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土曜日のデュッセルドルフの様子 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

今週も年末年始の旅行の話には戻れない…仕事があまりにも忙しくて、旅行中の写真を見てその世界にちょっと入り込んで懐かしく思い出したり調べたりする時間が持てないのだ。そのうちもうちょっと余裕ができたらね。

というわけで、たらたらと最近の話を続けることにする。今日は先週末の土曜日10時半過ぎに買い物ついでに写した写真から。
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楽しそうな家族連れだった。
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先日から何度かご紹介しているこの乗り捨てというかシェアタイプのEスクーター、こんな風に並んでいれば、シェアを待ってますよ~という感じでいいのだが…
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こんな風になっていることが多くてねえ。ここはまだ何台か一緒だからたまたま倒れちゃいましたって感じだけど、まさに乗り捨てたという感じが多くて。これだと借りたい気も失せるわよね。自転車だともっとひどい。
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さて、昨今ウィルスがらみでハムスター買い(必要以上に買い込んで貯め込むこと)が多いという話を聞いたので、ドイツのスーパーではどうかしら、と撮影。トイレットペーパーは一部在庫が少ない状態だが、基本的に十分にあった。真ん中の棚のが品薄だが、下の奥にはいっぱいある。売り切れの傾向は紙の質とか何枚重ねなのかとかにもよるみたいで、ひょっとすると特にウィルスがらみで品薄になったわけでもないかも…というのは、ドイツでは在庫管理が日本ほど徹底してなくて、一週間くらい品物が入ってないことはざらにあるのだ。土曜日は普通搬入もないしね。なにしろ日曜が休みだから。
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もしトイレットペーパーが無くなったら、めぎ家は10年以上前に日本からウォシュレットを持ち帰って取り付けてあるので、洗ってタオルで拭くつもり。自宅なら、まあ洗濯物は増えるけどなんとかなるわ~だって、昔のビデと同じでしょ。

石鹸は軒並み売り切れで、ハンドシャンプーも品薄っぽい。写してないが、ドラッグストアではエタノールとかは売り切れ状態。手洗いの徹底がウィルス感染を防ぐ何よりもの対策だとのことで、このリアクションは妥当な買い占めであろうと思う。まあでもいざとなればシャンプーで手を洗ったっていいわけで、なくても困らないわね。シャンプーはいっぱい売れ残っているし。
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スパゲティなどの麺コーナーでは、真ん中の棚の安いメーカーのが売り切れで、上下のは十分な品揃え。つまり必要であれば普通に買える状態。
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以上、確かに多少買い占めの傾向があるようで、この状況を皮肉ってドイツのカリカチュアサイトなどにトイレットペーパーを絡めたスパゲティというレシピが紹介されたり、3か月分の食料を買い込んだら冷凍庫から30㎏分もの食品を捨てなければ入らないとか、そんな話が紹介されている。

缶詰や瓶詰も、新たに買わずともうちのキッチンの収納棚には何かしら積まれていて、この機会に全部食べ切ってみるのもいいねえ、などとうちで話しているところ。そう言えばめぎ家はたまたま1月に日本からインスタントラーメンを送ってもらったところなので、いざとなったら毎日インスタントラーメンという贅沢ができそう♪
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今のところめぎもうちのドイツ人も元気に冬を乗り切ろうとしてて、ひょっとして仕事で会った誰かがウィルス感染しない限り、または学校が休校にならない限り、自宅待機にはならない模様。しかし、めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州の感染者数は3月8日朝8時時点で392人で、それは北海道の3月7日夜11時時点の98人をはるかに上回るのだが、それでも休校・自宅待機・隔離になっているのはものすごく限られた街のみ。先週はデュッセルドルフのある学校の教師が感染したらしいのだが、その学校はその教師と接触が合った人だけを除いて通常授業をしようとした…その試みは、他の教師が半数も病欠を申し出て(!)、授業が成立しなくなって休校に追い込まれたそうだけど。そんなエピソードもまだ対岸の火事でありつつ、同時にいつ自分の学校に火の粉が降りかかってくるかなあと待ち構えているところ。でもこのドイツの調子だと「普通のインフルエンザで亡くなる人はドイツに毎年約2万人もいるのにそれで自宅待機とか隔離とかしてないんだからさぁ」という感じで終わりそうな気もする。
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ところで、椿は16世紀にポルトガル人がマカオからヨーロッパに持ち帰って伝わったそうだ。ドイツではかなりメジャーな花である。今、まさに満開。
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その日がきた [新型コロナウィルスのこと 2020年]

13日の金曜日。これは18時40分頃の仕事帰り。ずいぶん明るくなったがおどろおどろしい雲行き。
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この日、めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州でも来週からの休校が決まった。
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ノルトライン・ヴェストファーレン州はドイツの中でダントツに感染者数が多く、先週の11日の時点でも484人いたのだが、13日には936人になった。そんなに多いのに他の州の方が先に休校を決め、ノルトライン・ヴェストファーレン州の決定はちょっと遅め(もちろん感染者の多い町は既に休校だったが、州全体の休校の決定は遅かった)。しかし、デュッセルドルフも来週か再来週からじゃないかと話していた教職員はああやっと決まったかという感じで平静だったし、既にほかの国々の様子を見てきたため結構準備ができていたという印象。まず月曜と火曜は完全休校ではなく、子どもの預け先を探しきれない親たちの猶予期間として学校を開放し(と言ってもこれは小学生のことで、中学生以上はほとんど来ないと思うけど)、かつ卒業年次(高3)の生徒たちへの最後の授業やら残りの試験やらを行うこととなった。その後3週間の「コロナ休暇」期間となり、次いで2週間のイースター休暇となり、それが明けると今のところは予定通り卒業試験が始まるということで(休み明けの高3は試験のみで、授業はもう無い)、この月火は最後の高3対応に明け暮れる。なにしろあと3週間あったはずの時間が2日間だけになってしまったのだから、卒業試験の最後の対策が…ね。それが終われば休校だが、もちろん他の学年のために順次仕事が続く。休み中もオンライン授業やらデジタル課題の提供やらを義務付けられていて、教師は休みではない。と言っても教師も基本自宅で仕事をするということになるようだ。いつでも連絡がつく体制でいるという条件で。
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いやはや、2週間前には日本の休校の話を遠い異国の話として流して聞いていたのだが、結構急速にここまで波がやってきたわねえ…津波のように。
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金曜日はこの後夜の11時過ぎまでメールなどでの連絡やらの対応に追われた。校長や高等部主任からの取り決め・方針なども順次入り、みんな今も仕事してる…と思いながら。その後、14日昼前には州の感染者数が1600人を超えた。デュッセルドルフはまだ20人ちょっとなのだけど、そのうちにバーンと増えるのかもしれない。その前に休校になって良かったのかも。

今日の写真は全てスマホ撮影。ここの撮影が難しかった。さて、どんな春になるのかしらね…
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めぎにとっての春一番 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

今日の写真は13日金曜日の午前中、いつものマルクト市場から。
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この日の午前中に州政府が学校休校について協議するとニュースにあったので、来週からかな、再来週からかな、と思いながら買い物していた。

昨日の続き&追加の情報としては、学校に続き月曜日から劇場や美術館、映画館、体育館とかが閉鎖、バーやディスコなども閉鎖、火曜日からサウナやプール、フィットネススタジオなども閉鎖、市民大学(日本で言えばカルチャーセンターのようなところ)や音楽教室なども休校、私立学校も閉鎖、等々。ドイツもとうとう国境閉鎖(フランス、スイス、オーストリア)に踏み切った(でも物資輸送と通勤はOKとのこと)。が、オランダとベルギーとの国境はまだ空いているようだ。医療に関しては、既に普通の風邪程度なら医者に行かずに電話だけで1週間までの病欠診断書を出してくれることになっていたのだが(普通は3日以上休む場合は医者を訪ねて診断書をもらわなければならない決まり)、それが2週間まで電話でOKとなったとか。それで無理して仕事をして感染する人を減らせるというわけである。医療の方もそれでコロナの方へ力を入れられるし、病院で感染するというような無駄な感染も防ごうとしているのだろう。現在めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州の感染者数は2千人を超えている。こうやって数が増え続ける背景には、確かに感染者が増えたということなのだが、ちょっとでも具合が悪ければ医者に行って診断書を書いてもらって正規に病欠するというシステムがドイツで成り立っているからで、つまり医師の診断書があれば有給休暇を使ったりしないで有給で休めるので、誰もが正規に休もうとして医者に行き、疑わしいのはすぐ検査を受けるからだと思う。

さてさて…めぎたちがいつも買い物している美味しいラム肉の店のところに、羊さんたちがいた。
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僕たちうめぇぇぇぇ~なあんて。
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この日、クマネギ登場!春だわ~!!
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サラダ菜も!
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写してないけど青ネギもあった。キュウリも(これは先週からだけど)あった。ああ、春だわ~美味しいものをきちんと食べて免疫力をつけておかなきゃね。

どこに行かずともうちの周りで春を愛でられるドイツ。心に余裕をもって写真撮影を楽しみましょ…
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月曜日の朝 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州の休校が始まる朝、日の出はめぎが家を出る時間よりも早くなっていた。3月16日の日の出は6時43分。いつの間に6時台になっていたとは…これは7時19分の撮影。
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7時20分にうちを出て、うちのドイツ人に車で学校まで送ってもらう。光が美しかった。
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世の中がコロナウィルスの猛嵐だなんて、想像もつかない明るさ。
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途中で見えた綺麗な桜。
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学校には高校3年生以外に誰も来ていない。高3は本来ならば4月第一週までで全ての授業を終え、2週間のイースター休暇後からの卒業試験を待つのみになるはずだった。しかし最後の3週間の授業が休校で無くなったので、その間にするはずだったプリントなどを生徒に渡す機会を作り、質問等にも答える場を、ということで、月曜と火曜は臨時のブロックコースをすることになったのだ。入試のないドイツでは高校の卒業試験は大学入学資格試験でもあって、その試験は一生に2回までしか受けられないという制約もあり、卒業試験で取った成績で行ける大学がほぼ決まるということもあり、生徒の人生がかかっている。だから、この週末はハッキリ言えばその他の学年のことはとりあえず横に置いて高3生のための様々な準備に追われていた。

60歳以上の同僚は来ないようにというお達しで、残りの人員であれこれと休校に入る準備。多人数が集まると感染の恐れが高まるということで、職員会議も大きな講堂に間隔を置いて一人ずつ座る。生徒とのブロックコースも、教科ごとの打ち合わせも、できるだけ5人以下で行い、こまめに換気することという指示。終わった人はしゃべってないでさっさと帰れ、ということで、めぎは会議と打ち合わせを終えて10時には学校を後にした。めぎの担当のブロックコースは火曜日なので、月曜は授業がなかったのだ。だからあとは自宅で火曜日の準備。水曜日以降は自宅でその他の学年への休み中の課題を順次準備してメールで送ったりe-Learningオンラインに載せたりすることとなっている。いやはや。

で、帰りはバスで。バスの運転手さんはいつもの前方の乗り口は開けず、後ろの降り口から乗るようにと手振りで指示。公共交通機関も人との接触をできるだけ避ける工夫をしているようだ。凄いなあこの徹底ぶり。これはバス停から降りてきたところ。
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あの桜はさらに開花していた。
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この桜がなんという桜なのかは全く分からないが、早咲きで、慎ましい感じ。
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数年前の嵐で枝が折れ、その後ずっと放置されていたのでさらに傷みが激しくなり、あまり元気でなさそうだったのだが、今年は去年よりも多く花をつけている。
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どこにも載せられないけどこんな状況の学校を自分の気持ちの整理のためにも撮っておこうと、Z50にキットレンズという軽いセットを持ち出していたのだが、綺麗な光の下で桜が撮れて楽しいひととき。
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まあこんな風に光が当たって花びらにしべの影ができているのが写真としていいかどうかは何とも言えないが。
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今年の卒業生たちは、自分たちはコロナの年の卒業なんだ、と一生口にすることになるのだろうな。この状況の下、嵐に翻弄されずしぶとく冷静にすべきことを成し遂げ、美しく花を咲かせられますように。
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火曜日のこと [新型コロナウィルスのこと 2020年]

春の陽気のドイツ。咲くまでもうちょっと。
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冬の帽子をかぶったまま、あったかいな~と言っているみたい。
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ドイツも休校になって2日目、この日は高3生への最後のブロックコースをする予定になっていた。それも、一つのグループは5人以下で、というお達しに沿って、生徒を時間ごとに別々の教室に割り振って、という非常に面倒な準備をしていたのだが…月曜日の夜、それがすべて中止となった!教職員も生徒もみんな、自宅待機してくださいとのこと…これで、卒業試験前に生徒に最後に会う機会を完全に奪われてしまったわ…あーあ…まあでも、もう仕方がないわね。今日は月曜日に会えなかった60歳以上の同僚と電話でおしゃべり。彼女の娘さんたち、今ヨーロッパ内だけどそれぞれ留学中で、この国境閉鎖でしばらく誰にも会えなくなっちゃったみたい。

鳩除けのところにクレマチスが可愛らしく花芽を伸ばしていた。
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こちらのクレマチスも元気。
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去年咲かなかったライラック、今年はほんの少しだけど咲きそう。
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せっかく春なのに旅行もままならない状況なので、バルコニーを明るくしようと思って椿を買ってきた。
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めぎは州の職員だから、授業がなくてもオンライン授業やらデジタルで課題を送るやらで仕事をし、給料が支払われる。会社員もホームオフィスで仕事をして給料が出る。しかし、非常勤講師とか自営業の人は大変よね…劇場やオペラ座も閉まって演奏家や歌手や俳優はもちろん照明とか大道具とかも仕事が無いし(それでもドイツはオペラ座付きのサラリーマン契約の歌手とかもいるので、そういう人は収入があるけれど)、通訳とか旅行ガイドとかをしていた人も全く仕事がない状態が少なくとも4月後半まで続くわけだし、飲食店も午後3時までの営業というお達しでレストランにとっては大変な痛手だろうし、ドイツ中ホテルも旅行者を泊めてはいけないという命令で(やむを得ない急用ならいいらしい)、みんなどうなっちゃうのかしらね…そんなことを思っていたら、いつもカメラやレンズを買っているお店もしばらく閉店するって!オンラインでは買えるというけれど。食料品店やスーパー、配達業務は引き続きOKらしく、いくつかの大手スーパーとアマゾンが人員急募しているとか。つまり仕事のない人はスーパーやアマゾンで働けばとりあえずお金になるということなんだろうけど、ねぇ。

バラも元気。
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ここ数年全く元気のなかった藤が小さな芽を出した。
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州や市の接客が必要とする業務もストップするらしく、実はうちのドイツ人の身分証がまもなく期限を過ぎるので新たな身分証の申請をしてこの17日に取りに行くことになっていたのだが、前日に州からメールが来て、しばらく業務を停止するので引き取りは後日に延期ですって。でもいつ受け取れるか、未定。多分それまでに期限も切れちゃうんだけど、その期限を過ぎても一定期間は有効という期間もひょっとして過ぎちゃうんだけど、それってどうなるの…?いや、彼はドイツ人だからドイツを出ない限りは身分証も大して必要じゃないからいいけど、でも荷物が不在だったときに郵便局に取りに行くときとか身分証は必要で、そういうの、どうしてくれるの…?まあめぎが受け取ればいいけどさぁ…

去年、うちの近くで改装工事のため切られてしまった野ブドウの根を切り取ってきて植えたのが、生き延びてくれたみたい。
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紫陽花はとても元気。今年も花が咲くかはまだ分からないが、緑の勢いに心癒される。
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春の光の下で [新型コロナウィルスのこと 2020年]

春分も過ぎて、ドイツでは春の始まり。
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日差しも強くて明るくて暖かそうに見えるけど、実は結構冷えている。土曜日の気温は最低が1℃、最高も10℃だった。
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これからしばらく冷えるとの予報。月火水と最低がマイナスの予報が出ている。でも、道端の花壇では椿が満開。花のもちがいいかもしれないわね。
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これだけ見ていると、コロナ騒ぎが別の世界のことのよう。
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現在ドイツは社交を断つように要請されていて、街によっては外で人と集うことを禁じるところも出始めた。レストランやカフェ(どちらも15時で閉店)で友達に会うのはもちろん、公園のベンチでおしゃべりもダメで、自宅の庭でも人と集ってはいけないという。ケルンなどでは、一緒に暮らしている人(つまりたいていの場合は家族)と以外は外を一緒に歩いても行けないとか(別々に暮らしていても人生のパートナーならOK)。そうでもしないと若者のコロナパーティーを防げないからだというお話…最悪は外出禁止令にまでいくかもしれなくて(ドイツのいくつかの街はそこまでいっちゃった)、そうなると特別な仕事の人と買い物以外の外出は禁止になって、散歩に出ることも禁止されてしまう。現在既に子どもの遊ぶ公園の遊び場なども封鎖され、だから子どもも友達にも会えずずっとうちにいて、人によっては仕事も失って、閉じ込められたうちの中でストレスが溜まって喧嘩やら暴力やらも起こっているらしい。そういう意味でも、せめて外でリフレッシュできる術を残しておいてほしいと切に願う。一部の輩の所為で大多数の人の自由が奪われるのって、なんだかなあ。本当は、うちの中に篭るより外の空気を吸った方がウィルス対策にもいいはずなのに。決断はこの日曜日に下されるとのこと…(そういう段取りだったのにバイエルンが自分の州に早々に金曜日に外出禁止令を出し、他の州から非難囂々…)

はぁ…デュッセルドルフの外出自由はいつまでかしら。
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ここ、影や映り込みが面白かったので。
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小さな白い桜みたいな花の蕊の影。
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いつも金曜日に市場が開かれるところは、金曜日以外はこんな状況。
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山吹みたいな花が咲いていた。
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3月20日までのドイツの感染者数は1万7千人ほどで、めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州は4千人ぐらい。デュッセルドルフは200人ぐらいで、そのうちの2人はめぎの学校の生徒だという連絡があった。と言ってもめぎの教えている生徒ではなく、従って14日間の自宅待機には幸運にも全く引っかからなかったけど。その生徒たちももう快復したとのこと。

先日から単なる感染者数だけでなく10万人当たり何人が感染しているかと言う統計も出て、デュッセルドルフは30人ほど。ドイツ全体の平均は20人だそうで、それよりは多いが、このパーセンテージがものすごく多いのか、感染症としては普通なのか、めぎはよくわからない。幸か不幸か、もうたくさん感染者がいるので、学校の生徒がかかってももはやニュースにもならない。これだけ感染が広がると、症状が出ないだけでめぎも感染しているのかもしれないな、と思う。仲の良い同僚の娘さんがカーニバルの頃にひどく喉の痛い風邪を長く引いていたと言っていたし、めぎの教えている生徒たちにも長く病欠していた人もいたし。ある意味、感染して既に自ら抗体を作ってあったらかえって幸せかもしれないな、と思う。ドイツでこれだけ感染者数が増えたのは、感染した人(ドイツの場合1~2月ごろ北イタリアにスキー休暇に行って感染して戻ってきた人)が2月20日以降カーニバルをみんなで祝って大量感染につながり、症状が出た人たちの周りの人たち…つまりカーニバルを共に祝った場所にいた人たちやその職場の人たち・家族等の全てがテストされて感染が見つかったという経緯があるので、みんながみんな症状が出ているわけではないのだ。これが、メルケルさんの言う、国民の60~70%が感染する可能性がある、という意味なのだろう。そのうちの1%が亡くなるとすると確かにかなりの数値になり、急激だと医療が間に合わなくなる危険があって、だからこうしてみんなうちにいて感染の周りを遅らせましょってことになっているんだけど。

しかし、症状が出ていない人からも感染するのかしら?潜伏期間中に?そこのところがどうも何を見てもはっきりしないんだけどなあ。同僚の娘さんがひょっとしてコロナだったとしても、それから1か月経っても同僚に症状が出ていない以上、めぎに移る可能性は非常に低いわよね。とすると、やっぱりまだ抗体はないってことかな…

春の光は日に日に強くなってきた。これとともにウィルスも鳴りを潜めてくれたらいいのだけどね。
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散歩はOKになった [新型コロナウィルスのこと 2020年]

今日は日曜日の散歩で撮った写真から。

日曜日の午前中、ひょっとするとこれでしばらく散歩に行けなくなっちゃうのかもしれないな…と思いながらいつもの1時間の散歩に出た。
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春の息吹が眩しかった。
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ドイツでも感染者数が2万人を超し、アメリカなどと同様に外出禁止令が出るかも…その決定が日曜日の午後に行われるメルケルさんたちの会議で下される予定だったのだ。
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先週まででドイツでは、休校、コンサートや映画館などの閉鎖、遊園地や子供の公園の遊び場も閉鎖、レストランなど飲食店は午後3時までの営業、薬局や食料品店など一部の店以外は閉店、公園や通りで人と集ってはいけない等々、様々な細かいことが次々と禁止されてきた。今や日本よりもずっと厳しい禁止条項の元で暮らしている。それが外出禁止令まで行きつくと、医者に行く&薬か食料の買い物に行く&例外として認められた仕事に行く以外は、みんなうちにいなければならなくなる。それでもジョギングと一人か家族との散歩はOKという談話もあったが、さて、それがどう決定されるのか、ドキドキの日曜日だった。
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結果、外出禁止令を見送る代わりに、3人以上の集いを禁止する、とのこと。つまり、外では2人までしか会ってはいけないし、1.5m以上、できれば2m離れて話せとのこと。例外は家族(核家族)と、同じ家計で暮らしている人、とのこと。外に出ることが危ないのではなく、社会的交際が危険なのだから、と。そういう意味で、飲食店も全て閉店となった(テイクアウトはOK)。床屋さんなども閉店。
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そうかあ…ドイツ人って、あくまでも理にかなったことをするんだわね…
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ドイツはマスクをする国ではない。だから、人と会うことをやめ、会う場合には1.5m以上の距離を置くこと、というのが何よりも強調されたことだった。そのためカフェやレストランも閉店なのだ。仕事も在宅勤務で、スカイプなどで会議ができるでしょう、と。人と近づいたり接触したりしなければ、感染は防げるから、と。それが、マスクをして仕事に行きましょう、マスクをして卒業式をしましょう、というやり方より本当に効果があるのか、数週間後を見なければ結果は分からないけれど。

それにしても、ホント、散歩が好きな国なんだなあ…メルケルさんの会見でも、わざわざ散歩はOKって言及していた。ただ、散歩も一人か家族とだけってしっかりつけ足していたけれど。
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めぎはドイツのそんなところが好きなのだ。ある意味、だからドイツにいるのではないかと思う…
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ドイツのいいところ…めぎにとっていいところ、と言う意味だけど、その一つは自然の中の散歩を気軽に楽しめる環境だ。州庁舎のすぐそばという思いっきり街中に住んでいるのに、うちから歩いて5分のところにこういう空間があって、それがどれほど心の癒しになっているかわからない。
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そんなわけで、しばらくめぎの暮らしはいつもと変わらないという感じ。しばらく旅には行けないが、もともと今回のイースター休暇は旅の予定をしてなかったので、うちにいて天気が良ければ散歩に行って写真撮ってブログ書いてのんびりして1週間に2回くらい食料品買いに行って…と。まあコロナ騒ぎがなければ友人に会ったりもしただろうけど、禁止になった以上は仕方がない。
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メルケルさんは日曜日の会見の後、彼女が数日前に会った医者が感染したことが分かったとかで、自宅隔離に入ったらしい。なるほど、そういうこともあるわね。そういうことを避けるためにも、人には会わない方がいいってことね。散歩中にたまたま誰かに会っても、1.5m以上離れて、手短にね。みんな元気でこの事態を乗り越えられますように。
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人々の様子 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

ここ連日、目の覚めるような青空のデュッセルドルフ。
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冬の晴天と光の強さが全く違う。でも、かなり寒い。今朝はマイナス1℃だった。
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これは先週金曜日の撮影で、若干曇りだったのだが、その日も寒くてこんなに厚着。
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この日から並ぶ人々の間隔が広くなった。
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3人以上で人と会ってはならず、会う時は1.5mの間隔をあけて、これは推奨ではなく規則なのです、とメルケルさんは言ったのだが、要請とか推奨とか自粛とかではなく国家が禁止・規則化したところが日本との大きな違いだわね…いきなり非常事態宣言で猫も杓子も外出禁止にするのではなく、ある程度理にかなった方法で規則化するところが凄くドイツらしい(と言ってもドイツだったらいつもそうとは言えなくて、多分メルケルさんの思慮によるのではと思うのだが…だってバイエルン州はアメリカ並みにあっという間にバーンと外出禁止にしてたからね)…いずれにせよ、規則にしなければならないほど感染者が増えたということもあるけどね。日本は圧倒的に感染者数が少ないので、自粛とマスクで十分ウィルス封じ込めができているってことかな。

ふつう許されているあらゆる社会的活動を国家主導で禁止したドイツは、それで起こる経済的損失をある程度国家が負う(貸付ではなく払ってくれる)覚悟のようだ…まずは家賃が払えない人もすぐに追い出してはいけないという決まりが作られ家主に補助金を出すことになっていたのだが、さらに今日の閣議で決まったことによると、とりあえず人と会うことを禁止したせいで仕事ができなくなった状態、つまり収入が無くなった状態でも家賃やら給料やらを払えるようにと、例えば自営業や5人までの小さな会社に3か月分として最高で9千ユーロ(約100万円)をくれるって…ホント!?これ、めぎは州職員だから全然関係ないけど、自営業のうちのドイツ人にとっては人と会っちゃいけないって決まってちょっとそれなりに影響あったので、ホントにくれるなら実際は9千ユーロよりずっと少ないにしても嬉しい(ホントにくれるか、詳細がどうなるかは今後州議会が決定しないとわからないが)。この事態が長引いたらさらに利息なしで貸し付けてくれるという案もあるらしい…すごいなあ、でも国家としては恐ろしいほどの支出になって、将来どうなるのかな…そう言えば日本で国民一人一人に10万円くれる?とかっていう話はどうなるのかなぁ…自粛や休業で損失を背負って倒産寸前っていう話が日本では既に多いようだったし、お金くれるんだったらその人たちをなんとか助けてあげてくれたらいいわよねぇ…それにしても、日本でコロナ騒ぎが始まった頃、きっとオリンピックには絶対に影響が出ないようにといち早く全国休校にしたんだろうに、今や世界中がこんな状況になっちゃって、やったらボイコットするなんて言い出す国も出て、なんとも割に合わないわねぇ…それにしてもホント、こういうとき、それぞれの国がどうするのか、やり方とか早さとか思惑とか色々違いがあって興味深いなあ。

ところで、めぎから見ると結構手厚く保護・補助してもらえそうなドイツ人の反応は、これまでのところ全く理性的とは言えず、かなりヒステリック。まあ今週どうなっているかは見ていないのでわからないが、先週の水曜日にはトイレットペーパーが売り切れ状態になっていた。
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この土曜日にもなくて、家庭に一パックずつ、と言う掲示が出ていた。水曜から土曜の間に入荷して、でもそれもあっという間にハムスター買いされたってことかな。
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ドラッグストアも同様。2週間ぐらい前は若干品薄なだけでまだあったが、その後事態はガラリと変わったみたい。
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めぎ家はトイレットペーパーの買い置きがなく、現在最後の1ロール。以前から考えていたように、めぎはウォシュレット&タオルに切り替えた。以前日本の温泉でもらってお土産にドイツに持ち帰ったタオルと言うか手ぬぐいがいっぱいあるし、それをせっかくだからこの際使ってこまめに洗濯すればいいのよ。ウォシュレットがなくても、どうせホームオフィスでうちにいるんだし、何ならいちいち脱いでシャワーで洗えばいいのよ(ドイツの場合はトイレがバスルームにあるからそれも手軽にできる)。
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それにしてもお国柄ってすごいなと思ったのが、ハムスター買いの内容の各国の違い。ドイツはトイレットペーパーと石鹸とスパゲティ。フランスは赤ワイン。アメリカは銃と弾薬ですって…いやはや。
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パニックになると現れる人間性。怖いな。
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街の様子 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

今日も光の眩しいデュッセルドルフ。
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こんなに晴天が続くのって、ものすごく珍しいこと。同時にとても乾燥していて、手がガサガサ…
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街はとても静かだ。なにしろこういう公園の遊び場で遊ぶことも禁止されてしまったので子どもの声が聞こえないし…
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食料品店と薬局以外の店はすべて閉鎖なのだから。めぎ家の近くの美容院には…
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こんな掲示があった。お金ないよ~って。
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↑これ、文字通り訳すとレジは(または金庫は)カラカラに空っぽっていう意味で、泥棒に入ってもここにはお金ないよと言う意味なのだろうが、お店を閉めなければならなくなって、我々美容師たちは懐が空っぽだよ、というメッセージも篭っているのだろうと思う。

そう、そういう人たちを助ける手立てを決めてほしいわよね。本当に、日銭で生活をしている人はいきなり収入を断たれてしまっているのだから。これが一か月続いただけでも、コロナにかかる前に食べ物も買えなくなって家賃も払えなくなってしまうのだから。ドイツでは昨日書いたようにとりあえず3か月分として自営業者にも約100万円までの援助があるようだけど(詳細はまだ)、それと同時に3人以上の集会が禁止されたので、その罰金(Bußgeld)も決まった。3人以上が集まって話していたらそれぞれ200ユーロ(約2万4千円)、ピクニックやバーベキューは250ユーロ(約3万円)、スポーツイベントを計画したら1000ユーロ(約12万円)、レストランやカフェのテイクアウトを店から50m以上離れずに食べたら200ユーロ。これらは一回目の罰金で、悪質な場合はこの倍、二回目以降は2万5千ユーロ(約300万円!)。そうそう、10人以上の集会をやったら罰金(額不明)か最高5年までの自由剥奪(禁錮など)だって…今日はパトロールも多く目についたわ…
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↑ところで、よく見ると右端にトイレットペーパーが!こんなキオスク(タバコ&飲み物&新聞・雑誌&若干の文房具などを置いている小さな店)がトイレットペーパーを仕入れたってことね。トイレットペーパーありますとは全く出てなくて、ある意味全く目立たないように、でも外から見えるところに山と積まれている。いくらなんだろう…あら、外にはバーベキュー用の炭が。バーベキュー禁止っていう世の中なのに、なんだかなあ。まあ自宅の庭やバルコニーで家族だけで焼肉をするのはOKなんだろうけれど。
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さて、パン屋さんの前には人が立っていた。
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めぎもパンを買うつもりだったので、間隔を置いて並ぶ。
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入り口には、中に入れるのは2名までと書かれていた。そう、昨日から、店の中に入れる人数が定められたのだ。
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スーパーも中に入れる人数制限があるのだが、めぎが行った時間は人が少なくてすぐに入れた。レジにも間隔をあけて並ぶ。下にテープで立つべきところに印が。1.5m以上の間隔を空けてあるのだろう。
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スーパーにはやっぱりまだトイレットペーパーがなかったので、めぎたちは帰りに例のキオスクで買った。再生紙の2枚重ねのが24ロール入って9.99ユーロ。ひぇ~…以前ドラッグストアで撮った写真の値札をチェックしたら、再生紙の3枚重ねのが8ロールで2.55ユーロとあって、つまり倍のお値段ってことかな。ちょっとね~とは思ったけど、24ロール入ってるし、小はまあウォシュレットと手ぬぐいでなんとかなるけど大の方はやっぱりねぇ~ということで、購入。それを持って帰るところ、すれ違った老夫婦に「おお、また売られるようになりましたか」と声をかけられた。いや、スーパーにはなくてあそこの角のキオスクで10ユーロもしたけど云々、あああそこ分かりますいやはや10ユーロって~でも行ってみます、と1.5mの距離を保ったまま情報交換して、それじゃお元気で、とお別れ。近づいて話したら罰金みんなで800ユーロだからね~
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今日のところはそんな状況。ところで、めぎのブログ、niceが20万を超えた。お読みくださった旧so-net、現SSブログのブロガーの皆様に心から感謝。
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めぎ家の様子 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

めぎ家のモクレンが、あともうちょっとのことろで止まっている。光を浴びているのにこれ以上開かないのは、寒いからだろう。
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椿は2輪大きく咲いた。他の蕾も咲くかなあ。
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ところでめぎ家もハムスターを買った。それも2箱も。
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ほらね~これはイタリア・プーリア州の赤ワイン。年末年始に現地で飲んで美味しかったのをネットで探して購入。6本で50ユーロほど。
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中に入っていたパンフレットには、このワインの育ったのワイン畑の写真…ああまたいつか、行きたいわねえ。このコロナ騒ぎで大変なイタリアの小さなワイン農家をちょっとでも助けてあげられたかしら。
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もう一つの箱には、偶然同時に到着したドイツ・プファルツ地方の白ワイン。違う種類のを3本ずつ。
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こちらも秋に行ったプファルツ地方で飲んだのを発注。これがそのドイツのワイン畑。ドイツは今国内旅行も禁止で、ホテルなどは緊急の用事の人以外、普通の旅行者を泊めてはいけないことになっている。レストランも閉鎖だから、あのめぎたちが泊まった宿も今は無収入というわけで、ちょっとでも足しになればと発注したのだ。こちらも6本で50ユーロほどだった。
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今大変な人にめぎでもできることを身近なところから。そうそう、めぎの学校には手作りのサンドイッチなどを生徒たちと教員たちに安く売って生計を立てている女性がいたのだけど、学校が休校になってその人には収入がないはずとのことで(なんでもお一人の方だという話で)、教員がメールで声を掛け合ってみんながそれぞれ自分の出せる額を出し合ったところ(今は会って渡すことはできないので発起人に銀行振込)、約10万円集まったという(何人お金を出したかは知らないが、教員全員で80人ほど)。なんかあったかい職場だなあと感じるエピソードだった。

ちなみにドイツでつい2日前に自営業や従業員5人までの小さな会社に最高で9000ユーロを出す、という話が出たけど(さらに10人までの会社には15000ユーロ等々、ランクがある)、それ、もう詳細が決まってまずそういう末端の人の分から金曜日の午後にはオンラインで受け付けが始まり、来週の初めにはお金を振り込んでくれるという。なんという速さ。

さて、多くの学校の休みの若者たちは、友達に会うことも禁止され、イベントもなくレストラン等も閉まりバイトする術も断たれ、散歩はできると言われても友人と散歩できるわけでもないしカフェなども全て閉鎖されているので出かける先もなく、本当に暇を持て余している。めぎ家のアパートの1階に住むこの姉弟は、それぞれ大学生と高校生なのだが、庭でスマホやタブレットなどを見て日光浴したりヨガをやったりしてた…凄いなあ、花も開かないほど冷えているのに、脱いでる…
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今日もこれ以上膨らまなかったなあ…
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太陽の沈む位置はずいぶん南になった。
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夜には星が綺麗だった。
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こうして一日が過ぎていく…学校が休校になって早10日が過ぎ、5週間が過ぎるのもきっとあっという間なのだろうという気がしている。今日はめぎの出した課題の答えをメールで送ってきた生徒の一人が、「先生は暇を持て余してはいませんか」と書いていた。いや、めぎはそれなりに一日があっという間なのだが…オンラインで授業ができるシステムを試してみるとか、やっと高3生への今学期の成績のつけ方が決まって急いで成績判定して知らせるとか(他の学年は4月から6月までのあと四半期が残っているのでまだ成績判定がないが、高3生は卒業試験の前で終了なので3月末までに成績をつけなければならない。しかし、休みになってしまっていくつかの教科は定期試験もできないまま終わってしまったので、どうやって成績判定をするかは教育省からの連絡待ちだった)結構それなりにすることがあってその上ブログをこうやって書いたりするとあっという間に一日が過ぎていくのだが…若い生徒たちにとっては本当に長い長い5週間なのだろうな。5週間過ぎたところで本当に学校が再開できるかもまだ全く見通しが立っていないのだが…今日は卒業試験だけは予定通り実施すると発表があったけど…どうなるのかしらね。
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いつもと違う桜の季節 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

デュッセルドルフでは桜が咲いた。
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美しい桜…せっかく咲いているのに誰もいない。
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ここに子どもたちのための遊び場もあるのだが、現在閉鎖されている。コロナ騒ぎが落ち着くまで子どもは外でも遊べない。
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みんなうちで何をしているのかな…
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木曜日朝7時半過ぎ、めぎは所用で登校。休校の学校は当直の2人の教師以外誰もいなかった。普段は当直と言うシステムが無いドイツなのだが、今は非常事態として、医療関係などに従事している家庭の子どもを学校が預かることになっていて、授業は無いし子どもを預ける親も今のところほとんどいないが毎日開校する義務があるというわけだ。ゴーストスクール化した教室を写真に収めた。
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10日ぶりの通勤だ。バスは運転手さんとの間にバリケード。乗る人もほとんどいないので、平日は土曜日の運行プランだとのこと。
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帰りも快晴だった。車通りも少なく、バスはあっという間だった。
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10日の間に水仙はすっかり終わってしまっていた。
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この早咲きの控えめな桜も終わっていた。
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そして10時には帰宅。木曜日、めぎの窓十さんはザルツブルクの冬景色を披露してくれた。パッと見た瞬間に街の名前も、これを撮ったであろう場所も分かる。今年の夏もザルツブルク音楽祭に行けるかどうかは、4月後半にならないとわからない。本当は3月下旬にチケットが手配されるはずだったのだが、4月中旬まで延期された。いつもだったら桜の季節には、一次販売に申し込んだ安いチケットが取れたか否かで一喜一憂して、取れなかったチケットをネットの二次販売でうーん高いなあどうしようと迷いながら直接買ったりする時期だったのだ。HPによると、4月末には開催するかしないかも決定するという。なんだかもう、ほとんどたぶん無理と言う気がするわねえ。
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3月最後の金曜日のマルクト市場 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

今日も快晴だったデュッセルドルフ。快晴は7日連続だと思う…その前の先週の木金も雲が多かったが概ね晴れてたし、その前の水曜日は快晴だったし、その前の月曜日も快晴だったし…以前曇りと雨ばっかりだったのが嘘のよう。
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今日もいつものマルクト市場はいつもと様相が違っていた。1.5m以上の距離を置いて立つ人々。
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売り子さんたちとの間にも断絶。商品を自分で取ることは先週から禁止だったが今日はその掲示がはっきりと出た。さらに、いつもはそれぞれの売り子さんたちに支払いするのだが、今日は一番左端にお会計担当の人が立ってその人とのみ金銭のやり取りをするようになっていた。お金を触った手で食べ物を触らないようにとの配慮なのだろう。
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会社も休みだし学校も休校だしで、パパと子供が買い物する姿も。
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その先には肉屋さん。おお、ワンちゃんが超集中してますわ~ちょっとほのぼの。
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今か今か~あ~きたきた舌ペロリして~ぴょん♪
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肉屋さんでは、いつもは持参したタッパーに詰めてくれるのだけど、コロナでそれもダメになった(掲示にそう書いてある)。
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2月にコロナ騒ぎが中国で始まった頃、春になったらウィルスも鳴りを潜めるとみんな思っていたのだが、ますます爆発していくわよねえ…これからどうなるのかしら。
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金曜日、めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州では、イースター休暇の終わる4月20日から通常通り学校が始まるとみなして卒業試験の期日を3週間延期した。イースター休暇前の3週間を取り戻してからの試験開始にするということである。しかし、それは、4月19日までにある程度感染拡大を収束できるという前提の上に成り立っている。本当にそうだったら嬉しいが、さてさて、ねぇ…
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めぎの学校で手作りサンドイッチを作って生計を立てていた人が今収入を断たれ、その人のために教職員がみんなでお金を出し合ってプレゼントすることにした話を既に書いたが、そのお金を受け取った時、その女性は泣き崩れたという。彼女がどれほどきつくしんどい思いをしてこの2週間を過ごしてきたことか…そんな人がドイツにはもうたくさんいるのだと思う。そういう人たちのためにも、4月20日から通常通りになってほしいものだけど…

あっという間に一日一日過ぎて行き、休校が始まってから早2週間が過ぎた。正規のイースター休暇が始まるまであと1週間。今日、今年のイースターは祖父母と一緒に祝うのを自粛せよ、とのお言葉があった。日本で言えば、正月は実家に帰るな、と言っているようなものである。全部で5週間もの間、旅行もお出かけも外食も友達と会うことも祖父母を訪ねることも夜の街もすべて禁止され、それどころかその間働く術も断たれた人々が忍耐に次ぐ忍耐を重ねた結果は如何に出るのか…4月後半でこれが終わらなかったらと思うと、ちょっと恐ろしい。
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息吹 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

今日も3月22日の日曜日の写真から。
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先週末の日曜日は天気が悪かったが、その一週前は光が美しかった。
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緑も初々しく輝いていた。
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青空だけど寒かった。その後ずっと気温が低かったので、一週間経っても芽吹き具合咲き具合はほぼ同じ感じだったが、やっぱりこう青空があると撮影が楽しい。
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ライラックも蕾を膨らませていた。
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あ、ちょっと咲いてる!
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下には青いじゅうたん。
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影も濃くなったなあ…
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これは別の青い花。
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4月になったらもうコロナは収束に向かうだろうと3月の初めごろは思っていた。だってその頃は感染者数がドイツ全部で200人かそこらだったから。それが3月11日に1600人ほどに、20日には1万4千人ほどに、そして3月末には6万人を超すという事態に。それも、20日はとっくに休校になっていたし、その後3人以上が会うことを禁止されて食料品店と薬局以外の店がすべて閉鎖されての結果なのだ…疑わしきは全てテストするドイツならではの数字とは言え、ねぇ…コロナはエイプリルフールでした~なんてことになってくれたりはしないのよね…
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この春はいつもより美しいほどなのに [新型コロナウィルスのこと 2020年]

バイロイト音楽祭がこの夏の開催を断念した。4月からリハーサルを始めなければ間に合わないのだが、世界中から集まる音楽家たちや裏方さんたちが誰も来られないからだ。来られたとしても、または喩えドイツ人だけで始めるとしても、3人以上集まることも禁止されているわけだしね…
ザルツブルク音楽祭の方は、可否を5月末までに決めるとのことだけど、どうかしらねぇ。つい最近まで誰もが思っていた「春まで頑張れば通常通りに」などという考えはもはや幻。夏も、ひょっとすると秋も冬も、もしかして来年もこのまま…?

今日も3月22日の散歩の写真から。
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いつもの池で釣りをしている人がいた。ドイツでは釣りって資格の要る趣味で、やっている人はあまり見かけない。だからとても目立つ。
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毎春楽しみにしているこのお花、あともうちょっとで咲きそう。
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咲くと薄いピンクで、咲き終わるころには白い花。蕾はこんなに濃いピンクなのに、ちょっと不思議。
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木々の枝にも息吹。
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毎年この時期の散歩が最も楽しい。それぞれがどんな風になるのかなってワクワクする…はずなんだけどねぇ…
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4月1日、うちのドイツ人の身分証明書が郵送で届いた。先日取りに行く予定だった期日から役所の閉鎖が始まり、出来上がった証明書が郵送されてくるまで約2週間。普通郵送は7ユーロかかるのだが、無料で送ってくれたとのこと。役所、ちゃんと仕事してるわね…

仕事と言えば、先日、この公園で新たな植え込みが行われていることを書いたが、その作業がすべて終わったようだ。
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蔦が斜面いっぱいに植えられていた。
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みんな無事に育つかな。花開くかな。
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ここまでは全てニコンのZ50に50-250mm望遠ズームでの撮影。最後の写真だけ、パナソニックのGX800(日本ではGF9)にパナライカ15㎜での撮影。ニコンのカメラは見た色と光が忠実に写るような感じなのに対し、パナソニックのはパッと鮮やか。目に眩しいほど。
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この特別な春を撮っておくことが、なんとなくとても大事な気がする。
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うちのバルコニーのモクレンを堪能する [新型コロナウィルスのこと 2020年]

コロナ騒ぎで気も滅入る今日この頃だけど、おかげでよかったこともある…例えば、うちのバルコニーに最も綺麗な光の当たる時間帯に自宅にいることができたこと。
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そのおかげで、モクレンの花を心ゆくまで毎日堪能できたこと。
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ちょっと寒かったから自宅バルコニーでの撮影とは言えちょくちょく中に入って温まりながら(そして撮った写真のチェックをしながら)撮影。時間はいくらでもあるという感じだし…
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晴れの日が続いたおかげで、そして冷え込む毎日が続いたおかげで、モクレンの花が長もちしてくれたし。
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花の撮影だけど、あえてマクロレンズは使わず、キットズームレンズで。
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Z50とダブルキットレンズ、本当に買ってよかったと思う。その良さは、買った当初よりも今じわじわと実感できている感じ。だって、写りいいんだもの。
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ホント、楽しくて。
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コロナで鬱屈した気分をしばし忘れさせてくれるのだ。
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あ、あそこにコロナ休暇の人がもう一人。めぎが毎日撮影しているのと同様、あの人は毎日あそこに座って本を読んだり日光浴したりしている。
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うちのドイツ人は、コロナのおかげで(と言うと語弊があるが、3人以上の集いが禁止されたために)近所の朝型まで騒ぐパーティーが途絶え、近くを通る幹線道路の車通りも少なくなり、春の鳥の声だけを楽しめるほど静かになったと喜んでいる。そんな風にポジティブに考えることも大事なのだろう。いつかこの禁止が解除されたときのリバウンドが怖い気がするが、まだまだしばらくこの静けさを堪能できそうで、それはそれで怖い気がする…
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終わりゆくモクレン [新型コロナウィルスのこと 2020年]

今日もめぎ家のモクレンを見ながらめぎの考えていたことをつらつらと。と言ってもいっぱい書いたのを推敲して30分の1ぐらいに削ったけど。その日によってポジティブだったりネガティブだったりしてずいぶん書き直したわ…

めぎは現在、3週間のコロナ休暇の3週目が終わったところ。これは2週目が過ぎたころの撮影。
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こんな休暇でもなければ絶対に撮影できなかったシーン。
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この時間に感謝。
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ここまでの3週間を「コロナ休暇」と人々は呼ぶが、我々教師は自宅にいてもそれなりにたくさんの仕事があった。でもそれはこの3週間が本当は学校の授業がある期間だったから、当然のこと。ただ、仕事と言っても授業をするのとは違って、時間的融通が利く。こういう夕刻の写真は休校でない限り撮れなかったので、殊更貴重だった…今のこんな状況は歓迎すべきことではないが、ささやかだけどいい面もあったということである。

この3週間、ほとんどずっと晴れてたなぁ。
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この3週間に感じたこと…切羽詰まったお金の苦労がない場合という但し書きをしたうえで言えば、ひょっとすると、一人で時間を楽しむ術を覚えるというのも、人間として大切なことだったのかもしれない。自宅を居心地のいい場所にしておくというのも大事なことだったのではと思う。
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本日4月4日から2週間は、当初から予定されていたイースター休暇に入る。つまり、この間は仕事なし。休暇をとことん楽しめる…どこにも行けないけど。ドイツは今旅行禁止でホテルも泊まれないし、美術館や劇場はもちろんレストランやカフェすら開いていないけど。特に今から1週間後のイースターは祖父母の家を訪ねて家族みんなでお祝いする行事なのだけど、今年は絶対に祖父母を訪ねるな、というお達しだ。つまり年寄りを訪ねてはいけないということで、めぎたちもハンブルク(義父の奥さんのいるところ)にも東ドイツ(義母がいるところ)にも行けない。どこに行くこともできずうちに篭る期間が2週間。みなさまだったら、何をします?

めぎは、長い間ほったらかしだった部屋の整理をするつもり。
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そして久々に本でも読もうと思っている。
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そう言いつつ、写真撮ってブログ書いて終わりそうな気もするけれど。
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そう言えばブログはまだ書いていない旅行記もいっぱいあるし、しばらく旅に行けなくても書くネタはいっぱいあるのよね。いつか旅に行けない日が来たら書こうなんて思っていたけれど、ホントにそういう日がこんなに早く来るとはねぇ…
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モクレンの花との時間、楽しかった。究極の真実を言えば、コロナがあってもなくても来年いったいどんな春が待っているか、全くわからない。だから今、この時間を楽しめて良かった。
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4月最初の金曜日のマルクト市場 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

メルケルさんが14日間の自宅隔離を終えて復帰。と言っても彼女は感染していたわけではなくて、彼女に肺炎の予防接種をした医者が感染していたことが分かったので万一の感染を防ぐために自宅隔離に入ったのだった。その間3回のテストをし、いずれも陰性だったとのこと。彼女はその間人に会わないようにしただけでホームオフィスをしていたわけだが、その14日間ってホントあっという間だったわねぇ。彼女が自宅隔離に入る直前に明確な指示を出したのは、つい昨日のことのような気がするなあ。そしてその14日間、めぎが外に出たのは7回。1回は仕事で学校に、2回は日曜日の一時間の散歩、4回は食料品の買い物。ジョギングで外に出るのは許されているのだが、この14日間はやる気が起きず怠けてしまったわ…

4月最初の金曜日、いつものマルクト市場は先週よりさらに様相が変わっていた。
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日本でもすでにソーシャル・ディスタンシングという言葉が紹介されているようだが、この他人と1.5m以上距離を置くことが決まりとなってから、店の前で並ぶ間隔を結構広げなければならなくなって、それほど大きくもない広場の中ではそのソーシャル・ディスタンシングが取れなくなってしまう。だから、並ぶ方向を店ごとに決めたようだった。
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ここは2mって書いてある。メルケルさんも最低1.5m、できれば2mって言ってたなあ。売り子さんたちもマスクをし始めた。いかにもお手製マスクっていう感じのだったけど。
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先週はお隣オーストリアでスーパーなどでマスクが義務付けられた。ヨーロッパでも遅まきながらマスクが推奨されつつある感じ。しかしドイツでは、マスクが売っているところなんて、見たことない…義務付けられも、どこで買えばいいのやら。と言ってもスカーフでもいいというほどアバウトなのだが(だからウィルスの感染を防ぐことなんて全く不可能で、自分が感染しているのに無症状で気づかないうちに他の人に移してしまう可能性を減らすだけ)、それじゃうちにあるスカーフで代用しましょ、と思っていたら、うちのドイツ人の母親が先日電話をかけてきて、うちにいっぱい要らない布があるからマスクを作って送ってあげると言っていた。おお~どんな色でどんな模様のが来るかちょっと怖いな…うちのドイツ人は、作るのなら2枚重ねにして間にコーヒーフィルターかキッチンペーパーが挟めるようなのを作れ、などと指示していたけど、さていかに。

いつもの八百屋さんへはこの矢印に沿って並ぶ。
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こちらは先週のビニールのような仕切りはなく、その代わりに…
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ほとんどの売り子さんがお手製マスクをしていた。
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4月になり、早くも白アスパラが登場。まだほんのちょっぴりで、いいのは1kg15ユーロで、その下のあまりよさげに見えないのも14ユーロもしちゃうけど。ちなみにスーパーでもオランダ産のが既に売っている。めぎ家はまだ買っていない。例年、味が本当に美味しくなる5月になるまでは買わない。
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今年、白アスパラやイチゴをはじめ、食べ物が高騰するかもしれないという。いつも採り入れをしてくれていた外国人季節労働者の人たちがコロナによる国境閉鎖で来られないからだ。30万人もの人手を必要としているのだが、国境封鎖前に2万人しか入国してなくて、その後も特別に許可が下りたのは4万人だとのこと。特に白アスパラは刈り取りが難しくて熟練が必要だそうで、大量に受け入れた難民にこの仕事をしてもらうというわけにもいかず、毎年東欧から同じ人たちが同じ農家に来ていて白アスパラ収穫のプロとして信任も厚くもう家族も同然の間柄なのだと言うが…膨大な量の白アスパラを前に取り入れが追い付かない農家も可哀想だし、その時期の収入の当てが外れた東欧の皆さんも気の毒だわね…さて、今年のお値段はどうなるかしら…まあめぎは多少高くても、喩え倍になっても買えるし、そのお金をこの農家への寄付のつもりで払うつもりだけどね。

お花も買う人が減って大変と聞く。人と会ってはいけないというこの状況では、花をプレゼントする機会が全くないからだ。めぎ家のように食卓や庭やバルコニーのために買う人はいるけど、それでもいつもよりは売れ行きが悪いのだろう。
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これがいつまで続くのか、先行きがホント不透明だわね。学校だって、これまで3週間休んできたけど、これから2週間後に普通に再開できるような気が全くしないわ…だって、3週間前の、つまり休校に入ったときの感染者数は3000人ぐらいだったのが、今は9万人よ…一日何人新たに感染とかという数のニュースを見ることももうしなくなったし(記事を書くために調べてみたらここ最近は一日6千人台)、近々10万人を超すのは当然で、次の2週間にそれが落ち着くなんて想像もできないわ…金曜日、延期になった卒業試験の日程が決まって高等部主任からあれこれ連絡がきたけど、ホントにこれ、できるの?と思いながら読んでいためぎ。下手すると、他の学年の通常授業はなしで卒業試験だけやる、なんてことになりそうな気がするなあ...
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または、隔週で登校させる学年を切り替えるとか、曜日ごとに替えるとかとか、一部をオンライン授業にするとか、そんな感じになるのかなあ。多分学校はそう遠くない時期に何らかの形で始まると思うけど…多少は感染者を増やしてみんなに抗体を作ってもらおうという段階に移行するテストの意味を含めて。ちょっと学校を開けて(ホームオフィスも解除して)、感染者を増やして、また休校にして(ホームオフィスにして)というのを繰り返すんじゃないかな…医療崩壊しない程度に。うまくいくかわからないけど。
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とにもかくにも事態は深刻で、だからこそドイツではこの金曜日までに自営業者に本当に9000ユーロが振り込まれ、数人から数十人の小さい会社にも規模によって15000ユーロやら25000ユーロやらが振り込まれた。つまり、3月中旬からずっと休業を強いられた自営業の人…例えば美容師さんとか外国人向けのドイツ語学校などで教えている先生とか月謝制でお稽古しているピアノの先生とかバイトで生計を立てていた人とか…には9000ユーロ(約107万円)が、小さなレストランとかブティックの経営者とかで店が閉まっちゃってコックや売り子に給料やバイト料も払えなければテナント料も払えなくなりそうな人にも15000ユーロ(約1800万円)とか25000ユーロ(約3千万円)が振り込まれたわけだ。それを返さなくてもよくて、本当にくれたのだ…決断から実行までの速さが凄い。3月20日ごろからその話が出て、確か23日に閣議決定して、24日~25日ごろに各州議会ですぐに可決して、確か27日午前中に連邦参議院でも可決して、27日午後からオンライン申請が開始。名前と身分証明書の番号と税金番号(確定申告に使う番号)等の超簡単なオンライン入力でものの5分で申請が完了し、その数秒後に受け付けた旨のメールが来て、その数分後に受理された旨のメールが来て、その1~2日後にお金が口座に。めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州では、3月27日から4月2日までで申請が32万件にも及び、そのうちの30万件は4月2日までに既にお金を振り込み済みで、86%が自営業者と従業員5人までの小さな会社だったとか。これって、国が、お金あげるから心配しないでうちにいなさいって言っているってことだわね。107万円くれたら、たしかにとりあえず3か月、人によっては(家賃が少額で子供などもいなければ)6か月ぐらい無収入でも暮らしていけるわよね。それだけ事態は深刻で、ハッキリ言えばお金で解決できるからこそさっさと払ってみんなを自宅待機にしたのだろうと思う。有無を言わせず、という気がするのだ…

ソーシャル・ディスタンシングをうまく取れない子供たちはこうやって閉じ込められていた。遊園地や公園の遊び場も閉鎖されているし、親はホームオフィスでうちにいても働かなければならないし、子どもたちはここまで3週間うちでどうやって過ごしてきたのかしらね。これからの2週間も、元気でいてほしいわね。
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見下ろす花見 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

3月25日のめぎ家バルコニーからの景色はこうだった。
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今思えば↑ここまでで既に1週間以上休んでいたんだなあ…そこから今日までもう2週間過ぎたんだなあ…なんだかもう、今日が何曜日かもよくわからなくなってきたわ。

3月末から4月初めは低い気温が続き、4月4日になっても白い桜が綺麗に咲いていた。
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その間にそのすぐ後ろの木が息吹を迎えていた…これは先日もお見せしたラティスから覗いた形で写した写真。
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4月5日には白い桜が終わりに近づき…
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その手前のピンクの八重桜が咲き始めていた。
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4月6日には満開に。
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綺麗ね~
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向こうも満開。
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美しく心躍るはずの季節だが、コロナのせいでどうにもこうにも、というのはこちらも同じ。4月6日は、5月末~6月初めに開かれる予定だったザルツブルクの聖霊降臨祭音楽祭の中止が発表された。7~8月の夏の音楽祭の可否はまだ5月末まで決定先延ばしだが、今年はこの聖霊降臨祭の音楽祭にも行く予定だったので、まず一つ望みが断たれてしまったということである…今回、あのジョン・ノイマイヤー演出であのマリアンヌ・クレヴァッサが歌うオペラがあったので、去年の秋にチケットと飛行機を手配し、ハンブルクの義父の奥さんにチケットをクリスマスプレゼントしてみんなで行くのを楽しみにしていたのだが…まあ今は本当にそれどころじゃなくなってしまったのだけど。そもそもドイツからオーストリアに入ることも今はできないし。いや、4日以内に発行されたコロナに感染していないという証明書があれば入れるけど、そんなの今、この医療崩壊を何とか防ごうとみんなが努力している中で手配できるはずもなく。ドイツは旅行も禁止してるしね…でも、5月末にはもしかしたらって一縷の望みを抱いていたのだが、やっぱり駄目だった。

4月7日は八重桜最高潮。
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4月7日は、朝9時ごろにスーパーまで買い物に行ったほかはずっとうちにいた。今はこういう綺麗な季節だからこうして休みも楽しめるけど、もしこれが秋になってもこうだったら…と思うとちょっと恐ろしい。今オペラ座や劇場が閉まり、夏の音楽祭も中止になっているのと同様に、秋も全てが閉まり、冬のクリスマスマーケットも中止になったりするのかも…もしイースターが終わったときに現在の感染者数のピークを過ぎて減少傾向になっていて、とりあえずそこまでの4~5週間の自宅待機の効果が出たということで4月20日から予定通り学校やらなにやらが再開されたりしたとしても、それはこのコロナ騒ぎの第一段階が終わっただけで、また次の自宅待機の期間が遠からずやってくるはず…と思うから。

まあでも、そういうことは考えてもしかたがなく、なるようになるというか成り行きに任せるしかないわけなのだから、今の一日一日を大事にできるだけ楽しく過ごしていかなきゃね。もちろん、規則を守りながら、できる範囲でね。
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バルコニーを居心地よく [新型コロナウィルスのこと 2020年]

在宅勤務になってから4週目のめぎ家バルコニー。休校になった頃に買ってきた椿が美しく咲いている。
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モクレンはすっかり終わった。
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この春は、コロナが長丁場になると観念してから、夏をバルコニーで楽しめるように、いつもに増して植え替えや新たな花の準備などに勤しんだ。まあその一部は、こんなことになるとは思いもしなかった秋に植えたものだけど。
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うちのドイツ人が選んでこの春苗のポットで買ったラナンキュラスは真っ赤。明るい色が欲しいのだろう。
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秋に植えた球根がやっと咲いてくれたチューリップも真っ赤。
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2つだけだけど、可愛い~♡
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古株としては、一度も咲いたことのないシャクヤクだけど、葉っぱは今年も元気。肥料をやって新しい土もやってみたけど、さていかに。
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去年咲かなかったライラックは今年蕾6つ。あともう少し。
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ラティスのプランターにはタンポポが。黄色が可愛いので一株そのままにしておいたら、6つも花が咲いた。
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そのラティスには去年新たに植え直したクレマチスが順調にたくさん蕾を付けている。姿は見えないがクモさんも元気に生きている模様。
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さらに、続きも順調。どちらもうちのドイツ人が選んだ花。やっぱり明るい色のだわね。
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このバルコニーがかつてめぎがドイツに居続ける決心をした最大と言ってもいいほど大きな要素の一つだったのだが、ホント、バルコニーのある暮らしでよかった…
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うちのドイツ人の縫物 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

今日はお裁縫のお時間。
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と言ってもめぎのではなく、うちのドイツ人の。彼はミシンも持っている。ものすごく古くてものすごく重いので、下にこんなに敷いてガード。これもずっと長く使っていて、下の新聞は92年のだった。
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今ならコードレスになるところなんだろうな…
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うちのドイツ人は手慣れた様子でセットしていく。
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これはその昔うちのドイツ人が若い頃に友人から譲り受けたもので、その当時でもものすごく古かったそうだ。シンガーとかじゃなくて、なんとナショナルの。右下の方にそれを売ったハンブルクの店の名前がある。
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さて、今回作るのはマスク。めぎの使っていない日本手ぬぐいを使用。まずはアイロンで折り目をつけて…
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縫い始め。
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今どきのミシンとはたぶん違って、昔懐かしの機械的でありながら手作業多し。
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今回参考にしたのはこちら。マスクどうやって縫うかネットで探して、と言われてめぎが色々見つけた中で、彼はこれが最も気に入ったのだ。最近ドイツ語でも色々出ているが、どれも彼にはパッとしなかったようで、日本語で見つけたこれになった。こんな風に次々縫って…
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出来上がり♪ めぎのとうちのドイツ人のと、とりあえず2枚。
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ちゃんとコーヒーフィルターが入れられる。それでウィルス感染が防げるわけじゃないというのは分かっているけど、まあ気休めに。人ごみに全く行かないめぎたちにとって、現在唯一の可能な感染源はスーパー。そこでマスクができれば、多少気休めになるということで。
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日本手ぬぐいはまだあるので、休校が終わってからの仕事時のためにもう数枚作るつもり(=作ってくれる予定)。2枚あれば毎日洗濯してなんとか。煮沸消毒すると色が落ちるだろうけど、まあ仕方がない。あべさんはドイツにまでは送ってくれないでしょうしねぇ…
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夢の世界から [新型コロナウィルスのこと 2020年]

先日の日曜日はこの花がちょうど異次元の美しさだった。
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たぶんリンゴの花だと思うのだけど、こんなに美しいのにそこには誰もいないし、ここは名所でも何でもない。でも、ただただ、美しいと思う。その美しさを撮りたいと思う。
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この美しさを独り占め。でもそれは今年の特別な現象ではなく、ドイツではいつものこと。ただ、好きな時にここに来られるという意味で、めぎにとっては特別かな…それでも結局そんなに散歩には出ず、いつもと同じ日曜日ぐらいしか散歩しなかった。
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このとき、夢の世界に浸るかのようにこの美しさに酔い痴れた。なんというか、このコロナ休みの見通しの立たなさに少しずつ慣れて、休みに酔い痴れたという感じかもしれない。
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しかし、そんな夢の世界に浸っていた時間も間もなく終わろうとしている。
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ドイツは基本的に5月3日まで休校を延長し、5月4日からまずは一部の学年の授業のみを始めると決めたのだが、めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州は例外として来週木曜日から一部の学年の授業や試験を始めることにしたからだ。ここからは八重桜の写真。サクラサク=学校が始まる、という意味で。
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その一部の学年というのは、今年卒業する学年のこと。卒業というのはドイツの場合3通りあって、一つは12年生(学校によっては13年生)、日本で言えば高3の卒業試験。6月に卒業するために、5月中旬~6月下旬に卒業試験が行われることとなっている。本当は4~6月に2か月かけて行うはずだった試験を既に延期かつ日程をタイトに詰め直して1ヵ月半になっているのだが、そのぐらい長期にわたるのは、一日に1科目、一週間に3科目までしか試験を受けられないことになっているので(その代わり1科目に3~5時間かかる長丁場)筆記試験だけで2週間以上を費やし、一人3教科の筆記試験がすべて行われ、採点(1つの答案に対し2人が採点する)も終わり、さらに一人1教科の面接試験のために4日間を費やし、追試や再試もすべて行われて全部終了するためにそれだけの日数がかかるから。この卒業試験が大学入学資格試験でもあり、入試のないドイツではその成績で大学に行くので、しかもその成績が一生もので取り直しがきかないため、12年生にとっては一生がかかっている。めぎはその卒業年次を担当しているので、来週木曜日から仕事となるわけだ。その前の月曜から水曜日まではその準備期間だとのことで、つまりは来週から仕事開始。
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もう一つの卒業は10年生、日本で言えば高1にあたる学年。ドイツでは日本のような小学校6年中学校3年高校3年ほぼみんな一緒というシステムではなく、小学校4年生を終えた後5~10年生まで通って修了する基幹系および実科系の学校と、5~12年生ないし13年生まで通って修了する大学進学系の学校とに分かれている。だから、10年生で卒業を迎える学校の10年生の授業が始まるということなのだが、めぎの勤める12年生まで通う学校も、10年生を終えると10年生までは修了しているということになって別の実科系高等教育機関に入ることができるようになるため、一応一つの区切りとなる(つまり11~12年生は大学入学資格が欲しい人だけが行く)。めぎは10年生も担当しているため、多分その学年の授業も来週から始まるのではないかと思う…この辺は今のところ指示待ちだが。
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さらにもう一つの卒業年次は小学校4年生。その学年は5月4日からだそうだが、小学校のことはめぎには関係ない。が、その5月4日以降は、来年度に終了を迎える学年の授業を再開するとのこと…つまり、9年生と11年生が始まるということだ。すると、めぎの担当する学年全てが始まる。ああ、めぎの休みは終わりだわ…これって、仕事がなくて収入が途絶えて大変な方々には申し訳ないことだけど、いつまで続くかよくわからなかったコロナ休みが急に終わりを告げて、めぎは夢からたたき起こされたような気分。それも、例えばバイエルン州はまだ2週間休んで、それから1週間準備を整えて5月11日から授業開始だというのに。まあバイエルン州の夏休みは7月末からでまだまだ時間があるが、ノルトライン・ヴェストファーレン州は6月末からなので、これ以上休むわけにいかない事情があるのだろうけど。同じく6月末から夏休みのベルリンなども来週から開始するという。ドイツは集権国家ではなく州の権限が強いので、メルケルさんは国の意向として5月4日という日にちを決めたけれど、州はその路線に沿う形でそれぞれの詳細を決める。
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しかしさぁ…世の中1.5mの間隔をあけて3人以上集まるなってことになってるのに、めぎたち教師と生徒たちは感染の危険にさらされて、どうしてくれるわけ?…と思ったら、5月12日までは授業参加は自由で、生徒は出席義務がないんだって…来る生徒にも、やはり一つの教室に10人か12人までという話も出ていて、それって、1クラスを2つか3つに分けるってことで、それって授業時間が増えるってこと…?それとも別の先生が同時に授業するってこと?来ない生徒のためにさらにオンラインやらメールやらもやれってこと…?そういう細かいこと、来週までに誰かが決めてくれるらしい。

さてさて…夢の世界に浸りすぎてどこかに落っこちそうだけど、まずは指示を待つことにいたしましょ。
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シャクヤクの季節の始まりと休暇の終わりと [新型コロナウィルスのこと 2020年]

今年初のシャクヤク。これは金曜日の撮影。
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いつもはもっと後で、5月や6月に買うのだが、これが欲しいという花が他になくて、まだまだ出始めで高いけど購入。15本で23ユーロぐらい(約2700円)だった。シャクヤクの切り花って、湯上げしたり、花が開くように花も濡らしたりと手間がかかる。
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でも、手間をかけたおかげで綺麗に咲き出した。ここからは土曜日の撮影。
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3枚目以降の写真は、ZマウントのZ50(APS-C)にFマウントのAPS-C用の40㎜単焦点マクロレンズをKIPONの0.7xというアダプターでつけて撮影している。APS-Cのカメラに40㎜をつけると60㎜に写るが、このアダプターを使うと40㎜で撮れるようになる。普通そういうアダプターは、フルサイズ用のレンズをフルサイズと同じ画角で撮りたい人のためにあると思うのだが、ニコンの40mmマクロレンズはもともとAPS-C用のレンズなのでその必要はないのだが、このマクロレンズはフルサイズにつけて撮ってもケラレがほとんどなくそのままいけるぐらいなので、敢えて0.7xを楽しんでいる。
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マクロレンズだけど手持ちで。ピントを合わせて手振れに気を付けて気合を入れてパチリ…というそんな時間が楽しくて。
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めぎはここまで5週間という長い休校(3週間)とイースター休暇(春休み2週間)の時間をひたすら家で過ごしてきた。ドイツの休校は5月3日まであと2週間伸びたけど、この2週間例外として卒業年次の学年だけ多少の授業が行われることになっている。と言っても、普通の授業ではなく、5月中旬からの卒業試験に向けて最後の質問に答える程度とのこと。他の学年は休みだし、コロナに対しリスクの高い60歳以上の教師(及び持病のある教師)は自宅待機で、この2週間は普通の仕事の状況とは全く異なる様子になりそう。
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5月4日以降も、休校が終わるとは言え夏休みまではもう通常には戻らず、登校できるのは一部の学年のみの予定。戻る学年も、主要科目に絞って授業が行われ、しかもその授業は1クラスの人数をずっと削減して机も1.5mずつ離して行われる。だから多くはオンラインで授業を行う予定で、今週の月曜日と火曜日はその準備が行われる。
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たぶん5月4日以降に戻ってくる学年は、まずは来年度に卒業年次になる学年ってことなんだろうから、そうだとするとめぎはそこから本格的に開始になるのだろうと思う…全部オンラインでやるのか一部なのか、まだ何も決まっていないので全然わからないけど。
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とにかくイースター休暇はこの週末で終わり、夏休みまでの2か月間何らかの形で仕事をすることになる。だから、のんびり時間を楽しむのはこれでしばらく終わりね、とマクロレンズ&手持ちで撮る時間を楽しんだのだった。
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そうそう、バルコニーのシャクヤクは、一つだけ花芽を付けている…さてさて、どうなるかしらね~これだけフォクトレンダーの40㎜で。
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そして、日曜日。
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大きく花が開いたのを、今度はニコン製の普通のアダプターを使って40㎜マクロで、つまり35㎜換算60㎜で写した。
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ニコン製のアダプターなのでAFも使える。Z50ではEVFを覗きながらフォーカスしたいポイントを拡大できるようになったので、こういうのを撮るときすごく楽。
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土曜日の夜中から日曜日午前中にかけて校長から立て続けに何通もメールが届き、月~水曜日の予定がやっと明らかに。その後の予定はまだ連絡待ち。
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最近のドイツ人ってホント全然働かないイメージだったけど、少なくともこの校長に限っては土日&夜返上で働いている。失礼ながら、ドイツ人ってやる気になるとこんなに凄いんだ、というか、想像を超えたバイタリティと粘り強さと慎重さと段取りの良さと思いやりと気配りと明瞭さと切り替えの早さがあって、圧倒的にパワフルかつ温かい雰囲気に満ちている。凄い上司を持ったなあと恐れ入り、及ばずながら自分も頑張ろうというやる気がわいてくる。こんな状況だからこそ、この職場にいて良かったと思う今日のこの頃。
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そして、この2週間ひたすらカメラと遊んでおいてホントよかった。夏休みまでの2か月ちょっと、身体に気を付けて頑張ろう。
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緩和って言ったって [新型コロナウィルスのこと 2020年]

今週から小さい小売店の開店が許されたドイツ。と言っても店の入場制限は今も続き、対人距離をとることも義務。ここは2人までしか入れないパン屋さん。
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木曜日から学校も始まった。と言っても始まったのは卒業年次の学年のみだけど。徹底的に対人距離をとることなどの衛生面の準備をさせられて、学校の中はテープで区画。
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廊下も階段も一方通行となった。
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教習所みたいな感じ。
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教室も、うちの学校の場合生徒8人まで。中はこんな感じ。この写真はこちらの記事から。
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つまり授業ったって普通の授業は成り立たず、休み時間も生徒同士が近づいてハグとか顔突き合わしてのおしゃべりとかしちゃダメなので、こんな規制を敷いてまで授業をする意味っていったい…と思う。卒業年次は試験のための勉強と割り切れるけど、小学校レベルなんかはこれじゃかえってストレスになるというか、あとでトラウマになりそう…
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かと言ってオンライン授業では生徒の家の環境によってはできない場合もあるし、何時間もオンラインをつないで授業をするわけにもいかないし、限度がある。難しいわねぇ…めぎの生徒たちだって、課題をメールで送ってくるのは全員でない。数人、全く音沙汰無しがいる。彼ら、いったいどうしちゃったのかしら。

5月4日以降はこれにどの学年が加わることになるのかしら…
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ドイツではオクトーバーフェストが中止となった。バイロイト音楽祭と違って、今から準備する必要のない秋のイベントが中止になるなんて、つまりその頃も外出規制や対人距離をとるなどが続くと予想されるということよね…学校はいったいどうなっているかなあ…

さて、うちの鯉のぼりさんたちはぐるぐるぐるぐる…
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その向こうに日光浴&お昼寝タイムのお嬢さん。未だ休校なのね。
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お花はすこぶる元気だけど、ホント、どうなっちゃうんだろう。
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鯉のぼりは、うちのドイツ人がぐるぐるを解除して、再び息を吹き返していた。
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4月最後の金曜日の風景 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

金曜日は朝一で登校。授業はなかったが、所用にて。しかしその所要は5分で終わり、すぐに帰宅。これは帰りのバス停近くのライラック。
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バス停から見える景色はすっかり春と言うか、初夏近くになっていた。
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バスの中は、運転手さんを完全防備。
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それから10時過ぎにマルクト市場へ。これは青空文庫の本棚。
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マスクをしている人が本当に多くなった。ホントほんの1か月前には考えられなかったこと…
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兄弟なのかな~凄い密接だわね~お母さんなのかな~ずいぶん薄着だわね~
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だって、こんな格好の人もいるんだけど。
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いつもの八百屋にはいつもよりちょっと長い行列。いつもより1時間遅く来たからかな。
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長いと言っても7~8分しか待たなかったけどね。
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お花を買う人が若干増えたような気がする…みんな、お花を買おうと思うような心の余裕が生まれてきたってことかな。それともそろそろ大丈夫かなと誰かを訪問したりする人が増えたってっことかな。これが毎日の新規感染者数にどう影響するか、2週間後が怖いわねぇ。
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仕事部屋 [新型コロナウィルスのこと 2020年]

ここはめぎ家のバルコニー。
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またいい天気になったのだけど、ここ数日はバルコニーに座るのをちょっと遠慮している。というのは、この子がお嫁さんが欲しいよ~とあまりにも一生懸命なものだから。うまくいくといいのだけどね。
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夢の膨らむバルコニー。
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この子たちは知らないうちに違う鉢にも勢力を伸ばしていっぱい蕾をつけるし。
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この子たちも毎年裏切らずにいっぱい咲くし。
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そんなめぎ家でいつも写真を撮っているのはバルコニーの他にダイニングキッチンのここと…
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リビングのここね。
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実は↑上の写真、めぎの部屋から撮っている。めぎは自分の部屋を持っていて、これがめぎの机。自分のデスクトップ型のPCに、自分のプリンター(しかもインクジェットとレーザーと2台)、自分のタブレットもある。写っている本棚は天井まであって、この右にもこの5倍の本棚が続き、別の部屋にも本棚があって、本ばかり。自分の部屋で集中して仕事ができるようにしてあるのは、ドイツの学校教師が自宅でも仕事をする(授業準備や採点等は自宅でする)ことになっているからだ(従って確定申告で自分の部屋を仕事部屋として一部経費計上することができる)。だから、いきなりホームオフィスになっても何の準備もする必要がなくそのまま自宅の部屋に篭ることができた。
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コロナ危機のこんな事態になってつくづくよかったと思うのは、うちのドイツ人とめぎがそれぞれ独立した部屋を持っていたことである。こちらがうちのドイツ人の仕事部屋。彼も自分のPCと自分のプリンターを持っていて、細かいことを言えばそれぞれ紙やらインクやらも自分で買い、めぎとの間に仕事道具に関して何も貸し借りがない。このようにそれぞれ仕事部屋があるので、オンラインミーティングなどがあっても相手に気遣いも要らず、喩えコロナ危機が何か月も何年もかかってもホームオフィス環境としては何の問題もない。
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一人暮らしやカップルになりたてのラブラブ状態ならこんな話は関係ないが、夫婦・家族と長年一緒の場合、日本の住宅事情、特に東京など大都市ではなかなか難しいとは承知しているけれど、このコロナ危機を機会に大人が自分の一人部屋を持つことを検討し始めてもいいのかもしれないと思う。子ども部屋を用意することは考えても、旦那さんも奥さんもリビングやキッチンの他に小さくとも自分の部屋があってしかるべきではないかと思うのだ。リビングで仕事をするのって、いくら集中力があってパートナーの存在が気にならないにしても、リビングを仕事場にされてしまったパートナーの方がテレビやラジオを自由につけられなくなったりしてしんどいかもしれないわけだし。キッチンを自分の部屋のように使っていては、パートナーが自分でちょこっと何か(作って)食べたいと思っても気兼ねしちゃったり作ってとお願いせざるをえなかったりするわけだし。今は非常事態で将来はまた会社で仕事できるから大丈夫かもしれないが、どうもこの先、ホームオフィス化が進みそうでもあるし。

ドイツはパンデミーの最初の第一段階を乗り越えたとのことで、さらなる緩和に踏み切った。その話は日を改めてするとして、まだパンデミーの初期段階だというのは変わらないし、緩和して数値が悪化したらすぐにまた閉鎖になるという綱渡り。学校も来週から再開と言われたって、教室の人数制限とかがあってどう再開するのかどうにもこうにもまだはっきりしてないし。したがって、今後が不透明なのは今も2か月前も全く変わりない。が、どんな状況になろうとも、めぎ家はそれぞれの仕事部屋があるのでそれぞれのリズムで通常通り乗り切っていけそうな気がする。それぞれの部屋、お勧めである。
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第一段階を乗り越えた! [新型コロナウィルスのこと 2020年]

今週からお店が開き始めたドイツ。
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世の中は緩和でウキウキした雰囲気に満ちている。なにしろ3月中旬から2か月近く、人と会っちゃいけなかったのが、やっとちょっと許されたんだものね。と言っても本当はちゃんと1.5m以上の距離をとらなきゃいけないはずなんだけどね…
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昨日もちらりと書いたように、水曜日(5月6日)にメルケルさんと州知事さんたちとの会議があって、ドイツはコロナ・パンデミックの第一段階を乗り切ったとの見解を示し、さらに大きく緩和に踏み切った。なんと言っても大きなことは、これからはメルケルさんが全ドイツにお触れを出すのではなく、各州に委ねることにしたという点である。だからここからは、第2波が来ない限り、そして国の決めた大筋を外れない限り、さらに新たな感染者数などが国の決めた基準を超えない限り、緩和の内容や時期を各州が自分で決められる。この写真が、めぎにはものすごく印象的だった。私はここまでの責任を果たしたから、あとはそれぞれの州にお任せするわ、よろしくね…とでも言うような、含みのある後ろの空間。思えば彼女が首相である期間も残りわずか。引退が決まっているから、彼女は票のために何かをしているのではなく、全力でただただドイツのために良かれと思うことをやってひたすら尽くしているように見える。彼女の行く先は光があって、もはやまるで神のよう。彼女の後にはいったい何が残るのだろう…緑(青)信号ならいいけれど。写真とその記事はこちらから。
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さて、緩和というのは具体的には、規模に関係なく商店が全てオープンとなり、学校も夏休みまでに段階的に全学年が授業復帰できるようになり、レストランや保育園等も条件付きでオープンするし、ブンデスリーガが無観客で試合を再開し、劇場やコンサートやオペラ座や映画館なども段階的に再開していくとのこと。と言ってもどこも入場制限などの条件付きで、1.5mの距離を置くソーシャル・ディスタンス付きで。
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ソーシャルディスタンスはとりあえず6月5日まで延長。つまりホームオフィス・オンライン遠隔授業をこのまま続けろということ。でも、家計を異にする家族が2家族まで集まることは良しとされた。つまり、2組の家族が一緒に散歩したりレストランで食事したりするのはOKとなる。しかし、それぞれの地域で過去7日間に10万人当たりの新規感染者数が50人を超えたらその地域はすぐに閉鎖に踏み切るとのこと。大きなイベントは8月末まで禁止だし、夏休みも国内旅行なら何とかできるかも?どうかな?という段階だし、今これだけの緩和をするってことはちょうど夏休みに第2波が来てまた自宅待機になりそうな気がものすごくするし、さてさて…
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ちなみに、現在の例の再生産数は0.65である。4月中旬にわずかな緩和が発表されてからすぐに1日だけ1を超えた(グラフにあるように最悪の場合の想定は数日間1を超え続けた)が、すぐにまた下がってここ1週間はずっと1以下で推移している。日々の新しい感染者数も最もひどい時には一日に7千人ぐらいいたのが今は千人を切り、ずいぶん少なくなったわねぇという感じ。下のグラフはこちらのサイトからで、これは西ドイツ放送局のサイトで主にめぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州の数値が出ているのだが、下のグラフはドイツ全体の再生産数。また、こちらにはドイツ全体の日々のレポートが出ている。5月6日のレポートによると、16万5千人の感染者数のうち死亡者は7千人で、完治した人が13万7千人ぐらい。どちらのリンク先もドイツ語だが、その内容の充実さをご覧になってほしい。ドイツはこれだけのレポートを毎日出して、だれでもアクセスできるようになっている。
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ソーシャルディスタンスの他に義務付けられたのがマスク。今ドイツでは、店内と公共交通機関利用時はマスク着用が義務。学校も廊下などが義務(教室内はその学校による)。これは洋服の仕立て直し屋さんにあったマスク。ドイツでマスクが売られるようになるとはね…
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こんな掲示もあるし、マスクがないと店に入れないし。2人までという入場制限のこのパン屋さん、入っていく男性もちゃんとマスクしている。
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今やヴィトンとかもマスク作っているというし、なんとなく、マスクが新アイテムとして流行しそうだわねえ。

この子はまだお嫁さんがいないらしく、切なく吠えている…
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こちらは素晴らしい花を咲かせた。こんな背景でぜんぜん素敵じゃないけど。場所移動させて撮ればいいのだけどね…
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来週から卒業試験が始まる。めぎとしては、とにかく卒業試験を終えるまではめぎ自身もコロナにかからずに乗り切りたい。卒業試験さえ無事に終わってくれれば、あとの学年は来年度になんとかしましょ、と思う。まあその来年度も第2波とかでどうなるかわからないけど、その頃にはこのオンラインやら遠隔授業やらもう慣れているし、なんとかなるでしょ。
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5月最初のマルクト市場で [新型コロナウィルスのこと 2020年]

ここは昨日の金曜日のマルクト市場。すっかり青々…
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5月1日の金曜日はメーデーの祝日で市場も休みだったので、8日のこの日が5月最初の市場。ほぼ開店と同時に行ったのだが、既に人がいっぱいいた。
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いつもの八百屋スタンドまでも行列が。たいした人数でもないのだが、ソーシャルディスタンスをとると列が長くなる。
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黄色い看板に、マスクが義務になったと書かれている。このおじさん、マスクをしていなかったのでスタンドのここまで来たところで売り子さんたちにこれ以上の侵入を断られた。しばらく問答が続き、しなきゃなんねぇの~と言いながらポケットからマスクを出したおじさん。なんだ持ってるんじゃない、もうさっさとしてよね。
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このように、義務になったところは義務だからマスクなしには買い物もできない。お願いではないのだ。今や商店、スーパー、デパート、市場などショッピング系は全て着用義務。バス、電車内など公共交通機関も義務。ただ、マスクがない人のために、スカーフやショールなどで巻いてもOKとのこと。めぎは普段使う鞄全てに念のためスカーフを入れた。万一マスク忘れても(または汚れて使えなくなっても)困らないようにね。
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そして売り子さんたちは手袋。
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4月末まではマスクなしだった花屋さんもマスク。
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ドイツ人、規則化されればやるのね。
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しかし、マスクをしながらの買い物は暑い。品物の名前や数のやり取りも聞こえにくくて、結構しんどい。今年の夏、涼しいといいな…
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従妹の家で [新型コロナウィルスのこと 2020年]

緩和の進むドイツ。今週からは学校でも、最終学年(日本で言えば高3)の卒業試験と来年度に卒業試験の学年(日本で言えば高2)への授業が始まった。一つの教室はその日に一回しか使えないし、だからいつもよりずっと時間・人数制限しての特別時間割の授業(一つの教科は一回2時間授業にして、生徒はクラスを半分に分け、2週間に1度めぐってくるという感じ…例えばめぎの高2の受講生は22人なので、半分にして11人がちゃんと1.5m以上の距離をとって座れる大きさの教室を使い、今週に半分の生徒、来週にもう半分の生徒に同じ授業をする)。これじゃ、ただ久々に会ってオンライン授業でやってきたことの定着度とかの様子を確認することを目的としているだけという感じだけど。レストランなども月曜日から営業開始(こちらもものすごい入場制限付き・寒くても基本外または窓全開換気付きだけど)。小さい子どものための公園の遊び場は先週の木曜日から解禁になった。

で、めぎたちも先週末、緩和に伴って冒険をしてみることにした。
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同じデュッセルドルフの街の反対側にあるうちのドイツ人の従妹の家を訪ねたのである。めぎ家は街の南に位置し、従妹の家は北。トラムで20分ほどで着くとは言え、トラムに乗ること自体冒険。でもほとんど人がいなくて、快適に到着。まずは手洗いをして、ハグはしないで、やっと家の中。あ、新しいテーブル買ったのね。
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いつもは↑上の写真の部屋で食事をするのだが、今回は風通しよくバルコニーで。
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ドイツは3月中旬以降先週まで約2か月間、公共の場で別世帯の人と会うのは2人まで、3人以上の集会はご法度だった。それがやっと、2世帯までは人数制限なく集ってもOKとなった。それは公共の場でということで、私的な家の中では何人か集ってもよかったようなのだが、めぎ家はずっと公共の場と同様の基準で自粛してきた。しかしそれも解禁というわけで、めぎ家は長らくお預けとなっていた従妹とのアスパラパーティーを決行することにしたのである。

まずは窓を豪快に開けてひたすら換気に努めながらキッチンで乾杯し…
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飲んだのはこちら。
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前菜を用意して…
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バルコニーで。
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ひとしきりおしゃべりして前菜を楽しんでから、メインディッシュの料理。
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メイン時のワインはこちら。これ、去年の秋に従妹とプファルツ地方へ旅に行った時に一緒に買って、春の白アスパラのときに飲もうねと約束していたもの。結構濃厚だった。
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そしてメイン♪ 従妹もめぎたちと同じく付け合わせはハムのみ、ジャガイモに溶かしバター、つまりオランデーズソース無しで食べるのが好き。
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メインはアスパラなので、熱々をお代わり。3人分1.5kg、一人当たり7本準備。
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従妹はちょうど転職活動を始めたところでコロナ騒ぎとなり、どこも面接を延期。ついてないわね~という感じなのだが、その機会を生かそうとコロナ休暇中に英語のオンラインスクール受講を開始、いっぱい勉強中だった。採用の仕事なので、外国人を採用する場合に必要な法律とか手続きとかの英語がいっぱい。ドイツ語だと分かるけど、その英語となるとめぎもよくわからない…へえ、そう言うんだ、と話に花が咲いた。それにしても今から転職だなんて、55歳ぐらいなんだけど、凄いバイタリティだなあ…しかし、この2か月間ずっと一人だった従妹、なんて可哀想。イースターに息子が一日だけ訪ねてきてくれたほかはずっと一人だったって。めぎたちは二人だから、ずいぶん気が紛れていると思う。

それから従妹が作ってくれてあったデザート。
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イチゴとその他いろんなベリーの入ったティラミス。従妹はラクトーゼ不耐症なので、この生クリームは豆乳で作られている。バターは普通のバターを使っていたけど、バターやチーズは少量なら消化できるらしい。
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このとき21時15分ぐらい。ずいぶん明るくなったわね~
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帰りのトラムもガラガラで、本当にみんな出歩いていないんだなあと実感。マスクやら手洗いやら風通しやらハグはしないやら本当にいっぱい気を付けたとはいえ、規則に何ら違反していないとはいえ、ちょっとドキドキ。ドイツの5月6日の再生産数は0.65だったのが、5月10日には1.13になったし。おお、やっぱり緩和の影響恐るべし。そのうちにはまた閉鎖かも…そうするとまた誰にも会えなくなるし、久々の家族の集い、サクッとやっておいてよかったわ。月曜日から急激に寒くなったし(5月の今の時期のことをドイツ語でEisheiligenと言い、訳すと「氷の聖人の日々」。キリスト教では2月14日のバレンタインデーの聖バレンタインだけでなく毎日いずれかの聖人の日なのだが、例年この時期霜が降りるほど冷え込むため、5月11日から15日までの聖人の日々をそう呼ぶ。15日の聖人はKalte Sophie(冷たいソフィー)というあだ名までついて知られている)、外に座れる温かいうちにやっておいてホントによかったわ…
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マクロレンズと戯れながら [新型コロナウィルスのこと 2020年]

先日も書いたようにめぎは火曜日まで4連休だったのだが、うちのドイツ人が祝日で仕事が休みなのを利用してリビングの床と格闘している間、めぎは試験の採点をしつつも祝日の光を味わって、バルコニーで植え替えをしたり肥料をやったり草取りや枯れた花や葉っぱを摘み取ったりした他、久しぶりにマクロレンズと戯れていた。
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紫陽花が咲き出して、ウキウキ。
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自然の美というか、神秘というべきか。咲き始めがとても素敵。
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日差しが眩しいほどだったので…
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前ボケを大きく入れたのを撮ろうとしたのだけど…
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こんなのを量産。
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↑これ、上のここにピントを合わせている。
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別の前ボケ。何十枚も撮ったのに、まあまあというのがこういうのなんだからねえ…
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前ボケって難しいわねえ。
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壁の陰で、ホオズキの花が咲き出していた。季節は本当に飛ぶように過ぎていく。
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さて、ここでめぎの覚書として、長くなるがちょっと最近の仕事のお話を。カテゴリーを仕事風景としたのは、そういう意味で。または、ここまでの前ボケ写真が今のめぎの頭の中の風景という意味もあって(遠くに霞んで見える目標を一生懸命そらさずに見ようとしつつ、この見通しの悪い季節はちょうど仕事を何もしなくてもいい魅力的な夏休みにかかるというような感じ)。その後カテゴリーはコロナの話に変更。ここから先はマクロレンズを使いつつも特に寄らず普通に撮ったものである。
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4連休はあっという間に過ぎ去り今日からまた学校が始まるのだが、今週は卒業試験の口頭試験と追試中。めぎの科目の口頭試験は先週だったので、そして筆記試験も全て採点してしまったので、めぎは卒業試験についてはすべて終了。今年のノルトライン・ヴェストファーレン州の夏休みは6月下旬からと早い年なので、学校はあと3週間と3日。今年度はあと、やっと軌道に乗りつつある半数の生徒相手の「新通常」授業と、コロナで特別な措置の取られた成績のつけ方での成績判定のみである。
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特別な成績のつけ方は、生徒にとても親切なやり方だ。例えば、ドイツは小学校から高校まで一般的に留年のある国なのだが、今年は基本的に留年無しという決定が下された。コロナ前にもともと授業についていけてなかった生徒や、病気がちだった生徒、さらにコロナによる遠隔授業ですっかり何が何だか分からなくなった生徒のために、親や生徒が望めば留年が認められ、それ以外はみんな進級。つまり来年度の学年で判定して必要となればそこで留年させる措置を取ることとなる。
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授業進度という意味では、3月中旬の休校からここまでオンラインや遠隔授業で一応コンスタントに進めたので、今年度にやるべきことはほぼ終わった。ただ、それを生徒が本当に理解して身に着けているかどうかは分からない(多くは提出した課題の出来で大体の見当がつくが、課題を出さなかった生徒もいるし。語学は喋れてなんぼなので、生徒同士電話で会話してそれを録音して提出とか、オンラインでミーティングしてレポートを発表とか、色々なことをやってみたが、何にも参加しない生徒も一部いたのだった)。だから、来年度様子を見ながら、ひょっとするといっぱい復習しながら始めるということにはなるだろう。来年度に(秋から)普通に授業が行われるようになるか否かも、まだ何とも言えないけれど。
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そんなこんなで、少なくともドイツでは夏休みを短縮しようという話は無く(一度そんなことを誰か政治家が言ったが、すぐに教育省に却下された…最近は、夏休みがあっても親の方が仕事がなかったり時短になったりして収入が足りなくて休暇に出かけられないから、その分の補助がなされるべきなんていう話が持ち上がっている…このコロナの時期に夏休みに向けて緩和を進めているのはみんなを休暇に行かせるためなのだ)、日本のように土曜日も授業しようなんて話もない(そうすると教師にエキストラにお金を払う必要が出てくるからだろう)。ただ、生徒の方が申し込めば、6週間の夏休みの最後の2週間にドイツ語・英語・数学の補習授業が行われるようだ(これはコロナに関係なくもともとあるシステムで、生徒がエキストラに費用を払い、担当教師にエキストラに支払われる)。しかし学校ごとではなく市に一校で、申し込んだ生徒みんながその学校に行って補習を受けるという形のようだけど。つまり、よほどじゃないとそこには行かないということだろう。
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ドイツの親が心配しているのは、学習の進度の遅れとかではなく、遠隔授業で出される課題が多すぎるとか生徒が質問しても教師からなかなか返事が来ないとか(そういう要望に応えるべく、めぎたちは週何時間の授業の人は何分でできる課題を出すべしといったガイドラインが渡され、一週間に2回ほど必ずPCの前に座って即答に努めるオンライン面会時間の日時を設定させられた)、裕福でない生徒の家庭では遠隔授業のためのインフラが整っていないとかそう言う類のことで(めぎの学校ではそういう生徒には学校のiPadが貸し出された)、早急に通常授業が行われるようになることが一番望まれているようだ。しかし一方でコロナがおさまっていないのに子供たちを学校へは行かせられないという話もあるし、通常に戻るには夏休み中の緩和にもかかわらず感染者数や再生産数が低く収まることが必要で、さて、どうなることかしらね。
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ホント、どうなるかなといつも思ってはいるのだが、そして、秋以降も通常ではなく「新通常」やら遠隔やらしなければならないならどうやってやろうかと考えたりもしているのだが、どうせ今は秋にどうなるか全然分からない。だから、単純に今という時間をこうして楽しんでいる。
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夏休み半分が過ぎる [新型コロナウィルスのこと 2020年]

今日は旅行記を中断して、めぎの近況を。

今年調子が悪くて5月中旬に根元から切って新しく芽を出させたクレマチスが、7月12日にとうとう咲いた。
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めぎ家の元祖クレマチス。やっと綺麗な花が見られてよかった~蕾もまだまだいっぱい。
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次の日、初々しい蕊を。
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その他、こんなのが花を咲かせた。
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これ、どこからかもらった種を植えたところから生えてきたのだが、それが何の種かは謎だったし、これ一つしか育たなかったのだが、さて、なんという花なのだろう。
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それから、ブラックベリーが実をつけた。酸っぱいけど味が凝縮しててワイルドで美味しい。
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夏休みに入って3週間が過ぎた。前回10日が過ぎた話を書いてから、もう10日以上が経ったのだ。最初の10日より雨は減ったがやっぱり天気が悪く、しかも気温が下がってフリース着るような日が続き、ここ10日間には金曜日のマルクト市場などの買い物以外は…
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毎週楽しみにしているあの貴族の庭園にも悪天候で行けず、日曜日の1時間の散歩にしか出かけなかった。
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日曜日に行った公園ではもう秋の花かと思うようなのが咲いてたし、今年は夏がないまま秋になるのかと鬱々とした。
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カナダガンのヒナたちはもうすっかり大きくなった。旅立ちももうすぐだろうな。季節はどんどん過ぎていく。
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なによりめぎの心を鬱々とさせたのは、この3週間、夏休みに楽しみにしていたバルコニーライフが全くできなかったこと。天気が悪いのも然ることながら、喩えこんな風に青空でも寒すぎて、バルコニーに座ることすらできなかったのだ。
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この夏休み、どこにも行けないし、それどころかバルコーニエンにも行けないし、ホント、なんなの。

下の家の人はスロベニアへ休暇に出かけた。車で出かけたので、移動中に感染する危険がない。行った先には親戚のセカンドハウス。つまり、ホテルやレストランで感染する可能性もない。いいなあ。雨が多かったので、ほったらかしの庭は綺麗に花が咲いている。見てもらえなくて勿体ないわねえ。
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もともと今年は休暇に出かけるつもりでなかったうちのドイツ人は、予定通り仕事の傍ら地道にこの作業を進めてて、ザルツブルクに行けなくなっためぎも手伝ってみたり。これ、どれほど大変で、どれほど手や腕や肩や背中が痛くなるかなど、よくわかったわ。
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さて、ここからちょっと文章だけになるが、色々と思うこと知ったことなどを記録のために。

ザルツブルク音楽祭のもともとのプログラムは来年に延期となり、今年は縮小した別プランで開催する運びとなったのだが、それでも2つもオペラをやって片方はめぎの好きなメゾのマリアンヌ・クレバッサが出るし、もう1つにはめぎの好きなソプラノのアスミク・クリゴリアンが出るし、見たくて聞きたくて行くか否かめちゃくちゃに迷ったけれど、断腸の思いで諦めた(その代わり行ったつもりでそのチケット代に当たる金額の寄付をした)。やっぱり飛行機か電車で移動するというのがね…日本の知り合い(60代の人)から、神奈川から90歳ぐらいの親の住む実家まで感染を避けるために夜行の個室で帰る(個室だと車掌に10秒ぐらい会うだけであとは誰にも会わないから)という話を聞いたので、なるほどその手があったかと思って調べてみたけど、ザルツブルクまでの夜行個室は片道250ユーロぐらいして、うーん、そこまでして行くか?という気がしてやっぱり諦めた(日本で夏の帰省はそのぐらいの値段がするのは普通かもしれないが、めぎはいつもザルツブルクまでは片道100ユーロもしないチケットで行っていたのだ)。音楽祭そのものも、いくらディスタンスを取った配席だということでも、閉ざされた空間だしねえ…予約していたアパルトメントのご主人が、違約金など全く取らずに(こちらが申し出たのにもかかわらずそれは必要ないと言ってくれて)来年の予約を受け付けてくれたのがとても有難かったし、同時に、たぶんそこはこの危機を持ち堪えられそうってことね、とちょっと安堵した。

現在のドイツの状況としては、新規感染者数はずっと横ばいで、日々200~600人(日本から見ると200と600って大きな差のようだが、そのぐらいの振れは5月中旬から今まで2か月ずっと続いている)、再生産数は夏休みに入ってから今までの3週間0.63~1.34ぐらいを推移(ここ10日間は上昇中)。マヨルカ島に休暇に行った人たちが密密密でマスクももちろん無しでパーティをしているらしく大問題になり、たぶん夏休みが終わったら休暇中に感染した人が戻ってきて増えるのだろう。休暇に出かけてなくても、ドイツの各都市で居酒屋の前など外とは言え夜に人がたくさん集まってて、この緩みが2週間後にどうなって返ってくるのかなと思う。と言っても多くは元通りの客入りではなく、打撃を受けた居酒屋やレストランなどを救うことはできないようで、コロナ休業で倒産する飲食店も出始め、その中にはデュッセルドルフの有名な老舗日本食レストランも。そのニュースにはちょっとしみじみとしちゃったな…もう長いこと食べに行ってなかったけど、外国で本物の日本食というかちゃんとした和食を提供していた長い歴史のあるその店が無くなっちゃうなんて。一時代終わった、いや、時代が変わる、という感じ。

そんな中、ドイツが景気を刺激するためにやっていることと言えば、色々あるが例えば付加価値税(日本の消費税)の年末までの引き下げ(19%から16%に、食料品など一部は7%から5%に)と、できるだけたくさん国境を開けることなど。感染者数が600人出ようと、クラスターの場所だけ局地的にロックダウンするだけであとは緩和を続けるどころかさらなる緩和もし、休暇に行ける人には行っていただいて観光業界を助け(それも国内を推奨しつつもオーストリアやオランダはもちろんあんなに感染者数の多かったイタリアやスペインにまでドイツ人を自由に移動させ、そこの経済をも救い)、レストランに行きたい人には名前等を登録させるがどんどん行っていただいて飲食店を救う。150人規模の結婚式もOKとなった。それとともに、そんな旅やら外食やらの余裕のない人にもスーパーでの買い物を少しでも楽にし、かつこの機会にお金のある人は高いカメラや車もぜひ購入を、というわけである。賢いなあと思う。無観客でもサッカーを復活させたのは、試合があればPay TVが生きながらえるからであるし、人々の鬱憤をそれで晴らすこともできる。これに加えてオペラなども復活してほしいところだが、秋からはマスク着用とディスタンスを取った配席で開始の予定のようだ。まあなんにせよ、どこの国も、どんな政治家も、政策というのは選挙で勝てるようにということを第一目標に掲げてするものであり、かつパイプのある産業を助けようとすることも第一だろうから、こちらはその辺を差し引いて評価すべきだけど、以前も書いたようにメルケルさんは自分自身がもう引退することが決まっているので、本当に信条として良かれと思うことを推し進めようとしている部分が大きいように感じる。

仕事の方は、先週めぎの住む州の教育相が記者会見し、新年度からのもしやのオンライン授業に備えた大規模な予算を発表し、タブレットやPCを持たない生徒と、私物をオンライン授業に使いたくない教師にタブレットを配布するとか。日本も公立学校のオンライン授業のために似たような予算を立てているらしいが、2023年までに実現とかって悠長なことを言っているけど(いくらなんでもそれまでにはコロナ終わっててほしいわよね)、こちらは来月の新年度に間に合わせるらしい。なんという速さ。そう言えば3月から夏までに、いかにドイツがオンライン授業で他のEU諸国どころかアジアにまで後れをとっていたかが明るみになって教育関係はみんなで憤慨していたのだが(オンラインで授業しようにもメールを送ろうにもホストダウンが相次いで)、それを本気で取り戻そうとしているのかもしれない。ちなみにめぎの学校は、夏休み前に教師全員に市から支給されたという新品iPadを貸与し(もともと自分で持っていて既に授業に使っている人は借りなくてもいいということだったが)、休み中大いにそれで「遊んで」慣れ親しんでおくようにという宿題が課せられた。そんなわけでアンチアップルだっためぎもとうとうiPadを使わざるを得なくなったのだが、貸与されるなら何でも構わないし、自分でセキュリティ云々気をつけつつ私物を使う必要もないし、何より自分で買わなくて済んでホントなにより(学校教育のオンライン化がiPadに向かっていることは既に知っていたので、そろそろ買わなきゃいけないかなあと考えていたところだったのだ)。さて、ここで本題に戻るが、そんなiPad云々はともかく、それってつまり、誰も新年度に通常授業ができるとは思っていないってことよね。必ず第2波が来る、という前提ってことよね。さっきの話に戻るけど、夏に感染者が増えようと緩和を進めて街へ繰り出させ、国境を開けてせっせと旅行させたのも、自由を奪われた気分だった人々には気候のいいうちにガス抜きさせ、倒産ギリギリのところには取り急ぎ稼げる時期に稼がせておき、みんなで来たるべきロックダウンに備えておこうってことかも。だから学校も第2波ありきで準備中、最初は通常に始まっても、秋か冬か、そのうちには分散授業とオンライン授業の組み合わせになる時期がほぼ確実にやってくるという予想、ということなのだろう。

…というのがここ10日間のあれこれなのだけど、あらら、ずいぶん長くなっちゃった。何もしてないけど、考えていることは山ほどに。ホント、肩がこるはずだ…

そんな中、気分転換はなんとかして自分でオーガナイズしなければならないわけだが、先日も書いたように、めぎはうちのドイツ人と毎晩二人だけの「音楽祭」を楽しんでいる。まずは夕食後、フルーツてんこ盛りプレートを用意し(まず右のサクランボは日本で言えばアメリカンチェリーみたいな色だがドイツ生粋のサクランボでアメリカンではない、手前の2つに割ってあるのはドイツのプラムで、西洋スモモとかプルーンとでも訳すのがいいのかもしれない、左のはグズベリー(西洋スグリ)。日によってこれにイチゴが入ったり、平たいタイプの桃が入ったり、ネクタリンが入ったりする)…
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1~2時間前後、YouTubeでレコードやCDやDVDを見聞きする。便利な世の中になったわよねえ、昔の様々なコンサートや音楽祭やレコーディングやなにやらが検索すればすぐに出てきて、こうしてうちで見聞きできるのだもの。リビングは改装中でこんな状況だが、それでもソファに座ってリキュールとかブランデーとかを一杯(毎晩だから一杯とか半分とかだけ)楽しみつつ、日々テーマを決めて聞いている。テーマはオペラだったり作曲家だったり指揮者だったり。ここのところカルロス・クライバーに嵌ってて、彼の指揮したオペラや彼についてのドキュメンタリーをはじめ、彼のリハーサル風景を録画した映像やオペラを指揮している本番の楽屋用の映像の録画を見たり、ベートーベンやブラームスやモーツァルトの交響曲の指揮をカラヤンやフルトヴェングラーやベームやバーンスタインやショルティやアーノンクールなどと比較してみたりなど。年代も、古くは60年代の演奏やら40年代のやら。クラシックの演奏に関しては新しければいいというものでもなく、名前が有名だからいいというものでもなく、様々で面白くて、うちのドイツ人とあれやこれや議論し、満ち足りた時間。
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こうして日々は暮れていく。今の日没は21時40分頃。22時頃でも薄明るい。
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そして、7月18日、ようやくまた夏らしい暑さが戻ってくる気配が。暑いと言っても去年や一昨年みたいに暑すぎるわけでもなく、最高27℃ぐらい。25℃ぐらいあればバルコーニエンが楽しめる。今週はしかし、21~23℃ぐらいのよう。夏休み後半の3週間、もうちょっと夏らしさを楽しめるといいな。
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