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土曜日のデュッセルドルフの様子 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

今週も年末年始の旅行の話には戻れない…仕事があまりにも忙しくて、旅行中の写真を見てその世界にちょっと入り込んで懐かしく思い出したり調べたりする時間が持てないのだ。そのうちもうちょっと余裕ができたらね。

というわけで、たらたらと最近の話を続けることにする。今日は先週末の土曜日10時半過ぎに買い物ついでに写した写真から。
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楽しそうな家族連れだった。
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先日から何度かご紹介しているこの乗り捨てというかシェアタイプのEスクーター、こんな風に並んでいれば、シェアを待ってますよ~という感じでいいのだが…
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こんな風になっていることが多くてねえ。ここはまだ何台か一緒だからたまたま倒れちゃいましたって感じだけど、まさに乗り捨てたという感じが多くて。これだと借りたい気も失せるわよね。自転車だともっとひどい。
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さて、昨今ウィルスがらみでハムスター買い(必要以上に買い込んで貯め込むこと)が多いという話を聞いたので、ドイツのスーパーではどうかしら、と撮影。トイレットペーパーは一部在庫が少ない状態だが、基本的に十分にあった。真ん中の棚のが品薄だが、下の奥にはいっぱいある。売り切れの傾向は紙の質とか何枚重ねなのかとかにもよるみたいで、ひょっとすると特にウィルスがらみで品薄になったわけでもないかも…というのは、ドイツでは在庫管理が日本ほど徹底してなくて、一週間くらい品物が入ってないことはざらにあるのだ。土曜日は普通搬入もないしね。なにしろ日曜が休みだから。
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もしトイレットペーパーが無くなったら、めぎ家は10年以上前に日本からウォシュレットを持ち帰って取り付けてあるので、洗ってタオルで拭くつもり。自宅なら、まあ洗濯物は増えるけどなんとかなるわ~だって、昔のビデと同じでしょ。

石鹸は軒並み売り切れで、ハンドシャンプーも品薄っぽい。写してないが、ドラッグストアではエタノールとかは売り切れ状態。手洗いの徹底がウィルス感染を防ぐ何よりもの対策だとのことで、このリアクションは妥当な買い占めであろうと思う。まあでもいざとなればシャンプーで手を洗ったっていいわけで、なくても困らないわね。シャンプーはいっぱい売れ残っているし。
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スパゲティなどの麺コーナーでは、真ん中の棚の安いメーカーのが売り切れで、上下のは十分な品揃え。つまり必要であれば普通に買える状態。
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以上、確かに多少買い占めの傾向があるようで、この状況を皮肉ってドイツのカリカチュアサイトなどにトイレットペーパーを絡めたスパゲティというレシピが紹介されたり、3か月分の食料を買い込んだら冷凍庫から30㎏分もの食品を捨てなければ入らないとか、そんな話が紹介されている。

缶詰や瓶詰も、新たに買わずともうちのキッチンの収納棚には何かしら積まれていて、この機会に全部食べ切ってみるのもいいねえ、などとうちで話しているところ。そう言えばめぎ家はたまたま1月に日本からインスタントラーメンを送ってもらったところなので、いざとなったら毎日インスタントラーメンという贅沢ができそう♪
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今のところめぎもうちのドイツ人も元気に冬を乗り切ろうとしてて、ひょっとして仕事で会った誰かがウィルス感染しない限り、または学校が休校にならない限り、自宅待機にはならない模様。しかし、めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州の感染者数は3月8日朝8時時点で392人で、それは北海道の3月7日夜11時時点の98人をはるかに上回るのだが、それでも休校・自宅待機・隔離になっているのはものすごく限られた街のみ。先週はデュッセルドルフのある学校の教師が感染したらしいのだが、その学校はその教師と接触が合った人だけを除いて通常授業をしようとした…その試みは、他の教師が半数も病欠を申し出て(!)、授業が成立しなくなって休校に追い込まれたそうだけど。そんなエピソードもまだ対岸の火事でありつつ、同時にいつ自分の学校に火の粉が降りかかってくるかなあと待ち構えているところ。でもこのドイツの調子だと「普通のインフルエンザで亡くなる人はドイツに毎年約2万人もいるのにそれで自宅待機とか隔離とかしてないんだからさぁ」という感じで終わりそうな気もする。
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ところで、椿は16世紀にポルトガル人がマカオからヨーロッパに持ち帰って伝わったそうだ。ドイツではかなりメジャーな花である。今、まさに満開。
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その日がきた [新型コロナウィルスのこと 2020年]

13日の金曜日。これは18時40分頃の仕事帰り。ずいぶん明るくなったがおどろおどろしい雲行き。
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この日、めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州でも来週からの休校が決まった。
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ノルトライン・ヴェストファーレン州はドイツの中でダントツに感染者数が多く、先週の11日の時点でも484人いたのだが、13日には936人になった。そんなに多いのに他の州の方が先に休校を決め、ノルトライン・ヴェストファーレン州の決定はちょっと遅め(もちろん感染者の多い町は既に休校だったが、州全体の休校の決定は遅かった)。しかし、デュッセルドルフも来週か再来週からじゃないかと話していた教職員はああやっと決まったかという感じで平静だったし、既にほかの国々の様子を見てきたため結構準備ができていたという印象。まず月曜と火曜は完全休校ではなく、子どもの預け先を探しきれない親たちの猶予期間として学校を開放し(と言ってもこれは小学生のことで、中学生以上はほとんど来ないと思うけど)、かつ卒業年次(高3)の生徒たちへの最後の授業やら残りの試験やらを行うこととなった。その後3週間の「コロナ休暇」期間となり、次いで2週間のイースター休暇となり、それが明けると今のところは予定通り卒業試験が始まるということで(休み明けの高3は試験のみで、授業はもう無い)、この月火は最後の高3対応に明け暮れる。なにしろあと3週間あったはずの時間が2日間だけになってしまったのだから、卒業試験の最後の対策が…ね。それが終われば休校だが、もちろん他の学年のために順次仕事が続く。休み中もオンライン授業やらデジタル課題の提供やらを義務付けられていて、教師は休みではない。と言っても教師も基本自宅で仕事をするということになるようだ。いつでも連絡がつく体制でいるという条件で。
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いやはや、2週間前には日本の休校の話を遠い異国の話として流して聞いていたのだが、結構急速にここまで波がやってきたわねえ…津波のように。
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金曜日はこの後夜の11時過ぎまでメールなどでの連絡やらの対応に追われた。校長や高等部主任からの取り決め・方針なども順次入り、みんな今も仕事してる…と思いながら。その後、14日昼前には州の感染者数が1600人を超えた。デュッセルドルフはまだ20人ちょっとなのだけど、そのうちにバーンと増えるのかもしれない。その前に休校になって良かったのかも。

今日の写真は全てスマホ撮影。ここの撮影が難しかった。さて、どんな春になるのかしらね…
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めぎにとっての春一番 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

今日の写真は13日金曜日の午前中、いつものマルクト市場から。
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この日の午前中に州政府が学校休校について協議するとニュースにあったので、来週からかな、再来週からかな、と思いながら買い物していた。

昨日の続き&追加の情報としては、学校に続き月曜日から劇場や美術館、映画館、体育館とかが閉鎖、バーやディスコなども閉鎖、火曜日からサウナやプール、フィットネススタジオなども閉鎖、市民大学(日本で言えばカルチャーセンターのようなところ)や音楽教室なども休校、私立学校も閉鎖、等々。ドイツもとうとう国境閉鎖(フランス、スイス、オーストリア)に踏み切った(でも物資輸送と通勤はOKとのこと)。が、オランダとベルギーとの国境はまだ空いているようだ。医療に関しては、既に普通の風邪程度なら医者に行かずに電話だけで1週間までの病欠診断書を出してくれることになっていたのだが(普通は3日以上休む場合は医者を訪ねて診断書をもらわなければならない決まり)、それが2週間まで電話でOKとなったとか。それで無理して仕事をして感染する人を減らせるというわけである。医療の方もそれでコロナの方へ力を入れられるし、病院で感染するというような無駄な感染も防ごうとしているのだろう。現在めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州の感染者数は2千人を超えている。こうやって数が増え続ける背景には、確かに感染者が増えたということなのだが、ちょっとでも具合が悪ければ医者に行って診断書を書いてもらって正規に病欠するというシステムがドイツで成り立っているからで、つまり医師の診断書があれば有給休暇を使ったりしないで有給で休めるので、誰もが正規に休もうとして医者に行き、疑わしいのはすぐ検査を受けるからだと思う。

さてさて…めぎたちがいつも買い物している美味しいラム肉の店のところに、羊さんたちがいた。
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僕たちうめぇぇぇぇ~なあんて。
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この日、クマネギ登場!春だわ~!!
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サラダ菜も!
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写してないけど青ネギもあった。キュウリも(これは先週からだけど)あった。ああ、春だわ~美味しいものをきちんと食べて免疫力をつけておかなきゃね。

どこに行かずともうちの周りで春を愛でられるドイツ。心に余裕をもって写真撮影を楽しみましょ…
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