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長かった一月 [小さな出来事]

今日もめぎの近況を。

11月頃から同じ話の繰り返しばかりしているが、一月もまだまだ暗い日々。これは朝の出勤時、7時20分頃。1月15日のスマホでの撮影で、まだ真っ暗だし、濃霧でラインタワーが見えない。
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スマホで息を止めて脇を閉めて…それでも失敗写真のオンパレードなので何枚も撮ってある。
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ビルの解体作業はほぼ完了。今は下の方で瓦礫を片付けているようなのだが、濃霧なのでよく分からない。
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バスに乗るのは10分ほど。これは7時34分、降りてから。
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こんな風に真っ暗な中出勤し、曜日によってはまた真っ暗な中帰宅するので、穴倉の中で活動しているような気分なのだが、世界にはもっと暗い時間の長い北の地域があるので、それと比べたらね…でも、そう考えても、しんどいのが軽減されたりはしないのだけど。

スマホでの撮影では後でガッカリする率が高いので、Coolpix Aを通勤に持ち出した。2013年発売の古いコンデジで、APS-Cセンサーだけど単焦点レンズなので、ぎりぎりコートのポケットに入る。
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手振れ補正はないカメラなのだけど、歩留まりはスマホよりずっといいし、やっぱり写り具合が全然違う。
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ビルの解体作業現場もここまで写る。
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まあそうまでして撮るほどの場所でもないのだが、ただ仕事に行くだけより何となく時間を有効に使っているような気がする…気がするだけだけど。
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1月31日の日の出は8時13分と、最も遅かった頃より20分ほど早くなったし、日没は17時21分と、最も早かった頃より一時間近く遅くなった。
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で、これは10日前の17時48分の帰りの写真なのだが、日没後ではあるけど空がまだ若干明るい。それだけで心がほんのり。
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帰宅中かこれからデュッセルドルフに遊びに来たかの車もいっぱい。
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Coolpix Aを持っての出勤、こんなのを撮るばかりだけど、気分の切り替えに悪くないな。
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それにしても一月って長かったなぁ…チュニジア旅行から戻ってきたのが1月1日だったから、まるまる一か月ドイツにいたわけだ。冬眠したいのにさせてもらえない生活、毎年のことながらホント辛かった。そろそろ出口が見えてきたように感じる。寒さはまだまだ続くけど。


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ジビエ肉は絶対ここ [食べ物・飲み物]

今日も金曜日のマルクト市場でのお話を。時折めぎ家の食卓の写真を挟みながら。
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花屋スタンドは寒い中でも頑張っていた。春の花が多くなってきたなぁ…
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めぎ家はインターネットで買った球根を鉢植えにした水仙が咲き出したところで、花は購入していない。
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この日、久々に食べたくなってジビエのスタンドへ。鹿肉とイノシシの赤ちゃん肉があったが、今回は鹿肉を買う。
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想像すると鹿もイノシシの赤ちゃんもとっても可愛そうだけど、抜群に美味しい。これはその鹿肉の煮込み。茹でてから皮を剥いたジャガイモにソースを絡めて食べる。
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それからこの日、そのジビエのスタンド前のこの煙の臭いで食べたくなったけど、まだ火を起こしている段階で焼き上がっていなかったので…
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材料を購入してうちで作ることにした。これはラム肉のソーセージ。
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焼いてただパンにはさむだけ。野菜がどうのこうのと言わずこれだけを食べる。ものすごく美味しい。激ウマという言葉が浮かぶ。
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ラムとジビエの肉はこのマルクト市場のスタンドを超えるところがない。自宅近くにあって、本当にありがたいことだ。

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真冬のマルクト市場 [食べ物・飲み物]

今日は金曜日のマルクト市場の八百屋スタンドのお話を。

一月後半、寒いのでビニールのプチプチで覆いをしてあった。
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この週一のマルクト市場は近郊農家がやっているものなので、冬場には売られる野菜の種類が非常に限られ、売り場面積も半分ぐらいになる。トマトやキュウリやパプリカや万能ねぎやサラダ菜やブロッコリーは消え、根菜ばかりになる。メインは写してないけどジャガイモと、以下のキャベツ類。この縮れたタイプのキャベツは日本語でサボイキャベツというみたいだが、ロールキャベツを作るのに使うキャベツ。ここでは他のキャベツより幅を利かせている。
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他のキャベツたち。右の普通のキャベツのようなのは日本よりずっと固く、煮ても煮ても柔らかくならないタイプで、普通塩漬けして発酵させてザワークラウトにして食べる。真ん中の紫キャベツは、リンゴやチェリー、リンゴ酢などと一緒に甘酸っぱく煮て肉料理の付け合わせになる。そして左の先のとがったタイプのキャベツが、日本のキャベツに似た感じの柔らかめのキャベツ。千切りで食べたり炒め物にしたり浅漬けにしたりできると思うのだが、めぎ家ではこれを専らお好み焼きに使っている。
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そのとんがりキャベツの横には白菜もある。ドイツ語で「中国のキャベツ」という名だ。鍋には欠かせない白菜、めぎは本当に有り難く購入し、大事に少しずつ食べている。というのは、2月ぐらいになるとこれも尽きるから。
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めぎ家がこの時期に買う野菜は、カリフラワーもたまに買うが、それ以外のこのごろんとした日本では見かけない根野菜。真ん中のちょっと外側が紫がかったのは蕪。日本の蕪とは全く違うごついこれは、寒さに強く荒れ地でも育つ強い野菜で、かつて戦時中にこればっかり食べたのでもう食べたくないというお年寄りが多く、今はほぼ忘れられた野菜。でも、このマルクト市場では毎年売られてて、煮込みにするととっても美味しいのでめぎ家ではよく買っている。左のかなりごつごつとした皮の野菜は根セロリで、スープの出汁にするのに最もよく使われるが、美味しいのでめぎ家は具にもしている。
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それからこの時期にごろごろいっぱい売られているのは赤ビート。めぎ家ではこれを似て潰してポタージュスープにすることが多い。他の一般的な食べ方は、酢漬けや細切りにしてサラダに入れたりする。
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上の写真にチラチラ写っているように、ニンジンは数種類売られている。でも、日本風の大根はない。大根は12月までは売られていたが、それ以降はもう無いのだ。その代わり、こんな形の大根の仲間が売られている。皮を剥くと、ちゃんと大根である。味もそれほど変わらない。
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それから、この白いニンジンみたいなのの一つはパースニップという野菜で…(その右に写っているのはたぶん温室栽培されたルッコラで…)
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この時期大量に売られる芽キャベツの箱の下に写っている白いのはパセリの根。左下のボケた緑は温室栽培された2種類の(葉っぱの縮れたタイプと平たいタイプの)パセリ。以前は温室栽培物を全く売っていなかったのだが、ニーズに合わせて多少栽培するようになったようだ。芽キャベツの右奥に写っているゴボウみたいに長いのはゴボウではないことは分かっているのだが、うちのドイツ人が全く買わないのでめぎはそれがなんだか知らないまま。その上に載っている半欠けの白いのは、西洋ワサビ。
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そして様々なキノコ。マッシュルーム以外にもいろいろある。シイタケもずばりシイタケキノコという名で売っている。この20年の間にすっかりメジャーなキノコになった。
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その他、この時期に育つ貴重な緑の野菜として有名なラプンツェル(ノヂシャ)とケールもあるのだけど、写真撮り忘れ。

寒い季節、根菜いっぱい食べて暖かくして乗り切りたいわね。
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