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次々と変わる景色 [2020年春~シュペー家の庭園]

現在、貴族の私有地の庭園を散策中。5回目の訪問のこと。

最初に、昨日の記事へのコメントを読んで気が付いたことを少し。まずここにベンチが少ない話だが、新宿御苑などと違ってここはあくまで普通は閉ざされている私有地なので、来園者へのサービスなどは全く考えられていない。ここは持ち主の庭および畑(林業としての森林)であって、だから例えばここにはトイレもないし、売店もない(自販機ももちろんないが、ドイツにはもともとほとんど自販機がない)。また、近くにコンビニもカフェもレストランも何のお店もなく、広い畑の中に庭園があるという感じ。で、例えばここで他の公園のようにシートを広げてお弁当を食べるとか、芝生で遊ぶとか日向ぼっこするとか、そういうことがOKなのかどうかもよくわからないが、見たことがない(早朝にしか来たことがないからかもしれないが)。でもたぶん、人の家の庭が散歩のために開かれたという位置づけなので、多くは散歩・ジョギング・サイクリングにしか使われていないと思う。やっぱり長居ができるような環境じゃないしね(何時間もいるならトイレが欲しいわよね…)。
それから芝生の育ち具合であるが、この日(5月21日)の頃はとにかく雨が降らず乾いていた頃で、芝生はほとんど枯れていた。6月2週目に行った時には、その枯れたところから雑草が伸び始めていた。それは、ここ数日雨が降ったことによると思う。ここで庭園の管理というか植物の世話をする仕事をしている人はホームページによると一人だけで、たぶん芝生の雑草取りは大型車でやっているものと思われる。どのぐらいの頻度かはわからないが、ライン河川敷とか街の芝生とかの様子を見て想像するに、たぶん2か月に1回ぐらいじゃないかな…

さて、今歩いているのは…
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地図のちょうど真ん中あたり、薄緑色のところにあるうねうねとした小道をSieben-Hügel(7つの丘)に向かって歩いているところ。この地図はこの公園のHPから。
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この日は5月21日で、Rhododendren(シャクナゲとツツジとアザレアの総称)が満開状態に綺麗に咲いてい時期だったのだが、種類によってはまだ蕾のものもあった。次の週やその次の来週にも花が見られるってことね。
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この道にあった桜の木にはサクランボがちらほらと。
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こんなのが付いた枝が落ちていた。これ、何かなあ。
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そして、Sieben-Hügelを抜けてLanger Wegやその他の道との交差点のところまでやってきた。
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ここからEinlauf Weiher(流入沼)という右上の池までどうやって行くか議論。この日は、Rhododendron Dreieck(シャクナゲの三角形)というところの地図上左側の道を行くことにした。
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シャクナゲの花が散っている…
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そのあたりは結構な大木があって、その倒木もあって、ちょっと原生林っぽい雰囲気。もちろんただの森だけど。
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振り返るとこの紫がかった赤色が鮮やかだった。
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折れちゃったらしい木の横から枝が生えてきている。自然って逞しいわねえ。
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