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移動と到着 [2022年夏 ザルツブルク音楽祭とザルツブルク]

今日からリアルタイムで2022年夏の休暇のお話を。今日の写真は全てスマホ撮影。

まず移動中。これはフランクフルトだったと思う。
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向かっているのはミュンヘン。
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乗っているのはICE(イーツェーエー)。
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お昼は前の日の残り物。富士山のペットボトルに入っているのは生絞りのオレンジジュース。日本のペットボトルって小さくて持ち歩きに便利で大事に使っている。
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めぎはこの日、朝少し無理のないように9時24分デュッセルドルフ発の予約をしていた。ところが駅について表示を見ると、50分遅れ!まあ遅れが日常茶飯事のドイツなのでもうあまり驚きはしないのだが、初っ端から50分もとなるとかなりげんなりするし、7時間以上の長旅の到着がさらに遅れるということ。むむむ…と案内表示を遡ってミュンヘン方面行きを見ると、9時10分というのがある。そのとき9時5分。たまたま持っていたチケットが当日に限りフレックスタイムが可能なものだったので、迷わずそれに飛び乗った。駅員さんにチケットを見せたら、乗れるけど席があるかはどうかは保証できない、と言われたが、一等席なので何とかなるのではと踏んだのだ。案の定一等席は余裕があって、席の予約なしでも全く問題なかった。

もともとの電車より15分も早いのに乗ったのだが、ミュンヘン到着はもともとの電車より5分遅れで到着との表示。ホント、ドイツ鉄道、遅れまくり。
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でも、乗り換えの次の電車は14時55分だから大丈夫。ミュンヘンでの乗り換えは非常に遠くてホームからホームまで10分はかかるけど、でも大丈夫…と思いきや、ミュンヘン手前で長々と止まってしまい、結局乗り換えには間に合わず、一時間後の15時55分のに乗ることとなった。

その電車は快速のローカル線で、1等席のスペースは非常に小さく、大きなスーツケースの置き場もなく、この写真の左に足だけ写っているお兄さんに…
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上に上げてもらった。
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あとでどうやって下ろそうかとちょっと心配になったけど、お兄さんもめぎと一緒に終点まで乗っていたので、下ろしてくれた。よかった。

そして17時42分、目的地の駅に到着。そこからO-Busというのに乗って7つ目の停留所カラヤン広場で降りてちょっと歩くと…
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到着。そう、もちろんザルツブルク。この写真をうちのドイツ人にスマホで送ったら、Okaeriiiというメールが返ってきた。もちろんうちのドイツ人はデュッセルにいるのだが、そんな風に言われているような&言いたくなるような気がするほどすっかり馴染みの場所なのだ、実際、宿の人にも、やあまためぎの時期が来たんだね~と迎えられた。お互いに元気で、お互いに商売繁盛で、なによりである。
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でも、最初の一泊だけは、いつもの宿ではなくあの山の上に行く。
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というのは、めぎは一年前の夏に今年の分は7月18日から予約を入れたのだが、その18日から音楽祭のチケットが取れたので一日早く来ることにしたから。2月の時点でチケットが取れていたので宿にメールを書いて7月17日にもし空いていたらと打診したが既に埋まってて(11月からの予約だったとか)、空くことなくこの日を迎えた。で、大きなスーツケースを定宿に一日早く預かってもらい、その後一度泊まってみたかった山の上に身軽に移動。そこはユースのような相部屋&トイレ・シャワー共同&タオルの貸し出しさえなく自分で持ってきてねの宿なのだが、その一泊だけダブルルームが空いていて、60ユーロでゲット。つまり、二人だったら一人当たり30ユーロで泊まれるところ。ベッドと残念ながら写ってないが木製のイス一つのみのシンプルさで(椅子はめぎのテーブルと化した)、でも天井に大きな不思議な時計があって壁にタイルが貼ってあってなんだかすごく凝っている感じでもあり、しかし棚のようなスペースはあるが使いにくい(写真はパラパラ)。でも…
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窓からの眺めが…
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案の定、絶景。
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いつもあそこからここを見上げていたのよ~
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↑見ての通り、藪があって虫も多いしコオロギがずっと鳴いてるし、街の車の音が共鳴して届くのでかなり煩い。まあ一泊だから写真撮ったりして楽しめるけど、暑い時期に連泊はきついかな。

それに、ここのレストランを当てにしていたのに19時に閉まっちゃって、結局お弁当の残りを食べることに。もう疲れてて下まで降りるのはやめちゃった。ビールでも飲みたかったけど、まあいいや。これから2週間もあるわけだし。あ、これがそのテーブルと化した椅子ね。
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共同のシャワーも久々に使ったけど、10秒ぐらいでお湯の出が止まるタイプで、押せばまた出てくるけど、何度も押すというのを本当に十何年ぶりかで経験し、若かりし頃&極貧だった頃の旅を懐かしく思い出した。

そして夜景をゆっくり撮影。これはスマホの写真だけど、ちゃんとカメラでもいっぱい撮影。ここに泊まってみたかったのは、いくらでも部屋の窓から撮影できるなあと思ったからなのだ。
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遠くて8時間以上の旅は疲れるけど、この景色を見ると疲れが吹き飛び、そんなこと何でもないという気になる。音楽祭を見つつ2週間も3週間もここにいるとなるとそれなりの出費なのだが、激務に耐えて頑張った甲斐もあるという感じで、すべてが報われた気分になる。18日から始まるザルツブルク音楽祭の開幕を飾る定番野外劇のイェーダーマンのゲネプロをちょうどやっていて、その音や声がこだましてきていた。ああ、今年もここへ来られてよかったな。
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こんな長い記事書いて、めぎ、暇だわね~うちのドイツ人がいないから、話し相手もいないし時間たっぷり。
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