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年度末 [仕事風景]

めぎの2019~20年度がこの6月26日で終わった。
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何と形容したらよいか全くわからない一年だった。まず今年度から大学の仕事をやめて高校の仕事一本に集中し、立場が変わって仕事量も変わり、高等部に加えて中等部も受け持つことになり、さらに新たに教育実習生を二人も受け入れて(ドイツの教育実習期間は1年半~2年なので長丁場)、しかも校長も代替わりしたところで今までとは異なることも多々始まって、たくさんの新しいことにチャレンジする一年となった。忙殺されてかなりのストレスになっていたところでコロナ。さらに新たな試みとして始まった遠隔授業。そして最後には一番仲の良かった同僚の定年退職。退職者は数人いたのだが、送別会もしてはいけないという状況でのお別れ。いつもだったら送別会にはビュッフェに退職者が用意するたくさんのご馳走が並んでみんなで語り合うのだが、今年は校庭で鍵の返却式をするということに。ぼかしにぼかした写真だけど、こんな感じでということで。
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ビュッフェはダメなのに、スパークリングワインはOKなのがドイツ。文化の違いって、ホント面白いわよねえ。
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もちろん車で通勤している人たちは水とかオレンジジュースとかしか飲まなかったけど、オレンジジュースのスパークリングワイン割りという人はかなりいた。
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そんなわけで、今全てを終えて、とても言葉が見つからない。心の整理もまだつかない。今までなら、ああやっと夏休み~♪と心躍るところだけど、コロナで遊びに飛び立つこともできないし。いや、ドイツは緩和を夏休みに間に合わせて一応ドイツ国内およびEU内ならほとんどどこにでも行けるようになったはずだったのだが、ここ一週間にめぎの住む州内でいくつか大きなクラスターが発生し、そこはデュッセルドルフから150㎞とか200kmとか離れているのだけど、他の州や他の国がめぎたちの州からの休暇客は受け入れないと表明し出し、明日からどこかへ行こうと思っていた生徒たちも同僚たちもあららら困った…というところ。

今年は3月中旬からなんだか時が止まったような、でも確実に時は過ぎてて心が追い付いて行かないような、変な感じ。この夏休みでその心の方を時に追いつかせていけたらと思うのだが、さて。
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夏休み後は通常授業に戻る予定になっている。様々な数値が所定内に収まっていれば、という但し書き付きで。だから、めぎたちは通常通りに進むという前提での準備と、ひょっとして(と言うかかなりの確率できっと)また遠隔授業をしなければならない場合もあるという前提での準備との両方が求められている。どうなるかわからないという気分での休暇って心落ち着かず、休んでいても精神的に全然休まらない気がする。そこを何とか乗り越えるのが大人の教師に求められているところなんだろうけれど、さてさて。
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