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タリンへ [エストニア]

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新年度が始まるまで一週間を切り、ぼちぼちと仕事が始まった。めぎともう一つ別の教科が落第点をつけた生徒の進級をかけた追試をするか否かとか、来年度の時間割とか、教科書の準備とか、ああ始まったなあ・・・という感じ。一年はあまりにも長く、次の夏休みまでの一年間を思うと気が遠くなる。実際は一年ってあっという間なんだけどねえ・・・月日が過ぎるのはあまりにも早くて、いろんなことをつい忘れちゃうし。そういえば、一ヶ月前にこのブログは5周年を迎え、6年目に突入していたのだけど、お葬式のごたごたですっかり忘れていた。そして月末にはめぎがドイツに住み始めて10年目に突入していたのだけど、それも旅行中で忘れてた。こうして数字を並べると、ドイツ滞在はまだ大して長くないけど、ブログは相対的にずいぶん長い間やってますわねえ。

今日からエストニアの旅行記を。出発したのは月がこんな形の日。
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朝4時に起きて5時に出発し、デュッセルドルフから北西へアウトバーンを30分ほど走って着いたのがこちらの空港。大きな駐車場に車を置いて、一週間40ユーロ。(1ユーロは9月1日現在110円弱)
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格安航空会社専用のWeezeという小さな空港。場所はこちら。デュッセルドルフから結構離れてるでしょ。もうほとんどオランダって感じ。




タリン行きのルフトハンザなどは結構高く(片道180ユーロくらい)、このRyanairというのだとなんと片道45ユーロだったのだ。
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安いだけあってスーツケースを預ける場合もお金がかかるし、機内サービスは飲み物も食べ物も全てお金がかかるけど。音楽などのサービスもないし、機内には雑誌もなかった。めぎ家は搭乗前に水を買い、おにぎりとトンカツをお弁当にして持ち込んだのだった。(そんなものはどこにも売られていないから、トンカツは前日に作り置き、おにぎりは4時起きして作った。こういうとき、日本のコンビニが懐かしい。)
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さて、2時間くらい飛んで無事にタリン空港に到着。空港から市街地まではタクシーで7ユーロ弱。近いわ~安いわ~これはタクシーの車内から。
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おお!トラム、ずいぶん古そうで可愛いわね~~あら、ずいぶん軽装・・・夏って感じ!暑いってこと?(いい写真じゃないけど、めぎのウキウキ気分をお伝えしたくてこのまま載せる。)
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あっちの方が旧市街なのね。
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こういう建物も結構目についたけど。
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旧ソ連ということで、私は数年前のルーマニアのような風景を思い描いていたのだが、タリンはブカレストと比べてずっとこざっぱりとしていてずっと秩序だっているという気がした。車の運転も非常に秩序正しいし、街頭に物売りがいない。人々の服装も裕福ではないけれど小綺麗だ。ブカレストでは子供や老人の物乞いもたくさんいたけれど、タリンにはそれも全く無かった。

あら、ガソリンが・・・
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ずいぶん安いわ~ドイツでは1リットル1.6ユーロくらいするのに、ここは1.3もしないのね。ドイツはやっぱり税金が高いんだわ・・・
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そんなこんなとホテルに無事に到着し、早速散策へ。あら、ハーゲブッテですわ♪ 北国って感じね~
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ロシア正教会の木造の小さな礼拝堂とガソリンスタンドをバックにしたこの旧式のガソリンメーターとこの車は、オブジェ?
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壊れた古い倉庫を改築して再開発しつつあるところ。
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北欧風の建物もちらほら。意外と木造が多いのにびっくり(ドイツではほとんど見かけないので)。この崩れかけたお家は使われているのかいないのか、微妙ね。
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そして、いよいよ旧市街の方へ。
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ドイツみたい。
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たしかヴィル門という旧市街の入り口。ね、みんな夏みたいでしょ。たぶん25℃くらいだったのだと思う。カラッとしてて日陰だとちょっと肌寒く、日が当たるとかなり眩しかった。
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今ちょうどこの辺。




つづく。
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一番心に残った通り [エストニア]

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現在8月後半のタリン旅行記を連載中。

昨日のヴィル門から旧市街に入ると、人がいっぱい!これは、入ってすぐ右に伸びる城壁を見たところ。
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このヴィル通りとやらをまっすぐ行くと、旧市街の中心、つまり旧市庁舎のある広場に出るらしい。
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でも、こんなにいっぱいの観光客を見ると、この通りをまっすぐ一緒に行きたくない。きっと広場はとんでもなく人がいっぱいなんだろう。平日なのになんという人出。夏休みだとは言え、ちょっと多すぎない?この旧市街が世界遺産になった影響かしら。(そう思うと富士山にも鎌倉にも世界遺産になって欲しくないなあ。)

そんなわけで人混みを避けてこんな裏通りへ左折。ほら、すごく魅力的でしょ♪
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この通りは、めぎが最初に向かいたかったトームペアという高台の地域の方向だったからという理由で何も知らずとにかく人混みを避けてつい曲がってしまっただけだったのだが、いろんなことがめぎには非常に魅力的で、タリンで一番思い出に残っているところは?と聞かれたら、めぎ的には絶対にここ!
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まず目についたのがこの倉庫のクレーン。
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ハンザ都市のハンブルクやリューベックと同じ。タリンは中世(13世紀から16世紀頃まで)にはReval(レファル)という名前のハンザ都市の一つで、この辺りの建物はその時代のもの。つまり、商人の倉庫を兼ねた建物で、倉庫は上にあってこうしてクレーンで引き上げていたのだ。
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街中のたいていのクレーンは跡しか残っていなかったのだが、ここにはまだロープが残っていた。
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いかにも倉庫という感じの建物。
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入り口も味がありますわ♪
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あら、でも、鍵はずいぶん新しいわね。
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人も出入りしていて、この辺りは今も倉庫として、または住居として、またはお店として生きているらしい。
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ちょっと覗いてみたら、丸いトンネルのような天井には馬をつなぐためのものがあり、ずいぶん崩れたような昔の建物をそのまま使っているようだった。
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世界遺産の旧市街にこんな通りがあろうとは。
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いや、こういう建物とこういう生き方が残っているからこそ、世界遺産なのかも知れないな。

そして、このピンクの建物は・・・
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なんと14世紀にはサウナだったんですって!
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この歴史にちなんでこの通りはサウナ通りという名前がつけられていて、この建物の住所はサウナ通り6番なのである。
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へえぇ~~と改めてしげしげと見ると、これまたずいぶん趣のあるドアですわねえ。
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この呼び鈴、押してみたかったわ。
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でも、現在も住居として使われているようだったから、もちろん押さなかったけど。
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ね、魅力的な通りだったでしょ♪
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この通り、これだけじゃ終わらないの。続きはまた明日。

今日の通りはこちら。




♪ おまけ ♪
ドイツ、6対2でオーストリアを破り、EURO2012の予選を一番乗りで突破!写真はARDから。
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ベテランも若手もみんなゴール。よかったよかった♪

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コーカサス料理など [エストニア]

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現在8月後半のエストニア旅行記を連載中。

ここは昨日ご紹介したタリンのサウナ通り。
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もう少し先には、レストランが。
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可愛い看板♪
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このレストラン、コーカサス料理のお店ですって。
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でも、コーカサス料理って、どんなの・・・?と見てみると、一つのメニューが4カ国語で書いてあった。むむ、マトンのカルパッチョって、どんなのかしら~食べてみたいわ!
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というわけで、滞在中(最初にこの通りを歩いてから4日目くらいの夜)、日本からめぎと同じくここへ出張してきていた研究者さんを誘ってこのレストランへ。
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エストニア旅行記で初っ端からコーカサス料理の話をするのもなんだけど、サウナ通りの話だからどうぞおつきあいを。

グルジアのワインに、コーカサス地方のミネラルウォーター。ワインはスペインのワインに似た感じの、太陽いっぱいの味。めぎ好み♪ ミネラルウォーターはミネラルがありすぎて、かなりキツイ。そうだなあ、温泉水を飲んでいるような感じかしら。
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念願のマトンのカルパッチョを食べためぎ。でも、上にチーズと葉っぱが乗ってて、マトンが見えないわね。タタキって感じで、臭みは全く無く、牛のタタキみたいに美味しく食べちゃった♪
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↑向こうに写っているのはうちのドイツ人。めぎは出張を兼ねてるけど、彼は全くの休暇。楽しそうで何より・・・彼が食べてた前菜は羊の挽肉のワインの葉っぱ包み。研究者さんは野菜サラダ。3人で取った前菜盛り合わせには豆やらクスクスやらが。

メインも羊さん。焼きトウモロコシ添え♪
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これ、こんな悪魔みたいな格好をしたおじさんがみんなの前でブランディーかけてフランベのパフォーマンスしてくれるの。
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楽しく食べて、楽しくおしゃべりして、楽しい夕べでございました♪ エストニア料理についてはまた後日。

さて、まだサウナ通りのお話は続く・・・通りの突き当たりにはこんなお店が。
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ショーウィンドウには、何やら魅力的なものが。
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この皮にうちのドイツ人がすっかり魅せられて購入。いえ、もちろん、全部じゃなくて一枚だけよ。でも、かなりの大きさだったなあ・・・その大きい立派な皮が80ユーロという安さにもびっくりしたけれど。めぎは見たとき200ユーロはするだろう、下手したら300かしら、と覚悟したのだけど、ちょっと拍子抜け。
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え?皮を何に使うかですって?それはもちろん本の表紙にするためよ~でも、買った皮の大きさを考えると、本が10冊はできそうだわ・・・ドイツであれだけの皮を買うととんでもないお値段になるから(革装の本の値段を思えば、一冊分のお値段で10冊分仕入れたってことよね)、本当にお買い得。でも、今特に作ろうと思っている本はないはずなのだけど、いつかDIYシリーズに載る日が来るかしらね。

ところで、昨日から今までご紹介してきたのは、通りの向かって左側に並ぶ建物。
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向かって右側には実はエロティックなお店が並んでいたの。ここは端っこのお店。
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こんな感じのサービスが受けられるみたい。
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サウナ通りって、つまりはそういうことでもあるわけね。


♪ おまけ ♪
昨日のドイツの試合の5分間ハイライト・ダイジェスト。最初にドイツ・テレコムのCMが入る。-1.11くらいのところから数秒間のヨギが好き♡ 喜びだけじゃなく怒りもこうして身体で表現する彼が好き♪

Highlights: Deutschland vs. Österreich



対するオーストリアの選手たちの7人はドイツのブンデスリーガでプレイしている人たちなんですって。場所はドイツのゲルゼンキルヒェン(デュッセルドルフの近く)で、日本人ウシダ(ウチダのこと)がプレイしているシャルケのスタジアム。最初のゴールをしたのはオェーズィルかクローゼか議論になったけど、クローゼということに決まったらしい。喜ぶヨギは脇汗が目立ってるわね~2点目はオェーズィル。レアル・マドリッドでプレイする彼は一人だけ別世界の人のようにうますぎる。このETのようなちょっとかげりのある彼がめぎは好き。3点目はめぎの愛するポルディちゃん。彼はここのところナショナルチームの試合で5試合以上ゴールできておらず、今回得点できなかったらスタメン外される可能性が高かったので、よかったよかった。その後オーストリアがゴールし(3点も取って気が抜けたところをやられたという感じ・・・だめねえ♪)後半へ。後半の始めにまたもやオェーズィルがゴールし、その後ハンブルク出身で今シュトゥットガルトでプレイしているオーストリアの選手がゴールし(このゴールはなかなかにうまかったと思う)、完全主義者のヨギがここで怒鳴り散らし、それから選手交代して出た若手のシュルレがゴール、さらにめぎの愛する(めぎはサッカーに関しては気が多い)19歳のゲッツェちゃんが残り6分くらいのところで交代してすぐにゴール。この素晴らしい運動能力に脱帽。最後の2ゴールのアシストをしたミュラーは、去年のワールドカップのときには新星にして得点王というラッキーボーイのような役割だったけど、21歳にして早くも次の世代のアシストをする側にまわっているなんて(ワールドカップのときもアシストは素晴らしかった)、ドイツはなんて層が厚いのだろう。以上、オェーズィルの素晴らしさに加えて若手の充実度を満喫できて、1試合に6ゴールも見ることができるなんて、楽しかった~♪ 今後、これだけの多才な選手たちを抱えてどうスタメンを組み立ててどんな戦術でゲームするようになるか、ヨギの手腕に期待するめぎ。しかし、今からこんなに強すぎて、来年のEURO2012までこの勢いが保つのかしらねえ。

・・・ドイツ・ナショナルチームのこととなると、語り出すと止まらないめぎ♪ これでもずいぶん端折ったんだけど。
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