あるCM [文化の違い]
これは最初今日の記事のおまけにしていたもの。内容があまりにもかけ離れているので途中で別記事にした。
♪ おまけ ♪
先月、ドイツにこんなCMが登場した。ドイツのCMだけど言葉はないので、45秒間、リンク先を最後まで見てほしい。ちょっと汚い感じだけど我慢して。最後を理解するには最初から最後までしっかり見る必要があるのだ。
これはドイツのホームセンターの一つ、Hornbachという店のCMで、前にもコスプレでいじめを受けている女の子のバージョンをご紹介したことがあったと思う(それはこちら・・・2014年の記事だった!)。つまりちょっと問題になりそうな際どいテーマを使ってものすごく創造的なCMを作っている会社だ。しかし今回のはすごい。すごすぎる。ギョギョッとする。しかしあまりにもすごすぎて、当然のことながら抗議が相次ぎ、ドイツ公共広告機構も人種差別に当たると指摘し、CMは打ち止めに。しかしこの会社、この賛成反対の議論を消してしまわないよう、公式Twitterには映像を残してあると言う。それもまたすごい。臭いものに蓋ではないのだ。上のリンクはそこからだ。会社の公式Twitterは
こちら。もし上のリンクがうまく作動しなかったら、この公式Twitterのこんな場面から始まる映像を45秒見て欲しい。
これは本当にすごい。ステレオタイプを逆手に取ったこのアイディアにめぎはに脱帽した。もとを辿れば、女性の使用済み下着を自動販売機で売り出し、それを買ってニオイをかぐおっさんがいるというのはほかならぬ日本文化だ。ドイツにはそんなものはない。その文化をアイディアとして輸入し、ステレオタイプを逆にしたからこそこのCMは面白い。汚いわ、と顔をしかめる向きもあると思うが、青春時代を思い起こせば、あ、これ、ありかも・・・とギクリとさせられる。だって、好きな人の部活あとのユニフォームの臭いなんていうのは、それこそ漫画にも描かれるほど誰しも知っていることではないだろうか。これが、相手が白人で物が下着だから問題なのだが。それにしても、この白人たちの緑いっぱい自然いっぱい光いっぱいの泥だらけのガーデンづくりと、アジアのこの個性のない背広を着た人しかいない無機質な光のないグレー一色の世界との対比・・・そして最後に画面に浮かぶ「春はこういうニオイがする」という言葉(ドイツ語)・・・ホント、すごすぎる。
そのうちに紹介しようと思っていたら、日本の新聞のこちらが出てしまった。皆様はどうお感じかしら。
♪ おまけ ♪
先月、ドイツにこんなCMが登場した。ドイツのCMだけど言葉はないので、45秒間、リンク先を最後まで見てほしい。ちょっと汚い感じだけど我慢して。最後を理解するには最初から最後までしっかり見る必要があるのだ。
これはドイツのホームセンターの一つ、Hornbachという店のCMで、前にもコスプレでいじめを受けている女の子のバージョンをご紹介したことがあったと思う(それはこちら・・・2014年の記事だった!)。つまりちょっと問題になりそうな際どいテーマを使ってものすごく創造的なCMを作っている会社だ。しかし今回のはすごい。すごすぎる。ギョギョッとする。しかしあまりにもすごすぎて、当然のことながら抗議が相次ぎ、ドイツ公共広告機構も人種差別に当たると指摘し、CMは打ち止めに。しかしこの会社、この賛成反対の議論を消してしまわないよう、公式Twitterには映像を残してあると言う。それもまたすごい。臭いものに蓋ではないのだ。上のリンクはそこからだ。会社の公式Twitterは
こちら。もし上のリンクがうまく作動しなかったら、この公式Twitterのこんな場面から始まる映像を45秒見て欲しい。
これは本当にすごい。ステレオタイプを逆手に取ったこのアイディアにめぎはに脱帽した。もとを辿れば、女性の使用済み下着を自動販売機で売り出し、それを買ってニオイをかぐおっさんがいるというのはほかならぬ日本文化だ。ドイツにはそんなものはない。その文化をアイディアとして輸入し、ステレオタイプを逆にしたからこそこのCMは面白い。汚いわ、と顔をしかめる向きもあると思うが、青春時代を思い起こせば、あ、これ、ありかも・・・とギクリとさせられる。だって、好きな人の部活あとのユニフォームの臭いなんていうのは、それこそ漫画にも描かれるほど誰しも知っていることではないだろうか。これが、相手が白人で物が下着だから問題なのだが。それにしても、この白人たちの緑いっぱい自然いっぱい光いっぱいの泥だらけのガーデンづくりと、アジアのこの個性のない背広を着た人しかいない無機質な光のないグレー一色の世界との対比・・・そして最後に画面に浮かぶ「春はこういうニオイがする」という言葉(ドイツ語)・・・ホント、すごすぎる。
そのうちに紹介しようと思っていたら、日本の新聞のこちらが出てしまった。皆様はどうお感じかしら。
オールドレンズとミラーレス [カメラのこと]
日本は今日からいよいよGW突入・・・いいなあ。とは言え、先日もちらっと書いたが、この週末までめぎは高校の2週間のイースター休暇中(日本の春休みに当たる)だった。大学の仕事があるし、高校の持ち帰り仕事もあるので完全オフではなかったが、高校の授業がまるまる休みなわけで、ずいぶん時間に余裕があった。それでようやくリフレッシュしたと言うか、ちょっと落ち着いてカメラやレンズをいじくり回すゆとりがあった。
それで使ってみようという気になったのが、その昔アサヒ光学という会社が作ったスーパータクマー50mm(F1.4)というオールドレンズである。1965年頃のレンズで、めぎとほぼ同じ年齢。実はそのレンズ、去年の11月に手に入れていたのだが、ほとんど試し撮りもしていなかった。うちのドイツ人のお古のアナログカメラにつけるために買ったのだが、明るくなったら使おうと思って置きっぱなしだったのだ。そうこうしている間にパナソニックの小さなミラーレス(ドイツではGX800と呼ばれていて、日本ではGF9と言うみたい)を手に入れたので、アダプターを買ってそれにつけてみた。
アトムレンズと言われるレンズだけど、そんなに黄色く感じない。カメラのWBがうまく効いているということかな。フォーサーズにつけると35mm換算で100mmになり、つまり100mm(F1.4)をお手軽に楽しめる。
フォーカスをマニュアルで合わせるのが楽しい。時々合わせきれなかったりするが、それも楽しい。
逆光には弱いようだ。
結構解像するんだなあとびっくり。ちょっと絞ると玉ボケがカクカクするけど。
そうそう、新しく植えたクレマチスが咲いた。
ちょっと絞るとカクカク。
これはRAWから色合いを明るめに変えてみた。
ふんわりと撮るのがとても楽しいレンズ。絞ればきっちり写るのだが、如何せんカメラの方がセンサーにゴミがついてて絞るとゴミがいっぱい写るので開放でばっかり撮っている・・・最初はこのオールドレンズにゴミが入っているのかと思ったが、レンズを替えても同じ場所に写るのでセンサーのゴミである。自分で掃除も試みてみたが、全然取れなくて。そのうちにクリーニングに出しに行かなくちゃ。ホント、ミラーレスってゴミが付きやすいのね。
こうしてオールドレンズなど使って遊ぶとなるとやっぱりミラーレスがいいのだが(ニコンの一眼レフに付ける場合は構造上レンズ付きアダプターを使わざるを得ず、つまり一枚余計なレンズを通すので写りが曇るのだ)、相次いで売り出されるフルサイズのミラーレス、高すぎるわよねえ・・・
別の日に、外にも持ち出してみた。現在、ポプラの綿がいっぱい飛んでいる。
そして、カナダガンが抱卵中。
下は同じところでニコンのAPS-CセンサーのD5600と70-200mm(F4)で撮ったもの。何かをはっきり見せたい場合はやっぱり最新レンズに限る。
そして望遠に限る・・・ということは、マイクロフォーサーズの最新望遠レンズを買えば、もっとはっきり写るってことだわよね。軽いだろうしねえ・・・むむむ・・・
場所の雰囲気を撮るなら、オールドレンズも一つの選択かもしれない。これがうちのドイツ人のいう「雰囲気」ってやつかも。
同じような雰囲気にするために、D5600で撮った写真をフラット仕上げにしてみた。でも、なんか違う・・・
スタンダート仕上げだとくっきり過ぎる。春の艶やかさが伝わるけど、ふんわり感はない。これはどっちが好きかによるわねえ。
最後に、これは近くの公園のクレマチス。期せずしてこれと同じのをうちのバルコニーに植えたという感じ・・・うちの方はこれより花が若干小さいが。それにしても、オールドレンズでのふんわり感、素敵。フォーサーズで撮ってるのにフルサイズにマクロレンズで撮ったのに匹敵すると感じる・・・比べてないから本当の差はわからないけど。まあこんなふうにあれこれ撮って比べても、ただの自己満足なんだけどね。
オールドレンズ、フルサイズのミラーレスにつけて撮ってみたいな~でも、ホント高すぎるのよね・・・
それで使ってみようという気になったのが、その昔アサヒ光学という会社が作ったスーパータクマー50mm(F1.4)というオールドレンズである。1965年頃のレンズで、めぎとほぼ同じ年齢。実はそのレンズ、去年の11月に手に入れていたのだが、ほとんど試し撮りもしていなかった。うちのドイツ人のお古のアナログカメラにつけるために買ったのだが、明るくなったら使おうと思って置きっぱなしだったのだ。そうこうしている間にパナソニックの小さなミラーレス(ドイツではGX800と呼ばれていて、日本ではGF9と言うみたい)を手に入れたので、アダプターを買ってそれにつけてみた。
アトムレンズと言われるレンズだけど、そんなに黄色く感じない。カメラのWBがうまく効いているということかな。フォーサーズにつけると35mm換算で100mmになり、つまり100mm(F1.4)をお手軽に楽しめる。
フォーカスをマニュアルで合わせるのが楽しい。時々合わせきれなかったりするが、それも楽しい。
逆光には弱いようだ。
結構解像するんだなあとびっくり。ちょっと絞ると玉ボケがカクカクするけど。
そうそう、新しく植えたクレマチスが咲いた。
ちょっと絞るとカクカク。
これはRAWから色合いを明るめに変えてみた。
ふんわりと撮るのがとても楽しいレンズ。絞ればきっちり写るのだが、如何せんカメラの方がセンサーにゴミがついてて絞るとゴミがいっぱい写るので開放でばっかり撮っている・・・最初はこのオールドレンズにゴミが入っているのかと思ったが、レンズを替えても同じ場所に写るのでセンサーのゴミである。自分で掃除も試みてみたが、全然取れなくて。そのうちにクリーニングに出しに行かなくちゃ。ホント、ミラーレスってゴミが付きやすいのね。
こうしてオールドレンズなど使って遊ぶとなるとやっぱりミラーレスがいいのだが(ニコンの一眼レフに付ける場合は構造上レンズ付きアダプターを使わざるを得ず、つまり一枚余計なレンズを通すので写りが曇るのだ)、相次いで売り出されるフルサイズのミラーレス、高すぎるわよねえ・・・
別の日に、外にも持ち出してみた。現在、ポプラの綿がいっぱい飛んでいる。
そして、カナダガンが抱卵中。
下は同じところでニコンのAPS-CセンサーのD5600と70-200mm(F4)で撮ったもの。何かをはっきり見せたい場合はやっぱり最新レンズに限る。
そして望遠に限る・・・ということは、マイクロフォーサーズの最新望遠レンズを買えば、もっとはっきり写るってことだわよね。軽いだろうしねえ・・・むむむ・・・
場所の雰囲気を撮るなら、オールドレンズも一つの選択かもしれない。これがうちのドイツ人のいう「雰囲気」ってやつかも。
同じような雰囲気にするために、D5600で撮った写真をフラット仕上げにしてみた。でも、なんか違う・・・
スタンダート仕上げだとくっきり過ぎる。春の艶やかさが伝わるけど、ふんわり感はない。これはどっちが好きかによるわねえ。
最後に、これは近くの公園のクレマチス。期せずしてこれと同じのをうちのバルコニーに植えたという感じ・・・うちの方はこれより花が若干小さいが。それにしても、オールドレンズでのふんわり感、素敵。フォーサーズで撮ってるのにフルサイズにマクロレンズで撮ったのに匹敵すると感じる・・・比べてないから本当の差はわからないけど。まあこんなふうにあれこれ撮って比べても、ただの自己満足なんだけどね。
オールドレンズ、フルサイズのミラーレスにつけて撮ってみたいな~でも、ホント高すぎるのよね・・・
ローストビーフの集い [文化の違い]
今日の話は昨日に引き続き、イースターの家族の集いのこと。従妹のうちで前菜を頂いたあと・・・
従妹とうちのドイツ人はメインディッシュの料理の取り掛かった。まずはジャガイモのグラタンづくり。
オーブンでグツグツグツグツ。
それからローストビーフ。それは従妹一人で。うちのドイツ人は従妹の息子と男の会話中。
めぎはただ写真撮ってただけ。あ、ローズマリーとタイムをバルコニーのハーブ寄せ植えから切ってくるというお使いはしたけど。
ローストビーフもオーブンへ。大きなオーブンね~
それから付け合せを調理。
バルコニーから見える下の家でも家族の集いが行われていた。孫からお年寄りまでの大家族。
イースターというのは現代ドイツの場合家族親戚が集って食事する日という位置づけ。従妹も離婚するまでは元ご主人の家族と賑やかに集まっていたのだった。それはとても楽しい思い出で、今でも個人的にその元義理の家族と交流が続いているのだが(それってすごいよね)、離婚した以上はイースターの家族の集いには集まれない。別れたご主人には新しい彼女がいて、その人がそこに呼ばれるのだ。その集いはイースターの月曜日だとのことで、日曜日のこの日は息子がずっと母親のところに来ることができていた。従妹さん、よかったね。
さて、ローストビーフは無事に綺麗なピンク色に出来上がり、こんなふうに切ったのを無造作に盛り付けて、さあいただきます!
全部で1kgのローストビーフ、4人で3分の2くらい食べたかな。ジャガイモのグラタンが絶品だった。
食べ終わってもそのまましばらくおしゃべりして、それからちょっとバルコニーで涼むとこんなに暗くなっていた。これ、21時10分頃。春分から1ヶ月経って、ずいぶん明るくなったなあ。
下の家では宴も酣。
一休みして若干お腹に隙間を作り、今度はデザートタイム。定番のうちのドイツ人のティラミス。ブランデーやら何やらそれぞれの好きな飲物ともに。
ティラミス、美味しかった♪
そしてあっという間に23時となり、トラムで帰宅した。イースターと言ってもめぎ家は教会に行くわけでもなく、うさぎの置物やチョコレートなどがなければただの家族の集いなのだが、そういう集まりがあるというのは幸せなことだわね。
従妹とうちのドイツ人はメインディッシュの料理の取り掛かった。まずはジャガイモのグラタンづくり。
オーブンでグツグツグツグツ。
それからローストビーフ。それは従妹一人で。うちのドイツ人は従妹の息子と男の会話中。
めぎはただ写真撮ってただけ。あ、ローズマリーとタイムをバルコニーのハーブ寄せ植えから切ってくるというお使いはしたけど。
ローストビーフもオーブンへ。大きなオーブンね~
それから付け合せを調理。
バルコニーから見える下の家でも家族の集いが行われていた。孫からお年寄りまでの大家族。
イースターというのは現代ドイツの場合家族親戚が集って食事する日という位置づけ。従妹も離婚するまでは元ご主人の家族と賑やかに集まっていたのだった。それはとても楽しい思い出で、今でも個人的にその元義理の家族と交流が続いているのだが(それってすごいよね)、離婚した以上はイースターの家族の集いには集まれない。別れたご主人には新しい彼女がいて、その人がそこに呼ばれるのだ。その集いはイースターの月曜日だとのことで、日曜日のこの日は息子がずっと母親のところに来ることができていた。従妹さん、よかったね。
さて、ローストビーフは無事に綺麗なピンク色に出来上がり、こんなふうに切ったのを無造作に盛り付けて、さあいただきます!
全部で1kgのローストビーフ、4人で3分の2くらい食べたかな。ジャガイモのグラタンが絶品だった。
食べ終わってもそのまましばらくおしゃべりして、それからちょっとバルコニーで涼むとこんなに暗くなっていた。これ、21時10分頃。春分から1ヶ月経って、ずいぶん明るくなったなあ。
下の家では宴も酣。
一休みして若干お腹に隙間を作り、今度はデザートタイム。定番のうちのドイツ人のティラミス。ブランデーやら何やらそれぞれの好きな飲物ともに。
ティラミス、美味しかった♪
そしてあっという間に23時となり、トラムで帰宅した。イースターと言ってもめぎ家は教会に行くわけでもなく、うさぎの置物やチョコレートなどがなければただの家族の集いなのだが、そういう集まりがあるというのは幸せなことだわね。