2020年の桜

早く載せないと季節がどんどん過ぎて行ってしまう…今日の写真は3月26日撮影の桜。



写したのは休校中ながら所用で出勤した日の帰り。出勤と言っても本当に所要のためだけに行ったので、それはものの1時間ほどで終わり、帰りと言っても朝9時ごろの撮影だ。



桜、たぶん今はもうすっかり終わっていると思う。ちょうど美しい頃に写す機会を得られてよかった。



こんなに綺麗なのに周りには誰もいない。当時学校は休校になって既に2週目だったし、3人以上の集会が禁じられて店と言う店が閉店し、会社もホームオフィスになって数日経った頃。



と言ってもドイツは外出禁止ではなく、散歩やジョギングはOKだし、買い物も行って良い。時間制限もない。店が閉まっていると言っても、スーパーやパン屋などの食料品店は開いているし、特に生活に困ることもない。



つまり、外に出ることが悪いのではない。外に出て人と近づくことがよくないのだ。だから、満員電車や混雑したスーパーはご法度。カフェなどで友達と話すのもご法度。学校が休みの子どもたちが別のところに預けられたり集まって遊んだりスポーツしたりするのもご法度。家族でも同じ屋根の下で同じ家計の元で暮らしている家族以外と会うのはご法度。60歳以上の親に会いに行くのもご法度。ここにもし誰かいたとしたら、1.5m以上の距離を保つこと…



ちなみにここまで行きはうちのドイツ人に送ってもらったが、道路はガラ空きでスイスイ。帰りのバスはめぎ一人だった。ホントにみんなホームオフィスしているのだ。



ドイツではこんなに厳しい3人以上の集会禁止で何もかも閉店し、スーパーやぱにゃなどは入場制限をし、並ぶのも1.5～2mの距離を置き、3人以上が外で集まっておしゃべりでもしていたら見回りの警察に罰金を請求されてしまう状況だが、それはこのためだけの特別な法律を作ってそうしていて、緊急事態宣言は出ていない。それはイギリスも同様。イタリアやスペインやアメリカはまあ状況から言って分かるけど…日本は緊急事態宣言なんだ…国によって、ずいぶん違うんだなあ、同じ西側と言っても全然違うんだなあ、と思い至る今日この頃。



これからどうなるかしらね…



今日の写真は全て明るめに、でも青目にレタッチした。撮って出しはもっとピンク色が暖かめで露出もちょうどよく十分綺麗でそのままでもよかったのだが、めぎの心が多分クールでいたいと思っていて、でも同時に眩しい希望の光を欲しているのだろう。