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特に何もなく終わる [小さな出来事]

今日の話は昨日の続き。

台風のようなオルカーンが来るということでドイツ中鉄道も止まって厳戒態勢で迎えた日曜日の夜から月曜日の朝にかけては、有難いことにたいした被害もなく過ぎ去った。正確に言えば場所によっては161km/h(秒速60m)の突風があったところもあるし、折れた木でけが人が出たり車が潰れたり事故があったり止まった電車もあったりしたのだけど、基本的にめぎの住むNRW州はそれほどのことはなく(2014年6月の被害があまりにも凄まじかったので、それと比べればと言う感じだが)、バスも普通に動いているので「無理」とも言い難く、めぎは出勤した。これは7時40分ごろ。そういえば2月も10日となり、いつのまにか日の出の時間は8時を切って7時56分。まだ夜は空けていないが、曇っていてもこんなに明るかった。
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それなりにまだ突風があったし、不気味な空模様だった。
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学校に着いてみると、3名が職員室にいた。顔を見合わせてふふふっと笑った。これだけかなと思ったら、その後授業開始時間に合わせて結構多くの教師が出勤してきた。失礼ながら、こんなときドイツ人はすっぱり休んじゃうのかなあ、行くのは外国人のめぎだけだったりして…って思っていたので意外だった。これが教師というか、こういう時にやっぱり休めない性格だからこそ教師になったのかな、とも思ったり。でも堂々と来ない人たちもいるわけで、まあそっちの方が普通とも言えるかも。なんと言っても生徒は来ないわけだし、授業もないわけだし、行かないで受ける被害と言ったら、①「罰せられる」という可能性は「無理のない限り出勤義務」というアバウトな但し書きから考えてあり得ないし、②したがって「叱られる」という可能性もなく、③「その日の分の給料が支払われない」という可能性はなくもないがもしそうなってもそのくらい大した損ではないし、ハッキリ言えば無理せず休んでしまった方が得なのだ。出勤してきた同僚たちも多くがコートを着たまま10分ほど滞在し、すぐに帰宅していった…ちなみにドイツの学校では授業を担当している時間しか学校にいる義務がなく、始業時にみんなが揃って朝礼と言うようなことも一切なく、だから今日の1時間目に間に合うように来た教師は月曜の1時間目に授業を担当している人のみ。さらに、毎日夕方までみんな学校にいるわけでもなく、授業が終わったら帰っていい。めぎは月曜日の午前中に担当している授業は1時間目のみで、まあせっかく来たからとその時間が過ぎるまでまああれやこれやと仕事をし(することはいくらでもあるのだ)、その後帰宅(もし1時間目が過ぎる前に帰宅の途について落ちてきた枝にあたってケガしても保険が降りないだろうと思ってしまったところがめぎってホントうふふ)。ちょうど帰宅する頃、2時間目の授業を担当している同僚が数人やってきたが、その人たちもすぐに帰宅していった。

9時ごろの空。ドラマチックだった。
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ライン川、結構な水量になったみたいね。
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9時半ごろ。まだ朝って感じ。
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凄いカクカクの玉ボケ…水滴だったのかなあ。
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撮影の楽しい光だった。ある意味、義務を最後まで果たしたのでスッキリ楽しめた。
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お日様はすぐに雲に隠れてしまったけど。
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このあと、午後にかけて再び突風が吹き荒れた。まあ吹き飛ばされるほどの突風ではないが、何か飛んできて頭に当たりそうな突風だった。だから、午後の授業に関しては「無理」と判断させていただいた…
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めぎ家では鳥さんのおうちがちょっと曲がっただけだった。よく見ると咲き始めたクロッカスがあああぁ~というのがあったが、まあそれほどの被害が無くめでたしめでたし。
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これで終わってくれればいいのだが、今週は断続的に雷や突風の危険が続くみたい。やあねえ。
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