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3月のめぎ家の食卓 [食べ物・飲み物]

今日は月末恒例の食事のお話を。

めぎ家の食卓でいっぱいに開いたチューリップのあと・・・
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こんな水仙を買ってきた。普通の水仙は10本で60セント程度(約75円)ととても安いのだが、これは特別な品種のようで、10本で4.5ユーロ。30本で12ユーロという結構なお値段のを買ってきた。と言っても30本1500円で買えると思えばお安い価格よね。
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これが開くと素晴らしかった。ただ撮るとつまらないので色々と工夫してみたのだが、うーむ・・・
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さて、3月初旬のカーニバル(肉よさらば!)のあと、まさに断食に入るがごとく肉への食欲をなくしためぎ。こんなスープならまあ口に入るのだけど、肉料理はホンのちょこっと食べただけでもうお腹いっぱいになってしまう。スープは美味しいけれど、お肉はやっぱり半分も食べると飽きてしまった。
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そんなわけでうちのドイツ人は、めぎが食べやすいように、でも栄養が取れるようにとトルコ系の店でズッキーニやナスなどを買ってレバーとハツの中華炒めを作ってくれて、御飯の上に乗せてみたり。
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さっぱりしたゼリー寄せをメインディッシュにしてみたり。
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さらに、めぎの好きなトルコ料理をいろいろと買ってきて、出来合いの夕食にしてみてくれたりも。
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このナスのトマト煮とピラフが美味しかったな~肉無しがいいのだ。
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お昼のパンとハムとチーズなら食べられるのだが。昼と言えば、3月中旬頃、元学生さん夫婦が赤ちゃんを連れて所要でデュッセルドルフを訪れ、めぎ家にちらっと寄っていった。昼食時だったのでこんなのを用意。
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おみやげに持ってきてくれたラナンキュラス。可愛い~♪
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水仙がだめになったあと、長いことこの花を食卓に飾って楽しんだ。
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↑この料理、豚バラの塊をデミグラスソースで煮込んだ絶品。デミグラスソース自体もうちのドイツ人の一からの手作りなのだから本当に絶品。でも、めぎは肉が美味しく感じられなくて(肉自体も絶品なのに)、一切れ食べるのがやっと。せっかく作ってくれたのに申し訳ない・・・10日ほど間を空けて食卓に再び登場したが、その時もだめだった。
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豚肉もそうだが、特に鶏肉に全然食欲がわかず、鶏肉のローストとか唐揚げとかのローテーションが使えなくなって、うちのドイツ人はずいぶん困ったのだろう。ラム肉のグーラッシュはそれなりに普通に食べられたのだけどね。
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基本的にパンは美味しく感じられて、ドイツの黒パンからアラブ系の店のパンに至るまでいろいろと食べた。そうそう、ラナンキュラス、最後にはここまで切って存分に愛でた。
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でもパンばっかり食べてもいられない。うちのドイツ人はこれなら好きだろうとアサリを買ってきてくれて・・・
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こうして調理して・・・
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ボンゴレスパゲティを作ってくれた。これはたしかにおかわりもできた。
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全然写していないけど、ほぼ毎食サラダをめぎが用意していて、それは食べられるのだった。すっかり草食系になったと言うか、まさに肉よさらばの3月だったなあ・・・

そして3月最後の週末。この花は卒業する高校生たちからのプレゼント。ドイツでは卒業は6~7月なのだけど、高校3年生はイースター休暇前で授業が終了する(イースター休暇後は卒業試験シーズンで、1ヶ月半に渡って試験を行う)。で、日本語の授業でもお別れ会をやって、そのときにプレゼントしてくれたのだった。
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スパゲティは今年のトマト初物で。3月最後の金曜日、金曜日のマルクト市場にトマトが登場していたのだ。綺麗な彩りと春の味でめぎの食欲を引き出そうとしたうちのドイツ人苦心の作。どうもありがとう。
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サッカー観戦 [小さな出来事]

今日の話は3月中旬のこと。うちのドイツ人の従妹の息子と一緒にサッカー観戦に出かけた。
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従妹の息子は生まれも育ちもデュッセルドルフで、生粋のデュッセルドルフサッカーチームのファン。今23歳だが、子供の頃からスタジアムで観戦を続けていると言う。最初は父方の親戚について行き、そのまま今に至るまでずっと、つまりホーム試合はほとんど全てスタジアムで観戦しているのだ。現在デュッセルドルフはブンデスリーガ、つまり1部リーグに属していて、せっかくなので一度一緒に行きたいとお願いし、チケットを手配してもらったのである。年間契約をしている人は残席チケットも手に入りやすいからだ。

で、非常にコアなファン席であるゴール後ろの立ち見席にご招待いただき(チケット代は一人10ユーロ!)APS-CセンサーのD5600に70-300mmの望遠レンズをつけて、いざ!
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この日はフランクフルト戦。だから、長谷部がいる。上と下、長谷部見えます?マスク被っているのが長谷部。ユニホームはフランクフルトが黒で、デュッセルドルフが赤。
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実はこの日は月曜日。ブンデスリーガは伝統としては土曜日の試合なのだが、いつからか金曜日と日曜日にも分散され、さらに今は月曜日も。月曜日は20時半からで、だから仕事帰りのめぎも間に合ったのだが、ブンデスリーガの月曜日試合開催には反対する人達が結構いて、プロテストとしてフランクフルトのファンは前半45分の試合観戦をボイコット。仕事を終えてフランクフルトからここまで駆けつけると間に合わない、だから土日にやれ、という意思表示なのだそう。
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デュッセルドルフ側も、めぎがいた席ではないが1ブロックのコアなファン席がプロテストとして15分遅れで入場したそう。

さて、試合そのものは、試合開始直後にデュッセルドルフに大チャンスがあったのだがオフサイドでゴールが認められず、その後は小康状態。
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あれ、いつのまにマスク外してる・・・
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チャンスは有るのだが、ゴールにならないデュッセルドルフ。
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どちらも無得点のままハーフタイムへ。選手が退場すると、フランクフルトのファンが到着。それも大きな花火を打ち鳴らし、物々しく。
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フランクフルトはこういうので有名なチーム。それと比べると、デュッセルドルフのファンってなんだかおとなしいと言うか、お上品と言うか。しかし、どうしてこういうのがあの荷物チェックをすり抜けちゃうのかしらねえ。
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さて、後半に入り、まもなくフランクフルトがゴール。その後、デュッセルドルフのPKにもつれ込むかに見えたファウルのシーンがあったのだが、クレームがつき、ビデオ判定になった。
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で、判定の結果PK無しとなり、デュッセルドルフのファンはみんなで大声で「シャイセ~DFB!」と歌い出した。訳すと「ドイツサッカー連盟のクソ野郎~!」という歌詞。このビデオ判定に関しては、どう見ても事実と反対に判定されるケースが多く、せっかくビデオで見ているのにどうしてこうなるんだ!?こんなビデオ判定をやる意味がどこにあるんだ?ただ試合を中断して流れを止めているだけじゃないか!と、ドイツでは非常に議論になっている。さらに言うと、そのビデオ審判がいる別室は実はケルンにあるのだが、デュッセルドルフと隣町ケルンは犬猿の仲なので、デュッセルドルフに不利な判定をするのはケルンの仕業だ、とみんなブーイング。

そんなコアなファンたちの試合のあれこれへの反応がとても面白く、試合そのものよりそっちの方をビデオにでも撮ればよかった感じ。試合はその後0vs1とアウェイのフランクフルトチームのリードで進み、まあ今期調子の良いフランクフルト相手に善戦してるな~このまま終わればいいね、という雰囲気だったのが、ロスタイム中に0vs2となり・・・
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その直後にさらに0vs3となって試合終了。
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最後の2ゴールにはちょっと不可思議さを感じた・・・90分(日本風に言えば後半45分)を過ぎるとデュッセルドルフはもうヘトヘトで足が動かない感じに見えたのだが、フランクフルトの選手は最後の最後に突然ものすごく走り出し、それもスタメンで出ていた人が猛ダッシュして、狐につままれたような矢継ぎ早のゴールだったのだ。実力の差といえばそれまでだが、それ以上のなにか黒いものを感じた。まあクラブとしての予算の差も歴然なので、それだけのお金をかけた結果なのだろう。あ、いや、八百長だと言っているのではなく、なにか元気の出るような、または元気が長続きして特に90分後くらいに効果が出るようなものが選手の身体の中にあるのでは、と思うのよね・・・昨今のサッカーはその成分での勝ちのように見える場合が多いのだ。だって、どうして90分もあんなスピードであんなに走り回れるの?トレーニングでそこまでなれるわけ無いでしょ・・・

かなり冷え込んだ日だったので、2時間立ちっぱなしは結構辛かった。でも、コアなファンたちの、そしていつもは温厚な従妹の息子の迫力の応援ぶりが面白く、とってもいい経験だった。嵐の多い頃で、風も強く、雨が降らなくてホントラッキーだったなぁ。
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そして何と言っても、長谷部のプレイが素晴らしかった。日本人のプレイヤーが、あんなにもチームの要となって、司令塔となって試合運びをしている様子がとても頼もしかった。負けたデュッセルドルフには申し訳ないが、フランクフルトの中核となって活躍する長谷部の姿を見ることができて本当に良かった。対するデュッセルドルフの宇佐美が何故か出てなくて、それが残念だったけど。
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春の色々 [小さな出来事]

いつも使っているバス停の近くの桜が咲いた。
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その小さな芝生に何故かカナダガンがいた。ここ、美味しい草があるのかな。
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水仙が咲いたのはもう10日か2週間くらい前だけど、天気が悪くてなかなか写せなかった。やっと日差しと水仙が撮れたと思ったら、もう傷んでいた・・・
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できるだけいいのを選んで撮ったものの・・・
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やっぱりダメね。水仙を綺麗に撮るという課題はまた来年かな。
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