SSブログ

嵐の前の静けさ [小さな出来事]

旅行の話はちょっと中断し、今日はデュッセルドルフのお話を。

日曜日の10時、いつもの散歩に出かけた。日曜日はいつも一時間だけうちのすぐ近くへ散歩に出かけ、ブランチのパンを買って帰ることにしている。先週はちょっと冷え込んで車のフロントガラスに霜が凍り付いた日もあったが、日曜日はすっかり暖かく、10℃を超えていた。水仙ももうこんなに蕾が膨らんでいる。
a4.jpg


お花もちらほら。これは何かしら…
a5.jpg


これはドイツ語で「雁の小さな花」と言う名前。
a6.jpg


こんな長閑な日曜日の朝だけど、実はちょっと張り詰めた雰囲気も。本当はこの日の11時にめぎ家にお客さんが来る予定だったのだけど、土曜日の朝のうちにキャンセルの電話があった。なにしろ代わりにザビーネさんがドイツに来ることになったので。で、そのザビーネさんはとんでもなく大暴れするお方なので、ドイツ鉄道は金曜日のうちから日曜から火曜日のかけての鉄道の旅はできれば延期するように、チケットのキャンセルにも応じる、と発表したし、デュッセルドルフの隣のノイスと言う街は金曜日のうちから月曜日の全学校の休校を決めた。それに続き、デュッセルドルフも土曜日のうちに月曜日を休校とした。日曜日のサッカーの試合や文化イベントなども相次いで中止になったし、飛行機の欠航も。次の3枚は、ARDのTagesschau(ドイツのNHKみたいなテレビ局のニュース番組)のサイトから。
a1.jpg


そう、ザビーネさんと言うのは嵐の名前。台風やハリケーンみたいなオルカーンと言う大嵐が来るそうで、140km/hの突風が吹くところもあるという。140km/hを日本風に換算すると、秒速39mの突風。日曜日の22時から月曜日の朝4時ごろにかけてが特に危ないようだ。
a2.jpg


おお~それは大変だ…2014年の6月にものすごい嵐でデュッセルドルフ中の木々が倒れて混乱したときの突風が115~142km/hだったそうだから、本当にそのレベルのが再来したら、また道路が倒れた木々で塞がれてしまうかも。ドイツ中真っ赤な突風警報発令中。
a3.jpg


しかしねえ、学校は休校になったけど、教師は出勤の義務があるんだって…マジですか…しかも、「sofern zumutbar」(無理でない限り)という但し書き付きで。でも「無理」って、いつどうやって判断すればいいの?もう~~

ホントに大嵐が来るのかなあ…と思うような静かな朝だった。
a7.jpg


池はちょっとさざ波が立っていたけど、でもそれもいつものレベルにすぎないし、しかも空はちょっと青空だったし。
a8.jpg


でも、散歩の人はいつもより少なかったな。
a9.jpg


ね、どうなるのかしらね。
a10.jpg


午後には青空は雲に隠れ、どんよりかなり暗くなり、15時前後から時折突風らしき音が聞こえ始めた。17時、黒い雲と風はあるが、特にどうってことはない。19時近くなると、雨が降り出し、風が時々ぴゅ~ひゅ~~と唸り出した。その後どうなったか、続きは明日。
nice!(27)  コメント(7)