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2019年めぎ家のイブ [文化の違い]

今日のお話はイブの夜。日本ではもうクリスマスは過ぎ去って年末年始の準備に入っているのだと思うけど、こちらドイツではクリスマスが続いているところ。

イブの夜にクリッペ(キリスト生誕の厩)に電気をつけて。あらら、星が落ちてる…暗くて気が付かなかったなあ。
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今年はツリーを準備しなかったので、クリッペの下にプレゼントを並べた。これ、めぎとうちのドイツ人がお互いに準備したクリスマスプレゼント。一人が相手に対し3~4個も準備。予算は限られているのだから一点豪華主義にすればいいのに、とめぎも思うのだが、ドイツ人たちにとってはクリスマスにできるだけたくさんプレゼントを用意するのが重要らしいので、それに倣ってめぎも数点用意。
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実際どのくらい暗いのかというと、こんな感じかな…これでも部屋の隅の間接照明を灯しているのだが。ドイツでは蛍光灯を使わず、夜の照明は雰囲気重視で非常に暗い。
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さて、今年は24日18時から、バッハのクリスマスオラトリオをかけてBescherung(ベシェールンク)=プレゼント開封の儀。まずはスパークリングワインで乾杯。今年はロートケップヒェンというメーカー(元東ドイツのメーカーで、赤頭巾という意味)のスパークリングワインにしてみた。これ、結構おいしい。失礼ながら、意外と悪くない。
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プレゼントは…
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まず恒例のクリッペのフィギュア。今年は荷物運びのラクダ2頭とそれを引くアラブ人たち。
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その他、めぎが以前に自分で買った大きなお財布をオペラを見に行くときの小さなショルダーバックにするために肩掛けの紐をつけてもらったもの(つまりうちのドイツ人がスワロフスキーかどこかでこのチェーンを用意し大きなお財布につけてくれたもの)と…
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鳩防止用の仕掛けのある小鳥さんへの餌やりハウス。
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以上、プレゼントというのはこのレベル。いつも、旅こそがプレゼントなので物のプレゼントは予算が非常に少ない。でも、なんというか、プレゼント選びがモノに意識を向けているのではなく、相手への思いがこもっている感じ、伝わるかしら。

それからイブの夕食。今年はちょっと大きなエビを用意。6尾で36ユーロくらいした。食べやすいよう半分に切って焼く。
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大皿が半身3尾で埋まる大きさ。
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エビのオトナ食い。美味しかった~~♪
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ジャガイモのグラタンもあったのだけど、エビに心奪われて撮り忘れ。

それからまたリビングに戻って、ロリオというドイツの古いコメディのDVDを久々に見ながらデザートにフルーツを食べ(カキとミカンとリンゴ)、のんびり。途中、すごい土砂降りが何度かあった。
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教会のミサに行った人たち、大変だったろうな…明かりが少ないのは、教会に行っている人も多いし、ここデュッセルドルフの街中に住む人たちは田舎に帰省している場合も多いので。先日も書いたが、ドイツではクリスマスが帰省期間。日本のお正月みたいに、家族団欒でクリスマスを過ごす。だから、外は静まり返っていた。
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こうして、ドイツ人たちが「家族愛に満ちた暖かな団欒」という理想のイメージの演出のために一年で最もストレスをため込みながら準備するクリスマスイブが、今年も無事に終わった。
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