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今年もまたこの季節がやってきた [食べ物・飲み物]

これは先週の金曜日、2週間ぶりのマルクト市場。
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↑2週間のうちにすっかり葉が青々と。旅もしていないのに2週間ぶりなのは、この1週間前は聖金曜日、すなわちキリスト受難の日でお休みだったからだ。みんなで喪に服すという感じ。キリスト教信者じゃない人にとってはただのお休みだけど。

イースターが終わり、早くも聖霊降臨祭のバラ(芍薬)が売られ始めていた。5本で3.5ユーロ、10本で6ユーロ。可愛いね~とめぎ家は15本購入。
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そしてこの日に買おうと決めていたものはこちら。
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今年も白アスパラの季節がやってきた・・・3月末か4月始めからすでに売られてはいたのだけど、めぎ家は辛抱強く暑くなって甘くなるのを待っていたのだった。イースターの頃に最高気温が25℃を超える暑さになり、これだけ暑ければもう白アスパラを買ってみても良いね、と5月になるのを待たずに購入。うちのドイツ人的には白アスパラのシーズンは5月からなのだけど、こう気候が変化してくると、いろんなものが前倒しになるような気がする。まあまだ寒暖の差が激しくて、イースター明けは最高気温が13℃いくかいかないかという寒さに逆戻りしちゃったけど。

めぎ家はいつものように一番上のランク(今回は1kg12ユーロだった)を2人分1kg購入。美しいボクたち。
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いつものようにめぎがお洋服を脱がせ・・・(繊維が残らないよう厚めに皮を剥くのが大事!)
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専用の入浴にスタンバイ。入浴シーンはNG♪(いや、ただの撮り忘れ・・・茹でるのはその日の品質や太さによるが、今回は8分位だったかな。塩とほんの少し砂糖を入れて煮る。普通ドイツ人は12分位茹でるみたいだが、めぎは茹ですぎないよう、でも柔らかくなるよう様子を見て茹で上がりを決める。)
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めぎはその間付け合せの生ハムを用意。今回はドイツのを2種類。
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うちのドイツ人は茹でじゃがいもの皮むきをしていた。そして茹で上がったのをまずは3本ずつ盛り付け。
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食卓には芍薬こと聖霊降臨祭のバラ。今年の聖霊降臨祭は6月20日で、まだまだだわね。それまで芍薬、売られ続けるのかな。
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めぎ家はいつも溶かしバターをかけて食べる。パセリを振るのはめぎ家風。ドイツのオーソドックスな食べ方は溶かしバターかオランデーズソースで。焼くとかパン粉を付けて揚げるとかオーブン料理にするとかサラダにするとか、もちろん食べ方は色々あるが、めぎ家は白アスパラに関してはものすごく保守的だ。というのは、一週間に一度だけ金曜日のマルクト市場で買ったその日に食べるというのを基本とし、その限られた日に白アスパラの味そのものを心ゆくまで楽しみたいからだ。シーズンを通して白アスパラの味の変化を楽しむという感じかな。それは同じ調理法でなければ楽しめないと言うか。まるで何かの儀式のように数週間同じことを繰り返す。
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↑白アスパラの撮影って難しい・・・本当はピントをあわせるべきは先っぽなのだと思うのだが、そうすると全体がボケてしまう。もっとF値を上げれば良いのだろうけど。熱々のうちに食べたいのであれこれ設定を変えて撮っている暇はないし。事前に練習しておけばいいのだろうけど。

19時20分頃から皮を向き初め、調理し、食べ始めは20時頃。白アスパラはメインディッシュで、おかわりもする(一人あたり7本だった。まず少し固めのを3本食べ、おかわりに柔らかめのを4本食べた)。食事を終えたのは20時40分頃。それでもまだこんなに空が明るい。
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いつの間にか芍薬が花を閉じていた。
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