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ボルネオ旅行~序章~ [2013-14年年末年始 ボルネオ]

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今日からぼちぼちと年末年始のボルネオ旅行記を。特に何もしないぐーたら旅行だったはずなのに、終わってみたら色々なテーマの写真が山のようにあって、旅行記の全体の構成を考えていたら一か月はかかりそうな予感・・・まあちょうどドイツの2月末までの色のない時期をカバーできるかな。暗さと寒さと忙しさからの逃避もできるし。たまにドイツ暮らしの近況を挟みつつ、ゆっくり書こうと思う。
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なぜボルネオに行きたいと思ったか・・・もう6~7年前にその頃よくめぎのブログにコメントしてくださっていたくっさん。という方がボルネオ旅行記をお書きになり、興味を持ったのがきっかけだ。それから月日が流れ、1年ちょっと前にmimimomoさんがボルネオにいらして登山をなさった。おお、あのボルネオだわ~と興味深く旅行記を拝読した。それと同じ頃、めぎがよく読んでいる雑誌でボルネオのオランウータンのことがテーマになった。そんな訳で一度行ってみたいなあというのがここ数年いつもめぎの心の中にあった。
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それとは全く別に、1年前のクリスマスを過ごした時点でめぎはどうしても次のクリスマスはドイツを脱出したいと思った。暗く色のないところでずっと過ごしていては鬱になるし、うちでゆっくりしていても身の回りに仕事のものがいっぱいあって精神的に全く休めた気がしないのだ。物理的にどこかに行って距離を置かないとリフレッシュできない。ではどこへ行くか。できれば熱帯地方に行って肌を潤したい。できればアジアに行きたい。到着した空港からまたさらに遠くへは移動したくない。海辺のリゾートがいい。あまりメジャーじゃないところがいい。そのような条件でタイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス・・・と検討していたところ、ボルネオにめぎの目が止まった。そうだ、ここがあったじゃない・・・しかも、空港からタクシーで10分でリゾートホテルに到着するって・・・しかも、ホテルから船で10分で珊瑚礁があるって・・・これよこれよ!と飛行機をとったのが9月のこと。ドイツの格安航空券サイトで検索し、その航空会社のサイトでも値段を確認し、その時点で最も安く行ける飛行機がエティハド航空で、デュッセルドルフ発でアブダビ&クアラルンプール乗り換えでコタキナバルまで片道30時間!でもそれも面白そうだわねえ、全ては珊瑚礁のため、と決定したのだった。
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それからホテルの予約。航空券を予約する以前にリゾートホテルの値段と空きをネットでチェックした上で決定したのだが、ホテルをキャンセル無料のギリギリまで2~3重予約して最後まで迷った。2週間もあるのでボルネオ周遊だって楽々できてしまうし、しようと思えば登山だって余裕を持ってできるし、ジャングルトレッキングもできる。海辺のリゾートホテルは高いけど、ジャングルの方に行けば宿泊費も考えられないほど安い。ボルネオに行ったからにはジャングルを見るべきだろうし、コタキナバルから日帰りのトレッキングではなく本格的に数日間ジャングルに入るのも魅力的かつ日程的に余裕だ。しかし、うちのドイツ人は頑として海に拘り、かつホテルを引っ越ししたくないと主張した。自分もめぎも疲れているので、現地でひたすらゆっくり一箇所に滞在して大好きな海を見て過ごすのがよろしい、と譲らなかった。その他のホテル選びのポイントとしては、バルコニーつきであること、海側の部屋を予約できること、屋台が近いこと。
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その条件で最後まで残ったのがステラ・ハーバー・リゾート&スパのパシフィックホテルとマジェランホテル、そしてシャングリ・ラ・タンジュン・アル・リゾート&スパだった。これら3つはどれも一長一短あってこれと決めがたく、最後の最後まで迷った。日程の半分はステラの片方に半分はシャングリ・ラに泊まるという案にはうちのドイツ人がホテルを移動したくないと大反対し、でもシャングリ・ラは高くて全日程泊まれる予算はなかったので、まずシャングリ・ラが落ちた。同じステラ・ハーバー内なら一度引っ越ししてもいいとうちのドイツ人の許可が出たので、その路線で今度はどちらを先にするか、どの部屋をとるかなどを検討した。なにしろホテル滞在ぐーたら旅行をすることとなった訳だから、つまりホテルへ旅行すると言っても過言ではなく、ホテル選びはそれだけ重要だったのだ。選んだホテルについてはまた後日に。

尤も、2週間のほとんどの時間を過ごしたホテル滞在がとても快適で楽しかったとはいえ、ボルネオで一番印象に残っていることはと問われれば、やっぱり島と海だけど。最後の3日間は毎日午前中に島へ通って珊瑚礁を撮影した。また、オランウータン見学もナイトマーケットも非常に印象深かった。それらについても追い追いに。
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尚、今回の旅行では基本的にNikon 1 V1 + 10mm(F2.8)で撮影した。D600と24-70mmレンズも持っていったが、あまりにも暑くて持ち歩く気力が萎えたのだ。V1の写りが期待以上によくて大満足。

撮影: Nikon 1 V1 + 10mm(F2.8), オランウータンのみ+ 70-300mm(4.5-5.6), 水中のみS31
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泊まったホテルの概要 [2013-14年年末年始 ボルネオ]

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今日は2週間泊まった2つのホテルのお話を。滞在型の休暇だったので、昨日も書いたがボルネオに旅行したというよりはホテルへ旅行したようなもの。だから、ホテル選びを請け負っためぎはあれこれ悩みまくり、着いてからもあれこれ考えた。結果的にはどちらも快適で楽しかったが、どんなことに悩んだかをここでご紹介。

まず前半に1週間泊まったのがこちらパシフィック・ステラ。リゾートホテルらしからぬこの外観。ネットの口コミでも、リゾートに行くなら同じステラ・ハーバー・リゾート&スパのもう1つのマジェランホテルの方がお勧め、と口々に書かれている。そりゃそうだろうな。このパシフィック自体もビジネスの方にも最適などと謳っているし、どうやらリゾートに来た人にもコタキナバルへビジネスに来た人にも対応できるようになっているようだ。よく調べるとこのホテルは全然悪くない。例えば部屋のネット環境はこちらの方がマジェランよりずっといい。宿泊料もこちらの方が安いのに部屋の設備は同じ。コタキナバルへのバスも出ている(マジェランも同様だが、パシフィック出発なので好きな席に座れそう)。建物が高いから部屋から見える景色が良さそうだ。でも、口コミではみんな(と言っても日本人が主だが)マジェランの方がずっといいという感じなのよねえ・・・英語やドイツ語の口コミはパシフィックも悪くないのだけど。そんなわけで、全日程ここにしようか、マジェランの方がいいか、とずいぶん迷った。(D600)
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このステラ・ハーバー・リゾート&スパの良さは、目の前にハーバーがあって、島へ遊びに行きやすいこと。船好きのうちのドイツ人もこの景色を日々楽しめるだろうと考えた。それはマジェランの方に泊まっても同じことだけど、パシフィックの方が船乗り場に近い。(V1)
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ステラ・ハーバー・リゾート&スパの良さのもう一つは、どちらのホテルにもプールがあって、どちらでも遊べること。2つのホテルの間には連絡バスもある。歩いてもハーバーを横切って5分だ。ネットの口コミでも両方のプールで遊んだ話が数多くあった。水着でプールに行けてすぐに部屋に帰れるのはリゾートホテルならではの楽しみ。実際、パシフィック側のプールは、ビジネスホテルというより十分リゾートホテルと言えるような、マジェランのプールにもひけをとらない広いプールだった。(V1とD600)
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パシフィック側の最大の問題は、普通の価格帯の部屋にバルコニーがないことだった。上階の2階だけにバルコニーがあるが、それはクラブルーム。つまり、クラブルームを予約しなければバルコニーがない。バルコニーはめぎ家的には譲れないポイントだった。なにしろ繰り返しになるが、どこかへ観光に出かけるのではなく部屋でゆったりするぐーたら旅行のつもりだったから。それで海側のクラブルームを予約。ちょっと高いけど、これで上階であることが確実だから、海もよく見えて気持ちがいいことだろう、と楽しみにしていた。すると、到着したらなんとスイートルームへアップグレードされた!こんな混んでいる時期になんてラッキーなの・・・めぎたちの部屋はちょうど建物が折れている部分の角部屋。上から2つめ、11階だった。(D600)
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そのバルコニーで1週間この景色を楽しんだ。日々、夜明け前に起きて少しずつ明るくなっていく海と空を見るのが楽しかった。(D600)
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このパシフィックの裏側はこんな風になっている。7~8年前に東京のお台場近くの友人の家に泊めてもらったのだが、そのマンションの造りとそっくりだ。まあそのお台場近くのマンションはたしか50階建てで、下を見ることもできなかったが・・・11階でも覗き込むのはちょっと怖いわねえ。(D600)
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ロビーには大きなクリスマスツリーが飾られていた。シュトレンなども売られているようだった。でも今回はうちのドイツ人がそれほど機嫌を損ねなかった。中国人と韓国人の宿泊客の多いホテルで、東アジア好きなうちのドイツ人はそれで大満足していたのだ。日がな人間ウオッチングして楽しんでいた。彼としてはこんな遠くまで来てヨーロッパ人には会いたくないということなのだろう。そういう意味でもこのホテルを選んで正解だった。反対に日本から来る日本人にとっては、外国に来た気がしない、という感じかも知れない。めぎにとっては、まわりに自分と同じ姿恰好の人たちがたくさんいるというのが久々で、なかなか楽しかった。(D600)
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このホテルには小さいけど庭もあった。熱帯植物を写したのはここだ。ホンの小さな庭の中にたくさんの発見があって楽しかった。暑いのでこの大きさでも途中でホテルで涼みながらの撮影。そういう意味でもこの庭の大きさはめぎにはちょうどよかった。(D600)
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部屋の中やクラブラウンジや朝食やプールでの思い出などはまた改めて書こうと思う。結論から言ってこのホテルは思いがけず非常によかった。従業員の接客も上から下までどこにいてもよかったし、でもしつこくなく、食事も美味しく、掃除も完璧、新聞やアメニティの補充などのサービスがゆきとどいていて、海側はしっかり海が見え、山側もゴルフ場やキナバル山などが綺麗に見え、しかも宿泊料がそれほど高くない。もう一度ボルネオに行くことがあったら、是非また泊まりたいと思う。

後半1週間は同じステラ・ハーバー・リゾート&スパのもう片方のホテル、マジェランに宿泊。リゾートタイプでずっといいという口コミにどうしても引っかかり、自分でどちらのホテルも試したくてちょっと高いけど決断した。ハーバーの向こう側。ちなみに昨年7月にTPP会議に使われた会場らしい。(D600)
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ロビーにはやはりクリスマスツリーが飾られていたが、ボルネオの伝統的な建物の作り方のロビーで、こちらの方がたしかにリゾートっぽい。こちらは日本人の宿泊客が非常に多かった。アラブ系やロシア系も前のホテルより多く見かけた。(D600)
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プールは若干こちらの方が大きいかも、という感じで、雰囲気やサービスには特に大きな差がなかった。滝があるという意味ではこちらの方が素敵かな。でもパシフィックにはプールの中にバーがあったしなあ。(V1)
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ここに来てみるまで分からなかったこと・・・それは、マジェラン側が工事中ということだった。到着してすぐパシフィックからマジェランまで散歩したのだが、海際の建物は全部改装中で、ちょっとびっくり。(D600)
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しかもその向こうにはさらに何かを建築中。がんがんどんどんと煩そう。(D600)
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向こう側に別のホテルが建つのかな、と思ったが、帰りの飛行機で上空から見たところでは、どうもステラの拡張工事みたいね。それにしても、一言工事中とホームページに書いてくれたらなあ。(V1)
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そんなわけで海際の部屋はないんだろうな、とがっかりしていたが、案の定通された部屋は海どころか空も見えにくい部屋だった。工事の音は聞こえなくてよかったけど。(D600)
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実は年末にうちのドイツ人の誕生日があり、マジェランホテルの部屋はめぎからの誕生日プレゼントを兼ねていて、だから最初からスイートを予約していた。マジェランは前半泊まったパシフィックと反対に普通の価格帯の部屋にバルコニーがついていて、クラブルームにはバルコニーがない。でも、前半のホテルでクラブルームに泊まっていたのにプレゼントのホテルで一般価格帯の部屋に泊まるというのはねえ・・・それまでのホテルで1つの部屋で1週間過ごしてそろそろお互い疲れてきたところでリビングのあるスイートに移れば、プレゼントとして格好もつくし、リゾートタイプのホテルで気分が変わってリフレッシュもできるだろう。そう思っていたのが、前半1週間で思わぬアップグレードがあり、その部屋があまりにも素晴らしくて、ここはそれより高い宿泊費なのにこの景色・・・なんだかすっごく損した気分。リゾートという言葉に惑わされず全日程パシフィックにしておけばよかったな・・・と思っても、もう遅い。

めぎ的に全然納得がいかず、2泊した後部屋を替えてくれるように交渉してみた。非常に混雑した大晦日が過ぎた後、元旦に人々が次々とチェックアウトしてプールもクラブラウンジもがらりと空いたのを見て、チャンスがあるかなと思ったのだ。運良く最上階の部屋が空いたということで、替えてもらうことができた。海も辛うじて見えるし、空が大きく広がって、椰子の木などを上から見下ろせるのがとても気持ちよかった。懐かしのパシフィックホテルもいつも見えるし♪ (D600)
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替えてくれたフロントの人によれば、バルコニーに拘らなければクラブルームの海際のスイートがあるのだが、とのことだった。でも、やっぱりどうしてもバルコニーは欲しかったのよね・・・うちのドイツ人の喫煙のためもあるが、めぎの写真撮影のためにも、そして風を感じ波の音と鳥の声を聞くためにも。新しい部屋は海からは最も遠い建物にあったが、そのおかげで廊下側からキナバル山も見えて、毎日早起きして日の出とキナバル山を楽しんだ。(D600)
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そして、その部屋にはヤモリがバスルームに棲み着いていて、可愛くて楽しくて♪ ヤモリはドイツ語でGekkoというのだが、めぎたちはゲッコーちゃんと呼んでペットのようにかわいがった。と言っても、ただ毎日どこにいるか探して観察するだけだったけど。(S31)
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部屋を替わる前も替わった後も競泳用のプールに面していて、気軽に一泳ぎできたのはなかなかよかった。(V1)
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マジェランの部屋の中やクラブラウンジの話もまたそのうちに。最終的にはこちらも悪くなかった。部屋は快適だったし、クラブラウンジの外のテラスが非常に気持ちよかった。でも、次にどちらかを選ぶとしたらやっぱりめぎはパシフィックかな・・・是非是非マジェランにと思うほどのことはなかったというのが正直なところ。価格見合いでもパシフィックの方が(アップグレードのためでもあるが)ずっとずっとよかったし。

以上、ホテルのことばかり書いてきたが、それだけ今回の旅ではホテルが重要だったということである。なにしろ2週間もずっと同じ所に滞在し、午後はほぼ部屋で過ごすことが多かったからだ。そういう極めてドイツ人的な旅・・・ドイツ人はこれを旅行(Reise、ライゼ)といわず休暇(Urlaub、ウアラウプ)と呼ぶのだが・・・観光をほとんどしない完全休暇型の旅をしたのは実はめぎは今回初めてだった。2年前にもペナン島に休暇に行ったが、それは1週間で、あとの1週間は香港で精力的に観光したのだ。めぎもドイツ暮らしの中でドイツ化し、とうとうドイツ人並みに休暇を楽しめるようになったということであろうか。若い頃はあちこち移動して色々なものを見歩いていたうちのドイツ人も、年をとって滞在型休暇を好むようになったということでもある。またいつか2週間滞在型休暇を過ごすとしたら、今度は1つのホテルに居続けるようにしよう。(D600)
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でも、次に東南アジアへ行くとしたら、今度はこんな贅沢旅行じゃなくて、もっと現地の人とふれあえるような、海の家みたいなところに泊まって安食堂で1食2ユーロくらいで済ますような旅もしてみたいな。問題は旅の前にその体力と気力を蓄えることなのだけど。今回みたいに1年の疲れを山のように背負って慰安旅行のように行くのでは無理だわね。

撮影: D600 + 24-70mm(F2.8), Nikon 1 V1 + 10mm(F2.8), S31
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パシフィック・ステラの部屋 [2013-14年年末年始 ボルネオ]

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現在年末年始のボルネオ旅行記を連載中。

前半の1週目に泊まったのは昨日もご紹介した通りパシフィック・ステラ・ホテル。今日はグレードアップされて泊まることのできたスイートルームをご紹介。ホテルに到着したのは12月23日夜10時半頃。まず部屋のドアを開けると、こんな玄関というか、廊下のような空間が。
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この廊下の部分だけで東京の小さなワンルームマンションの部屋くらいの広さがあった。

その向こうに見えるのはダイニングテーブル。簡単なキッチンつき。(コンロはなかったが。)手前の右のドアを入るとお手洗い、左のドアを入るとベッドルーム。
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右側のお手洗い。これだけでも広~い!
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寝室の前にまずはリビングへ。テーブルの左には広いリビング。突き当たりの窓は足下まである大きさだが、ここにはバルコニーは無し。
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長いすの前にはテレビ。左に、振り返った形で廊下とお手洗いが見えている。
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廊下に戻り、今度はベッドルームへ。ベッドルームに入るとまたすぐにテレビ。右の向こうに見えているのは先程のお手洗いのドア。
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ベッドルームも広々。このカーテンの向こうにバルコニーがあった。
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ベッドの左にはさらに広々とした空間があって、大きなクローゼットも。1週間滞在するので服や水着やカメラやレンズや本など持ち物全てをスーツケースから出してクローゼットへ。コンピューターとD600と24-70mmレンズと70-300mmレンズとお金とクレジットカードとパスポートと手帳はセーフティボックスへ。そしてデュッセルドルフから着てきたダウンコートと冬の服と靴をスーツケースに入れて仕舞い、そのスーツケースもリビングのテレビの下の棚の中に入れて仕舞った(大きなスーツケースが入るくらいの棚だった)。これでまさに住んでいるかのように寛げる。
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ベッドの壁の裏にはとっても広いバスルーム。
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シャワールームもバスタブと別にあるし、ここにもう1つトイレがついていた。
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アメニティも期待以上の充実ぶり。ここのシャンプーなどの香りがとてもよく、クリームもべとつかずさっぱりとしていて、めぎのみならずうちのドイツ人が喜んで愛用していた。
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もう1つうちのドイツ人が喜んだのがこちら。これ、うちにもあるのだが、とっても便利。
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ワクワクしながらバルコニーへ。あ、カメラのレンズが曇ったわ・・・部屋の中は冷房で冷え切っていて、外はむっと蒸し暑い。その湿った空気を感じながら、ああ本当にボルネオに来たんだね、でもまだなんだか信じられないね、と話していためぎたち。
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それから荷物を片付けて、シャワーを浴びてさっぱりして、夜中の12時過ぎにバーに行って白ワインを飲んで、大きなキングサイズのベッドでぐっすり。ベッドの硬さといい、掛け布団の快適さといい、清潔で気持ちよかった。

次の日の朝は、日の出を見ようと6時起き。ボルネオの日の出は6時半頃。
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太陽の昇る位置は部屋からはちょうど見えなかったが、ハーバーに朝日が差し込んでパッと明るくなった瞬間を見たのは感動的だった。島も見えて、いい景色ねえ。
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ここからこの景色を堪能した。
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滞在中、夕方からスコールが多くてクッションがずぶ濡れになるので、途中で椅子を屋根のある部分に移動させた。ここは角部屋で、このバルコニーはこんな形に広々としている。植物など何も置かれてなくて無機質だわねえ・・・それに、よく見るとずいぶん傷んでもいる。一年中この湿度だし、海際のコンクリートの建物だから、傷みも早いし激しいのだろう。現地の人の話によれば、どこのホテルも5~10年周期で改装しているという。あっちが終わればこっちという感じで、改装していない時期はほとんど無いような印象だとか。なるほど、だからホームページにも何も書かれていないってことかしらね。改装があまりにも当たり前の日常茶飯事で。
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バスルームからも外を眺められるようになっている。外からこのバスルームを覗ける人はめぎとうちのドイツ人以外に誰もいないので、ずっとこのシェードを上げっぱなしにして明るさと解放感を味わった。
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それにしても、このバスルームだけで下手したらドイツのホテルの部屋くらいの広さがあるわねえ。ボルネオって土地がいっぱいあるのね。
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だからスイートとはいえリビングもヨーロッパ水準と比較して本当に広いし・・・
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ベッドルームも勿体ないほど広かった。でも、アップグレードとはいえ、払った一泊の値段はパリのル・グランのあの狭い部屋一泊の半分に過ぎない。
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おかげで心身共にのびのびできた。有線LANのケーブルがリビング側にあったので、めぎがブログをやっているときにうちのドイツ人が昼寝するのを邪魔せずに済んだし、時差で目が冷めちゃったときにこれまたうちのドイツ人を起こすことなくリビングでNHK国際放送を静かに見るなんてこともできた。

毎朝、朝一番の色を見るのが楽しかった。
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このバルコニーのこの方向だけはちょっと残念だったけど、アップグレードだから文句は言えない。
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今でもこの景色を瞼に浮かべると、波の音が聞こえてくる。そして朝のワクワク感を懐かしく思い出す。今日は何しようかな、どんな天気になるかな・・・そんなふうに朝起きてワクワクすることって、普段の生活では全く無いものね。
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撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)
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