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実は… [カメラのこと]

あああやっぱりやっちまったぜ~ということが起きた。と言うか、起こしてしまった。
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また新しいカメラを買ってしまったのだ。と言っても夏休みに入ってからではなく、4週間前のことだけど。上の写真は初撮影ではないが手に入れた日(6月初旬)の8枚目の撮影で、下のは次の日の撮影で344枚目である。
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買ったカメラは2018年11月発売のニコンのフルサイズミラーレスZ6で、F4通しの24-70mm標準ズームとSONYのXQDカード64GBがついているセット。発売当初から気になっていたものだが、当時は高くて高くてとても手が出なかった。そのお金があったら旅に出てしまってもいたし。それが1年半経ってそれなりに値段が下がってきて、かつコロナで旅もできなくなって予算もできたところに、ちょうどめぎがいつもカメラを買っている店が100周年で日替わりでセールをして、ある日そのセットがいつもより200ユーロほど安くなっていて、思わずポチってしまったのだった…音楽祭に行けないんだからカメラ買ってもいいでしょ、というような感じで。
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そうは言ってもまだ使える一眼レフカメラを持ってるし、今は買うべきではないというようなことを何度も思ったりした。また、買うのならもうちょっと上乗せしてライカCLとか、もっと安くパナソニックのGX7mk3とか、超軽いフルサイズのシグマfpとか色々候補はあった。なぜ最終的にやっぱりZ6を買ったかと言えば、まず、去年の11月に買ったAPS-CミラーレスのZ50がとても気に入って、その兄貴分のZ6がぜひ欲しいなあと思ってしまったこと。そして、ミラーレスのファインダーを覗いて部分をアップしてピント合わせするというのがとても便利で、その機能のない一眼レフが使いにくく感じるようになってしまったこと。この2つが大きいかな。一眼レフでも今時は液晶でその部分を大きくしてピント合わせするというのが可能だが、それは手持ちではキツイ。老眼にもキツイ。ファインダーで覗きながらピント合わせする部分を拡大できるというのはホント感動的に便利。
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Z6本体のみを買うのとかなり迷ったけど、迷っているうちに本体のみのセールは予定台数に達して終わってしまった。本当はボディと35㎜か50㎜の単焦点が欲しかったのだけど、その組み合わせのセールはなく(あってもFマウントレンズへのアダプター付きで、アダプターは持っているので要らないし)、単体で買うとXQDカードを入れて大きく予算オーバー。で、キット標準ズーム&XQDカード付きのセットが最もお得だったのだ。でもこのF4通しの標準ズーム、ネットで評判良かったけど、確かにとてもいい。
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実は既に、Z6で撮った写真をブログに載せている。その記事はこちらで、最後の猫ちゃんたち以外は全てZ6で撮ったものである。

ミラーレスは小さいというが、フルサイズはそれでもそこそこの大きさで、テーブルで気軽に撮るには正直なところちょっと大きい。自宅でならいいけど、レストランとかにはAPS-CのZ50で行くようになるのではないかなと思う。あ、これ、ごはん茶碗に入っているけど、中身はうちのドイツ人が作ったプディングとルバーブのコンポート。
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同時にZ50と撮って比べるなんてことはしていないので実際の写りの差があるのかないのか全然わからないのだが、フルサイズで撮るのってやっぱり夢があって楽しい。これはうちのドイツ人の作ったシチメンチョウのローストとめぎの用意したほうれん草のゴマ油いため。このフライパン、そのままオーブンに入れられるのでローストに便利みたい。
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あの貴族の私有地の庭園にも持って行ったし…
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日曜日の散歩にも持ち出した。
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めぎが初めて買ったフルサイズは一眼レフのD600(2012年発売)で、それに合わせて買ったのはF2.8通しの24-70mmだったのだが、それと比べて断然軽い。そして、センサーの世代の違いをひしひしと感じる。と言っても世の中には今でもD610(めぎのより一世代後)とかAPS-CのD40(2006年発売でめぎはその一世代後のD40xを使っていた)とかで素晴らしい写真を撮っている人がいて、フルサイズである必要もなければ新しいカメラを買う必要性も全くない。結局のところめぎは新し物好きということなのだろう。写真よりカメラ好きとも言えるのかもしれない。
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でもなんと言うか、Z6が単純に気に入った。それは、D600もそうだったのだが、撮れた写真に恋をしたという感じ。
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ドイツでは手に入れてから14日間は理由を問わず返却できるので、惚れて痘痕にエクボにならず、色々と撮って本当にこれが欲しいか、必要かどうか試してきた。なにしろセールとは言え結構なお値段がするのだから、妥協はしない。撮れた写真にこれだけ満足するならいいかな、とそのまま保持決定。するとちょうど14日間が過ぎた頃、ニコンがドイツでZのみのキャッシュバックサービスを始め、本体と目当ての単焦点もその対象となっていて、なんだ~今だったらもともと欲しかった組合わせで安く買えたわね、という事態になった...あーあそういうものなのよね。例年こちらでのキャッシュバックは11月から1月までだったから、油断したわ。で、やっぱりどうしても欲しくて、50㎜単焦点も買ってしまった。
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ま、このコロナの時期に有難いことにたまたま余剰があるのだから、日本の企業に投資しましょ。ニコン、生き延びてくれるといいな…オリンパスがカメラ事業を売却するというし。そういえば日本で多くの企業がボーナスカットというようなニュースを読んだが、めぎはもともとボーナスというもののない給料形態なので、収入に何の変化もないのがありがたいこと。州の職員としては、今後税収が減るだろうから、今後数年は給料アップがないだろうけれど。
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手元に届いてから4週間ほど経ったが、これまで撮ったのは1000枚ほど。そうそう、Z6のファインダー、ほんと見やすい。一眼レフを使ってきためぎに、違和感なし。びっくり。ミラーレスの弱点と言われてきた動体撮影も、めぎの使い方のレベルでは全く問題ない。なんとまあ、世の中の技術はこんなに発展していたのね。そして、軽いって楽だなあとホント思う。2台体制でも肩や腰が全く疲れない。さらに、小さいって便利だなあとも思う。フルサイズのカメラとレンズがこんなに小さくて、鞄の中のスペースという意味で持っていきやすい。そして何よりも、広角~標準も望遠もお気に入りのカメラで揃えられたというのが精神衛生上すごくいい。趣味なのだから好きなカメラで楽しめばいいのだ…夏休みだし、どこにも行けない分カメラで遊ぼう。あとはいい写真を撮るだけなんだけど、そこのところはやっぱり難しいのよねえ。
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