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カーニバルの間にしたこと~次の2日間 [小さな出来事]

今日の話は20日から24日までのカーニバル5連休の2日目の3日目のこと。

2日目の21日はこの5連休で唯一綺麗に晴れていた日。と言っても午前中だけだったが、光が綺麗で嬉しかった。いつものように金曜日のマルクト市場へ買い物に。後で授業をしなきゃということを考えずに買い物できるのは幸せ。
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今週は赤いチューリップを買ってきた。30本で11ユーロほど(約1300円)。砂糖をまぶした揚げパンみたいなのは、カーニバルに食べる習わしの菓子パンの一つで、Krapfen(クラプフェン)という。
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若いチューリップが美しかったので…
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また三脚を使って撮影してみたり。
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そうそう、先日書いたKIPONアダプターはオールドレンズのためのものではない。もちろん古いニコンのレンズもつけられるが、例えばこの写真のようなニコンの現行の絞りリングのない(つまり本来はニコンのカメラで絞りを調節するしかない)Gレンズを付けても絞りを手動で動かせるようになるというのが凄いと思う。
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ざっと見たところ、キャノンのカメラとレンズにもマイクロフォーサーズのにもx0.7のがあるようだ。興味のある方はこちらをどうぞ。

21日の夜はめぎが料理。と言ってもご飯を炊いて豚肉のバラ肉の塊を小さめに切って生姜焼きしたのと丼にして、日本食材店で買った長芋を千切りにしてポン酢をかけて海苔をかけたのと、やはり日本食材店で買ったキムチを並べただけのお手軽料理。
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22日土曜日にはチューリップがすっかり咲いて真っ赤になっていた。
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ぎっしりで押し競饅頭状態になったので、花瓶を大きいのに替えた。
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この日は部屋の掃除と後片付けをしたほかは、またまた三脚使ってチューリップを撮っていた。
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土曜の夜はちょっといいワインを開けて…
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ワインはこちら。
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うちのドイツ人がラムチョップをローストしてくれた。
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マルクト市場で買ったラム肉は全く臭みがなく、これを食べると他の店ではラムを買えなくなる。ラムを売るおじさんには末永く元気で長生きしてほしいと切に祈る。
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その後うちでDas Land des Lächelns(日本名『微笑みの国』)というオペレッタをテレビで見た。ドイツではそこそこ有名のようだが、めぎは知らなかった。作品が作られたころ(1920年代)のヨーロッパ人の中国に関する知識ってこの程度だったのね、という間違いだらけの設定だが、歌は素直に美しく素晴らしい。めぎたちが見た番組は動画が無いので、代わりにこちらをどうぞ。この歌がこのオペレッタの中で最も有名らしい。



↑ドミンゴは楽々声を出しているが、カウフマンは頑張っているという感じがする。やっぱりカウフマンは声がどうかしちゃったのだろうな。素晴らしい声なのに、残念だわね。
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カーニバルの間にしたこと~初日 & 祝5000記事アップ [小さな出来事]

昨日もちらっと書いたが、めぎは20日から24日までカーニバルで5連休だった。連休中にハンブルクに行こうという案もあったのだが、それは別の機会に延期となり、それじゃどこかへ?とも思ったが、年末年始に旅をしたばかりで特に遠出したい気分もわかず、うちでのんびりすることに。これは自宅近くで撮影。今年はもうボケが咲いちゃってるのよね…
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連休初日の夕飯はいつもより早めの18時にスーパーで買った寿司などで簡単に。味は日本のコンビニ並みのクオリティ。今では外国住まいでもこの程度の寿司がスーパーで買えるようになった。それって冷静に考えるとすごい変化だわね…
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ところで、買ったもので夕食を済ませることの滅多に無いめぎ家がそんなことをしたのは、その夜出かけたから。ケルンのホールで、クルレンティス指揮・SWR(南西ドイツ放送)交響楽団のコンサートがあったのだ。
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演目はリヒャルト・シュトラウスの「死と変容」と、マーラーの交響曲第一番。クルレンティスらしくパフォーマンスの多い演奏(今回はオケが立ったりはしなかったけど)。斬新なのか、斬新に見せるのがうまいだけなのか、そこがまだ何とも判断がつかないのだが、めぎはクルレンティスが大好きで、できるなら彼の演奏旅行について世界の果てまで追っかけをしたいなあって思うくらい。もちろんそれはできないし、来月のボンはチケットすら取れずにいるし、ウィーンにも4月の東京にも行けないのだが。ボンもウィーンも東京もベートーベンをやるので、かなり真価が問われると思う。聞いてみたかったなあ…
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そうそう、去年の11月にバーデンバーデンで見たときも、彼の靴紐は赤かった。これ、クルレンティスのいつも使う舞台シューズなのね。
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シュトラウスの「死と変容」は若い頃の作品なのにずいぶん成熟していて、モチーフの発展性は交響曲と名をつけてもいいと思うほどだったし、死に迫っていって浄化されていく感じが想像できた。マーラーの交響曲は長いけど、知っている節やバレエのような曲が次々と出てきて単純に楽しめた。帰宅の途に就いたのは22時を過ぎたが、このとき心が久々に解放され、かつ満たされていた。やっぱり仕事に忙殺されているだけじゃダメねえ。こうして時々芸術に触れなきゃね。当日はなんだか疲れてて夜に出かけるのがめんどくさく感じたが、頑張って出かけてよかったわ。
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ところで、昨日めぎのブログは5000記事を記録していた!もう自分の記事がいくつなのかもniceの数も閲覧数も全く確認していなかったので、Baldhead1010さんのコメントで知って、日本時間の朝5時40分ごろ見たら、あらら~ほんとだ~とパチリ。niceもあともう少しで20万になるのね。凄いなあ。
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めぎのブログは日々のnice数はそれほど多くない(平均すると一日40弱)。しかしそれに比較すると閲覧数が多い(平均一日2400)。このSSブログの方ではなく、外からの閲覧が多いようだ。何かドイツのことについて検索していたらヒットしたということが多いのだろう。1200万もの総閲覧数って、凄いことだわよね。いつも読んでくださる方々に心から感謝。
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5000記事は言い換えると13年と7か月間で、その間毎日記事をアップしたというのは素直に自分でも凄い積み重ねだと思う。ただ、あまりにも膨大でもうカテゴリーも収拾がついていない。それに、写真は全て自分で2~3重に保管しているけど記事はすべてめぎの知らないどこかのサーバーに記録されているだけなので、もしそのサーバーがハッカーされたら一瞬にして消えてしまいかねない、ものすごく儚いものでもある。ちゃんとどこかに記録しておかなきゃ、と思ったりしたこともあったが、あまりにも量が膨大になりすぎてそんな作業をする時間もない。想定外のことが起こる世の中なので、この積み重ねもいつか何かで一瞬のうちに消えることもあるのかも…と、ふと思う。もしも無くなったら凄く残念なことであるが、でもある意味、人間そのものと同じかも…こんなにいろいろと考えているのに、いつか死に至ったらそこで一気に無になるのだものね。カール・ベーム指揮の「死と変容」を再び聞きながら、その時が訪れるまで一生懸命何かを考え、このブログがシステムとして存在する限り、記事を積み重ねて行こうと思っているところである。それにいったい何の意味があるのか、自問自答しながら。



あら、せっかくの5000記事達成の話なのに、なんだか難しい話になってしまったわ。でもホント、5000記事って、何のためにめぎは写真を撮り、何のために記事にするのか、何が伝わり何が伝わらないのか、そして何を伝えたかったのか、毎回毎回自問自答する積み重ねなのだ。ほとんど予約投稿だけど、週末にかなりの時間を割いて記事を作っているわけで、趣味と言うよりほぼ仕事に近い。毎回それなりに考え、書けば書くほどストレスも多い作業だ。内容を濃くしたいと思うと時間が無いのに色々調べなければならないし、調べる時間が無くて適当に見切り発車すると間違っていたり内容に自分自身満足できなくてこれまたストレスになる。写真も撮れば撮るほど下手さに嫌気がさしてくる。それなのに毎日記事を更新するわけだ。どうしても毎日更新したいから。それはなぜ?と自問自答。その積み重ねの先にあるものは、いつか訪れる終わりなのだ、と言うことにも徐々に気が付き、虚しさを感じながら。これはフルトヴェングラー指揮。



ブログっていつまで存在するかしらねぇ。今もしSSブログが終わりますって言われたら、めぎにはもうどうしようもないだろうな。仕事をしながら5000記事をどこかに引越しなんて、きっとできないもの。ブログからフェースブックやらインスタグラムやら流行りが移っていって、13年前によく見に来てくださった方のほとんどがもうブログをやめてしまっている中、長くずっと見てくださっている皆様とのお付き合いが、めぎをとても暖かく強く支えてくれている。ちょっと日本とつながっている感じがとても嬉しいし、皆様のブログで日本を感じることができるのも嬉しい。それは、ニュースで知るのとは違って、皆様の息遣いが感じられるから。改めて、いつもniceやコメントをくださる皆様に心から感謝。
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水仙の切り花 [小さな出来事]

2月14日バレンタインデーの日、めぎ家の食卓はバラ1輪と水仙の花で華やかに。
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ドイツではバレンタインはそれほど流行ってなくて、何かするとしても男性が恋人の女性にバラの花を贈る日で、つまりカップルくらいしか興味のない日なのだが、めぎもこの日赤いバラを一輪もらった…と言ってもうちのドイツ人からでも新しい恋人からでもなく、スーパーのサービスで。買い物客にタダでくれるものだからと言っては何だけど、傷んでいるわね~
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めぎたちはこの日、バレンタインのことなど忘れてていつもの金曜日のマルクト市場で水仙の花束を買ってきたのだった。いくらだったかもううろ覚えだが、10本2束買って5ユーロしなかったと思う。
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次の日にはどんどん花が開いてきた。
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春の眩しさを感じる。
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月曜日にはもうすっかり満開。
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今日の記事の写真はどれもZ50で撮っているのだが、レンズはキットのではない。Fマウントの今まで集めたレンズの20㎜F1.8やら58mmF1.4やらを使っているのだが、ニコンのアダプターではなく、KIPONというメーカーの、それも0.7倍になるレンズ入りのアダプターを使ってみた。それは58㎜F1.4のような高いレンズをAPS-Cセンサーで使うのが何だかもったいない気がしてKIPONアダプターを試してみたくなったから。これはフォクトレンダーの40mmF2レンズで。40㎜って好きな画角なので、それが60㎜になっちゃわないでそのまま使えるのが嬉しい。
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そして一週間経ってこれは21日。この日はAPS-C用の40mmD2.8マクロレンズを使ってみたのだが、KIPONアダプターを介してもともとAPS-C用の40mmマクロレンズも40㎜で使えて楽しい。
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新しく別の切り花を金曜日のマルクト市場で買ってきたのだが、取り替える前に撮影。水枯れさせたわけでもないのにこんなに干からびちゃった。でも凛と立ってて美しいな。これは58㎜で。
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KIPONのアダプターのすごいところは、絞りリングのない新しいレンズの絞りもアダプターで動かせること。ほらね。ただ、電子接点が無いので、どのレンズで撮ったかは記憶に頼ることとなるのが難点。途中でレンズ替えたりしたらどれがどれで撮ったんだったかすぐに忘れちゃうからねぇ。
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実はめぎ、20日から24日までカーニバルで5連休だったのだけど(正確に言えば学校が休みだったのは21日からだが、20日のカーニバルの始まる11時11分以降の授業から休みになったのでめぎの授業が潰れたのだ)、今回は遠出せずうちでゆっくり。別にコロナウィルスを避けるということではなく、もともと何も予定を入れずにうちで片付けなどするつもりで。多少の片づけと掃除はしたが、それ以外はこうしてカメラ遊びなどしてひたすらのんびり。

バラはまだ頑張っている。
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