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めぎとうちのドイツ人との間の壁 [めぎ家改装中]

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めぎ家は現在改装中。
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改装するために、まずはこの部屋の壁紙を全て剥がした。
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すると、家の傷みも見えてくる。手を入れなきゃならないところがたくさん。
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壁紙を剥がすには、壁にブラシで洗剤入りの水を塗り込み、柔らかくしてから金属のへらでひっかく。うまく剥がれることもあれば、頑として引っ付いていて文字通りひっかくときも。めぎも部屋の6分の1くらい剥がしましたよ~!いやあ、なかなか大変だけど、面白かった♪
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その作業は結構大変なので、遠くからうちのドイツ人の妹が手伝いに来てくれた。彼女は引越の度に壁紙を貼り替えて何十年というベテラン。彼女が部屋の4分の3を剥がしてくれた。ありがとう~!
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そもそもなんのために改装するかと言えば、これまでうちのドイツ人の部屋だった空間を居間に作り替え、壁の向こう側のめぎの部屋へぶち抜こうと(うちはそれぞれが自分の部屋を所有していて、共有スペースとしてはダイニングキッチンのみで居間がなかった)。うちのドイツ人は、うちにホームステイしていた学生さんが使っていた元客間を使うことに。今のままだとめぎが居間やキッチンへ行くにはその元客間の前を通らなきゃならないので、お互いの独立性を保持するためにめぎの部屋から居間への通路を造るというわけである。壁をぶち抜くに当たってその辺りの壁紙を貼り替えることになるのだが、部屋中の壁紙がもう何十年も経って古くなってきていたので、思い切って全部張り替えることに。

居間とめぎの部屋との間に取り付ける予定のドアは、長い間地下室に放置されていたもの。大嵐で地下室に雨水が流れ込んだときに下が水に浸かり、ぼよぼよ~んとなっていたのをまずは真っ平らに修理。わざと濡らして柔らかくして圧縮する。
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上の部分が平らに直され、下の部分がまだぼよぼよしているのが分かります?
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こうしてぼよぼよを無事修理したあとヤスリがけをし・・・
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現在色塗り中。
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ちなみに、ドアが取り付けられるはずの場所はここ。
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めぎの部屋には、もともとここにドアがあったらしい形跡が残されている。ここにすっぽりと鏡台を入れてごまかしていた。叩くとベニヤ板のような音がして、他の壁とは全く違う。
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このドアの跡をドアに改装するというのは、大家さんにめぎとうちのドイツ人との連名で「ここを出るときには元通りに直します」という誓約書を予め出して、許可をもらった。つまり、ここを出るときにはこのドアをまた塞がなきゃ。貸家レヴェルでこの改装ができるというのは全くもってドイツならでは。借りる側が自分で壁紙張り替えするのはドイツでは賃貸でも非常によくあることだけど(汚いまま貸すから礼金がないし、家賃も安いまま据え置きだし、敷金も全額戻ってくる)、壁をぶち破るのはなかなかねえ。そして、それを自分でやるというのも、ほんとドイツですわね。

お互いの壁紙を剥がせばもともとのドアの空間を塞いでいるベニヤ板が出てきて、それを取り外せば開通すると思っていたのだが、なんと!
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ベルリンの壁ならぬ、めぎとうちのドイツ人との壁!どおりで隣の音がほとんど聞こえないはずだわ・・・我々の間にはこんな壁があったのね~と妙な現実感があって、なかなかに愛おしかったりして。いつのことか分からないが(この壁ならぬブロック塀の形状からして60年代かしら)、ドアを塞ぐことにしたときに中にこんなにしっかり壁を築いたなんて、ホントここは石の文化だなあと感心しちゃうわ。(ちなみに、ドアが入るところ以外の壁は全て石造り。石の上に何かで白く固めているだけ。)

これがなかなか固くてちょっとやそっとでは崩せない。楔を打ってがんがんごんごんがんがんごんごん・・・
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おおお!向こうに一筋の光が!!!
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壁の向こうは薄い壁紙一枚だった。
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またそのうちに続きのお話を。予定としては11月中には完成!だったんだけど、なにしろ業者を頼まずうちのドイツ人とめぎだけでの作業だし、こんな予定外の「壁」も出現しちゃったので、きっとクリスマス間際までかかることだろう・・・この壁を取り壊し、綺麗にし、ドアを取り付け、壁紙を新しく貼り、天井を塗り直し、それから家具・・・ああ、果てしないなあ・・・無事にツリーを飾れるかしら。
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壁紙とドア [めぎ家改装中]

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めぎ家はゆっくりながらも着実に改装進行中。(前回までのお話はこちらをどうぞ。)
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立ちはだかる壁も、近所の人から大きな楔を借りて難なく撤去。
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ドリルも使って、全部で3時間くらいの作業だったかな。
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ものすごい埃で掃除が大変だった・・・

そして、無事、開通しました~!!
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欠片を記念にとってあります♪
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いくつかは地下室で土台に使い、残りは10ユーロ払ってリサイクルゴミ処理場に引き取ってもらった。

次の課題は天井の塗り直しと壁紙の貼り付け。まずは天井の下塗りをし・・・(うちのドイツ人お気に入りの青いつなぎの作業服♪)
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乾かしている間に壁紙を買ってきて・・・(ロールの上に陳列している箱は糊の粉末)
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切って・・・
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どろどろの糊を作って・・・
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貼り付けた。
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ドイツでは色つきの壁紙は一般的に売られていない。壁紙に既成の模様がついているのも滅多に見たことがない。普通は白い壁紙を貼って、自分で好みの色に塗る。白い壁にしたい場合でも、貼るときに糊などで壁紙が汚れるので、貼っただけでそのままということは決してなく、その上を白く塗る。賃貸住宅を借りると、部屋はどこもかしこも真っ白い壁。それを部屋ごとに自分で自分好みの色を塗ってから引っ越し、出るときにはまた白く塗り直す。

うちのドイツ人も、壁紙を貼り終わったら色を塗るつもり。それならもともとの壁紙をそのまま使って色だけ塗り直せばよかったんじゃない?とめぎなどは思うのだが、この部屋の壁紙はもう何度も何度も色を塗り重ねられてきてすっかり古かったので、新しくしてさっぱりしたかったのだとか。
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ちなみに、壁紙を貼らずに壁に直接色を塗ることもある。昨日の食卓の後ろの赤い壁は、直接色を塗ったもの。それも楽でいいんじゃない?とめぎは思ったのだけど、リビングは直接色を塗るだけでは寒々しいから壁紙を貼りたい、というのがうちのドイツ人の希望。

さて、さらなる課題は、ここを綺麗に化粧直しすることと、中がなぜか空洞のこの枠にドアを取り付ける金具を固定すること。
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地下室から回収したここのドアは、昔の規格なので今はもう部品が売られていない。今の規格のは小さすぎてあわないので代用物を探し、空洞の枠と格闘&試行錯誤したが、無事にドアを取り付けることに成功!
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ドア自体もまだ下塗りが終わっただけ。これからヤスリがけやら色塗りやらまだまだ。取っ手も買わなきゃ。

でも、こんな風に壁が開通してドアがあるのを見ると、ちょっと感慨深いですわ・・・
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配線もなんとかしなくちゃね・・・


♪ おまけ ♪
味気ない写真ばかりなので、昨夜の月と(たぶん)木星をどうぞ。
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昨日は猛嵐とこんな美しい月夜とを目まぐるしく繰り返していた。
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IKEAで買い物 [めぎ家改装中]

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改装作業と並行して、新しく必要なものを買いに久々にIKEAへ。11月の初め頃だったかな。
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このクロワッサンセットに惹かれつつ、さっさと買い物して帰るつもりで我慢。開店は10時。少し前に着いたので、開店前のミーティングの様子を見ることができた。
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この日の授業は午後3時からなので、まだまだ充分時間はあるけれど、さくっと買い物を終わらせてうちで定期試験の問題作成などをするつもりだった・・・だから、うちで事前にネットで見て検討し、あとはその場で見て最終決断し、すぐに購入手続きに入るつもりだった。
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そう、ソファーを予約注文。なにしろ注文してから配送まで6週間もかかるとネットに出ていたので、クリスマスに間に合わせるには11月初めでももうギリギリ。ところがこの日、運悪くもコンピューターシステムを移行した日だとかでエラーが生じ、何度やってもめぎたちの予約注文は通らない。店員さんもあーだこーだと四苦八苦、試行錯誤を重ねてなんと3時間もかかったのだった・・・その間にさすがにおなかが空いてホットドック食べたりコーラやコーヒー飲んだり。
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あまりにも時間がかかったので、IKEAがこんな食事招待券をプレゼントしてくれた。
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その日はもうタイムリミットだったので食事せず帰り、一週間後に仕切り直し。改装に伴い本棚を買い足すつもりだったし。めぎ家が愛用しているのはIKEAのこのIVARシリーズ。
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めぎはこのまま、うちのドイツ人はこれに自分で焦げ茶色を塗って使っている。安いのにとっても丈夫で、革装のずっしり重い百科事典でも、重い単行本を1段に2列に40~50冊並べても全くびくともしない。天井まで本棚で埋め尽くせるし、穴も上から下まで細かい間隔でいっぱいあるから段の調節が自由自在。
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購入後、例の食事券で昼食を。手前が鹿肉のグーラシュ、奥が肉団子。
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味は・・・うーん・・・スモークサーモンのサラダでも食べた方がよかったかしら。

さて、そんなこんなのIKEAだが、ソファーを予約注文したときには配送までの見込みが46日と言われ、ここはドイツ=それってすぐに延期されて下手したら2ヵ月後ってことじゃない?クリスマスに間に合うかしら・・・といやーな予感がしたのだが、まさかの・・・ほんとにまさかのたった3週間で届けられた!!IKEAはドイツの企業じゃないからかしら・・・かなりびっくり。まだ改装作業は佳境手前って感じでリビングに設置できる状態じゃないので、使っていない部屋に保管中。どんなソファーかはそのうちにね。
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早く開封できるよう、改装作業は急ピッチ。天井塗りと壁紙塗りを頑張らなくちゃ。ちなみに音の鳴る作業をしているのは平日の早朝から6時までと土曜日のみ。安息日の日曜日はできない。だから、「日曜大工」という言葉はドイツにはない。壁紙張りや色塗りは夜でも日曜でもできるけど。近所の人はみんな顔見知りでこの工事のことは了解済み。つい最近まで下のうちが子ども部屋を作るためにやっぱり壁をぶち抜く工事してたし(そこもそのうちのお父さんが自分一人で作業していた・・・ドイツではかなり多くの普通の人がこういう工事ができる)、音に関してはお互い様って感じかな。
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11月は、冬時間に入り、寒いし暗いしでみんなバルコニーなどに座ったりせず窓をしっかり閉めて部屋に篭もっている季節。そのため工事の音があまり聞こえない。そういう時期に改装工事をするのも計算済み。自分自身、暗さに気が滅入るのが作業や進捗状況で紛れるのも嬉しいところ。
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壁の色 [めぎ家改装中]

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めぎ家改装は現在3分の1くらい終わったところ。
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上の写真は、壁紙を貼り終わり、これから天井の本塗りと壁紙の色塗りが始まるところ。天井は白を2度塗りし、いよいよ壁の色塗り。色は自分で作る。真っ白い色に以前の色の残りを入れ、黄色、オレンジ、赤、黒を足し・・・
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それからこうして機械でブーンと混ぜる。
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パラパラマンガ風にしてみましたが、いかがでしょ?
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こうして出来上がった色を試し塗り。
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思ったより緑っぽいけど、これもなかなかいいね~と決定し、一日掛けて壁全体、次の日に天井との際の部分を丁寧に仕上げて出来上がり。
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それと同時に配線工事も。
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開けた穴をギプスで塞ぎ、それが固まったら壁紙を貼って色塗りする。そういうちょっとした今後の工事のため、壁紙の色は大量に作っておく。だって、もう二度と同じ色は作れないものね・・・

そして、部屋の雰囲気を見て家具の設置場所など考えるためにソファーを開けました!
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このソファー、簡単に140×200のベッドになる。これで来客にも万全。
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さて、まだまだ終わっておりません・・・改装は次の段階へ。
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続きはまたそのうちに。
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ドアと家具 [めぎ家改装中]

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11月から全ての週末を捧げて取り組んできためぎ家の改装は、大仕事がだいたい終わり、そろそろ終わりが見えてきた。これまでの改装のお話はカテゴリーの「めぎ家改装中」をどうぞ。

終わりが見えてきた、と思ったところからの作業が意外と長いし大変。細かいことで四苦八苦。うちのドイツ人は、2時間でできると思ったことに2日かかるとぼやいている。まずはドア。
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地下室に放置されていたドアの大きさは、長さが3センチほど足りなかった。それで、細長い板をくっつけることにしたのだが・・・
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ドアの下面は平らじゃなかった。
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それで、空いているところへなにやらSpachtel(パテ)というのを塗り込み・・・
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表面をヤスリがけして・・・
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白い色を塗ってとりあえずドアらしく。
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あと2~3回くらい色を塗り重ねないとダメですねえ。

次に、IKEAのIVARシリーズの本棚を塗装。
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背が高くていいですねえ。
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一度塗ってヤスリがけしてまた塗ってニス塗って。それなりに手も時間もかかるのだが、最近のデュッセルドルフは一日中晴れている日が少なく、なかなかはかどらなかった。

色を塗ると、結構格好良くなったでしょ。
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これを組み立てるのは簡単なのだけど、うちは床が歪んでたり壁が90度じゃなかったりするので斜めになったりしてなかなか大変。地震はないけど壁に固定する作業も。

ここには事典や辞書、写真集や画集、そして音楽関係の専門書や古いレコードが並ぶ予定。めぎのとうちのドイツ人のをそれぞれ別の棚にするか、ジャンルで分けて二人のを一緒に並べるか、これから並べてみながら議論する予定。
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それから、ソファーの前に置く机作り。もともとうちのドイツ人が仕事机として使っていたガラスのテーブルを再利用。大きすぎるのでガラスを職人さんにお願いして小さく切ってもらい、脚はうちのドイツ人が自分で低く調整。
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こういう細かい、でも非常に技術を要する作業がまだまだ目白押し。
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できあがりはこんな感じになる。もともとは並列に並べるものを十字に組み合わせるよう、真ん中に切り込みを入れた。きちんと測って切っても完璧には安定していない。これから微妙な仕上げの作業が必要。
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第3アドヴェントを過ぎ、クリスマスまであと10日間ほど。うちのドイツ人は一人で頑張っております!と言うのは、めぎは論述式の試験の採点と成績つけに追われて手伝う時間も精神的余裕も全然ないのです・・・同時に普通に授業もしなきゃならないってこと、当たり前ですけどなかなか大変なんです~


♪ 今日のアドヴェントカレンダー ♪

今日は昔懐かしレコードをどうぞ。みんなをクリックしてレコードの上に載せ続けてくださいね。途中でサボるのがいますが、すぐにクリックしてレコードの上へ。みんな一緒じゃないと正しくレコードがかかりません。曲の最後まで何秒(何分?)かかるかが勝負です♪ めぎは29秒でした。
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改装の仕上げ [めぎ家改装中]

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本日はみなさまお待ちかねの改装作業のお話♪ はじまりはじまり~!

無事にクリスマスを迎えるために、最後の改装作業、必死だった。
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まず、この電話やネットのための設備と温水暖房の角のために・・・
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板を買ってきて、穴を開けたりくっつけたりして・・・
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棚が出来上がり♪
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早速クリッペを移動♪
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それからこのドアの仕上げと・・・
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枠の仕上げと・・・
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敷居作り。
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ようやく完成!!
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取っ手もつけたし、長さもバッチリ♪
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めぎの部屋からバルコニーが見えるようになるなんて、夢のよう♪♪
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それから絨毯を敷いたり壁に絵を掛けたり。そして、これが最後の作業になるはずだった・・・絵を掛けるために打ったこの細い釘が・・・
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なんと~なんとぉ~~~温水暖房の配管を直撃!!!!!水がしみ出てきたぁ~~~~~!!!!!
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この事故が起きたのは23日の6時頃。あまりにも二人で取り乱したので写真がないのだが、釘の所から水がしみ出し、それをタオルで抑えたら壁と壁紙の間に水ぶくれのように水が貯まり、このまま壁紙が全てダメになるんじゃないかと絶望的な気分になっためぎ。さすがのうちのドイツ人も金属の配管の穴を防ぐ術は知らず(溶接の設備なんかはさすがに持ってないもんね)、ドイツ中がクリスマス休暇に入って28日まで万事休すかと思ったが、一縷の望みをかけて一階の隣人に電話したら、なんと彼が修理できると言う。彼の指示に従って、まずは温水暖房の水を抜き、配管が空っぽになったところで彼が登場。上の写真は、水を抜いて多少落ち着いた頃に撮影したもの。

隣人は、まず壁紙を剥がして釘を抜き、壁をがんがん壊し・・・
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穴の所にこんなリングをはめ・・・
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彼が隣人のアルフ。彼こそ救世主のように見えましたわ~♡
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こんなゴムリングで塞ぐのが最も手軽で信頼性も高いのだとか。本当に、持つべきものは良き隣人ですわね・・・
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彼の指示に従って一日乾かして、壁を元通りに修理。
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糊で貼り付けたのが乾いてから、もう一度壁の色塗りをして、ちょっと上に釘を打って絵を掛けて、ようやく完成。
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糊付けが24日の夜、色塗りは25日。25日の昼過ぎにクリスマスツリーの飾り付けにこぎつけた時の安堵感と言ったら・・・
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これでとりあえず改装作業はお仕舞い。11月中旬から一ヶ月と少し、ガラスのテーブルの裁断と温水暖房の配管修理以外は全てうちのドイツ人が行った。ソファーとIKEAの本棚以外の費用、つまり、壁紙や糊、板、ペンキ、ヤスリ、機械のレンタル、部品の購入等々は全部で約400ユーロ(=5万2千円くらい)。どうです、この費用で全部自分でできるとしたら、やってみようと思いません?(めぎはできないけどね。)業者に頼んだら、たぶんその10倍はするんじゃないかしら。日本だったら、あの古い規格のドアの修理だけで100万円くらいかかるかも・・・
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めぎ家の今(居間と掛詞♪) [めぎ家改装中]

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めぎ家の改装が終わって早くも一ヶ月。今から一ヶ月前のあのストレスを思うと嘘のよう。
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↑クリスマスツリーのあったところにはジオラマが。今年はあんまりやる気が起きなくて、もしかしたらこうやって白い布がかかったまま春を迎えちゃうかも。造りかけのおうちも仕舞い込んだまま。

今日はこの本棚をちょっとフォーカスしてみましょ。
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居間に持ってきたのは辞典や全集など。下の3枚の写真のうち一番左のは、めぎがその昔日本の古本屋で購入したもので、ドイツ語の全集類ではめぎが初めて購入した思い出の品。2万円くらいで買ったような記憶。学生身分としてはかなり高額な買い物だった・・・その当時めぎは奨学金をもらって本を買いまくっていた。めぎは服や貴金属やバックなどには全く興味がないが、本に関しては欲しいと思ったら絶対に買ってしまうタイプ。うちのドイツ人に惹かれたのも、彼がかなりの本を所有していたことが大きい。
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そんなめぎ家でもちょっと普通のインテリアが。一段は頂き物のマイセンとウェッジウッド。うちのドイツ人の母親がマイセン近くの出身で、さらに20年間くらいイギリスに住んでいたのでマイセンとウェッジウッドをたくさん持ってるの。
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マイセンと言えば今年マイセン焼きができて300周年。みなさま、今も東の痕の残るマイセンへどうぞいらしてみてはいかがでしょ?

その上の段にはめぎたちがあちこちの旅行先で集めた石や貝殻などが。ハワイの海岸で集めた珊瑚の欠片は一番の宝物。そのときの楽しい記憶はめぎたちの一番の思い出の一つ。めぎたちにとっては正直なところマイセンよりも宝物なのでありました・・・だから上の段に。
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奥の棚の一番上には日本グッツ。能の人形はうちのドイツ人がその昔いただいたもの。その前にある雛人形はめぎの友人がプレゼントしてくれた手作りのもの。ここに例の干支の人形たちも。
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小さな面はうちのドイツ人のコレクション。子年の人形はたしかハワイで新年を迎えたときにお揃いで買ったんじゃなかったかな・・・
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その下にはうちの音楽機器が。その両隣にかかっているのは、タイに住むオランダ人の友人からもらったもの。このブログを毎日見てくれているコルネリスのこと、いつも思ってますよ~
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コルネリスがくれた夫婦人形には、ハワイでもらったレイをかけてある。こうお天気が悪くてどんよりしていると、ハワイの青空や暖かさがたまらなく懐かしいですわ・・・
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ところで、タイの人形も雛人形も、向かって右側に男性、左側に女性の順で並べてあることにお気づきになりました?キリスト教では結婚した夫婦の並び方は必ず男性の右隣に女性。キリスト教式で結婚式をすると、式をしている間は神父さんに向かって男性の左側に女性が立つ。で、式が終わるとみんなの方へ振り返り、男性の右側に女性が立つ形となり、そのまま新婚さんとして退場する。だから、結婚した夫婦は必ず男性の右側に女性が立つんですって。うちのドイツ人はそういうことに徹底して拘り、こういう人形の置き方にもそれが如実に表れる。

それで、めぎはたいていうちのドイツ人の右側を歩く。ま、右肩から鞄をさげるので、左でしか手がつなげないということもあるんですがね・・・ドアはこの一ヶ月、時々しっかり閉めたり広く開けっぱなしにしたりしながら、うまく機能しております。
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改装のその後 [めぎ家改装中]

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今日はちょっと4月初めのデュッセルドルフの様子をどうぞ。
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ポプラもこんなに葉っぱが出てきて・・・
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バルコニーからは桜も見える♪
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芽もバンバンと撃ってくるし♪
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マルクトで見つけてちょっと早いけど紫陽花も仲間入り。
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家の中も明るくてすっかり春の気分。
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これ、rinoさんからいただいた植物の一つ。元気ですよ~♪
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先週はうちのドイツ人がうちでちょっと工事を。
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外になにやら線をはわして・・・
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完成です!
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めぎ家は今まで実はテレビが無くて、コンピューターにアンテナ繋いで受信してたんだけど、rinoさんからリビング用の大きなのをいただいたの!これで今年のワールドカップはリビングでゆったりと楽しめる♪ このお洒落なアンティークのワゴンと共に、大事に使わせていただきますね~

土曜日の夜は、めぎの大好きなこのデリングさんのスポーツニュース(サッカーニュース)を見ながらリビングで夕飯♪
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めぎの大好きなポルディーちゃん、ケルンに戻って楽しそう。
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4月13日の日の出は6時39分、日没は20時25分。夏時間になって日がどんどん長くなってきて、夕飯時にもまだ明るくって。今年は厳冬の所為かチューリップにあんまりいいのが見当たらなくて、フリージアを買ってきた。
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あ、いつもはちゃんとお行儀よくここで食べてますのよ。
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これは鶏肉じゃなくて七面鳥。去年の夏に作ったチャツネの残りと一緒に美味しかった♪
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昼が長いと、仕事後でも影絵を映す時間をゆっくり楽しめる。ライラックの葉っぱもずいぶん多くなったでしょ。
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こういう夜へ向かう前の最後の光の色合いが好き。
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♪ おまけ ♪
三宅島のとよっちさんから、アシタバの種をいただきました~♪
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めぎ家の改装の時に、うちのドイツ人の部屋との間に立ちはだかっていた壁の欠片が欲しいとご連絡くださって三宅島にお送りしたのは去年のクリスマス頃。そのお返しに、転勤のお忙しい中三宅島のアシタバの種を手に入れてお送りくださり、心から感謝。とよっちさんはめぎのブログの初期の頃から訪問くださった方で、三宅島の素晴らしくも厳しい自然を遠いドイツから覗きに行くのがとても楽しかったこの約4年間。残念ながらその三宅島日記はとよっちさんがこの3月でご転勤になったため終了。とよっちさんがいらっしゃる間に三宅島を訪ねることができなかったのは本当に残念だけど、めぎはきっときっといつか三宅島をこの目で見に行きたいと思っています。
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それは今年の1月のことだった [めぎ家改装中]

めぎたちがデュッセルドルフから車でアウトバーンを飛ばして20分ぐらいのところにあるヴッパータールという街の外れへ、ある店を訪ねたのは、今年の1月25日のことだった。
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めぎたちはここに、木材を発注に行ったのだった。うちのドイツ人のもこもこのコート…真冬のことだったというのが分かるわね。
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ここに発注するにあたり、うちのドイツ人は約一年間色々な店を比較検討し、どこどこは安いけど送料が高いとか、どこどこも安いけど自分で取りに行かなければならなくてうちの車には乗りきらないから車を借りなければならなくてそうするとやっぱり高くつくとか、いろんな話をめぎは聞いてきた。このお店は品物も良くて、送料込みのお値段も悪くないとのことで選び抜かれた模様。
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ご主人はポーランド人で、ドイツ人の奥さんと娘さんが写真を撮るそうでその写真が飾られていた。写真は飾るだけでなく10ユーロで売ってもいたが、買ってはいない。ただ、素敵ですね~とコメントするとご主人は嬉しそうだった。その近くの自然の中で撮った写真はホントに素敵だった。
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さて、買った木材を何にするかというと、リビングの床を張替えるのである。実はこのプロジェクトは10年ぐらい前からうちのドイツ人がやりたがっていて、板張りの床のあるところに行くと、日本だろうとヨーロッパだろうと常にめぎは詳細に写真を撮らされていた。それは、どういう風に板を並べようか、どんな模様にしようか、どんな木にしようか、種類や色や幅などを色々と比較検討するためだった。昨年3月にウィーンを訪ねた際も、泊まった古い建物のペンションの床が板張りだったので、例えばこんな写真を撮ってきていた。
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そしてそのウィーン旅行の後、2020年の夏にやろうと約束し、予算を立てたのだった。そして2020年夏はめぎが一人で3週間ぐらいザルツブルクに行き、その間にうちのドイツ人は床の張替えをする、という計画だった。
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去年の10月に北フランスのエトージュ城に行った時も、実はいっぱい板張りの写真を撮ってきていた。
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この頃にはかなり具体的にイメージがもう決まっていて、あとは壁際やバルコニーへの出口などの始末をどうしようか、ニスのてかり具合はどれがいいか、というようなことを二人で色々議論していた。
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で、満を持して木材を発注。間違いなく夏前に必要分届けてもらえるよう1月から発注したのだった。その後コロナ危機となり、去年のように初夏に日本からの語学研修の学生さんを泊めることも無いと判断、予定を早めてもう工事を始めようと、木材を届けてもらったのが5月12日。おおおお来たわ~
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いい木だわね~
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こんな風になる予定。
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それに先立ち、4月25日にこれまで敷かれていたLaminat(これを日本語では何というのかな…?ラミネート加工した木材?ラミナ?ベニヤ?合板?)をはがす作業に取り掛かった。
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さて、ここからが長くなるので、また明日。
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床の層 [めぎ家改装中]

これはリビングルームの床の張替えのために購入した木材。
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しかし木材を敷く前にはしばらくその木材が入る場所で馴染ませた方がいいというお話。その分を見込んで5月中旬に配送してもらったのだが、そんなわけで配送されたのはそのまま積んだまま。で、ちょっと話は前後するが、4月下旬から床のフローリングを撤去し始めていた。
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すると、ものすごく汚いカーペットが下に現れ…(知らないでいるというのはある意味幸せなことだわね…)
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その下には古いリノリウム(ご存じない方はこちらをどうぞ)が敷かれてあり…
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そしてその下に赤いコンクリート(Estrichという…英語だとscreed)の床があった。
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どうやらこの赤いコンクリートが一番下のようで、その上にリノリウムが貼り付けられ、その上にカーペットが敷かれ、その上にLaminat(簡単にフローリングができる薄い木材)が敷かれていたというわけである。めぎ家のアパートは築130年ぐらいの建物なので、その間の歴史がこの床にも詰まっているということだ。で、その赤いコンクリートの上にはリノリウムを貼り付けた糊とそれにくっついたリノリウムの一部が貼りついたままになってしまったので…
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それを温めては剥がすという作業を始めることに!天然素材とは言え、温めると変な臭い…色々試してみて、温める前にしばらく湿らせれば早く剥がれるというが…
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うちのドイツ人は5月、予想以上に忙しかったので、この作業は夕食後15〜30分ぐらいで毎日少しずつ進められた。
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できない日もあったし、微々たる進捗。
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やっとここまで来たのが、4月下旬に始めてから約1か月後。これ、リビング全体の9分の1ぐらいの面積。
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赤いコンクリートはむき出しになると色が剥げるので(つまりその上に乗ると靴下などに赤い色がつく)、リノリウムを剥がし終わったところでうちのドイツ人は透明な液体(ドイツ語でGrundierungといい、日本語でプライマー?)で下塗りをした。見えるかな…?
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それから次の部分に取り掛かる。
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カーペットとその下のリノリウムを取り除いたら、うわああぁぁぁ…ほとんどくっついてる。これ、リビングの9分の2ぐらいの面積。つまり、9分の1をはがし終わり、次のこの部分を剥がせばやっと3分の1が終了するということ…
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剥がしたのはまずここに置かれ、順次地下室のゴミ置き場へ。こういうのは普通のゴミでは捨てられないので、粗大ごみ収集を申し込まなければならないのだが、5月末に申し込んだら取りに来てくれるのは7月初めと言われた。
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これ、もともとの段取りではめぎの夏休みの6週間で作業を行う(最初の2週間はめぎも家具の撤去や床剥がしなどを手伝い、次の3週間でめぎがザルツブルクへ休暇に出かけてうちのドイツ人が黙々と張替作業をし、めぎが戻ってきた最後の1週間で家具の搬入を行う)予定だったのだが、4月下旬に始めても3か月以上かかりそうだわね~いや、10月までに終われれば、万々歳かな。
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とてつもなくめんどくさそうだけど、うちのドイツ人は仕事の合間を縫って楽しそうに作業している。なんでもこれは彼のホビーなので、めぎが飽きもせず写真を撮るがごとく、出来上がりを楽しみにやり続けられるらしい。こういう作業も全て念願のプロジェクトに付随するものなのだそうだ(こうなる可能性をも事前に予想していたらしい)。だから業者を頼むなんていうのは考えもしなかったし(まあそんな金銭的余裕がないというのもあるが、ドイツ人ってこういうのを全部自分でやって仕上げることに楽しみを見出す人が多く、ある程度器用な人なら下手なところに頼むより自分でやった方が仕上がりが綺麗になるという自信もあるようだ)、めぎに手伝えとも言わず、たまにめぎが進捗状況を尋ねたり、写真撮ったり、工夫したことを聞いてあげたりすれば満足している。こんな調子で仕事の合間や夜寝る前にちょこちょことやって、さて、粗大ごみ回収の頃にはどのぐらい進捗しているかしらねえ。秋には張替え、終えてるかしら…

ちなみに現在リビングは、作業をまだ始めていないスペースを使っている。まあめぎ家はテレビを日曜日のマウスの番組30分と土曜日の夜にオペラかコンサート2~3時間しか見ないし(それ以外の時間にテレビをつけることは全くない生活をしている)、コーヒー飲んだりする時間も今の時期はバルコニーを使うのでそんなに影響がないが、ちなみに日曜日のマウスの番組を見ながらのブランチはこんな風に作業と隣り合わせ。
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先日の日曜日はこんな状況。リビングの床の3分の1のリノリウム剥がしが終了したら、ソファーやテレビや本棚などを全て別の部屋に避難させ、リビングは使えなくなる(床は傾いている&凹凸があるので板を張る前に恐らく水平にする作業をしなければならず、一部分ずつ板を張っていくということはできない)。長くかかりそうだわね…めぎ家はスペースが結構あるので、喩え作業が数か月に及んでも、どうせコロナで誰も遊びに来ないし暮らしにもそれほど困らないが…
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窓を開けていられる時期に終わってほしいなあというのがめぎの希望で、お湯循環式の暖房器具を外さなければならないため(下の写真の通り、暖房はカーペット時代に取り付けられた模様)暖房を使う時期までに終わらせなきゃというのがうちのドイツ人の目標。今年の夏はザルツブルク音楽祭もなくなったし(縮小・入場制限して8月にやるというが、その時期はめぎは仕事でもう行けない)、この進捗状況は全て写真に撮れる見込み。そんなわけで、この続きはまたいつかね。
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6月の進捗状況 [めぎ家改装中]

今日はめぎ家のリビング床の張替えプロジェクトの進捗状況を。改装工事を始めて最初の一か月のお話はこちらをどうぞ。

リビングの約9分の1の床をやっと綺麗にして、次の部分に取り掛かったのは6月初め。
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何をしているかというと、リノリウムという床に敷かれていたマットの接着剤を剥がす作業。濡らしておくと簡単に剥がれるところと…
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熱を当てないと剥がれないところとがある。
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うちのドイツ人は暇を見つけては、というか、仕事の合間に休憩がてら作業をするという感じで地道に剥がしていっていた。
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こんな作業はさすがにプロに頼むというコメントが前回の記事に多かったが、残念ながら今のドイツではこれをもし業者に頼んだら多分いい加減にやっつけ仕事をされてしまうだろう。こういう作業をする人たちのほとんどが外国人労働者で、彼らは気のいい人たちだけど、作業の質という意味では昔のマイスター制度の面影はほとんど無いのだ。恐らくこのリノリウムを剥がさずに適当にこの上に新たにコンクリートを流し込んで見えなくして、その上に新しい板を張り付けてしまうに違いない。もちろん素晴らしいプロやマイスターは今もいて、相当なお金を払えば綺麗に剥がしてくれるかもしれないが…まあ100万円とか1000万円とかを改装につぎ込む余裕があれば、そういうプロにお願いするという手もあるだろうけどね…うちはそんな余裕はないわけで。それに、この賃貸ボロアパートにそれだけのお金をつぎ込んで改装するのは釣り合わないし(ドイツは賃貸でも部屋の改装…壁紙の張替えやペンキ塗り、新たな配線、床の張替え等…は許されている)。

先日ハンブルクの友人夫婦が娘夫婦と孫のうちに遊びに行くとかで数日留守にする間にフローリングのやすり掛けと新たなニス塗りを業者に2000ユーロ(約17万円)で頼んだそうだが、帰宅してみたらきちんとやすりがかかっていないばかりかニスもムラだらけ、壁に機械をぶつけた傷アリで、散々だったという(もちろんクレームが認められてやり直しになるそうだが、そのためにはまた留守にしてやってもらって仕上がりを見て、というのを繰り返さなければならない)。めぎ家は同じ2000ユーロで板やらの資材を買い、あとは全て自分で手作業。その方が絶対的に仕上がりが綺麗になる、というか、失敗しても自分の責任なので諦めも付くのだ。余談だが、新たに買ったZ6はレンズ込みで同じく2000ユーロなわけで、このカメラ&レンズはこの板&作業と同じぐらいか~としみじみ眺めてしまったわ…

そして6月中旬には…
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3分の1が終わった!お湯循環式の暖房はとりあえずそのままに。
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それからまた下塗り。これをしないと足が真っ赤になっちゃうからね。
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顕わになった床の歴史。その昔はここに暖房が設置されていたのではないかしらね。
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さて、うちのドイツ人は次のエリアに取り掛かった。例によってまずこのLaminat(簡単にフローリングができる薄い木材)を剥がし…
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下に敷かれた汚いカーペットとその下に敷かれたリノリウム(黒いマット)をさらに剥がすと…(左奥にあるのはテレビ。)
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その下の赤いEstrich(コンクリートの一種)に貼りついた接着剤とリノリウムがこんなに…。
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↑うちのドイツ人が履いているのは軍足。もう何年も前に友人からプレゼントされ、それが気に入ったのでそれ以来ずっとめぎが定期的に日本から買い入れているLLサイズ。

うちのドイツ人はこのリノリウムの残骸を大陸に見立てて、朝鮮半島が、海南島が、バイカル湖が消える、などと言いながら剥がしていた。
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カスピ海ぐらいまで来たかしらね…みんな紅海に吞まれていったわ…
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そして、景気づけに板を並べて遊んでいた。こうなるんだね~♪と。子どもが積み木で遊ぶみたいだわ。
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そして、6月最後の週末、下塗りを終えた。リビング全体の9分の4が終了。
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2つあるソファーのうちの1つは使っていない部屋へ避難。
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一応まだソファー1つとテレビをリビングに残し、もうしばらくは土曜日の夜にオペラかコンサートの番組を見たり、日曜日の昼にマウスの番組を見るのに使うつもり。めぎ家はそれ以外にテレビを見ないので、リビングがこの状態でも不自由がない(ニュースはラジオかネットで、ドキュメンタリーなどはネットのオンデマンドでそれぞれ自分のPCで見る)。
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そしてまた剥がして…
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始まった…
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さて、次の1か月でどこまで行くかな~うちのドイツ人はもう秋ではなくクリスマスまでを目標としているが、さてさて…
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7月の進捗 [めぎ家改装中]

今日から数日は久々に現在のお話を。

6週間あると思っていた夏休みもあと1週間を残すのみとなった。この夏何をしているかって、これに尽きる。
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地味に進み…
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リビングの3分の2が終わった。
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それから本やらレコードやらプレイヤーやら何やらを移動し、棚を解体し、ドアも外し...
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ソファーとテレビは既にはがし終わったところに移動させ…
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また床を剥がす。
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フローリングの下のカーペットに、たばこの痕があった。こういうの、なんだか懐かしいわねえ。うちのドイツ人がここに引っ越してきたとき(約25年前)にはすでにフローリングだったそうだから、その前の誰かの歴史。
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そして接着剤でくっついたこれを…
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ここまではがし終わったのが7月15日。
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あとはここのみ。
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最後の部分の一部はめぎもやってみることにした。白く見える線のところまでのつもりなのだが、それがぜんぜんはがれなくて…
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2日ぐらいかけてここまで来たが、この最後の部分が頑固で、めぎの手と腕の方が痛くてできなくなり、数日休んでから再び始めてやっとはがし終えた。
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あとはここだけ。
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あ、そうだ!ここが残ってた…お湯循環式の暖房器具から水を抜いて取り外し…(超重い!)
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これらも取り外し…
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最後のはがし。
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やった~!できた~~~!
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さて、この赤いコンクリートの部分は残念ながら水平ではなく、このままでは板張りができないとのこと。
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で、あれこれ計算し…
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コンクリートを流し込むとのことで、買ってきた。これはほんの一部。なんでも15袋もいるとか。
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そんなわけでまだまだ続く。
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8月の進捗状況・途中経過 [めぎ家改装中]

今日と明日は先週末に行ったリビング床の張替えの大きな作業について。

フローリングとその下の2枚のマットを剥がす作業がようやく終わった後、しばらく作業は中断した。
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というのは、床を水平にするために必要なこの20kgのセルフレベリング材を14袋も買って、エレベーター無しの4階まで運び上げる作業に時間がかかったのもあるし…
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35℃以上という暑さのせいで作業ができなかったというのもある。25℃以下で作業しろという但し書きもあるし、暑すぎてとても動けないし。
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と言ってもうちのドイツ人は地味にいろいろと作業していた。例えばこれも剥がすべきとか…
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確かに綺麗になったわね。
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そして、穴埋めとか…
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結構大きな穴があちこちにあったので。
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それから、セルフレベリング材がそれ以上行かないような柵みたいなのを設置。
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壁の下の部分も保護。
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そして、ソファーやテレビなどを別の部屋へ。
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さて、始めますわよ~
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明日へつづく。
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床を水平にする作業 [めぎ家改装中]

今日の話は昨日の続き、めぎ家リビングの床の張替え作業の多分最も重要な作業の話。

床を板張りにするには、床が水平である必要がある。そのためにセルフレベリング材とやらを使うのだが、20㎏のセメントみたいな袋を14袋も必要とし、本来はそれをいっぺんに床に流すのが良いのだが、そんな大きな樽は無い。そこで、2袋ずつ準備し、次から次へと間髪入れずに準備して流していくということに。2袋分の水は6.8リットル。もうちょっとね。
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20㎏は重いので、こうして樽の上に載せてカッターで真ん中を切り、少しずつ入れることに。
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そうして2袋入れると、あんなに少なかった水がこんな状況に。
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これをかき混ぜるのは機械だけど、でも重い…
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そろそろいいかな、とうちのドイツ人が第一回目を流し込んだが…
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まだ玉がありますわ~!
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そんなわけで、2袋は無理、とめぎが拒否し、その後は1袋ずつかきまぜた。ちなみに最初と最後だけ写真撮影のためにうちのドイツ人がかき混ぜていたが、あとはすべてめぎがかき混ぜたのだ。水を運び、20㎏のセメントみたいなのを入れ、かき混ぜる作業がどれほど大変だったか…もちろん筋肉痛になったし。陰になっている午前中にやったので35℃とかではないものの28℃ぐらいにはなって、作業してると暑かったし。最も辛いのは、休憩が全く取れないこと。本来は14袋分全部いっぺんに流し込むべきところを1袋ずつやっているのだから、前のが乾いてしまう前に次のを流し込まなければならないのだ。で、ほんの5分や10分ですぐに乾いてきてしまうのだから、休むことが全くできない。トイレにだって行けないし、水も飲めないほど。
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これは最後の部分。このセメントみたいなの、かなりきめ細かくなったでしょ。
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やってる途中は、あと何袋あるかとか考えないようにして、とにかく次から次へとやることに集中していた。そうでないと、腕も腰も痛くて痛くてどうにかなってしまいそうだったから。しかし、かき混ぜ方とか、セルフレベリング材の入れ方とか、何袋もやっているとかなりコツがつかめてくる。多分うちのドイツ人の方も、それをどう広げるかとか、コツをつかんだのだろうと思う。いや、でも、コツをつかんだところで多分もう一生この作業はしないと思うけど。

3時間ぐらいかかったが、終わってみるとあっという間。二人とも結構満足。
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終わってからも、後片付けや掃除が大変だった。自分自身にもあちこちセメントみたいなのがくっついていたしね。
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でも、ほら、ちゃんと水平になってる!
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その日の夕方にはもう上を歩くことができるほど乾いていたけれど、上に板を張るには72時間は乾かせと書かれているので、リビングはしばらく放置。多分その後も多少やすりかけるとかすると思うので、8月の終わりまでに無事に板を張り始めることができるかどうかはまだ疑問…でも、たぶんこれで、全行程の半分が終了したのではないかと思う。あとは板を張り、やすりをかけてニスを縫ってを何度か繰り返し、壁との境の部分にも板を張り、たぶん床が少し高くなるのでドアの下の部分を切り落としたりする作業が待っている。つまり、まだまだである…やっぱりクリスマスまでに終わるかなあといったところかな。
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8月後半の進捗 [めぎ家改装中]

今日はめぎ家リビング床張り替えのお話を。

8月前半に床を水平にするセメントみたいなセルフレベリング材を敷いた話を書いたが、8月後半にも再び似たような作業をすることとなった。
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というのは、水平にはなったものの、こんな風に溶け切らなかったのが乾いて穴が開く部分が結構あったから。特に作業の最初の方にそれが多かった。
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で、うちのドイツ人がホームセンターでプロに相談して進められたのが、前回のよりもう少し水っぽく、つまり流れやすく、厚さ2㎜敷けばOKというもの。普通はタイルを敷くのに使うらしい。
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この作業をしたのは8月29日。半月も間が空いたのは、このセルフレベリング材が売り切れだったから。大きなホームセンターを数か所回っても売り切れだったそうで、このコロナの時期、どれほどのドイツ人が床の改装をしているのかしらって思ってしまったわ…

で、29日には夏の暑さも峠を越え、20℃ぐらいだったので、快適に作業ができた。
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めぎが水を混ぜやすいようにと一段強力なのを新しく買ってあった。マシンの方はもともと持っているもので、この混ぜる部分は新しく買ったもの。うちのドイツ人は家のことは多くの改装を自分でするので、こういう道具は一通り持っている。
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前回は20kgの袋を持ち上げて開けて混ぜて…というのが持ち上げるのもかき混ぜるのも重くて非常に大変だったので、今回は10㎏ずつ。その分さらに急いで目まぐるしくということになるが、かき混ぜるのは格段に楽になった。それに、前回は厚さ5㎜だったのに対し今回は2㎜だから、全部で10kg×12袋で足りたしね。

さて、始めたらノンストップで作業し続けるので、この写真は最後のかき混ぜを終えてから急いで手を洗って撮ったもの。
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めぎはもちろんうちのドイツ人も床を水平にすることに関しては思いっきりアマチュアなので、完璧とはいかないが、前回の反省とトレーニング(前回のが練習だと思えば)の成果が出て、今回はかなり満足する出来になった。
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特にかき混ぜるめぎはちょっとプロ級になったわよ~ね、玉になったりしないで滑らかに仕上がっているでしょ♪
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めぎの戦いの跡。
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こうして最後の部分を塗る。
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頑張ったわね~
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今度こそ、大丈夫。
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こうして空気が漏れた跡が数か所あったが、まあいいでしょ。
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そして、最後のまだ柔らかいところに、うちのドイツ人(左)とめぎ(右)の手型を残した。板張りにすると隠れちゃうけど、お遊びで。
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それからしばらくして、葉っぱが貼りついているのを発見!おお、ジークフリートの葉っぱだ~これが急所となってしまうのか…?(これで意味が分かる方はかなりのドイツ・オペラ通)。
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めぎの部屋には染み出していた。ホント、今回のは水っぽいのね。
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でもこれは簡単に取り除ける。こうして本当に板張り前の作業が終わった。
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9月はいよいよ板張りよ~♪
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9月前半の進捗 [めぎ家改装中]

今日はめぎ家リビングの床の張替えのお話を。

4月に始めた床の張替えの前段階の作業を8月にようやく終え、9月最初の作業はGrundierung(下塗り)。セメントみたいなセルフレベリングで真っ平らになった床を嬉しそうに下塗りするうちのドイツ人。
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↑この頃、まだ暑かったのよね…うちのドイツ人、短パン姿。

そして、ある日、めぎが帰宅したらすでに張り付け作業が始まっていた。
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ああ~最初が写したかったのに…でもうちのドイツ人も、早く張り付けを始めたかったのだろう。ここは真ん中で、ちょうどこの部分はソファーの下に隠れる部分。そこから始めるのが素人としては無難だろうとのことだったのだが、最初の板の位置がすこぶる肝心で、既にちょっとしくじったとかなんとかぼやいていた。それはね、めぎを待たなかった天罰よ。
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数日後、こうして次々と張り付けていく。
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時折なにやら切っていたが…
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それはこういう端っこのため。
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端っこは完璧にまっすぐなる必要はない。木の多少の伸び縮みに対応させるためでもあるし、側面に張り付ける板で隠れるからだ。
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張り付けるのはこういうゴムみたいな弾力性のあるポリウレタンで。
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こうして置いて…
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トントンと叩いて設置する。
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こっちからもトントン。
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乾くとこんな感じ。
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日に日に列が多くなっていく…
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トントンと最後の調整をしてから重石を載せているようだった。
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作業中のお供はラジオのニュースや論評など。
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ずいぶん減ったわね~これが9月中旬の撮影。
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つづく
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9月後半の進捗 [めぎ家改装中]

今日の話は昨日の続き。

9月後半、板の張り付け作業が進み、ポリウレタンも2樽目に入った。
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トントントン。結構うるさい。
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部屋のど真ん中の一列から始めて、左を一列やると次は右の一列、その次はまた左、と少しずつ広がっていく。もう半分以上張ったわね。
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本音を言えば仕事しないでこればっかりやっていたいらしいのだが、幸か不幸か(金銭的には幸運にも)うちのドイツ人はコロナに影響されずと言うかコロナ以降仕事が増える一方で、そのためできる時間が限られていてなかなか進まない。そしてドイツは日曜日や祝日に工事はもちろん洗濯や掃除の音を立てることも禁じられているので、このトントンが必要な作業は休日にできない(だから日曜大工という言葉もドイツには無い)。そんなわけで、思うように進まない。それでもずいぶん進んだわよね~

こういう小さな差のあるところの処理が難しいらしい。でも、綺麗に切ってあるわねえ。
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それからなにやらずい分原始的に彫刻刀みたいので地道に削って…
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こんな風に組み合わせられるようにしていた。
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これ、お湯循環式ヒーターの脚をはめ込む部分なのだ。
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こうなって…
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こうなって…
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こうなって…
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小さい三角形がもう一つ必要なのだが、まあこんな感じになるということで写真撮影。
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もう一か所ある。頑張れ~
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張り付けはこちら側があと1列で…
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こちら側があと2列。
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と言ってもそのあとさらにもう1列ずつ端っこを小さく切って張らなければならないから、それが時間かかりそう。
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時間かかると言っても、もし一週間休みがあったら全部張り終わるのだが、問題はうちのドイツ人の仕事が最近かつてないほど忙しくて、切ったり張ったりする時間がほとんどとれていないこと…この週末は土曜日が祝日で作業できないし(上記のように祝日には工事の音を立てることが禁じられているので)、この調子で行くとたぶん最後の張り付けだけで10月が終わり、11月に少なくとも3回はやすりかけてニスぬって乾かしてを繰り返し、そのあと壁の下のところに木材を張り付ける作業があるし、やっぱり完成は12月になりそう。いや、年内に終わるかどうかもちょっと微妙…

日本だったら業者にお願いしてサクッと済むところなのだろうが、それをしないのは、自分でしたいから。費用が最小限で済むし、言い換えれば業者にかかる費用を板の費用に上乗せできるし、どうやってやるか調べあげた上で取り掛かっているので下手な業者に頼むよりきれいにできる可能性も高く、20年来の念願だった作業なのでもう急ぐ必要もないし、とにかくこれはうちのドイツ人の趣味の範疇なのだ。めぎは言われた金額(全費用の半分)をもう一年前にお支払いしてあるので、あとはうちのドイツ人がいくらでも好きなようにすればいいのである。リビングが半年以上使えないという不便も、リビングにあった荷物を現在別の部屋に移動させているという不便も、うちは二人で住むにはそこそこ広いので、そんなに不自由はない。なんというか、そういう割り切りと拘りと時間の流れが日本と違うという気がする。

で、9月末の週末にはリビングのヒーターのお湯の出口に栓をして、リビングのヒーターなしで暖房を使えるようにした。そうじゃないと、12月まで暖房無しってことになっちゃうからね…
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10月の進捗 [めぎ家改装中]

今日はめぎ家リビングの床の張替えのお話を。

これは10月2日の撮影。
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バルコニー側はあと一列と少し。
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10月にはその一列を張り終わり…
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それ以上は行かなかった。
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というのは、うちのドイツ人がこの一か月非常に多忙で、平日はほぼ全く作業できず、作業は土曜日に限られたから。
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それでも反対側は2列張り終わり、さらに残りの部分も一枚一枚サイズに合わせて切って準備していた。
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めぎ家は築130年を超えていて、部屋は真四角ではない。だから一枚一枚サイズが異なるのだ。
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ここなど、パッチワークのよう。
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使う機械はOberfräse(オーバーフレーゼ)といい、日本語でフライス盤?ミリング・マシンというらしい。
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こんな風に側面を削ったりできる機械。うちのドイツ人は自前で持っている。
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こんな風に切ったりするのに使っている。
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いろいろパーツを作って組み合わせていく…
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それが結構集中力を要し、時間かかるので、土曜日に2~3時間、数枚しかできない。
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それでも、10月31日にはここまで出来上がり…
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頑張りました!
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しかし、まだまだである。たぶんバルコニー側の端っこにまた11月いっぱいかかるだろうし、その後ヤスリかけたりニスぬったりを繰り返し、それから壁との隙間の処理もあるし、隣の部屋へのつなぎの部分もある。やっぱりクリスマスまでは無理そう。

一か所だけ、今までの歴史が見える場所がまだ開いている。懐かしいな。
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ちょっとずつでも地道に進んでいるのが嬉しい。ではまた一か月後に。
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11月の進捗 [めぎ家改装中]

今日はめぎ家のリビングの床のお話を。
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ゆっくりペースとは言えそれなりに着々と進んできた床の張替え作業だが、11月は作業がぴたりと止まってしまった。
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これらは10月に完成した部分。
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向こうも。
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そして、まだこれからのこの隅の部分は、10月末のまま。
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ここも、2板ぐらい増えたかどうか。
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つまり、うちのドイツ人の仕事がそれほど忙しかったということで、暇だった去年や一昨年の分を今年取り戻したという感じ。自営業だから波があるとはいえ、いったいどうしてこのコロナの時期にこんなに仕事が舞い込むのか、ホント不思議。でも、いつまた途絶えるかわからないので、仕事があるうちに頑張っておこうという感じ。
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まあ年末年始には仕事はないと思うので、そのときに作業をすることになるのだろう…つまり、クリスマスまでの完成の望みは全くなくなった。ま、それも仕方がないわね。仕事優先だしね。
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4月の進捗 [めぎ家改装中]

長い間放置されていたリビングの床の張替え作業、2021年4月に再開!
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いつから中断していたかと言うと、11月から。うちのドイツ人の仕事がどうにもこうにも忙しくて全く手をつけられずに5か月以上が過ぎ、4月のイースターの頃にやっと一段落。少し休んで息抜きをして、よしやるぞ、と始めたのは4月17日だった。
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ここは暖房器具が置かれるところ。
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丹念にちょっとずつ木を切って組み合わせていた。
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それからこちら。ここは4月21日に作業。
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ここは、既に切ってあるのをまだ貼り付けていなかったのだった。
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張り付けて、まだ乾いていないから上に乗らないように、とタオルを置いてある。
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それからこちら。下のコンクリートみたいなのを敷いた時にめぎとうちのドイツ人の手型を付けたところ。
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ここも、張り付けて行った。手形、さようなら…ここまでは4月22日。
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そして最後の部分を張り付ける。それは4月23日。
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こうやって置いて…
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カンカンカンカンと。
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音が鳴るので、めぎがオンラインで授業をしているときにはできない。

こんな風に一枚一枚長さを図って切ってあった。
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端切れもいっぱい。
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そして、貼り付け終了!
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綺麗にできたわね~
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こっちもね~
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この後、やすりをかけてニス?ワックス?をぬって、というのを4回ほど繰り返すようだが、やすりがけのマシンを借りることがロックダウンでできない(とうちのドイツ人が言っている…そうなの?と思うけど、めぎの範疇じゃないので調べてない)。それに、借りることができても、重くて4階まで運び上げられないだろう…(めぎ家はエレベーターのない古アパートだし、うちのドイツ人も歳取ってきて重いものを運ぶのは以前より難しくなったので)…ということで、今、この後どうしようか考え中。
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6月中旬までの進捗 [めぎ家改装中]

今日はめぎ家リビングの床張り替えのその後のお話を。

5月末ごろやっと床にニスを塗るところまでこぎつけためぎ家。それからこの機会にと天井と壁のペンキ塗り。白い部分が終わってから、残りの白いペンキに色を付ける。
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こんな濃縮された色を入れた。
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そしてもともとの色と同じ具合に仕上げ、塗った。
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乾いてから、白い部分との境界線に張ってあったテープを外す。このあと白い部分のところどころを仕上げて、壁は完成。
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ニスの方は、一週間ぐらい放置して完全に乾いてから再びやすり掛け。今度は業者に頼む必要はなく、うちのドイツ人が地道にこの機械で。
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こんな風に少しずつ。
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やすり掛けが終わったら、丁寧に水雑巾がけ。
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こうしてすっかりまたすべすべになったところで…
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2回目のニス塗り。まずは刷毛で端っこを。
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それからロールで。
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再びピカピカ~♪
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晴れていると映り込みが綺麗。
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それからまた5日ぐらい後に、やすり掛け。
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こんな風に進む。
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綺麗に水雑巾がけをしてから…
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3回目のニス塗り。ドイツは急に暑くなり、うちのドイツ人は短パンで作業。
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もうこれで終わってもいい仕上がり。ニス塗りって、普通は3回で終えるらしい。
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しかしうちのドイツ人はこの5日ぐらい後、もう一回やすり掛けをし、もう一回4回目のニス塗りをした。その作業は写していない。これは4回目を終えた後。ピカピカ~♪
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いやあ、凄いね~
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この作業を終えたのは6月12日。凄いなあ、本当に終わりが見えてきたわ…

ちょうどポプラの綿毛が飛ぶ季節で、ふんわり落ちていた。
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6月後半の進捗 [めぎ家改装中]

床の張替えがようやく完了した後も細かい作業の続くめぎ家。
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これはドイツ語でSockelleistenとかFußbodenleistenとかいうものなのだが、日本語で何というのかな…
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様々な長さのを用意し…
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一部こんな風に切ったりもしてあった。
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そして、取り付け。
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バルコニーへの出口のところはこんな細いのを。
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よく頑張りました…
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それから本棚の設置。
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少しずつ…
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少しずつ。
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それから、めぎのキッチンに倉庫のように置かれていたソファーを…
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移動。
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それからこの棚もニスの塗り直し。
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ここにあった棚ね。
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そしてここに暖房器具を戻す。戻す前に壁に黄色い色を塗り直して…
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暖房器具、設置!
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それから、めぎの部屋への境の部分にこんなのを取り付けた。
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そのうちにめぎの部屋の床へも同じ木材を張ろうと思っている。その時には↑この続きになるようにするんだって。ま、でも、早くとも1年後、たぶん数年後にね。

そして、張り替えたリビングでの初めての日曜日のブランチ。
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まだこんな状態だけどね~
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ほぼ完成だけど、まだもうちょっと細々と作業は続く。
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7月前半の進捗 [めぎ家改装中]

今日はめぎ家リビングの改装のお話の続き。

床の張替えが終わったリビングで、次にうちのドイツ人がしたのは…
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廊下への繋ぎの部分。いつかこの続きをするつもりで、その時にはリビングの床と同じ高さにするのだが、今はちょっとした段差がある。微妙な高さをうまく処理していた。
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その次はドア。ここ数年で傷ついたりちょっと剥がれかけたりしていたところをまずは綺麗に張り付けて…
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それから高さが変わったので切り落とし…
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ヤスリをかけて…
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ペンキを塗り直したところは写していないが、最後の仕上げの様子をパチリ。
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ここまで終了。本棚にまだ全部入れていないのは、何をどこに置くかということをまだ考え中だから。左の白い布をかけているのはテレビ。めぎ家はテレビを一週間に一度マウスを見るときと、2週間に一度ぐらい一緒にオペラを見るときぐらいしか使わないので、普段はこうして布をかけているのだ。
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床、ピカピカできれいだなあ…
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最後に、リビングとは関係ないが、キッチンの水道の蛇口がきちんと閉まらないようになって、どうしても修理できなかったので…(と言ってもこんな風にジャージャー流れ続けるという訳ではなく、蛇口を閉める部分から水がぽたぽた落ち続けてて、それをどうしても止めることができなかったのだ)
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コロナの緩和でホームセンターに普通に入れるようになったので、めぎも一緒に行って新しいのを選んで購入。これですっきり。
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↑写真に撮ると、普段あまり気にしてなかったこと…まな板の傷とか…に目が行くわねえ。
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めぎの仕事部屋の改装~その1~ [めぎ家改装中]

うちのドイツ人がリビングの床の張替えをしてこんなに綺麗になってから、めぎはしばらく考えていたことがあった。
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それは、めぎの部屋の床も張り替えたいな…ということ。

めぎがうちのドイツ人の隣の部屋に引っ越してきたのは2005年2月のこと。ドイツ在住2年半ぐらい経った頃のことだ。大家さんが新しく改装して貸してくれたのでとても清潔で綺麗だったのだが、この床のマットは気に入らなかった。カーペットではないので手入れは楽だし、汚れも目立たないのだが、なんだか味気ないなあと。それまでに住んでいたルームシェアの部屋が板張りだったということもあって、グレードダウンしたような気分でもあった。
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とは言えその頃は非常勤の仕事で食いつないでいて極貧だったし、将来ちゃんと就職できるのかどうかも全く分からなかったし、そもそもドイツにいつまでいるかもわからなかったから、そのまま入居。そしてあれよあれよという間に在独20年を迎え、この家に住むのも17年半近く経った。めぎの人生のこれまでの住まいは、めぎがちゃんと記憶している3歳ぐらいからのを数えると日本で9軒、デュッセルドルフでは今の家が3軒目。その中では札幌の小1から中3まで住んだ家の9年が最長だったから、その約倍の時間をこの部屋で過ごしたのだ。ところでめぎの道楽と言うか収集癖と言うか趣味と言うか、それはカメラでもレンズでもなく実は本で、17年間に買った本はドイツ語・日本語ともに膨大な数に上り、壁一面を使った本棚はどこも2重に本を入れてあって、もう一つの部屋にもさらに本棚があるのだがそこも満杯で、リビングの本棚にも多少移動したがもうどうにもこうにもと言うところまで来ていた。この写真は全体の4分の1ぐらいを写している。
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そろそろ思い切って整理しなければならない時期に来たと数年前から思っていたが、作業量の膨大さを考えるととてもめんどくさくてそのままにして来た。しかし同時に、リビングの板張りがあまりにも素敵で、自分の部屋の床に耐えられなくなってきた。と言っても板張りは手間がかかり、何か月も作業しなければならない。もちろんそんな暇はない。夏休み中に作業を終えられる方法で、でもそこそこかっこよくするには…ということで、めぎは結局お手軽にIKEAのフローリングを選択。夏休みに入る前にすでに用意してあった。費用も板張りの10分の1ぐらいで済むしね。板張りにしたかったうちのドイツ人は残念そうだったけど、フローリングは250ユーロぐらいだから、まあ数年後にもし時間ができたらその時にしてもたいして惜しい値段ではないし、ということで。
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で、夏休みの最初の5日間ぐらいのんびりして復活しためぎは、さあやるぞ~と作業に取り掛かった。床を張り替えるには部屋のすべての家具を撤去しなければならない。まず山と積まれたプリント類の整理から始め、それが終わってから本を別の部屋へ運び、少しずつ少しずつ本棚を空けていった。本の上には少なくとも10年分ぐらいの埃が溜まっていて、一部はまさに17年半分で、掃除機で吸い取ったり拭き取ったりなどしながらで、ここまで3日かかった。
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こんなに空いて、感動~~
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別の部屋に山と積まれた本。漫画もあれば文庫本もあるし専門書もあるし今の仕事のための物も多々ある。昔ならコピーの山がさらにあったのだが、今はデジタル化したからずいぶん少なくなった。本の向こうには隠れて見えないけど実は古いカメラ数台とレンズも30本ぐらいある。
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それにしても表側の本の列を取り除いて裏から出てくる本のなんと面白かったことか…こんな本持っていたんだ!とか、ああこういうテーマを研究しようと思っていた時期があったな~とか、ああこれ2冊ある~とか、若いころこの作家が面白いと思っていたんだよな~とか、自分の歴史があとからあとから湧いてくるという感じなのだった。とりあえずもう要らない古い日本語の教科書を捨てることにしたが、あとは考える余裕がなく、ただただ積んでいった。床を張り替えて戻すときにゆっくりと時間をかけて断捨離しよう。と思っている。数か月かかるかもしれないけど。

やっと本を隣の部屋に移し終わって作業4日目、今度はリビングに仮のめぎの部屋を作った。まず本棚を2つだけこうして組み立て(倒れないようにこうしてリビングの本棚に固定し)…
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そんなにかかる予定ではないが、何かあって作業が数週間かかったとしても大丈夫な程度のどうしても手元に置いておきたい仕事道具と本とカメラとレンズとCDと充電器等だけここに置き(めぎって実はこれだけあれば当座生きていけるんだ!とこれまたビックリ)…
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机とコンピューターとスピーカーとプリンターをリビングに設置し、ソファーの上にはタンスの中の服が積み上げられた。めぎはタンス一つしか持っていないのだが、しかしなんという服の数。着ているものはこの10分の1ぐらいなのに。これまた断捨離しなければ。しかし、例えばだけど、着ないけど香川がいた時代のドルトムントのTシャツとか、なんだか捨てられなくってねぇ…
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本当はタンスを移動して服をまた詰め込むつもりだったのだが、タンスを解体するのがとても大変だったので組み立てるのをやめたのだ。解体した本棚やタンスはうちのドイツ人の部屋に通じる廊下に置いた。ちなみに廊下にも本棚があるけど、それはうちのドイツ人のもの。うちは本ばかり。
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で、やっとのことでめぎの仕事部屋はがらんとうに。うちのドイツ人に手伝ってもらって、解体作業に1日半かかった。タンスや本棚の下や裏の埃のすごかったこと…17年半分の埃って本当に凄い。めぎはこの埃とともにこの部屋で寝ていたのかと思うと、くらくらする。それを全部綺麗に拭き取って、身も心も軽くなったというか、清められた気分。
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ここまで、6月30日木曜日から7月4日月曜日の午前中までかかった。で、この記事は月曜日の夜に書いている。午後にもたくさん作業をしたのだが、長くなったので続きはまた次回に。
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めぎの仕事部屋改装中~その2~ [めぎ家改装中]

現在めぎの仕事部屋を改装中。まず3日かけて全ての本を撤去し、その後1日半かけて全ての家具を撤去したところ。
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早速床の作業に入りたいところだが、その前にしなければならないことが。
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それは壁のペンキ塗り。
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壁のペンキ塗りは理想的には3~4年に1度はするものだという。そして10~15年に一度は壁紙を張り替えるべきなのだとか。理想より間の空いているめぎ家のリビングだって、ここに住んで17年半の間に1回壁紙を張り替え、ペンキ塗りを2回やっている。めぎの部屋に関しては17年半一度もしなかったわけで、これは今回絶対にやらなければならない。でも、壁紙は傷んでいないのでそのままとし、ペンキ塗りをすることに決定。ペンキは白で(めぎは模様付きの壁紙とか色とかに興味が無いので)、ホームセンターでめぎの部屋の大きさにあった大きさの容器を選んで50ユーロかかった。塗り始める前に大きなビニールシートを敷く。シートはホームセンターにもあるのだろうが、ドイツのKodiと言う店(食料品以外何でも、例えば食器・調理器具・ガーデニング用品・掃除用品・文房具・小さめの電化製品等々を売っているところ)で簡単に買える。
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うちのドイツ人が大きなロールで壁やら天井やらを塗ってくれて…
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めぎは端っこを大きな刷毛で担当。
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綺麗になりました~♪
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この作業に7月4日月曜日の午後、二人がかりで3時間ぐらいかかった。
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17時ぐらいに切り上げ、シャワーを浴びてさっぱりし、夕食の支度。夜はそれぞれのんびりと。めぎはリビングで。
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そして5日火曜日、まず朝一で気になるところを塗り直し…
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めぎは刷毛やロールの洗濯。これ、キリがなかったわ~~夏だから水遊び気分で良かったけど、冬は辛そう…
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そしてうちのドイツ人はフローリングを敷く作業に取り掛かった。
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説明書によると本当は窓に向かって縦に敷くべきらしいのだが、リビングから見たバランスや部屋のつくりから考えて、横敷きにした。
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IKEAのフローリングは元々の敷物の上に直接敷けるということで、ものすごくお手軽。張替えじゃなくてただ上に敷くだけ。キッチリ組み合わせて敷くためにトントンと音を立てる必要があり、ドイツでは平日の日中にしか作業できない。これはパラパラで。
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途中でお昼を食べたり休憩したりしながら、作業は着々と進む。部屋のサイズ上、毎回端の板を切らなければならなくて…
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こうして切っていた。こういう音もたてるため、平日の日中のみ作業が可能なのだ。めぎは夏休みだし、うちのドイツ人もちょうど運よくあまり忙しい時期ではなく、月・火と時間に融通をつけてくれてほとんど一日中作業に付き合ってくれた。
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一日がかりでここまで完成。あともうちょっとだけど、疲れたし、17時になったのでやめることにした。それにしてもやっぱりIKEAのフローリングは早いわ~板張りだったら、まず下のもともとのマットを剥がし、その下に何かあったらそれも剥がし、コンクリートみたいなのを水平に敷き、その上にようやく板を一個ずつ張っていき、張り終わったらやすり掛けし、最後にオイルを塗る作業があるわけで、順調に行ったとしても1か月、下手すると3か月~半年コース。それが一日でほぼ終わるなんてね。
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下の写真、下がリビングの板張りで、真ん中のグレイがめぎの部屋のもともとの床で、上がここまで順次敷いてきたフローリング。ホントあともうちょっとなんだけど、ここはキッチリ斜めに切らないといけないところなので集中力が必要ということでキッパリおしまいにした。まっすぐキッチリ敷いてきたのにこんなに斜めなのは、めぎ家の建物は古くて築140年以上なので、あちこち歪んでいるから。ひょっとするともともと建てるときから真四角ではなかったのかもしれないが。ついでに言うと、床全体もちょっと斜めに傾いている。
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こうして作業開始から6日目の作業が終了。つづく。
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めぎの仕事部屋改装中~その3~ [めぎ家改装中]

今日の話は記事というよりめぎの記録。

めぎの部屋の改装作業に入ってから7日目、7月6日(水)の朝。
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床のフローリングはあともうちょっと。でもこの日は10時以降うちのドイツ人が忙しいので、床張り替えの作業は一日お休み。
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でも、朝8時から1時間かけてタンスをここまで組み立ててくれた。このタンス、組み立てが結構大変で、二人がかりで1時間。
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で、10時以降めぎは服の断捨離をしつつタンスの中に服を収納していった。大きなゴミ袋3袋分ぐらい断捨離してスッキリ。ちなみにその断捨離の服は捨てずに慈善コンテナへ。どこかで誰かの役に立ってくれるといいな。

作業8日目の7月7日(木)、うちのドイツ人の仕事は電話やメールが多かったがビデオ会議がなく出かける必要も無かったため、作業再開。まずタンスの戸をつけてくれて…
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床の最後の作業に入った。
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最後の部分のフローリングは板を斜めに切り、さらに狭いところに押し込んでいかなければならないので手間がかかる。キッチリ測って、裏に切り取り線を書き込んで切る。切るのがいっぱいあって大変だったが、1時間半ほどで終了。残念ながら木を切る手伝いなどして埃まみれだったので、最初のここまでしか写真を撮っていない。
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午後には、ドアの下の部分を切り落とす作業。フローリングの厚さ分だけ床が高くなったので、その分ドアを切らなければならないというわけである。
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そのあと床の掃除をし、本棚の一部を搬入してその日は終わり。

7月8日(金)の午前中は仕事や買い物をし、午後にはうちのドイツ人が本棚の枠を壁に固定した。これで倒れる心配もない。
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それから本棚に沿った天井の電気を設置し、さらにリビングとめぎの部屋との境目の処理。と言ってもまだちゃんとした敷居を買ってないので完成ではなく、とりあえずの仕上げ。
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めぎはめぎの仕事部屋の核となる机まわりの作業。つまり、電源と配線を決め、PCやプリンターやスピーカー、ビデオ会議用のカメラ…よくあるPC]用のカメラではなくニコンの昔のデジイチD600…などを設置。それからたくさんあったファイルの一部の書類を捨てる作業。

そして10日目の7月9日(土)、うちのドイツ人がタンスの中に電気をつけてくれた。ドアを開けると電気がつく仕組み。
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やっとここまで来た…
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で、10日目にしてようやく、少しずつ本を本棚へ戻す作業を始めた。まずは必要な仕事用の本から。次に絶対に取っておくつもりの本を少しずつ。本も大量に断捨離する予定で、この作業には数日かかる見込み。まず一日で5分の1ほど終わったかな。そのうちの半分とはいかなかったが、かなりの本を処分した。
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真ん中(写真では左端)は現在の仕事道具。その右は鏡台、その上と右は昔研究に使っていたものから名残惜しくて捨てられない本などを、と考えながら。
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さらに角の部分にはカメラとレンズと写真系の本を置こうかな…
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仕事道具の左側の棚のPCやプリンターなどの上の部分には、音楽系の本を並べようと思っている。そんな風に考えるのが楽しい。
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明るい時期なので17時や18時になっても明るいのが、作業しやすくて有難い。また、この一週間気温が低めで長袖を着た日もあったほどだったのも、作業をするには助かった。
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めぎの部屋改装第2弾ダイニングキッチン篇~その1~ [めぎ家改装中]

今日はめぎの近況を。

2週間の秋休みもあと4日。その間何をしていたかと言えば、めぎの部屋の改装。改装と言っても床の張替えと断捨離なのだが、床を張り替えるには全ての家具を撤去する必要があるため大掛かり。めぎは部屋を2つ持っていて(正確に言えばさらにバスルームも1つ)、夏休みに3週間かけて仕事部屋の方の床の張替えをしたのだが、今回はもう一つの部屋(ダイニングキッチン)の方の床の張替えをする。
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↑ちなみに、これはめぎの所有するダイニングキッチンであって、いつもうちのドイツ人が料理している空間ではない。うちのドイツ人は元々はめぎの部屋の隣の住人で、彼の部屋の方にもダイニングキッチンとバスルームがあるのだ。で、10年以上前に壁をぶち抜いて一つのフロアを全てめぎ家のフロアとしたのである。その話はカテゴリーの「めぎ家改装中」を最初から読むと出てくる。

このダイニングキッチンは、夏休みの部屋の改装時にこうして本置き場になっていたところ。
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床に積んでいた本は既にめぎの仕事部屋の方に整理整頓されて収まったのだが、実はダイニングキッチンの方にも本棚があって、かなりごちゃごちゃにいろんなものが積まれてあった。隙間があればそこに入れておいてある、という感じだった。
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で、今回はそちらの方の断捨離。
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かなり処分。雑誌は紙ごみとして捨て、本は青空文庫へ寄付。
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今回数多く処分したのは、ドイツ語の本。もう絶対に読まないし、読もうと思ったら図書館で借りるか買えばいいし。否、重要な本の多くはうちのドイツ人も持っているので、そっちを借りて読めばいいのだ。
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それに対し、日本語の本はかなり残してある。それは借りられないし、思い入れもあるし、いつか時間ができたら読みたいなと思うし。右端に積んであるのは、ダイニングキッチンの改装が終わったらそちらに移動する予定のため。今回は本を床に積まずに仕事部屋の本棚の方に一時移動してやり過ごすことができた。つまり、本棚に2重3重に積み上げたということ。
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それからとうとう思い切って捨てることにしたのは、かつて書いた論文の抜き刷り。そういうのは日本の大学や研究所に就職しようと思ったら履歴書とともに必要だったのだが、もう要らないわよね、ということで。思い出に数冊ずつは撮ってあるけど。
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それから大きな戸棚を解体し、中に入っていた小物も断捨離し、必要なもののみ空き箱に入れてこうしてリビングに積み上げた。
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靴なども大いに処分。日本にいた頃痛くても頑張って履いていたヒールの高い素敵なミュールとか、もう絶対に履かないし。
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こうしてどんどん片付けていった。
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キッチンは外さずにこのまま作業することにした。外すとなると本当に大ごとだし、めぎがキッチンを買い替えることはたぶんないだろうし、キッチンの下までは誰も見ないしね、ということで。
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やっとがらんどうにしたのは10月10日だった。一週間以上かかったわね~
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18年ぶりに見た壁、意外とそんなに汚れていないわね。
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でも、この機会にまずはペンキ塗り直し。天井の左側が既にペンキを塗り直した部分。やはり白さは違うわね。
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続きはまた次回。
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めぎの部屋の改装第2弾~その2~ [めぎ家改装中]

秋休みが終わってしまった…クリスマス休暇は今日から10週間後。その間に冬時間になるし、あぁ~一年で最も辛い時期に突入だわ…

2週間の休みの間にやったこと言えば、部屋の改装に尽きる。どこにも出かけずひたすら断捨離し、それが終わったのは秋休みの2週目の月曜日。それから壁のペンキ塗りを始めた話を前回書いた。火曜日にその続きをし、これは水曜日の撮影。
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綺麗になったわ~
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ここに住んで18年目(ドイツに来て当初2年間は別のアパートに住んでいた)にして初めて行ったペンキ塗り。今までも手伝ったことはあるけど、自分の部屋のペンキ塗りは今までのお手伝いとは全然違って結構きつかった。もうペンキ塗りはしたくないな、と正直思う。でも、18年後は病気でもしない限りまだ生きているし、その辺りでもう一回ぐらいしないといけないのだろうな…しかし、その時にはうちのドイツ人は元気だとしても80代半ばだし、うーん…できるかな…ペンキは塗れたとしても、本棚の撤去や設置がねぇ。断捨離はもっと定期的にしておくべきだわね。定年を迎えたら、仕事がらみの本はサクッとバッサリ捨てることにしよう…
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さて、朝日が差し込む部屋で…
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いよいよ本番の作業に取り掛かる。
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フローリングのためのマットもスタンバイ。
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しかし、マットを引いてこうして一列並べてみたものの、作業は一時ストップ。
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というのは、めぎ家のアパートは築130年ぐらいで、まっすぐな四角の空間ではないのだ。いびつな四角で、一つの辺に合わせて板を敷き始めると、部屋の真ん中でどんどん斜めになっていってしまう。で、うちのドイツ人はピタゴラスの定理を使って直角をとって、ここをまっすぐと決める、と定めてそれに合わせて敷き始めた。
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今回はドアのところまで敷くため、ドアの敷居を撤去。若干床が高くなるので、ドアも下を少し切り落とさないといけないわね…
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そんなこんなであれこれ考えることが多かったため、床の作業初日はここまでしかできなかった。
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まだまだあるわね~この時点で先週の水曜日。秋休み終了までにどこまで行けるかな…というわけで、秋休みは終わったが、この話はまた次回に続く。
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めぎの部屋の改装第2弾~その3~ [めぎ家改装中]

今日は部屋の改装のお話を。

秋休みの2週目の木曜日(今から約1週間前)、作業開始。
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↑こんな風に板を次々と置いていく分には、ちゃんとはめ込みさえすれば簡単なのだが、こんな風な場所が多々あるので、鋸で切らなければならない。
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こんな風にあれこれメモってキッチリ測って…
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切り落としてはめ込んでいく。
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この機械で切っているのだが、切っているときはめぎも手伝っているので(切り落とした板も使うので、下に落ちないようにめぎが支えている)、写真は無し。
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この日は朝9時から16時半頃まで作業をした。
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それでここまで終了。
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いや、正確に言うと、ドアの敷居のところの作業もやったのだが、それは写真いっぱいあるので次回に。

この空けてあるところは、水回りなので別の資材を敷く予定。
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綺麗に直角直線になっていて、ピタゴラスやったね!という感じ。
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切り落とした端切れ。
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まだまだ続く。
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めぎの部屋の改装第2弾~その4~ [めぎ家改装中]

今日は改装の話の続きをどうぞ。今日はめぎの部屋の玄関のドアについて。

めぎの部屋はうちのドイツ人の部屋の隣で、中で壁をぶち抜いてフロア全部を一つのめぎ家のエリアにしたものの、玄関は2つあるままになっている。それで、めぎはめぎの玄関を使い、うちのドイツ人は彼の玄関を使い続けている。そのメリットは、コート掛けに自分のコートだけがかかっているので邪魔がないこととか、自営業のうちのドイツ人の仕事の邪魔をせずにめぎが仕事へ出かけられることかな。うちのドイツ人に来客があっても、めぎに会わずに中に入ることが可能だし。

それはともかく、玄関のところがわずか数ミリ程度だがフローリングの所為で高くなるので、敷居を新しくしなければならない。これは古いのを取り外したところ。
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↑日本と違っていわゆる玄関スペースはない。外から入るといきなり部屋で、靴を脱ぐスペースというのは特にない。アパートの場合は玄関の前で脱ぐようにしているうちもあれば(うちのドイツ人はそうで、玄関の前に靴を置く場所を作ってある)、入ったところに作っているうちもあるし(めぎの部屋はそのタイプにしている)、そもそも家の中で靴を脱がない人もいて、その人たちは寝室の洋服を入れるタンスなどと並んで靴を置くスペースがあるようだ。

そんなわけで外と内は高さもこのように同じ。今思えば靴を脱ぐスペースを考えて玄関を入ったところだけ別の資材を使えばよかったかもしれないが、もうそこまでフローリングを敷いてしまったわ…この写真は敷く前の作業中。
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新たな敷居はこれ。
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上側がフローリングと似たような木の模様だが、下は金属。それをドアの部分の形に合わせて切り、ちょっとやすり掛け。
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上手く嵌りました~!
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あちこち柱のペンキが剥げているのは、いつかまとめて塗り直す予定。
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それからドア。外して床に寝かせたところ。
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どうやらもともとドアのサイズが小さすぎたようで、下に板が貼られていたのだが、ちゃんと貼ってなくてただねじくぎ(っていうのかしら?)で抑えていただけだった…
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で、そのもともとのドアの方を鋸で若干切り落とし、とりあえずまた板をねじくぎで固定してサイズがOKかどうか確認。この日はここまでの作業でとりあえず終えた。
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で、後日、まっすぐ滑らかに切り落とすことのできる別の機械を屋根裏部屋から出してきて、またドアを外して、きちんとくっつけるためにこの機械で切り落とした部分を滑らかにした。最初からこの機械を使えばよかったのだが、機械を屋根裏部屋から出してくる必要があったため、もう疲れていためぎたちはその作業を後回しにし、とりあえずドアがちゃんと閉まるようにするために鋸で切り落としたのだった。この優れものの機械で(フローリングの板の残りを使って真っすぐ動くように固定して)たしかに綺麗に滑らかになったのだが…
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ドアの表側にかなり傷ができた。で、板をくっつけてからささくれだったところをやすり掛けし、穴埋めする作業をしたのだが、それ以上の仕上げはとりあえず保留することにした。というのは、仕上げには最後にペンキ塗りが必要だが、換気をするにはもうちょっと寒すぎるから。1日窓を開けっぱなしにして換気できるような季節になってからね。見た目は悪いけど、めぎ家は最上階だから誰も見ないし、めぎは気にならないし。ドアはとにかくピッタリ閉まればいいのだ。
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↑小さな椅子を置いているのは、紐靴などを履くときに腰かけられるように。

まだまだ続く。
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