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リビングのテーブル [うちのドイツ人のDIY]

今日の話は2019年に遡る。

先日もちらりとこちらに書いたように、2019年の春にウィーンで泊まった宿の部屋の床に魅せられて、長年の夢だったリビングの板張りに挑戦しようと決めたうちのドイツ人だったのだが(板張りそのものは若いころに一度やったことがあったそうだが、今の自宅のリビングを板張りにするのは住み始めた当初から約25年来の夢だった)、実はその年の秋にフランスのエトージュ城と言う古城ホテルでも、床の張り方を研究していたのだった…その話はリビングの床張り替えを始めたことを書き始めた2020年の最初の記事のこちらにも書いてある。(下の写真はパラパラ。)
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そして、そのエトージュ城でテーブルにも大注目し、こんなテーブルいいねぇ!床が終わったら余りの木材でこれ作ろ♪ということでめぎは色々な角度からテーブルの写真も撮っておいたのだった。
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で、ようやくそのテーブルを作る日がやってきた。床が完成してから半年ぐらい間が開いたが、その間には棚を設置したりその棚にガラス戸をつけたりなどしていたのだ。2022年の4月中旬、まずはこの機械を設置し…
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板張りで余った板を切って組み合わせ。組み合わせるための細工を作るのが凄い。機械、素晴らしい。
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仕事の合間を縫ってコツコツと少しずつ作業し、でも日曜日はドイツの法律で煩い音を立てる日曜大工はできないしで、1か月ぐらいかけてやっと出来上がり…
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次に側面と脚の取り付けに入る。エトージュ城では木のくぎを打ち込む形で取り付けてあったが、うちのドイツ人は木工ボンドのようなもので貼り付けるとのことで、90度になるように固定するのが難しかったが、いろんな工具を使ってなんとかやり終えた。
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それから、床の板張りの際のやすり掛けで出た大量のおがくずを使って、隙間を埋める作業。埋め込んでは(摺り込んではと言うのかも)やすり掛けし、それを3回ぐらい繰り返し…
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次にニスをぬってまたやすり掛けし、写真撮っていないがそれも3回ぐらい繰り返し、最後に足の裏にクッションをつけた。
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そして6月中旬、やっと完成!(ここからはパラパラではなく一枚の写真。
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自己満足だけど、凄いね~
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あれから(2019年から)3年がかり、床の板張りの作業を始めてから(2020年から)2年がかりだったわね。
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そして窓際の植木鉢を置いていたスペースに、キッチンに敷いた大理石の残りに短い脚をつけて低い台とした。
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めぎ家はまだまだいろいろ作業中。細かいことやら大きなことやら色々と続く予定。
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ウィーンのお肉屋さん [2022年春 ウィーン~シュプロン]

現在2日おきに、2022年春のウィーンの話を連載中。

ウィーン滞在3日目、朝食後散歩に出かけてカフェでまったりのんびり新聞読んで過ごしてお昼を過ぎて一度宿に戻り、14時ごろになってから再び宿を出て、近くのお肉屋さんへ。
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場所はこちら。



散歩の帰りに寄らなかったのは、お昼頃はその店がお弁当を買う人やここで食べる人で激混みだから。ここから3枚はその前の日のお昼過ぎに寄ったときに写した写真だが、そのお店ではこんな風にここで軽食を食べられるようになっているのだ。
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めぎたちも2019年にここに来た時にはここでこうして食べたんだったなあ…
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で、前の日に買ったものはこの豚バラのローストで、これを1センチぐらいの厚さに切ってもらい、コンサートに行く前の夕食にしたのだった。
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この日14時過ぎになってから再びやってきたのは、ちょっと小腹が空いたのでおやつにハムサンドのようなものを買おうということで。ドイツもそうだが、肉屋さんでは小さな丸パン(Kaisersemmel(ドイツ語風に発音するとカイザーゼンメル、ウィーンでは後半がセンメル)と言ってフランスパンみたいに外側がカリッとして中が弾力ある白パン)も常備してあって、好きなハムを選ぶと数枚(5~6枚)その場で切って挟んでオープンサンド風に仕上げてくれるのだ。パン屋さんでもそういう体裁のが売っているが、肉屋さんで買う方がずっと美味しい。
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ああ、どれにしよう…
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あ、牛タンのスモークもある。これにしよ。
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そして注文して作ってもらっている間に、気になるものを物色。これがお土産に購入した西洋ワサビのすりおろしの瓶詰。
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いろんなソーセージ(ウィンナーと言った方が良いのかな)がある。
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この長さと太さのがここではフランクフルター(フランクフルト風のソーセージ、と言う意味)と言い…
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これがアウクスブルガー(アウクスブルク風の、と言う意味)で…
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この細く長いのがヴィーナー(日本で言うウィンナー、つまりウィーン風の、と言う意味)。本物のウィンナーは、普通のフライパンにはぎりぎり入るか否かの長さで、しかも焼いて食べるものではなく茹でて食べるもの。そして、上の写真の西洋ワサビとともに食べるのだ。
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↑で、このウィンナーの右にあるGulaschsaft(グーラシュザフト、訳すとグーラッシュジュース)というのが、ソーセージではなくグーラッシュ味のスープと言うかソースと言うような意味で、ウィーンではジャガイモ団子にかけて食べるらしい。これ欲しい~試してみたい~ということで、(うちのドイツ人はこんなものを?という表情だったが)お土産に。それを食べた話はこちら

そしてまた宿に戻り、ワインをおともにおやつとした。牛タン、15枚ぐらい入ってて大満足。
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これ、肉屋のサービスなので野菜はもちろん全く無い。野菜が食べたい人は自分で買って食べる。肉屋のこのサービス、予め工場で切ってパックされたプラスチックのような味のする安いハムと安い野菜を使って作っているパン屋の野菜入りサンドイッチなどを買うより、ずっとずっと美味しくてお勧めである。
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ダームナツの教会 [ドイツ各地]

現在2日おきに、2022年5月のドイツ・ニーダーザクセン州のダンネンベルク周辺の話を連載中。

ダンネンベルクの隣町Damnatz(ダームナツ)というところの教会にやってきた。
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こんなところから入る。可愛いな。
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場所はこちら。



主に第一次世界大戦の慰霊碑。
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教会は木組みの建物で…
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煉瓦で化粧されている。
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古そうなガラス窓。
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1385年には既にここに教会があったという記録があるようだが、1617年に建て代えられ、その後30年戦争で破壊されたが修復され、祭壇は1650年の、鐘は1664年のものが今もあるようだ。中を見たい人はどこどこに鍵があると書かれていたが、うちのドイツ人も友人夫婦も全く興味がなく、素通り。
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かつてナポレオン戦争のとき、ここにフランス軍兵士が身を隠したとのこと。
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その戦禍の中、勇敢な女の子たちが兵士たちに食事を用意したらしい。
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こんな田舎の教会にいろんな歴史が詰まっているのね。
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これで教会を後にした。
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外から見ただけだけど、印象に残るところだった。
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