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コウノトリ [ドイツ各地]

現在2日おきに、5月のニーダーザクセン州のダンネンベルクの話を連載中。今日からその周辺のお話を。

ダンネンベルクという町のあるニーダーザクセン州の東の果ての地域は、めぎたちに全く関係も興味もなかったところ。そこに行くことになったのは、ハンブルクに住む友人夫婦が、旦那のほうの母親の遺産で(それは母親の再婚相手の縁の遺産で、旦那とは全く血のつながりのない遺産なのだが、とにもかくにもそれは遺産として正式に引き継いだのだ)その場所に土地や建物を所有することになって、遊びに来てと言われたから。

で、ここがその遺産の土地の一つ。土地はこのほかに森とか畑とか飛び地で色々ある。
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向こうの柵の端のところから…
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あっちの飼料のところまで。
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ワンちゃん連れが遊んでいた。
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この土地、今のところ何に利用することもせずただ持っているだけなのだとか。その昔は狩猟につかわれていたところらしい。近くに馬の牧場もあった。こんなに大きな土地やら、その他にアパートやらも相続して、ここの他に旦那さんの本当の父親の土地やら家やらも相続してるし、奥さんの方の父親の分もあるし、相続税っていったいどうなっているの?と思うが、特に困ってはいないようだったので、ドイツの相続税は日本ほど大変ではないようだ。

さて、この日は友人の車で周辺を案内してもらっていたのだが、目の前に…
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コウノトリ!
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あ、飛んだ!
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この辺はコウノトリの巣がいっぱいあるのだ。
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ここにも…
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屋根の上にも…
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高い所なので雛は全く見えなかったけど。コウノトリの巣に小さな鳥も共生しているようだった。
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卵が売られていた。Freilandeier(フライラントアイアー)というのは露地卵と言う意味で、つまり放し飼いの鶏の卵。
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コウノトリの卵ではなかったけどね。
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この村を後にしたすぐ後…
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コウノトリの群生に出くわした。こんなにいっぱい一緒にいるところを見たのは初めて!
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ここ、凄く立派な超望遠レンズをつけたカマラマンらしき人が三脚立てて撮影していたので(一人だけ)、邪魔しないように車の中から窓ガラスを下げて撮影。めぎは後部座席の左側にいて、コウノトリ側ではなかったので、ちょっと離れていた1羽はどうしても一緒に写せなかった。それを入れれば13羽だったのにな~12話ではなく13羽であるところ、それも1羽だけちょっと離れているのが、西洋文化的に(キリスト教的に)ちょっと面白いのだが、残念。
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こんなところにカメラマンたちが集まらないのがドイツの良いところ。カメラ人口が日本と比べたらずっと少ないのだろう。場所はこの辺りのどこか。



注)日本や中国などに生息するコウノトリと違って、ヨーロッパのコウノトリは嘴が赤く、それを日本名では日本のコウノトリと区別してシュバシコウと呼んでいるようだが、めぎにはその名前は全く馴染みが無いので「コウノトリ」とした。ヨーロッパには黒い嘴の日本のコウノトリはいないわけで、この赤い嘴のが一般にStorch(シュトルヒ、訳すとコウノトリ)と呼ばれ、赤ちゃんを運んでくる鳥である。正確には日本のコウノトリは英語でOriental stork(オリエンタルコウノトリ)、ドイツ語でSchwarzschnabelstorch(黒い嘴のコウノトリ)といい、この赤い嘴のは英語でWhite stork、ドイツ語でWeißstorch(白いコウノトリ)と言うようである。
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