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第4アドヴェントと冬至 [文化の違い]

いつの間にやら第4アドヴェント(クリスマス直前の日曜日)を過ぎた。
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今年の第4アドヴェントからクリスマス(12月25日)までは中二日なので、アドヴェント(キリストの誕生を待つ期間)がとても短く感じる。
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日曜日のマウスの番組でも蝋燭の4本目を点火していた。
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先週末の金曜日のマルクト市場はクリスマス前最後の市だったので、生木のツリーを選ぶ人も見られた。
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ちなみに金曜日のマルクト市場はこの日で店仕舞い。彼らもクリスマス~年末年始休暇を取るのだ。次に市が立つのは1月10日。素敵なクリスマスとよいお年を、と馴染みの売り子さんたちとご挨拶。

鶏肉スタンドの行列はとても長かったが(鶏肉よりガチョウやカモや七面鳥を買っていくのだけどね)、普通の肉屋さんはそうでもなく。あ、ワンちゃんが興味津々。でも、見えてないよね。見えなくてもお鼻が利いて利いてクンクンなんだろうな。
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ドイツではクリスマスこそが家族集まってみんなで祝う一年で最大のイベントで、日本で言えばお正月のようなイベント。25日と26日の2日間が祝日で、その間店と言う店がすべて閉まってしまう(それに対しお正月の祝日は元旦の一日だけ)。その閉店の状況は、多くが閉店していた昔の日本のお正月より徹底していて、スーパーもキオスクも本当にすべて閉まってしまい、24日の午後から27日の朝まで街は静まり返る。なので、その買い物できない期間のための買い出しとクリスマスのご馳走などの用意がいっぱいあって、すごく大変。みんな帰省してくるし、帰省しちゃうしね。
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それに対し、その後の年末年始は家族が集まったりもしないし(祝日は一日だけだから帰省もしない)、そのための特別な買い出しもない。まあ特別と言えば年明け瞬間のお祝いための花火とスパークリングワインを買うくらいかな。そして、カウントダウンパーティーは家族とではなく友達と集まってどんちゃん過ごし、元旦はみんな酔いつぶれて休み、1月2日から仕事始め。つまり、日本とはリズムが一週間ずれる。めぎの同僚たちの多くも、まずはクリスマスに帰省してくる子供たちのために大忙しで過ごし、または自らが帰省するので旅立ち、27日以降に帰省期間が終わって通常に戻り、大晦日に友人たちと集まって年越しをし、1月2日ごろから棚上げしてあった採点などに取り掛かるのだそう。

そんなわけで、めぎたちは一年で最も慌ただしい時期を皆様に先駆けて既に終えた。仕事納めに加えて、クリスマスプレゼントを用意して包装してパッキングして親戚に送るといったことも終え(ドイツでは家族内で大人同士がプレゼントを交換するし、基本的にお店で包装してくれないので自分で包装する)、日本の年末年始の料理の買い出しに相当するクリスマスの買い出しを23日で全て終えたのだ。24日は飾りつけして、夜にクリスマスの歌など聞いて過ごす(めぎ家はバッハのクリスマス・オラトリオ)。クリスマスのご馳走は25日になってから。一般的には、24日の夜に教会へ行き(一年に一回だけ24日の夜に教会に行くというドイツ人が多数)、25日は例えば父方の家族と集まり、26日は母方の家族と集まってご馳走を食べるらしい。24日の夜は日本の大晦日と似ているし、25~26日はまさに日本の三が日のよう。
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街の雰囲気もいかにも暮れと言うか、なんとなく何かが終わっていく感じ。これはスーパーへの買い出しに向かう先週土曜日の撮影だが、冬至の頃の日の傾きがよくわかるなあと思って。14時半ごろである。この日の日没は16時27分。冬至の日は16時28分だった(ちなみに日の出は8時35分)。
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その道すがら、なんとこんなものを見つけた…冬至を過ぎれば次は春に向かって進んでいくんだわね。
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でも、ちょっと早すぎない?そういえば12月中旬の公園でも、エジプトガンの雛を見かけたのだった。
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今年はここまで雪もなく、それほど冷え込んでもいない。やっぱり気候がどうかなっちゃったのかもしれないわね。
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さて、早くも今日はクリスマスイブ。のんびりとクリスマスの飾りつけでもしましょうかね…クリスマスとは12月25日で24日ではないし、しかもキリスト教的には三賢者が生まれたイエスのところに贈り物を持って来たと言われる1月6日までクリスマス。で、ドイツでは飾りつけはイブの今日行い、その飾りは1月6日までそのまま。それも、日本の正月飾りが地域によっては1月15日までそのままなのと似てるように思う。

コマドリさんも美味しいものを食べられますように。
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