぎないんだってば、その検査をした瞬間にかかってなかっただけで、その次の日や次の次の日が安全ってわけじゃないんだから。でも、人間って、その気休めが欲しくなるものなのよねぇ…どうもめぎには、気休めを与えて国民の目をワクチン接種の停滞問題から逸らしているようにしか見えないんだけど。それに、その生徒のコロナ検査って学校で希望者のみに実施するということで、希望しなかった生徒とかがいじめられたりしないのかなあって思うんだけどな。

あーあ、3週間後、どんなイースターが待っているのかしらねえ…
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冷え込んだ春分直前 [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日から数日はめぎの最近のお話を。

早くも金曜日がやってきた。一週間が過ぎていく速度が日に日に加速しているように感じる。
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すばらしい好天だが、気温は非常に低く、デュッセルドルフは最低気温がマイナス3℃だったらしい。めぎも毛糸の帽子をかぶり、手袋をしていた。
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しかし花屋は春の装い。庭やバルコニーに植えるための苗ポットがずらりと並ぶ。
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これは上のトリミングだが、ドイツにもすっかりマスクが定着しただけでなく、ほとんどの人がこのFFP2マスク(日本のKN95マスク)をするようになった。教師には一日に2枚給付されているので、めぎは有難く毎日贅沢に取り換えることができている。しかし気づけば、教師に限らず世の中全体がこの医療マスクをするようになった。普通の不織布マスクでは心もとなく感じるのだ。変異種がどんどん猛威を振るっていて陽性のうちの70%以上を占めるようになったし、一日の新規感染者数もまた1万人以上に定着してしまったし(それもこの2日間は1万7千人台)、人口10万人当たりの七日間指数は96にまであがってもう100以上になるのがカウントダウンという感じだし、死者もここ数日連日200人以上だし、また厳しいロックダウンへ戻らねばならないという議論がなされるようになった。だから緩和が早すぎたんだってば…ちゃんと当初の予定通り七日間指数が50以下になってから、いや35以下になってから緩和すればよかったものの、途中でいきなり100以下でOKなんて方針変えるからこんなことに。
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アストラゼネカ騒ぎは異常なほどヒステリックに大騒ぎした割にはあっけなく方が付いたが、うちのドイツ人のワクチン接種もその影響で一週間延期された。今度こそちゃんと受けられればいいけど。しかし、ほんのちょっと前までアストラゼネカはお年寄りには接種できない、65歳未満じゃないとダメってことになっていたのに、急に今度は、若い人に血栓のできる可能性が高いから55歳以上の人にのみ接種、なんて話が出てきて、ホント昨日までこう言われていたものが今日からは180度違うことになっちゃう世の中で、もうすっかりげんなり。この綺麗な切り花にちょっと救われる。
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学校は始まったものの、中等部以下は選択科目は授業をしてはいけないことになってて…というのは、複数のクラスから生徒が集まって授業を受けると人と人との接触が増えるのでダメで、生徒を所属クラスに固定しておかなければならないということなのだ…日本語やスペイン語やイタリア語や情報学などの選択科目がそれにあたり、だからめぎたちは普通の授業をせずにプリントを予め学校のサイトにアップしておいて生徒に自分で印刷させて登校させ、当日めぎたち教師の側がクラスを回って質問に答えに行くという状況。高等部は授業できているけど、今もクラスを2つに分けて別々の教室に座らせて、めぎが行ったり来たりしている。そういう方法ではどうしても、思った以上に時間がかかって片方のクラスを長々待たせてしまうということが起き、ホントやりにくい。しかも、教師や生徒の中には基礎疾患があって感染したらリスクが大きいという人もいるため、できるだけ換気するために常に窓と廊下側のドアを開けっぱなしで、ここ数日冷えたのでみんな持参した大きな毛布にくるまって教室に座っているという状況で、単に我慢大会をしに学校に来ているという感じなのだ。
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そんな状況なのに、政治家は子どもたちの教育が第一優先だ、な~んて暖かい部屋からさもいいことしているというような顔をして力説してて、こんな状況で何が教育だ、と思ってしまう。生徒たちに週1回、教師には週2回コロナ検査を実施する、なんて言っておきながら実際は教師には週1回しか行われてないし、生徒にはこの2週間に1回実施するがそれがいつになるかまだ分からない、と言う知らせが届き、それからもう1週間が過ぎてしまったし。なんだか言ったことが空回りというか、耳に心地よいことを言って目くらませてちゃんと実施しないうちに次のことが起こるという感じ。子どもたちの心には、この混乱した茶番がトラウマのように焼き付いてしまうだろう。ロックダウンでずっと学校に行けなかったというのは確かに教育によくないが、やっと行ったと思ったら学校は全く機能していなかった、というのでは逆効果というか、さらに始末に悪い。

いつまでもロックダウンでは経済的死者も増えるためなんとか打開せねばというのは分かる。しかし、政治家の本音はそこにもなく、選挙で当選するために有権者のどの声に応えておくか、という一点のみ。ドイツは今年大選挙を控えていて、みんなそのことしか考えてない。誰かを悪者にし、人々を分断させ、都合のいい言葉で正義の味方のふりをして、でも本音は自分の懐を肥やすことばかりで、民主主義って本当にいい仕組みだったんだろうか、と思ってしまう人が出てくるのもちょっとわかるような気がする。めぎ的には、個人的に理性的に考えればこんなことはしない、と思うような措置でも、公務員である以上は従わざるを得ず、みんなしっかり政治家選んでよ、と思ってしまう。
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あと一週間頑張れば、イースター休暇。教員はみんなひたすらそのことだけを救いにして今の状況に耐えている。たぶん生徒たちも同じ。いや、生徒たちよりも楽しみにしているかもしれない…
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春へのカウントダウン…なのに… [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日は先日の日曜日の散歩のお話を。工場の話にもザルツブルクの話にも流れがあって、毎日話を変えて途切れ途切れにしてしまうことにどうも慣れないのだが、さらにもう一つ別の話題と挟むと、何の話をしているのか訳が分からなくなるわねぇ…でも、途中に今日の話を挟まないとどんどん時が過ぎて行ってしまって、この週末の写真は載せる機会を得ずに埋没してしまうだろうと思うのよね。

日曜日は天気が悪かった。しかし春の色があちこちに。
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ここのところ冷え込んでいたから爆発するほどではなかったが…
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今か今かとそのときを待っているかのような蕾たち。
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大きな花がまだ咲いていないおかげで、普段見過ごしてしまう小さな花に気が付いた。
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この花は今までも何度か写したことがある。春先に咲いて、あっという間に終わっていく花。
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芝生の青い花も綺麗に咲いていた。
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カナダガンたちが大好きな枝垂れ柳もこんなに緑になっていた。
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そのカナダガンたちは、花見をしていたり…
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おデート中だったり…
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もう母になる準備中のもいた。
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賑やかだったな~春はもうすぐそこ。イースター休暇まであと3日。
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ここまで日曜日に書いたのだが、その後火曜日に付けたし。休暇まであと少しなのだけど、3月22日、ドイツではイースターの厳しいロックダウンが決定した。この一年で最も厳しいロックダウンである。このところまた新感染者数も七日間指数もうなぎ上りで、七日間指数は運命の100を超えてもう3日経ったし(先月頃まで運命のデッドラインは50だったのにいつの間にか100にすり替えられてるという不思議さは置いといて...ちなみにこの七日間指数、日本では最も多い宮城でも27人、3位の東京だって15人程度なのね~(その情報はこちらから))、再生産数もずっと1以上で、これでイースターにみんなが集まって盛大にお祝いしたり旅行したりしたら大変だ、ということで。メルケルさんと州知事たちの会議は13時間にも及び、月曜深夜2時ごろに記者会見があったらしい(めぎはもう就寝、あとで一部だけ見たが、メルケルさん疲れてたなぁ…)。このグラフはこちらから。
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朝一でそのニュースを読んだところ、イースター前の3日間(2021年の場合4月1~3日)はRuhetage(静寂の日々、とでも訳せばいいのか)と名付け、土曜日だけ食料品の買い物のためにスーパーなどだけ店を開けるがあとは全部閉店との措置(4~5日のイースターは祝日でドイツの場合もともと全て閉店するので、全部で5日間閉店するということ)。人と会うのも、同じ世帯の家族+もう一世帯までで、全部で5人まで(14歳以下の子供はカウントしない)。教会のミサは全部オンライン実施を要請(イースターはクリスマス以上に大事な儀式なので、早速反発が出ているが)。旅行は外国・国内ともに自粛(国内はホテルもレストランも開いてないし、そこから外国へ逃げても検査やら隔離やらが待っている…先日からマヨルカ島が危険地域から外れて一気にドイツ人がそこへ飛んだらしいが、レストランも17時までとか(夕食食べられないじゃない!)22時以降は外出禁止とかどこでもマスク着用義務とか普通の店は開いてないとかで、そんな場所にわざわざ休暇に行く人の気が知れやしない…そりゃめぎだって海が見たいけど)。
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めぎにとってイースターはどうでもいいのだけど、そんな状況なのに(クリスマスの頃より厳しい措置なのに)学校は対面授業を続けるというのが気に障る。あと3日間、感染せずに終わりたいものだ…というか、学校だけ開け続けるっていうのなら、ホント教師にワクチン接種してよね。
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3月最後のマルクト市場と… [新型コロナウィルスのこと 2021年]

日曜日からヨーロッパは夏時間。日本との時差は7時間になる。
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ここ、桜が植えられたのね。嬉しいな。
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マルクト市場の木々はまだ裸ん坊だけど…
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人々の格好もまだ真冬だけど…
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まだ冬野菜がメインだけど…
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リーキとリーキの間に根セロリ。奥に見える赤い春の色はルバーブ。その向こうに水菜。
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そして、今年初のパプリカ。その向こうに見えるキュウリは先週から登場していたけど、パプリカはこの日が初めて。右手前には二十日大根も。
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そして、めぎの最も楽しみにしているクマネギも登場。
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ああ、やっと春になったのね。
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日本でももう報道されているように、イースターの5日間を厳しいロックダウンにするという話は国内のあちこちから法律的に間に合わない(祝日ではないので休みではなく、従って給料をだれが払うのかなど)という批判が相次いで、メルケルさんは一日でその方針を撤回し、その後ドイツは方針がめちゃくちゃだ。その間にもドイツの新規感染者数はすっかり2万人台に定着し、七日間指数も127にもなったし、今までなら再び厳しいロックダウンになったところなのだが、イースター期間中は2世帯5人までしか会ってはいけないというような厳しい決まりはあるものの、そんなのプライベートで誰が守るんだろうと思うような雰囲気だし、その他の点でも12月や1月の厳しいロックダウンには戻っていない。具体的には、食料品店や薬局以外の3月から緩和された店や美術館なども引き続き開いている…事前に予約しないと入れないし、人数制限もある仕組みだけど。レストランやカフェが閉店なのは11月から今まで全く変わっていないが。
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今までのようにサクッとロックダウンにならない訳は、自分でできる簡易コロナ検査(感染しているか否かを自分で15分で確認できる簡易検査キット)がやっと流通し、24時間以内に自分で行った検査結果がネガティブなら入場OKという決まりを作ってロックダウンにしない、という方向になっているから。その簡易コロナ検査キットはたしか1週間に1回分は無料と読んだ覚えがあるのだが、未だめぎは手に入っていないし、それ以外は買わなきゃいけないわけで、凄いビジネスだよなあ…イースター休暇が終わったら、学校では教師にも生徒にもその簡易検査を1週間に2回支給してくれるそうで、それで学校を開け続けるという予定。
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ワクチン接種の方は、1回目を終わった人がまだ10%、2回目を終わったのもまだ5%程度。12月末から始めたのに、なんというのろのろさ。明日3月29日から数が大幅に増え、明日からかイースター後からか普通の医者のところでも摂取できるようになるという触れ込みだが、本当にそれが軌道に乗るかどうかは全く不透明。かかりつけの医者に問い合わせても、まだアポイントは取れないとの返事。めぎの州で小学校以外の教師に接種するという計画もまだ無いし、いったいいつになることか。うちのドイツ人が摂取したワクチンはあのアストラゼネカだが、針を刺した部分がちょっと痛い程度で特に他に何の症状もない。2回目の予定は6月。めぎはその6月までに1回目を摂取できるのだろうか、という気がちょっとしている。
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そして最後にフィギュアスケート…羽生君のあの姿はとても悲しかった。ただただ、やるせなかった。
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4月中旬の状況 [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日は、めぎの覚書のためにドイツの今のコロナのお話を。

世の中はコロナコロナで、でも昨日まで◇だったことが今日は▽になったり△になったりすることばかりなので、もうニュースを追うのもやめてしまった。学校に関わる規則を追うだけでもういっぱいいっぱいだし…というのはホンの一週間で話がガラリと変わったりするものだから…イースター休暇後のこの一週間は卒業年次の学年のみ対面授業で、あとの学年は全てオンラインだったのだが、今度の月曜日からは全学年が学校に戻ってきて、全生徒を2つのグループに分けて1日ずつの交替対面授業が始まる。その交替制はイースター休暇前の2週間と同じなのだが、当時は中等部の選択科目がすべて授業なしのプリント自習というやり方だったのが(別のクラスの生徒との接触を減らすため)、それでは外国語の勉強は難しいという配慮で、生徒が自分のクラスの教室に座りつつ貸し出されたiPad&持参したヘッドホンでオンライン授業を受ける、ということに。つまり、イタリア語やスペイン語やラテン語や日本語を選択した生徒たちが自分の教室にそのまま座り、タブレットを見ながらそれぞれ授業を受ける、ということ…自習よりは画期的にいいが、さて、うまくいくのかな…そんなにまでして開校してても、七日間指数(人口10万人当たりの7日間平均の感染者数)が200を超えたらまた閉校&オンライン授業に戻るということで、それがそう遠からずやってくる気配で、全くもって落ち着かない。
これは仕事帰りの19時20分の撮影。いかにも夏時間って感じね。
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さらに、今度の金曜日から卒業試験も始まる。みんな元気で無事に試験を終えられますように…卒業試験って、ドイツでは一日一科目で(と言うのはその一科目が4~6時間もかかる筆記試験なものだから)、さらに一週間に受ける試験は三科目までと決まっているので、一人当たりは筆記三科目と面接一科目の計四科目だけなんだけど、全日程を終えるのに一か月かかる。そんな卒業試験の傍ら他の学年の授業は普通に続くわけで、そしてそれが2グループに分かれてて、中等部は上に書いたようなやり方だが、高等部の場合は片方に対面授業をしつつ自宅にいるグループの方に自習課題も用意し、2週間経ったところでどちらも同じ進み具合になるように調整するわけで、めぎはもうなんだか目が回って頭が回らないという感じである…
緑が目に眩しい。でも、いつもはもう咲いている八重桜やライラックがここではまだ蕾。4月前半は冷え込んでいたのだ。
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ドイツのワクチン接種のニュースとしては、金曜日、メルケルさんが1回目のワクチン接種したとのこと。アストラゼネカ。今やアストラゼネカはドイツの場合60歳以上69歳までの人のみ接種できるというおかしなことになっているのだが、メルケルさんはその年齢だということで。ドイツ全体の接種率はやっと20%に達しそうなところ。80代のうちのドイツ人の母親が先日やっと接種したのだが、それは彼女は2年ぐらい前に骨折して以来歩くのがかなり面倒になったので、遠くのセンターまで接種に行きたくなくて、かかりつけの医者に接種してもらえるようになるのを待っていたから。4月から普通の医者のところでのワクチン接種が可能となり、うちのドイツ人の母親の家にまで来てくれたそうだ。同じく80代の叔母の方は、30㎞程離れたワクチンセンターへ自分で車を運転して接種に行ったとのこと。うちのドイツ人の亡くなった父親の奥さんは70代だが、腰が悪くてやはり歩くのが大変なので、医者のアシスタントが家に来て接種してくれたとのこと。同じアパートに住んで介護しているうちのドイツ人の姪夫婦(20代!)もついでに介護者として接種してもらえたのだとか。めぎの順番はまだ来ないが、今はまだ70代と60代の人たちと重要基礎疾患の人たちと小学校の教師たちなどの番で、まだまだって感じ。ひょっとするとやっぱり、うちのドイツ人の2回目の接種の6月より遅いかも。(ドイツの接種の順番は、まず医療従事者と80歳以上と高齢者施設で働いている介護の人などが1番目で、そこはほぼ終わったようだ。今は2番目で、60代の人と小学校の先生は3番目だったのだが、色々あって2番目に格上げされている。小学校ではない教師のめぎは3番目のカテゴリー。)
これは19時。
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そんなこんなの間に、ドイツの毎日の新規感染者数は再び2万人を超えるようになったし、週明けにも1万人を下らないようになった。これで3万人を超えればクリスマス前と同じ状況になるのだが、来週あたりそうなりそうな気がする。七日間指数も、2月中旬に57まで下がったのに、今や160.7である。デュッセルドルフは147.8だが、お隣デュースブルク(あの蒸気モクモクの工場があるルール工業地帯のところ)は210である。上にも書いたように、200を超えたら学校は再びオンライン授業になるということが決まっているのだが、そのラインって、かつては50で、つい最近まで100だったのに今や200にされてしまい、きっと次は300って言われるよね、と同僚はみんなもう自虐的に話している…
これはめぎが作った表で、ドイツのロベルト・コッホ研究所の発表した数値を記入し、去年の12月から4月までの中ごろの一週間を並べている。
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基準値を上げてできるだけ学校を開け続け&経済も回し続けるための切り札は、本当はワクチン接種であるはずなのだが、それがまだどうにもこうにもうまく進んでいないので、代わりの切り札に使われているのがコロナ検査である。今は学校からこんな自分で15分でできる簡易検査キットが週に2回支給され、生徒も教職員もみんな検査している(検査義務となり、検査しなければ授業を受けられないという決まりになった)。これでもし陽性だったら、すぐに校庭に出て親の迎えを待ち、医療機関に行ってPCR検査となる訳だ。または、週に1回は医者の所で無料でPCR検査できることにもなっているとかで、簡易検査が嫌な人はそっちを受けて証明書を持参するということになっている。ちなみに簡易検査キットは今やドラッグストアやスーパーで1セット4ユーロちょっとで売られてて、誰でも簡単に買える。将来はワクチン接種済みパスとこの検査で、経済を通常化していこうという目論見のようである。
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ドイツは11月からずっとロックダウン中で、もうどうにもこうにも閉塞、行き詰まってきている。だから、なんとか学校を開き経済も…と緩和しようとしつつあるところで、それがこの第3波の始まりと重なってしまって、これから数値はどう推移するのかな。スコーンと上がるんだろうか。ここでじりじり止まるんだろうか。減る要素はまだ見当たらないのだが、ワクチン接種が進んでイギリスのようになれるかしら。
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少し上の表を見ると分かるように、死者の数は少し遅れて多くなる。今日新規に感染した3万人弱の人たちは、その1か月後ぐらいに死者千人となって表れるのだ。3月のドイツの死者数は8万人ちょっとで、例年の平均より1万人近く少ないそうで、たぶんそれは、コロナ対策でインフルエンザなどにかからなかった人が多くてその分の死者が減り、かつ同じくコロナ対策で2月に新規感染者数がかなり減っていたので3月にコロナで亡くなる人が少なかったということなのだ。これをどう解釈すればいいのかな、とちょっと考えてしまう。マスク着用&ソーシャルディスタンス&手洗い&ロックダウンでインフルエンザはほとんど0にできたが、コロナは0にはならなかった…しかも、ロックダウンをちょっと緩めたら、一気にまた元の木阿弥だ。インフルエンザと似たようなもの、とはやっぱり言い切れないような気がする。

何年か後、今のこの状況を笑って話せる日が来るんだろうか…あんな簡易検査とかみんなでまじめにやったよね~とかって。それよりなにより、ホントマジで、感染せずに、否、発症せずにこの期間を乗り切りたい…そんなことを感じるようになった。救われるのは、今までいろんな形式の授業をあれこれ経験させられた生徒たちの多くに、自主性が育っているように見受けられること。結構キッチリ勉強するのだ。若い人たちの力を信じよう。
綺麗な桜に心救われる。
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非常ブレーキ [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日はまたドイツのコロナのお話を。同時に金曜日のマルクト市場のお話も。

この週末から「非常ブレーキ」法律が施行され、州ごとに違っていたコロナ対策がドイツ全土で同じになった。これまでも首相と州知事が定期的に集まって対策方針を決めていたのだが、州によってその解釈が違って施行のやり方が結構異なっていたのだ。
気温は相変わらず低いが、緑の濃くなってきたマルクト市場。
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今回決まったのは、七日間指数(人口10万人当たりの7日間の感染者)が100を超えたら、緩和をやめて「非常ブレーキ」をかけるというもの。今はドイツ中ほとんどの地域で100を大きく超えているので、緩和をやめるというより、今までのロックダウンの延長に過ぎないという感じだけど。
この日はなぜかこんな風に電子ピアノを持ち込んで歌っている輩がいた。お金が必要なのかもしれないが、近くにいるとうるさくて、八百屋スタンドの売り子さんとの会話も聞こえないほど。このコロナの状況下、以下にマスクをしててもできるだけ大声を出したくないところなのに…それに、めぎたちはまあほんの一瞬の買い物の間だからいいけど、ここで働いている人は、頭痛くなりそう、耳鳴りがしてきそうって言っていた。
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その非常ブレーキの内容はこんな感じ。七日間指数が100を超えたらこれ全部が適用される。
・私的な集まり(自宅、屋内、屋外全て)は自らの世帯+別世帯一人まで(14歳以下は除外)
・食料品店や薬局など生活必需品の店はこれまで通りFFP2マスクまたは不織布マスク着用&ディスタンスで営業(これに入るのは、食料品店,飲料店,健康食品店,乳幼児関連の商店,薬局,衛生用品店,ドラッグストア,眼鏡店,補聴器販売店,ガソリンスタンド,新聞販売店,書店,花屋,ペット用品店,飼料店,園芸市場,卸売店,自転車・自動車修理店,銀行,郵便局等)
・七日間指数が150以下の場合、事前予約&コロナ検査の陰性証明でクリック・アンド・ミートなどがOK
・理髪店・美容院はマスク着用&コロナ検査の陰性証明でOK
・体の接触を伴うサービスは、医療・治療・看護・宗教的なもの以外は禁止
・レストラン・ホテル・娯楽&文化施設は閉鎖(動物園と植物園の屋外エリアはコロナ検査の陰性証明でOK)
・スポーツは2人まで、または家族だけならOK。子どものトレーニングは5人まで、身体の接触を伴わないならOK。プロスポーツは無観客でOK。
・夜10時から朝5時までは外出禁止。ジョギングと散歩は一人でなら夜中0時までOK。
・ホームオフィスを義務化(雇用主は,業務上可能な場合に,ホームオフィスの機会を提供する義務を有する。従業員も,ホームオフィスが可能であれば,これを受け入れる義務がある)。
ほら、緑、ずいぶん濃くなったでしょ。
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上に書いた非常ブレーキのほとんどは、去年の11月からずっとロックダウン中で既にそうだったので、大きく変わらないが、夜中の外出禁止が新しい。これについては権利云々でかなり揉めたようだが、メルケルさんは押し切った。デュッセルドルフの4月24日現在の七日間指数は165.8なので、これ全部当てはまる。といってもめぎの生活には何の影響もないが…レストランにはもう一年以上行ってないし、娯楽施設も文化施設も行ってないし、会うのは学校関係者以外うちのドイツ人の従妹だけだし、それも外で散歩するだけだし。マルクト市場は食品を扱うところなので通常通りやっていて、マスクしてディスタンス取って買い物。
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あ、でも、この変更は関係ある。公共交通機関を使う場合、不織布マスクはもうダメで、FFP2マスク(またはKN95マスク)でなければもう乗ってはいけなくなった。と言っても、めぎは学校から支給されるFFP2マスクしか使ってないので(と言うかそれしか持ってないので)、影響はない。
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めぎ的に最も関係があるのは、学校に関するこの非常ブレーキ。
・七日間指数が165を超えた場合、対面授業や通常保育は禁止。卒業年次や特別支援学級は例外。

つまり、学校に関しては100ではなく165という数字がキーワードなのだが、それを3日間超え続けたら、全てオンライン授業となる。ただ、卒業年次は例外なので、卒業試験は予定通り行われるし、高2の授業も対面で続く(ドイツの高校では高2からの成績全てが卒業試験の成績に加算されるため)。165を下回るのが十分定着したら、その次の週の月曜日からまた対面交替授業(生徒を2つに分けて一日交替で通学させ、うちにいる生徒には遠隔授業)に戻る。本当の通常に戻るのは…七日間指数が100以下になったらかな?50以下かな?よくわからない。
プラタナスはまだ芽が出てきたところという感じ。これもまもなく空を覆いつくすのだろうけど。
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上にも書いたように、今日のデュッセルドルフの七日間指数は165.8で、165を超えた。しかしこれが3日間続かないとオンラインには切り替わらない。いつも週明けは感染者数が減り、それに伴って七日間指数も減るので、オンラインになるのは再来週あたりかな…と予測している。このまま下がらなければ火曜日辺りからだけど、さて、どうかな。

学校では週に2回授業の前にコロナ検査をし、それから授業。企業でもオフィスで仕事をする場合は検査が義務付けられたと聞く。ロックダウンは11月からでもう半年だ。そんなことをやっていても増え続ける感染者数。変異種はもう90%以上を占めているとかなんとか。めぎはいつも七日間指数で話をしているので日本の多くの皆さんにはピンと来ないかもしれないが、日本の七日間指数は20.23だって(こちらを参照)。100には程遠い指数で、ドイツから見るともう全然大丈夫って感じ(日本が今の鎖国状態を解いたらどうなるのかぜひ知りたいと思うが)。みなさんが自分の住む町や東京・大阪・日本と比べやすいように細かく書くと、デュッセルドルフ(人口約62万人)の4月24日の新規感染者数は178人、死者は3人。ノルトライン・ヴェストファーレン州(人口約1800万人)の4月24日の新規感染者数は5634人。ドイツ全体(人口約8300万人)の4月24日の新規感染者数は23392人、死者は219人、七日間指数は164となっている。集中治療を受けている人の数はドイツ全体で4月22日で5049人。ワクチン接種率は1回目だけの人が現在22.8%(約1900万人)で、2回目も終わった人が7%(約600万人)。ワクチン接種のペースはここ1~2週間でぐいぐいと上がっていて、6月頃には全員の接種予約が可能になるとも言われ始めたが、ということは、第3グループのめぎは5月中にはワクチン接種できるはずだわねぇ。
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そうそう、日本とドイツの数値を比べていた時にへええって思ったのが、検査数の差。ドイツの検査数は、ノルトライン・ヴェストファーレン州だけで一週間に29万3千件ほど(陽性率12.8%)。日本は、この2週間に全国で35588件(陽性率6%)。凄い差だわね。きっと日本は入場に検査の結果を求められるわけじゃないし、空港以外ではほとんど検査しないんだろうな。さて、今後どうなるかしらね…夏休みにはちょっとどこかへ行けるようにならないかなあ…まあ、やっぱり、ワクチン接種次第だろうな。
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ワクチン接種 [新型コロナウィルスのこと 2021年]

めぎ、ワクチン接種を終えました!
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急に事態が急展開し、ほんの数日の間にあれよあれよとことが進み、接種終了。なんでも教師たちにその日に余った分を接種することになったのだとか。で、数パターンあって、健康省のリストに登録して数日後、電話が来てサクッとその日に接種という成り行きのパターンと、校長が我々のために個人的に頼んでくれた医者から電話が来るパターンと、かかりつけの医者に意思表示して電話がかかってくるパターン。めぎはラッキーにもかかりつけの医者の所が最も早く連絡をくれて、自宅近くで接種。その次の日には健康省からも電話。怒涛の勢いで接種が進んでいるようで、今やドイツの27%近く、めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州では28%以上がが1回目の接種を終えたらしい。2回とも終えたのはまだ7.7%だけど。

めぎが接種したのはバイオンテック(ビオンテックとも言う)、日本で言うファイザーである。この黄色の紙はドイツのワクチン接種証明で、ドイツ人は普通、赤ちゃんの頃から持っているようだ。余談だが、赤ちゃんの頃のワクチン接種記録が母子手帳ではなく個人の記録書類に記載されるというのは、そして一生それを使い続けるというのは、後々とても便利だと思う。この黄色の紙(日本語ではまさにイエローカードと呼ぶようだが、それってサッカーのイエローカードみたいでなんだかだわねぇ)はドイツのみならずインターナショナルに証明できるというもので、めぎは初めて手に入れた。
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ほら、メルケルさんもこれを持ってる。写真はこちらから。
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近々スマホ用の接種済みパスポートアプリができるとの話だが、デジタルだろうとこの紙だろうと、2回目の接種を終えればEUでは国境を超えても検査も隔離も要らなくなる予定。めぎの2度目の接種は6月で、一か月ぐらい前にアストラゼネカを接種したうちのドイツ人より1週間早い。アストラゼネカは12週間の間を置くのに対し、バイオンテックは6週間だからだ。以前はバイオンテックは3週間で2回目を接種していたが(日本では今も21日間となっているようね)、1回目だけでかなりの効果があるということでまずは1回目の接種をどんどん進めようということと、6週間の間を空けた方が身体への負担が軽いという話だった。

副反応についてだけど、今回のめぎの経験では、打った場所が夜から次の日の夕方ぐらいまで痛かっただけで、それ以外のことは特になかった。とにかくこれで、絶対に感染しなくなるという訳ではなくとも、感染してもそんなに重症にならずに済む可能性が高くなって、マスクをしてディスタンスを取る上にもう一つ武装できたような気分(2週間経たないと抗体はできないけど)。ドイツは6月から一般成人への接種も始めるし、バイオンテックは6月から12歳以上の未成年への接種も始める用意があるというし、世界はいきなり変わるのかも…というのも、先週までは上がる一方に見えた七日間指数(人口10万人当たりの7日間の感染者)が横ばい&若干下がり気味になったし(先週金曜日164→今週金曜日153)、新規感染者数も下がり気味だし(先週金曜日27,543人→今週金曜日24,329人)。これがワクチン接種が進んでいるおかげなのか、非常ブレーキで厳しいロックダウンがあったおかげなのかはよくわからないが。下のグラフは七日間指数の推移。ドイツは今第3波なのだが、そろそろ天井をついたのか、またいつか上がるのか、ひょっとしてイギリスみたいにどんどん下がっていくのか…まだどうなるかわからないけど、50を切ったりする日が来たら、世界が全く変わるんだろうな。
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デュッセルドルフの七日間指数も学校を閉鎖して遠隔授業のみにするキー数値165はかなり遠くなった(今週金曜日の数値は149.5で、150を下回った)。ノルトライン・ヴェストファーレン州も、まだ真っ赤だけど、1~2週前のどす黒い真っ赤から、明るめの真っ赤に変わってきている。
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このままどんどん減っていくのかしら。このまま変異種も抑え込めるのかしら。見たところ、ドイツでもうすっかり広がったイギリス型はたぶん抑え込めるけど、インドのはどうかしらねえ…集中治療を受けている数は未だ5000ぐらい。死亡者も日々250~300人ぐらいいるので、医療の現場の方はまだ結構深刻なのではないかと思う。これがまた下がれば、本当に緩和してもいいと思うのだけど。
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さて、ワクチン接種とコロナのことだけでは味気ないので、あとちょっと。と言ってもあまり綺麗な写真ではないけど…というのは、天気悪くなっちゃって。木曜日には再び雹が降ったし。気温も低く、週末には最低が1℃になるという話。
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リビングの床はまだどうやすりがけをするか決まっていない。何人かの方がコメントくださった電動サンダーはもちろん持っているのだが、これはこんな風に接着剤がはみ出たりしているところを綺麗にする程度にしか使えない。時間をかけて床全部にやすり掛けすることはもちろん可能だが、それではどうしても部屋の床全体に均等にやすり掛けすることはできなくて床に凹凸ができてしまうので、ワックスがけするとそれが見えてしまう。だから、本格的なマシーンが必要なのだが、さてさて。
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あ、そうそう、うちのドイツ人の指の絆創膏だが、作業で怪我をしたのではなくて、荒れて指先が割れちゃったんだって…
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聖霊降臨祭の日曜日 [新型コロナウィルスのこと 2021年]

あっという間に日々が過ぎて行って、この日曜日はキリスト教の聖霊降臨祭。月曜日も聖霊降臨祭で祝日で、さらに火曜日も学校がお休みでめぎは4連休、世の中は3連休。
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例年なら聖霊降臨祭の頃には初夏の気温になるのだけど、この日はやっぱり13℃ぐらい。日差しが眩しいから写真ではその風の冷たさが伝わらないけど。
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そう、もう5月23日で、夏至まであと一か月なんだよな…でも、この明るさを全く楽しめない日々が過ぎて行っている。聖霊降臨祭まで一度もバルコニーに座って食事ができなかったのは初めてかも。
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世の中は、厳しいロックダウンのおかげだったのか、ワクチン接種が進んでいるからなのか全く理由は定かではないが、新規感染者数(5月23日のドイツ全体の新規感染者数は6714人)も七日間指数(人口10万人当たりの7日間の感染者数、5月23日は64.5人)も再生産数(5月23日は0.87)もググッと下がり、このグラフもこんなに急降下。一か月ぐらい前にこれからさらにドーンと上がって200を超えたりするのではないかと恐れていたのが嘘のよう。第2波と第3波の谷間の七日間指数の最低は2月中旬の57だったので、たぶん来週あたりにそこに再び戻るのだろうと思う。さて、そこからさらに下がっていけるか、50を直前にしてまた上がり始めたあの頃の失望感をまた味わいたくないよねえとみんなで話しているところ。このグラフはこちらから。
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2月中旬と今で大きく違うのはワクチン接種率。5月23日現在、ドイツ全体では1回目のみが39.73%、2回目も終了が13.64%。めぎの住むNRW州では1回目のみが42.14%で、2回目も終了が12.69%とのこと。6月7日からはワクチン優先接種が終わって誰でも希望者は接種予約できるようになるが、6月の最初の3週間はワクチンセンターでの接種は2回目の人のみにするとのこと。つまり、医療従事者や高齢者や持病のある人や特定の優先順位の高い職業の人の1回目のワクチン接種はほぼ終了し、その人たちの2回目の接種が始まっていて、一般の人の接種はかかりつけ医に任されるということである。

このように接種もかなり進んだし、今や七日間指数が100を大きく下回ってそれが十分定着したということで、この週末からロックダウンが大きく緩和された。例を挙げるとデュッセルドルフでは、床屋や美容院に行くのに今までは予約&コロナ検査陰性証明が必要だったのが予約だけでよくなったり、カフェなどがテラス席のみ営業OKになったり。夜10時以降の外出禁止とかもなくなったらしい…「らしい」と言うのは、めぎはもう何がどういう規則なのか追うのをやめてしまってて…だって、仕事が忙しかったし、規則はあまりにもよく変わるし、町によっても違うし、ほとんどはめぎの生活とあまり関係がない決まりなので…人から聞いてああそうなの、とここに書いているからで、正しくはめぎのブログを当てにせずキッチリ然るべきサイトで調べるべきであることを念のためお断りしておく。
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でも、めぎに関わりのある規則はもちろん熟知している。学校は5月31日から全面対面授業が再開されることと決まった。つまり、クラスを半分に分けて2日おきにオンライン授業と対面授業を繰り返す交替授業形式が終わるということである。授業計画が楽になるのだが、一クラス25人とかのクラスがまたキツキツに座って大丈夫なのか?という不安も結構ある。まあそのために週2回のコロナ検査は引き続き行われ、マスク着用も義務である。めぎはもう生徒のコロナ検査にはすっかり慣れたが、それでももし誰かが陽性だったらどう対処するか、などと思うとドキドキしてしまう。もちろんどうするかは決まっているのだが、生徒の動揺を思うとねぇ。
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ちなみに、めぎ家のいつも買いに行く場所の規則は変わらない。このパン屋さんの前にはいつも通りこう間隔をあけた待ち行列があって…
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中に入れるのは3人までで、マスク着用義務である。
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聖霊降臨祭の日曜日は、いつもより行列が長かった。
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パン屋の前に、新しく無料のコロナ検査場ができていた。ここ、本当は居酒屋バーなのだけど、長らく休業させられて、コロナ検査場として場所を提供したのだろう。今でもコロナ検査の陰性証明がなければ入れないところなどもあるので(例えば、先週学校で行われた卒業試験には、生徒たちは事前に検査して陰性証明を持って来なければならなかった)、何かの折にはめぎ家の近くのここで公的検査ができるというのは何よりである。学校でやっている検査は自分で行う簡易検査で、公的証明にするにはこういう場所で検査してもらわなければならない。しかしそれが予約もなしで15分で証明書発行にまでこぎつけられて、さらに無料だというのは本当にありがたいことである。まあたぶん、誰かがこれで潤っているのだろうけど。
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本日やっと、めぎが申し込んでいたザルツブルク音楽祭のチケット手配のお知らせが届いた。いつもは3月末から4月初め頃に手配が終わるのだが、今年はずれにずれ込んだ。でも、人気のオペラもコンサートもほぼ希望通りのチケットが手に入り、毎年行っているからチケット手配も優先してもらえているというのもあるが(でもめぎは寄付をしているわけではないので優先順位は低め)、やっぱり今年行くのをためらって申し込んでいない人も多いのだろうなと思う。夏にオーストリアに無事に行けるかどうかは、これからの2か月にかかっている。ドイツは夏には七日間指数を20以下になることを目標にしているとのことだが、本当にそこまで下がるかどうか…デュッセルドルフの今日の七日間指数は63.5である。これが、学校を全面再開することで、そして緩和を待っていた人たちがあちこちに溢れかえることで、また元の木阿弥にならないことを切に願う。
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5月の進捗 [新型コロナウィルスのこと 2021年]

長い中断の末に4月からいきなり進み始めた床の張替え作業。
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なにやら切り落としているなと思ったら…
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床と壁の間の化粧板(と言うのかな?)をぴったり重なるように切っていたようだった。
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そして、運命の日がやってきた。
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業者のおじさんがパテを塗り…
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もう一人のおじさんがやすり掛けしている。
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そう、うちのドイツ人はやすり掛けを自分でやるのを諦めて、業者に依頼したのだ。と言うのは、最初に行うやすり掛けのこの機械が重いので(60キロぐらい)、エレベーター無しの4階まで持ち上げきれないし、この機械の扱いもかなりの力が必要で、下手したら思いっきり削ってしまったりする可能性もあるので、今の自分では無理だろうと。30年ぐらい前に彼は自分でやったことがあって、その記憶で判断したようだ。
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で、749ユーロでやってもらったのだが、ホント依頼してよかった…残念ながらめぎが仕事でいない日に作業をするということでめぎは上のオレンジ色の機械を使っているところを写真に撮ることができなかったのだが、10時に来て機材を運び入れるのに30分かかり、それから始めてお昼休みの30分ほどを入れて目の粗いのから少しずつ細かくしていって数回のやすり掛けを繰り返してずっと作業しても5時半になっても終わらず、やむなく最後のやすり掛けは次の日に延期されたのだ。大の男が2人で一日がかりでも終わらないわけで、そんなのをうちのドイツ人が一人でやったら仕事休んでやっても一週間以上かかるわけで、その間機械を借りることを考えたら(借りるのは一日45ユーロぐらいだが、その間自営業のうちのドイツ人は無収入となるわけだし)、そして後で腰を痛めるとか何か起こったかもしれないと思ったら、749ユーロは安いものだったと思う…めぎも機械を上に運び上げる&返却のためにまた運び下ろすという手伝いをせずに済んだし。
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↑ちなみに左の紙袋に入っているのはおがくず。ずいぶん削ったのね~

パテはドイツ語でFugenkittと言うらしい。と言うか、それが日本語で何と言うかわからなくてめぎはネットで調べたのだが、たぶんパテと言うのよね?
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そして、次の日の夜。これ、明るいが夜7時ごろの撮影。
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滑らか~で感動的。業者のおじさんたち、上手にやってくれてありがとう。その業者さんたち、うちのドイツ人の床の張り方を凄くうまいと絶賛してくれたのだとか。そうよねえ、こんなに丁寧に綺麗に張れる人って、業者さんでもあまりいないかもね…
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そして、今度は無色のラッカーを塗る。
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一度目の塗終了。
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このラッカーは合成樹脂。オイルでもワックスでもなく合成樹脂。せっかく本物の木を使うのに?とずいぶん考えたが、しょっちゅう塗り替えが必要にならないものにしようということで。日本ではハードコーティングと言うみたい。今のドイツではひょっとして禁止されてるんじゃないの?という危惧もあったが、普通にホームセンターで売られていた。これ、臭いも結構するし、窓を開けておける今の季節でよかったわ。
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ピカピカきれいに見えるが…
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一度目の塗の後は触るとざらざら。あんなにすべすべにやすり掛けしてあったのにとびっくりだが、液体で木の細かい毛が起き上がってくるのだろうから当然だ。それをやすり掛けして、また塗って、またやすり掛けして、というのを4回ぐらい繰り返すらしい。それは全部手作業でうちのドイツ人が自分で行う。
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そして、その合間を縫って、壁のペンキ塗り替えも。
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丁寧に、テープなどを張ってやっていた。
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高いところは大変よね…ま、めぎには手伝えない。届かないから。
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さて、終わりが見えてきたが、でもまだ1~2か月はかかるんじゃないかな…と思う。続きはまた一か月ほど後に。
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ホントなのか…? [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日は久々にデュッセルドルフのお話を。

緑がすっかり濃くなったデュッセルドルフ。
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と言っても先週は金曜日までとても気温が低く、こんな格好で買い物をしていた。
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青物が綺麗に並んでいて、野菜を買うのが楽しい季節。でも、今年の白アスパラは全然美味しくない。白アスパラは、暖かくならないと甘みが増さないのだ。で、この金曜日は買うのを中断。この週末からちょっと暖かくなってきたので、今度の金曜日にはまた買ってみようと思う。
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今の話と言えばやっぱりどうしてもコロナのことになってしまうのだが、先週、七日間指数(人口10万人当たりの七日間の感染者数)がとうとう50を下回った。それは水曜日のことで、土曜日には37に、日曜日は35になった。このグラフはこちらから。
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しかも、一日の新規感染者数が先週一番多かった日で7380人と、1万人を超えなかった。それって、いったいいつ以来なんだろう…去年の10月以来のことだ。めぎが毎日の数値を表にするようになったのは今年の2月からなのだが、そのときも1万人を超えてたし、その前は毎日2万とか3万とかで、ずっと秋から長い長いトンネルだった。5月30日朝発表の新規感染者数は3852人で、日本の5月29日の3596人とほぼ同じ。なんだかすごく感慨深い。
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でも、七日間指数が30台になるなんて(と言ってもデュッセルドルフはまだ44.4なんだけど、それでも50を下回るなんて)、ホントにホントに本当なのか?となんだかにわかに信じがたいというか、もうあまりにも長いこと(去年の10月から!)ロックダウンだったので、そんな日が来るとは思ってなかったというか、そんな日が来るのは来年ぐらいかもと思っていたので、なんだか騙されているような気がしてしまう。これはめぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州の地図だが、真っ赤~どす黒い赤で埋め尽くされていたのが今やこんなに青や黄色が多くなった。この図はこちらから。
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こんなにワクチンの効果があるとは…現在のドイツのワクチン接種は、5月28日の統計によると、1回目のみが42.15%で、完了が17.07%。これはヨーロッパの現在の七日間指数の色分けだが、ずい分落ち着いてきている…この図はこちらから。
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ドイツは、6月7日から優先接種の期間が終了して一般の接種が始まるのだが、その日から12歳以上の青少年の接種も始めるという。EUは、7月には成人の70%が接種を終える見通しだという。凄い勢いだなあ…
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日本で一日に100万本接種を目指すというニュースを読んで、ドイツって今一日にどのぐらい接種しているのか調べてみたら、5月28日には1回目の接種が約33万4千本で、2回目の接種が約48万7千本なので、一日に約82万本接種しているということ…今のペースはかなり早いので、一日100万本って、達成出来たらすごいわね。
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さて、今日から学校は全面対面式に戻る。ちょっとドキドキ。
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夏休みまであと5週間。夏に期待、もてるかな…
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6月中旬の状況 [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日から数日は現在のデュッセルドルフのお話を。

これは2021年6月9日、夕方17時過ぎの撮影。
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水曜日の午後は卒業生の授業があった日なので、現在めぎは休みである。まあ休みと言ってもそこに会議が入ったりなんだりしているのだが、授業はない。
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しかし、この日はうちにいた。午後に予約が取れて、めぎは2回目のワクチン接種だったから。終わった~!
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6週間の間が空いているのは、ドイツではバイオンテックは3週間ではなく6週間と決めたから(1回目の接種をまずは増やそうということと、身体への負担を減らそうとのこと)。先週から来週にかけて、めぎの学校の教師たちが相次いで2回目の接種を受けているのだが、めぎより前に接種した人たちが相次いで病欠。つまり、発熱や倦怠感などで休む人が続出し、10名休んだ日も(めぎの学校の教員は70名ぐらいなので、凄い割合だ)。うわ~2回目は結構キツそうだな~と思ったが、接種した日にひたすら養生したおかげか次の日は全く元気に出勤。なんだ全然大丈夫だ~と思っていたら、昼前に37度4分の発熱、節々がいたくなった。いったん帰宅し昼寝して、午後どうしてもしなければならない仕事(追試!)があったので再び出勤、仕事をしていたら夕方には痛みが治まり、熱も引いた。その日の夜は20時半には就寝し、ゆっくりしたおかげか発熱はそれで終わり。3日目は若干手がしびれているような感じがしていたが、大事には至らず。

とまあそんな感じでワクチン2回目の接種が終わった。ドイツで2回目の接種を終えた人は現在約25%で、1回目を終えた人は約50%。凄いね、全人口の半分がもうワクチン接種したなんて。4分の1がもう接種を終えたなんて。一日にどのぐらい接種しているかと言うと、こんなグラフを見つけた。曜日によって140万本ぐらいだったり、40万本にも満たなかったりするようだが、平均するとまさに一日約100万本のようだ。これはこちらから。
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一日の新規感染者数は、一週間でいつも最も多い水曜日や木曜日でも3千人台前半で(一番多い日で3254人)、千人台の日も2回あって(一番少ない日が1117人)、本当に減った感がある。人口10万人当たりの7日間の感染者数も18.3になった!20を下回る日が来るなんて…これはこちらから。
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デュッセルドルフはまだ20以上だけど。しかしこんなに青い地図の日が来るなんてね…これはこちらから。
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と書いていたら、次の日(6月12日)には20以下になった。この数値、日本で言えば今の東京と同じぐらいで、北海道より低い(その情報はこちらの「直近1週間の人口10万人あたりの感染者数」から)。
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35以下の数値ですっかり安定しているということで、今年は6月末の卒業式及び祝賀会はちゃんとできるというし、店舗や公共交通機関の中、中央駅の中などはマスク着用義務だけど、外の通りの多くは義務が外れた。義務であればみんな着用するが、義務でなくなればもう誰もしないのがドイツ。店に入るときだけ、バスに乗るときだけ、学校の中にいるときだけマスク着用。そう、学校は今も尚、校内中全てマスク着用義務。それも、FPP2マスクかサージカルマスク着用義務で、布マスクは禁止。マスクを外して水を飲んだりお弁当を食べたりするときは教室内や職員室はダメで、校庭や中庭に出て食べるという決まり。さらに週に2回コロナ検査もしているわけで、ドアと窓全開で風通しよく授業をしていて、たぶんドイツで最も厳しく対策をしているという感じ。

さて、20を下回ってすっかり緩和緩和の華やいだ雰囲気で人々が待ってましたとテラス席でお茶したり夜に人々が集まってパーティーをしたりして(だから金曜日の夜は近所が煩く、夜中の2時にも通りを歩く酔っぱらった人々の声が響いて)浮かれている感じのドイツなのだが、気になるのはイギリスの不穏な動き…5月30日にはドイツより色が薄かったのに…
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今やまた真っ赤になってる!デルタ(インド変異種)、恐ろしや…これはこちらから。
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ということは、夏以降にドイツもイギリスのようにまた状況が悪化するのか、アストラゼネカがデルタに効かないから増えるのか、バイオンテックもダメか、これは時を経てみないと何ともわからない。でもやっぱり、きっと、あと1~2年はコロナコロナが続くのかもしれないな。9月ごろから医療従事者や高齢者の3回目の、つまり次のワクチン接種が始まるという話だし。ということは、めぎはちょうど年末年始の頃だなあ。

そうそう、ワクチン、EUが1億回分日本にオリンピックが開催できるように送ったということで、その分ドイツでは1回目の接種のペースが落ちている。つまり、日本の皆様には全員が今すぐに1回目の接種ができる分、EUはお送りしたのである。それ、今どこにあるのかしらね。

それからワクチン接種をしていればEU内の旅行がすっかり緩和され、危険地域に行く&そこから帰る以外はPCRテストとか14日間とか7日間とかの隔離などをしなくてもよくなった。その接種証明として上から3枚目の写真の黄色い冊子の接種パスが使えるのだが、もちろんデジタルも急ピッチで開発され、スマホでQRコードを見せるというのがつい先日から導入された。しかしその手続き、接種証明書を持って薬局に行けば無料でできるという触れ込みなのだが、確かに一見無料なのだが、税金からか健康保険料からか薬局に一件当たり18ユーロ支払われるそうで、つまり薬局はウハウハである。そういうことも辛らつに報道されるのがドイツなのだが、多くのドイツ人はそれでもスマホの証明を手に入れようとするのだろう。うちのドイツ人は黄色い接種パスでやり過ごすというが、めぎはどうしようかなあ…

さて、これは6月9日20時過ぎの撮影。ホップ、ずい分伸びた。
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日没は21時50分頃だが、太陽が向かいの建物の影に入るのがだいたいこの頃。太陽の最後の光。
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20時半ごろ、めぎ家バルコニーには日が差さなくなる。あ、再び飛行船がやってきた。
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誰が乗っているのかな~ちょっと魔女の宅急便を思い出す。
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さて、今週はうちのドイツ人の2回目の接種である。彼はアストラゼネカなので、12週間の間隔を空けてあるのだ。副作用はあるかしらね…まあ多少の発熱があれば、ホントに効いているんだなあと感じることができるわね。でも、しんどくないに越したことはないわね。
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夏休み始まる [新型コロナウィルスのこと 2021年]

これは今年度最終日、夏休みの前の日の撮影。サクランボの季節になった。オレンジ色のはアプリコット。ここから3枚はAPS-CのZ50に16-50mmのキットレンズで。
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↑このサクランボ、日本でアメリカンチェリーという名で売られているのに似ているが、別にアメリカのものではなく、ドイツでサクランボと言えば昔々からこの色でこの大きさ。甘くてとても美味しい。

八百屋コーナーでも夏を感じる。これはグリーンピースで、左にはソラマメ。
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7月最初の金曜日のマルクト市場は、いつもよりちょっと人が少なめだったように思う。夏休みが始まるので、休暇に出かけるから買い物は要らない人が多かったのかな。
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昨日も書いたが、金曜日の午後からアウトバーンは300㎞の渋滞。飛行場もものすごく混んでチェックインカウンターで長い待ち行列ができたらしい…というのは、コロナ検査の結果とか、ワクチン接種済みの証明とか、そういうのをいちいちチェックしているので、いつもよりも時間がかかるらしいのだ。そこに旅行客がわんさかと押し寄せたものだから凄い待ち行列になり、飛行機に間に合わないかもとイライラする人も多く、トルコの格安系を利用する人が係員に暴力をふるったとかで警察まで出動する騒ぎになったとか。その格安航空会社、人員不足でフライトを相次いで欠航としてしまったらしいから、暴動の理由は長い行列だけには無いようだけど…

何と言うか、みんな長い長い長いロックダウンで我慢の糸が切れたというか、すぐに暴動につながることが多くなったように思う。嫌な風潮よね。ワクチン接種が完了した人はEU内どこでも行けるようになった、緩和で休暇に行けるようになった、と思った途端にイギリスはデルタで七日間指数(人口10万人当たりの7日間の新規感染者)230を超える状況になってしまったし、ポルトガルはワクチン完了してても隔離をしなければならないことになってしまったし、どこかに行く計画をしててもいつコロッと話が変わるか分からないので外国に行くのはやめとこう、というドイツ人が多く、それでドイツ国内はどこも混み混み。宿泊も高いようだし。でも、どこにも行かないことにももう疲れ切ったというか。だから切れやすい人が多くなったのだろうと思う。ホント困ったわねぇ…

めぎたちは夏休み第一日目(と言っても夏休みなのはめぎだけでうちのドイツ人は来週も再来週もずっと仕事だけど)、朝一でホームセンターへ。店内はマスク着用義務で、こんな風にディスタンス。ここからはスマホのXperia 5iiで撮影。
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それからパン屋やスーパーなどで買い物。この通りは5月ぐらいまでマスク着用義務だったが、緩和されて通りを歩く分にはマスクしなくてもよくなった。店の中は全て着用義務。つまり、マスクしていないと店に入れない。
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それも、不織布マスクかFFP2マスクが義務で、今やドイツ人も多くがこの分厚いマスクをしている。めぎもこのマスクしか使用していない。どうせしなきゃならないのなら、できるだけ危険を避けられるFFP2マスクよね、と思うのもあるが、学校から支給されたのがすべてFFP2マスクだったから。日本ではN95というんだったかな?
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昨日のコメントにあったご質問だが、ドイツで新規感染者数と呼んでいるのは、医者や検査場がロベルト・コッホ研究所にPCR検査で陽性になった人の数を報告した合算である。それには無症状の人も含まれる。ドイツではどこかに行ったり入ったりするのに検査の陰性証明が必要なことが多いし、学校でも週に2回検査していたので、無症状でも見つかることが多々ある。手軽に自分でできる検査キットも今やドラッグストアやスーパーに山と積まれて売ってるし、それで陽性になったらたいていPCR検査を受けに行くので、無症状で気が付かなかった例ももちろんあると思うが、少なくともドイツでは新規感染者数は実態に合っていると概ね考えられている。
これは金曜日に写したうちの紫陽花。ここからはZ50にフォクトレンダーの35mmF2.5をつけて、35㎜換算約50㎜で撮影。
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死者数は、去年の場合、例年よりちょうどコロナ死者数の分多かった。ドイツでもコロナ禍の初め頃はみんなのマスク着用とか手洗いとかのコロナ対応のおかげでインフルエンザでの死者数が減ったので、例年より死者の少ない月もあった。でも、新規感染者数が毎日2万人とか3万人とか続き、死者数が毎日数百人から千人を超えていた時期、つまり昨年秋から今年の春にかけては、例年の平均を大きく上回っていた。そしてその数が圧倒的に多いので、総じて言えば去年は例年よりコロナ死亡者数の分だけ死亡者が多いという結果になった。今年はまだ分からない。
これは植えた覚えのない植物なのだけど、なんなのかな…?
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余談だが、横浜に住んでいるめぎの叔母の一人がコロナに感染し、呼吸困難&脳出血&脳血栓を起こして入院中だという連絡が昨日入った。叔母は70代で、ワクチン接種予定日の2日前に39度の発熱で発症したようだ。叔父は濃厚接触者として自宅隔離中。どこでどう感染したかは全く分からないとのこと。みなさま、どうぞお気をつけて…

うちに篭っていれば一番安全なのだろうが、いつまでもいつまでも外に出かけずにいると精神的に参ってしまうし、せっかく頑張ってここまできたのに、サッカーのヨーロッパ選手権の所為で新規感染者数が増え、その所為でまた国境閉鎖とか14日間の隔離とかが導入されると、本当に腹立たしい。そのイライラでパニックやら暴力やらが起きるのは御免だし、ホントもっとなんとかならないのかなあと思う。
ここからはフルサイズのZ6に久々にZマウントの50mmF1.8をつけて撮影してみた。このレンズ、Zレンズの中ではかなりお安めなんだけど、結構いい写りするのでめぎのお気に入り。これはF4で。
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デルタ変異種の割合はつい3週間ほど前は陽性者の3%ほどだったのが今は50%以上になったというし、なんだか見通しの暗い状況なのだが、下がり続けた七日間指数が今日には4.9と、昨年の7月30日以来の低い数値となり、死者数も16人と圧倒的に減り、ワクチンの効果は出ていると思う。このまま死者や重症化する人が減り、そこそこ通常の生活をしていてもOKになればと願っている。
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コロナのことばかり考えていては気が滅入るので、気を取り直してせっかくの休みを満喫しないとね。
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夏休み一週目終了 [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日はザルツブルクの話の中休みとしてデュッセルドルフの今のお話を。

なんだかあっという間に夏休みの一週目が過ぎていった。
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バルコニーでのんびりしようと思っていたけど、雨が多くて、結局部屋の中で来年度の授業準備などしながら過ごしていることが多かった。
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でも、こんなバルコニーの花たちの美しさに癒されていた。雨ですっかり倒れてしまったけど、このめちゃめちゃ感も美しく感じて。
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この実は熟れたところでうちのドイツ人が摘み取り、夕食後にデザートとして食べた。ちっちゃくて、お店で売っているのほど甘くはないが、こういうのを食べるときって幸せよね。
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7月一週目が終わったところのドイツのコロナの状況は、一日の新規感染者数が212から985の間を推移してて、一週間ずっと千人に満たずにいる。でも、七日間指数(人口10万人当たりの7日間の感染者)は4.9から5.8に上がった。デルタ変異種は今や60%を占めている。死者は一日に1~69人の間を推移。ワクチン接種は、1回目の人が約58%、完了した人が約42%。

七日間指数が10を割って十分安定しているということで、7月9日からさらに緩和が進み、日常生活における接触制限は全て廃止され、マスク着用義務は公共交通機関、学校内、商店内のみ。50人以上のパーティーなどは、陰性証明必要とのこと。5日以上連続で休暇を取った人は、休暇後の初出勤日に陰性証明の提出が義務(ワクチン接種完了者は免除)。この週末、デュッセルドルフでも夜のクラブ(バー兼ダンスホールのようなところ)が16か月ぶりに(!)オープンし、いつもより人数を減らし、陰性証明またはワクチン接種証明をチェックして客を入れ、チェック済みということで店内マスク着用義務が解かれたとのこと。

たぶん今後は、七日間指数がある程度低い間はこのコロナ検査の陰性証明とワクチン接種済み証明とで、そんな証明チェックをやれない公共交通機関と商店内はマスク着用義務とディスタンス継続で経済を回していく世の中になるのだろうと思う。こうしてドイツは緩和が進んでいるわけだが、しかしその一方で、お隣オランダが七日間指数128ぐらいになり、再び色々制限されたという。イギリスは、七日間指数が308を超えているのに緩和が進んでいる。ロンドンでは日曜日にユーロのサッカーの決勝が6万人もの有観客で予定されてるし、まあイギリスはもうEUじゃないからどんどん独自の路線を突っ走るのも当然と言えば当然だが、国によってこうまで違うともう何が何やら。ドイツもまだ5.8とは言え七日間指数はじわじわと上がり調子だし、このまま10以下で推移してくれればいいのだけどな…

この通せんぼするようになったグラジオラスは、この後切ってテーブルに一輪挿しにした。
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この夏は、暑すぎもせず、寒すぎもせず、過ごしやすい。
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次の一週間は、めぎはとある研修に参加。オンラインだけどね。自宅に居ながらにして研修に参加できるようになったのって、めぎ的には凄く良いことだと思う。集まって同業の人と親交を深めるのもいいけど、自宅に居ながらにして勉強できるのはやっぱり楽で、参加しやすいわよね。
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明日からまた2017年ザルツブルクの話の続きの予定。
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昨日の話の続き [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日の記事を一緒にしようかとも思ったが、話が全く異なるのでちょこっと別記事に。

昨日の記事を載せた直後にデュッセルドルフで七日間指数(人口10万人当たりの七日間の感染者)が20を超えたというニュースがあった(ドイツ全土では6.2とまだ10以下)。それがどの程度かと言うと、日本の現在第1位の東京の七日間指数が約36で、第3位の神奈川20で、第8位の北海道が6.6ということで、流行り具合はたぶんドイツと日本は現在同じぐらいかな。重症患者数もドイツは7月10日435人、日本は7月9日428人と、ほぼ同じ(何をもって重症者としているかは多少違うかもしれないが)。
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現在のところ、七日間指数の増加が重症患者数増と結びついていないことから緩和はそのまま。日本と違うのは、マスク義務の場所が明確なことと、大きなイベントや集会の場ではコロナ検査陰性証明が必要であること。ちなみに緩和の進むイギリス・ロンドンのサッカーのユーロの決勝戦も、入場にはコロナ陰性証明またはワクチン接種済み証明が必須。それで9万席のうち6万5千人入ることが許されたらしい。つまり、それなりの措置をとって有観客にしているのだが、これと同じこと、どうして日本でできないのかな。さてそれであとでどうなるかは、2週間後にならないと分からない。
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横浜の叔母は治療の甲斐あり回復してきたらしい。脳出血と血栓の後遺症がどの程度かはまだよくわからないが、呼吸困難は脱した模様。意識は確かなようで、2週間の自己隔離を終えた叔父ともガラス越しに対面適ったとのこと。
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落ち着いて普通に過ごせる日、いつ来るのかしらねえ…
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毎日が日曜日の4週目 [新型コロナウィルスのこと 2021年]

これは7月25日日曜日の撮影。晴れていたのが午後になってこんな雲が出てきて…
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降り出した!結構激しい降りだったので、また水害が起きなければいいけど…とちょっと気になったが…
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すぐにまた晴れた!(この後も雨と晴れを繰り返した。)
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早いもので、6週間の夏休みも3週間が過ぎ、後半に入った。最初の2週間はそれなりに仕事したり勉強したりしたけど、3週目はちょこっと報告書を書いた程度でかなりのんびりだらりと過ごし、今や日曜日なんだか金曜日なんだか曜日が分からなくなりつつある。
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この3週間にドイツのコロナはこのように推移した…まず、金曜日比較。左が学校の最後の日7月2日(金)→ 右がその3週間後の7月23日(金)の数。
新規感染者数: 649人 → 2089人
七日間指数(人口10万人当たりの七日間の感染者): 5.0 → 13.2
死者数: 69人 → 34人
ワクチン接種1回目終了: 55.6% → 60.4%
ワクチン接種完了: 37.8% → 48.0%
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次に、比較的数の少ない月曜日比較。左が夏休みの始まった最初の月曜日7月5日 → 右が7月26日の数。
新規感染者数: 212人 →958人
七日間指数(人口10万人当たりの七日間の感染者): 5.0 → 14.3
死者数: 1人 → 3人
ワクチン接種1回目終了: 56.6% → 60.8%
ワクチン接種完了: 38.9% → 49.1%
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七日間指数が毎日じりじりと上がり続けているのだが、でも3週間かけてまだ10台である。ドイツ、踏ん張ってるなあという印象。だって、お隣フランスは200近いし、オランダは260を超えてるし、イギリスは400以上なんだもの…ただ、七日間指数が10を超えて8日間経ったので、緩和レベルが1つ引き上げられて若干引き締めに入った。と言っても夏休み中のめぎの今の生活に何の変化もない。10以上35までの場合の引き締めというのは、例えば、ワクチンを打っていない人の集まりは5世帯までまたは100人まで、というような決まりである。足元のデュッセルドルフは42.6と次の線引きの35をすっかり超えて3日以上経ったので、そろそろ次の引き締めに入るだろう。例えば、ワクチンを打っていない人の集まりは3家族まで、または検査陰性の10人まで、レストランで食事をする場合屋内の席なら陰性証明が要る、とかである。が、ワクチン接種完了者には、マスク着用義務の場所以外に特に制限がない。ちなみにホテルなどの宿泊は、七日間指数が100まではワクチン接種完了か陰性証明があればOKである…という風に、ドイツではいつどんな措置になるか、法律で決まっている。その法律を決めるまでにかなり揉めたが、決まってくれたおかげで明日どうなるのかといちいち日々の数値で翻弄されずに済んで助かっている。こういう決まりも、今後の死者数や重症者数の数値の推移によっては、また変わるのかもしれないけど。
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そんな中、バイロイト音楽祭が7月25日に開幕。大規模な水害の直後だからメルケルさんとか行くのかな~どうするのかな~と思っていたら、コロナでも芸術の世界をもちゃんとバックアップします!というメルケルさんなので、ちゃんとプルミエに出かけていた。そうか、バイロイト音楽祭鑑賞は余暇ではなく、仕事だものね。右側のカップルは、バイエルン州の知事夫婦。この写真はこちらから。
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今年のバイロイトは、2000席のところ900席程度までに入場制限。それでもチケットがまだ若干売り切れていないそう。ワクチン接種完了か感染完治か陰性証明が必要で、そのために特別なチェックポイントを設け、そのチェックを開演1時間前までに終えなければ中に入れないのだとか。中ではFFP2マスク着用が義務。つまり、不織布マスクではだめで、日本で言うN95マスクが必要。ちなみにプルミエの「さまよえるオランダ人」はこちらで見られるのだが、日本でも見られるかな…?

一方、ザルツブルク音楽祭も絶賛開演中で、同じ25日にオフィシャルな開幕式があって、オーストリアの大統領が出席。ザルツブルクの方もやはりワクチン接種完了か感染完治か陰性証明が必要で、それだけのチェックを行うのだからと席数の制限はしていない模様で、しかもチェックした後はマスクも要らないということだったが、それで始めた初日の演劇で感染者が出てその周りの44名が自宅待機措置となったため、その後はFFP2マスク着用が義務となった。この写真はこちらから。
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ドイツの七日間指数は上にも書いたようにまだ10台だし、オーストリアの七日間指数も28.4とまだ35以下なので、よほどのことがない限り音楽祭の終わる8月末までそれでなんとかなっていくのだろう。経済も回さないといけないし、ロックダウンで疲れた国民たちを休暇に行かせて満足させなければならないし(秋には選挙だし)、芸術界も支援しなければならないし。しかしドイツ、お金もつのかな…
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あと3週間経ったら世の中どうなってるかな…
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学校に空気清浄機を設置するとか、13歳以上の生徒にワクチン接種をするとかっていう話もちらちら話題になっているが、あまり3週間後のことは考えないようにしている。まあいつか何かが決まり、どう決まろうともめぎはそれに従って仕事するしかないのだ。

めぎ家リビングは絵を壁にかけ、本棚はまだ考え中だがそれなりに元通りになってきた。
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日曜日、以前のようにリビングでブランチするのが嬉しい。
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夜は、雨でバルコニーに座れない日も多いが、晴れているときにはその時間を満喫。夕食はいつも19時15分頃から。まだまだ明るい時間帯。
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現在の日没は21時半頃で、一時期の22時半頃よりずいぶん暗くなった感があるが、それでも夕食後こうしてフルーツを楽しむ時間がたっぷり。これはドイツのサクランボ(日本で出回っているアメリカンチェリーではない)。
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これは日曜日の例だが、毎日がこんな調子。いつか退職したらこんな感覚になるんだなあ…と思いながら、限りある休みをのんびり満喫。ああ、でも、もう4週目。こんな時間を楽しめるのは、またいずれ忙しくなると分かっているからなのかなぁ…
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夏の終わりに [新型コロナウィルスのこと 2021年]

6週間の夏休みも、土日を入れてあと4日。
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今年の夏休み、雨が多かったほかは、ずっと過ごしやすい気温だった。ここ2週間の気温は、高くて28℃程度、その日によっては20℃未満。11日は24℃の予報だが、今この記事を書いている13時の時点で21℃。30℃を超す日は今年、もう無さそう。一方で、南欧では40℃を超して非常事態に陥っていて、これって凄い差だわね…

日本だったら休みがまだ4日もあるって思うところなのかもしれないが、6週間の最後の4日ともなると、かなりどんよりした気分になってしまう。
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2週間音楽のことばかり考えてものすごくリフレッシュして帰ってきたのだが、もういきなり現実がバババンバンとあるし、ああまた一年頑張らねば…
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と言っても去年と比べたらきっと今年は楽だと思うのだけど。二度とホームスクーリングにならないように政府はあれこれ策を練っているようだし、再びオンライン授業になってももう慣れてるし、すっかり訓練されてしまってまた何か考えてもみなかったような予期せぬことがあるんだろうけどまあ何とかなるのさという心構えもできてるし。
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現在のヨーロッパはこんな地図。これは以前にもご紹介したこちらのサイトの地図だが、コロナ感染の七日間指数(人口10万人当たりの七日間の新規感染者)の色分けで、基本的に赤っぽくなって色が濃くなると感染爆発しているということ。ドイツはグレイで、まだまだずいぶん低い方。めぎの行ってきたオーストリア(オレンジ色)よりも低い。
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↑緑のポーランドとハンガリーは七日間指数が5未満。薄いグレイのチェコ・スロバキア・ルーマニアは10未満で、ちょっと濃い目のグレイのウクライナ・ボスニアヘルツェゴビナは25未満。一番濃いグレイのドイツ・ラトビア・モルドバは30未満。肌色のアルバニアは35未満。オレンジ色のオーストリア・スウェーデン・スロヴェニア・クロアチアは35以上50未満。明るめの赤のスイス・イタリア・ルクセンブルク・セルビア・ブルガリア・ベラルーシ・ノルウェー・フィンランドは50以上100未満。若干濃い目の赤のオランダ・ベルギー・デンマーク・ポルトガル・ギリシャ・リトアニア・エストニア・コソボ・北マケドニアは100以上200未満。黒っぽい赤のイギリス・フランス・スペイン・アイルランド・アイスランド・モンテネグロ・トルコは200以上。これは8月11日に写した写真なので、12日以降にはリンク先の色が若干変わっている可能性があるけど、まあこんな感じということで。この、人口10万人当たりの一週間の新規感染である七日間指数をあまり知らない方への比較対象として数値を挙げると、日経のこちらによれば、8月10日の日本では、トップ3が沖縄247.8、東京200.1、神奈川140.3で、その後埼玉、千葉、福岡と続き、7位の大阪が86.3で、その後京都、茨城と続き、10位の兵庫が51.4。

以前だったら七日間指数が100を超えたりしたら大騒ぎでロックダウンだったのだが、ワクチン接種の進んだ今は死者数や重症者数が少なくて、200以上のイギリスがすっかり緩和に踏み切っているのは日本でも知られている通り。ドイツの8月11日の一日の新規感染者数は5000人弱で、日本の3分の1。七日間指数は25.1で、デュッセルドルフに限れば50.0で、一時5以下になったのがもう夢か幻かという感じだが、でもうなぎのぼりという訳でもない。このグラフはドイツの七日間指数の推移で、こちらから。余談だけど、今の東京の状態って、ドイツの冬のロックダウン時よりひどい数値だわね…
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まだまだ数値は低いけど去年の夏と比べると上がり調子の傾きが急だということで、8月10日、数か月ぶりに首相と州知事が会議を行い、今後の方針を決めた。例えば、これまでコロナ検査(抗原検査・PCR検査)が無料だったのを10月11日から有料化すること(一回11.5ユーロほど)と、8月23日から、七日間指数が35以上に定着した地域では、レストランや床屋・美容院やコンサートや美術館やスポーツ施設や教会のミサなどに行くときや、ホテルに宿泊する際や、イベントや祝い事などの集会や、病院・老人ホームなどの訪問に際し、ワクチン接種完了していない人にコロナ検査陰性証明(抗原検査なら24時間以内の、PCR検査なら48時間以内のもの)を義務付けるというもの。検査の義務化と有料化が同時でないのは、まだワクチン接種していない人が10月11日までに接種できるようにとの配慮。

つまり、ワクチン接種が完了していたら有料コロナ検査陰性証明は要らないし、ワクチンは無料なのでみんな接種してね、ということなのだ。このところワクチン接種率の上がり具合が鈍っているので(現在ドイツのワクチン接種完了が全人口の56%ぐらいで、1回のみは63%ぐらい)、ワクチンを打たない人に不利な規則を作って促しているらしい。もちろん、健康状態的にワクチン接種が不可能な人は、その証明があればコロナ検査料は無料になるし、学校の生徒たちは学校で無料検査をするし、6歳以下は検査免除とのこと。ワクチン自体はドイツには今十分にあるようだ。9月から3回目の接種も開始するとのこと。ドイツは去年12月末からワクチン接種が始まったので、最初の人たち、つまり1月に接種の終わった人が9月から3回目の接種をするということは、6月に終わっためぎの次の接種は来年の2月頃ということかしら。その頃、世の中はどうなっているのかしらねぇ…

その他に首相たちが決めたことは、お店や公共交通機関での不織布マスクまたはFFP2マスク(日本のN95)着用義務継続、金銭的援助なども継続など。日本で大きく問題となっている重症者のベッド数が足りないとか自宅療養中に亡くなったとかそういう話はドイツには無い。かつて一日新規3万人時代にそれなりの体制を整えたからだろう。

総じて言えば、ワクチンを接種完了すれば、日常的にマスクをする義務があるという煩わしさが残っているとは言え、レストランで食事もできれば、コンサートやサッカー観戦などにも行けるわけだ。周りもみんなワクチンを接種していると思えば、安心感も全く違う。こうして日常に戻りつつあるというか、戻り方を模索しているという感じ。そうそう、日本と同様、ドイツでは既に90%以上を占めるデルタ変異種への懸念は未だあるし、以前とガラリと違って最近は若者への感染が多いというのも問題だが、再生産数が1~1.3で落ち着いていて、そんなに感染拡大する数値ではない。死者数もひと頃と比べて圧倒的に少ないし、ICU患者もそれほど増えていないので、ワクチン接種の効果は本当にあるのだろうと思う。
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そしてまさに、七日間指数が低いだけでなくそういう規則があるからこそ、めぎは今年も隣国へ越境できたのだ。音楽祭への入場でも、レストランでの食事でも、カフェでの一服でも、まるでかつての関所手形のようにまずはワクチン接種完了証明を見せなければならなかったし、それを持っていない人がバーから追い出されるのも目撃した。いつまでそういう状況が続くのか分からないが、これが新しい日常と言うやつなのかな、と実感した。それでも感染してしまう危険は0ではないが、そもそもどんな病気にかかる可能性も0ではないのだ。そう思いつつも、帰宅してからあと数日、発熱などが無ければいいな、大丈夫だったかな、と思い、コーヒーの味を飲むたび確かめている自分も存在しているのだが。
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それはそうと、ドイツの11日のトップニュースはコロナではなく11日からの2日間鉄道ストライキ。走るのは通常の4分の1程度だって。きっとその影響を受ける同僚や生徒がいると思うな…混雑する週末を避けてそろそろ帰るつもりだった人って結構いると思うから。いくらマスク着用義務でも、隣に知らない人が座った状態で何時間も電車に乗るのって、今は絶対に避けたいもの。そういうニーズに応えて、鉄道も近々、長距離の場合はワクチン接種証明を導入する予定だとか。
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花の咲く秋 [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日はデュッセルドルフのお話を。

真っ赤なバラが再び咲いた。
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美しいな~
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結構下の方に咲いているので、撮るときはバルコニーに座り込んでいる。上の方に、薄いオレンジ色のバラの蕾も一つ。
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奥に咲くこの花も可愛い。
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めぎは相変わらず多忙中。マスクをしていなければコロナのことなど忘れそうに通常通り。めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州が各学校にした調査によると、教師の90%以上がワクチン接種を終えていて、12歳以上の生徒の約30%もすでに接種を終え、少なくとも一回接種した生徒も半数近くとなり、ワクチン接種していない生徒には週3回のコロナ検査も学校で行っており、学校がクラスターになることは考えにくい、との発表。で、喩え生徒が感染しても、その感染した生徒だけが自宅療養に入り(重症化すれば入院)、あとの生徒は隣や前の席だったとしても誰も自宅待機にはならないこととなった。
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夏休み後半から新年度開始後にかけて再び増えていた感染も、今はまた減少方向へ。ワクチンを打つ人の数は頭打ち状態で、他に特に厳しい措置がなされたわけでもないので、なぜ減少するのか不明。
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入院する人の数は若干増えたが、集中治療室に入る人はワクチンを打っていない人ばかりだという話だし、ワクチンを打っている人だけで言えば七日間指数(人口10万人当たりの七日間の感染者数)は数人なのに対し、打っていない人の七日間指数は300以上だとか。だからワクチン打ちましょうね~とキャンペーンとかやっていて、今は生徒の接種がどんどん進んでいる。大人で打っていない人はもうたぶん打たないんじゃないかな。体質とか、主義とか、恐怖や心配とかで、打たない人は打たないのだから。
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そういう意味で、教師の90%以上が接種完了って凄いなあ。
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先日、定期健康診断に行ったとき、かかりつけの医者が言うには、今のようにFFP2マスク(N95マスク)したままでは無菌状態で、通常の免疫システムの方が弱ってしまう可能性がある、とのこと。うーん、たしかに。だから、ワクチン接種が終わっているなら、気候がいいうちに多少は外を出歩いて、多少は何らかの菌とかウィルスとかにまみれておいた方がいい、とのお話。なるほど。
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まあそうは言ってもドイツの場合、店の中や公共交通機関の中はマスク着用義務なので、つまりはレストランで食べるとか、街中を散歩するとか、せいぜい友人の家を訪問するとか、そういうようなことをするしかない。
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こうして見ると、コロナもだいぶ普通化してきたという感じ…みなさまだったら、どうします?
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10月下旬のマルクト市場 [新型コロナウィルスのこと 2021年]

嵐の次の日は、素晴らしい晴天だった。
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風が暖かい湿った空気を吹き飛ばしたようで、最低気温は5℃まで下がり、最高も12℃。朝一のマルクト市場はまだ10℃以下で、手が冷たく感じる季節になったのを実感する。
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野菜の種類はまだまだ豊富。写ってないけどトマトもキュウリもサラダ菜もある。その中に、芽キャベツの姿がちらり。あ、冬がもうここに。
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ドイツでもこの大きな黄色い飾り用のカボチャが売っているが、特にハロウィーン用という訳ではなく、収穫を感謝する飾りとして。ひまわりの切り花がまだある。アーティチョークの花も。
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こちらの花屋さんにはエリカがいっぱい。
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果物のスタンドにはいろんな種類のリンゴがずらり。ここには8種類ぐらいあって、みんなキロ単位で買って行くが、2~3個とかでも量り売りしてくれる。種類によるが、1キロあたり2~2.8ユーロほど。
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こちらはチーズ屋さん。大きな塊が並んでいるが、1センチぐらいの厚みから量り売りしてくれる。
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ここまで見てきて気が付いた方もいるかもしれない…ドイツでは、野外の市場のマスク着用義務が解除となった。屋内はまだ義務だが、こういう青空市場では売る側も買う側もマスクはしなくてもいい。それでもし続ける人が結構いる。ドイツも随分変わったものだ。

月曜日からまた学校が始まるが、卒業年次の学年だけでも3人がコロナに感染して最初の週は休むという連絡があった。その3人とも、ワクチン接種完了済み。ブレークスルーも極めて当たり前になったという感じがするわねえ…非常に軽症で、休む週も自分で勉強するから授業内容やプリントなどを送ってほしいとのこと。

休み明けも、まずは生徒のコロナ検査継続&マスク着用義務継続。11月からそれを緩和するか否か、現在お上が検討中。ドイツは州単位で規則が異なるので、全国共通の規則を作るべきなんていう議論もなされているが、エピデミック規則は11月で全部撤廃しようという意見もある一方で、秋休みで人の移動が多かったからか、また感染者数も七日間指数も上昇中。

さて、これからクリスマスまで、どう推移するのかな。クリスマスマーケット、接種完了証明で入場させるというやり方で開かれる予定で準備しているようだが、本当にできるかしら…3回目の接種もドイツは70歳以上&リスク患者からとなっているので、12月で接種から6か月の過ぎるめぎもうちのドイツ人も3回目接種の話は当分ない。とりあえず9月末にインフルエンザの予防接種だけは済ませたが、これ以上できることはもう無いって感じ。学校で真冬に向けてマスク着用義務がなくなったら…むむむ。


いつもは9時からのマルクト市場に9時に行って、買い物して9時半頃には帰るのだが、この日はうちのドイツ人の仕事の都合で9時半に家を出て、10時の帰りになった。これは10時過ぎの光。
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めぎが立っているところは横断歩道の真ん中にある分離帯の上。もうちょっと左に行ってタワーをきちんと入れたいところだけど、車がなかなか途切れず断念。
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コロナと日常 [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日から数日は今のデュッセルドルフのお話を。写真は11月最初の日曜日の散歩から。

寂しい景色になってきたなあ…と思いながら撮っていたら…
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なにやら咥えたリスさんが!胡桃かな…このとき40㎜単焦点しか持ってなかったので、トリミング。
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この葉っぱもあらかた落ちてしまった。
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どんどん少なくなる葉っぱ。
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光が弱くなり、暗い時間がどんどん長くなり、周りから色が消えていき…と、そんな鬱々とした秋が深まるにつれて、ドイツのコロナ新規感染者数がうなぎのぼりで、これまた鬱々とした気分。あ、でも、鬱々としているのは一部の人だけで、世の中はすっかり緩和されてカフェもレストランもバーも開いてるし、劇場も開いてるし、旅行もできるし…めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州では学校の授業中のマスク着用義務も解かれたし!数値だけが空回りしているような変な感じ。ポスターの男性は、今の州知事。
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マスク着用義務が解かれた学校はどうなるんだ?と思ったが、めぎの学校に関して言えば、誰が強制したわけでも何か言ったわけでもないのに生徒は誰もマスクを外さなかった。若者たちって大人よりもずっと思慮深く、状況をしっかり見て判断し、自ら行動しているんだなと感心した。小学校とか他の学校はどんな状況か分からないが。
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学校では11月2週目に保護者面談があったのだが、それはオンラインで実施した。後半に学校のオープンデーがあるのだが、それも人数制限をして予め申し込みをさせて当日ワクチン接種完了(または感染治癒証明、以下省略)か検査陰性証明をチェックして入場させるという形で実施することとなっている。もう一つ市長とかが来校する大きなイベントも月末に控えていて、それは詳細が書けないが、様々な予防策を施して厳戒態勢で行う予定である…
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この一週間は、一日の新規感染者数がドイツ全体で5万人を超えるとか、七日間指数(人口10万人当たりの7日間の感染者)が277を超えるなど、記録を日々更新したのだが、現在のところそれで規制がかかってはいない。これはここまでの推移のグラフで、去年の冬も凄かったが、現在はそれを追い抜いていることがパッと見てすぐにわかる。
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人口10万人当たりの7日間の入院数は4.7人だそうで、それはこれまでの最高記録15.5人(去年のクリスマスの頃の最高記録、ちなみにその頃の七日間指数は217.2だった)にまだ全く届いていないし、現在集中治療を受けている1173人のうち863人はワクチン接種をしていない人たちで、もしワクチンが無かったら4230人が集中治療室にいたと試算されていて、つまりブレークスルーは3分の1ではなく7.3パーセントだという試算で、そしてブレークスルーした310人のうちの83%が60歳以上だということで(以上の話はこちらから)、そしてワクチン接種完了した5600万人のうちブレークスルーしたのは17万5千人ほどでつまりほんの0.3%の人たちだということで(その話はこちらから)、要するに一般的にはもはやそんなに危機感が無い。
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ワクチン接種完了後6か月経ったらブースターも行われることとなったし、あとはワクチンを接種しない主義の人にどれだけ接種させられるか、ということなのだが、その辺は個人主義のドイツなので(つまり忖度とか右に倣えとかがない)、そしてナチスの反省から特に健康に関してはなかなか強制はできないドイツなので(ナチスは身体障害者も排斥したため)、これ以上はかなり難しいのではないかと思う。
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ワクチン接種すればかかりにくいし、かかっても重症化しにくいということで、現在はほぼ通常通りである。大きなイベントも、例えば11月11日のカーニバル開幕式もワクチン接種完了証明で行われたし、まもなく始まるクリスマス市もやはりワクチン接種完了証明で行われる予定だ。問題は、そのワクチン接種完了証明のチェックが本当にきちんと行われるのか(ちゃんと見て身分証明書もチェックするのか、ろくろく見なかったりするのか)、検査陰性証明もOKとするのか、ということで、さかんに議論されている。ちなみにケルンのカーニバル開幕式は、その前日にカーニバル王子が検査陽性になったという大騒ぎが起きていた。開幕式の後は来年の2月の本番までカーニバルはしばらくお休みで、それまでには王子様も治癒してよかったねということになるのだろうが、なにもかもバタバタだ。
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こんないつだれが感染するか分からない状態で、大事なことは代理人も用意しておかなければ、という感じ。授業も、代わりに誰かにやってもらえるように早め早めに準備しておいた方がいいかも…
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ちなみにヨーロッパの状況はこんな感じ(こちらから)。ドイツもどす黒い赤に逆戻りだが、周りはもう紫…紫は七日間指数が500以上のところで、オランダ、ベルギー、オーストリア、チェコ、スロヴァキア、アイルランド、クロアチア、モンテネグロ、リトアニア、エストニア。見えにくいけど小さなスロヴェニアは黒っぽい紫で、七日間指数が1000を超えている。
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秋には国外へ旅行もできたけど、この分だと冬は無理そうだなあ。クリスマスの集いは再び人数制限になっちゃうのかなあ。うちのドイツ人は仕事がらみのクリスマス会はすべてキャンセルすると言っている。学校はこれからどうなるのかなあ…
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アマリリスとユーカリとコロナ [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日は食卓の花を見ながらドイツのコロナのお話を。

現在ドイツは、どこまでいくのかこの数値!?と思う状況。木曜日発表の一日の新規感染者数は6万5千人を超え、人口10万人当たりの7日間の感染者数(七日間指数)は300を超え、いつ400に届くかという感じ。
アマリリスの切り花を買ってきたのは11月12日。
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ドイツ東部やバイエルンが凄くて、義母の住むマイセンの七日間指数は木曜日に1200を超えていた。その地方ではICUもほぼ埋まりつつあるという。
ちょっと色の濃い赤の蕾。わくわく。
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ちなみに木曜日の数値で比べると、デュッセルドルフの七日間指数は240。
今回はこんな緑も一緒に。これ、ユーカリ。ネットで見たところ、コアラが食べるユーカリはもうちょっと葉っぱが長めのようだけど。
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ドイツ東部はワクチン接種率が低く、ザクセン州の接種完了率は58%弱で、めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州の71%との違いが大きい。ハンブルクなどのドイツ北部ではワクチン接種率が高く、同時に七日間指数も低く、以上の点からやっぱりワクチンの効き目ってあるのね~という仮説が立つのだが、一方バイエルン州は66%弱で、ノルトライン・ヴェストファーレン州とそれほど大きく違う訳でもない。この60%台と70%台の違いが感染拡大を防ぐという意味では大きいということなのかしら?それとも別のファクターがあるのかな…?人の移動という意味では、ノルトライン・ヴェストファーレン州の方がバイエルンより多いと思うのだが。
すぐに咲くのかなと思ったが…
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結構気になるのが、年齢別の内訳。5歳から14歳までの子どもに限った七日間指数は他の年代よりずば抜けていて、例えば木曜日の数値では、マイセンでは3030.4だし、デュッセルドルフでも464.5。その年齢はまだワクチン打っていないものね…まさに無防備ってことだわね。今のところ、クリスマス頃にその年代のワクチン接種を始めるという話。
意外にゆっくりで、これは18日の撮影。
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そんな状況だけど、ドイツは今のところ完全なロックダウンはしない模様(これまでロックダウンを可能としてきた11月25日で期限の切れる特別法は延長されず、つい先日決まった次の法律ではその後はロックダウン禁止となったらしいし)。お隣オーストリアではしかしロックダウンに踏み切った。なにしろ七日間指数が例えばザルツブルクで1700だとか。ひょえ~…
まだ開きかけ。
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オーストリア全体の一日の新規感染者数は1万5千ちょっとで、ドイツよりずっと少ないが、人口がずっと少ないので(オーストリアは約2560万人、ドイツは約8300万人)、比べるべきは七日間指数なのである。
初々しい蕊たち。
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そして、さらに注目されているのが、10万人当たりの7日間の病床率。3を超えたらワクチンン未接種の人の自由がなくなり、6を超えたらワクチン接種しててもコロナ検査陰性証明が必要となり、9を超えたらさらなるロックダウンに近い制限が入り…と段階ごとに自由がなくなるようである。現在ドイツ平均で5.7なのだそう。3を超えているので、コンサート会場などにはもうワクチンを接種していない人は入れない。ドイツ東部、この数値がひどい。ザクセンでは約12、テューリンゲンでは約18!そりゃもうICUが埋まっちゃうわけだわね…
可愛くて、似たような写真をいっぱい撮った。
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この金曜日、バイエルンやザクセン州ではクリスマス市の中止などが相次いで決まった。この週末はワクチン接種証明や検査陰性証明で人数制限をしつつ人を入れて無事にめぎの学校でオープンデーが開催できたけど、来週末に予定している学校はどうかな。次の一週間でノルトライン・ヴェストファーレン州はどうなるかな。今、ブースターに人が押しかけているという話。でも、うちのドイツ人の知り合いの医者でブースターを終えている人も、この金曜日、陽性反応が出たとか。なんだかすごいことになってきたなあ…
マクロでも撮れば良かったのだけど、新しい40㎜F2単焦点で。
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どうなる今年のアドヴェントシーズン [新型コロナウィルスのこと 2021年]

今日から数日は今のデュッセルドルフのお話を。

みなさまもご存じのように、ドイツは今、新規感染者数も七日間指数(人口10万人当たりの7日間の感染者)も毎日のように記録を更新しているところで、一週間のうち最も数値の悪くなるこの木曜日には7万6千人を超し、七日間指数は460を超した。新規が10万人になるのも時間の問題のような気がする今日この頃。
アマリリスは一輪を残しほとんど干からびた状態になった。
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どうしてそんなに感染者がいるのかと問えば、ヨーロッパ人の衛生観念は日本と比べて…などと言われたりするが、マスク着用とか手の消毒とかに関しては今やドイツも日本と変わらず、しかも自粛のお願いなんていうレベルではなく義務で、バスや電車に乗るには不織布マスク以上の医療用マスク着用義務だし、さらに今やワクチン接種完了か感染完治か検査陰性証明を持っていないと公共交通機関に乗ることさえできなくなったため、衛生観念の違いでというような理由付けだけではもはや説明にならない。違うのは、もっと別のことだ。
2週間にわたって楽しめたアマリリス。そろそろ片付けなきゃ。
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一日に5千人しか入国させない日本とは全く違ってドイツは9か国と国境を接していてそこを常に人が何万人何百万人と往来しているわけで、人の移動の規模は計り知れない。また、小学校から高校までの全ての学校で週に3回コロナ検査をしているというのも大きなポイントだと思う。つまり、症状が無くても見つかる場合が多いのだ。
11月28日日曜日の第一アドヴェントを前に、うちのドイツ人の母親と叔母から相次いで小包が届いていた。これはその中のカードや、その中に入っていた飾りや本物のモミの枝。
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と言っても、みんながみんな無症状であるわけでもなく、七日間指数が1000ともなればドイツも病院でトリアージが起こるわけで、今はバイエルンで溢れたコロナ患者をハンブルクとかノルトライン・ヴェストファーレン州とかに運んだりしている。そのうちに、ここもそうなるのかもしれない。
叔母からはクッキーなども。うちはクッキーをほとんど食べないのだが、こうして送ってくれる心が嬉しい。みんな歳取ってきて、いつかはこれが途絶えるわけで、これが思い出になるのよね。最近はそういうことを常日頃考える。
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そんな状況で今年もこの日曜日28日に第一アドヴェントを迎える。それに先立っていつものマルクト市場でクリスマスツリーを設置しているところをたまたま目撃した。生木を地面に立てるのはもう終わり、これからネットを剥がす作業に入るところ。その後飾りつけをするのだろう。ちなみに写真を見ればわかる通り誰もマスクをしていないが、それは、ドイツではよほどの繁華街や例えばクリスマスマーケットなど以外では外でマスクをつける義務はないためだ。ほらやっぱりドイツと日本とでは衛生概念が…と言われそうだが、外のこういう状態でうつったという話は今まで聞いたことが無いし、うつるのはやっぱり換気をしていない屋内での仕事や、換気をしててもマスクを外さざるを得ない屋内の飲食の場や、家庭内などが大多数だと思われる。
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これだけ見ればいつものクリスマスと同じなのだが、ここに来て新たな変異種オミクロンも出現し、今年も再び学校のクリスマス休暇を早めに始めるか否かという議論がなされるようになった。去年メルケルさんが拳をふって「祖父母と過ごす最後のクリスマスにしてはならない!」とクリスマス前のロックダウンを決めたことを思い出す。今年はワクチン接種も進んだし、治療法もそこそこ確立して来たし、新規感染が増えても重症化する人はそんなに増えてなかったし、ほんの1か月ぐらい前までは、クリスマス休暇にもひょっとして車でだったら旅行できるかもね、少なくとも家族が集ってクリスマスを祝えるだろうね(ドイツのクリスマスは日本のお正月に相当し、みんなが帰省する)、という感じだったのが、にわかに全てが怪しくなってきた。うちのドイツ人の叔母がデュッセルドルフに来ることになっていたのだが、さて。学校の方も、検査体制も何せ週3回早朝で、陽性になれば少なくとも朝一で学校から出ていくわけで、どこがホームオフィスになろうとも少なくとも学校は普通に開き続けるのだろうと思っていたが、さてさて…
うちのドイツ人も土曜日にアドヴェントの準備。天使が1つ剥がれてしまったので、ボンドでくっつけた。
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思えば夏の初め、ワクチン接種も進んでドイツの数値はもうコロナが終わったかと思うほどよくなり、これで夏休みが楽しめる!とみんなが休暇に旅立った。それと同時にレストランなども開き、やっとみんな会食できるようになった。その所為でもちろん感染者数は増えたが、今のような状態にはならなかった。小康状態でまた減ったりまた増えたりだったのが一気に増え始めたのは秋休みの後、やはり寒くて換気をやめたり、屋内での飲食が増えたりしてからだ。まだ将来にどういう影響が出るか分からないワクチンなど接種したくないと表明したドイツのあるサッカー選手が非難されたりしていたが、その選手がコロナに感染したというニュースもあったからか、トリアージが発生し始めたというニュースもあったからか、死者がまた一日300人を超えたりするようになったからか、とにかく現在の数値うなぎのぼり状況になってから再びドイツでもワクチンの一回目の接種に重い腰を上げる人がそこそこ出始めたし、3回目の接種も急に進み出していた。めぎもうちのドイツ人ももう3回目を接種したし、ドイツ人口の10%が既にブースターを終えたそうだ(その次の日は腕や節々が痛かった…)。これで完全とは言えないまでもとりあえずはまた一安心と思いきや、それも効かないかも知れない変異種があるとなっては、話はまた振出しだ。ドイツでもミュンヘンに到着した二人がオミクロン種に感染していることがわかったし、フランクフルトで見つかったオミクロン種の感染が疑われている人はワクチン接種完了者だったというし(検査の結果はまだ)、接種しててももう安心できないという現実がとうとうここにやってきたという気がする。下手すると今度は外でもうつるのかもしれないし。どのぐらい感染力が高いのか、どの程度重症化するのか、気になるところ。経済を回しつつという今のやり方が根本からやり直しにならなければいいのだけど。
アマリリスは最後の一輪だけこちらに移動。生徒たちからもらった胡蝶蘭は2種とも再び蕾を伸ばしてきている。
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そんなわけで、この11月に上がり往く数値を見ながら多くの衛生コンセプトを整えて学校でオープンデーとか記念式典とかを無事やり切ったという充実感は今とてつもないし、あとの12月はまあ学校が開く限り頑張ってやっていきましょ、という気分である。定期試験があるのだが、それを無事に終えられるか否か。終える前にクリスマス休暇前倒しになったら、その後どうなるのかなあ。ま、去年もなるようになったし、今年もそうなのだろう。
今年は忙しくてアドヴェントリースを作る暇も買いに行く暇もなかったのでとうとう割愛。リース無しはめぎのブログ始まって以来のこと(めぎのブログは2006年8月に始めたので、15年間ずっとアドヴェントリースを飾っていたのだが)。でもまあ、蝋燭の光はこのクリスマスピラミッドで十分楽しめるからね。モミの枝も叔母から送られてきて香りは楽しめてるしね。
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第一アドヴェントの様子はまた明日。
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