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ザルツブルク 2016年夏 ブログトップ
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ドイツ・オーストリア国境越えと帰宅800km [ザルツブルク 2016年夏]

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現在、今年の夏旅の移動の話を連載中。今日はドイツからオーストリアに入り、また出る話などをどうぞ。

ミュンヘンを後にしてアウトバーンに乗り、ガソリンも底をついてきたところでSAに寄る。そこに寄ったのはガソリンのこともあるが、オーストリアに入るのに必要なものを買うためでもあるのだが、たぶん同じような人が多いと見えて、SAのガソリンスタンドは大渋滞。
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うちのドイツ人は機転を利かせてずっとずっと右の方に移動し、バイクが一台だけ待っていたところに並び直し。その人はオランダ人で、そこに書いてあったガソリンを入れる手順の説明が理解できなかったらしく、立ち往生していたのだった。他の車がそこに並ばなかったのは、ずっと右端だったのでそこまで列を確認に行かずに並んでしまったからか、右側のエリアは大型車が並んでいたので普通乗用車向けではないと考えたからか、一番右端はバイク専用のスタンドだと思いこんだからか、理由は分からないが、とにかくそのうちのドイツ人の機転のおかげで割とすぐにガソリンを入れることが出来、支払いと共にオーストリアに入るのに必要なものを買いにいった。ちなみにガソリンはドイツはオーストリアよりずっと高いし、アウトバーン上はさらに高いので、ザルツブルクに着くまでに必要な分しか入れなかった。

支払いも長蛇の列。
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無事に支払いを終え、必要なものも買ってから、ここへ。向こうにまだまだいっぱい並んでるわ~
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めぎたちの後ろに並んだ車の人によると、このアウトバーンにはここまでしばらくSAが無く、ガソリン切れの人がみんなここに寄るのだという。そうか、なるほどね。めぎたちはミュンヘンから乗ってきたので、そんな事情は知らなかった。でも、去年うちのドイツ人が一人でザルツブルクまで走ってきたときは、だいたい同じような平日で同じような時間帯だったけど、空き空きだったのだとか・・・うーん、今日はどうしてこんなに混んでいるのかしら。

とにもかくにも、これからオーストリアに入るのに必要なのはこのシール。アウトバーン通行許可証である。これは10日間有効のもの。
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↑ちなみに左に写っている緑色のはドイツ発行のもので、この車が環境保護に適用する仕様であるという証明。クラシックカーなどはこれが黄色だったり赤だったりし、その場合ドイツの旧市街地に入れないことが多い。

これでオーストリア入国準備万端。いざ、ザルツブルクへ!ちなみにAというのはオーストリア、Iというのはイタリア。ここからイタリアへ抜けることも出来るのよねえ。あっちへ行くとヴェローナなんだわ。
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あと1500mでオーストリア♪
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そして無事国境を越え、表示がオーストリア仕様になった。ドイツと似てるけど、若干違ってて、外国に来たなあと感じる。ここからずっと行くとスロヴァキア、チェコ、ハンガリーとスロヴェニアに、また向こうへ行くと、イタリアとスロヴェニアに抜けるのね。
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そしてザルツブルク到着。なんだかゆっくりして夢のような日々だったな・・・
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そしてあっという間に5日間が過ぎ去り、6日目には早くも帰途に。アパルトメントで夜間と早朝はオーナーのいない宿を前日のうちにチェックアウト手続きし、鍵を指定の場所に置いて7時半頃そっと出発。市内の交通量はまだまだ少なくてすいすいとアウトバーンに乗り、雨の中あれよあれよという間に国境を越え、これはたしか既にドイツに入国してから写したもの。向こうの山が幻想的で撮ったのだけど(20mmで撮ってトリミング。こういうとき、D600のカメラの性能と解像度に感謝する)・・・
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同時に反対車線には、オーストリアに入るためにものすごい渋滞が出来ていた。
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ラジオの渋滞情報によると、どうもオーストリア入国のチェックをしているらしい。ほぉ~やはりあの難民騒ぎ以降、本当に国境チェックをしていたのね!

実は、マイセンの辺りからミュンヘンまで移動中、オーストリアからドイツへ入国する地点でチェックに何分待ちの渋滞、という渋滞情報が何度もあって、それはめぎたちの使うアウトバーンではなかったのだが、それを聞きながらああ本当に国境チェックをしてるんだなあと実感していたのだった。めぎがドイツに住んで以来約15年間、EUのシェンゲン国間のアウトバーンで国境チェックは一度も体験したことがなかったし、去年もそんな渋滞情報はもちろんなかったのだが、あのあと難民が大量にやってきて、オーストリアからバイエルンに入る国境でチェックを始めたというニュースがあり、今はどうなってるかな・・・と興味を持ってやってきたのだった。

6日前にザルツブルクに入ったときは、同じ道だけど何もなく素通りだった。渋滞情報で出てくるのは別のアウトバーンの国境チェック情報ばかりだった。反対車線も特に何もしていないようだったので、このアウトバーンでは国境チェックやっていないのかな、などと思っていたのだが、日によって、または時間によってどこでチェックをするかを変えているのかも知れない。朝の7時台という普通渋滞には無縁のはずの時間帯にドイツからオーストリアへ入るところが断続的に30kmにも渡って渋滞していて、なんとも気の毒に感じながら反対方向へ向かった。めぎたちがドイツに入るときに渋滞が無かったことを幸運に思いながら。
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しかし、この辺まで来たとき、今度はドイツ入国待ちの渋滞情報が入った。おお~早く出発してよかったね~~一体どういう風に決めていつどこで入国チェックをしたりしなかったりしているのか分からないが、とにかく何らかのチェックを日常的にしていることは確かで、EUの逆行を肌で感じる経験となった。
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さて、うちのドイツ人はザルツブルクからミュンヘンを通り過ぎてニュルンベルクへ向かうアウトバーンに乗るまでは超特急で飛ばしてきて・・・
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ニュルンベルクの手前でようやく朝食休憩。ダルマイアーのコーヒー、これは薄くてイマイチ。ザルツブルクのパン屋さんで適当に仕入れてきたパンはとても美味しかった。これは中にPowidelというものが入っている。標準ドイツ語ではZwetschgenmusまたはPflaumenmusというもので、つまりプルーンジャムである。なかなかに美味しかった。
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ミュンヘンからニュルンベルクまでのアウトバーンは結構交通量が多かった。
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ICEも見かけた。
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お!デュッセルドルフのナンバー!この人も長旅をしてるのね~お互い無事に帰れますように!
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ベルリンやドレスデンなど東の方へ行くのとフランクフルトなど西へ行くのとに分岐する頃になると・・・
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またオランダナンバーが多くなってきた。
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そしてワイン畑が見えだして・・・(おお~貨物列車!)
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工事中の区域にさしかかった辺りで・・・
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お昼になったしガソリンも底をついたので休憩。ここはヴュルツブルク近くのSAで、望遠でパチリ。
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今思えば、ちょうどその頃、あそこにrinoさんがいらしたのね~

この辺りはワイン畑がいっぱい。
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ちょっと撮り鉄も。
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そうそう、SAの休憩しかご紹介していないので800kmに2回しか休んでいないように見えるが、実際はトイレしかないような小さなPAで数回休みを入れている(ドイツのPAは売店が無く、自販機もなく、本当にトイレだけ)。

それにしても・・・ホントドイツの女性って、こんなに若いときからこんなにふくよかで・・・しかし、それを隠したり恥じらったりせず堂々としていて、ホント、女性の生きやすい国だと感じる。こうあるべきという理想像に嵌めて生きなくてもいいところ。
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パンの残りを食べてゆっくり休憩し、いざ、我が家へ!

13時半頃フランクフルトの辺りを駆け抜け・・・
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たまに撮り鉄の機会を得てはイマイチな結果にガッカリしつつ・・・
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この辺では既にかなり疲れを感じつつ・・・運転手ももちろん疲れるけど、助手席に座っているのも相当に疲れるわよね・・・だって、助手席って、運転する訳じゃないので何もしないまま、でも全て目に入るのであれこれ反応しちゃうし、でも自分でそれをどうこうすることは出来ないし、さらに運転手のすることには口を挟まず気持ちよく運転してもらえるよう配慮もしなければならないのだもの。
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疲れを撮影でごまかしながら、ひたすら耐えたのであった。
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そして15時半頃帰宅。車の中でうちのドイツ人と二人ぱちぱちと拍手。

ただいま~!
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撮影: D600 + 20mm(F1.8)、D600 + 70-300mm(F4.5-5.6)
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2年前のザルツブルク [ザルツブルク 2016年夏]

今日から思い切って2年前、正確には1年半前のザルツブルクの話を始めようと思う。他にも2年前のポルトガル北部とか3年前のギリシャとか昨年秋のオーストリア東部ブルゲンラントとか色々中途半端な記事がたくさんあるのだが、ザルツブルクは2年前のも去年のもカテゴリーは作ってあるのに手をつけられずにいて、ほんのちょっとでも思い出を書き留め始めたいと思って。冬の季節に飽き飽きして、明るい夏の写真が見たくなったというのもあるかな。

めぎは旅好きであちこちに行っているけれど、ザルツブルクは2015年から飽きもせず3年連続で行っていて、それも5日間から3週間近くと毎回長丁場で、写真の量も膨大だ。2016年は5日間と最も短い滞在だから写真も少なめだけど、それでも5日間だからそれなりにいっぱいある。でも、場所はもう熟知しているので、書くのにあまり調べが必要ないというのがいいところ。ポルトガルやギリシャなどは、春の旅で季節的にも合うしあまり知られていないところばかりで面白いのだけど、もうすっかり地名など忘れてて色々調べ直さないと書けないのに対し、ザルツブルクはあまり確認せずに書けるので、仕事をしながら息抜きに書くのにちょうどいいのだ。毎年同じ場所で撮影しているので、写真の反省にもいいし。

さて、2016年夏のザルツブルクは、その前にドイツ東部の義母を訪ねて彼女の目の手術の世話をして、次にミュンヘンへ行ってそこで合流したほとんど歩けないハンブルクの義父の奥さんの世話をして、ようやく家族の義務から解き放たれてたどり着いた夏の休暇。まずはザ・ザルツブルクという感じのシーンから。
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めぎたちが最初にしたのは、カフェで一休み。めぎはアプフェルシュトゥルーデルというリンゴのパイづつみのようなケーキ、うちのドイツ人はトップフェンシュトゥルーデルという生チーズのパイづつみのようなケーキ。オーストリアに来たわ~~という気分♪
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その日の夜は早速音楽祭。
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音楽祭漬けの5日間を過ごしに来たのだ。
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着飾って音楽祭を見に来た人たちの中を走り抜ける観光馬車。これぞ夏のザルツブルク。
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この日に見たのは現代オペラ。始まる前から幕が上がっていて、何故か羊が舞台に。
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この羊さんに関しては後日新聞にも出ていた。
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演目はトーマス・アデスの「皆殺しの天使」。悲鳴のような超現代音楽にグイグイと惹き込まれて行く不可思議さがたまらない。休憩にホッと一息。
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もう見慣れたザルツブルク音楽祭会場のカール・ベーム・ザール。
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天井には乗馬学校の絵。
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3年前の「メキシコ征服」もそうだったが、現代音楽のオペラは非常に面白い。だから、日程が合う限り、ザルツブルク音楽祭では必ず現代オペラを見に行くことにしている。素人的な感想だけど、あの現代音楽の節を歌うことができるオペラ歌手って、ホント凄い。あれを歌いながら演技できるのも凄い。一日目の夜はこうして凄いな~凄いね~と暮れていった。
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撮影: D600 + 20mm(F1.8), Nikon1 V3 + 18.5mm(F1.8)
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崖の上から [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。

ここはザルツブルクの有名なゲトライデガッセというショッピングストリート。
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その突き当りにはブラジウス教会という教会があり、その裏に切り立った崖がある。
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崖の上には3年前の夏にも去年の夏にも上ったが、このとき、この教会の裏に見えるこの細長い筒のようなものはなんだろう?と見に行ってみることにした。
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上からは素晴らしい眺め!
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ゲトライデガッセは海溝のよう。
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地面まで見える部分でもこんなに細い。
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この太い通りは市がたっている大学広場。めぎがいつも買い物しているところ。果物も野菜もチーズもハムも肉も魚介のお惣菜も手に入るので、快適なアパルトメント生活が楽しめる。2016年はたった5日間だったので料理はしなかったけど、夜の音楽祭の前後にレストランに入るのは時間的にも金銭的にももったいないので、この市場で色々と買い物をして宿で食事していた。
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さて、肝心のあの筒のようなものだが、上からは全く見えない。入り口のようなものも見つからない。てっぺんの屋根のように見えた部分はこれかしら。
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ここにはユースのような宿があるので、その施設の一部なのかもしれないな・・・

その宿の前にはレストラン。
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めぎたちはここでお昼をすることに。まずは休暇の定番、昼ビール♪
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↑この頃はうちのドイツ人、タバコを吸っていたのよね~いやはや、懐かしいな。吸わなくなってもう14ヶ月が経ち、いつの間にか吸わないのが普通になって、なんだか不思議。

めぎはオーストリア定番のシュニッツェルを。
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うちのドイツ人は肉の入ったクヌーデルを。
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ビールは美味しかったけど、あとはまあまあ。眺めはいいけどレストランとしては正直そんなにお薦めでもない・・・かな。

つづく

撮影: D600 + 20mm(F1.8)/ 70-300mm(F4.5-5.6)
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ザルツブルクの眺めと位置関係 [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。3年連続で訪れたザルツブルクの2年目のこと。

昨日ご紹介した崖の上のレストランから・・・
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ザルツブルクの素晴らしい眺めを愉しんだ。
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これはコレーギエン教会。大学広場前にあって、1年目にはここでの音楽祭のコンサートに何度か通った。
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これは城塞。城塞と行っても王様がいたのではなく、主は司教。ザルツブルクは大司教が領主として治める教会国家だったのだ。あそこも人がいっぱいだわね~あそこで食事することもできるが、めぎはあそこに座ったことはまだ無い。城の見学は1年目にしたし、毎年眺めを撮りに何度か登ってはいるけどね。
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その城塞の手前には聖ペーター教会。城塞のある崖の麓にあって、崖の中にカタコンベも作られている。カタコンベは1年目に一人で、3年目にうちのドイツ人を案内して見学した。めぎはこの聖ペーター教会がザルツブルクの教会の中では一番好きで、何度も何度も何度も撮影に訪れている。3年目はここでの音楽祭のコンサートも鑑賞。演目はモーツァルトのハ短調ミサで、なんとも素晴らしかった。
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崖の麓の奥には3つの教会の尖塔が並び、これがめぎのお気に入り。左の白いのが大聖堂の一部で、真ん中奥の赤いのがあのサウンドオブミュージックのマリアのいたノンベルク修道院で、右手前のはフランツィスカーナー教会。
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狭いところに教会が目白押し。どれもカトリック系。
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視線をちょっと左に移すと、ザルツァッハ川の向こうに新市街。ミラベル宮殿とか中央駅とかがあるところ。
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川に掛かる橋はいくつもあるのだが、これはそのうちの1つで、いつも人でいっぱい。渡ると左手にカラヤンの生家、右手にホテル・ザッハー。
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さて、2つ上の写真で右に写っている川向うの右の山の中腹の黄色い建物のあたりから写したのがこちら。ちょうど手前の木の陰に隠れているところに城塞があり、右端のところにレストランがある。今日の写真の2枚目で遠くに写っている城塞が、実はめぎのいるレストランから地続きの崖の上にあることがわかる。滞在中は何度かこのレストランの場所から城塞まで崖の上の道を歩いて写真を撮っていた。
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↑上のトリミング。ここは城壁のあるところで、その城壁の一部を利用してユースのようなホテルがあって、そのレストランにいたというわけ。下へ伸びている細長いのが何だったかは結局わからずじまい。麓にある教会はゲトライデガッセの突き当りのブラジウス教会。
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地図はこちら。




撮影: D600 + 20mm(F1.8)/ 70-300mm(F4.5-5.6)
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古い城壁から現代美術館まで [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。3年連続で通ったザルツブルクの2年目のお話。

崖の上のレストランを後にし、古い城壁沿いを歩く。
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散歩道がきれいに整えられているところだが、人通りは少ない。
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めぎはここが気に入って、3年目には早朝に何度か訪れた。夜明け時にここからザルツブルクを見下ろした景色を写したくて。
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この日、とても暑かったのだけど、8月初旬のザルツブルクは何となく秋がちらほら。
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それからちょっと林の中を突っ切ると・・・
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程なくこんな建物のところに出る。ザルツブルクの現代美術館。ここで食事をしたことのある人はきっと多いんじゃないかしら。ガイドブックや数あるインターネットのブログなどでもお薦めとして載っているようだし。
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ここからの眺めも素晴らしい。昨日までご紹介した場所と微妙に角度が変わるのも楽しい。残念ながら日が陰ってしまったけど。この場所からの景色も気に入って、3年目には夕方からブルーアワーにかけてここでのんびり撮影した。
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こんな風に、何度も訪れるとリサーチとなってデータを蓄積し、次回に備えることができる。それが、めぎが何度もザルツブルクを訪れている理由の一つ。気に入った街をとことん撮り尽くしたい、前回よりいい写真を撮りたい、次回はこの時間帯でこの角度でこういう光を待ってこういう人を入れて・・・等々と。いつかは秋や冬にも訪れて、音楽祭のときじゃない街を見たいし、季節の移り変わりも体験したいな。ここはドイツ語圏でめぎには非常に滞在しやすい場所なので、多分定年退職してよぼよぼのおばあさんになっても、体力と財力の続く限り定期的に訪れてあれこれ撮って歩くんじゃないかな。

これは3年目の2017年に一昨日ご紹介した城塞から撮ったものだが、一昨日ご紹介したレストランと、今日ご紹介した現代美術館が見える。
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上のトリミング。崖の上の2つの建物の左側の黄色っぽいところがめぎたちが食べたレストランのあるところ、右側の白いのが現代美術館。
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そうそう、崖に沿って上まで作られていた細長い筒のようなものは、エレベーターかなとめぎたちも思っていたのだけど、作りが垂直ではないし、乗り場が見つからないので、たぶん崖の上のユースのような宿の荷物を運ぶ施設ではないかと思う。または、その麓の辺りに滝壺のようなところがあるので、もしかしたら崖の上から滝のように水を下ろしているのかもしれない(その場合はどうしてあんなふうに囲わなければならないのか理由が不明だけど)。そのあたりを明らかにするのも将来の楽しみである。

撮影: D600 + 20mm(F1.8)


♪ おまけ ♪
2日目の夜に見たのはコシ・ファン・トゥッテ。あのフェルゼンライトシューレでの公演である。
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幕間のとき、あのカール・ベーム・ザールに降りてみた。着物の人がいた!
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ザルツブルク音楽祭でモーツァルトのオペラを見るのは格別だ。それもフェルゼンライトシューレでの公演となると、どんなふうにこの舞台を使うのかも見もの。今回のはかなり古典的で特にどうしてもこの舞台を使わなければならない理由があまり感じられなかったが、歌のレベルは素晴らしかった。長い公演だけど、最後までとても楽しめた。
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撮影: Xperia Z1
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川向うへ [ザルツブルク 2016年夏]

今日からまた2016年夏のザルツブルクのお話を。

ザルツブルク3日目の朝。
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2日目の朝は(ここには書かなかったけど)めぎお気に入りのカフェで卵料理などの朝食を食べた。ちょっとお高めだったので、3日目の朝はパン屋さんへ。
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で、簡単にクロワッサンとメランジェ(オーストリアのカフェオレ)で朝食に。各国語でおはようと書かれたこのナプキンは朝専用なのかな。
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この頃、夏でもブーツ(というのかしら?)が流行っていて、素足にハイヒールのサンダルを見たいうちのドイツ人が残念がっていた。
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朝食後、ザルツァッハ川を渡って向こう岸へ。
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有名な旧市街が見える側ではなく、反対側を写してみた。
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この橋の上は昼ごろから観光客でいっぱいになるのだが、10時頃のこの時はまだ普通に歩ける感じだった。
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渡り切るとそこにはカラヤンの生家。
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川沿いでは若者たちがサイクリング出発のキスの真最中。まあそれはこちらでは若者だけに限らないのだけどね。
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つづく

撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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川向うの古い地域 [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。3年連続で訪れたザルツブルクの2年目のお話の3日目のこと。

昨日ご紹介したように、朝食後ザルツァッハ川を渡り、河畔から路地へ入る。
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こんなところを歩く。たしか、どれも歩いてきたところを振り返って写していたような記憶。
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川向うはザルツブルクの新市街で、ミラベル宮殿とか中央駅とかがあるところなのだが、この辺りはその新市街の中でも古い地域。
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そして、新市街で最も古い地域であるシュタイン通りというところへ。
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そこにはあの「きよしこの夜」の作詞をした人の生家があるのだが、あれれ?
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↑改装中なのかしら・・・?1年目に訪ねた時の写真はこちら

このときも1年目と同じようにその左横にある階段から上へ。
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ここにはこんな残念な落書きがある。1年目のときも同じのがあったし、3年目のときもやっぱりそのままあったので、すっかり放置されているということね。
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その他、面白いのは、この辺りは戸や窓を塞いだ跡があちこちにあること。
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この階段に合わせて作った戸がツボにはまる。
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そして、教会の所まで来た。
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つづく

撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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聖ヨハネス教会にて [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。3年連続で訪ねたザルツブルクの2年目の話の3日目のこと。

昨日ご紹介した場所にある教会の中に入ってみる。
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中はとても美しい。質素で他の建物と変わりない外観からは想像できなく、ハッとさせられる。
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ここは1年目のときにも来ていて、昨日ご紹介したリンク先で書いているところ。1年目のときにはニコワンしか持っていなくて、それでもとても綺麗に撮れていたのだが、次回はぜひフルサイズで、と思っていた。この小さな教会がバシッと入るように20mmで。
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バシッと入りすぎて鉄柵が入り込んでしまったが。ホント、撮った写真の反省点は尽きない。3年目は鉄柵が入らないように気をつけた。
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実はここはこんな鉄の柵で奥まで入れないようになっているのだ。これはこれでとっても素敵な被写体で、こればかりあれこれと30枚位撮った。
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鉄柵の前にも座席がある。
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上を見上げると、天井も美しい。
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反対側を向いてもう一枚。
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この20mm単焦点のいいところは、寄れること。こういうもののとき、ピントをどこに合わせるかが難しいけれど。
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教会を堪能し、更に階段を登る。既にこのくらいの高さまで上ってきていた。
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つづく

撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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階段からの景色 [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。

昨日ご紹介した教会までの道。
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教会のところで道は90度曲がり、更に続く。
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その階段の左側にはこんなきれいな庭のおうちがあるのだが・・・
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階段との間にはこんな柵が。鉄条網まで・・・そうまでしなければならないほど誰かが乗り越えたりしたんだろうな。
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観光地に住むのって、きっと大変なのね。

これは観光地のこととは限らないが、先日ちょっと載せた落書きだって、ドイツでもオーストリアでも本当にその国の人がしたのかはわからない。外国人率が高いし、何でも悪いことは外国人のせいにするというのもよくない風潮だけど、例えば実際ドイツでは犬を飼う人のマナーが落ちてきているのだ。外国人が増えて、きちんと犬に躾をしない人が増えてきてて、だから糞が歩道のど真ん中に落ちていたり、バスの中で吠える犬がいたり、という以前では考えられなかったことが時々目につく用になっている。吠える犬の飼い主を見ると・・・あああ外国人・・・と思うことが実際多々あるのだ。

階段の中間くらいで振り返って撮った写真。
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綺麗なので、ここでレンズを望遠に付け替える。
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昨日ご紹介した教会の向こうに、数日前にご紹介したレストランや崖の下から上へ作られているあの筒のような施設が見えていた。
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撮っていたら、一枚目の写真に写っている自転車を担いだ赤いTシャツの男性がめぎを追い越していった。彼は一枚目のときにああして上ってきて、めぎの撮影の邪魔にならないようにちょっと立ち止まってくれたりして、めぎが階段を上り始めるのと同時に教会に入り、見学し終えてまた上ってきたのだ。「あ、また撮ってるんだね」「待っててくれてありがとう」とすれ違うときにニコニコちょこっと挨拶。
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ふと見下ろすと、さっきめぎが綺麗な家を撮っていた辺りで撮影しているカップルがいた。彼女はお花を撮っているみたいだったけど。
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足元にも可愛いお花。こんなのにあれこれ目が行くから、なかなか階段を上れない。
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うちのドイツ人はとっくに上まで行っちゃったんだけど。
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つづく

撮影: D600 + 20mm(F1.8)/ 70-300mm(F4.5-5.6)
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川向うからザルツブルク旧市街を見下ろす [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。

こんな魅力的な古い階段を上り・・・
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たどり着いたところにはこんな眺めが待っていた。
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望遠ズームは楽しいな、と思う瞬間。
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ちょっと視線を左にずらすと、大聖堂や城塞の見えるこんな景色で・・・
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右側は音楽祭会場が見えるこんなふう。
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この崖の岩で作った部分が音楽祭会場。
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ここまでの全体が、広角で撮るとこんなふう。
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レンズって楽しいな。

実は、この一年前にここと同じ場所に上ってこんな写真を撮っていた(こちらをどうぞ)。このときニコワンに換算50mm相当の単焦点1本で撮ったため、今度は必ずフルサイズに広角と望遠レンズを持っていこうと思っていたのだった。天気にも恵まれてなにより。

広角も面白いけど、ここではやっぱり望遠であれこれズームアップ。これはもっと右側の部分。手前にホテルザッハーが写っている。
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ずっと手前の屋根をズームアップしてみたり。この屋根、面白いわよねえ。
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ザルツブルクは基本的に屋根に色がなく、あってもくすんだ緑色で、上から見た景色はそれほど美しいわけではない。でも、統一感はあるわね。
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もっと左側に目を向けると・・・
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サウンドオブミュージックのマリアがいた修道院が見えた。その後ろの山々との距離を見ると、あの映画の冒頭のシーンは全く別の場所との継ぎ接ぎであることがよく分かるわね。でも、ああいうアイディアが湧いてくる気持ちはわかる気がする。ザルツブルクは山々と緑に囲まれた街、という感じなのだもの。
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撮影: D600 + 70-300mm(F4.5-5.6)/20mm(F1.8)
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カプツィーナー教会と外界 [ザルツブルク 2016年夏]

今日はあの地震から7年目。なんてあっという間に月日が過ぎていくのかしら・・・あの日に教えていた高校生たちは、もう大学を卒業する頃だわ。

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。

昨日ご紹介した展望スポットはこんなところ。
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別の角度には、新市街も見渡せる。
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そんなこの高台にはカプツィーナー教会と修道院が建っている。教会の中はこんな感じ。
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降りるときは元来た階段ではなく別の坂道をのんびりと歩いた。その部分の写真は無し。2015年に写した写真をまとめているので、どんな道だったか見たい方はこちらをどうぞ。

降りてまた川を渡って旧市街に戻る。ここは旧市街の観光目玉のモーツァルト生家。
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ザルツブルクの路地はどこもかしこも人がいっぱい。アジア人とアラブ人がとても多い。
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めぎたちはそろそろお昼を食べることに。なにしろ朝はクロワッサン一つしか食べてなかったのだ。お昼はこの肉屋さんで・・・
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立ち食い。
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それから大学広場へ。このときは暑い真夏で、クーラーのないザルツブルクでは逃げ場がなく、教会の日陰でスマホをしている人がたくさんいた。
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大学広場の果物スタンドで色々と買い込み、宿の部屋でおやつにした。
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そうそう、その近くのドラッグストアでは、日本人の女性がお土産を買うため座り込んで数を数えていた。たくさんたくさんお土産が必要なのね~
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撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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3日目の午後 [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。3年連続で行ったザルツブルクの2年目のことで、5泊6日のうちの3日目のお話のお昼までが終わったところ。

お昼を食べた後、めぎたちは宿に戻って昼寝をした。まあ本当に寝たのはほんのちょっとで、うちのドイツ人は本を読んでいて、めぎはザルツブルクの新聞を読んだり皆様のブログを見たりしていたのだけど、つまり宿でのんびり休んでいたというわけである。買ってきた果物を食べたりして。
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また、近くのカフェでケーキをテイクアウトしてきて、宿の部屋についているコーヒーメーカーでエスプレッソを入れて明日の予定とか昨日見たオペラのこととかをおしゃべりしたり。
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旅の最中にそんな休憩時間をとるのは、長期で休暇に出かけているからでもあるし(ザルツブルクに来る前に、まずヴィッテンベルク近くのうちのドイツ人の父方の叔父のサマーハウスに1泊し、そこから白内障の手術をする義母を訪ねてマイセン近くで3泊し、その足でミュンヘンへ移動して義父の奥さんのお供をしてこれまた3泊し、それからやってきたのでかなり疲れていたのだ)、ザルツブルクがめぎにとってもうちのドイツ人にとっても初めてではないので特に観光する必要がないというのもあるし、猛暑の真昼に歩き回りたくないというのもあるし、人が多いので疲れたというのもあるし、人と真昼の暑さを避けて早起きして午前中に精力的に歩いたというのもあるし、夜の音楽祭に備えて体調を整えたいというのもあったかな。本なんて自宅でも読めるし旅に出てまで日本のブログですかという感じだけど、この、ちょっと旅に出ている状態から逃避すると言うか、旅の非日常から自分自身の世界へ舞い戻って時間を過ごすことで、旅への意欲がまた湧いてくる。旅って新しいことばかりで結構疲れるからね。

夕食は大学広場のスタンドで買った魚介のお惣菜。山のザルツブルクで魚ですか、とこれまた呆れられそうなのだが、このお惣菜が美味しくて高いけどついつい買ってしまうのだ。ザルツブルクの楽しみの一つになったと言うか。まあレストランで食べるよりは安いしね。大きい赤いのはマグロの醤油味。これでオーストリア食からもちょっとリフレッシュ。
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そうそう、夏のザルツブルクは宿をとるのも大変。と言っても全く無いわけではないのだけど、旧市街でそこそこの値段で設備も便利も良いところで長期で同じところにいようと思ったら、一年くらい前に予約をする必要がある。新市街で中央駅の近くなどに宿を取るなら、ホテルもいっぱいあるし、夏でも特に問題ないと思うけど。

さて、そんなふうに午後をのんびり過ごし、外に出たのは19時頃だった。夏のヨーロッパは19時でもまだこんなに明るかったけど。
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この日のコンサートは川向こうの新市街の会場で。だからあのホテルザッハーの方へ向かう。
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橋の上は観光客でいっぱい。アラブ系の人が本当に多い。右に写っているオーストリア民族衣装の人はめぎと同じく音楽祭に向かう人。
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皆さんお金持ち~~
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この橋はあの南京錠でいっぱい。ちょっと面白い写真を撮ろうと頑張ってみたけど、あまり時間もなくこんな程度。
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もう行かなきゃ。(凄いゴーストだ~~)
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会場近くにはこんな屋台があって、コンサートに来たと思われる人たちがちょっとつまんでいた。警備の警察の方々も。長閑だな~
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会場はモーツァルテウムというところ。手前が音楽学校で、奥がコンサートホール。
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この頃うちのドイツ人はまだ喫煙していたので、会場に入る前に一服。これはその間にスマホで撮影。
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つづく

撮影: D600 + 20mm(F1.8), Nikon1 V3 + 18.5mm(F1.8), Xperia Z1
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シフとマリオネット [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。3年連続で訪れた夏のザルツブルクの2年目の3日目のこと。

3日目の夜に出かけたのはモーツァルテウムのホール。小さいけど金ピカの美しい会場。
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ここには1年目にも2回来ている。その1回目のお話はこちら。2回目はこちら

この日開かれたのは、アンドラーシュ・シフのピアノコンサート。
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↑ピアノコンサートだけど、なにやら後ろに白いものがある。それは、マリオネット劇団との共演だから。

舞台に人形が置かれて第1部終了。
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アンドラーシュ・シフはハンガリー生まれのピアノスト。でも今はオーストリアとイギリスの国籍保持者。イギリスではナイトの称号も持つとか。

このコンサートに来たのは、シフのファンだからでもマリオネットを見たかったからでもなく、うちのドイツ人の幕間の休憩時間にこの魔笛小屋を見せたかったから。まあもちろん、この日の演目がシューマンとドビュッシーで、曲が好きだからというのが第一条件だったけどね。
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モーツァルトが魔笛を書いた小屋はウィーンにあったはずだけど?という彼は、それをザルツブルクに運んできてここに移設したらしいというめぎの説明にもあまり関心を示さなかったが、ここに来て小屋の中にある説明を読んでもふーんという感じ。彼にとっては、魔笛の作品そのものには大いに興味があるけれど、書いた小屋とかはどうでもいいのかも。

スマホでもパチリ。あ、日本人らしき人たちが写っている・・・ザルツブルク音楽祭に来る日本人は年々減っている印象だけど、ピアノのコンサートは日本人率が高い。
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このとき夜の8時40分くらい。まだ明るいわね。ヨーロッパの夏は明るい時間が長くてとても気持ちが良い。
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そして第2部終了。
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一番右がピアニストのシフ。
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演奏はもちろん素晴らしかったし、マリオネットも可愛かったが、どうしてもマリオネットと一緒に見なければならないと言うほどでもなかった、というのがめぎの印象。このアンドラーシュ・シフはザルツブルク音楽祭に毎年出ている。今年2018年も出演予定で、バッハのコンサートのようだ。

このコンサートのことが書かれた後日の新聞記事。好意的に書かれていた。
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撮影: Nikon1 V3 + 18.5mm(F1.8), Xperia Z1
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ザルツブルクの夜景 [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。3日目の夜のお話。

コンサートが終わったときは、もう真っ暗だった。
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これがホールの入口で・・・
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こちらがモーツァルテウム(音楽大学)。
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クラシック音楽をやったことのある人にとっては、モーツァルテウムって憧れの一つよね。ずっと音楽を続けていたら、どんな人生だったかしら。そんなふうな思いを抱くのはうちのドイツ人も同じ。彼は今全く違う職業に就いているけれど、昔のままずっとオペラ座で仕事をしていたら、今頃どんな人生だったかしら。めぎもうちのドイツ人も今の人生の選択に満足しているのだけど、こういう世界にいたこともまた可能だったのに、今こうして観客として休暇に訪ねてきているということに、人生の不可思議さを感じるのだった。

また橋を渡って旧市街側へ戻る。あるきながらの撮影でブレブレだけど、この人達もめぎたちと同じコンサート帰り。
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橋からの眺めを何時かはきちんとフルサイズカメラと三脚で撮ろうと思いつつ、未だ実現していない。夜はいつもオペラやコンサートに行ってしまってて、ブルーアワーに撮影する時間がないからだ。
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夜10時頃なのだけど、まだ若干明るい。それを撮りたくて頑張って何枚か写したが、こちら側は手ブレしてしまった。実は橋も揺れているので、三脚があってもブレるだろうと思う。もっと高感度に強くて明るいレンズでパシャっと高速シャッターで撮らないとだめかもしれない。
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写真を撮っていると、コンサートから旧市街の宿へ戻る人たちがどんどん追い抜いていく。この民族衣装のおじさんも。
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これは確かゲトライデガッセのワイン屋さんのショーウィンドウにあったもの。24.40ユーロ(約3200円)だって。高いのかな、安いのかな。
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こうして3日目が終了。2016年のザルツブルクの話はあと2泊3日分。でも、4日目はちょっと日帰り遠出ドライブをしたので写真大量。あと何日かかるかしらねえ。早くしないとイースター休みになっちゃうわねえ。

撮影: Nikon1 V3 + 18.5mm(F1.8)
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ザルツブルク4日目の朝 [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。3年連続で訪れたザルツブルクの2年目のお話で、5泊6日のうちの4日目の話に本日から突入。

4日目の朝は、朝7時に宿を出発。旧市街の朝は美しかった。
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朝のザルツブルクは作業中の車や人でいっぱい。早朝のみ車両が旧市街に乗り入れできるようになっていて、間もなく始まる観光客の訪れに間に合わせるよう慌ただしく準備中。これはモーツァルト生家の1階のスーパーへの搬入。
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朝はゴミ収集や、道路の清掃車が相次いで訪れるのだが、こんなのも。
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大聖堂のあるレジデンツ広場のあたり。まだ観光客は見当たらず、人のいないザルツブルクが撮れるのだが、仕事の人の車が停まっていた・・・そうそう、ここでちょうどレジデンツのグロッケンシュピールを聞くことができた。
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そんな旧市街を突っ切って、めぎたちはひたすら東へ進む。ここもまだ旧市街だが、見所を外れ、多少庶民的になってくる。
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そしてちょっと大きな道路を横切ると、殺風景な感じになる。振り返ると城塞がきれいに見えた。
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なぜこんなところに来たかと言うと、この辺りの駐車場に車を駐めていたから。宿の近くの崖の下にも駐車場があるのだが、一日あたり25ユーロくらいと高い。それで、一日あたり16ユーロくらいのここに停めているというわけだ。1~2泊なら便利を取るが、5泊となるとちょっとね・・・

駐車場の近くに、こんなものがあった。自転車の修理用具。
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自転車で有名なオランダ人はもちろん、オーストリア人もドイツ人も、パンクはもちろん多少の修理は自分でやる。修理用具は自分で持っているのも普通だが、確かに旅行には全部は持ってこられないものね。
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さて、車に乗ってめぎたちはGO!写真撮ったりグロッケンシュピールを聞いたりしていたからちょっと時間をとっちゃって、車で出発したのは7時半過ぎ。
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早朝から働いているわね~お疲れ様!
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つづく

撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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ザルツカンマーグートへ [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。3年連続で行ったザルツブルクの2年目の4日目のお話。

車で7時半過ぎにザルツブルクを後にし、10分も走ると緑いっぱいになる。
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それからまもなく、ザルツカンマーグートの湖が見えてきた。
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これはヴォルフガング湖。
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車を停めて、ちょっと撮影。1年目に一人で船に乗ったザンクト・ギルゲンの街。
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それからまた少し湖畔を走り・・・
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湖畔を離れる辺りでまた撮影。
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これが1年目に一人で訪ねたザンクト・ヴォルフガングの街。
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そして一人であのサウンド・オブ・ミュージックの観光列車に載って登ったシャーフベルクの山。
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そのときに一泊したところ(湖畔の右側の建物)。
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一人で旅をするのは残念だったけど、一人だったからこそいろいろと振り返ったりすることができてよかったと感じたあの日のことをちょっと思い出しつつ、今日はこうして遠くから撮っただけ。1年前の一人旅のお話はこちらからどうぞ。

いい天気だったのだが、思えばこの頃から雲が多くなり始めていた・・・
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撮影: D600 + 20mm(F1.8)/ 70-300mm(F4.5-5.6)
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ハルシュタット [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。

昨日ご紹介したところからまた田舎道を進む。
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こんな自転車も。
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そして、一度行ってみたかったところに到着。でも、曇っちゃった・・・
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ここはハルシュタットという町。紀元前1000~500年頃のケルト民族のハルシュタット時代の町である。
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とても美しい街という触れ込みで、たしかに可愛らしいけれど、やっぱり曇りではちょっとね・・・
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ここまで来ては見たものの、うちのドイツ人はこの町に寄るのはやめて次へ行きたい、と言い出した。
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と言うのは、小雨が降り始めたというのもあったけど、すっかり観光地化してて人が多くて多くて多くて、雰囲気を味わうというような気分にはなれないから、と。
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なんでも韓国のドラマで有名になって、ここ数年特にアジアからの観光客が増えたらしい。このとき9時頃だったのだけど、それでももう観光バスが続々と。静かな小さな湖畔のケルトゆかりの古い町というイメージとは程遠かったのだ。
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で、来てみたかった町への滞在はホンの5分程度、と言うか、街自体に到着せず遠くから数枚写真を撮っただけで終わってしまった。お天気が良ければまたイメージも違ったかもしれないが、まあ仕方がない。

そこからめぎたちは今回のドライブの最終目的地に向かった。
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残念ながらすっかり曇ってしまったのだけど。
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撮影: D600 + 20mm(F1.8)/ 70-300mm(F4.5-5.6)
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ゴーザウ湖 [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。

目的地到着!
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ザルツカンマーグートの中ではかなりマイナーな小さな湖、ゴーザウ湖。
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曇っちゃった~~~っでも、この雲もなかなか趣がある感じ。
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色々と映り込みやら・・・
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遠くに見えるダッハシュタインなどを撮影。
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氷河!
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さて、めぎたちは7時に宿を出て朝食を取らずにここまでやってきたので、お腹ペコペコ。ここにあったホテルのレストランでちょっと一休みすることにした。
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中は素朴で居心地がいい。
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朝食と言ってもパンとハムだけといった感じではなくちょっと温かいものが欲しくなり、まずはレバー団子スープ。
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それからオムレツを。
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このレストランでお給仕してくれた中年の女性、なんとドイツ人だった。こんなザルツカンマーグートの奥地の田舎で、さぞものすごいオーストリア訛りが聴けるかと思いきや、めぎにもすぐに分かるほど全く違う北の方のドイツ語を話し、拍子抜け。ザルツブルクでもベルリン出身の若者たちが居酒屋でバイトしていたりして、オーストリアに来たからと言ってオーストリア人に会えるとは限らないと痛感。いやそれどころか、カフェとかレストランとか居酒屋とかはハンガリーとかチェコとかの東欧出身の人が働いていることが多く、旅行者として接触する現地の人の中で所謂オーストリア人に出会うことって実はホント少ない。

食べ終わって、さて、どうしようかな・・・
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つづく

撮影: D600 + 20mm(F1.8)/ 70-300mm(F4.5-5.6)
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ゴーザウ湖の様子 [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。滞在4日目のザルツカンマーグート観光のお話。

朝7時に宿を出てゴーザウ湖までドライブしてきて、ちょっと遅い朝食を終えたのが10時半頃。
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眼の前のゴーザウ湖は、曇りのせいでかえって神秘的に見えた。
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この小さな湖の周りはハイキングコースになっている。一周1時間半とのこと。そこから奥のもう一つの湖まで行くなら4時間半とか、ダッハシュタインまでなら8時間とか、手前の低い山なら1時間半とか、色々案内が出ていた。
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ハイキングに訪れた人たち。
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実はこのゴーザウ湖、このホンの数日前にrinoさんが訪れていたのだった。ほぼ同じ時期にほぼ同じ場所に来ることになって、でも残念ながらすれ違いでお会いすることは叶わなかったのだが、ここにこの前までrinoさんがいたのね~と思うとまるで会ったかのような嬉しさがこみ上げた。rinoさんはしっかり奥の湖までハイキングをなさったそうなのだけど、軟弱なめぎたちはただこのスタート地点から湖と山を眺めただけ。

小さなカモさんが山登りしていた。
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おお~ダッハシュタインに挑む!
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おお~氷河へ挑む!?
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・・・と思ったら、滑り降りていった♪
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などとお馬鹿なことを考えていためぎ。

周りにはハイキングの人だけではなく段々と観光客も増えてきていた。でもここは、アジア系の人は殆どいなく、いるのはオランダ人とかドイツ人とか。
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それぞれの氷河の場所からの湧き水が引かれていた。
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バックに写っている人たちの格好を見ると、真夏の半袖の人と真冬かと思うようなダウンジャケットの人が。
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まだまだつづく。

撮影: D600 + 20mm(F1.8)/ 70-300mm(F4.5-5.6)
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ゴーザウカムバーン [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。

ゴーザウ湖を堪能しためぎたちは、曇りは残念だけどせっかくここまで来たのでということで・・・
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ロープウェイで山に上ってみることにした。
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ゴーザウカムバーンというロープウェイ。
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上っていきまーす!!
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どんどん上りまーす!!
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到着!
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ここからまたハイキングコースが。
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ツヴィーゼルアルムという山まで30分で行けるらしい。牛さんに気をつけてね♪
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こんなふうに皆さん歩いていく。
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こんな感じのところ。若干光も指してきたし、気持ちよさそうね。
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犬を連れてくる人もいる。相当に躾をしてある犬たちなんだろうな。

これは斜め撮り。意図は何かと問われたら、なんとも言えないのだけど。
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つづく。

撮影: D600 + 20mm(F1.8)/ 70-300mm(F4.5-5.6)
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ダッハシュタイン周辺の眺め [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。滞在4日目、ザルツカンマーグート観光中。

ゴーザウ湖の近くのロープウェイで上ったところからは素晴らしい眺めが楽しめた。
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例えば、ダッハシュタインの氷河。
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ゴーザウ湖と森。
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ボートのシュプール。
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天気がよかったら、もっと素敵な映り込みが楽しめたかな・・・
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山々の間に広がる風景も素敵。
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こういうところでの暮らしってどんなかな・・・
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ハイキングの帰りの人はまだいない時間帯で、下りのロープウェイはガラガラに空いていた。
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めぎたちは上からの眺めを楽しみたかっただけで30分ハイキングするつもりはなく、そろそろ山を降りることにした。
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さあ、帰りますよ~
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おお、駐車場はもういっぱい!朝は駐め放題だったんだけど。
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車に乗って、まずはガソリンスタンド探し。GoogleMapを使って検索してみた。なるほど、こういうとき、スマホって便利だわね。(めぎ家はナビを使っていないので車にナビの機械はない。)
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そしてまたザルツブルクへ。
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帰りはアウトバーンを使ってサクッと。
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このとき12時半。4日目は半日が終わったところ。まだまだつづく。

撮影: D600 + 20mm(F1.8)/ 70-300mm(F4.5-5.6)
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ザルツブルクのお昼頃 [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。4日目の山へのドライブを終えたところ。

朝7時に宿を出発して午前中ゆっくりゴーザウ湖とダッハシュタインを堪能しためぎたちは、その後さくっとザルツブルクへ戻ってきた。ザルツブルクの外れにある駐車場に車を入れたのは13時頃。それから町を横切って、これを写したのは13時10分頃。傘がいっぱい立っているのは有名なカフェ・トマセリ。
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昼のザルツブルクは観光客でいっぱい。こちらはイスラム系の若者たちのグループで・・・
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こちらはオランダ人グループで・・・
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こちらは中国人グループ。この一枚のみニコワンでの撮影。
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小腹がすいたのでめぎたちはちょっとジャンクフードを食べてみることにした。その売場はこの通り抜け路地の中。
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ガイドブックにも載っている人気のお店で、行列が。
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↑この金髪の女性、韓国人だった。
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行列ができるお店だけど、並んでいるのは世界各国の人たちで、はっきり言えばザルツブルクの人は並んでいない。バルカン・グリルという店でボスナというバルカン地方のソーセージパンを売っているという触れ込みなのだが、一つ3.6ユーロもして高すぎ。オーストリアには元々バルカン地方の人がいっぱい住んでいて、ボスナは珍しいものではないのだが、普通はその半額だ。まあ場所柄高いのだろうとも思うけど。ここはゲトライデガッセからの通り抜け路地で、観光客向け一等地だものね。
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めぎたちは宿に戻って寛いで食べた。ふつうに美味しいので一回くらいは食べてみることをお勧めする。
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それから例によって一休みし、音楽祭に行く前に17時半頃食事。つまんだのは先日もご紹介したマルクト市場で買った魚介のお惣菜。飲み物はスーパーで買った地元の白ワインを炭酸ミネラルウォーターで割ったもの。真夏にはとても美味しい。
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撮影: D600 + 20mm(F1.8), Nikon1 V3 + 18.5mm(F1.8)
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ちょっと離れた会場へ [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。

4日目の午後、宿でゆっくりして夕食をつまんだ後に出かけたのは18時過ぎ。ここはザルツブルクの岩山の反対側。
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ここにはこんなバスが待っていた。
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音楽祭のときにここからシャトルバスが出ているのだ。
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ザルツブルク音楽祭というのは会場が10箇所以上に分かれていて、同じ日に複数の会場で複数の公演が行われている。オペラやウィーン・フィルはメインの祝祭劇場(そこもホールが3箇所有る)で行われるのだが、室内楽のコンサートは教会やモーツァルテウムという音楽学校のホールで、そして演劇が劇場やドーム広場で行われる(日本語では音楽祭と訳されているけれど原語では祝祭劇という名前のイベントで、毎年複数の演劇が披露されており、こけら落としはオペラでもコンサートでもなく演劇だった催しなのだ)。この日はバスで30分位離れた会場で行われる演劇を見に行くところで、そこまでシャトルバスが出ているというわけである。

出発!
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程なく長閑な田園風景に。
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バスの高い座席からの眺めは楽しい。
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まあどうしてもガラスの映り込みが入ってしまうのだが、なんとなくハイテンションで色々撮影。
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こんなアパートもあるのね。
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そして、切り立った山が見えてきた。
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・・・と、楽しく撮影していたのだが、実はバスの中は蒸し風呂のように暑かった。運転手さんはクーラーを入れていると言うのだけど、長い間炎天下に置いておかれたバスのようで、空気が熱々なのだった。乗っている30分の間にクタクタになるほど暑かった。半袖のめぎが汗びっしょりなのだから、スーツのうちのドイツ人は・・・もちろん上着を脱いだとは言え、かなりしんどそうだった。

景色は涼しそうなのにねえ。
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撮影: Nikon1 V3 + 18.5mm(F1.8)
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夜のビールまで [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。

蒸し風呂のようなバスに30分揺られて着いたのはハラインという町に作られた会場。なんだ、駐車場があったのね・・・それなら車で来ればよかったわねえ。
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ハラインはザルツブルクから20kmほど離れていて、岩塩坑のあるところ。ザルツブルクのザルツ(塩)による繁栄を支えたところである。

演劇を見る人達の格好はこんな感じ。背中の見える赤いドレスが目立つが、それ以外は結構普通の格好が多い。
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しばしこんな中庭で涼んでから会場の中へ。
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会場の中は現代的。
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舞台の上では既に演出が始まっていて、みんながお掃除中。
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見たのはシェイクスピアの「嵐」。ずいぶん現代風にアレンジされていたけれど。
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しかし、演出どころではなかった・・・会場もものすごく暑かったのだ。幕間の休憩時間に、暑すぎて演劇の内容にとてもじゃないけど集中できないので後半は外で待っている、とうちのドイツ人が言い出した。うーん・・・正直なところ、一人で観続けたいほどではなかったので(暑くて気が散ってしまったのはめぎも同じ)、めぎたちは幕間で出ることに。今写真を見ても内容をあまり思い出せないほど、ただただ暑かったのだ。

と言ってもどうする?シャトルバスは終了後まで出発しないし、どこか居酒屋でも探して待つ?などとキョロキョロしていたら、ちょうど近くのバス停にザルツブルク行きの路線バスがやってきて、これだ!とそれに飛び乗って戻ってきた。しかも、同じように帰る人達が何人かいた!やっぱり暑すぎるわよね~と話しながら、クーラーの効いた帰りのバスの旅を楽しんだ。(シャトルバスは特に点呼などもしていないので自由。)
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最後まで見ずに帰ったとは言え、ザルツブルクに着いたのは夜10時だった。
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喉乾いたねえ、ビールでも飲もうか、ということに。
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テーブルの後ろにはザルツブルクの絵が描かれている・・・
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牛がいた!
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これにて4日目終了。ザルツブルクはあと1日分。

撮影: Nikon1 V3 + 18.5mm(F1.8)
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ザルツブルクの雨の朝 [ザルツブルク 2016年夏]

現在2016年夏のザルツブルクの話を連載中。今日から滞在5日目の話に突入。

これは5日目の朝8時半頃のゲトライデガッセのモーツァルト生家前。
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こんな仕事車が次々と狭い路地を通っていく。ここは車両禁止なのだけど、朝だけはここのショップの商品搬入が行われるのだ。
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ザルツブルクは観光客のいない早朝から騒々しい。清掃車も来るし、ゴミ収集もあるし。
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ここにだって郵便も届くしね。あ、でも郵便屋さんはうるさくない。自転車かこういう手押し車で配達され、バイクではないからね。
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5日目は雨だった。ザーザー降りではないが、小雨がしとしとと。
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傘を差すほどではないような、でも差さないと結構濡れるような。
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これは韓国からの修学旅行生のようなグループ。9時前から見学かしら。早いわね。
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雨にしっとりと濡れた石畳が綺麗だった。
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撮影: Nikon1 V3 + 18.5mm(F1.8)
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パン屋さんで朝食 [ザルツブルク 2016年夏]

現在2016年夏のザルツブルクの話を連載中。

朝8時半から歩いていったところは・・・
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パン屋さん。
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この前日に朝7時から出かけて駐車場へ行くときにこのパン屋さんを見つけ、入ってみたいねえと話していたのだった。

中は想像以上に面白いところ。古い建物を改装に改装を重ねて使っているという感じ。
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電気のない時代に作られた建物だから、電気の線を引いているのがよく見える。
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その昔は狩猟をしていたのかしらね。
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パン屋さんの奥に狭いけど座るところがあって、めぎたちもここで朝食を取った。肝心の朝食を写してはいないのだけどね。
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ザルツブルクの見所の集中している中心部からちょっと外れたところにあるためか、ずいぶん安かった。まあ普通のパン屋さん価格ということなのだけど。
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食べ終わって外に出てみると、前の広場に市が出ていた。
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マントと帽子、カッコイイ・・・
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今日は雨の一日になりそうだな・・・
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撮影: Nikon1 V3 + 18.5mm(F1.8)
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雨のザルツブルク [ザルツブルク 2016年夏]

今日から再び2016年夏のザルツブルクのお話を。滞在5日目の朝食後のところから。

宿からちょっと遠く離れたパン屋さんで朝食を取っためぎたちは、宿へ戻ってきて休憩。雨だしね・・・
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特に観光するつもりのないうちのドイツ人は、夜のオペラまで宿でゆっくりのんびりすることにして、なんとパジャマに着替えてベッドに入って本を読み出した。めぎは何をしたのかと言えば、窓から下を見下ろして写真撮影。
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両手でカメラを構えると通りの先の方を撮影できないので、カメラを落とさないように首にかけつつ右手だけをぐぐっと伸ばして撮影するというスタイル。めぎのカメラは液晶が固定だしWiFiもないので、ピントあわせは偶然に頼るという感じ。偶然はなかなか面白いが、何十枚も撮って、まあまあなのはほんの数枚。
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両手でカメラを持って撮れる範囲のは、シャッターチャンスを狙う。
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看板を撮るのが楽しいけれど、光を浴びてキラキラ輝く看板じゃなくて残念。
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だから傘を指して歩く人々をあれこれ狙ったが、これと思う面白いのは撮れなかった。それにしても雨でも人がいっぱいだな~
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ちなみに、早朝に撮ったのはこちら。
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朝は搬入やら仕事の車でいっぱいだった。
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撮影: D600 + 70-300mm(F4.5-5.6)/ 20mm(F1.8)
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雨の中の散歩 [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。5日目の午後のこと。

滞在最終日のこの日、オペラまで特にすることもなく手持ち無沙汰のめぎ。窓からの撮影にも限界を感じ、思い切って雨の外へ写真撮影に行くことに。うちのドイツ人は宿でのんびり本を読みつつお留守番。
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これは有名なチョコレートのモーツァルトクーゲルのお店。赤いのが有名だけど、実は元祖は青い、というのも結構有名よね。24個で26.4ユーロって、1個あたり1ユーロより高いってことね。凄い値段だなあ・・・
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雨でもザルツブルクは世界各国からの観光客でいっぱい。
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8月のザルツブルクは早くも冬物が並んでいた。
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この日は8月上旬だったのに、雨の所為か肌寒い。ああ、もう夏も終わり、これからまた秋になり冬になるんだなあ・・・とちょっと暗い気分になる。ザルツブルクから帰ると間もなくめぎの夏休みも終わりだしね。
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通り抜け路地には、バックパッカーたちが雨宿りしていた。宿探しかしら。今時はスマホで宿探しできちゃうのよね。
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骨董品屋さんのショウウィンドウ。
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上にかかっている絵はHugo Mühligという画家ので、1854年ドレスデン生まれ、1929年デュッセルドルフ没だと書かれていた。ザルツブルクでふと見るデュッセルドルフという文字。描かれているのは今から約100年前の世界。
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今から100年後、世界はどうなっているのかな。
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撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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ザルツブルクのフランツィスカーナー教会 [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。

雨の通りで色々写しためぎは、雨宿りも兼ねて近くの教会に入った。
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ザルツブルクに始めて来た一年前(2015年)の記憶では、このあたりに気に入った教会があったような・・・でも、ここじゃないなあ・・・
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3年通いつめた今は、ここが何という教会で目指していた教会はなんと言ってどこにあるかわかるのだが、2年目のこのときはまだうろ覚えだった。

ここはここで素晴らしいけどね。ここにも2015年に入ったことが何回かある。
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雨の日だから窓から入る光はわずか。でも、柔らかな感じが素敵。
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ここはフランツィスカーナー教会というところ。アッシジのフランチェスコ修道会の教会である。その精神の清貧さが感じられるところ。左のオルガンも入れようとしてなんだかどっちつかずな写真になっちゃったけど。
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これは上の写真のトリミング。もっと近づいて近くから撮ればよかった・・・
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今思うと折角の機会が勿体無いが、このときはここはそこそこに後にして、写したいと思っていた教会へ向かった。ここじゃないならあそこだわ、と思いながら。
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撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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ザルツブルクのザンクト・ペーター教会 [ザルツブルク 2016年夏]

現在、2016年夏のザルツブルクの話を連載中。

記憶をたどってやってきたのはザンクト・ペーター教会。訳すと聖ペーター教会。
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初めて訪ねた一年前(2015年)、この白と金の豪華絢爛な空間に魅せられた。
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そのときにも写真を撮ったのだけど(2015年のはこちら)、ニコワンでの撮影だったし、もう一度行ってぜひフルサイズカメラで撮りたいな、と思っていたのだ。今見ると、昨日ご紹介したフランツィスカーナーでももっと色々撮ればよかったと思うのだけど、このときはその前の年のリベンジのことしか頭になかった。
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その割には何という教会でどこにあるのかうろ覚えのままだったのだが、2016年のこの旅の前には義母の目の手術の世話やら義父の奥さんのミュンヘン旅行の付き添いやらでいっぱいいっぱいで、ザルツブルクは最後に保養に出かけたという感じで準備ができなかったのだ。まあ行けばすぐに見つけられると思っていたというのもあるけれど。
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雨のため中は暗かった。さらに、前の年の写真で手ブレが多かったという反省から露出をマイナス補正してシャッタースピードを稼いで撮っていたので、尚更暗い。まだまだ教会の撮り方がわからず、あれこれ思いつきで色々な向きを撮影。まずは20mmをつけっぱなしでぐるっと一巡。これは祭壇のところから入り口を振り返って。
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ここはカトリックのため、懺悔の部屋が並んでいる。一年目のとき、ここに光が指したのがとても綺麗だったんだけどな・・・
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ISOを上げ、明るめに写してみたり。
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こうしてまずは一巡。
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つづく

撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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