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ポーランドからチェコへ [チェコ]

何事もなければ今日はもうデュッセルドルフで通常の仕事に戻っているはず。帰って早々試験期間により、めぎは激務であります・・・試験って、問題作るのも大変だけど、採点するのが何より大変。

そんなわけで、ハンブルクのことはしばらくあとでお話しすることに。今日からしばらく、予約投稿しておいてある夏の旅行記、チェコ編を。

ポーランドのクラクフを出てちょっと西へ戻り、カトヴィツェという町から南西へ向かうと国境。
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例によってポーランドはひどい道だったのが、チェコに入ったとたんに素晴らしい高速道路ができあがっていて、びっくり。とは言え、しばらく走ったらやっぱり途中で終わっちゃって、全部開通してはいなかったけど。

しかも、いきなりこんなのもあるし。
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レンズ汚れてた・・・

運転マナーはポーランドよりはずっとマシだったけど、やっぱりこのようにカーブでの追い抜きがよく。
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モラヴィアの牧歌的な風景の中の殺伐とした運転とのミスマッチを感じながら進むと、突然綺麗な町を発見。コーヒー休憩をした。
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ハプスブルクのにおいを強く感じる。

こんな牧歌的な風景の中を進むと・・・
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ローカル電車!
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ここはお昼を食べたオロモウツという町。
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この聖三位一体の碑が有名らしい。
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この頃は暑かったんだよなあ・・・
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市庁舎の仕掛け時計も有名らしいけど、残念ながらタイミング悪く見られなかった。
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ほんの半日走っただけで、チェコの様々な面が垣間見える。古い美しい建物や伝統文化と、牧歌的なモラヴィアの風景と、現代生活を支える様々なインフラと・・・そんな中、常に感じたのは、意外にも「落ち着き」。チェコの田舎は閑散としているけど、どこか落ち着いていて、安定した生活があることが感じられた。
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ブルノ [チェコ]

オロモウツからさらに南西へ60キロ走ると、ブルノ。
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綺麗なところだなあ・・・
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・・・と思ったら、工事中のままほったらかしのところも。遺跡が出てきて工事ストップしたのかな。
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新旧入り乱れてますね。
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高いところから眺めたブルノ。
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これは聖ペテロ聖パウロ教会。どうして二つも名前がついているんでしょ。
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素敵な古い建物もあるけど・・・
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新しいアパートもいっぱい。
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この日は暑かった・・・
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だから、散歩しながら夕方ビールで一休み♪
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がらーんとした広場の真ん中を通っていく市電。
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モラヴィア地方は、またいつかゆっくり回ってみたいな。
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プラハ [チェコ]

ブルノに一泊して北西へ。着いたところはこちら。
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ここは、プラハ郊外の住宅。ここにめぎが東京にいた頃の知り合いが住んでいて、泊めていただいた。
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プラハに住むのって、なんか憧れますねえ♪
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りえさん、泊めてくださってどうもありがとう!

荷物を置いて、プラハ観光へ。
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みなさんブログにプラハのことを詳しくお書きなので、行ったことがなかったのに既によく知っていためぎ。ここからの眺めは本当に素敵。
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市電にも乗りましたよ♪
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どこをどう切り取っても・・・
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・・・ほんと、絵になる街だった・・・
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人が多すぎるけど。
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そんな人出をこのお方はどう思っているんでしょ。
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雨上がり後のプラハ [チェコ]

プラハ歩いてたらすごい土砂降りに遭った・・・これは、ようやく小降りになったところ。
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雨宿りしていた人たちが一斉に移動し始めている。
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雨に濡れた街も素敵。
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ここも、新旧同居している。
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でも、こういう建物を・・・
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こういう風に写すと、100年前みたい。
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雨上がりのプラハは美しかった。
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人出は相変わらず。
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プラハでめぎの目を惹いたもの [チェコ]

町中を走っていたこの手の車。
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楽しそう♪

結構お高めですねえ。
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でも、魅力的♪
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これもカッコイイなあ♪ と思ったら、観光カーじゃなかった!
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ところで、プラハでこんなお酒が売られていた。
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どんな味なんだろう・・・と、この喫茶店でお試し。
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砂糖を一度液体につけ、火をつけ、火が消えたら中に入れて飲むのだとか。
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何度か忘れたけど、すっごーーーーくキツかった。
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ヴァレンシュタイン物語 [チェコ]

数日前にご紹介した、プラハ城から見下ろしたプラハの眺め。
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その中に、洞窟を模して作ったこんなところがある。
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その辺りは、ヴァレンシュタイン宮殿。チェコ語ではヴァルトシュテイン宮殿。その庭からプラハ城を見上げるとこんな景色。
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ほら、あの洞窟風の壁も。
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とても綺麗なところ。
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この持ち主は、1945年までこの人の子孫だった。
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この、千ページもある本を昨年うちのドイツ人が愛読し、17世紀初めに殺されたこのヴァレンシュタインという人物の所縁のところを訪ねるのが、この夏の旅の目的の一つだった。

ヴァレンシュタインは、中世の三十年戦争の傭兵隊長。神聖ローマ皇帝に尽くしたが、反逆の疑いをかけられて、ドイツ国境の町エーガー(Eger=チェコ語ではCheb=ヘプ)で寝込みを襲われ、殺された。

プラハを後にして、車で3時間くらい走ってエーガーの町へ。
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ここの博物館に、彼の最期の様子が展示されている。
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博物館の建物は撮り忘れたが、入り口にあったこちらを撮影。
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↑ これ、霊柩車。

明日はそんなエーガーの街並みをご紹介。


♪ おまけ ♪
プラハで夕飯を食べたビア・ホール。
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本場のブドヴィルは最高♪
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りえさん、楽しい夜をありがとう。
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エーガー(ヘプ) [チェコ]

現在夏のチェコ旅行記継続中。いつ終わるんでしょ。

今日のデュッセルドルフはどんより曇り、気温は最高17℃(体感としてはそんなにあった気がしない)、最低8℃。日の出は7時18分。日没はまだ19時33分だが、朝は真っ暗だし夜10時頃まで明るかった夏を思い出すと、あーくらいよ~と心もどんより。

さて、ここはチェコのドイツ国境の町、ヘプ(Cheb)のヘプ城。ドイツ語ではエーガー(Eger)城。
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ヘプ城は12世紀後半に建てられた古いロマネスク様式の城。と言っても、ほとんど廃墟。

こんな橋を渡って中に入ると・・・
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要塞だったんだなあ、と実感。
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黒い塔に昇ってみると、やっぱりここもオレンジ色の屋根。
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この教会はつい最近塔を建て増しして高くしたようだ。
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この建物は礼拝堂だったような・・・
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ちょっと昔のこだまを思い出す。
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こんな素敵な家もある一方で・・・
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やっぱりこういう団地も。
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かなり望遠で撮ったここ、たぶんドイツ。
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古い城砦の雰囲気がいい感じだった。
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ドイツ国境まで来たけど、まだ旅は終わりじゃない。もうしばらくチェコの話におつきあいを。


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↑この地図、マイナスを何度か(5~6回)クリックすると、白い線が見えてくる。それがドイツとの国境。車で10分くらい。
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マリエンバート [チェコ]

8月初め頃の旅行記を9月後半になってもまだ続けているとは・・・なんだかもう記憶の彼方。

旅行の最後は、ドイツ国境近くのチェコの温泉地に寄った。温泉地としてはカールスバート(これはドイツ語の呼び方、チェコ語ではカルロヴィ・ヴァリという)がなんと言っても有名だけど、チェコ人の同僚がそこを全く勧めないので、別のところへ。まずはマリエンバート。
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マリエンバートというのもドイツ語の呼び方。なにしろこの温泉保養地を作ったのは神聖ローマ帝国やハプスブルクだし、今でもドイツ人のクアがお得意様だから、町の名前としてもドイツ語がしっかり根付いていて、チェコ語のマリアーンスケー・ラーズニェなんて聞いてもドイツ人にはピンと来ないが、マリエンバートと言えば誰でも知っている。

これはコロナーダという建物で、温泉の源泉があるところ。
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この建物、綺麗ですねえ。
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源泉は、こちら。
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ここの温泉は、お風呂に入る温泉ではない。これを飲むのである。温泉を飲みながらいくつもある源泉から源泉へ散歩するのがクア、すなわち湯治のやり方。

日本の温泉のイメージとずいぶん違うでしょ。
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ウィーンみたいな建物が並ぶけど・・・
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不景気みたいで壊れたまま空き家になっているところも。
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建物の造りが分かって面白いけど、勿体ないですねえ。

めぎたちは、マリエンバートには泊まらず、昼食休憩しただけ。お洒落なこのレストランへ。
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内側から見ると、こう。
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めぎだけビール♪
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お昼はエスカルゴ♪
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このあと、宿泊予定の温泉保養地へ。その話はまた明日。



Marienbad


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フランツェンスバート [チェコ]

マリエンバートを後にして、めぎたちはチェコ人の同僚お勧めのフランツェンスバートという温泉保養地へ。
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マリエンバートと似ているが、こじんまり。
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フランツェンスバートというのは、ハプスブルク家フランツ2世=オーストリア帝国フランツ1世にちなんでつけられた名前。フランツ1世はこの方。
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有名なフランツ・ヨーゼフ1世はこちら。上記のフランツ1世とは別人。
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ここが源泉。
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こちらです♪
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この温泉水、恐ろしく美味しくない。

湯治客用の専用カップで飲んでいる人もいたけれど、自分の水筒やマグカップを持って歩いている人が多かった。しかし、これ、水筒いっぱい飲むなんて・・・ありえない。正確には温泉水ではなく鉱泉と言うくらいだから、鉱物の味。鉄がいっぱい。にがいような血のような。または、汗のような。とにかく、いくら身体にいいと言われても、まったく飲めたものじゃない。うちのドイツ人は一口で挫折、めぎは三口で。

この温泉水は、そのまま肌をさらすには成分が強すぎ、肌にも悪いとか。だから、温泉に入りたくても、お風呂がない。プールがあるだけ。
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プールは水着着用かスッポンポンで混浴。

その他、炭酸水や泥につかる温泉療法もあるが、セラピストの指示に従って何分間入って何分間休む、というプログラム制。そのお風呂はいかにも治療用のバスタブって感じで、鄙びた温泉にゆっくり浸かる、という雰囲気ではない。そういうプログラムを毎日こなしつつ綺麗な景色(建物や公園)の中を散歩して鉱泉を飲むことが、クアに来た人たちが行う療法。

鉱泉を飲みながら湯治をする人たちは、2~6週間、こういう部屋に泊まる。
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これで二人で一泊47ユーロ。一人当たり、今の為替レートで換算すると約3800円くらいか。でも、生活感覚的に換算すると一人当たり一泊2500円程度。たぶん、お値段的には中間くらい。もっと安いペンションもあるし、もっと高い高級ホテルもある。

レセプションにおじいちゃんが座ってて、庶民的な雰囲気だったけど、建物はなかなかデラックス。
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ここに2泊して、25ユーロくらいで全身マッサージしてもらったりしてゆっくり過ごした。プールみたいなジャグジー風呂もついていたけど、あんまり温泉って感じじゃなかった。ゆっくり熱いお湯の温泉に入れたらもっとよかったのだけど。


Franzensbad



↑マイナスを何度かクリックすると、白い国境線が見えてくる。この辺りの国境は、ものすごく入り組んでいる。ドイツのようなチェコ領。チェコかも知れなかったドイツ領。国境っていろんなことを考えさせられる。
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チェコの温泉保養地の街並み [チェコ]

フランツェンスバートは、こじんまり。
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と言っても街並みはなかなか素敵。
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今でこそTシャツにジーンズのようなスタイルの湯治客ばかりだけど、昔は貴婦人たちがお洒落して集っていた社交の場でもある温泉保養地。そんな昔風のシックな格好をした方も。
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ここはチェコと言ってもドイツ人相手の町。したがって、町中にチェコ語とドイツ語の案内が。
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ちなみにホテルの案内も、チェコ語とドイツ語のみで、英語は全くなかった。

ああ、もう少し早く来ればランチでお寿司が食べられたのに・・・
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9月はきのこ、10月はジビエが特別メニューになっている。いいなあ♪

食べるところは色々あるように見えるが、ホテルの湯治客用の特別湯治メニューが多く、それは事前申し込み制。旅の最後をちょっとリッチに美味しいものを、という場合は、選択肢があまりなかった。
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町のすぐ横には広々とした緑が広がっている。
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8月4日くらいだったのだが、もうキノコが!
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猫ちゃん、毒キノコに気をつけてね。
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チェコ温泉保養地の食事 [チェコ]

本日は、フランツェンスバートでの食事をご紹介。

二泊したうちの第一夜は、通り沿いのレストランで、チェコの美味しいビールとこてこてのチェコ料理。
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めぎが食べたのは(うろ覚えだけど、たしか茹でた)牛肉に酸っぱい味のクリームソース。肉の上にはオレンジとカシス(だったと思う)と生クリームがのっている。うちのドイツ人のはコロッケと・・・覚えてない。

二日目のお昼にお茶したとき、緑茶を頼んだら砂糖がついてきた・・・
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↑ うちのドイツ人は待ちきれなくて既にケーキの半分を食べてしまっていた。

第二夜(旅の最後の夜)は、ちょっとリッチにクアハウスへ。
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ここは、ザクセンで泊まった貴族さんお薦めのレストラン。
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皇帝陛下もおわします♪
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ここの床に注目!
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広い広い水槽になってるの。
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ここで泳いでいる鯉を釣って食べる訳じゃないみたいだったけど♪

こんないかにもヨーロッパなレストランだけど、中はなかなかインターナショナル。
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でも、食べたのは洋風。前菜のカルパッチョが美味。うちのドイツ人はスープを。
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ボケボケだけど、めぎが食べたお魚料理。たしか、鯉。野菜もいっぱいで嬉しい。白ワインと♪
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うちのドイツ人は鴨料理ラムチョップ。赤ワインと。これは今回の旅行で最も美味しかったとか。
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クアハウスにはパーティ会場も。
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使っているところを見てみたかったな。
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