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ぐーたらな日々 [小さな出来事]

12月27日、ドイツはクリスマス明けの日常に戻った。スーパーやパン屋など店は開き、ごみ収集があり、銀行が開き、会社も営業を始め(子供のいる人は学校の休みに合わせて年始まで休暇を取っているが、それ以外の人は普通に31日まで働き(多くは午前中のみ)、年明けも1月2日から普通に働く…つまりドイツのクリスマス明けは日本の年明けのような感じで、年末年始は元旦が休みなだけ)、うちのドイツ人も仕事をした…めぎは、うちのドイツ人の仕事が終わってから一緒にスーパーに買い物に行っただけ。あとはぐーたらと写真見たりカメラいじったり。ネットに上がっているバレエ見たりもしたが、昨夜(26日の夜)見たのはデュッセルドルフのオペラハウスが新演出で公演している白鳥の湖。なかなか面白いので、これまた開ける方はこちらをどうぞ。たぶんヨーロッパの人またはドイツ語圏の人しか無理だと思うけど。

昨日クリスマスに合わせるがごとくアマリリスが咲いた、と書いたが、そのアマリリスは外ではなく窓辺に鉢植えで植えたもの。これは11月29日の撮影。
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それが12月4日に咲き出し…
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12月8日に満開になり…
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12月14日にはほぼ咲き終わっていた。しかし、嬉しいことにその横にもう一つ花芽が伸びてきていたのだった。
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で、その2つ目の花芽が12月24日に咲いたのである。ホント、図ったかのようにピッタリと。
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さて、鳩除けになるか否か乞うご期待の新たな餌やりハウス設置には、実は事前のエピソードがある。まず、これは6月の撮影だが、窓辺に義妹からもらった餌やり場を付けていたところに鳩がよく来るので鳩除けのV字型金属を取り付けたのだが…
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鳩はテーブルからパタパタと飛び上がってよっこらしょドスンとここに上から飛び乗り、餌を全て平らげて、よいせっとV字の間をくぐって出ていった…
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V字をもっと密にすることもできたのだが、小鳥さんがそれにぶつかるのを見て可哀想で結局取り払うことにした。それでも小鳥に餌をやりたいめぎたちは、秋になってからこんなのをぶら下げていた。これ、プラスチックなので軽く、ブラブラしすぎて小鳥もなかなか来てくれなかった失敗作なのだが…
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鳩が恨めしそうに眺めていた!どうもこのブラブラ感が鳩は苦手なようなのだ。ドスンと当たれば下に落ちると思うのだが、鳩はなぜかそれもできずにいた。
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で、とうとう諦めたようで、今は向かいの鳩に好んで餌をやる変わり者のお宅のところに群れている。
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鳩はそちらにお願いし、こちらには小鳥さんたちに来てもらおうと思っているのだが、さて。27日のこの記事を書いているところまでは、新しいハウスに誰もよりついていない。まあまずは新しい見慣れないものの出現に慣れていただかなくてはね。

写真の方は、家の中で三脚を持ち出して30秒撮影(ISO100にF8)に挑戦。真っ暗な中、このクリッペの中にうちのドイツ人が取り付けてくれた小さな豆電球の光だけで撮影。
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↑上のトリミング。いやあ、長秒撮影、楽しいわねえ。病みつきになりそう。でも、寒い外へ工場夜景とかを撮りに行く元気はなく。バルコニーからラインタワーを撮るのも躊躇しちゃう軟弱なめぎなのでね…
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ね、しょうもなくぐーたらな話でしょ。めぎは文字通り何もしない休日を満喫しているところ。暇だから夕食作ろうかと持ち掛けたが、うちのドイツ人は自分が食べたいものを作りたいらしく丁重にお断りされた。だから、ホント、何もせずただぐーたらしているところである。
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25日と26日にしたこと [小さな出来事]

本来クリスマスは12月25日で、ドイツでは25日と26日が祝日でお休み。普通はその2日間に祖父母の家などを訪ねて家族みんな揃ってお祝いの宴をするのだが(まさに日本のお正月のごとく)、めぎたちはどこにも行かずにうちに留まった(予めうちのドイツ人のドイツ東部に住む母親、ハンブルクに住む亡くなった父親の奥さん、北ドイツに住む妹、ハンブルクに住む姪と話し合って、全員自宅に留まってそれぞれクリスマスを過ごすことと決めた)。で、めぎたちは思いっきり朝寝坊をした。朝9時まで寝て、その後もベッドに入ったまま本を読んだりして11時までゴロゴロと。まさに寝正月状態。こんなにぐでぐでしたのは数年ぶりかもしれない…たまには朝寝坊も楽しいわねえ。

クリスマスに合わせたかのようにアマリリスが花を咲かせた。球根から買ってきて植えたものなのだが、こんなにドンピシャに咲くとは思わなかったわ。
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小さな胡蝶蘭もクリスマスに合わせたかのように花を咲かせ始めた。
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16時半ごろ日が暮れて、再びちゃんと星を付けてクリッペを撮影。
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そしてクリスマスのご馳走は、今年は鶏の丸焼きに。いつもはガチョウやカモを食べていたが、11月から12月にかけて何度も食べてなんだかもう飽きてしまったのだ。それで、鶏にしたのだが、これはガチョウと比べてローストが極めて簡単らしい。料理担当のうちのドイツ人がストレスフリーで上機嫌だった。
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中に入れていたレモンの風味がよかった。
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リゾットは前日のエビの殻で出汁を取って作ったもの。色がイマイチだけど、エビの風味いっぱい。
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デザートはプディング。めぎがネットで調べてカラメルソースを作ってみたのだが、やっぱり固まっちゃったわ…
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25日の夜はそれぞれ自分の部屋で好きなことを。うちのドイツ人はブラームスのシンフォニーを聞きまくっていて、めぎはチューリッヒのオペラハウスの胡桃割り人形のバレエを見た。もともとの胡桃割り人形のお話を参考にして新たに振り付けしたというもので、興味深かった。ドイツとスイスとオーストリア在住の人しか見られないのだが、開けるかたはよかったらこちら(2020年1月25日まで)をどうぞ。

26日は8時半ごろ起き、9時半にジョギング。ブランチの後、うちのドイツ人の叔母から届いていたクリスマスプレゼントを開けた。イノシシのソーセージとか、クリスマスの飾りとかが入っていた。
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それから例の小鳥さんへの餌やりハウスを設置。
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本当に鳩防止になるかはわからないのだが、仕掛けというのはこれ。この棒が短いし重い鳩が止まるとぐらぐら揺れて傾いてしまうので多分鳩にはつかまれないし、隙間から餌をついばむのが難しいとのこと。さて、どうかしらね。
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2019年めぎ家のイブ [文化の違い]

今日のお話はイブの夜。日本ではもうクリスマスは過ぎ去って年末年始の準備に入っているのだと思うけど、こちらドイツではクリスマスが続いているところ。

イブの夜にクリッペ(キリスト生誕の厩)に電気をつけて。あらら、星が落ちてる…暗くて気が付かなかったなあ。
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今年はツリーを準備しなかったので、クリッペの下にプレゼントを並べた。これ、めぎとうちのドイツ人がお互いに準備したクリスマスプレゼント。一人が相手に対し3~4個も準備。予算は限られているのだから一点豪華主義にすればいいのに、とめぎも思うのだが、ドイツ人たちにとってはクリスマスにできるだけたくさんプレゼントを用意するのが重要らしいので、それに倣ってめぎも数点用意。
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実際どのくらい暗いのかというと、こんな感じかな…これでも部屋の隅の間接照明を灯しているのだが。ドイツでは蛍光灯を使わず、夜の照明は雰囲気重視で非常に暗い。
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さて、今年は24日18時から、バッハのクリスマスオラトリオをかけてBescherung(ベシェールンク)=プレゼント開封の儀。まずはスパークリングワインで乾杯。今年はロートケップヒェンというメーカー(元東ドイツのメーカーで、赤頭巾という意味)のスパークリングワインにしてみた。これ、結構おいしい。失礼ながら、意外と悪くない。
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プレゼントは…
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まず恒例のクリッペのフィギュア。今年は荷物運びのラクダ2頭とそれを引くアラブ人たち。
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その他、めぎが以前に自分で買った大きなお財布をオペラを見に行くときの小さなショルダーバックにするために肩掛けの紐をつけてもらったもの(つまりうちのドイツ人がスワロフスキーかどこかでこのチェーンを用意し大きなお財布につけてくれたもの)と…
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鳩防止用の仕掛けのある小鳥さんへの餌やりハウス。
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以上、プレゼントというのはこのレベル。いつも、旅こそがプレゼントなので物のプレゼントは予算が非常に少ない。でも、なんというか、プレゼント選びがモノに意識を向けているのではなく、相手への思いがこもっている感じ、伝わるかしら。

それからイブの夕食。今年はちょっと大きなエビを用意。6尾で36ユーロくらいした。食べやすいよう半分に切って焼く。
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大皿が半身3尾で埋まる大きさ。
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エビのオトナ食い。美味しかった~~♪
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ジャガイモのグラタンもあったのだけど、エビに心奪われて撮り忘れ。

それからまたリビングに戻って、ロリオというドイツの古いコメディのDVDを久々に見ながらデザートにフルーツを食べ(カキとミカンとリンゴ)、のんびり。途中、すごい土砂降りが何度かあった。
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教会のミサに行った人たち、大変だったろうな…明かりが少ないのは、教会に行っている人も多いし、ここデュッセルドルフの街中に住む人たちは田舎に帰省している場合も多いので。先日も書いたが、ドイツではクリスマスが帰省期間。日本のお正月みたいに、家族団欒でクリスマスを過ごす。だから、外は静まり返っていた。
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こうして、ドイツ人たちが「家族愛に満ちた暖かな団欒」という理想のイメージの演出のために一年で最もストレスをため込みながら準備するクリスマスイブが、今年も無事に終わった。
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