遠い日本 [2023年夏 日本]
今日からぼちぼちとこの夏(2023年)の日本旅行について書き始めようと思う。最初の数日はいつものリズム(過去の旅行記や今のめぎ家の近況についてなどを日替わりで書くリズム)ではなく、日本旅行についてのみアップ予定。まずは行きの飛行機の話から。
ここはデュッセルドルフ空港。6月27日朝7時半過ぎ。
並んでいる人がいっぱいいたが、めぎはサクッとチェックイン。今回ビジネスクラスを利用したため、並ぶ必要がなく非常に楽だった。
ライン川と暫しのお別れ。
そしてまずウィーンへ。ここはブルゲンラント州のノイジードラー湖。
そしてオーストリア航空成田行きに乗り変える。
200ユーロエキストラに払ってお一人様席。これはとても良かった。
今回日本行きを検討した時、うちのドイツ人が早々に行かないと決め、浮いたお金でビジネスを使いなさい(そうすればあまり疲れずに日本に着き、限られた日本滞在を最初からパワー全開で満喫できるから)と2000ユーロプレゼントしてくれた。コロナ&戦争&エネルギー高騰のためヨーロッパ=日本間の飛行機代がものすごく上がっているのだが、オーストリア航空で往復3200ユーロのビジネスクラスをゲット。ANAなど使ったら片道でその値段。いや、ANAだと日にちによってはエコノミー往復でその値段なので、3200ユーロでビジネス往復は本当に破格のチケットをゲットした感じだった。
ヨーロッパ、しばしのお別れ…
ビジネスにしたのは、現在戦争の影響でロシア上空が飛べないため遠回りとなっていて時間がかかるから。それでもウィーンまわりだとずいぶん短い。約11時間半の飛行(写真は離陸から10分ほど経ってから写したもので、11時間23分と出ている)。
飛行マップを見ていると、本来の航路は黄色の点線で描かれていて、飛行機がそちらへは向かっていなく南回りをするらしいことが見て取れる。(今日の写真の多くは明るすぎて映り込みが激しく汚い画像、または暗すぎて手振れしてしまった酷い画像だが、めぎの個人的記録としてこのまま載せる。)
本来の航路なら、ウィーンから10時間ぐらいなのかな。
さて、程なく食事のお時間に。めぎはシャンパンを頂きながら、前菜を。これはパラパラで。スープがガスパッチョで、前の日の晩にうちのドイツ人が作ってくれたことを思い出しながら賞味。うん、うちのドイツ人のガスパッチョ、負けてない。
ゆっくり頂いているうちに、トルコの黒海沿岸を飛んでいた。これってロシアとの境界ギリギリだわね。この時点でも黄色い点線はロシアの方へ伸びている。ソチの方へ飛べば飛行距離が短いと計算されているってことかな。
トルコもまた行きたいなぁ…ホントはこの春に行こうと思っていたのだけど、その行きたかった地域で地震が起きちゃって行けなくなったのだ。
それからメインディッシュ。日本食の照り焼きサーモンとやらもあったのだが、ウィーン発のオーストリア航空なのでシュニッツェルにした。まあまあだった。ここからワインを2018年のツヴァイゲルトにした。オーストリアのブルゲンラント州のワインである(めぎ家がウィーンからそこを訪ねて箱でワインを買ってきた話は以前書いた)。付け合わせのポテトサラダはウィーン風の味付け、つまりマヨネーズなしのビネガー味。
食べ終わった頃にはコーカサス地方を飛んでいた。
こういう地形なのね…
ここでオーストリア航空ならではのサービスが。ウィーンのカフェハウスのメニューが提供されるのだ。めぎはフランツィスカーナーという名前のコーヒーにした。ラッテマキアートと似たような感じのもの。これにコニャックが入るとフィアカーという名前になる。デザートはムース・オ・ショコラで、さらにデザートワインのベーレンアウスレーゼを。美味しかった♪
そしてこんな景色を見ながら…
最後にチーズも頂いた。
もうおなかいっぱい、何も入りません…フライトの途中でサンドイッチのサービスがあったが、めぎは飲み物しか頂かなかった。
それからめぎはいっぱい飲んだにもかかわらずまだ全く眠くならなかったので(ドイツ時間でまだ17時ごろだったし)、エンターテイメントに入っていた2022年ザルツブルク音楽祭の「魔笛」をドイツ語字幕をつけて見た。このオペラ、歌詞はドイツ語なのだがオペラの歌詞って歌を聞いてもなかなか聞き取れないので、同時字幕付きで見ると非常に勉強になった。そうか、そう歌っていたのか、だからこう面白いんだ~凄いなあシカネーダー(オペラの台本を書いた人)、凄いなあモーツァルト(この歌詞だからこういう旋律またはこういうオーケストレーションなのねと納得)と、なるほどなるほどのオンパレードで、時々眠りながらめぎはこのオペラを4回繰り返して見た。
これは、どこまで来たかな~と途中で写したもの。あと5時間半か…
まだ半分なのね…いや、半分はちょっと越したかな…ここまでくると、黄色い点線はもうロシアへは導いていなかった。
ビジネスの良さは、食事ももちろんそうだがなんと言ってもフルフラットになること。眠るためにビジネスにしたのだ。それでもあまり眠れなかったが(ヨーロッパを昼出発だったというのもあるし、年末年始に乗ったトルコ航空と比べて座席が狭くて寝苦しいというのもあった…ぜいたくな悩みだけど)、眠くなった時にキッチリ横になれるのは本当にありがたい。
そして、やっとここまで来た。
あと1時間ぐらいというところでやっと最後の食事。オムレツもあったがあまり惹かれず、バナナブレッドを頂いた。これもまあまあでほとんど食べなかったのだが。フルーツやヨーグルトが美味しかった。
あと30分になってからが長かった…
そして無事到着。撮ってないけど、今はずいぶん色々なものがデジタル化されていた。入国審査も、税関も。めぎは入国審査後わざわざエキストラに頼んでスタンプを押してもらった。そうじゃないと、また数年後、いったい何年前に日本に行ったか忘れてしまうのだ…
そして9時半ごろ成田エキスプレスで東京へ向かった。
その日、本当は到着後すぐ成田空港近くに住む知り合いに会う予定だったのだが、残念ながら直前に出張となってしまい、お流れに。で、東京駅からホテルに直行して荷物を置かせてもらったものの15時チェックインまで一人で時間つぶしをすることとなってしまったのがかなりしんどくて(ドイツ時間6月27日の朝6時45分に自宅を出てからホテルチェックインの日本時間6月28日14時45分まで、25時間の旅であった…今思うと、成田到着後すぐに人に会うという計画は無謀だったと反省している…)、夜にホテルのウェルネスサービスを利用し、80分の全身マッサージを受けた。それが本当によく効いて気持ちよく就寝出来、次の日から体も軽く時差もあまり感じずに過ごすことができた。
ここはデュッセルドルフ空港。6月27日朝7時半過ぎ。
並んでいる人がいっぱいいたが、めぎはサクッとチェックイン。今回ビジネスクラスを利用したため、並ぶ必要がなく非常に楽だった。
ライン川と暫しのお別れ。
そしてまずウィーンへ。ここはブルゲンラント州のノイジードラー湖。
そしてオーストリア航空成田行きに乗り変える。
200ユーロエキストラに払ってお一人様席。これはとても良かった。
今回日本行きを検討した時、うちのドイツ人が早々に行かないと決め、浮いたお金でビジネスを使いなさい(そうすればあまり疲れずに日本に着き、限られた日本滞在を最初からパワー全開で満喫できるから)と2000ユーロプレゼントしてくれた。コロナ&戦争&エネルギー高騰のためヨーロッパ=日本間の飛行機代がものすごく上がっているのだが、オーストリア航空で往復3200ユーロのビジネスクラスをゲット。ANAなど使ったら片道でその値段。いや、ANAだと日にちによってはエコノミー往復でその値段なので、3200ユーロでビジネス往復は本当に破格のチケットをゲットした感じだった。
ヨーロッパ、しばしのお別れ…
ビジネスにしたのは、現在戦争の影響でロシア上空が飛べないため遠回りとなっていて時間がかかるから。それでもウィーンまわりだとずいぶん短い。約11時間半の飛行(写真は離陸から10分ほど経ってから写したもので、11時間23分と出ている)。
飛行マップを見ていると、本来の航路は黄色の点線で描かれていて、飛行機がそちらへは向かっていなく南回りをするらしいことが見て取れる。(今日の写真の多くは明るすぎて映り込みが激しく汚い画像、または暗すぎて手振れしてしまった酷い画像だが、めぎの個人的記録としてこのまま載せる。)
本来の航路なら、ウィーンから10時間ぐらいなのかな。
さて、程なく食事のお時間に。めぎはシャンパンを頂きながら、前菜を。これはパラパラで。スープがガスパッチョで、前の日の晩にうちのドイツ人が作ってくれたことを思い出しながら賞味。うん、うちのドイツ人のガスパッチョ、負けてない。
ゆっくり頂いているうちに、トルコの黒海沿岸を飛んでいた。これってロシアとの境界ギリギリだわね。この時点でも黄色い点線はロシアの方へ伸びている。ソチの方へ飛べば飛行距離が短いと計算されているってことかな。
トルコもまた行きたいなぁ…ホントはこの春に行こうと思っていたのだけど、その行きたかった地域で地震が起きちゃって行けなくなったのだ。
それからメインディッシュ。日本食の照り焼きサーモンとやらもあったのだが、ウィーン発のオーストリア航空なのでシュニッツェルにした。まあまあだった。ここからワインを2018年のツヴァイゲルトにした。オーストリアのブルゲンラント州のワインである(めぎ家がウィーンからそこを訪ねて箱でワインを買ってきた話は以前書いた)。付け合わせのポテトサラダはウィーン風の味付け、つまりマヨネーズなしのビネガー味。
食べ終わった頃にはコーカサス地方を飛んでいた。
こういう地形なのね…
ここでオーストリア航空ならではのサービスが。ウィーンのカフェハウスのメニューが提供されるのだ。めぎはフランツィスカーナーという名前のコーヒーにした。ラッテマキアートと似たような感じのもの。これにコニャックが入るとフィアカーという名前になる。デザートはムース・オ・ショコラで、さらにデザートワインのベーレンアウスレーゼを。美味しかった♪
そしてこんな景色を見ながら…
最後にチーズも頂いた。
もうおなかいっぱい、何も入りません…フライトの途中でサンドイッチのサービスがあったが、めぎは飲み物しか頂かなかった。
それからめぎはいっぱい飲んだにもかかわらずまだ全く眠くならなかったので(ドイツ時間でまだ17時ごろだったし)、エンターテイメントに入っていた2022年ザルツブルク音楽祭の「魔笛」をドイツ語字幕をつけて見た。このオペラ、歌詞はドイツ語なのだがオペラの歌詞って歌を聞いてもなかなか聞き取れないので、同時字幕付きで見ると非常に勉強になった。そうか、そう歌っていたのか、だからこう面白いんだ~凄いなあシカネーダー(オペラの台本を書いた人)、凄いなあモーツァルト(この歌詞だからこういう旋律またはこういうオーケストレーションなのねと納得)と、なるほどなるほどのオンパレードで、時々眠りながらめぎはこのオペラを4回繰り返して見た。
これは、どこまで来たかな~と途中で写したもの。あと5時間半か…
まだ半分なのね…いや、半分はちょっと越したかな…ここまでくると、黄色い点線はもうロシアへは導いていなかった。
ビジネスの良さは、食事ももちろんそうだがなんと言ってもフルフラットになること。眠るためにビジネスにしたのだ。それでもあまり眠れなかったが(ヨーロッパを昼出発だったというのもあるし、年末年始に乗ったトルコ航空と比べて座席が狭くて寝苦しいというのもあった…ぜいたくな悩みだけど)、眠くなった時にキッチリ横になれるのは本当にありがたい。
そして、やっとここまで来た。
あと1時間ぐらいというところでやっと最後の食事。オムレツもあったがあまり惹かれず、バナナブレッドを頂いた。これもまあまあでほとんど食べなかったのだが。フルーツやヨーグルトが美味しかった。
あと30分になってからが長かった…
そして無事到着。撮ってないけど、今はずいぶん色々なものがデジタル化されていた。入国審査も、税関も。めぎは入国審査後わざわざエキストラに頼んでスタンプを押してもらった。そうじゃないと、また数年後、いったい何年前に日本に行ったか忘れてしまうのだ…
そして9時半ごろ成田エキスプレスで東京へ向かった。
その日、本当は到着後すぐ成田空港近くに住む知り合いに会う予定だったのだが、残念ながら直前に出張となってしまい、お流れに。で、東京駅からホテルに直行して荷物を置かせてもらったものの15時チェックインまで一人で時間つぶしをすることとなってしまったのがかなりしんどくて(ドイツ時間6月27日の朝6時45分に自宅を出てからホテルチェックインの日本時間6月28日14時45分まで、25時間の旅であった…今思うと、成田到着後すぐに人に会うという計画は無謀だったと反省している…)、夜にホテルのウェルネスサービスを利用し、80分の全身マッサージを受けた。それが本当によく効いて気持ちよく就寝出来、次の日から体も軽く時差もあまり感じずに過ごすことができた。
遠いドイツ [2023年夏 日本]
今日も2023年夏の日本旅行のお話を。今日は一足飛びに帰りの飛行機、つまり日本からドイツへの飛行機のこと。最初に書いてしまうのは、昨日の日本行きのと比べておきたいと思うし、いつか迎える旅行記の終わりにこの話を書こうという意欲がたぶんないと思うので。
帰りは羽田発だった。第3ターミナル。
初めての羽田第3ターミナルなので、ちょっとお散歩。グッチの広告、羽生君だったらよかったのにな~これはパラパラで。
ANAのラウンジが使えたのだが、もう日本食にはほとんど興味がわかず、うどんやら寿司やらANA特製カレーやらあったのだが食べたのは唯一今まで食べなかったお赤飯のおにぎりと、妙に惹かれたサンドイッチ。この手のサンドイッチ、めぎはほとんど食べないのだが、とうとうパンが恋しくなったということかな。ドイツパンとは全く違うのだけどね。これもパラパラで。
さて、行きは成田着だったのに帰りが羽田発なのは、帰りはルフトハンザだったから。
めぎが飛行機を予約した3月当時、オーストリア航空の日本発着便数は非常に少なく、7月10日には日本発が無かった。それで同じスターアライアンスのルフトハンザが代わりに売られたのだ。スイス航空とANAも選べるようになっていたが、スイスはドイツより西側なので遠回りとなるので却下、ANAは高すぎて論外。ミュンヘン経由というのもあったのだが、若干高めでフランクフルト経由とした。まあ結果的にはフランクフルト経由も若干遠回りだったのだが。
その後オーストリア航空も便数を増やし、たしか6月から7月10日日本発の便ができたのだが、めぎは予約をそのままにした。というのは、これに乗ってみたかったから。
↑これ、2階建てなのだ。ボーイング747-8である。
2階はビジネス専用。当然2階の席を予約した。
窓側。席の横に荷物を入れる場所があって、その分スペースがあって広々。
その代わり、隣が妙に近い。間に衝立もないし、お一人様仕様でもない。ハッキリ言えばカップルや友達同士用の席という感じ。でも、たまたまお隣になった紳士はとても控えめで静かな方で(ツアーでスペインに行くという日本の方)、お手洗いに行くタイミングなども上手く合い、快適に過ごすことができた。
足元はこんな感じ。白い包みの中はフルフラットにした際に座席に敷くマットで、寝るときはこの細い部分に足を置く形となる。ちょっと狭苦しい。それに、そういう意味で本当にお隣が近い。まあ顔はそこそこ離れているのでいいのだけどね。エコノミーと比べたらずいぶん遠いしね。
さて、乗客全員が乗り込み、搭乗する部分が離れていった…この瞬間、ああ、日本さようなら、という言葉が浮かんだ。
そして離陸。
前の席の若者が窓に張り付いて眺めていた。彼もめぎと同じ心境なのかな。
ここからの写真は明るすぎて映り込みが凄いのやらブレブレばかりだが、記録として載せる。東京を離陸して、本当は黄色の線の方へ向かうはずなのだが、飛行機は反対方向を向いている。帰りも南回りなのかな…
離陸から10分後ぐらいの撮影で、飛行時間は13時間22分と出ている。行きの11時間23分より2時間も長い。風の所為なのかな…
結構揺れる中、食事が始まった。グラス半分ほどのシャンパンがこぼれるかなと思うほど揺れた。
前菜が来る頃、飛行機はここだった。本来向かうはずの方向とはまるで違う方へ。北回りらしい。
前菜は仔牛肉のローストビーフで、メインは牛すきのようなもので、これを見て以前のYAPさんのブログで紹介されていた「ご飯にたれが侵食しててむむむ」というのを思い出したのだが、この包み紙のおかげでご飯には侵食しないものの、お肉にたれをつけて食べるのが非常に面倒で、箸も無かったし、非常に食べにくかった。でも、味はまあまあ及第点。デザートはケーキに惹かれず、チーズとフルーツの盛り合わせにした。
食事が終わると飛行機はここだった。北海道、さようなら…北方領土を避けて飛んでいるわね。
ひと眠りして、ベーリング海峡を飛んでいる頃。
この辺でようやく飛行機はヨーロッパへと向きを変えるようだ。
次に目が覚めたのは白い氷の上。
シェードを上げて外を写してみた。
この氷の割れ目は昔からなのか、温暖化の所為なのか…
飛行は半分を超えたかな…あと6時間を切った頃。
このときだったか、途中のサービスとして飲み物とおにぎりとフルーツを頂いたのだが、暗いので写していない。お手洗いにも行ったのだが、2階には2カ所お手洗いがあるものの、1カ所は壊れてて使えず、32席(実際は25人ぐらい)に対し1カ所となり、ちょっと不便だった。お手洗い自体もビジネスでこれですかという狭さと設備だったし、ボーイング747-8はもうかなり古いという印象。安かろう…ということかな。
その次に目が覚めたのは、アイスランド近く。
それからまた1時間以上飛び、デンマークの北端の西岸を飛んでいる頃、やっとあと1時間ほどになった。
そんな間際になってから、最後の食事。このとき、めぎはドイツのソーセージを選んだ。パスタという選択肢もあったのだが、それよりはドイツ食の方に惹かれて。日本食は選択肢になかった。これ、結構美味しかった。特にマッシュポテトが美味しかった。ああ、ドイツに戻ってきたなあという気がした。飲み物はトマトジュース。
そしてニーダーザクセン州の畑が見えてきた…
こうしてデュッセルドルフを通り越してフランクフルトに到着。EU入国はフランクフルトで。EU国民はデジタルだが、めぎは有人の審査。でも、あっという間に通過。
ラウンジで一休み。
そして最後のフライトへ。
到着!このとき22時6分なのだが、緯度の高いドイツはまだ明るい。
明るいうちに着けた~と喜んだのだが、まず降りるためのタラップがまだ到着していないというアナウンス。次に、お預け手荷物が出てくるまでに1時間以上待つという事態になった。ああ、ドイツだわ~これは23時23分の撮影。
こんな状態で待っていた…日本だったら即刻注意されるだろうが、人手不足のドイツ、ついでに夜中でさらに人出削減していると思われるドイツ(夜に働かせると賃金が高いから)、荷物を運ぶ人員も少なければこういう場所で見張っている人も全くいなくて、めぎもベルトコンベヤーに座って待機していた。最初はベンチに座っていたのだが、お手洗いに行きたくなり、その後座る場所を失ってしまったのだ。床に座っている人も多数いたし、上の写真でめぎの方を向いている男性はテーブルに座っている。こういうとき、一人旅って辛い。
やっとやっと荷物が出てきて、タクシーに乗って帰ったのだが(夜遅く着く便だったのでうちのドイツ人は迎えに来ないで自宅で待っていた)、スーツケース2つをタクシー代の他に30ユーロ払って4階まで運び上げてもらい(高すぎた気がするけど疲れ切っててもうどうでもいいという気分)、最終的に自宅に到着したのは0時半頃だった。
以上で帰りのお話はおしまい。
帰りは羽田発だった。第3ターミナル。
初めての羽田第3ターミナルなので、ちょっとお散歩。グッチの広告、羽生君だったらよかったのにな~これはパラパラで。
ANAのラウンジが使えたのだが、もう日本食にはほとんど興味がわかず、うどんやら寿司やらANA特製カレーやらあったのだが食べたのは唯一今まで食べなかったお赤飯のおにぎりと、妙に惹かれたサンドイッチ。この手のサンドイッチ、めぎはほとんど食べないのだが、とうとうパンが恋しくなったということかな。ドイツパンとは全く違うのだけどね。これもパラパラで。
さて、行きは成田着だったのに帰りが羽田発なのは、帰りはルフトハンザだったから。
めぎが飛行機を予約した3月当時、オーストリア航空の日本発着便数は非常に少なく、7月10日には日本発が無かった。それで同じスターアライアンスのルフトハンザが代わりに売られたのだ。スイス航空とANAも選べるようになっていたが、スイスはドイツより西側なので遠回りとなるので却下、ANAは高すぎて論外。ミュンヘン経由というのもあったのだが、若干高めでフランクフルト経由とした。まあ結果的にはフランクフルト経由も若干遠回りだったのだが。
その後オーストリア航空も便数を増やし、たしか6月から7月10日日本発の便ができたのだが、めぎは予約をそのままにした。というのは、これに乗ってみたかったから。
↑これ、2階建てなのだ。ボーイング747-8である。
2階はビジネス専用。当然2階の席を予約した。
窓側。席の横に荷物を入れる場所があって、その分スペースがあって広々。
その代わり、隣が妙に近い。間に衝立もないし、お一人様仕様でもない。ハッキリ言えばカップルや友達同士用の席という感じ。でも、たまたまお隣になった紳士はとても控えめで静かな方で(ツアーでスペインに行くという日本の方)、お手洗いに行くタイミングなども上手く合い、快適に過ごすことができた。
足元はこんな感じ。白い包みの中はフルフラットにした際に座席に敷くマットで、寝るときはこの細い部分に足を置く形となる。ちょっと狭苦しい。それに、そういう意味で本当にお隣が近い。まあ顔はそこそこ離れているのでいいのだけどね。エコノミーと比べたらずいぶん遠いしね。
さて、乗客全員が乗り込み、搭乗する部分が離れていった…この瞬間、ああ、日本さようなら、という言葉が浮かんだ。
そして離陸。
前の席の若者が窓に張り付いて眺めていた。彼もめぎと同じ心境なのかな。
ここからの写真は明るすぎて映り込みが凄いのやらブレブレばかりだが、記録として載せる。東京を離陸して、本当は黄色の線の方へ向かうはずなのだが、飛行機は反対方向を向いている。帰りも南回りなのかな…
離陸から10分後ぐらいの撮影で、飛行時間は13時間22分と出ている。行きの11時間23分より2時間も長い。風の所為なのかな…
結構揺れる中、食事が始まった。グラス半分ほどのシャンパンがこぼれるかなと思うほど揺れた。
前菜が来る頃、飛行機はここだった。本来向かうはずの方向とはまるで違う方へ。北回りらしい。
前菜は仔牛肉のローストビーフで、メインは牛すきのようなもので、これを見て以前のYAPさんのブログで紹介されていた「ご飯にたれが侵食しててむむむ」というのを思い出したのだが、この包み紙のおかげでご飯には侵食しないものの、お肉にたれをつけて食べるのが非常に面倒で、箸も無かったし、非常に食べにくかった。でも、味はまあまあ及第点。デザートはケーキに惹かれず、チーズとフルーツの盛り合わせにした。
食事が終わると飛行機はここだった。北海道、さようなら…北方領土を避けて飛んでいるわね。
ひと眠りして、ベーリング海峡を飛んでいる頃。
この辺でようやく飛行機はヨーロッパへと向きを変えるようだ。
次に目が覚めたのは白い氷の上。
シェードを上げて外を写してみた。
この氷の割れ目は昔からなのか、温暖化の所為なのか…
飛行は半分を超えたかな…あと6時間を切った頃。
このときだったか、途中のサービスとして飲み物とおにぎりとフルーツを頂いたのだが、暗いので写していない。お手洗いにも行ったのだが、2階には2カ所お手洗いがあるものの、1カ所は壊れてて使えず、32席(実際は25人ぐらい)に対し1カ所となり、ちょっと不便だった。お手洗い自体もビジネスでこれですかという狭さと設備だったし、ボーイング747-8はもうかなり古いという印象。安かろう…ということかな。
その次に目が覚めたのは、アイスランド近く。
それからまた1時間以上飛び、デンマークの北端の西岸を飛んでいる頃、やっとあと1時間ほどになった。
そんな間際になってから、最後の食事。このとき、めぎはドイツのソーセージを選んだ。パスタという選択肢もあったのだが、それよりはドイツ食の方に惹かれて。日本食は選択肢になかった。これ、結構美味しかった。特にマッシュポテトが美味しかった。ああ、ドイツに戻ってきたなあという気がした。飲み物はトマトジュース。
そしてニーダーザクセン州の畑が見えてきた…
こうしてデュッセルドルフを通り越してフランクフルトに到着。EU入国はフランクフルトで。EU国民はデジタルだが、めぎは有人の審査。でも、あっという間に通過。
ラウンジで一休み。
そして最後のフライトへ。
到着!このとき22時6分なのだが、緯度の高いドイツはまだ明るい。
明るいうちに着けた~と喜んだのだが、まず降りるためのタラップがまだ到着していないというアナウンス。次に、お預け手荷物が出てくるまでに1時間以上待つという事態になった。ああ、ドイツだわ~これは23時23分の撮影。
こんな状態で待っていた…日本だったら即刻注意されるだろうが、人手不足のドイツ、ついでに夜中でさらに人出削減していると思われるドイツ(夜に働かせると賃金が高いから)、荷物を運ぶ人員も少なければこういう場所で見張っている人も全くいなくて、めぎもベルトコンベヤーに座って待機していた。最初はベンチに座っていたのだが、お手洗いに行きたくなり、その後座る場所を失ってしまったのだ。床に座っている人も多数いたし、上の写真でめぎの方を向いている男性はテーブルに座っている。こういうとき、一人旅って辛い。
やっとやっと荷物が出てきて、タクシーに乗って帰ったのだが(夜遅く着く便だったのでうちのドイツ人は迎えに来ないで自宅で待っていた)、スーツケース2つをタクシー代の他に30ユーロ払って4階まで運び上げてもらい(高すぎた気がするけど疲れ切っててもうどうでもいいという気分)、最終的に自宅に到着したのは0時半頃だった。
以上で帰りのお話はおしまい。
着いてすぐに食べたもの [2023年夏 日本]
今日も2023年夏の日本のお話を。
7年ぶりの日本到着後最初に食べたものは、刺身でも寿司でもなく、牛タン定食。
生の魚介に目のないめぎだが、かなり疲れててちょっと生ものはやめておこうと思ったのだった。でもお腹が空いたので何か食べねば…で、めぎの二度目の学生時代の思い出の味で、今回滞在中に一度は行こうと思っていたこのお店へ。牛タンはドイツにもあるものの、それは煮込み料理で味付けも全く異なり、香ばしい牛タン焼きが恋しかったのだ。また麦飯にとろろも好きなので、ぜひ食べたくて、泊まるホテルから最も近いこのチェーン店の場所を予め調べてあった(場所は八重洲地下街)。お昼にちょっと早いぐらいの時間にここを訪れたのだが、食べ終わったらもう満席で、待っている人もいた。こんな地下街のこんな場所にこんなに人がいるということにいきなり驚いた。思えばここはオフィス街でもあるし、これでも人が少ない方だったのだろうけど。
しかし、めぎが食べていた頃(25年ぐらい前)のこの牛タン定食って、一番安いのが980円とか1200円とかそんな程度だったと思うのだが、今は2000円台だった(めぎが今回食べたものは3種類が味わえるもので、2800円だった)。日本は価格がこの20年固定されていると聞いていたけど、あれ?最近一気に上がったのかな?でも、一気に2倍になったってこと??
それからホテルのチェックインの時間まで大丸百貨店をブラブラ。文房具屋があって、そこでかなり時間を潰し、飛び出すタイプのカードとかレターセットなんかを購入した。カードはともかく、今はもうレターセットなんて使わないのだけど…なんか日本のそういうのの綺麗さ&可愛さに惹かれちゃって。
そして、各階に喫茶店があることに気づき、その一つに適当に入ってこんなのを食べた。一番左端に写っている熱いお茶を何度も継いでくれる日本のサービスにかなり感動した。
そのとき窓の外を見る形のカウンター席で、こんな景色が見えた。ああ、日本だな~とこれまた感動した。
日本では、目に入ってくるものすべてが物珍しかった。単純に、行き交う人々を見ているだけでも楽しめた。当たり前のことだが、道行く人々がみんな小さくて足が短いのだ。思えば自分もこのサイズなのだけど、普段めぎの目に入ってくる人々が大きいので、そのことを忘れていたのだと気がついた。
日本でよく「外国人が多いでしょう」と言われたのだけど、めぎの目には日本人=外国人なわけで、そりゃ多いわよ、と思ったりした。そのぐらい、7年間という時間は感覚に大きな影響を及ぼしていた。
こんなのとか、面白くて。この格好も凄いよなあ…
自分がどこにいるのか、もう土地勘も失っててずいぶんこういう案内図にお世話になった。
夜はホテルの部屋で、大丸の地下で買ったもので済ませた。ちょっと元気が出てきて生ものを食べる意欲が湧き、これだけで800円ぐらいした赤貝のお刺身と、いくらだか忘れたけど白身魚のカルパッチョの乗ったサラダと…
1700円のお寿司。魚屋の鮨と書かれてた。日本円で考えると結構高いな~と思いつつも、円安で11ユーロぐらいだったわけで、ずいぶん安く感じた。
初日は頑張って夜10時ぐらいまで過ごし、就寝。
7年ぶりの日本到着後最初に食べたものは、刺身でも寿司でもなく、牛タン定食。
生の魚介に目のないめぎだが、かなり疲れててちょっと生ものはやめておこうと思ったのだった。でもお腹が空いたので何か食べねば…で、めぎの二度目の学生時代の思い出の味で、今回滞在中に一度は行こうと思っていたこのお店へ。牛タンはドイツにもあるものの、それは煮込み料理で味付けも全く異なり、香ばしい牛タン焼きが恋しかったのだ。また麦飯にとろろも好きなので、ぜひ食べたくて、泊まるホテルから最も近いこのチェーン店の場所を予め調べてあった(場所は八重洲地下街)。お昼にちょっと早いぐらいの時間にここを訪れたのだが、食べ終わったらもう満席で、待っている人もいた。こんな地下街のこんな場所にこんなに人がいるということにいきなり驚いた。思えばここはオフィス街でもあるし、これでも人が少ない方だったのだろうけど。
しかし、めぎが食べていた頃(25年ぐらい前)のこの牛タン定食って、一番安いのが980円とか1200円とかそんな程度だったと思うのだが、今は2000円台だった(めぎが今回食べたものは3種類が味わえるもので、2800円だった)。日本は価格がこの20年固定されていると聞いていたけど、あれ?最近一気に上がったのかな?でも、一気に2倍になったってこと??
それからホテルのチェックインの時間まで大丸百貨店をブラブラ。文房具屋があって、そこでかなり時間を潰し、飛び出すタイプのカードとかレターセットなんかを購入した。カードはともかく、今はもうレターセットなんて使わないのだけど…なんか日本のそういうのの綺麗さ&可愛さに惹かれちゃって。
そして、各階に喫茶店があることに気づき、その一つに適当に入ってこんなのを食べた。一番左端に写っている熱いお茶を何度も継いでくれる日本のサービスにかなり感動した。
そのとき窓の外を見る形のカウンター席で、こんな景色が見えた。ああ、日本だな~とこれまた感動した。
日本では、目に入ってくるものすべてが物珍しかった。単純に、行き交う人々を見ているだけでも楽しめた。当たり前のことだが、道行く人々がみんな小さくて足が短いのだ。思えば自分もこのサイズなのだけど、普段めぎの目に入ってくる人々が大きいので、そのことを忘れていたのだと気がついた。
日本でよく「外国人が多いでしょう」と言われたのだけど、めぎの目には日本人=外国人なわけで、そりゃ多いわよ、と思ったりした。そのぐらい、7年間という時間は感覚に大きな影響を及ぼしていた。
こんなのとか、面白くて。この格好も凄いよなあ…
自分がどこにいるのか、もう土地勘も失っててずいぶんこういう案内図にお世話になった。
夜はホテルの部屋で、大丸の地下で買ったもので済ませた。ちょっと元気が出てきて生ものを食べる意欲が湧き、これだけで800円ぐらいした赤貝のお刺身と、いくらだか忘れたけど白身魚のカルパッチョの乗ったサラダと…
1700円のお寿司。魚屋の鮨と書かれてた。日本円で考えると結構高いな~と思いつつも、円安で11ユーロぐらいだったわけで、ずいぶん安く感じた。
初日は頑張って夜10時ぐらいまで過ごし、就寝。