土曜日のデュッセルドルフの様子

今週も年末年始の旅行の話には戻れない…仕事があまりにも忙しくて、旅行中の写真を見てその世界にちょっと入り込んで懐かしく思い出したり調べたりする時間が持てないのだ。そのうちもうちょっと余裕ができたらね。

というわけで、たらたらと最近の話を続けることにする。今日は先週末の土曜日10時半過ぎに買い物ついでに写した写真から。



楽しそうな家族連れだった。



先日から何度かご紹介しているこの乗り捨てというかシェアタイプのEスクーター、こんな風に並んでいれば、シェアを待ってますよ～という感じでいいのだが…



こんな風になっていることが多くてねえ。ここはまだ何台か一緒だからたまたま倒れちゃいましたって感じだけど、まさに乗り捨てたという感じが多くて。これだと借りたい気も失せるわよね。自転車だともっとひどい。



さて、昨今ウィルスがらみでハムスター買い（必要以上に買い込んで貯め込むこと）が多いという話を聞いたので、ドイツのスーパーではどうかしら、と撮影。トイレットペーパーは一部在庫が少ない状態だが、基本的に十分にあった。真ん中の棚のが品薄だが、下の奥にはいっぱいある。売り切れの傾向は紙の質とか何枚重ねなのかとかにもよるみたいで、ひょっとすると特にウィルスがらみで品薄になったわけでもないかも…というのは、ドイツでは在庫管理が日本ほど徹底してなくて、一週間くらい品物が入ってないことはざらにあるのだ。土曜日は普通搬入もないしね。なにしろ日曜が休みだから。



もしトイレットペーパーが無くなったら、めぎ家は10年以上前に日本からウォシュレットを持ち帰って取り付けてあるので、洗ってタオルで拭くつもり。自宅なら、まあ洗濯物は増えるけどなんとかなるわ～だって、昔のビデと同じでしょ。

石鹸は軒並み売り切れで、ハンドシャンプーも品薄っぽい。写してないが、ドラッグストアではエタノールとかは売り切れ状態。手洗いの徹底がウィルス感染を防ぐ何よりもの対策だとのことで、このリアクションは妥当な買い占めであろうと思う。まあでもいざとなればシャンプーで手を洗ったっていいわけで、なくても困らないわね。シャンプーはいっぱい売れ残っているし。



スパゲティなどの麺コーナーでは、真ん中の棚の安いメーカーのが売り切れで、上下のは十分な品揃え。つまり必要であれば普通に買える状態。



以上、確かに多少買い占めの傾向があるようで、この状況を皮肉ってドイツのカリカチュアサイトなどにトイレットペーパーを絡めたスパゲティというレシピが紹介されたり、3か月分の食料を買い込んだら冷凍庫から30㎏分もの食品を捨てなければ入らないとか、そんな話が紹介されている。

缶詰や瓶詰も、新たに買わずともうちのキッチンの収納棚には何かしら積まれていて、この機会に全部食べ切ってみるのもいいねえ、などとうちで話しているところ。そう言えばめぎ家はたまたま1月に日本からインスタントラーメンを送ってもらったところなので、いざとなったら毎日インスタントラーメンという贅沢ができそう♪



今のところめぎもうちのドイツ人も元気に冬を乗り切ろうとしてて、ひょっとして仕事で会った誰かがウィルス感染しない限り、または学校が休校にならない限り、自宅待機にはならない模様。しかし、めぎの住むノルトライン・ヴェストファーレン州の感染者数は3月8日朝8時時点で392人で、それは北海道の3月7日夜11時時点の98人をはるかに上回るのだが、それでも休校・自宅待機・隔離になっているのはものすごく限られた街のみ。先週はデュッセルドルフのある学校の教師が感染したらしいのだが、その学校はその教師と接触が合った人だけを除いて通常授業をしようとした…その試みは、他の教師が半数も病欠を申し出て（！）、授業が成立しなくなって休校に追い込まれたそうだけど。そんなエピソードもまだ対岸の火事でありつつ、同時にいつ自分の学校に火の粉が降りかかってくるかなあと待ち構えているところ。でもこのドイツの調子だと「普通のインフルエンザで亡くなる人はドイツに毎年約2万人もいるのにそれで自宅待機とか隔離とかしてないんだからさぁ」という感じで終わりそうな気もする。



ところで、椿は16世紀にポルトガル人がマカオからヨーロッパに持ち帰って伝わったそうだ。ドイツではかなりメジャーな花である。今、まさに満開。

コメント 10

インフルエンザで2万人ですかぁ
マスク文化の違いですかねぇ
日本では花粉症もあるし 春はマスク率高いですもんね

by (。・_・。)２ｋ (2020-03-10 02:41) 

オリンピックも危うい感じです。

普通の風邪とさほど変わらないと思うけど・・・。
by Baldhead1010 (2020-03-10 03:55) 

うちの近くのスーパーにはトイレットペーパーは戻ってきましたがマスクはまだ。
エタノールは我が家にあるから買わないけれど、薬局には無いみたい。
困った武漢コロナですね。インフルエンザで死ぬ方が多いと言うのは初めて知りました、アメリカでも多いそうです。日本もそうなのかな～
by mimimomo (2020-03-10 07:50) 

ドイツの人は冷静なんですね。
日本人も見習わなければ。
日本では、インフルエンザで亡くなる人は約1万人、肺炎で亡くなる人は約10万人、毎年出てます。
従来型のウイルス性の風邪や肺炎の特効薬がないのは同じだし、この騒動は、なんだか異常に感じでそっちの方が怖いです。
中国で亡くなった人が多かったのは、ウイルスの強さというよりも医療崩壊を起こしてしまったからだと思うのですが、あれが恐怖を植え付けてしまったのかも。
by YAP (2020-03-10 08:26) 

ドイツも急速に新型コロナウィルス肺炎の患者が増えていますね。
新型コロナウイルス肺炎の恐ろしさは、潜伏期間が長い。治療方法が、確立していない。若い人は80％以上、軽症で治るが、時には、心臓や脳（髄膜炎）にまで、ウィルスで、
やられる場合がある。（ごく僅かですが）70才以上の死亡率が高まる。特に持病持ちは、重症化しやすく、死亡率が高い。効果的な治療薬が見つかれば、インフルエンザ並の扱いになり、騒動は、収まると思います。幾つか、治験が行われており、早晩、見つかると思います。
トイレットペーパー騒動は、日本も全国で拡がり、イオンが、在庫は十分あり、輸送を、増強して、品切れを解消すると言ったら、2日後から、お店には、トイレットペーパーが山積みになって、誰も、纏め買いをしなくなりました。マスク、消毒用アルコールの品切れは、3ヶ月近く続いていて、全く目処が立っていません。政府は、月産6億枚にすると言っていますが、6億枚って、一人あたり、5枚、１週間１～2枚で、これでは、足りない。
by テリー (2020-03-10 08:32) 

ドイツの皆さんが冷静なのがすごいですね、肝が据わってるのかな。
地続きのイタリアであれほどの猛威があるのに、冷静なのは驚きます。
見習わなければならない点ですねえ。
by ナツパパ (2020-03-10 09:32) 

日本はハムスターだらけです。特におばさんハムスターが駆け回っています。
by gillman (2020-03-10 15:48) 

お久しぶりです。横浜も異常事態…。
近隣ほとんどのスポーツ施設…スケートリンクも一般滑走が休止されてしまい、当分滑れそうにありません…（ ＴДＴ）
学校や公共施設やイベントがかなり休止されて、それに付随して仕事が激減した方々も大勢。日常生活どころか、人生が大きく変わっていってしまいそうです。
私の仕事はなんとか継続出来てますが。長引けば影響あるかもしれません。
他国の状況はいかがなものかと気になってましたので、ドイツのお話が聞けてよかったです。
めぎさんもどうぞお気をつけて。

by momo (2020-03-10 18:08) 

近所ではハンドソープは品薄だけど、石鹸は普通に棚に。そちらと逆ですね。
スーパーの在庫補充については、そこの自社ブランドのごま油でしたが、
一ヶ月余り待ったことがあります・・・。
オランダは、ノルトライン・ヴェストファーレン州の約1.2倍の広さしかなく、
全域に広まるのが早そうで、外出時にはなんとなく気を遣います。
by Inatimy (2020-03-10 20:08) 

ハムスター買い、という言葉は日本のニュースでも取り上げられていました。千葉の田舎エリアでもマスク姿が多のですが、まだのんびりしたところがあります。先が読めないので、少し不安です。
by krause (2020-03-11 10:24)