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小道を行く [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。5回目の訪問のときのこと。

入り口近くからSilberpfadという小道を歩いてきて、最初の交差点にやってきた。右へ曲がってずっとあっちへ歩いて行くと、3回目に来た時の最後に歩いたクリスマスツリーの畑に沿った道に出る。
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地図で見ると、上の写真の道は下へ向かっていく道(Zeno Weg)。この地図はこの公園のHPから。
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めぎたちはそこでGr. August Wegに進んだ。Gr. が何の意味なのか不明だが、Graf(伯爵)かな。だとすると「伯爵アウグストの道」。19世紀のSpee家にAugustという人がいたようなので、その人のことかも。ここはその道のちょっとぐねっと右に折れているところ。
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この色、珍しいわねえ。Rhododendren(シャクナゲとツツジとアザレアの総称)はピンクや紫や白というイメージがめぎにはあって、オレンジ色や黄色は珍しく感じる。
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Rhododendrenは綺麗に咲いているのだが、芝生は枯れかけている。昨日も書いたが、今年ここまで雨が少なくて、この夏も異常に暑くて水不足かというニュースが出ていた。(しかしここ10日間ぐらい雨模様で寒くて、あの気候の変動と水不足への心配の話はなんだったのかしらと思うほど。まあまだまだ夏はこれからだけど。)
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そしてこの十字架のところまで来た。上の地図にも十字架が描かれている。この辺りには以前も来たが、この十字架をよく見ていなかったので近づいて撮って見ると…
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2009年に亡くなったここの貴族Spee家のマクシミリアンさんの記念碑のようだった。
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そのすぐ近くにはベンチもあった。ここ、なんだかお墓みたいね(ドイツのお墓にはよくベンチがあるのだ)。でもうちのドイツ人に、Spee家のお墓は別なところに立派なのがあるはずだ、と言われてしまった。ちなみにこの庭園、54ヘクタールもあるのにベンチは2つしか見つけていない。その1つがこれ。
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今いるところはこの地図の真ん中の丸いところ。
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その十字架とベンチのところから、まっすぐ(地図上の右の方へ)は行かず…
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また下の方のPastoren Weg(司祭の道、または羊飼いの道)の方にも行かず、左へ(地図では上の方へ)曲がった。少し行くとまた十字路があって、十字架の先の道からここへやってくる道と…
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森の方(左の方)へ続く道とに分かれていた。
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めぎたちはそのどちらにも行かず、Sieben-Hügel(7つの丘)と書かれている方向へまっすぐ進んだ。そこも以前に来たことのある道で、今やこの庭園はめぎ家にとって新しい発見の場所ではなく勝手知ったる場所と化してきていた…
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