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船の橋 [小旅行]

4月13日土曜日のお話は本日最終回。

昨日の場所からライン河畔を少し下ったところが今回の最終地点。車でそこまでやってきた。
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この辺りにうちのドイツ人が見たい橋があるはず・・・でも、どうもこの橋ではないようだという。まあこれも十分面白いのだけど。
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しょうもない落書きが・・・大水のときにはこの橋を閉鎖するようだ。
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この川はラインではなくヴッパー川。ヴッパーというのはあのモノレールで有名な街ヴッパータールのヴッパーで、つまりヴッパーは川の名前(タールは谷)。ヴッパータールから流れるヴッパー川はここでライン川に合流するのだ。
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ここを59番のアウトバーンが通っていく。川はこの先にラインへの合流地点がある。
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アウトバーンの下。
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こんなふうになっているのね。
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うちのドイツ人の見たい橋はここからもう少し行ったところにあるようだ。
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そこまで600mくらい。土日祝日は10時から開いていると書かれている・・・
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着いた!しかし、閉まっていた。なんでも発電機の故障らしい・・・
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これは、かつてのヴッパー川のライン川への合流地点にかかる船の橋。3艘の船がここに停泊してて、そこをつないで橋にしているそうだ。18世紀の終わり頃から橋がかかったり渡し船があったり戦争で橋が破壊されたり色々あったようだが、とにかく今は1907年の帆船(統一という名)と1924年のうなぎ漁用の船(法という名)と100年以上前の船だという貨物運搬用フラットボート(自由という名)の3艘の船が並んでここにある。この「統一と法と自由」(訳によっては統一と正義と自由・・・でもうちのドイツ人に聞いたところでは、やっぱりこれは正義ではなく憲法のことを指しているとのこと)と言う言葉は、ドイツ国歌の冒頭部分と同じ。この船をつないで新たに橋にしたのは2014年のことだとか。
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3艘並んでいる写真は撮らなかったので、Wikipediaから(Von Michael Kramer - Eigenes Werk, CC BY-SA 3.0, Link)。これだけ見ると、ただ船を三艘つないで橋にしただけで、ふーんという感じだけど、この辺りの人たちにはこれを残すためにあれこれ歴史があったようだ。
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うちのドイツ人は、いつもアウトバーンを通るときにSchiffbrücke(船の橋)という表示を見て、何だろうそれ?一度見に行ってみよう、と思っていたのだそう。覗いてみるとカフェがあるようだった。いつかここでお茶ができたらいいな。
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これでこの土曜日のお話はおしまい。土曜日の午前中の駆け足ドライブ、楽しかった。それにしても、めぎの住んでいるところの近くに、まだまだ知らないところがいっぱいあるんだなあ・・・
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