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友人宅での食事 [ドイツ各地]

現在2日おきに、ニーダーザクセン州のブレーゼ・イン・デア・マーシュという町の話を連載中。

これは友人たちの家のダイニングテーブル。
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この友人というのはうちのドイツ人の古くからの…50年来ぐらいの友人で、本拠地はハンブルクなのだが、ニーダーザクセン州の田舎に土地とアパートを相続し、そのアパートを10世帯に賃貸しているためその近くに家を借り、定期的に訪れている。借りた家は貸別荘で、普通週単位で借りるところを一年当たりいくらというような家賃で無期限で借りたらしい。無期限ということで調度品も自分たちのを持ち込んでいる。せっかくアパートを貸していてもこうしてセカンドハウスを借りて…しかもそれが重要文化財ということで結構お金もかかるようで…あまり儲けにならないようだけど、でも、ハンブルクという大都会での生活も続けつつ田舎暮らしも楽しめて、しかも近くに娘世帯も家を買ったので孫にも会えるしということで、充実した老後ライフのようだ。老後と書いたけど彼らは開業医でまだ現役で仕事もしてて、でももうがつがつと働く必要は無いとのことで週2日程度の仕事にとどめていて、本当に優雅なものだ…秋には一か月タイに行く計画も立ててたし、お金持ちって生活感覚が全然違うよなあ。でもまあ、彼らはつい最近まで二人の子供達の子育てと大学院を出るまで(それも子供の一人は2つ大学に行ったから長期間だったし)の生活援助で大変だったわけで、やっと悠々自適な生活になったところなのだけどね。

ご主人の方がコーヒーを入れてくれて…
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奥さんが焼いたケーキでウェルカム。
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ルバーブのケーキ、美味しかった。
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それから先日ご紹介した町のお祭りを見たりして時間を過ごし…
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お酒のお時間に。
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夕食はまずスープ。ジャガイモと白アスパラのグリーンカレー風味のポタージュスープに炒めたエビをトッピング。
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↑このスープ、Thermomixという万能調理器で作ったものだという。日本ではサーモミックスと言う名前のようだ。本体が1400ユーロほどで(2022年現在)、本体内蔵のレシピは270種類だが、レシピアプリとやらがあってそれを使うには毎年48ユーロかかるけど2022年現在7万レシピもあるそうで、つまり結構なお値段の調理器なのだが、ドイツではものすごく人気で、お金持ちはみんな持っているという感じで、友人たちもハンブルクの家でいつも使っていて、スープも予めそれで作ってニーダーザクセン州のこの家までもって来たのだとか。まあ、つまり、ここの狭いキッチンで料理したくないから、それに、機械が本当に万能で美味しくできるから、とのこと。なんでも自分で試行錯誤してやってみたいうちのドイツ人は全然欲しくないというけれど、料理の苦手・嫌いな人にはその機械、便利で良いのかもしれない。

それからちょっと厚めの生ハムが出てきて、その上に胡椒を振り…
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白アスパラとともにいただいた。出来合いを買ったというオランデーズソースをかけて。
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デザートはイチゴ。
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あれこれおしゃべりして夜が更けていった…

そして次の日の朝。軽くオーブンでトーストしたフランスパンで朝食。赤いのはパプリカ。その他、数種類のジャムと数種類のチーズなど。
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↑飾らない普通の食事だが、特別感があるのは茹で卵。ドイツでは朝食に普通日曜日などにしか卵料理を作らないので。
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