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いつかはここへ、と思っていました [ポーランド]

旅の日程的にはちょっと飛ぶけれど、終戦記念日に。
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その電車はこんなに綺麗な色じゃなかったと思うけど・・・
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でも、この線路を見ただけで、重苦しくなってくる。
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そして、行き着く先はこちら。
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ドイツでは「終戦」とは呼ばない。Kapitulation(カピトゥラツィオーン)、すなわち「降伏」と呼ぶ。ドイツ降伏の日は5月8日。
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ドイツにもいくつか、強制収容所が残っているけれど、ポーランドのここはそれらとは意味が違う。
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ドイツ国内の強制収容所は、反ナチスの人たちを政治犯として閉じこめたところ。
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でもここは、罪のない人たちを殺戮することを目的に収容したところ。
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今は博物館としてすっかり綺麗な印象さえ感じるけれど・・・
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ここが、大量殺戮の現場。
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どうやったら少ないガスで大量に効率よく殺せるか、実験したのだという。事前にシャワーを浴びせたのは、人体を温めることでガスのまわりがよくなるからだとか。その実験結果を基に、この近くのビルケナウ強制収容所にもっと大規模なガス室が作られた。

その近くにあるこの看板(危険!高圧・死の危険)。外側に立つ人間だけを思いやるこの言葉。
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ガス室・焼却炉の横には、ここアウシュヴィッツ強制収容所の長官だったRudolf Höß(ルドルフ・ヘス)の絞首刑跡も残されている。
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ここにはたくさんの観光バスが駐車し、非常に多くの人々が見学に訪れていた。
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この日はものすごく暑かった。冬にはものすごく寒いだろう。
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いざ、追い越しの国ポーランドへ! [ポーランド]

今日からまたしばらくポーランドのお話を。

ドイツ国境の町ゲルリッツからポーランド側へ入ると、いきなり道が悪くなる。写真はたまたま綺麗な舗装だけど、多くは継ぎ接ぎだらけで、しかもタイヤの通ったあとがすり減ってへこんでいて、そして、一般道とは言え幹線道路なのに、ずーっとずーーーっと一車線。
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こんな道路を、車がびゅんびゅんかなりのスピードで走るから、常にガタガタ、ぼわんぼわんはねているような印象。そして、びゅんびゅんじゃんじゃん追い越していく。4台くらいの追い越しも普通だ。みんな120キロくらいは出していて、カーブで見えなくても追い越す。前からももちろん追い越そうとしているのがいきなり出てくるし、向こうから車が着ているのに後ろから追い越していくし、運転マナーは無いと言ってもいいくらい。予めポーランド人の同僚からよーく聞かされていたとは言え、実際体験すると恐ろしいの一言。その様子を写真に撮りたいとも思ったが、怖くてそれどころじゃなかった。ルールってものが無いのか・・・それとも、このスリル満点追い越しにも何らかのルールがあるのか。これまで、ポーランド系の学生の不思議な自分勝手な屁理屈に手を焼いたことが何度かあるのだが、それはこのお国柄によるものなのか、とも思ったり。(もちろん、ポーランド系のとってもいい学生もいるけど。)

古いバスが走っている・・・これはかなり綺麗な方。後ろが壊れて黒い煙を噴きながら走っているものが多かった。
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広大な畑が続く。ずーっと、100キロ単位で。
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家の造りが、簡素だなあ・・・

牧歌的に見えるけど、化学肥料の臭いがすごかった。
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少しずつ、チェコとの国境の山の方へ。
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汚れたフロントガラス越しで申し訳ないが、雰囲気をお伝えしたくて次の写真を載せることとする。ポーランドには、幹線道路にこういう並木道が時々ある。ドイツもその昔、幹線道路の多くがこういう並木道だったそうなのだが、どんどん切り倒して太い道路を築いてしまった。ポーランドには、馬車道時代からの名残のこういう並木道が残っているのだ。
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ポーランドも、EUに入って、これからどんどん発展していくうちに、並木道を太い道路に造り替えるときが来るのだろうか・・・これは、先進国側に住む人間の奢りかも知れないけれど、追い越しで恐ろしい道路とは言え、並木道を残していって欲しいなあと感じたり。

怖い道をひた走りに走って着いた山は・・・
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いちばん高いところに何か建っている。そこへ行きたい、とうちのドイツ人は必死に道を探したのだけど、どうも軍事施設のようで、立ち入りする術が閉ざされていた。
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ポーランドの小さな町の風景 [ポーランド]

ああ、あと一日だ・・・一週間、早いような長いような。みんなだんだんと休暇モードから復活し、ようやく通常ペースに慣れてきた感じ。

今日もポーランドの話を。

チェコとの国境の山にあるのは、冬のリゾート地。
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スイスの山か、と思うような可愛らしいホテルが並んでいて、避暑中の人たちでごった返していた。
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そんな人たちを収容するべく、かなり大規模なホテルの建築中。
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ポーランドも、やっぱりそのうちに西欧と変わらない街並みになるのかも。

そんな山をあとにして、ちょっと見晴らしのいいところで休憩。
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この辺りの子どもたちがサッカーをしていた。
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未来のサッカー選手たちかな?

線路を横切るときは一旦停止をするシステム。ドイツでは一旦停止する必要がなく、渡るためにちょっと減速するだけ。同じヨーロッパでも色々違ってて面白い。
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たまに、町がある。ここは、めぎたちがお金をおろそうと思って降りたけど、銀行が見つからなかった町。
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町はこんなに美しいのに、そして消費者金融はあるのに、銀行がない(もちろん、探し足りなかった可能性もあるけど)。両替商はあったけど、めぎたちはECカードから直接ポーランド・ズウォティを下ろそうと思っていたため、手持ちのユーロがあまりなかった。

そう、ポーランドはまだユーロではない。シェンゲンに入ったのでパスポート検査はないが、お金は両替しなければならない。2003年頃は1ユーロ=4.3ズウォティくらいだったそうだが、2008年夏は1ユーロ=3ズウォティくらい。ちなみに、消費者金融は至る所にある。お金を借りてどんどん使いましょう、という雰囲気がみなぎっている。かなり物価が高騰しているので、稼いでも稼いでも追いつかず、お金を借りる仕組みになっているのだろう。ポーランド人の同僚の話では、ポーランド生活に見切りをつけてドイツへ来ることにする人も多いとか。EUとシェンゲンに入ったおかげで、ドイツでも合法的にどんどん働けるし、そういう人はもっと増えるのかも知れない。でも、昔みたいに白アスパラの収穫といった力仕事への労働力としてではなく、きっと色々な分野へ入ってくるのだろうな。ドイツは外国籍の人間を雇うことに寛大だし。

ここは、銀行を見つけてATMでお金をおろしたところ。たぶん、Lwowekという町じゃないかな。
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その町で写した、ポーランドの典型的な若い女性の格好。多くが金髪で、みんな細くて、原色の服で、長い足をいっぱい出している。カッコイイな~
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上の女性たちとは関係ないが、ポーランドでは街中で売春婦を数多く見かけた。ひらひらの可愛い&セクシーな服を着て、男性に声をかける。2人一組で男性2人組に声をかけたり、1人だったり、やり方は色々。田舎道を走っていると、車道の両側に売春婦がヒッチハイクするみたいに立っていて車を止め、商談成立すると森の中のホテルへご案内するというシステムも。チェコではほとんど見かけなかったので、一括りに「東」とは言えないなあ、と実感。
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